JP2002019837A - 内容物噴射式容器の包装方法及びこれに用いる包装材 - Google Patents

内容物噴射式容器の包装方法及びこれに用いる包装材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ装置を具備する蓋体によって容器本体
(3)の上端が密閉されており、前記バルブ装置の操作部
はキャップ(34)によって包囲されている内容物噴射式容
器の包装方法に関し、包装材の無駄を省いて、包装材に
かかる費用のコストダウンを図ること。 【解決手段】全体が略長方形状の熱収縮性樹脂製のラベ
ル(1)であって、その長辺長さは容器本体(3)の胴部の外
周長さよりも長く設定されており、その短辺長さは前記
キャップ(34)の高さよりも長く設定されており、前記短
辺の少なくとも一方に沿った裏面と、一方の長辺の一部
に沿った裏面とに粘着剤層(11)が形成されたラベル(1)
を用い、前記一方の長辺が下辺となり且つ粘着剤層(11)
が形成されている短辺が外側となるようにラベル(1)を
容器本体(3)の上端近傍に巻き付け、前記長辺に設けた
粘着剤層(11)によって容器本体(3)に貼着させ、その
後、ラベル(1)を加熱収縮させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物噴射式容器
の包装方法、特に、噴射式容器のキャップ部分の流通段
階における保護を目的とする内容物噴射式容器の包装方
法及びこれに用いる包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】内容物をスプレー式に噴射させる内容物
噴射式容器の容器本体(1)は、一般に、図7に示すよう
に、バルブ装置を具備する蓋体(30)によって上端が気密
状態に閉塞された有底寸胴型の容器である。前記蓋体(3
0)から外方へ突出するノズル(31)は、内容物の噴射口(3
2)を具備する筒部(33)によって包囲されていると共に、
筒部(33)はこれと一体的に構成されている操作部(35)に
よって全域的に包囲されている。同図に示す構成のもの
では、この操作部(35)を押し下げることによって、前記
バルブ装置は開弁し、前記筒部(33)さらにはノズル(31)
を介して、噴出口(32)から内容物が噴出される構成とな
っている。
【0003】さらに、前記操作部(35)は、キャップ(34)
によって全体が包囲されて、保護されている。特に、同
図に示すものでは、キャップ(34)は上方及び側方に開放
するように構成されており、キャップ(34)の上方開放部
(36)から操作部(35)が、側方開放部(37)から噴出口(32)
が露出する構成となっている。使用時には、キャップ(3
4)を容器本体(3)から取り外さずに、操作部(35)を下方
に押し下げるだけで、前記バルブ装置は開弁させられ
て、噴出口(32)から側方開放部(37)を介して、内容物が
噴射される。
【0004】上記構成の内容物噴射式容器は、キャップ
(34)を取り外さずに使用することができるので、使い勝
手が良く、また、この操作部(35)に対して前記操作方向
以外の方向から外力に対しては、前記キャップ(34)によ
って受け止められ、これが前記操作部(35)を保護する事
となる。このものでは、流通段階において不用意に操作
部(35)が押される不都合がないように、容器本体(3)及
びキャップ(34)と共に、同図の二点鎖線に示すように、
全域に渡って一体的に熱収縮性素材からなる透明ラベル
(4)が包装材として被覆されて操作部(35)を保護してい
る。
【0005】キャップ(34)を含む容器本体(3)の全体を
透明ラベル(4)で包み、加熱することにより、全体が密
着状態に包まれるように包装される。これにより、流通
段階においては、キャップ(34)を含む容器全体が透明ラ
ベル(4)によって保護されることとなるので、操作部(3
5)が不用意に操作されてしまう不都合が防止できる。
【0006】又、容器本体(3)の上方にキャップが取り
外し自在に設けられている形式の他の噴射式容器におい
ても、一般に、そのキャップを含む容器全体を熱収縮性
の透明ラベル(4)で被覆されており、キャップが取り外
されて操作部が操作されるといったいたずらも防止して
いる。透明ラベル(4)はこれら容器に熱収縮により密着
状態に装着されているだけであるから、使用時において
は、容易に引き破って、キャップ部分を露出させること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような内容物噴射
式容器において内容物の不用意な噴出を避けるために、
流通段階において、キャップ(34)あるいは操作部(35)を
保護する必要があるが、従来の噴射式容器における包装
は、キャップ部分も含んだ容器全体を熱収縮性の透明ラ
ベル(4)によって密着状態に被覆させる構成となってい
る。このため、容器1つにつき、キャップ部分も含んだ
容器全体を包み込むだけの面積の透明ラベル(4)が必要
である。この透明ラベル(4)は、使用時には破って廃棄
されるものであるから無駄なものである。又、内容物噴
射式容器は通常、高圧ガスが充填されており、その内容
物は可燃性の製品である場合が多いことから、容器全体
に被覆させた透明ラベル(4)を熱収縮させるために、容
器全体を加熱するのは危険である。
【0008】本発明は、『バルブ装置を具備する蓋体に
よって容器本体の上端が密閉されていると共に前記バル
ブ装置の操作部はキャップによって少なくとも操作方向
以外の範囲が包囲されている内容物噴射式容器の包装方
法』において、包装材の無駄を省いて、包装材にかかる
費用のコストダウンを図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】*1項 上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『全
体が略長方形状の熱収縮性樹脂製のラベルであって、そ
の長辺長さは前記容器本体の胴部の外周長さよりも長く
設定されていると共に、その短辺長さは前記キャップの
高さよりも長く設定されており、前記短辺の少なくとも
一方に沿った裏面と、一方の長辺の一部に沿った裏面と
に粘着剤層が形成されたラベルを用い、前記一方の長辺
が下辺となり且つ前記粘着剤層が形成されている短辺が
外側となるように、前記ラベルを前記容器本体の上端近
傍に巻き付けると共に前記長辺に設けた前記粘着剤層に
よって前記容器本体に貼着させ、その後に、前記ラベル
を加熱収縮させる』ことである。
【0010】上記技術的手段は次のように作用する。内
容物噴射式容器は、容器本体の上部にキャップが設けら
れた構成とし、その容器本体の上端近傍、すなわち、前
記キャップの下端近傍に、略長方形状の熱収縮性ラベル
の長辺の一方が位置するように、前記ラベルを容器本体
に巻回させる。ラベルの前記長辺長さは前記容器本体の
外周長さよりも長く設定されているから、前記ラベルは
容器本体の外周にちょうど一巻き巻回された後、一方の
短辺に沿ってラベルの裏面に形成されている粘着剤層が
他方の短辺に沿った部分の表面に貼着する。こうして、
前記ラベルは、キャップ部分全体を筒状に包囲する態様
となる。このとき、ラベルは前記長辺の一部に形成され
ている粘着剤層で前記容器本体に直接貼着することとな
る。これにより、前記ラベルは、容器本体に巻回された
状態で位置決めされ、ラベルを加熱収縮させる前に前記
巻回姿勢がずれることがない。
【0011】その後、前記キャップ部分を加熱すると、
前記ラベルは熱収縮し、キャップ部分全体が前記ラベル
によって密着状態に包装される。前記ラベルによる包装
は、容器本体のキャップ部分を含む上部域のみを被覆す
るだけであるが、流通段階においてキャップが不用意に
外れたり、操作部がいたずらされる不都合を防止するた
めのものとしては、上記部分のみを被覆する包装で十分
である。又、前記ラベルは熱収縮により容器の上端部に
密に装着されている上に、粘着剤層によって貼着された
態様となっているから、装着状態においては、不用意に
ラベルが抜け落ちる不都合もない。
【0012】[その他] *2項 1項において、『前記内容物噴射式容器は、前記キャッ
プが前記操作部の操作方向のみに開放した構成であり、
前記ラベルは前記操作部をも包囲するように装着された
後加熱収縮される』ものでは、キャップが、その開放部
から操作部が一部露出する複雑な形状に成形されている
ものであっても、熱収縮性ラベルを全域的に被覆させて
収縮させて包装することにより、隙間を生じさせること
なく、全体的に密着状態に包装することができる。
【0013】*3項 1項又は2項において、『前記粘着剤層は弱粘着性の粘
着剤が塗布されることにより構成されている』もので
は、粘着剤層による容器本体への貼着は、ラベルを熱収
縮させる前の仮貼着に過ぎないから、粘着剤の粘着力が
弱くても包装に支障はない。又、容器を使用する際に、
ラベルを引き破ると同時に、容器に貼着している部分も
容易に容器から剥離させることができる。
【0014】*4項 上記各項において、『前記粘着剤層は前記ラベルの両短
辺と、前記一方の長辺全域に沿った裏面に形成されてい
る』ものでは、ラベルの裏面において、長辺の一方とそ
の両端に続く両短辺に沿って、粘着剤層が形成される態
様となる。
【0015】*5項 5項のものは、上記課題と同様な課題を解決するために
講じた、内容物噴射式容器に用いる包装材に関するもの
であり、その技術的手段は、『バルブ装置を具備する蓋
体によって容器本体の上端が密閉されていると共に前記
バルブ装置の操作部はキャップによって少なくとも操作
方向以外の範囲が包囲されている内容物噴射式容器を包
装するために用いる包装材において、全体が略長方形状
の熱収縮性樹脂製のラベルからなり、その長辺長さは前
記容器本体の胴部の外周長さよりも長く設定されている
と共に、その短辺長さは前記キャップの高さよりも長く
設定されており、前記短辺の少なくとも一方に沿った裏
面と、一方の長辺の一部に沿った裏面とに粘着剤層が形
成されている』ことである。この技術的手段によれば、
上記した1項と同様な作用が生じることとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。容器本体の上端近傍からキャップ装着
部分にかけてのみ、熱収縮性ラベルを包装材として被覆
させるだけの構成としたから、容器全体を被覆させてい
た従来のものに比べて、包装材が少なくてすみ、包装材
にかかる費用を軽減させることができる。又、前記ラベ
ルを熱収縮させるための加熱は、主に容器のキャップ部
分に相当する部分のみを加熱すれば良いから、容器全体
を加熱して包装していた従来のものに比べて、加熱範囲
が少なくてすみ、高圧ガスが使用された可燃性の製品で
あっても、加熱することによって伴う破裂などの危険を
避けることができる。
【0017】さらに上記の効果に加えて、2項において
は、キャップの形状がどのようなものであっても、全体
を包み込んで包装することができる。又、操作部がノズ
ルと別体に構成されている形式のものにおいても、同様
に、操作部全体を包み込んで包装することができる。3
項においては、容器を使用する際に、ラベルを引き破る
と同時に、容器に貼着している部分も容器から容易に剥
離させて、ラベルを取り除くことができる。ラベルを剥
離させた後も、容器本体に粘着剤が残ることがないか
ら、容器がべたべたすることがない。4項においては、
長方形状のラベルの裏面において、3辺にわたって粘着
剤層を形成する構成としたから、容器本体上に巻回させ
たラベルの位置決めが確実に行えることとなる上に、た
とえ、粘着剤の粘着力が弱く設定されていても、容器又
は剥離台紙に貼着させた状態において、不用意に剥がれ
落ちる不都合を防止することができる。5項において
は、上記1項と同様な効果が生じる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施の形
態を図面に従って詳述する。図1に示すものは、本発明
実施の形態の包装用ラベル(1)の裏面を示す説明図であ
る。包装用ラベル(1)は、熱収縮性の透明樹脂フィルム
を長方形状に裁断してなるもので、その一方の長辺とこ
れに連続する一方の短辺に沿って、粘着剤層(11)が略L
字状に形成されているものとする。尚、粘着剤層(11)を
構成する粘着剤は弱粘着性のものが採用可能であり、容
器本体(3)に対して貼着剥離自在とすると共に、剥離さ
せた後も、容器本体(3)に粘着剤が残らない程度のもの
とする。
【0019】この包装用ラベル(1)によって包装される
容器としては、図7に示したような、寸同型の容器本体
(3)とキャップ(34)からなる一般的な内容物噴射式容器
とし、特に、キャップ(34)を取り外すことなく、バルブ
装置の操作部(35)が操作可能な形式のものを採用する。
【0020】尚、包装用ラベル(1)によってキャップ(3
4)の全体が包囲できるように、包装用ラベル(1)の長辺
長さは、容器本体(3)の胴部の外周長さよりも所定長さ
長く設定されており、短辺長さは、前記キャップ(34)の
高さよりも所定長さ長く設定されているものとする。容
器本体(3)に貼着させる前の包装用ラベル(1)は、帯状に
連続しており、前記粘着剤層(11)によって、剥離台紙(1
2)に部分的に貼着されて帯状ラベル連続体(13)が構成さ
れている。この帯状ラベル連続体(13)は、図2に示すよ
うに、ロール状に巻き取られて、原反ロール(14)を構成
している。
【0021】この原反ロール(14)から包装用ラベル(1)
を1枚ずつ取り出して、容器本体(3)に装着させる工程
を図2に従って説明する。まず、同図に示すように、原
反ロール(14)から帯状ラベル連続体(13)を巻き解いて引
き出し、切断部(20)で、各包装用ラベル(1)が略L字状
の粘着剤層(11)を一つずつ含むように、包装用ラベル
(1)の前記長辺の長さ毎に、前記帯状のラベル基材のみ
を切断する。これにより、所定長さに裁断された多数の
包装用ラベル(1)が剥離台紙(12)に連続して貼着するこ
ととなる。その後、剥離部(21)で、包装用ラベル(1)を
剥離台紙(12)から剥離させると同時に、貼着部(22)で、
前記内容物噴射式容器の容器本体(3)の上端近傍に、粘
着剤層(11)を具備させた方の長辺が下辺となるように、
包装用ラベル(1)を巻き付ける。
【0022】包装用ラベル(1)の長辺及び短辺長さは上
記したとおりであるから、包装用ラベル(1)を容器本体
(3)に巻き付けると、長辺の両端部分が相互に重なり合
うこととなり、図3に示すように、粘着剤層(11)が形成
されている方の短辺が表側となるように巻き付けること
により、包装用ラベル(1)は、容器本体(3)の上部域全体
を包み込むように筒状に包囲する態様で仮装着されるこ
ととなる。このとき、包装用ラベル(1)はその長辺に設
けられた粘着剤層(11)によって、容器本体(3)に直接貼
着することとなるから、包装用ラベル(1)は上記仮装着
状態で位置決めされ、不用意にずれる不都合がない。
【0023】尚、包装用ラベル(1)から剥離させた剥離
台紙(12)は、スクラップとしてロール状に巻き取られる
と共に、キャップ(34)付きの容器本体(3)は搬送用ベル
トによって別途搬送されてくるものとする。そして、前
記切断部(20)を経て単体に切断されると共に剥離部(21)
で剥離台紙(12)から剥離させられた包装用ラベル(1)が
1枚ずつ、貼着部(22)で、容器本体(3)に貼着され且つ
巻き付けられるように、帯状ラベル連続体(13)の送り装
置と容器の搬送装置とのラインの流れにおけるタイミン
グを合わせておく。前記キャップ(34)を包囲するように
筒状に巻き付けられた包装用ラベル(1)は、例えば、ト
ンネル式の加熱装置(23)内を通過することによって加熱
される。包装用ラベル(1)は容器本体(3)の上部域にのみ
装着させているから、可燃性の内容物が収容されている
容器本体(3)の胴部部分が加熱される必要はなく、キャ
ップ(34)の部分のみが加熱されれば良い。よって、加熱
による危険が伴うことがない。
【0024】加熱装置(23)を通過した後は、熱収縮性樹
脂からなる包装用ラベル(1)は熱収縮させられ、図4に
示すように、容器本体(3)の上端からキャップ(34)にか
けての範囲が、包装用ラベル(1)によって密に装着され
ることとなる。特に、この実施の形態のものでは、容器
本体(3)の形状は寸胴型に設定されているから、包装用
ラベル(1)を容器本体(3)の上部近傍に巻き付け易く、巻
き付けられた包装用ラベル(1)は粘着剤層(11)によって
容器本体(3)の外周面にしっかり貼着される。これによ
り、流通段階において、包装用ラベル(1)のみが引っ張
られるようなことがあっても、包装用ラベル(1)が容器
の上方へ抜けることはない。
【0025】又、キャップ(34)は、容器本体(3)から取
り外さずに操作部(35)の操作を可能とするために複雑な
形状に構成されているが、包装用ラベル(1)を熱収縮さ
せることにより、全体が密に包装されることができる。
これにより、流通段階において操作部(35)が不用意に操
作される不都合を確実に防止することができる。又、キ
ャップ(34)が容器本体(3)から取り外すことができない
構成となっているものにおいては、包装用ラベル(1)の
粘着剤層(11)が設けられている前記長辺は、キャップ(3
4)の下端に沿って貼着させるようにしても良い。この場
合、包装用ラベル(1)は、キャップ(34)のみを包囲する
態様となるが、操作部(35)を保護するためには、このよ
うな包装でも十分である。
【0026】尚、上記構成の包装用ラベル(1)は、長辺
の全域に渡って粘着剤層(11)を形成しているが、この長
辺に設ける粘着剤は容器本体(3)への仮装着時の位置決
め手段として機能すれば良いから、必ずしも長辺全域に
設ける必要はなく、前記長辺に部分的に設ける構成とし
ても良い。図5に示すものは、本願発明の実施の形態の
包装用ラベル(1)の他の例を示す説明図であり、粘着剤
層(11)を、包装用ラベル(1)の両短辺と長辺の一方に沿
って形成したものである。この実施の形態の包装用ラベ
ル(1)を装着させる容器として、図6に示すような、容
器本体(3)及びキャップ(34)が円筒形のものを採用し
た。
【0027】この容器は、使用時においてはキャップ(3
4)を容器本体(3)から取り外す形式のものであり、包装
用ラベル(1)を容器本体(3)の上端外周よりも上方に巻き
付けると、前記長辺が容器本体(3)の上端近傍に貼着す
ると同時に一方の短辺が容器本体(3)の上端近傍からキ
ャップ(34)にかけて貼着し、この短辺の表面側に他方の
短辺が貼着する態様で、包装用ラベル(1)は容器に対し
て抜け止め状態に仮装着される。このように、長方形の
包装用ラベル(1)の連続する三辺に沿って粘着剤層(11)
が設けられ、これにより、容器本体(3)及びキャップ(3
4)に貼着する構成となっているから、この仮装着状態中
の包装用ラベル(1)は、加熱装置(23)によって加熱され
る前に不用意に容器本体(3)から剥がれ落ちるような不
都合はない。
【0028】尚、本発明の実施の形態の各種包装用ラベ
ル(1)によって包装する容器としては、第1番目の実施
の形態で採用した容器のように、容器本体(3)とキャッ
プ(34)が一体型のもののほか、第2番目の実施の形態で
採用した容器のように、キャップ(34)を取り外して使用
する形式のものにも採用可能である。後者のものにおい
ては、容器本体(3)は内容物噴射式容器に限定されるも
のではないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1番目の実施の形態の包装用ラベル
(1)の裏面を示す説明図。
【図2】本発明の第1番目の実施の形態の包装用ラベル
(1)を容器に装着させる手順を示す説明図。
【図3】本発明の第1番目の実施の形態の包装用ラベル
(1)を容器に巻回させる途中を示す説明図。
【図4】本発明の第1番目の実施の形態の包装用ラベル
(1)で容器を包装した状態を示す説明図。
【図5】本発明の第2番目の実施の形態の包装用ラベル
(1)の裏面を示す説明図。
【図6】本発明の第2番目の実施の形態の包装用ラベル
(1)を容器に装着させる途中を示す斜視図。
【図7】キャップ付き容器の従来の包装状態を示す説明
図。
【符号の説明】
(1)・・・ 包装用ラベル (11)・・・粘着剤層 (3)・・・ 容器本体 (34)・・・キャップ (35)・・・操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ装置を具備する蓋体によって容器
    本体の上端が密閉されていると共に前記バルブ装置の操
    作部はキャップによって少なくとも操作方向以外の範囲
    が包囲されている内容物噴射式容器の包装方法におい
    て、 全体が略長方形状の熱収縮性樹脂製のラベルであって、
    その長辺長さは前記容器本体の胴部の外周長さよりも長
    く設定されていると共に、その短辺長さは前記キャップ
    の高さよりも長く設定されており、前記短辺の少なくと
    も一方に沿った裏面と、一方の長辺の一部に沿った裏面
    とに粘着剤層が形成されたラベルを用い、 前記一方の長辺が下辺となり且つ前記粘着剤層が形成さ
    れている短辺が外側となるように、前記ラベルを前記容
    器本体の上端近傍に巻き付けると共に前記長辺に設けた
    前記粘着剤層によって前記容器本体に貼着させ、 その後に、前記ラベルを加熱収縮させることを特徴する
    内容物噴射式容器の包装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内容物噴射式容器の包
    装方法において、前記内容物噴射式容器は、前記キャッ
    プが前記操作部の操作方向のみに開放した構成であり、
    前記ラベルは前記操作部をも包囲するように装着された
    後、加熱収縮される、内容物噴射式容器の包装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の内容物噴射式容
    器の包装方法において、前記粘着剤層は弱粘着性の粘着
    剤が塗布されることにより構成されている内容物噴射式
    容器の包装方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の内容
    物噴射式容器の包装方法において、前記粘着剤層は前記
    ラベルの両短辺と、前記一方の長辺全域に沿った裏面に
    形成されている内容物噴射式容器の包装方法。
  5. 【請求項5】 バルブ装置を具備する蓋体によって容器
    本体の上端が密閉されていると共に前記バルブ装置の操
    作部はキャップによって少なくとも操作方向以外の範囲
    が包囲されている内容物噴射式容器を包装するために用
    いる包装材において、 全体が略長方形状の熱収縮性樹脂製のラベルからなり、 その長辺長さは前記容器本体の胴部の外周長さよりも長
    く設定されていると共に、その短辺長さは前記キャップ
    の高さよりも長く設定されており、 前記短辺の少なくとも一方に沿った裏面と、一方の長辺
    の一部に沿った裏面とに粘着剤層が形成されていること
    を特徴する内容物噴射式容器の包装に用いる包装材。
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JP2013006612A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Fuji Seal International Inc 封緘キャップ容器の製造方法、及び封緘キャップ容器

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