JP2002019244A - 画像形成装置と画像形成システム、及び外部プリント指示端末並びに用紙種類の表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに接続可能な画像形成装置にお
いて、ネットワーク上の全ての画像形成装置で使用可能
な用紙種類を同時に把握することを可能にして、各画像
形成装置に対する用紙種類の選択指示操作を容易にす
る。 【解決手段】 ネットワークに接続されている他の画像
形成装置で使用可能な用紙種類の情報を受信して、この
用紙種類情報を自装置で使用可能な用紙種類情報と共に
自装置の操作パネル２３上に個別用紙選択キー３５乃至
３７として一覧表示する。これにより、ユーザが操作パ
ネル２３に表示された一覧表示を見て、自装置を含むネ
ットワーク上の全ての画像形成装置で使用可能な用紙サ
イズを同時に一目瞭然と把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置と画
像形成システム、及び外部プリント指示端末並びに用紙
種類の表示方法に係わり、特に、ネットワークに接続さ
れた複数の画像形成装置に対する用紙種類の選択操作の
容易化を図る技術に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、ネットワークに接続可能な画
像形成装置において、ネットワーク上の他の画像形成装
置で使用する用紙サイズをリモート操作で選択できるも
のがある。この種の装置において、他の画像形成装置に
対する用紙サイズの選択指示操作を容易にするために、
他の画像形成装置で使用可能な用紙サイズを一覧表示す
るようにしたものがある（例えば、特開平９−８３６９
６号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のネットワーク上の他の画像形成装置で使用
可能な用紙サイズのみを一覧表示する画像形成装置で
は、自装置で使用可能な用紙サイズを他の画像形成装置
と合わせて一覧表示できないため、ネットワーク上の全
ての画像形成装置で使用可能な用紙サイズを同時に把握
することができず、各画像形成装置に対する用紙サイズ
の選択指示操作が煩雑になるという問題があった。

【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ネットワーク上の全ての画像形
成装置で使用可能な用紙種類を同時に把握することがで
きるようにして、各画像形成装置に対する用紙種類の選
択指示操作を容易にすることが可能な画像形成装置と画
像形成システム、及び外部プリント指示端末並びに用紙
種類の表示方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１の発明は、ネットワークに接続可能な画像形
成装置において、ネットワークに接続されている他の画
像形成装置で使用可能な用紙種類の情報を受信する受信
手段と、受信手段により受信した他の画像形成装置で使
用可能な用紙種類の情報を自装置で使用可能な用紙種類
の情報と共に一覧表示する表示手段とを備えたものであ
る。

【０００６】上記構成においては、ネットワークに接続
されている他の画像形成装置で使用可能な用紙種類の情
報を受信手段により受信して、この用紙種類情報を自装
置で使用可能な用紙種類情報と共に表示手段により一覧
表示する。これにより、ユーザが表示手段に表示された
一覧表示を見て、自装置を含むネットワーク上の全ての
画像形成装置で使用可能な用紙サイズを同時に把握する
ことができる。

【０００７】また、表示手段の一覧表示の中から各装置
で使用する用紙種類を個別に選択する選択手段をさらに
備えたものとすることが望ましい。これにより、ネット
ワーク上の全ての画像形成装置に対する用紙種類の選択
指示操作を容易に行うことができる。

【０００８】また、請求項３の発明は、ネットワークに
接続された複数の画像形成装置を有する画像形成システ
ムにおいて、各画像形成装置は、各画像形成装置間で相
互に使用可能な用紙種類の情報を送受信する送受信手段
と、送受信手段により受信した他の画像形成装置で使用
可能な用紙種類の情報を自装置で使用可能な用紙種類の
情報と共に一覧表示する表示手段とを備えたものであ
る。

【０００９】この構成においては、ネットワークに接続
された各画像形成装置は、各画像形成装置間で相互に使
用可能な用紙種類の情報を送受信手段により送受信し
て、各画像形成装置毎に送受信手段により受信した他の
画像形成装置で使用可能な用紙種類の情報を自装置で使
用可能な用紙種類の情報と共に表示手段により一覧表示
する。これにより、ユーザがネットワーク上の複数の画
像形成装置のうちの１つの画像形成装置の表示を見るだ
けで、ネットワーク上の全ての画像形成装置で使用可能
な用紙サイズを同時に把握することができる。

【００１０】また、各画像形成装置は、表示手段に表示
された各装置の用紙種類の中から各装置で使用する用紙
種類を個別に選択する選択手段をさらに備えたものとす
ることが望ましい。これにより、ユーザがネットワーク
上の複数の画像形成装置のうちの任意の画像形成装置か
らネットワーク上の全ての画像形成装置に対する用紙種
類の選択指示操作を容易に行うことができる。

【００１１】また、請求項５の発明は、ネットワークに
接続された複数の画像形成装置と、これら各画像形成装
置に対してプリント指示を行うための外部プリント指示
端末とを有する画像形成システムにおいて、外部プリン
ト指示端末は、各画像形成装置で使用可能な用紙種類の
情報を受信する受信手段と、受信手段により受信した各
装置で使用可能な用紙種類の情報に基づいて、各装置で
使用可能な用紙種類を一覧表示する表示手段と、表示手
段に表示された各装置の用紙種類の中から各装置で使用
する用紙種類を個別に選択する選択手段とを備えたもの
である。

【００１２】この構成においては、外部プリント指示端
末は、ネットワークに接続された各画像形成装置で使用
可能な用紙種類の情報を受信手段により受信して、この
用紙種類の情報に基づいて各装置で使用可能な用紙種類
を表示手段により一覧表示する。これにより、ユーザが
外部プリント指示端末の表示手段に表示された一覧表示
を見て、ネットワーク上の全ての画像形成装置で使用可
能な用紙サイズを同時に把握することができる。

【００１３】また、請求項６の発明は、ネットワークに
接続された複数の画像形成装置に対してプリント指示を
行う外部プリント指示端末において、各画像形成装置で
使用可能な用紙種類の情報を受信する受信手段と、受信
手段により受信した各画像形成装置で使用可能な用紙種
類の情報を一覧表示する表示手段とを備えたものであ
る。この構成においては、この外部プリント指示端末を
ネットワークに接続することにより、上記請求項５と同
様な作用を得ることができる。

【００１４】また、請求項７の発明は、ネットワークに
接続された複数の画像形成装置で使用可能な用紙種類を
表示する方法であって、各画像形成装置で使用可能な用
紙種類の情報を受信するステップと、このステップによ
り受信した用紙種類情報に基づいて、各装置で使用可能
な用紙種類を一覧表示するステップとからなるものであ
る。この方法により、上記と同様な作用を得ることがで
きる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
ネットワーク接続可能な画像形成装置について図面を参
照して説明する。図１に本実施形態によるプリンタ（画
像形成装置）を適用した画像形成システムの構成を示
す。この画像形成システムは、外部プリント指示端末１
と、ビルの各階等にそれぞれ配設された複数のプリンタ
Ａ，Ｂ，…，Ｎとから構成される。外部プリント指示端
末１は、コンピュータ本体１０、ディスプレイ１１（請
求項５、６における表示手段）、キーボード１２（請求
項５、６における選択手段）、及びＮＩＣ（ネットワー
クインタフェースカード）１４（請求項５、６における
受信手段）とよりなる。一方、プリンタＡ，Ｂ，…，Ｎ
は、それぞれプリンタ本体２０とＮＩＣ（ネットワーク
インタフェースカード）２１（請求項１乃至４における
受信手段又は送受信手段）とより構成され、各ＮＩＣ２
１と通信回線３とＮＩＣ１４とを介して上記外部プリン
ト指示端末１とネットワークで接続されている。また、
各プリンタＡ，Ｂ，…，Ｎは、各ＮＩＣ２１と通信回線
３とを介して相互に接続されており、プリントジョブの
対象となる画像データと用紙選択に関する情報とをネッ
トワーク経由で相互に送受信できるようになっている。

【００１６】図２に上記プリンタ本体２０の詳細構成を
示す。プリンタ本体２０は、内部に装置全体の制御を行
う制御部２２、各種情報の表示と用紙種類の選択指示等
の各種指示操作を行うための操作パネル２３（請求項１
乃至４における表示手段、選択手段）、プリントジョブ
の対象となる画像データや用紙選択に関する情報等を記
憶する記憶部２４、及び記憶部２４に記憶された画像デ
ータに基づいて用紙に画像形成を行う印字部２５を備え
ている。また、プリンタ本体２０は、原稿の読み取りを
行うスキャナ部２６、３段の用紙カセット２７ａ〜２７
ｃ、印字部２５でプリントされた用紙を分類するソータ
２８、及びソータ２８で分類された用紙の排出先である
排紙ビン２９を有する。

【００１７】図３に図１中の各プリンタＡ，Ｂ，…，Ｎ
に対する用紙種類の選択指示操作に用いる用紙選択画面
を操作パネル２３上に表示した様子を示す。この用紙選
択画面は、各プリンタの操作パネル２３でプリントジョ
ブを選択した際には操作パネル２３上に表示され、ま
た、外部プリント指示端末１からプリントジョブを起動
した際にはディスプレイ１１上に表示される。図に示さ
れるように、用紙選択画面には複数のプリンタで共通し
て用紙選択を行う際に使用する共通用紙選択キー３１乃
至３４、各プリンタで個別に用紙選択を行う際に使用す
る個別用紙選択キー３５乃至３７、及び用紙選択処理を
終了する際に使用する設定終了キー４４が表示される。
個別用紙選択キー３５乃至３７内には、ＮＩＣ２１で受
信した他のプリンタで使用可能な用紙種類の情報が自プ
リンタで使用可能な用紙種類の情報と共にプリンタ単位
で一覧表示される。例えばプリンタＡの用紙選択画面に
は、他のプリンタＢ，Ｃ，…，Ｎで使用可能な用紙種類
の情報と共に自プリンタＡで使用可能な用紙種類の情報
が個別用紙選択キー３５乃至３７として一覧表示され
る。

【００１８】本実施形態では用紙選択モードとして共通
用紙選択モード（共通用紙選択キー３１乃至３４に対
応）と個別用紙選択モード（個別用紙選択キー３５乃至
３７に対応）の２種類のモードの選択が可能である。共
通用紙選択モードとは、複数のプリンタで共通して用紙
種類を規定するものである。共通用紙選択モードには自
動選択（ＡＰＳ：共通用紙選択キー３１に対応）と任意
選択（共通用紙選択キー３２乃至３４に対応）の２つの
モードがある。ＡＰＳのモードが選択された場合には、
ジョブの先頭で所定の優先順位に従って自動で用紙種類
の選択が行われ、そのジョブが終了するまでその用紙種
類を継承する。任意選択のモードが選択された場合に
は、指定された用紙種類の範囲（普通紙、両面不可紙
（片面のみ印刷可能な用紙）、普通紙と両面不可紙両
方）でそのジョブに使用する用紙の選択を実行する。図
３に示されるように、共通用紙選択キー３２が押され
て、普通紙が選択された場合には、各プリンタに対応し
た個別用紙選択キー３５乃至３７中の普通用紙に相当す
るキーのみが点灯し、点灯したキーに対応した用紙の中
からジョブで使用する用紙が選択される。また、個別用
紙選択モードとは各プリンタで個別に用紙サイズを含む
用紙種類を選択するモードである。

【００１９】次に、図４のフローチャートを参照して上
記用紙選択画面を用いた用紙選択処理について、各プリ
ンタの操作パネル２３で用紙選択処理を行う場合を例に
説明する。図２に示されるプリンタ本体２０の制御部２
２は、各プリンタの操作パネル２３でプリントジョブが
選択された際に、ネットワークに接続された他のプリン
タから各ＮＩＣ２１と通信回線３とを介して各プリンタ
毎の用紙情報（各プリンタに装着されている用紙のサイ
ズと種類の情報）を取得して（Ｓ００）、記憶部２４に
記憶すると共に、図３に示されるように、取得した用紙
情報をプリンタ毎に個別用紙選択キー３５乃至３７とし
て一覧表示する（Ｓ０２）。この際に、制御部２２は自
プリンタの用紙情報も個別用紙選択キー３５乃至３７と
して一覧表示する。そして、ユーザにより共通用紙選択
キー３１乃至３４のいずれかが押された場合には（Ｓ０
４でＹＥＳ）、制御部２２は、用紙選択モードを共通用
紙選択モードに設定して、個別用紙選択モードを解除す
る（Ｓ０６）。

【００２０】また、ユーザにより個別用紙選択キー３５
乃至３７のいずれかが押された場合には（Ｓ０８でＹＥ
Ｓ）、共通用紙選択モードを解除した上で用紙選択モー
ドを個別用紙選択モードに設定して、押された個別用紙
選択キー３５乃至３７に対応した種類の用紙を各プリン
タで使用する用紙として登録する（Ｓ１０）。次に、制
御部２２は、設定終了キー４４が押されたか否かを判定
し（Ｓ１２）、設定終了キー４４が押されていない場合
には（Ｓ１２でＮＯ）、上記Ｓ０４乃至Ｓ１０の処理を
繰り返し、設定終了キー４４が押された時点で（Ｓ１２
でＹＥＳ）、当処理を終了する。

【００２１】次に、各プリンタ本体２０においてプリン
トジョブの起動時に行われるプリンタ選択処理について
図５のフローチャートを参照して説明する。このプリン
タ選択処理は、上記図４で設定された用紙選択モードと
用紙種類とに応じて行われる。図２に示されるプリンタ
本体２０の制御部２２は、プリント起動ジョブが存在す
るか否かを常時チェックして、プリント起動ジョブが存
在する場合には（Ｓ２０でＹＥＳ）、記憶部２４内から
プリント開始すべきページの用紙サイズ情報を読み出す
（Ｓ２２）。そして、上記図４の処理で設定された用紙
選択モードと用紙種類とに応じて、現在処理の行われて
いるプリンタ本体２０（自装置）に適合する種類の用紙
が存在するか否かをチェックする（Ｓ２４）。次に、制
御部２２は、プリント開始すべきページがジョブの先頭
ページであるか否かを判断して（Ｓ２６）、ジョブの先
頭であれば（Ｓ２６でＹＥＳ）、記憶部２４に登録され
た選択プリンタリストから図４の処理で設定された用紙
選択モードと用紙種類とに応じて適合する種類の用紙が
セットされたプリンタの有無をチェックすると共に（Ｓ
３２）、切り替えの対象となるプリンタを決定する。適
合する種類の用紙が複数のプリンタに存在する場合に関
しては、予め設定された優先順位に従って切り替えの対
象となるプリンタを決定する。

【００２２】これに対して、上記Ｓ２６の判定の結果、
ジョブの先頭ページでない場合には（Ｓ２６でＮＯ）、
制御部２２は、Ｓ２４のチェック結果を元に現在使用中
のプリンタに最適用紙があるか否かを判断して、最適用
紙がなければ（Ｓ２８でＹＥＳ）、選択プリンタリスト
中のプリンタから同一ジョブ内で既に使用したプリンタ
を除外した上で（Ｓ３０）、上記Ｓ３２の処理を行う。

【００２３】上記のように同一ジョブ内で既に使用した
プリンタを対象から除外することにより、ジョブの途中
でプリンタを切り替える必要が生じた場合でも、排出さ
れた用紙の順番が入れ代わることを防ぐことができる。
以下に、その理由について説明する。一般に１つのジョ
ブでプリントすべき用紙の種類が３以上である場合に、
２つ以上のプリンタを使用してこのジョブを実行する
と、排出された用紙の順番が入れ代わることが起こりう
る。例えば、プリンタＡにはＡ４サイズ、Ｂ４サイズ、
プリンタＢにはＡ３サイズの用紙が装着されている場合
に、１〜３ページがＡ４サイズ、４〜５ページがＡ３サ
イズ、６ページ以降がＢ４サイズの用紙を使用するプリ
ントジョブを実行するケースを考えると、プリンタＡで
Ａ４サイズ用紙を３枚出力し、プリンタＢでＡ３サイズ
用紙を２枚出力した後、再度プリンタＡに切り替えれば
６ページ以降のＢ４サイズ用紙を出力可能である。しか
し、再度プリンタＡに切り替えて６ページ以降を出力し
た場合には、１〜３ページのＡ４サイズ用紙の次に６ペ
ージ以降のＢ４サイズ用紙がきてしまうため、プリンタ
Ａで出力された用紙とプリンタＢで出力された用紙をこ
の順番に重ねると、プリンタＡで出力された６ページ以
降のＢ４サイズ用紙の後に４〜５ページのＡ３サイズ用
紙がくることになってしまい、用紙の順番が入れ代わっ
てしまう。

【００２４】上記のプリンタ本体２０では、かかる場合
に選択プリンタリスト中のプリンタから同一ジョブ内で
既に使用したプリンタＡを除外した上で、除外後のプリ
ンタから６ページ以降のプリントに使用するＢ４サイズ
用紙がセットされたプリンタの選択を行う。これによ
り、上記のように、プリンタＡに１〜３ページのＡ４サ
イズ用紙の次に、ページを飛ばして６ページ以降のＢ４
サイズ用紙が排出されることがなくなるので、排出され
た用紙の順番が入れ代わることを防ぐことができる。

【００２５】上記Ｓ３２のチェック後の処理について続
いて説明する。Ｓ３２のチェックの結果、適合する種類
の用紙がセットされたプリンタが存在する場合には（Ｓ
３４でＹＥＳ）、制御部２２は、使用するプリンタを適
合する種類の用紙がセットされたプリンタに切り替える
（具体的にはそのジョブの画像データをＮＩＣ２１によ
り切り替えるべきプリンタに一括転送する）（Ｓ３
６）。これに対して、適合する種類の用紙がセットされ
たプリンタが存在しない場合には（Ｓ３４でＮＯ）、図
２に示される操作パネル２３上にその旨の警告を表示す
る（Ｓ３８）。

【００２６】また、上記Ｓ２８の判定の結果、現在使用
中のプリンタに最適用紙が存在する場合には（Ｓ２８で
ＮＯ）、制御部２２は、現在使用中のプリンタでプリン
トを継続する（Ｓ４０）。次に、制御部２２は、現在処
理中のジョブのプリントが終了したかどうかを判断して
（Ｓ４２）、終了していなければ（Ｓ４２でＮＯ）、次
のページをプリントすべきタイミングかどうかを判断す
る（Ｓ４４）。そして、プリントすべきタイミングにな
れば（Ｓ４４でＹＥＳ）、上記Ｓ２０に戻って上記Ｓ２
２乃至Ｓ４４の処理を繰り返す。上記Ｓ４２で現在処理
中のジョブが終了した場合には（Ｓ４２でＹＥＳ）、直
ちにＳ２０に戻って、次の新たな起動ジョブがあるかど
うかの判断を行い、新たな起動ジョブがある場合には、
上記Ｓ２２乃至Ｓ４４の処理を繰り返す。

【００２７】上述したように、本実施形態による画像形
成装置によれば、ネットワークに接続されている他のプ
リンタで使用可能な用紙種類情報をＮＩＣ２１により受
信して、この用紙種類情報を自装置で使用可能な用紙種
類情報と共に操作パネル２３により一覧表示するように
したことにより、ユーザがこの一覧表示を見て、ネット
ワーク上の全てのプリンタで使用可能な用紙種類を同時
に一目瞭然と把握することができる。また、上記の一覧
表示の中から各プリンタで使用する用紙種類を個別に選
択するようにしたことにより、ネットワーク上の任意の
プリンタからネットワーク上の全てのプリンタに対する
用紙種類の選択指示操作を容易に行うことができる。

【００２８】本発明は、上記実施形態に限られるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形
態では、ネットワーク上の任意のプリンタからネットワ
ーク上の全てのプリンタに対する用紙選択指示操作を行
う場合の処理を示したが、ネットワークに接続された外
部プリント指示端末からネットワーク上の全てのプリン
タに対する用紙選択指示操作を行ってもよい。また、上
記実施形態では、本発明を外部プリント指示端末１と複
数のプリンタＡ，Ｂ，…，Ｎとから構成される画像形成
システムに適用した例を示したが、本発明の適用対象と
なる画像形成システムはこれに限らず、例えば複数のプ
リンタのみから構成されるものであってもよい。

【００２９】

【発明の効果】以上のように請求項１の発明によれば、
ネットワークに接続されている他の画像形成装置で使用
可能な用紙種類情報を受信して、この用紙種類情報を自
装置で使用可能な用紙種類情報と共に一覧表示するよう
にしたことにより、ユーザがこの一覧表示を見て、ネッ
トワーク上の全ての画像形成装置で使用可能な用紙種類
を同時に一目瞭然と把握することができる。これによ
り、この一覧表示に基づいて各画像形成装置に対する用
紙種類の選択指示操作を行うようにすれば、用紙種類の
選択指示操作を容易なものとすることができる。

【００３０】また、上記の一覧表示の中から各画像形成
装置で使用する用紙種類を個別に選択するようにしたこ
とにより、ネットワーク上の全ての画像形成装置に対す
る用紙種類の選択指示操作を容易に行うことができる。
これにより、例えば同一ジョブ内で複数の画像形成装置
へのプリント出力を行う場合に、出力先となる複数の画
像形成装置で使用する用紙種類を連続して指定すること
ができる。

【００３１】また、請求項３の発明によれば、ネットワ
ークに接続された各画像形成装置間で相互に使用可能な
用紙種類の情報を送受信して、各画像形成装置毎に受信
した他の画像形成装置で使用可能な用紙種類の情報を自
装置で使用可能な用紙種類の情報と共に一覧表示するよ
うにしたので、ユーザがネットワーク上の複数の画像形
成装置のうちの１つの画像形成装置の表示を見るだけ
で、ネットワーク上の全ての画像形成装置で使用可能な
用紙サイズを同時に把握することができる。

【００３２】また、上記の一覧表示の中から各装置で使
用する用紙種類を個別に選択するようにしたことによ
り、ユーザがネットワーク上の複数の画像形成装置のう
ちの任意の画像形成装置からネットワーク上の全ての画
像形成装置に対する用紙種類の選択指示操作を容易に行
うことができる。

【００３３】また、請求項５の発明によれば、外部プリ
ント指示端末を、ネットワークに接続された各画像形成
装置で使用可能な用紙種類の情報を受信して、この用紙
種類の情報に基づいて各装置で使用可能な用紙種類を一
覧表示するものとしたことにより、ユーザが外部プリン
ト指示端末からネットワーク上の全ての画像形成装置で
使用可能な用紙サイズを同時に知ることができる。

【００３４】また、請求項６の発明によれば、外部プリ
ント指示端末をネットワークに接続することにより、上
記請求項５に記載の発明と同等の効果を得ることができ
る。

【００３５】また、請求項７の発明によれば、各画像形
成装置で使用可能な用紙種類の情報を受信するステップ
と、このステップにより受信した用紙種類情報に基づい
て、各装置で使用可能な用紙種類を一覧表示するステッ
プとを備えたものとしたことにより、上記に記載の発明
と同等の効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施形態による画像形成装置を適
用した画像形成システムの構成図。

【図２】 上記画像形成装置の本体の内部構成図。

【図３】 図１中の各画像形成装置に対する用紙種類の
選択指示操作に使用する画面を操作パネル上に表示した
様子を示す図。

【図４】 図３の用紙選択画面を用いた用紙選択処理を
示すフローチャート。

【図５】 上記画像形成装置のプリンタ選択処理を示す
フローチャート。

【符号の説明】

１ 外部プリント指示端末 １１ ディスプレイ（表示手段） １２ キーボード（選択手段） １４，２１ ＮＩＣ（受信手段、送受信手段） ２０ プリンタ本体 ２２ 制御部 ２３ 操作パネル（表示手段、選択手段） Ａ，Ｂ，Ｎ プリンタ（画像形成装置）

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 3/12 Ｇ０６Ｆ 3/12 Ｄ Ｈ０４Ｎ 1/00 Ｈ０４Ｎ 1/00 Ｅ １０８ １０８Ｌ (72)発明者 中田 洋信 大阪市中央区安土町二丁目３番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 平川 達司 大阪市中央区安土町二丁目３番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 藤田 旨孝 大阪市中央区安土町二丁目３番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Ｆターム(参考） 2C061 AP01 CQ36 HJ07 HK07 HQ01 2H027 EE10 EH08 EJ11 EJ15 FA05 FA25 GA54 GA56 GB16 ZA07 ZA09 3F343 FA02 GA03 HC28 HC30 KB02 KB20 5B021 AA01 AA02 BB04 KK00 KK02 PP04 PP06 5C062 AA05 AA13 AA35 AB16 AB23 AB29 AB40 AC05 AC10 AC67

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークに接続可能な画像形成装置
   において、 前記ネットワークに接続されている他の画像形成装置で
   使用可能な用紙種類の情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した他の画像形成装置で使用可
   能な用紙種類の情報を自装置で使用可能な用紙種類の情
   報と共に一覧表示する表示手段とを備えたことを特徴と
   する画像形成装置。
2. 【請求項２】 前記表示手段の一覧表示の中から各装置
   で使用する用紙種類を個別に選択する選択手段をさらに
   備えたことを特徴とする請求項１に記載の画像形成装
   置。
3. 【請求項３】 ネットワークに接続された複数の画像形
   成装置を有する画像形成システムにおいて、 前記各画像形成装置は、各画像形成装置間で相互に使用
   可能な用紙種類の情報を送受信する送受信手段と、 前記送受信手段により受信した他の画像形成装置で使用
   可能な用紙種類の情報を自装置で使用可能な用紙種類の
   情報と共に一覧表示する表示手段とを備えたことを特徴
   とする画像形成システム。
4. 【請求項４】 前記各画像形成装置は、前記表示手段に
   表示された各装置の用紙種類の中から各装置で使用する
   用紙種類を個別に選択する選択手段をさらに備えたこと
   を特徴とする請求項３に記載の画像形成システム。
5. 【請求項５】 ネットワークに接続された複数の画像形
   成装置と、これら各画像形成装置に対してプリント指示
   を行うための外部プリント指示端末とを有する画像形成
   システムにおいて、 前記外部プリント指示端末は、前記各画像形成装置で使
   用可能な用紙種類の情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した各装置で使用可能な用紙種
   類の情報に基づいて、各装置で使用可能な用紙種類を一
   覧表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された各装置の用紙種類の中から各
   装置で使用する用紙種類を個別に選択する選択手段とを
   備えたことを特徴とする画像形成システム。
6. 【請求項６】 ネットワークに接続された複数の画像形
   成装置に対してプリント指示を行う外部プリント指示端
   末において、 前記各画像形成装置で使用可能な用紙種類の情報を受信
   する受信手段と、 前記受信手段により受信した各画像形成装置で使用可能
   な用紙種類の情報を一覧表示する表示手段とを備えたこ
   とを特徴とする外部プリント指示端末。
7. 【請求項７】 ネットワークに接続された複数の画像形
   成装置で使用可能な用紙種類を表示する方法であって、 前記各画像形成装置で使用可能な用紙種類の情報を受信
   するステップと、前記ステップにより受信した用紙種類
   情報に基づいて、各装置で使用可能な用紙種類を一覧表
   示するステップとからなることを特徴とする用紙種類の
   表示方法。