JP2002019034A - 包装用積層ストレッチフィルム - Google Patents

包装用積層ストレッチフィルム

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JP2002019034A JP2000202151A JP2000202151A JP2002019034A JP 2002019034 A JP2002019034 A JP 2002019034A JP 2000202151 A JP2000202151 A JP 2000202151A JP 2000202151 A JP2000202151 A JP 2000202151A JP 2002019034 A JP2002019034 A JP 2002019034A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】実用的なヒートシール性と包装適性とを有する
性能バランスのとれた包装用積層ストレッチフィルムの
提供。 【解決手段】両表面層を構成する(A)層、中間層を構
成する(B)層および(C)層を有する包装用積層スト
レッチフィルムであって、(A)層、(B)層及び
(C)層がそれぞれ下記(A)、(B)、(C)に示す
樹脂組成物からなる包装用積層ストレッチフィルム。
(A)エチレン−酢酸ビニル共重合体及び又は直鎖状エ
チレン−α−オレフィン共重合体99.5〜90重量%
と防曇剤を0.5〜10重量%とからなる樹脂組成物 (B)結晶融解ピーク温度が(A)層の樹脂組成物の結
晶融解ピーク温度より20℃以上高いポリオレフィン系
樹脂 (C)α−オレフィンに由来する繰り返し単位と環状オ
レフィンに由来する繰り返し単位とを有し、ガラス転移
温度(Tg)が30℃以下である環状オレフィン系共重
合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品等の包装に好適に用
いられるストレッチフィルムに関し、特に、塩素を含ま
ない材料からなる包装用積層ストレッチフィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、青果物、精肉、惣菜等を軽量
トレーに載せて透明フィルムで包装する、いわゆるプリ
パッケージに用いられる包装用フィルムとしては、ポリ
塩化ビニル(PVC)系のものが主に使用されてきた。
PVC系の包装用フィルムは包装効率がよく、包装仕上
がりも綺麗である等の包装適性に優れており、また、包
装後のフィルムに指で押したり等の押圧変形を加えて
も、すぐ元の状態に回復する弾性回復性に優れ、かつ底
シール性も良好であるので輸送や陳列中にフィルムが剥
がれることがなく、販売者、消費者の双方に認められた
品質の優位性を持っているためである。しかし、近年、
ポリ塩化ビニル系フィルムは焼却時に塩化水素ガスが発
生したり、多量に含有する可塑剤が溶出することがある
ので、ポリ塩化ビニル系フィルムに代わる代替材料の研
究が行われるようになった。例えばポリオレフィン系樹
脂を用いた構成の包装用ストレッチフィルム等が各種提
案されており、特開平5−51468号公報には、α−
オレフィンに由来する繰り返し単位と環状オレフィンに
由来する繰り返し単位とを有し、ガラス転移温度(T
g)が30℃以下である環状オレフィン系共重合体から
なる包装用フィルムが提案されている。これらの包装用
フィルムは透明性、引裂強度、突刺強度、低温ヒートシ
ール性、弾性回復性などの特性は良好であるが、環状オ
レフィン系共重合体は融点が低くヒートシール温度幅が
狭いためヒートシール時に穴があきやすく商品価値が低
下したり、また単体フィルムではゴム弾性が強いので、
包装時にカット不良を起こしやすい等という問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、適
度な滑り性、自己粘着性、防曇性を有することは勿論の
こと、環状オレフィン系共重合体からなるフィルムが有
する透明性、引裂強度、突刺強度、弾性回復性などの特
性を活かしつつ、実用的なヒートシール性と包装適性と
を有するという、性能バランスのとれた包装用積層スト
レッチフィルムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の包装用積層スト
レッチフィルムは、両表面層を構成する(A)層、中間
層を構成する(B)層および(C)層を有する包装用積
層ストレッチフィルムであって、該(A)層、(B)層
及び(C)層がそれぞれ下記(A)、(B)、(C)に
示す樹脂組成物からなることを特徴とする。 (A)酢酸ビニル含量が5〜25重量%のエチレン−酢
酸ビニル共重合体及び炭素数4〜8のα−オレフィン含
量が5〜25重量%の直鎖状エチレン−α−オレフィン
共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1つを9
9.5〜90重量%と防曇剤を0.5〜10重量%とか
らなる樹脂組成物 (B)示差走査熱量計を用いて測定される結晶融解ピー
ク温度が(A)層の樹脂組成物の結晶融解ピーク温度よ
り20℃以上高いポリオレフィン系樹脂 (C)α−オレフィンに由来する繰り返し単位と環状オ
レフィンに由来する繰り返し単位とを有し、ガラス転移
温度(Tg)が30℃以下である環状オレフィン系共重
合体
【0005】ここで、上記(A)に記載のエチレン−酢
酸ビニル共重合体及び直鎖状エチレン−α−オレフィン
共重合体のメルトフローレート(MFR)(JISK7
210、190℃、荷重21.18N)は、それぞれ
0.2g/10分〜5g/10分の範囲内であることが
できる。また、(B)に記載のポリオレフィン系樹脂
は、示差走査熱量計を用いて測定される結晶融解ピーク
温度が120℃以上の直鎖状エチレン−α−オレフィン
共重合体及び/または結晶融解ピーク温度が130℃以
上のプロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレ
ン−エチレン−ブテン−1共重合体およびリアクタータ
イプのポリプロピレン系エラストマーからなる群から選
ばれる少なくとも一種のポリオレフィン系樹脂であるこ
とができる。また、(C)に記載の環状オレフィン系共
重合体のα−オレフィンに由来する繰り返し単位がエチ
レンであり、環状オレフィンに由来する繰り返し単位が
ノルボルネン系誘導体であることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の包装用積層ストレッチフィルムは、両表面層を
構成する(A)層、中間層を構成する(B)層および
(C)層の少なくとも4層からなる。表面層を構成する
(A)層は、酢酸ビニル含量が5〜25重量%のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体及び炭素数4〜8のα−オレフ
ィン含量が5〜25重量%の直鎖状エチレン−α−オレ
フィン共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1つ
を99.5〜90重量%と防曇剤を0.5〜10重量%
とからなる樹脂組成物を主成分とする。このエチレン−
酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル含量が10〜
20重量%のものが好ましく、さらにメルトフローレー
ト(MFR)(JISK7210、190℃、荷重2
1.18N)が0.2g/10分〜5g/10分のもの
が好ましい。酢酸ビニル含量が5重量%未満では、得ら
れるフィルムが硬く、柔軟性や弾性回復性が低下し、ま
た表面粘着性も発現しにくい。一方、25重量%を越え
ると表面粘着性が強過ぎて巻き出し性や外観が低下し易
い。
【0007】直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体
としては、α−オレフィン含量が10〜15重量%のも
のが好ましく、さらにMFR(JISK7210、19
0℃、荷重21.18N)が0.2g/10分〜5g/
10分のものが好ましい。α−オレフィン含量が5重量
%未満では、得られるフィルムが硬く、ストレッチ包装
時に均一伸展性が得られにくいので、包装後のフィルム
にシワが発生したり、内容物を変形させたり、潰したり
し易く、25重量%を超えると、フィルム成形が困難に
なったり、巻き出し性が低下し易い。ここで、α−オレ
フィンとしては、炭素数4〜8の1−ブテン、1−ヘキ
セン、4−メチル−ペンテン−1、1−オクテンが好ま
しく、これらは1種のみを単独で、または2種以上を組
み合わせて用いることができる。
【0008】上記のエチレン−酢酸ビニル共重合体、直
鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体は、メルトフロ
ーレート(MFR)(JISK7210、190℃、荷
重21.18N)が0.2g/10分〜5g/10分で
あることが好ましい。MFRが0.2g/10分未満で
は、押出加工性が低下することがあり、一方5g/10
分を超えると製膜安定性が低下することがあり、厚み斑
や力学強度の低下やバラツキ等が生じ易くなるため好ま
しくない。
【0009】(A)層を構成する防曇剤は、一般に防曇
剤として用いられているものがそのまま使用でき特に制
限はない。例えば、炭素数が1〜12、好ましくは1〜
6の脂肪族アルコールと、炭素数が10〜22、好まし
くは12〜18の脂肪酸との化合物である脂肪族アルコ
ール系脂肪酸エステルが挙げられ、具体的には、モノグ
リセリンオレート、ジグリセリンモノオレート、ポリグ
リセリンオレート、グリセリントリリシノレート、グリ
セリンアセチルリシノレート、ポリグリセリンステアレ
ート、ポリグリセリンラウレート、メチルアセチルリシ
ノレート、エチルアセチルリシノレート、ブチルアセチ
ルリシノレート、プロピレングリコールオレート、プロ
ピレングリコールラウレート、ペンタエリスリトールオ
レート、ポリエチレングリコールオレート、ポリプロピ
レングリコールオレート、ソルビタンオレート、ソルビ
タンラウレート、ポリエチレングリコールソルビタンオ
レート、ポリエチレングリコールソルビタンラウレート
等を挙げることができる。防曇剤は(A)層中に0.5
〜10重量%の範囲で、好適には1〜8重量%の範囲で
配合する。防曇剤の含有量が0.5重量%より少ない場
合は防曇効果が得られにくく、一方10重量%を超える
と防曇剤のブリードのために透明性などが悪化する。
【0010】本発明において、中間層を構成する(B)
層は、示差走査熱量計を用いて測定される結晶融解ピー
ク温度が(A)層の樹脂組成物の結晶融解ピーク温度よ
り20℃以上高いポリオレフィン系樹脂を主成分とする
耐熱層である。(B)層に使用するポリオレフィン系樹
脂は、特に制限はなく、1種のみを単独でまたは2種以
上を組み合わせて用いてもかまわないが、示差走査熱量
計を用いて測定される(B)層全体の結晶融解ピーク温
度が表面層である(A)層より20℃以上高いことが必
要であり、30℃以上高いことが好ましい。(A)層と
(B)層との結晶融解ピーク温度差が20℃未満では、
ヒートシール温度の幅が狭くなってしまうので、実用的
なヒートシール特性が得られず、ヒートシール時に穴が
あきやすい。ここで用いられるポリオレフィン系樹脂
は、結晶融解ピーク温度が120℃以上であることが好
ましく、さらに好ましくは130℃以上である。(B)
層に使用するポリオレフィン系樹脂としては、具体的に
は後述する(B−1)〜(B−6)などの樹脂を挙げる
ことができるが、ストレッチフィルムとしての諸特性お
よび経済性の面から示差走査熱量計を用いて測定される
結晶融解ピーク温度が120℃以上の直鎖状エチレン−
α−オレフィン共重合体及び/または130℃以上のプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エ
チレン−ブテン−1共重合体およびリアクタータイプの
ポリプロピレン系エラストマーの中から選ばれる少なく
とも一種のポリオレフィン系樹脂が好適に使用される。
【0011】(B)層に使用されるポリオレフィン系樹
脂として挙げられる(B−1)〜(B−6)について、
以下に説明する。 (B−1) エチレン単独重合体あるいはエチレンと炭
素数3〜20のα-オレフィンとの共重合体である。こ
こでエチレンと共重合するα−オレフィンとしては、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−へキセン、
1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセ
ン、3−メチル−ブテン−1、4−メチル−ペンテン−
1等が例示される。コモノマーとしてのα−オレフィン
は1種のみを単独でまたは2種以上を組み合わせて用い
てもかまわない。
【0012】(B−2) エチレンと酢酸ビニルエステ
ル、脂肪族不飽和カルボン酸および脂肪族不飽和モノカ
ルボン酸アルキルエステルより選ばれる少なくとも1つ
の単量体とからなるエチレン系共重合体である。具体的
には、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタ
クリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル(メ
チル、エチル、プロピル、ブチル等の炭素数1〜8のア
ルコールの成分より選ばれる)共重合体、エチレン−メ
タクリル酸エステル(メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル等の炭素数1〜8のアルコールの成分より選ばれる)
共重合体等が挙げられるが、これら2成分の共重合体に
限定されることなく、更に第3の成分を加えた3成分以
上の多元共重合体(例えば、エチレンと脂肪族不飽和カ
ルボン酸および脂肪族不飽和カルボン酸エステルより適
宜選ばれる3元以上の共重合体等)であってもよい。エ
チレンと共重合されるカルボン酸又はカルボン酸エステ
ル基の含有量は、通常3〜35重量%である。
【0013】(B−3) エチレン、プロピレン等のα
−オレフィンと脂肪族不飽和カルボン酸より選ばれた単
量体とからなる共重合体の金属塩(好ましい金属はZ
n、Na、K、Li、Mg等である)。
【0014】(B−4) プロピレンの単独重合体ある
いはプロピレンと共重合可能な他の単量体とのランダム
共重合体又はブロック共重合体。ただし、これらの立体
構造には特に制限がなく、イソタクチック、アタクチッ
ク、シンジオタクチックあるいはこれらの混在した構造
の重合体でもかまわない。共重合可能な他の単量体とし
ては、エチレンや1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチ
ル−ペンテン−1、1−オクテン等の炭素数4〜12の
α−オレフィンおよびジビニルベンゼン、1,4−シク
ロヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、シクロオクタ
ジエン、エチリデンノルボルネン等のジエン類等が挙げ
られるが、これらの2種類以上が共重合されていてもよ
い。本発明においては、これらのうちエチレンであるこ
とが好ましい。ここでランダム共重合体としては、プロ
ピレン−エチレンランダム共重合体やプロピレン−エチ
レン−ブテン−1共重合体などが挙げられ、ブロック共
重合体としては、プロピレン−エチレンブロック共重合
体やリアクタータイプのポリプロピレン系エラストマー
などが挙げられ、具体的な商品としては、チッソ(株)
の商品名「NEWCON」、モンテル・エスディーケイ
・サンライズ(株)製の商品名「Catalloy」等
が市販されている。
【0015】(B−5) 1−ブテン含量が70モル%
以上の結晶性樹脂であり、他の単量体(エチレン、プロ
ピレンの他、炭素数5〜8のα−オレフィン)の1種ま
たは2種以上と共重合した共重合体である。
【0016】(B−6) 4−メチル−ペンテン−1及
び/または3−メチル−ペンテン−1の単独重合体ある
いはこれらと共重合可能な他の単量体(メチル−ペンテ
ン−1以外の炭素数2〜20のα−オレフィンなど)と
の共重合体
【0017】本発明の別の中間層を構成する(C)層
は、α−オレフィンに由来する繰り返し単位と環状オレ
フィンに由来する繰り返し単位とを有し、ガラス転移温
度(Tg)が30℃以下である環状オレフィン系共重合
体を主成分とする。α−オレフィンに由来する繰り返し
単位としては、必ずしも限定されないが、下記一般式
[X]で表わされる繰り返し単位が挙げられる。
【化1】 ただし式中、Rは水素原子又は炭素数1〜20の炭化
水素基を示している。ここで、炭素数1〜20の炭化水
素基として、例えばメチル基、エチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、オ
クチル基、オクタデシル基等を挙げることができる。ま
た、一般式[X]で示される繰り返し単位を与えるα−
オレフィンの具体例としては、例えば、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、3−メチル−ブテン−1、4−メ
チル−ペンテン−1、1−ヘキセン、1−オクテン、デ
セン、エイコセン等を挙げることができ、この中でエチ
レンが好適に使用される。
【0018】環状オレフィンに由来する繰り返し単位と
しては、必ずしも限定されないが、例えば下記一般式
[Y]で表わされる繰り返し単位が挙げられる。
【化2】 ただし式中、R〜Rは、それぞれ水素原子、炭素数
1〜20の炭化水素基又は酸素原子もしくは窒素原子を
含む置換基を示し、R〜Rはそれぞれ互いに同一で
も異なっていてもよく、R又はRとR又はR
は互いに環を形成してもよい。また、nは0以上の整数
を示す。
【0019】ここで、炭素数1〜20の炭化水素基とし
て、具体的には、例えばメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、ヘキシル基などの炭素数1〜20の
アルキル基、フェニル基、トリル基、ベンジル基などの
炭素数6〜20のアリール基、アルキルアリール基もし
くはアリールアルキル基、メチリデン基、エチリデン
基、プロピリデン基などの炭素数1〜20のアルキリデ
ン基、ビニル基、アリル基などの炭素数2〜20のアル
ケニル基等を挙げることができる。但し、R、R
、Rについてはアルキリデン基は除外され、ま
た、R、R、R〜Rのいずれかがアルキリデン
基の場合、それが結合している炭素原子は他の置換基を
有さない。酸素原子を含む置換基として具体的には、例
えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、フェノ
キシ基などの炭素数1〜20のアルコキシ基、メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基などの炭素数1〜
20のアルコキシカルボニル基等を挙げることができ
る。窒素原子を含む置換基として具体的には、例えば、
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などの炭素数1〜
20のアルキルアミノ基やシアノ基等を挙げることがで
きる。
【0020】一般式[Y]で示される繰り返し単位を与
える環状オレフィンの具体例としては、例えば、ノルボ
ルネン、5−メチルノルボルネン、5−エチルノルボル
ネン、5−プロピルノルボルネン、5,6−ジメチルノ
ルボルネン、1−メチルノルボルネン、7−メチルノル
ボルネン、5,5,6−トリメチルノルボルネン、5−
フェニルノルボルネン、5−ベンジルノルボルネン、5
−エチリデンノルボルネン、5−ビニルノルボルネン、
1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−メチル−
1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−エチル−
1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2,3−ジメ
チル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4
a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−ヘキ
シル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4
a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−エチ
リデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,
4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,5
−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,
4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2
−シクロヘキシル−1,4,5,8−ジメタノ−1,
2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、2−イソブチル−1,4,5,8−ジメタノ−
1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、1,2−ジヒドロジシクロペンタジエン、5
−メトキシノルボルネン、5,6−ジカルボキシルノル
ボルネンアンハイドレート、5−ジメチルアミノノルボ
ルネン、5−シアノノルボルネンなどを挙げることがで
き、この中でノルボルネン系誘導体が好適に使用され
る。
【0021】本発明で用いる環状オレフィン系共重合体
は、基本的には、上述したようなα−オレフィン成分と
環状オレフィン成分とからなるものであるが、本発明の
目的を損なわない範囲で、これら必須の2成分の他に、
必要に応じて他の共重合可能な不飽和単量体成分を含有
していてもかまわない。
【0022】本発明においては、(C)層を構成する環
状オレフィン系共重合体はガラス転移温度(Tg)が3
0℃以下であることが必要であり、−20℃から+20
℃の範囲内であることが好ましい。ガラス転移温度(T
g)が30℃を超えると引張弾性率が高くなり、ストレ
ッチ包装時に大きな力を要するようになったり、弾性回
復性も低下し包装適性が劣る。なお、本発明において使
用するガラス転移温度(Tg)は、次のようにして求め
た値である。すなわち、岩本製作所(株)製の粘弾性ス
ペクトロメーターVES−F3を用い、振動周波数10
Hz、昇温速度1℃/分で測定し、得られたデータから
損失弾性率(E")のピーク値を求め、その時の温度を
ガラス転移温度(Tg)とした。
【0023】本発明において、環状オレフィン系共重合
体を構成する、α−オレフィン成分に由来する繰り返し
単位(例えば一般式[X]で表される繰り返し単位)の
含有率と環状オレフィン成分に由来する繰り返し単位
(一般式[Y]で表される繰り返し単位)の含有率との
比(例えば、[X]:[Y])は、α−オレフィン、環
状オレフィンの種類及び組合わせにより異なり、一般的
に規定することは必ずしもできないが、通常80〜9
9.9モル%:20〜0.1モル%、好ましくは82〜
99.5モル%:18〜0.5モル%、特に好ましくは
85〜98モル%:15〜2モル%である。一般式
[X]で表される繰り返し単位の含有率が80モル%未
満であると、共重合体のガラス転移点、引張弾性率が高
くなり、フィルムの弾性回復性が不充分となることがあ
る。一方、α−オレフィン成分に由来する繰り返し単位
の含有率が99.9モル%を超えると、環状オレフィン
成分の導入効果が不充分となることがある。なお、α−
オレフィン組成および環状オレフィン組成は13C−N
MRによって測定される。
【0024】中間層を構成する(B)層および(C)層
には、本発明の主旨を超えない範囲で、例えば、トリミ
ングロス等から発生するリサイクル樹脂や諸物性をさら
に向上させる目的で必要に応じて、石油樹脂類、パラフ
ィン系オイル、液状ポリブテン、ビニル芳香族系化合物
と共役ジエンとの共重合体(ブロックおよびランダム)
またはその水素添加誘導体、芳香族モノマーとエチレン
および/または他のα−オレフィンとの共重合体などを
混合してもかまわない。
【0025】本発明の包装用積層ストレッチフィルムの
各層には、本発明の目的を損なわない範囲で、耐候性安
定剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキング
剤、滑剤、核剤、可塑剤、老化防止剤、塩酸吸収剤、酸
化防止剤等の添加剤を適宜混合してもかまわない。
【0026】本発明の包装用積層ストレッチフィルム
は、(A)/(B)/(C)/(A)の少なくとも4層
構成からなるが、例えば、(A)/(B)/(C)/
(B)/(A)等の5層以上の構成でもよく、また、
(A)、(B)、(C)以外の他の層を含んでいてもよ
い。他の層は用途や目的等に応じて、例えば、弾性を付
加する層、引張強度や引裂強度等を適当に調節する層
等、適宜選択することができ、他の層を(M層)で示す
こととすると、(A)/(M)/(B)/(C)/
(A)、(A)/(M)/(B)/(C)/(B)/
(M)/(A)などの層構成を有することができる。な
お、本発明の包装用積層ストレッチフィルムが2層以上
の(A)層、(B)層、(M)層等を有する層構成の場
合には、2層以上の(A)層、(B)層、(M)層等は
それぞれ各層の樹脂組成等が同一でも異なっていてもよ
い。
【0027】一般に本発明の包装用積層ストレッチフィ
ルムの厚さは、通常の包装用ストレッチフィルムの厚さ
と同程度の範囲、すなわち8〜30μm程度、代表的に
は10〜20μm程度の範囲にある。また各層の総厚み
比率は、特に制限されるものではないが、全体の厚みに
対して(A)層が20〜65%、(B)層が5〜40
%、(C)層が30〜70%、(M)層が0〜30%程
度であることがストレッチフィルムとしての諸特性およ
び経済性の面から好ましい。
【0028】本発明の包装用積層ストレッチフィルム
は、Tダイ押出機等から材料を溶融押出しする押出成
形、環状(リング)ダイ等から溶融樹脂をブロー押出し
するインフレーション成形等によりフィルム状に成形さ
れる。積層フィルムとするには複数の押出機を用いて多
層ダイにより共押出しすることが有利である。実用的に
は、環状(多層)ダイから材料樹脂を溶融押出してイン
フレーション成形することが好ましく、その際のブロー
アップ比(膨らまされた筒形状のフィルムの直径/環状
ダイの直径)は4以上が好ましく、特に5〜7の範囲で
あることが好適である。その際の冷却方法としては、筒
形状のフィルムの外面から冷却する方法、筒形状のフィ
ルムの外面と内面との両面から冷却する方法のどちらで
も良い。さらに、得られたフィルムは延伸されてもよ
く、例えば、樹脂の結晶化温度以下に加熱し、ニップロ
ール間の速度差を利用してフィルムの縦方向に1.2〜
5倍延伸する、又はフィルムの縦横両方向に1.2〜5
倍に二軸延伸することができる。
【0029】
【実施例】以下に実施例でさらに詳しく説明するが、こ
れらにより本発明は何ら制限を受けるものではない。な
お、本明細書中に表示されるフィルムについての種々の
測定値および評価は次のようにして行った。ただし、フ
ィルムの押出機からの流れ方向を縦方向、その直交する
方向を横方向と称す。
【0030】1)結晶融解ピーク温度 パーキンエルマー社製の示差走査熱量計、商品名「DS
C−7」を用いて、試料10mgをJISK7121に
準じて、加熱速度10℃/分で昇温したときのサーモグ
ラムから求めた。 2)ガラス転移温度(Tg) 岩本製作所(株)製の粘弾性スペクトロメーター、商品
名「VES−F3」を用い、振動周波数10Hz、昇温
速度1℃/分で測定し、得られたデータから損失弾性率
(E”)のピーク値を求め、その時の温度をガラス転移
温度(Tg)とした。 3)透明性(Haze) ASTM D1003に準じて、得られた包装用積層ス
トレッチフィルムをヘイズメーターにて測定した。 4)包装適性、底シール性 幅350mmの包装用積層ストレッチフィルムを用い
て、自動包装機((株)イシダ社製 商品名「ISID
A・Wmini MK−II」)により発泡ポリスチレ
ン製のトレイ(長さ200mm、幅130mm、高さ3
0mm)を包装し、包装適性、底シール性について評価
した。ただし、包装適性、底シール性の評価方法、評価
基準は表1に示す。
【0031】(実施例1)両表面層(A)として、EV
A(酢酸ビニル含量:15重量%、190℃、荷重2
1.18NでのMFR:2.0g/10分、結晶融解ピ
ーク温度:92.5℃)100重量部に防曇剤としてジ
グリセリンモノオレート2.0重量部を混練した組成物
を用い、中間層(B)として、直鎖状エチレン−α−オ
レフィン共重合体(α−オレフィン:1−ブテン、19
0℃、荷重21.18NでのMFR:1.8g/10
分、結晶融解ピーク温度:123℃)を用い、中間層
(C)として、エチレン−ノルボルネン共重合体(T
g:2℃、エチレン含量:94モル%、結晶融解ピーク
温度:99℃、190℃、荷重21.18NにおけるM
FR:1.5g/10分)を用いて、層構成が(A)/
(B)/(C)/(B)/(A)となるように、各層の
樹脂組成物を環状5層ダイに投入し、環状5層ダイの温
度が190℃、ブローアップ比が5.5で共押出インフ
レーション成形し、総厚みが15μm((A)/(B)
/(C)/(B)/(A)=1.5μm/1.5μm/
9μm/1.5μm/1.5μm)のフィルムを得た。
このフィルムについて、透明性、包装適性等の評価を行
った。その結果は表2に示す。
【0032】(実施例2)実施例1において、中間層
(B)の樹脂組成物を、直鎖状エチレン−α−オレフィ
ン共重合体70重量%とプロピレン−エチレンランダム
共重合体(エチレン含量:4モル%、230℃、荷重2
1.18NにおけるMFR:2.3g/10分、結晶融
解ピーク温度:147℃)30重量%からなる混合樹脂
組成物に変更した以外は、実施例1と同様にして包装用
積層ストレッチフィルムを得た。得られた包装用積層ス
トレッチフィルムについて、実施例1と同様の評価を行
った。その結果は表2に示す。
【0033】(実施例3)実施例2において、各層の厚
さを(A)/(B)/(C)/(B)/(A)=2.5
μm/2μm/6μm/2μm/2.5μmと変更した
以外は実施例2と同様にして、総厚み15μmの包装用
積層ストレッチフィルムを得た。得られた包装用積層ス
トレッチフィルムについて、実施例1と同様の評価を行
った。
【0034】(実施例4)実施例2において、層構成を
(A)/(B)/(C)/(A)とし、環状4層ダイを
用いた以外は実施例2と同様にして、環状4層ダイ温度
190℃、ブローアップ比5.5で共押出インフレーシ
ョン成形を行ない、総厚み15μm((A)/(B)/
(C)/(A)=2μm/2μm/9μm/2μm)の
包装用積層ストレッチフィルムを得た。得られた包装用
積層ストレッチフィルムについて、実施例1と同様の評
価を行った。その結果を表2に示す。
【0035】(実施例5)実施例1において、(A)層
の樹脂組成物を直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合
体(α−オレフィン:ヘキセン、α−オレフィン含量:
13重量%、190℃、荷重21.18NでのMFR:
3.5g/10分、結晶融解ピーク温度:97℃)に変
更した以外は実施例1と同様にして包装用積層ストレッ
チフィルムを得た。得られた包装用積層ストレッチフィ
ルムについて、実施例1と同様の評価を行った。
【0036】(比較例1)実施例1において、層構成を
(C)層の単層構成とし、環状ダイを用いた以外は実施
例1と同様にして、環状ダイ温度190℃、ブローアッ
プ比5.5でインフレーション成形により厚み15μm
の包装用単層ストレッチフィルムを得た。得られたフィ
ルムについて、実施例1と同様の評価を行った。その結
果は表2に示す。
【0037】(比較例2)両表面層(A)層として実施
例1と同一のEVAを用い、中間層(C)として実施例
2の中間層に用いたプロピレン−エチレンランダム共重
合体50重量%と実施例1の中間層(C)に用いた環状
オレフィン系共重合体50重量%との混合樹脂組成物を
用い、環状3層ダイを用いて、環状3層ダイ温度190
℃、ブローアップ比5.5でインフレーション成形し、
総厚み15μm(3μm/9μm/3μm)の包装用積
層ストレッチフィルムを得た。得られたフィルムについ
て、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表2に
示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表2から明らかなように、実施例1〜5の
包装用積層ストレッチフィルムは、両表面層の結晶融解
ピーク温度よりも中間層である耐熱層(B)の結晶融解
ピーク温度が20℃以上高いので、ヒートシール時に熱
により穴があくことがなく、かつ、環状オレフィン系共
重合体の弾性回復性などの特性を保持しているため良好
な包装適性が得られることが分かる。一方、比較例1で
はヒートシール温度幅が狭いためヒートシール時に穴が
あき、また、比較例2では中間層を1層しか設けておら
ず、中間層がノルボルネン系樹脂に、これより結晶融解
ピーク温度が20℃以上高い他の結晶性ポリオレフィン
系樹脂を配合しただけなので、良好な包装適性が得られ
ないとともに透明性の悪化を引き起こし実用上問題のあ
ることが分かる。なお、実施例1〜5の本発明の包装用
積層ストレッチフィルムは、適度な滑り性、自己粘着
性、防曇性を有し、引裂強度、突刺強度、弾性回復性を
有することも確認した。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、適度な滑り性、自己粘
着性、防曇性を有し、また環状オレフィン系共重合体か
らなるフィルムが有する透明性、引裂強度、突刺強度、
弾性回復性などの特性を活かしつつ、実用的なヒートシ
ール性と包装適性とのバランスのとれた包装用積層スト
レッチフィルムが提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/10 C08K 5/10 C08L 23/08 C08L 23/08 (72)発明者 野呂 正孝 滋賀県長浜市三ツ矢町5番8号 三菱樹脂 株式会社長浜工場内 Fターム(参考) 3E086 AA02 AB01 AD17 BA04 BA15 BB22 BB51 BB58 BB66 BB85 BB90 DA03 4F100 AK02C AK03B AK09B AK62A AK62D AK64B AK68A AK68D AK68K AK80B AL01C AL03B AL09B BA04 BA07 BA10A BA10D BA15 BA26A BA26B BA26D CA10A CA10D GB15 JA04A JA04B JA04D JA06A JA06D JK03 JK07 JK08 JK14 JK16 JL07 JL13 JN01 YY00A YY00B YY00D 4J002 BB051 BB061 EH046 EH056 GF00 GG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両表面層を構成する(A)層、中間層を
    構成する(B)層および(C)層を有する包装用積層ス
    トレッチフィルムであって、該(A)層、(B)層及び
    (C)層がそれぞれ下記(A)、(B)、(C)に示す
    樹脂組成物からなることを特徴とする包装用積層ストレ
    ッチフィルム。 (A)酢酸ビニル含量が5〜25重量%のエチレン−酢
    酸ビニル共重合体及び炭素数4〜8のα−オレフィン含
    量が5〜25重量%の直鎖状エチレン−α−オレフィン
    共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1つを9
    9.5〜90重量%と防曇剤を0.5〜10重量%とか
    らなる樹脂組成物 (B)示差走査熱量計を用いて測定される結晶融解ピー
    ク温度が(A)層の樹脂組成物の結晶融解ピーク温度よ
    り20℃以上高いポリオレフィン系樹脂 (C)α−オレフィンに由来する繰り返し単位と環状オ
    レフィンに由来する繰り返し単位とを有し、ガラス転移
    温度(Tg)が30℃以下である環状オレフィン系共重
    合体
  2. 【請求項2】 請求項1における(A)に記載のエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体及び直鎖状エチレン−α−オレ
    フィン共重合体のメルトフローレート(MFR)(JI
    SK7210、190℃、荷重21.18N)は、それ
    ぞれ0.2g/10分〜5g/10分の範囲内であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の包装用積層ストレッチ
    フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1における(B)に記載のポリオ
    レフィン系樹脂は、示差走査熱量計を用いて測定される
    結晶融解ピーク温度が120℃以上の直鎖状エチレン−
    α−オレフィン共重合体及び/または結晶融解ピーク温
    度が130℃以上のプロピレン−エチレンランダム共重
    合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体およ
    びリアクタータイプのポリプロピレン系エラストマーか
    らなる群から選ばれる少なくとも一種のポリオレフィン
    系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の包装用
    積層ストレッチフィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1における(C)に記載の環状オ
    レフィン系共重合体のα−オレフィンに由来する繰り返
    し単位がエチレンであり、環状オレフィンに由来する繰
    り返し単位がノルボルネン系誘導体であることを特徴と
    する請求項1に記載の包装用積層ストレッチフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102202885A (zh) * 2008-11-06 2011-09-28 陶氏环球技术有限责任公司 电子器件组件用的共挤出的、多层的基于聚烯烃的背板
WO2016148129A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 Dic株式会社 シーラントフィルム及びラミネートフィルム
WO2016148130A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 Dic株式会社 シーラントフィルム及びラミネートフィルム

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WO2016148130A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 Dic株式会社 シーラントフィルム及びラミネートフィルム
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