JP2002019708A - 農産物箱詰め装置 - Google Patents

農産物箱詰め装置

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JP2002019708A
JP2002019708A JP2000210426A JP2000210426A JP2002019708A JP 2002019708 A JP2002019708 A JP 2002019708A JP 2000210426 A JP2000210426 A JP 2000210426A JP 2000210426 A JP2000210426 A JP 2000210426A JP 2002019708 A JP2002019708 A JP 2002019708A
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JP
Japan
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pack
agricultural product
packing box
guide rail
agricultural
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JP2000210426A
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English (en)
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Harutoshi Yokoya
晴利 横谷
Takao Hyodo
孝雄 兵頭
Hideo Takeda
英雄 竹田
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Original Assignee
YANAGIHARA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御がより簡単に行えると共に、構成が簡単
になって設置スペースも少なくて済む農産物箱詰め装置
を提供する。 【解決手段】 トレイパック12や緩衝シート材14を
パック置場24やシート置場26から梱包箱16内へ搬
送し、農産物20を搬送ライン60上の吸着位置Bから
梱包箱16内のトレイパック12に搬送する農産物箱詰
め装置100において、パック置場24、シート置場2
6、梱包箱16および吸着位置Bの上方に掛け渡された
ガイドレール34と、ガイドレール34に取り付けら
れ、パック置場24およびシート置場26および梱包箱
16の上方領域を行き来して、トレイパック12や緩衝
シート材14の梱包箱16内への搬送を行うパック搬送
機構62と、ガイドレール34に取り付けられ、梱包箱
16および吸着位置Bの上方領域を行き来して、梱包箱
16内のトレイパック12への農産物20の搬送を行う
農産物搬送機構64とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレイパックや緩
衝シート材をパック置場やシート置場から梱包箱内へ搬
送すると共に、農産物(例えばリンゴ、梨、トマト、桃
等)を搬送ライン上の吸着位置から梱包箱内のトレイパ
ックに搬送して箱詰めする農産物箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農産物は、収納効率を考慮して梱包箱内
に、段積みした状態で箱積めされる場合がある。この場
合には、各段の農産物が予め決められた配列・個数とな
るように複数の凹部が所定の配置で形成されたトレイパ
ックを梱包箱内に載置して、この凹部内に農産物を入れ
て並べ、一段分のトレイパックに農産物を入れ終えた
ら、その上にさらに別のトレイパックを載置して同様に
農産物を入れて並べるようにする。これを繰り返して所
定の段数分だけ段積みする。そして各段間には下段に並
べられた農産物が痛まないように緩衝シート材を介在さ
せるようにする。緩衝シート材には通常は、ダンボール
製の板状体である片ダンと発泡スチロール製の網目状の
シート状体であるノバが使用されている。
【0003】そして、農産物の箱詰め作業(梱包箱内へ
の農産物の搬送作業)や、トレイパックや緩衝シート材
の梱包箱内への搬送作業は、作業効率の向上を図るべ
く、近年では自動化が進んでおり、種々の装置が開発さ
れている。そして、農産物を搬送ライン上から吸着保持
して梱包箱内へ搬送する搬送装置と、トレイパックや緩
衝シート材をそれぞれの置場から保持して梱包箱内へ搬
送する搬送装置とは、搬送する対象物が異質のものであ
るから、それぞれ独自の専用装置が開発され、これら専
用装置を組み合わせて一つの農産物の箱詰め装置を構成
するようにしている。
【0004】この従来の農産物箱詰め装置の概要につい
て、図3と図4を用いて説明する。農産物の箱詰め装置
10の全体構成は、トレイパック12や緩衝シート材1
4を梱包箱16内に搬送して装着するトレイパックの搬
送装置18と、産物搬送ライン60上の吸着位置Bに移
動してきた農産物20を吸着し、梱包箱16内に載置さ
れたトレイパック12の凹部12a内へ搬送して入れる
農産物搬送装置22と、トレイパックの搬送装置18や
農産物搬送装置22のそれぞれの動作制御を行うと共
に、これら装置18、22同士を連携させて動作させる
コントローラ(不図示)とを有する。なお、梱包箱16
は梱包箱搬送装置(具体的には、箱搬送ライン)30に
よって、トレイパック12や緩衝シート材14や農産物
20が梱包箱16内に装着可能となる箱詰め位置(図4
に示す位置A)に順次搬送される。また、梱包箱16
は、農産物20がトレイパック12に入れられて段積み
した状態で規定量だけ収容された際には箱搬送ライン3
0によって箱詰め位置Aから他の場所へ移動される。
【0005】次に、トレイパックや緩衝シート材の搬送
装置18の概要について説明する。パック置場24に
は、農産物20を入れる複数の凹部12aが所定の配置
で形成されたトレイパック12が積層された状態で置か
れる。また、シート置場26には、緩衝シート材14が
積層された状態で置かれる。そして、パック置場24や
シート置場26の上方には、ガイドレール34が配置さ
れ、このガイドレール34に移動体38が、パック置場
24やシート置場26や箱詰め位置Aの上方領域を行き
来できるように移動自在に取り付けられている。また、
移動体38にはシリンダ装置48が取り付けられ、その
上下方向に沿って移動するピストンロッド48aの下端
に保持手段32が取り付けられている。保持手段32
は、トレイパック12や緩衝シート材14を保持する機
能を有している。従って、保持手段32や移動体38や
シリンダ装置48を作動させることによって、パック置
場24やシート置場26からトレイパック12や緩衝シ
ート材14を保持手段32で保持して箱詰め位置Aまで
搬送し、梱包箱16内に装着することができる。
【0006】次に、農産物搬送装置22の概要構成につ
いて説明する。農産物搬送装置22は、農産物20の産
物搬送ライン60から農産物20を吸着して、箱詰め位
置Aにある梱包箱16内のトレイパック12の凹部12
a内に農産物20を搬送して収容する機能を有する。そ
の基本構成は、農産物用吸着ヘッド22aと、農産物用
吸着ヘッド22aを上下動する上下動機構(一例として
ピストンロッドの下端に吸着ヘッド22aが取り付けら
れたシリンダ機構)22bと、上下動機構22bを少な
くとも産物搬送ライン60上の吸着位置Bと箱詰め位置
Aとの間で行き来させることができる移動機構(図3で
は一例としてリンク機構による移動機構)22cとで構
成される。この構成により、農産物20を産物搬送ライ
ン22bの吸着位置Bから吸着・保持して箱詰め位置A
まで搬送し、農産物20を梱包箱16内のトレイパック
12の凹部12aに収容する事ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
農産物箱詰め装置は、トレイパック12や緩衝シート材
14を梱包箱16内に搬送して装着するトレイパックの
搬送装置18と、農産物20を産物搬送ライン22b上
の吸着位置Bから吸着し、梱包箱16内に載置されたト
レイパック12の凹部12a内へ搬送して入れる農産物
搬送装置22の2つの独立した装置を併用する構成であ
るため、制御が複雑になる。また農産物箱詰め装置全体
の構成が複雑になり、箱詰め装置の設置にも広いスペー
スが必要となるという課題がある。
【0008】したがって、本発明は上記課題を解決すべ
くなされ、その目的とするところは、制御がより簡単に
行えると共に、構成が簡単になって設置スペースも少な
くて済む農産物箱詰め装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、トレイパックや
緩衝シート材をパック置場やシート置場から梱包箱内へ
搬送すると共に、農産物を搬送ライン上の吸着位置から
前記梱包箱内の前記トレイパックに搬送する農産物箱詰
め装置において、前記パック置場、前記シート置場、前
記梱包箱および前記吸着位置の上方に掛け渡されたガイ
ドレールと、該ガイドレールに移動自在に取り付けら
れ、前記パック置場および前記シート置場および前記梱
包箱の上方領域を行き来して、前記トレイパックや緩衝
シート材の梱包箱内への搬送を行うパック搬送機構と、
前記ガイドレールに移動自在の取り付けられ、前記梱包
箱および前記吸着位置の上方領域を行き来して、梱包箱
内の前記トレイパックへの前記農産物の搬送を行う農産
物搬送機構とを具備することを特徴とする。
【0010】これによれば、パック搬送機構と農産物搬
送機構を、共通のガイドレール上を移動させるようにし
て、一つの装置にまとめた構成としている。このため、
パック搬送機構と農産物搬送機構の基本的な動きが同じ
になるため、それぞれの機構の制御が似たものになり、
より簡単に制御プログラムが組めると共に全体の制御も
簡単に行える。また、各機構の基本的な構成が同じであ
るため、構造が簡単になり、設置スペースも少なくな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る農産物箱詰め
装置の一実施の形態について添付図面を基に説明する。
なお、従来例と同じ構成については同じ符号を付し、詳
細な説明は省略する。まず、農産物の箱詰め装置100
の構成について図1と図2を用いて説明する。本実施の
形態の特徴点は、パック置場24、シート置場26、梱
包箱16が搬送される箱搬送ライン30の箱詰め位置
A、農産物20が搬送される産物搬送ライン60の吸着
位置Bの上方に、ガイドレール34が掛け渡されてい
る。
【0012】そして、このガイドレール34に、パック
置場24およびシート置場26および箱搬送ライン30
の箱詰め位置Aの上方領域を行き来してトレイパック1
2や緩衝シート材14の梱包箱16内への搬送を行うパ
ック搬送機構62が移動自在に取り付けられている。ま
た、同じガイドレール34に、箱搬送ライン30の箱詰
め位置Aおよび産物搬送ライン60の吸着位置Bの上方
領域を行き来して農産物20の梱包箱16内のトレイパ
ック12への搬送を行う農産物搬送機構64もまた移動
自在に取り付けられている点にある。そして、このよう
にパック搬送機構62と農産物搬送機構64が共に同じ
ガイドレール34に移動自在に取り付けられた構成とす
ることによって、各機構62、64の基本的な動きが同
じになって制御がより簡単に行える。また、各機構6
2、64の基本的な構成も同じになるため、農産物箱詰
め装置100全体の構造が簡単になり、設置スペースも
少なくなるのである。
【0013】次に、各構成要素毎に、構成を詳細に説明
する。ガイドレール34は、長方形の枠体66の一例と
して一対の長辺の上面に互いに平行に取り付けられてい
る。枠体66の大きさは、その領域内にパック置場2
4、シート置場26、箱搬送ライン30の箱詰め位置A
および産物搬送ライン60の吸着位置Bが共に含まれる
ように設定されている。そして、枠体66はその四隅に
取り付けられた脚部66aによって、パック置場24、
シート置場26、箱詰め位置Aおよび吸着位置Bの上方
に水平に支持され、これにより一対のガイドレール34
は、パック置場24、シート置場26、箱詰め位置Aお
よび吸着位置Bの全ての上方領域に掛け渡される構成と
なる。
【0014】また、枠体66には、パック搬送機構62
と農産物搬送機構64をガイドレール34に沿って移動
させる水平駆動機構が、パック搬送機構62用、農産物
搬送機構64用に、それぞれ取り付けられている。水平
駆動機構68は、例えばガイドレール34に沿って平行
に配置され、電動モータ68aによって正逆回転駆動さ
れるネジ桿68bによって構成することができる。この
構成の場合には、各移動機構62、64の一部にネジ桿
68bを螺合させることによって、各移動機構62、6
4はネジ桿68bの回転に伴ってガイドレール34上を
移動することができる。また、水平駆動機構の他の例と
しては、ガイドレール34に沿って配置された一対のプ
ーリと、一方のプーリを回転駆動する電動モータと一対
のプーリ間に掛け渡されたタイミングベルト(無端ベル
ト)とで構成することができ、タイミングベルトの一辺
側にパック搬送機構62や農産物搬送機構64のそれぞ
れの移動体を連結する。これにより、電動モータを回転
させれば、その回転量によってそれぞれの移動体の移動
量を制御でき、また回転方向によって移動する方向を制
御することができる。図1や図2では、一例としてネジ
桿を使用した構成で水平駆動機構68を実現している。
水平駆動機構68は、農産物搬送機構64に対する水平
駆動機構68のみを説明のため図示しており、パック搬
送機構62側の水平駆動機構は同様の構成であるため不
図示としている。
【0015】次に、パック搬送機構62について説明す
る。一対の第1移動体63は、一対のガイドレール34
にそれぞれ移動自在に取り付けられている。そして第1
移動体63同士は第1連結枠63aで一体に連結され、
同時にガイドレール34上を平行状態を維持したまま移
動する。ガイドレール34と直交する第1連結枠63a
は第1副ガイドレールとして機能し、第1連結枠63a
に取り付けられた第1副移動体63bを第1連結枠63
aに沿って移動自在に支持する。第1移動体63若しく
は第1連結枠63aには第1副移動体63bを移動させ
る不図示の駆動機構が取り付けられている。この駆動機
構は、上述した水平駆動機構と同様の構成で実現でき
る。これにより、第1副移動体63bは、第1連結枠6
3aが第1移動体63と共にガイドレール34に沿って
移動することと相まって、パック置場24、シート置場
26、箱詰め位置Aおよび吸着位置Bの上方の領域内
の、水平面内で二次元的に移動することができる。説明
上、二次元方向は図1や図2に示す仮想X−Y直交座標
におけるX軸(ガイドレール34と平行な軸)方向、Y
軸(第1副ガイドレール34と平行な軸)方向とする。
【0016】第1副移動体63bには、第1上下動機構
として機能する第1エアシリンダ装置70が、その上端
側が第1副移動体63bに固定され、その第1ピストン
ロッド70aの先端が下方に向かうように吊下げられて
取り付けられている。そして、第1ピストンロッド70
aの先端に、パック保持機構72が取り付けられてい
る。パック保持機構72は一例として、第1ピストンロ
ッド70aの先端に水平に固定された第1水平アーム7
2aと、この第1水平アーム72aに垂直に取り付けら
れた2本の支持棒72bと、支持棒72bの先端に取り
付けられたパック用保持ヘッド(一例として吸着式ヘッ
ド)72cとから構成される。
【0017】第1エアシリンダ装置70が作動すること
によって、第1ピストンロッド70aが突出入し、第1
ピストンロッド70aの先端に取り付けられたパック保
持機構72が上下方向に移動することができる。これに
よりパック保持機構72は、第1エアシリンダ装置70
が取り付けられた第1副移動体63bが水平面内におい
て二次元的に移動できることと相まって、パック置場2
4、シート置場26、箱詰め位置Aおよび吸着位置Bの
上方の領域内において三次元的に移動することができ
る。説明上、上下方向を、先の仮想X−Y直交座標にお
けるX軸、Y軸に対するZ軸方向とする。
【0018】次に、農産物搬送機構64について説明す
る。一対の第2移動体73は、一対のガイドレール34
にそれぞれ移動自在に取り付けられている。そして第2
移動体73同士は一例として一対の第2連結枠73aで
一体に連結され、同時にガイドレール34上を平行状態
を維持したまま移動する。一対の第2移動体73と一対
の第2連結枠73aは全体として窓枠状に形成され、中
央部分に開口部が形成された状態となっている。また、
一対の第2連結枠73aの中央部分には、各第2連結枠
73aの上面から起立して第2脚部73bが一対形成さ
れ、さらに各第2脚部73bの上端間に支持板体73c
が掛け渡されている。
【0019】また、窓枠状に形成された一対の第2移動
体73と一対の第2連結枠73aの間には、一例として
平面形状が長方形の窓枠状に形成された吊下げ枠体65
が、一対の第2連結枠73aの内側面に取り付けられた
上下動用ガイドレール73d(一例として4個)によっ
て水平状態を保持したまま上下方向に移動自在に配置さ
れている。そして吊下げ枠体65と支持板体73cとの
間には、支持板体73cを基準として吊下げ枠体65を
水平状態を維持したまま上下動させる第2上下動機構7
4が設けられている。
【0020】第2上下動機構74は、支持板体73cに
その上端側が回動自在に取り付けられた一対の第2ネジ
桿74aと、一方の第2ネジ桿74aの上端に連結さ
れ、当該一方の第2ネジ桿74aを回動させる第2電動
モータ74bと、各第2ネジ桿74aに取り付けられた
一対の第2プーリ74cと、一対の第2プーリ74c間
に掛け渡された無端ベルト74dとから構成されてい
る。そして、各第2ネジ桿74aは吊下げ枠体65の長
辺側にそれぞれ螺合され、貫通している。第2上下動機
構74は以上の構成によって、第2電動モータ74bを
作動させて一方の第2ネジ桿74aを回動させると、他
方の第2ネジ桿74aにも第2プーリ74cと無端ベル
ト74dを経由して回転力が伝達され、その結果両第2
ネジ桿74aが共に同じ回転数で回転し、吊下げ枠体6
5が支持板体73cを基準として上下動する(Z軸方向
に沿って移動する)。これにより、吊下げ枠体65は、
吊下げ枠体65が取り付けられた第2移動体73がガイ
ドレール34に沿って水平面内においてY軸方向に移動
できることと相まって、箱詰め位置Aおよび吸着位置B
の上方の領域内においてY軸とZ軸で構成される二次元
平面内において二次元的に移動することができる。
【0021】吊下げ枠体65の短辺間には、長尺な支持
枠体78が一例として一対、それぞれ吊下げ枠体65の
長辺と平行になるように掛け渡されている。そしてこの
支持枠体78には、農産物20を保持するための農産物
保持機構81が吊下げられた状態で支持されている。こ
れにより、農産物20をトレイパック12の凹部12a
に同時に2列ずつ収容することができる。ここで、一方
の支持枠体78(図1や図2の左側の支持枠体78)は
その両端部が吊下げ枠体65の短辺に固定されている。
また、他方の支持枠体78(図1や図2の右側の支持枠
体78)はその両端部が、吊下げ枠体65の各短辺に互
いに平行になるように配置された第3ガイドレール80
を介して吊下げ枠体65の短辺に取り付けられ、第3ガ
イドレール80に沿って吊下げ枠体65上で移動自在と
なっている。
【0022】そして、吊下げ枠体65の一方の短辺(一
例として図2では下側の短辺)には、他方の支持枠体7
8を第3ガイドレール80に沿って駆動する第2水平駆
動機構82が配置されている。この第2水平駆動機構8
2は、第3ガイドレール80と平行に、かつ回動自在に
吊下げ枠体65の一方の短辺に取り付けられた第3ネジ
桿82aと、第3ネジ桿82aを回動する第3電動モー
タ82bとから構成されている。そして、第3ネジ桿8
2aが他方の支持枠体78の端部(詳細には当該端部に
設けられた突出部)に螺合されている。この構成によっ
て、第3電動モータ82bを作動させて第3ネジ桿82
aを回動することで、他方の支持枠体78を第3ガイド
レール80に沿って駆動できる。
【0023】一対の支持枠体78の下面にはそれぞれ、
農産物20を保持するための農産物保持機構81が同
数、吊下げられた状態で取り付けられている。農産物保
持機構81は一例として、上端側が支持枠体78に、支
持枠体78の長さ方向に沿ってスライド自在に取り付け
られた第2エアシリンダ装置81aと、第2エアシリン
ダ装置81aの下端側から突出入する第2ピストンロッ
ド81bの先端に取り付けられた農産物用保持ヘッド
(一例として吸着式ヘッド)81cとから構成される。
産物搬送ライン60から農産物20を吸着したり、吸着
した農産物20を梱包箱16内に収容する場合には、支
持板体73cに対して吊下げ枠体65が上下動して、全
ての農産物保持機構81が一度に上下動するように制御
される。なお、第2エアシリンダ装置81aは、一回に
搬送する農産物20の数が第2エアシリンダ装置81a
の数よりも少ない場合に、使用しない農産物用保持ヘッ
ド81cが、産物搬送ライン60にある農産物20と緩
衝しないようにしたり、また梱包箱16と緩衝しないよ
うに、第2ピストンロッド81bを予め引き上げておく
ために使用される。
【0024】また、同じ支持枠体78に吊下げられた第
2エアシリンダ装置81a同士は、例えばパンタグラフ
機構(不図示)で連結されている。これにより、パンタ
グラフ機構を作動させれば、基準となる固定された一つ
の第2エアシリンダ装置81a(図2中における最上位
に位置する第2エアシリンダ装置)を支点として残りの
第2エアシリンダ装置81a全てを図2中の下方側へ、
第2エアシリンダ装置81a間のピッチを均等に保った
まま移動させ、当該ピッチを任意に変更できる。よっ
て、産物搬送ライン60で搬送されてくる農産物20の
ピッチが変更されても、またトレイパック12が変更さ
れてそこに形成された凹部12aのピッチが変更になっ
ても、問題なく農産物20の保持や農産物20の搬送が
行える。
【0025】パック置場24には、農産物20を入れる
複数の凹部12aが所定の配置で形成されたトレイパッ
ク12が種類毎(本例では一例として2種類であるが、
3種類以上の場合や、逆に1種類だけの場合もある)に
積層された状態で置かれる。また、シート置場26に
は、緩衝シート材14がシート材用容器76内に積層さ
れた状態で置かれる。パック搬送機構62によって、こ
のシート材用容器76内から順番に緩衝シート材14を
直接取り出して梱包箱16内へ搬送する構成でも良い
が、本実施の形態では、一例としてシート材用容器76
の底面付近に緩衝シート材14が一枚だけ取り出せる隙
間を形成しておき、積層された緩衝シート材14の最下
位のものから順次、シート置場26の箱詰め位置Aに隣
り合う部位Cに緩衝シート材14を一枚ずつ送出してこ
れをパック搬送機構62によって保持して搬送する構成
を採用している。緩衝シート材14を確実に一枚ずつ搬
送するためである。また、農産物の箱詰め装置100に
は、従来例と同様に箱詰め装置全体を統括制御するコン
トローラ(不図示)が設けられており、予めインストー
ルされたソフトウェアによって動作する。
【0026】次に、農産物の箱詰め装置100の全体動
作を説明する。なお、特に断わらない限り、各構成要素
はコントローラによって制御されるものとする。まず、
箱搬送ライン30によって、空の梱包箱16が箱詰め位
置Aに移動される。次に、パック搬送機構62がパック
保持機構72をパック置場24の上方まで移動させる。
その後、第1シリンダ装置70が作動してパック保持機
構72を下方へ移動させてパック用保持ヘッド72cで
トレイパック12を吸着する。
【0027】次に、第1シリンダ装置70がパック用保
持ヘッド72cを上方へ移動させてトレイパック12を
持ち上げ、第1移動体63をスライドさせてトレイパッ
ク12を梱包箱16の上方へ搬送する。そして再度第1
シリンダ装置70がパック用保持ヘッド72cを下方へ
移動させて、吸着しているトレイパック12を梱包箱1
6の内部に装着する。また、緩衝シート材14を梱包箱
16内に収容する場合も同様の手順で行われる。
【0028】次に、産物搬送ライン60によって、収容
すべき農産物20が吸着位置Bに搬送されてくる。次
に、農産物搬送機構64が農産物保持機構81を産物搬
送ライン60の吸着位置Bの上方まで移動させる。その
後、第2上下動機構74が作動して全ての農産物保持機
構81を下方へ移動させて農産物用保持ヘッド81cで
農産物20を吸着する。なお、この際、必要に応じて予
めパンタグラフ機構を作動させて農産物用保持ヘッド8
1cのピッチを農産物20のピッチに合わせると共に、
第2エアシリンダ装置81aを作動させて不要な農産物
用保持ヘッド81cを上方へ引き上げておく。
【0029】農産物20を吸着できたら、第2上下動機
構74が作動して全ての農産物保持機構81を上方へ移
動させ、第2移動体73がスライドして保持された農産
物20を梱包箱16の上方へ搬送する。そして再度第2
上下動機構74を作動して農産物保持機構81を下方へ
移動させ、農産物用保持ヘッド81cを梱包箱16内に
入れ、保持した農産物20をトレイパック12の所定の
凹部12a内に収容する。なお、この際、保持した農産
物20のピッチを凹部12aのピッチに合わせるため
に、パンタグラフ機構を作動させる場合もある。農産物
20が収容できたら、第2の上下動機構74を作動して
全ての農産物保持機構81を上方へ移動させると共に、
次の農産物20の保持のため、農産物搬送機構64が農
産物保持機構81を産物搬送ライン60の吸着位置Bの
上方まで再度移動させる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る農産物箱詰め装置によれ
ば、パック搬送機構と農産物搬送機構を、共通のガイド
レール上を移動させるようにして、一つの装置にまとめ
た構成としている。このため、パック搬送機構と農産物
搬送機構の基本的な動きが同じになるため、それぞれの
機構の制御が似たものになり、より簡単に制御プログラ
ムが組めると共に全体の制御も簡単に行える。また、各
機構の基本的な構成が同じであるため、構造が簡単にな
り、設置スペースも少なくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る農産物箱詰め装置の一実施の形態
の構成を説明するための正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来の農産物箱詰め装置の一例の構成を説明す
るための正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【符号の説明】
12 トレイパック 14 緩衝シート材 16 梱包箱 20 農産物 24 パック置場 26 シート置場 34 ガイドレール 60 産物搬送ライン 62 パック搬送機構 64 農産物搬送機構 100 農産物箱詰め装置 A 箱詰め位置 B 吸着位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 英雄 長野県長野市中御所1丁目19番1号 株式 会社柳原製作所内 Fターム(参考) 3E003 AA03 AA04 AB02 BA03 BC02 BD04 CA01 CA02 CB03 CB05 CB06 DA02 DA03 DA07 3E028 AA03 BA03 CA03 GA01 GA02 GA04 HA02 3F072 AA09 AA11 AA18 AA26 GD01 GD05 KA01 KD03 KD12 KD22 KD27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイパックや緩衝シート材をパック置
    場やシート置場から梱包箱内へ搬送すると共に、農産物
    を搬送ライン上の吸着位置から前記梱包箱内の前記トレ
    イパックに搬送する農産物箱詰め装置において、 前記パック置場、前記シート置場、前記梱包箱および前
    記吸着位置の上方に掛け渡されたガイドレールと、 該ガイドレールに移動自在に取り付けられ、前記パック
    置場および前記シート置場および前記梱包箱の上方領域
    を行き来して、前記トレイパックや緩衝シート材の梱包
    箱内への搬送を行うパック搬送機構と、 前記ガイドレールに移動自在の取り付けられ、前記梱包
    箱および前記吸着位置の上方領域を行き来して、梱包箱
    内の前記トレイパックへの前記農産物の搬送を行う農産
    物搬送機構とを具備することを特徴とする農産物箱詰め
    装置。
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