JP2002019197A - 出力装置の出力条件設定方法、出力システムおよび記録装置 - Google Patents

出力装置の出力条件設定方法、出力システムおよび記録装置

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JP2002019197A
JP2002019197A JP2000207086A JP2000207086A JP2002019197A JP 2002019197 A JP2002019197 A JP 2002019197A JP 2000207086 A JP2000207086 A JP 2000207086A JP 2000207086 A JP2000207086 A JP 2000207086A JP 2002019197 A JP2002019197 A JP 2002019197A
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浩一 佐田
Kenichi Suzuki
健一 鈴木
Keiji Okoda
啓次 大古田
Kazumasa Matsumoto
和正 松本
Hidehiko Saito
秀彦 齋藤
Suguru Shimizu
英 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの操作が軽減され、特に専門的知識が
なくてもデータに対応した適切な出力を得る。 【解決手段】 複数の出力パラメータを設定可能な出力
装置において、所定のプロトコルに従って出力すべきデ
ータと共に該データの付帯情報が入力されたときに、付
帯情報からデータの出力に関する情報を検出し(S3
3)、検出した情報に応じて出力パラメータを選択し
(S34)、選択した出力パラメータに従って、データ
を変換する(S38)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は出力装置の出力条件
設定方法、出力システムおよび記録装置に関し、特に、
複数の出力パラメータを設定可能であり、所定のプロト
コルに従って出力すべきデータと共に該データの付帯情
報が入力される出力装置の出力条件設定方法、出力シス
テムおよび記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な分野においてデータが数値
化されコンピュータ等で処理されて、ディスプレイで表
示されたりプリンタで画像として記録されるようになっ
ている。このため、出力装置であるディスプレイやプリ
ンタ側で、送信されるデータを正しく認識できるよう
に、通信方式(プロトコル)やフォーマットについての
設定を行う必要が生じる。
【0003】例えば、医用画像の通信プロトコルである
DICOMを用いた出力システムを例に挙げて以下で説
明する。
【0004】<システムの構成>図5は通信プロトコル
としてDICOMを用いた出力システムの構成の一例を
表したものである。
【0005】401はホストコンピュータであり、40
2が出力装置である。これらは403の通信手段にて接
続されており、出力パラメータや出力のためのデータが
ホスト401から出力装置402へ転送される。
【0006】通信手段403としては、例えば、Eth
ernet(登録商標)などのコンピュータネットワー
ク、RS−232CやUSBなどのシリアル通信、SC
SIやGPIBなどのパラレル通信などが用いられる。
【0007】始めに、ホスト401の構成について説明
する。
【0008】411はCPUであり、ホスト401の内
部の様々な処理を行い、ホスト全体をコントロールす
る。
【0009】412は記憶部であり、出力されるデータ
を格納する。記憶部412としては、例えば、SRAM
やDRAMなどのメモリ装置、ハードディスクなどの固
定記憶装置、フロッピー(登録商標)ディスクやMOな
どの取り外し可能な記憶装置などが用いられる。
【0010】413は出力パラメータ参照テーブルであ
り、出力装置402が出力を行う際の出力パラメータを
格納してある。出力パラメータ参照テーブルとしては、
例えばROMやRAMなどのメモリ装置、ハードディス
クなどの固定記憶装置、フロッピーディスクやMOなど
の取り外し可能な記憶装置などが用いられる。
【0011】414はデータ処理部であり、記憶部40
2に格納されたデータを出力パラメータに従って変換
し、加工する。データ処理部は、ASICなどハードウ
ェアで実現してもよく、ソフトウェアで構成し、CPU
が実際の処理を行うようにしてもよい。
【0012】415はI/F部であり、ホスト401を
通信手段403と接続する窓口となるところである。I
/F部は、通信手段の種類に応じて、ハードウェアで実
現してもソフトウェアで実現してもよい。
【0013】次に、出力装置402の構成について述べ
る。
【0014】出力装置402は、ホスト401から転送
されてきた出力パラメータに従って、実際にデータを表
示したり記録したりするものである。
【0015】421はI/F部であり、出力装置402
と通信手段403を接続するものである。I/F部42
1もI/F部415と同様に、通信手段に応じてハード
ウェアで実現してもソフトウェアで実現してもよい。
【0016】422は出力パラメータ記憶部であり、ホ
スト401で定義され、転送されてくる出力パラメータ
を記憶し、出力部425がデータの出力を行う場合に参
照される。出力パラメータ記憶部422としては、SR
AMやDRAMなどのメモリ装置や、ハードディスクな
どの固定記憶装置などが用いられる。
【0017】423はバッファ記憶部であり、ホスト4
01でデータ処理されてから転送されてきたデータを出
力部425で出力する場合に、バッファリングを行うと
ころである。バッファ記憶部423としては、SRAM
やDRAMなどのメモリ装置や、ハードディスクなどの
固定記憶装置などが用いられる。
【0018】425は出力部であり、ホスト401から
転送されてきたデータを実際に出力するところである。
出力部425としては、モニタディスプレイやプリンタ
などがある。
【0019】<データについて>以上のシステムで扱う
データは、実情報と付帯情報を含んでいる。
【0020】DICOMフォーマットの場合、実情報は
画像データである。X線やCT、MRなどで撮影された
画像が、様々なフォーマットで格納されている。各画像
データは、付帯情報内で指定されたフォーマットに応じ
て、8ビット(またはそれ以下)の白黒データ、16ビ
ット(またはそれ以下)の白黒データ、各色8ビット
(またはそれ以下)のカラーデータ、で表わされる。
【0021】付帯情報は、実情報の画像フォーマット
や、これを作成した時の条件(入力条件)や出力する際
の条件(出力条件)に関する情報などである。画像フォ
ーマットに関しては、画像サイズ、1画素あたりの階調
数、白黒なのかカラーなのかなどの画像のモード、最高
濃度、1画素が複数のデータで構成されている場合のそ
の構成方法(データの格納方法)、濃度のダイナミック
レンジ、などがある。
【0022】その他の条件に関しては、入力条件として
は、入力日時、入力モダリティ(機器)のメーカー、機
種、シリアルナンバー、入力者、入力時の環境(温度、
湿度など)、入力場所、被撮影者に関する情報(名前、
生年月日、被験者IDなど)、撮影部位、などがある。
【0023】出力条件としては、出力媒体、画像処理方
法(補完方法、階調補正方法など)、出力方法(実際に
出力を行う際のアルゴリズム、出力の重ねあわせな
ど)、出力モード(高速モードや高精細モードなど)、
出力機器のメーカー、機種、シリアルナンバー、出力
者、出力場所、出力日時、などがある。
【0024】<パラメータについて>上記システムにお
いて出力パラメータとは、出力装置402で出力を行う
際に設定される出力条件のことである。
【0025】出力パラメータに関しては、出力装置の種
類によって多岐に渡るが、例えば、出力装置402がイ
ンクジェットプリンタである場合には、インクの種類、
インクの濃度、インクの組み合わせ方法、インク残量/
満タン検知機構、回復シーケンス、画像処理アルゴリズ
ム(補完方法、階調補正方法など)、出力完了までの重
ね打ち回数(パス数)、出力媒体(紙、フィルムなど)
の種類、出力媒体のサイズ、などがある。
【0026】<フローチャート>以上の構成による従来
の出力システムの例において、出力が行われるまでの処
理を、出力装置における処理工程を示した図7のフロー
チャートを参照して説明する。出力は、パラメータ設定
作業、データ出力作業の2段階で行われる。
【0027】まず、パラメータ設定作業では、ホスト4
01において、出力パラメータ参照テーブル513か
ら、所望のパラメータを取り出す。その取り出したパラ
メータを通信手段403を介して出力装置402に転送
するべく、I/F部415にパラメータを転送する。
【0028】出力装置402において、転送されたパラ
メータは、I/F部521を経由して取り込まれ(ステ
ップS71)、出力パラメータ記憶部422に格納され
(ステップS72)、パラメータの設定が終了する)ス
テップS73)。
【0029】次にデータ出力作業を行う。ホスト401
において、データ処理部414が、記憶部412に格納
されているデータを読み出し、先に選ばれている出力パ
ラメータに従って、データの変換・加工を行う。変換・
加工の行われたデータは、I/F部5415を介して通
信手段403に転送される。
【0030】出力装置402では、通信手段403から
I/F部421を介してデータを受け取る(ステップS
74)。受け取ったデータは、出力パラメータ記憶部4
22に格納されている出力パラメータを参照しながら、
出力部425で出力が出来る形に変換される(ステップ
S75)。出力が出来る形に変換されたデータはバッフ
ァ記憶部423に送られて一旦記憶される(ステップS
76)。出力部425が出力可能な状態である時、出力
部425は、バッファ記憶部423からデータを取り出
し、実際に出力を行う(ステップS77)。
【0031】図6は従来の出力システムにおける出力装
置の別の構成例を表したものである。この出力装置50
1は、図5に示した出力装置402の構成に加え、パラ
メータ参照テーブル522と画像処理部514とを有し
ている。
【0032】この出力装置501にて出力を行う場合に
は、まず出力パラメータの設定を行う。出力パラメータ
は、ホストコンピュータなどから通信手段502を通し
てパラメータ参照テーブル522の中のどれかを指定さ
れる。その指定された出力パラメータはパラメータ記憶
部512に記憶される。これでこの出力装置501の設
定処理を終了する。
【0033】設定が終わった後、実際に出力を行う出力
データがI/F部511を通して通信手段502から転
送される。転送された出力データは、一旦記憶部513
に記憶される。記憶部513に記憶されたデータは、画
像処理部514が順次読み出し、パラメータ記憶部51
2に記憶されている出力パラメータに従って所望のデー
タの形に加工される。所望の形に加工されたデータは、
出力部515から出力を行い、出力動作が完了する。
【0034】このとき、出力部515が出力可能でない
場合には、たとえば記憶部513などでバッファリング
を行う。
【0035】以上のような医用の出力システムでは、出
力装置として記録装置(プリンタ)が使用されることが
多い。記録装置としては様々な方式のものが知られてい
るが、中でも近年は、記録媒体に記録剤を吐出して記録
を行うインクジェットプリンタが、その構造が低価格化
に適しており性能の向上がめざましいため、広く使用さ
れている。
【0036】インクジェットプリンタは、記録速度向上
等のために、同一種類のインクを吐出するインク吐出口
(ノズル)を複数配列したノズル列を、同じ色で濃度の
異なるインクや、異なる色毎にそれぞれ設けられている
のが通例である。また、同一種類のインクの吐出量を複
数段階に変えて、階調表現を可能としたものもある。
【0037】インクジェットプリンタは、これらのノズ
ル列を設けた記録ヘッドを、記録媒体に対して相対的に
移動させつつノズルからインクを吐出させて記録を行う
ように構成される。その構成としては、ノズル列を記録
媒体の搬送方向と略平行に配置し、記録媒体を間欠的に
搬送すると共に、記録媒体が停止している間にノズル列
の配列方向と略直交する方向に記録ヘッドを移動させつ
つノズルを駆動して記録を行う、いわゆるシリアル記録
方式と、ノズル列を記録媒体の記録幅をカバーするよう
に固定して設け、記録媒体をノズル列と直交する方向に
一定速度で移動させる間にノズルを駆動して記録を行
う、いわゆるフルライン記録方式とが実用化されてい
る。
【0038】これらの方式で画像を記録する場合、画像
を構成する単位として、画素が定義される。画素は、必
ずしも、1つのノズルから1回のインク吐出によって媒
体上に形成される1つのドットで構成される必要はな
く、一つの画素を複数のドットで形成するようにしても
良い。複数のドットで形成する場合、略同じポイントに
重ねて記録されても良いし、隣接するポイントに記録し
ても良い。いずれにせよ、予め決められた規則に従って
決定される。
【0039】記録すべき画像データは、画像処理手段に
よって、記録装置に適合した画像サイズになるように拡
大補間、縮小等の処理をされる。次いで、それぞれの画
素に対して、記録すべき色と濃度とが予め決められた規
則によって決定される。そしてこの決定に従って記録が
実行される。
【0040】この場合、前述のように一つの画素は複数
のドットで構成されても良いので、各画素の記録に使用
されるインクとして、濃度の異なる複数種類のインクが
選択されたり、吐出量可変のヘッドを使用する場合に
は、適宜吐出量すなわちドットの記録に用いるインク量
を変えても良い。また、これらを組み合わせても良い。
【0041】更に、画像を記録する場合、画像の階調を
忠実に再現する方法として、ディザ法、誤差拡散法など
の中間調処理法が用いられる。このとき、ディザ法や誤
差拡散法において、一つの画素の階調数を多くすること
で、より多くの階調を表現可能となる。このような記録
方法の具体例は、特開平10−324002号公報等に
記載されている。
【0042】すなわち、一つの色について、濃度の異な
る複数種類のインクを吐出可能に構成し、一つの画素に
対して予め決められた限度内で選択的に複数回インク滴
を吐出(重ね打ち)することで、この画素で表現され
る、例えばOD値(透過濃度)などの記録濃度の階調数
を多くすることができる。具体的には、6種類の異なる
濃度のインクを吐出可能な記録ヘッドを用い、600d
piの一つの画素に対して4回以内の重ね打ちを行うと
すると、同一濃度のインクを重ね打ちしないという制限
の下で、50階調以上の表現が可能である。また、一つ
の画素を、隣接するポイント2×2で構成し、合計16
回以内の重ね打ちを行うとすると、200階調以上の表
現が可能である。いずれの場合にも同一濃度のインクの
重ね打ちを行えば、更に多くの階調数が表現可能であ
る。
【0043】もちろん、上述のように濃度の異なるイン
クを吐出可能とする代わりに、ノズルから吐出されるイ
ンクの量を可変とし、ドットのインク量を可変とするこ
とで階調を表現しても良い。またこれらの組み合わせで
階調を表現しても良い。
【0044】これらの場合、表現しようとする画素の濃
度(所望OD値)とインクの重ね打ちの方法を対応させ
る規則を予め決めておき、この規則に従って実際の記
録、すなわち、どのノズルでいつインクを吐出するかが
決定され、これに従って実際の記録制御手段により記録
が行われる。
【0045】一例としては、それぞれのインクで記録し
た場合の画素の記録OD値を測定しておき、この測定値
から重ね打ちした場合の記録OD値を求め、重ね打ちの
組合せそれぞれに対応して画素の記録OD値を記述した
テーブルを用意する。そして、記録すべき画素の所望O
D値に近い記録OD値が得られる重ね打ちの組合せを選
択する。誤差拡散処理の場合は、記録すべき画素の所望
OD値とテーブルの記録OD値との差を求め、これを誤
差として隣接画素に振り分ける。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】従来の出力システムは
以上のように構成されているため、出力装置にてデータ
を出力しようとする時には、ホスト側の作業としては、
まず出力装置の設定を行うためにパラメータに関するデ
ータを送信した後、実際に出力データを送る作業が行わ
れる。このため、データの転送が複数回に渡り、ユーザ
の手間がかかると共に実際に出力されるまでに時間がか
かる。
【0047】また、出力装置の設定と出力データの転送
とを別々に行うために、両者の整合が取れない場合が生
じうる。例えば、出力データの特性と合致しないパラメ
ータを出力装置に送信したり、パラメータの設定を行わ
ずに出力データのみを送信して、結果的に最適でない出
力条件で出力されてしまう場合が生じ得る。
【0048】更に、品質の高い出力を要求される場合な
どにおいては、多岐に渡る数多くのパラメータを設定す
る必要があり、出力装置の設定が複雑で専門的知識が必
要となるという問題も生じる。
【0049】この状況を医用出力システムで出力装置と
して記録装置を使用する場合について考察する。医用画
像を生成するモダリティには、DR(X線撮影装置)、
CT、MR、USなど、多くの種類がある。
【0050】DRは、従来より行われているX線撮影に
おいて、デジタルの画像データを取得するもので、I.
I.(imaging Intensifier:光電倍増管)の出力画像をデ
ジタル信号に変換したもの、X線撮影により潜像を形成
したイメージングプレートをレーザービームでスキャン
して、デジタル信号に変換するもの、X線撮影により得
られた像をセンサーでデジタル信号に変換するものなど
各種ある。CT、MRは、X線及び磁気を用いて、人体
の断層像のデジタルデータを得るものであり、USは、
超音波を用いて人体の断層像の信号を得るものである。
【0051】これらのモダリティで生成された画像デー
タから、出力装置としてプリンタを使用してハードコピ
ーを得る場合、モダリティによって必要とされる仕様が
大きく異なる。DRでは、比較的階調変化のなだらかな
画像が多く、また、淡い陰影が診断対象となるため、取
得時の画像データが1000階調以上の階調数を持って
いる場合が多く、ハードコピーの階調数も、1000階
調以上の表現が求められる。一方、CT、MR、USで
は、モダリティから得られる階調数が256〜512階
調程度であり、また、比較的階調変化の急激な画像が多
く、ハードコピーの階調数は256〜512階調程度の
表現で十分である。
【0052】他方、これらの画像データからハードコピ
ーを作成するプリンタでは、通常、記録方式に関わら
ず、表現しようとする階調数が多いと、処理時間が長く
かかる。
【0053】従来の医用出力システムにおいては、この
ようなモダリティ毎に専用のプリンタが接続されていた
ので、モダリティ毎に最適なプリンタを選択して接続し
たり、接続されているモダリティに最適となるようにプ
リンタの記録パラメータを事前に設定することが行われ
ていた。
【0054】ところが、最近、ネットワークが発達し、
複数のモダリティが同じネットワークに接続され、その
ネットワークに接続された一つのプリンタを共用するケ
ースが増えてきている。この場合でも、好ましくは、各
モダリティ毎に最適な記録パラメータを設定して記録す
ることが望ましい。
【0055】一例として、必要な階調数の多いDRの画
像を記録する場合にはハードコピーの階調数を多くする
必要があるが、必要な階調数の比較的少ないCT、M
R、USの画像を記録する場合には、階調数を比較的少
なくすることが、全体の処理時間短縮のために有効であ
る。
【0056】これに対応するためには、階調処理方法を
複数用意し、使用するモダリティに応じて、最適な階調
処理方法によりハードコピーを作成するようにすること
が考えられる。また、検査依頼部門、検査の目的、ハー
ドコピーの使用目的によっても、必要にして十分な階調
処理によってハードコピーを作成できるのが好ましい。
また、階調処理ばかりでなく、使用する記録媒体の種類
についても必要にして十分なものが選択できれば好まし
い。
【0057】しかしながら、上述のように各モダリティ
や使用目的などに応じて階調処理や記録媒体を変更可能
とすると、記録装置でデータを出力しようとする際に、
ユーザがキーボード等よって記録装置に対して様々な設
定を行う必要が生じ、この設定の後でユーザが指示をす
ることにより実際に記録が行われる。
【0058】従ってこの場合、多岐に渡る数多くの設定
を行う必要があり、記録装置の設定が複雑で専門的知識
が必要となってしまう。
【0059】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たものであり、ユーザの操作が軽減され、特に専門的知
識がなくてもデータに対応した適切な出力が得られる出
力装置の出力条件設定方法、出力システムおよび記録装
置を提供することを目的とする。
【0060】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の出力装置の出力条件設定方法は、複数の出力
パラメータを設定可能な出力装置の出力条件設定方法で
あって、所定のプロトコルに従って出力すべきデータと
共に該データの付帯情報が入力されたときに、前記付帯
情報から前記データの出力に関する情報を検出する検出
工程と、検出した情報に応じて前記出力パラメータを選
択する選択工程と、選択した出力パラメータに従って、
前記データを変換する変換工程とを備えている。
【0061】また、上記目的を達成する本発明の出力シ
ステムは、所定のプロトコルに従って出力すべきデータ
と共に該データの付帯情報を出力するホスト機器と、複
数の出力パラメータを設定可能な出力装置とを含む出力
システムであって、前記付帯情報から前記データの出力
に関する情報を検出する検出手段と、検出した情報に応
じて前記出力パラメータを選択する選択手段と、選択し
た出力パラメータに従って、前記データを変換する変換
手段とを備えている。
【0062】更に、複数の記録パラメータを設定可能な
記録装置であって、所定のプロトコルに従って出力すべ
きデータと共に該データの付帯情報が入力されたとき
に、前記付帯情報から前記データの記録に関する情報を
検出する検出手段と、検出した情報に応じて前記記録パ
ラメータを選択する選択手段と、選択した記録パラメー
タに従って、前記データを変換する変換手段とを備えて
いる記録装置によっても上記目的は達成される。
【0063】すなわち、複数の出力パラメータを設定可
能な出力装置において、所定のプロトコルに従って出力
すべきデータと共に該データの付帯情報が入力されたと
きに、付帯情報からデータの出力に関する情報を検出
し、検出した情報に応じて出力パラメータを選択し、選
択した出力パラメータに従って、データを変換する。
【0064】これによれば、出力処理としてデータを出
力装置に転送した時に、そのデータと共に送信される付
帯情報から出力に関する情報が検出されて、出力装置で
必要な出力パラメータが自動的に選択され、その出力パ
ラメータに従ってデータ変換されて出力が行われる。
【0065】従って、ユーザは出力装置に対するパラメ
ータ設定処理を行わずに、出力処理のみを行えばよいの
で、最終的に出力が得られるまでのユーザの操作が軽減
され、特に専門的知識がなくてもデータに対応した適切
な出力が得られる。
【0066】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。ここでは、医
用画像の通信プロトコルであるDICOMを用いた出力
システムを例に挙げて説明する。
【0067】[第1の実施形態]第1の実施形態の出力
システムは、ホストと出力装置とからなり、出力装置の
構成が従来のシステムと異なっている。以下では、出力
装置についてのみ詳細に説明する。図1は本発明にかか
る出力システムの第1の実施形態の出力装置の構成を表
したブロック図である。
【0068】本実施形態のシステムを実現する出力装置
101は、通信手段102を介して不図示のホストに接
続されている。通信手段の例としては、Etherne
tなどのコンピュータネットワーク、SCSI、GPI
BなどのパラレルI/F、RS232C、USBなどの
シリアルI/Fがある。
【0069】111はI/F部であり、出力装置101
と通信手段102とのデータの受け渡しを行うものであ
る。I/F部は通信手段102の種類によってハードウ
ェアで実現してもソフトウェアで実現してもよい。
【0070】112は記憶部であり、出力装置101に
転送されてきた出力データやパラメータなどを格納す
る。記憶部としては、例えば、SRAMやDRAMなど
のメモリ装置、ハードディスクなどの固定記憶装置、フ
ロッピーディスクやMOなどの取り外し可能な記憶装置
などが用いられる。
【0071】113はパラメータ抽出部であり、出力デ
ータの中に含まれる付帯情報から出力装置101が出力
を行うのに必要なパラメータとなりうる情報を抽出す
る。パラメータ抽出部113は、ASICなどハードウ
ェアで構成されてもソフトウェアで実現されてもよい。
【0072】114はパラメータ変換・作成部であり、
パラメータ抽出部113で抽出された付帯情報からパラ
メータ参照テーブル121を参照して、出力装置101
の出力パラメータに変換、または出力パラメータを作成
する。パラメータ変換・作成部は、ASICなどハード
ウェアで構成されてもソフトウェアで実現されてもよ
い。
【0073】121はパラメータ参照テーブルであり、
抽出された付帯情報から出力パラメータに変換するため
の変換データを格納する。また、その他に、抽出された
付帯情報と出力パラメータを対応させる変換テーブル
や、複数の付帯情報から出力パラメータを作成する機能
を有していてもよい。
【0074】115はパラメータ記憶部であり、パラメ
ータ変換・作成部114で作られた出力パラメータを記
憶・格納する。パラメータ記憶部115としては、例え
ば、SRAMやDRAMなどのメモリ装置、ハードディ
スクなどの固定記憶装置、フロッピーディスクやMOな
どの取り外し可能な記憶装置などが用いられる。
【0075】116はデータ処理部であり、記憶部11
2に格納されている実データを出力部で出力が出来るよ
うに、パラメータ記憶部115に格納されている出力パ
ラメータに従って変換する。データ処理は、変換テーブ
ル122を参照しながら行う。データ処理部は、ASI
Cなどハードウェアで実現してもよく、ソフトウェアで
構成しCPUが実際の処理を行うような構成としてもよ
い。
【0076】122は変換テーブルであり、実データを
出力装置での出力が可能なデータに変換するために必要
なパラメータが格納されている。
【0077】117は出力部であり、変換された実デー
タを実際に出力する部分である。出力部117として
は、モニタディスプレイやプリンタなどがある。
【0078】<フローチャート>以上の構成による出力
装置において、出力が行われるまでの処理を図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0079】最初に、ホストから送信された出力データ
が、通信手段102からI/F部111を介して出力装
置101に転送されてくる(ステップS31)。
【0080】このデータは、一旦記憶部112に格納さ
れる(ステップS32)。記憶部112に格納されたデ
ータのうち付帯情報の部分を、パラメータ抽出部113
が読み出して検査し、出力装置101が必要な出力パラ
メータを作成するのに必要な部分を抽出する(ステップ
S33)。
【0081】抽出された付帯情報は、パラメータ変換・
作成部114で使用され、パラメータ変換・作成部11
4ではパラメータ参照テーブル121を参照しながら出
力パラメータへの変換・作成を行う(ステップS3
4)。パラメータ変換・作成部114で作られた出力パ
ラメータは、パラメータ記憶部115に格納され(ステ
ップS35)、これで出力装置101の設定が終了する
(ステップS36)。
【0082】出力装置101の設定が終わると、記憶部
112に格納されている実データの出力を行う処理に入
る。
【0083】データ処理部116は、記憶部112に格
納されている実データを読み込み(ステップS37)、
パラメータ記憶部115に格納されている出力パラメー
タに従ってデータ変換を行う(ステップS38)。変換
を行う場合、出力パラメータに対応する変換テーブル1
22を参照しながら実際に出力出来るようにデータ変換
を行う。
【0084】このようにしてデータ処理を行われた実デ
ータは、出力データとして出力部に送られ、実際に出力
がなされる(ステップS39)。
【0085】<出力パラメータの抽出・作成>次に、上
記フローチャートのステップS33およびS34におけ
る、付帯情報から出力パラメータを作成する処理につい
て、更に詳しく述べる。
【0086】図4は本発明にかかる出力システムにおけ
る、付帯情報から出力パラメータを作成する処理のフロ
ーチャートである。
【0087】まず、ステップS701で、データの入力
を開始する。次に付帯情報を調査すべくステップS70
2で、付帯情報から出力装置で必要な出力パラメータを
抽出し、これを出力パラメータとして充当する。
【0088】付帯情報に含まれる出力パラメータを抽出
した後、ステップS703で出力装置で必要なすべての
出力パラメータがそろっているか否かを判定する。
【0089】もし、すべてそろっている場合は、データ
の変換を開始するステップS707へ進むが、そうでな
い場合は、付帯情報を元にして残りの出力パラメータへ
の変換、作成を行う手順に入る。
【0090】残りの出力パラメータへの変換、作成は次
の順に行われる。まず、ステップS704で付帯情報を
評価し、出力パラメータへの変換、作成に有用な情報を
抽出する。ステップS705で、抽出された情報から出
力パラメータへの変換、作成を行う。
【0091】ステップS706で、このようにして変
換、作成された出力パラメータを出力システムの中で不
足している出力パラメータの部分に充当する。
【0092】以上の処理を、ステップS703で出力装
置で必要なすべての出力パラメータがそろっていると判
定されるまで繰り返す。
【0093】出力パラメータがすべてそろい、データ変
換段階707へ移る。ここでは、抽出された出力パラメ
ータに基づいて、実データを出力システムにて出力可能
なデータに変換を行う。
【0094】以上説明したように本実施形態によれば、
出力処理としてデータを出力装置に転送した時に、その
データの中に含まれている付帯情報からこの出力装置で
必要な出力パラメータを自動的に作成し、その出力パラ
メータに従って出力が行われる。
【0095】従って、ユーザは出力装置に対するパラメ
ータ設定処理を行わずに、出力処理のみを行えばよいの
で、最終的に出力が得られるまでのユーザの操作が軽減
され、特に専門的知識がなくてもデータに対応した適切
な出力が得られる。
【0096】[第2の実施形態]以下、本発明の第2の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同様の部分に関しては説明を省略する。
【0097】図2は、本発明の出力システムの第2の実
施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の出
力システムも、ホストと出力装置とを含み、両者が通信
手段で接続されているが、上記第1の実施形態において
は出力装置に含まれていた、パラメータ抽出部、パラメ
ータ変換・作成部、パラメータ参照テーブル、データ処
理部、変換テーブルがホスト側に含まれている。
【0098】まず、ホスト201の構成について述べ
る。
【0099】211はCPUであり、ホスト内の処理を
コントロールする。212は記憶部であり、出力を行う
データを格納したり、その他処理のバッファとして用い
られたりする。213はパラメータ抽出部である。パラ
メータ抽出部213は、記憶部に格納されているデータ
の付帯情報部分を検索し、出力パラメータの要素となる
情報を取り出す。
【0100】214はパラメータ変換・作成部であり、
抽出された付帯情報から出力パラメータへの変換・作成
を行う。231はパラメータ参照テーブルである。パラ
メータ参照テーブルは、パラメータ変換・作成部がパラ
メータ抽出部213が抽出した付帯情報部分の中の要素
から出力パラメータへの変換・作成を行う時に、参照さ
れる。
【0101】216はデータ処理部であり、生成された
出力パラメータに沿って、記憶部212に格納されてい
るデータの実情報の部分をデータ処理する。
【0102】232は変換テーブルであり、データ処理
部216がデータの実情報部分をデータ処理する際に、
データ処理のためのパラメータなどをテーブル形式で格
納する。217はI/F部であり、ホスト201と通信
手段203を接続してデータの送受信を行う。
【0103】次に、出力装置202の構成について述べ
る。
【0104】221はI/F部であり、出力装置202
と通信手段203を接続してデータの送受信を行う。
【0105】222はパラメータ記憶部であり、ホスト
から通信手段を介して送られてくる出力部での出力パラ
メータを格納する。
【0106】225は出力部であり、バッファ記憶部に
一時保管されていたデータを読み込み、実際に出力を行
うところである。
【0107】223はバッファ記憶部であり、ホスト2
01でデータ処理されたデータが、通信手段203を経
て転送されてきた際に、出力部225に直接転送される
前に、一度バッファリングを行うためのところである。
【0108】以上のような構成の本実施形態における、
出力が行われるまでの処理は、上記第1の実施形態で述
べたものと基本的に同じである。ただし、ホストと出力
装置との間にも通信手段が介在しているので、バッファ
記憶部へのデータ転送、出力パラメータ記憶部へのパラ
メータの転送は、ホスト側のI/F部217から通信手
段203を通り、出力装置側のI/F部221を通って
行われる。
【0109】このようにしてデータ処理を行われた実デ
ータは、出力データとして出力部に送られ、実際に出力
がなされる。
【0110】以上説明したように本実施形態によれば、
出力処理としてデータを出力装置に転送する際に、ホス
ト側でそのデータの中に含まれている付帯情報から接続
された出力装置で必要な出力パラメータを自動的に作成
し、実データと共に出力装置に送信され、出力装置では
その出力パラメータに従って出力が行われる。
【0111】従って、ユーザは出力装置に対するパラメ
ータ設定処理を行わずに、出力処理のみを行えばよいの
で、最終的に出力が得られるまでのユーザの操作が軽減
され、特に専門的知識がなくてもデータに対応した適切
な出力が得られる。
【0112】[第3の実施形態]以下、本発明の第3の
実施形態について説明する。第3の実施形態は、出力装
置として、記録密度600dpiで50階調以上の濃度
表現が可能であり、誤差拡散処理を行って256階調で
の記録が可能なインクジェットプリンタを使用するもの
である。始めにこのインクジェットプリンタの構成につ
いて詳細に説明する。
【0113】<プリンタの全体構成>図8は、インクジ
ェットプリンタの全体構成を示す断面図である。図にお
いて、600はプリンタ全体を示し、9は記録部であり
その構成については後述する。602はインクタンクで
あり、不図示のチューブで記録ヘッドにインクを供給す
べく接続されている。603はフィルムカセットであ
り、本実施形態では記録媒体としてフィルム604を内
部に装填するようになっている。このカセット603は
装置に対して引き出し可能となっていて、カセットにフ
ィルムを装填する際は、カセットを装置から引き出した
状態で行う。605は分離ユニットであり、吸盤606
を作動させてカセット603内のフィルムを一枚ずつ取
り出す機能を有する。
【0114】また、カセット603内部には、移動可能
な仕切が設けられており、その位置を適宜移動すること
により、各種サイズの記録媒体(フィルム)を装填可能
になっている。一例としては、医療用によく使用される
14×17インチ、14×11インチ、12×10イン
チ、8×10インチのフィルムが装填可能になってい
る。尚、このフィルムは透明なものが主として使用され
るが、反射タイプでも良い。
【0115】607、608はフィルムを挟持搬送する
一対のローラである。609は排出トレイであり、記録
の完了したフィルム610を載置する。611は、ペー
パートレイであり、記録紙612を積載するものであ
る。ペーパートレイ612には、カセット603と同様
に可動の仕切があり、その位置を適宜移動することによ
り、各種サイズの記録紙やフィルムが載置可能である。
例えば、A4及びA3の記録紙、及び、8×10のフィ
ルムが載置可能である。ペーパートレイ611の近くに
は、不図示の分離手段があり、ペーパートレイに載置さ
れた記録紙又はフィルムを一枚ずつ分離し、搬送路に送
り出すようになっている。
【0116】なお、カセット603とペーパートレイ6
11には、フィルムまたは記録紙センサがついていて、
装填されているフィルムや記録紙のサイズを認識できる
ようになっている。あるいは、そのようなセンサーを設
けずに、ユーザが操作部から指示することによって、装
填されているフィルムや記録紙のサイズを認識させるよ
うにしても良い。613、614は搬送路であり、フィ
ルム及び記録紙はこの搬送路に沿って搬送される。
【0117】<記録部の構成>次に、記録部9の構成に
ついて詳細に説明する。図9は、インクジェットプリン
タの記録部9の構成を示す斜視図であり、図10は、図
9の矢印Aに沿った側面図である。また、図11〜13
は、部分詳細図であり、図11はキャリッジを上側から
見た図、図12(a)は記録ヘッドを図9の下側から見
た図、図12(b)は、記録媒体にインクが打込まれた
状態を示す図、図13はキャリッジを下側から見た図で
ある。
【0118】これらの図において、1501は画像を記
録されるフィルムや記録紙などの記録媒体であり、15
02および1503と、1504および1505とはそ
れぞれ対になって記録媒体をX方向に搬送するローラで
あり、1505には部分的に膨出部1506が設けられ
ていて、この部分が記録媒体と接触するようになってい
る。
【0119】1507はモーターであり、1508はモ
ーター軸に取り付けられたプーリー、また1509およ
び1510は、ローラ1502および1504の一端に
取り付けられたプーリーであり、ベルト1511によっ
てプーリー1508に結合されており、モーターの回転
によってローラ1502および1504が回転するよう
になっている。また、ローラ1503および1505
は、不図示の機構により、ローラ1502および150
4に押し付ける方向に付勢されていて、以上の構成によ
り記録媒体をX方向に搬送するようになっている。
【0120】1512は、複数の記録ヘッド1513a
−1513lを搭載するキャリッジであり、各記録ヘッ
ドには図12(a)に示すように、多数のノズルが記録
媒体に対向して設けられている。1516および151
7は、キャリッジを摺動可能に保持するシャフトであ
り、1516はキャリッジに設けられた穴1518を貫
通し、また、キャリッジに設けられた突起部分1519
がシャフト1517に乗る構造になっている。以上の構
成によって、記録ヘッド1513のノズルの設けられた
面が所定距離dで記録媒体に相対するようになってい
る。
【0121】1520は、一部がキャリッジ1512に
固定されたベルトであり、モーター5121の軸に取り
付けられたプーリー1522及び固定軸1523に回転
可能に取り付けられたプーリー1524との間を結合し
ている。以上の構成により、モーター1521の回転に
よってキャリッジがY方向及びその反対方向に移動可能
となっていて、記録媒体のY方向全域及び、キャリッジ
の待機位置である1512a及び記録媒体に関して15
12aと対称の位置に移動可能である。なお、記録媒体
上を移動する間、ノズル面と記録媒体の間隔は、dに保
たれるように構成されている。
【0122】1526a−1526lは、リザーブタン
クであり、それぞれ対応する記録ヘッド1513a−1
513lに装着され、記録ヘッドにインクを供給するよ
うになっている。リザーブタンク1526a−1526
lには、チューブ1526’が接続されており、チュー
ブ1526’は更にインクタンクに接続されて、インク
タンクからリザーブタンクにインクが補給されるように
なっている。
【0123】本実施形態ではリザーブタンクと記録ヘッ
ドは、12個用意されている。その内訳は、ここでは黒
インクで濃度の異なるもの6種類(薄い方から#1〜#
6)を使用し、各濃度について2個ずつ用いる。
【0124】また、1525は、ローラ1502および
1504間に設けられた記録媒体ガイドである。図12
(b)の1515は、以上の構成により記録媒体上にノ
ズルから吐出されたインク滴によって形成されるドット
である。
【0125】記録媒体に記録が行われる動作を図10を
参照して説明する。まず記録媒体1501が図の右方向
からローラ1502および1503の間に送り込まれ
る。そして記録媒体は、モーター1507により、所定
距離ずつ間欠的にX方向に送られる。記録媒体が停止し
ている間に、モーター1521が回転し、キャリッジを
Y方向に一定のスピードで移動させる。キャリッジ上の
記録ヘッドが、記録媒体の上を通過する間に、画像信号
に対応してノズルからインク滴を吐出させる信号が送ら
れ、これに従って各ノズルから選択的に液滴が吐出され
る。
【0126】記録ヘッドが記録媒体上を通過して、記録
媒体上から離れた位置にある間にモーター1507が記
録媒体を所定距離X方向に移動して停止し、ここで再び
モーター1507が記録媒体を所定スピードで移動さ
せ、同様に選択的に記録ヘッドから液滴を吐出させる。
以下これを繰り返すことで、最終的に記録媒体上に所望
の画像が記録される。記録が終了した記録媒体は、15
04および1506によって図の左方向に搬送され、記
録が終了した記録媒体は搬送手段によって排出される。
【0127】<プリンタの制御構成>図14は上記イン
クジェットプリンタ600の制御構成を示すブロック図
である。図において、500はホストに接続されている
通信手段であり、1はI/F部である。プリンタで記録
する画像データは各画素に対する濃度データ(CV値)
の形式で、不図示のホストから通信手段500を介して
I/F部1に入力される。2はユーザが各種パラメータ
の設定および記録開始を指示するための各種キーを備え
ている操作部であり、3は記憶媒体中の各種プログラム
に従ってプリンタ全体を制御するCPUである。
【0128】400は制御プログラムやエラー処理プロ
グラムに従ってプリンタを動作させるためのプログラム
などを格納している記憶媒体である。プリンタ600は
すべてこのプログラムによって動作する。該プログラム
を格納する記録媒体400としては、ROM、FD、C
D−ROM、HD、メモリカード、光磁気ディスクなど
を用いる事ができる。
【0129】記憶媒体400には、モダリティに依存す
るガンマカーブを、プリンタで記録した場合に所望のガ
ンマカーブとなるように変換するガンマ補正テーブルa
(400a)とガンマ補正テーブルb(400b)との
2種類のガンマ補正テーブル、インク重ね打ち組合せテ
ーブルa(400c)とインク重ね打ち組合せテーブル
b(400d)との2種類のインク重ね打ち組合せテー
ブル、及び各種制御プログラム群400eが格納されて
いる。
【0130】図15は、ガンマ補正テーブルaの一例で
あり、図16は、ガンマ補正テーブルbの一例である。
ガンマ補正テーブルaは、0〜255のCV値を0〜2
55のCD値に変換し、ガンマ補正テーブルbは、0〜
255のCV値を0〜4095のCD値に変換する。ガ
ンマ補正テーブルbの方が、より精密に所望のガンマカ
ーブに変換することができるが、出力されたデータのビ
ット数が多くなるので、その後の処理に時間がかかる。
【0131】図17は、インク重ね打ち組合せテーブル
aの一例であり、図18はインク重ね打ち組合せテーブ
ルbの一例である。図中No.は階調を示し、dlはイ
ンク濃度、thは閾値をそれぞれ示している。
【0132】インク重ね打ち組合せテーブルbに比べ
て、インク重ね打ち組合せテーブルaは、使用するイン
クの種類を1種類減らして5種類としており、テーブル
の行数も少なくなっている。このため、インク重ね打ち
組合せテーブルbを使用した場合に比べて、インク重ね
打ち組合せテーブルaを使用した場合は、濃度データに
対応するCD値と、テーブルで決定された重ね打ちの組
合せで記録した場合のCD値との差の最大値が大きくな
ってしまうが、そのかわり重ね打ちするインクの数が減
り、使用するインク量が少なくてすむ。
【0133】5は記憶媒体4中の各種プログラムのワー
クエリア、エラー処理時の一時待避エリア及び画像処理
時のワークエリアとして用いるRAMである。6は入力
画像を格納するイメージメモリである。7は入力画像を
基に、インクジェットで多階調を実現するための吐出パ
ターンを作成する画像処理部、8は2値化された画像デ
ータを格納するビットプレーンメモリである。
【0134】9は記録時に画像処理部で作成された吐出
パターンに基づいてドット画像を形成する記録部であ
る。10は本装置内のアドレス信号、データ、制御信号
などを伝送するバスラインである。
【0135】<使用するインクについて>記録ヘッドで
使用するインクの特性について説明する。以下の表1に
示すように使用するインクは6種類であり、濃度の薄い
方から順に♯1〜#6とする。同時に各インクの染料濃
度(%)及び、透明の記録媒体に記録した場合の透過濃
度(記録OD値)を示す。
【0136】
【表1】
【0137】尚、各インクは染料及び溶媒からなり、溶
媒は、水に、界面活性剤、保湿剤等の各種添加剤が含ま
れたものである。これら添加剤は、記録ヘッドからの吐
出特性、記録媒体上での吸収特性とを制御するものであ
る。
【0138】これらのインクを用いて、同一画素に打ち
込む重ね打ち回数を最大4とし、同一濃度のインクの重
ね打ちはしないという制限の下では、一つの画素で表す
ことのできる階調数は、6+
1=57となる。尚、表1では、同一濃度になる組合せ
ができないような染料濃度を持つインクが設定してあ
る。また、この時の低濃度側4種のインクドット単独の
濃度比は、低濃度側から1:2:4:8になっている。
【0139】そして、この57階調のうちの53階調を
使用して画像を出力する。つまり、入力画像データ(2
56階調)を53値化して画像を出力する。その時の各
階調(53階調)を表現するためのインクの種類とその
組合せは、上述の図16および17に示したインク重ね
打ち組合せテーブルaまたはbに従う。図中、No.の
欄は各階調を示している。なお、図18において※で示
した部分は、低濃度部分での濃度レベルの差が、高濃度
部分と比較して小さくなるようにするために使用しない
組合せを示している。
【0140】インク#1〜#6の欄において、○はその
インクを記録ヘッドから吐出することを示し、×はその
インクを記録ヘッドから吐出しないことを示している。
また、dl[i](i=0〜52:整数)の欄は各階調
を表現するインク濃度レベルを示している(記録OD値
に比例)。またth[i](i=0〜52:整数)の欄
は入力画像データを53階調のいずれかの階調に決定す
るための閾値を示している。尚、閾値は、通常、インク
濃度レベルdl[k−1]とインク濃度レベルdl
[k]との間の中点のインク濃度レベルとして決定され
る。
【0141】ここで各階調を示すインクの種類の組合せ
がインク重ね打ち組合せデータであり、その組合せに基
づいて決定されるインク濃度レベルがインク濃度データ
である。
【0142】そして、この53値のインク濃度レベル
(dl[0]〜dl[57])と52値の閾値(th
[1]〜th[52])を用いて、多値誤差拡散処理部
2で、入力画像データ(256階調)を53値化する多
値誤差拡散処理を行う。
【0143】この例では、多値誤差拡散処理を用いて入
力画像データの多値化を行っているか、これに限定され
るものではない。例えば、多値平均濃度保存法、多値デ
ィザマトリックス法あるいはサブマトリックス法等の他
の多値化の方法を用いて、入力画像データの多値化を行
っても良い。
【0144】<画像処理部について>次に、図19を用
いてプリンタの画像処理フローを説明する。
【0145】尚、以下に述べるプロセスは、ハード(画
像処理ボード)で実行するように構成することもできる
し、ソフトで実行するように構成することもできる。ソ
フトで実行する場合には、ハードウェアとしての画像処
理部7は存在せず、制御プログラム群の中に画像処理プ
ログラムを格納し、CPUの制御により、このプログラ
ムが実行されることで以下のプロセスが実行される。
【0146】ユーザが操作部から所望の画像の記録を指
示すると、I/F部1を介してデータ読み込み処理S1
00を行い、読み込んだデータをイメージメモリに格納
する。モダリティ調査S101では、このデータの中に
含まれる付帯情報を調査し、画像を取得したモダリティ
を認識する。テーブル選択S102では認識したモダリ
ティに従って、モダリティがCT・MR・USのいずれ
かの場合は、ガンマ補正テーブルaおよびインク重ね打
ち組合せテーブルaを選択し、DRの場合にはガンマ補
正テーブルbとインク重ね打ち組合せテーブルbを選択
する。
【0147】指定メディア調査S103では、付帯情報
を調査する。付帯情報に指定されたメディアがフィルム
トレイまたはペーパートレイに装填されていれば、その
いずれかを選択する。付帯情報に指定されたメディアが
フィルムトレイ、ペーパートレイのいずれにも装填され
ていなければ、先に調査した画像取得モダリティがDR
の場合はフィルムトレイを選択する。画像取得モダリテ
ィがCT・MR・USのいずれかであれば、ペーパート
レイを選択する。
【0148】ガンマ補正処理S11では、イメージメモ
リに格納されたデータから画像データを取り出し、各画
素ごとのCV値を、テーブル選択S102で選択された
ガンマ補正変換テーブルaまたはガンマ補正変換テーブ
ルbのうちの選択されたテーブルを用いて濃度を表す信
号CD値に変換し、イメージメモリ6に格納する。
【0149】前段処理S12では、イメージメモリの画
像に対し、拡大補間処理、画像回転、フォーマッティン
グなどの処理を行う。注目画素選択S13では、イメー
ジメモリ領域内のこれから処理をしようとする一画素を
選択し、濃度データCD値を得る。インク分配処理S1
4では、テーブル選択S102で選択されたインク重ね
打ち組合せテーブルa又はインク重ね打ち組合せテーブ
ルbを参照して、重ね打ちするインクの組合せデータを
得、各濃度のインクの吐出、不吐出を示す2値信号を決
定し、更にこれから所定の規則により、対応する記録ヘ
ッドの吐出、不吐出を示す2値信号を決定して、各記録
ヘッドに対応したビットプレーンメモリ8に記録する。
【0150】誤差拡散処理S16では、濃度データに対
応するCD値と、上で決定された重ね打ちの組合せで記
録した場合のCD値との差を、まだ展開処理の完了して
いない周囲の画素に振り分け、イメージメモリの該当画
素のCD値に加減する。
【0151】<誤差拡散処理>ここで、誤差拡散処理S
16の詳細を図20を用いて説明する。
【0152】図20は、入力画像データと多値誤差拡散
処理後に得られる53値化画像データの配置を示す模式
図である。すなわち、入力画像データが示す各画素ごと
の256濃度データ(0[黒]〜255[透明])にお
ける画素の配置の一部を示す図である。図20の(a)
において、f(i,j)は多値化(53値化)しようと
する注目画素(i,j)の256濃度データレベルを示
す。ここで、破線より上の各画素f(i−2,j−1)
〜(i−1,j)は、既に多値化(53値化)処理が終
了しており、B(i,j)は注目画素(i,j)の多値
化(53値化)後の濃度データ(“0”,“8.6”,
…,“250.7”,“255”の53個の値とする)
を示している。また、注目画素(i,j)の多値化(5
3値化)後は、f(i,j+1),f(i,j+2),
と順次同様の多値化(53値化)処理を行う。
【0153】まず、注目画素(i,j)の256濃度デ
ータレベルf(i,j)を、閾値th[k]と比較演算
する。
【0154】 th[k]≦f(i,j)<th[k+1]…(1) B(i,j)=dl[k]…(2) そして、上記(1)式を満たすkを求め、(2)式によ
り注目画素(i,j)の多値化(53値化)後の濃度デ
ータB(i,j)を決定する。
【0155】続いて、図20の(b)に示す誤差拡散マ
トリックスを用いて、上記の多値化処理で決定された濃
度データB(i,j)と多値化処理前の256濃度デー
タレベルf(i,j)との間に生じた誤差errを、 err=f(i,j)−dl[k]…(3) によって演算する。
【0156】そして、演算された誤差errを、 f’(x,y)=f(x,y) +err×M(x−i,y−j)/31…(4) に従って他の画素へ拡散する。
【0157】このようにして、誤差errが、図20の
(b)に示すような誤差拡散マトリックスの配分に従っ
て各画素へ拡散され、以後この拡散された誤差を含めた
値f’(i,j)を用いて、同様に多値化(53値化)
処理を行う。
【0158】以上の処理を行うことにより、注目した一
画素の処理が終了する。
【0159】画像の濃度データCD値をもとに、図19
のS14、S16の処理をある領域内の全画素に対して
繰り返すことにより、各記録ヘッドに対する各画素ごと
の吐出、不吐出の2値信号dl、d2、d3、…が形成
される。
【0160】ここで、上記領域は、記録しようとする1
ページ全領域とし、1ページ分のビットプレーンを完成
させてから以下に記す記録のプロセスに移行しても良い
し、1ページを何分の一かに分割し、分割した領域ごと
にビットプレーンを完成させ、まずこの領域の記録を行
ったのち、次の領域の処理に移っても良い。後者の場
合、それぞれのビットプレーンを更に複数に分け、前の
領域の記録プロセスを行っている間に次の領域のビット
プレーンを作成するようにしても良い。
【0161】以上説明したように本実施形態によれば、
データをプリンタに転送した時に、そのデータの中に含
まれている付帯情報の画像取得モダリティから適切なガ
ンマ補正テーブルおよびインク重ね打ち組合わせテーブ
ルが選択され、記録信号が生成されて記録が行われる。
【0162】従って、ユーザはプリンタに対するパラメ
ータ設定処理を行わずに、出力処理のみを行えばよいの
で、最終的に出力が得られるまでのユーザの操作が軽減
され、特に専門的知識がなくてもデータに対応した適切
な画像が得られる。
【0163】[第4の実施形態]以下、本発明の第4の
実施形態について説明する。なお、上記第3の実施形態
と同様の部分に関しては説明を省略する。
【0164】図21は、本実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。本実施形態も、第3の実施形態と同様にホ
スト2001とプリンタ2002とを含み、両者が通信
手段500で接続されているが、上記第3の実施形態に
おいてはプリンタに含まれていた構成のうち、記録部9
以外の構成がホスト2001に含まれている。
【0165】ホストコンピュータ2001は、記録部9
を除いて、図14のインクジェットプリンタ600と同
じ構成を含んでいる。一方、プリンタ2002は、通信
手段に接続されているI/F部203を有し、バスライ
ン205には、I/F部203、バッファ記憶部20
4、記録部9が接続されている。
【0166】本実施形態で記録を行う場合にも、基本的
には図19に示したフローに従って処理が行われる。具
体的には、S8のビットプレーンに展開するところまで
は、図19と同じフローがホストコンピュータ2001
内で実施される。そして、ビットプレーンに展開された
データは、IF部1、通信手段500を経由して、プリ
ンタ2002にI/F部203を介して入力され、一時
的にバッファ記憶部204に格納される。その後、バッ
ファ記憶部204から順次データを取り出しつつ、上記
第3の実施形態と同様に、記録が行われる。
【0167】以上説明したように本実施形態によれば、
出力処理としてデータをプリンタに転送する際に、ホス
ト側でそのデータの中に含まれている付帯情報の画像取
得モダリティから適切なガンマ補正テーブルおよびイン
ク重ね打ち組合わせテーブルが選択され、記録に必要な
データと共にプリンタに送信されて記録が行われる。
【0168】従って、ユーザはプリンタに対するパラメ
ータ設定処理を行わずに、出力処理のみを行えばよいの
で、最終的に出力が得られるまでのユーザの操作が軽減
され、特に専門的知識がなくてもデータに対応した適切
な画像が得られる。
【0169】[他の実施形態]上に述べた第3および第
4の実施形態では、画像データに付随して送られてくる
付帯情報のうち、画像取得モダリティ名を利用している
が、これ以外の付帯情報を利用することももちろんでき
る。例えば、検査依頼部門名(検査依頼部門ID)、検
査依頼者名(検査依頼者ID)、検査名(検査ID)、
検査理由名(検査理由ID)、患者の属性(入院か外来
か、病歴、初診か再来か等)(患者ID)、ハードコピ
ーの使用目的(診断用、検査依頼先に添付、患者説明
用、教育用、発表資料等)記録を行う場合のフィルムの
種類やサイズなどの付帯情報を利用しても良い。
【0170】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0171】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0172】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0173】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0174】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0175】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0176】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0177】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0178】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0179】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0180】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0181】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0182】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0183】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0184】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0185】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0186】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図18に示す)フロー
チャートに対応するプログラムコードが格納されること
になる。
【0187】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
力処理としてデータを出力装置に転送した時に、そのデ
ータと共に送信される付帯情報から出力に関する情報が
検出されて、出力装置で必要な出力パラメータが自動的
に選択され、その出力パラメータに従ってデータ変換さ
れて出力が行われる。
【0188】従って、ユーザは出力装置に対するパラメ
ータ設定処理を行わずに、出力処理のみを行えばよいの
で、最終的に出力が得られるまでのユーザの操作が軽減
され、特に専門的知識がなくてもデータに対応した適切
な出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を表すブロック
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を表すブロック
図である。
【図3】第1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明にかかる出力パラメータを決定するフロ
ーチャートである。
【図5】従来の出力システムの構成例を表すブロック図
である。
【図6】従来の出力システムの別の構成例を表すブロッ
ク図である。
【図7】従来の出力システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明の第3の実施形態のインクジェットプリ
ンタの全体構成を示す断面図である。
【図9】図8のプリンタの記録部の構成を示す斜視図で
ある。
【図10】図8のプリンタの記録部の構成を示す断面図
である。
【図11】図8のプリンタのキャリッジの構成を示す上
面図である。
【図12】記録ヘッドのノズル構成と形成されるドット
を示す図である。
【図13】図8のプリンタのキャリッジの構成を示す下
面図である。
【図14】図8のプリンタの制御構成を示すブロック図
である。
【図15】ガンマ補正テーブルaの例を示す図である。
【図16】ガンマ補正テーブルbの例を示す図である。
【図17】インク重ね打ち組合せテーブルaの例を示す
図である。
【図18】インク重ね打ち組合せテーブルaの例を示す
図である。
【図19】第3の実施形態の画像処理のフローである。
【図20】誤差拡散処理を説明するための図である。
【図21】第4の実施形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/38 G06T 1/00 290A 5B021 G06F 3/06 301 A61B 5/05 370 5B057 3/12 B41J 3/04 101Z 5B065 // G06T 1/00 290 103X (72)発明者 大古田 啓次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松本 和正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齋藤 秀彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 清水 英 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EB06 EC76 ED03 ED05 ED07 FA03 FA10 FB01 HA28 HA29 KB37 KC02 2C057 AF39 AH13 AJ10 AL03 AL40 AM03 AM18 AM28 AN01 CA04 CA05 CA07 2C061 AP01 AQ05 AR01 AS11 AS13 HJ08 HK07 HM07 HN19 HN20 HQ20 HQ21 2C087 AB05 AC07 BA03 BA07 BA12 BD01 BD06 BD11 BD24 CA02 4C096 AB37 AD16 DE04 DE06 5B021 AA01 AA18 BB00 CC06 KK02 LB07 5B057 AA08 AA09 BA03 BA06 CA02 CA08 CA19 CB02 CB08 CE11 CH07 CH11 CH12 DA17 5B065 BA01 BA02 BA03 BA05 CE01 ZA02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出力パラメータを設定可能な出力
    装置の出力条件設定方法であって、 所定のプロトコルに従って出力すべきデータと共に該デ
    ータの付帯情報が入力されたときに、前記付帯情報から
    前記データの出力に関する情報を検出する検出工程と、 検出した情報に応じて前記出力パラメータを選択する選
    択工程と、 選択した出力パラメータに従って、前記データを変換す
    る変換工程とを備えていることを特徴とする出力装置の
    出力条件設定方法。
  2. 【請求項2】 前記検出工程、前記選択工程および前記
    変換工程が、前記出力装置内で実行されることを特徴と
    する請求項1に記載の出力装置の出力条件設定方法。
  3. 【請求項3】 前記検出工程、前記選択工程および前記
    変換工程が、前記出力装置に前記データおよび付帯情報
    を送信するホスト機器内で実行されることを特徴とする
    請求項1に記載の出力装置の出力条件設定方法。
  4. 【請求項4】 前記所定のプロトコルは、医用画像の通
    信プロトコルであることを特徴とする請求項1から3の
    いずれか1項に記載の出力装置の出力条件設定方法。
  5. 【請求項5】 前記出力装置は、記録媒体に記録を行う
    記録装置であることを特徴とする請求項1から4のいず
    れか1項に記載の出力装置の出力条件設定方法。
  6. 【請求項6】 前記出力装置は、インク滴を吐出して記
    録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であること
    を特徴とする請求項5に記載の出力装置の出力条件設定
    方法。
  7. 【請求項7】 前記データの出力に関する情報は、画像
    取得モダリティおよび記録媒体の種類のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の出力装置の
    出力条件設定方法。
  8. 【請求項8】 前記出力パラメータは、ガンマ特性およ
    び記録階調数のいずれかを含むことを特徴とする請求項
    5または6に記載の出力装置の出力条件設定方法。
  9. 【請求項9】 所定のプロトコルに従って出力すべきデ
    ータと共に該データの付帯情報を出力するホスト機器
    と、複数の出力パラメータを設定可能な出力装置とを含
    む出力システムであって、 前記付帯情報から前記データの出力に関する情報を検出
    する検出手段と、 検出した情報に応じて前記出力パラメータを選択する選
    択手段と、 選択した出力パラメータに従って、前記データを変換す
    る変換手段とを備えていることを特徴とする出力システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記出力装置が、前記検出手段、前記
    選択手段および前記変換手段を備えることを特徴とする
    請求項9に記載の出力システム。
  11. 【請求項11】 前記ホスト機器が、前記検出手段、前
    記選択手段および前記変換手段を備えることを特徴とす
    る請求項9に記載の出力システム。
  12. 【請求項12】 前記所定のプロトコルは、医用画像の
    通信プロトコルであることを特徴とする請求項9から1
    1のいずれか1項に記載の出力システム。
  13. 【請求項13】 前記出力装置は、記録媒体に記録を行
    う記録装置であることを特徴とする請求項9から12の
    いずれか1項に記載の出力システム。
  14. 【請求項14】 複数の記録パラメータを設定可能な記
    録装置であって、 所定のプロトコルに従って出力すべきデータと共に該デ
    ータの付帯情報が入力されたときに、前記付帯情報から
    前記データの記録に関する情報を検出する検出手段と、 検出した情報に応じて前記記録パラメータを選択する選
    択手段と、 選択した記録パラメータに従って、前記データを変換す
    る変換手段とを備えていることを特徴とする記録装置。
  15. 【請求項15】 前記所定のプロトコルは、医用画像の
    通信プロトコルであることを特徴とする請求項14に記
    載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録装置は、インク滴を吐出して
    記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であるこ
    とを特徴とする請求項14または15に記載の記録装
    置。
  17. 【請求項17】 前記データの記録に関する情報は、画
    像取得モダリティおよび記録媒体の種類のいずれかを含
    むことを特徴とする請求項14から16のいずれか1項
    に記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記記録パラメータは、ガンマ特性お
    よび記録階調数のいずれかを含むことを特徴とする請求
    項14から17のいずれか1項に記載の記録装置。
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