JP2002018908A - 射出成形用金型の樹脂材料射出部構造 - Google Patents
射出成形用金型の樹脂材料射出部構造Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0025—Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂材料に乱流を生じさせて、剛性補強剤を
分散させることによって、外観の整った製品を形成す
る。 【解決手段】 剛性補強剤を含有する樹脂材料を金型の
製品形状部4に射出するためのスプル部6とランナ部7
とゲート部8とを有した射出成形用金型1の樹脂材料射
出部5構造において、上記ランナ部7とゲート部8との
間に、ランナ部を流れてきた上記樹脂材料に乱流を生じ
させるべくランナ部7よりも幅及び上下方向断面を大き
くしたボリューム部11を形成した。
分散させることによって、外観の整った製品を形成す
る。 【解決手段】 剛性補強剤を含有する樹脂材料を金型の
製品形状部4に射出するためのスプル部6とランナ部7
とゲート部8とを有した射出成形用金型1の樹脂材料射
出部5構造において、上記ランナ部7とゲート部8との
間に、ランナ部を流れてきた上記樹脂材料に乱流を生じ
させるべくランナ部7よりも幅及び上下方向断面を大き
くしたボリューム部11を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性補強剤を含有
する樹脂材料を金型の製品形状部に射出するためのスプ
ル部とランナ部とゲート部とを有した射出成形用金型の
樹脂材料射出部構造に係り、剛性補強剤を樹脂材料内で
分散できる射出成形用金型の樹脂材料射出部構造に関す
るものである。
する樹脂材料を金型の製品形状部に射出するためのスプ
ル部とランナ部とゲート部とを有した射出成形用金型の
樹脂材料射出部構造に係り、剛性補強剤を樹脂材料内で
分散できる射出成形用金型の樹脂材料射出部構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車内外装部品のうち、塗装がなく平
面形状のもの、例えばグローボックスアウタ等は、射出
成形工法にて形成される。
面形状のもの、例えばグローボックスアウタ等は、射出
成形工法にて形成される。
【0003】射出成形工法は、射出成形用金型内のキャ
ビティに樹脂材料を射出充填して、製品を形成する。
ビティに樹脂材料を射出充填して、製品を形成する。
【0004】図3に示すように、射出成形用金型51の
樹脂材料射出部52には、スプル部53とランナ部54
とゲート部55とが形成されている。スプル部53には
樹脂材料の供給流路56が接続されており、ランナ部5
4に樹脂材料を流し込むようになっている。ゲート部5
5は、製品形状部57に繋がっており、ランナ部54か
ら流れた樹脂材料を製品形状部57に射出するようにな
っている。
樹脂材料射出部52には、スプル部53とランナ部54
とゲート部55とが形成されている。スプル部53には
樹脂材料の供給流路56が接続されており、ランナ部5
4に樹脂材料を流し込むようになっている。ゲート部5
5は、製品形状部57に繋がっており、ランナ部54か
ら流れた樹脂材料を製品形状部57に射出するようにな
っている。
【0005】ランナ部54は、図4に示すように、その
下流端が幅方向に拡張しており、ゲート部55は、ラン
ナ部54下流端から製品形状部57に向かうにつれて幅
方向に拡張するようになっている。
下流端が幅方向に拡張しており、ゲート部55は、ラン
ナ部54下流端から製品形状部57に向かうにつれて幅
方向に拡張するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製品の要求
性能に応じて、樹脂材料には、製品の強度を上げるため
のタルク(剛性補強剤)を含有させるものがある。この
タルクは、図3に示すように、供給流路56内で塊58
となって、壁面に付着することがある。
性能に応じて、樹脂材料には、製品の強度を上げるため
のタルク(剛性補強剤)を含有させるものがある。この
タルクは、図3に示すように、供給流路56内で塊58
となって、壁面に付着することがある。
【0007】このタルクの塊58が、樹脂材料の射出時
に、供給流路56の壁面から剥がれるが、上述の射出成
形用金型51の樹脂材料射出部52構造では、タルクが
分散されず、塊58のまま製品形状部57まで混入し
て、図5に示すように、製品61の表面に白いスジ状の
跡59が現われ、外観を損ねてしまうといった問題があ
った。
に、供給流路56の壁面から剥がれるが、上述の射出成
形用金型51の樹脂材料射出部52構造では、タルクが
分散されず、塊58のまま製品形状部57まで混入し
て、図5に示すように、製品61の表面に白いスジ状の
跡59が現われ、外観を損ねてしまうといった問題があ
った。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決すべく案
出されたものであり、その目的は、樹脂材料に乱流を生
じさせて、剛性補強剤を分散させることによって、外観
の整った製品を形成できる射出成形用金型の樹脂材料射
出部構造を提供することにある。
出されたものであり、その目的は、樹脂材料に乱流を生
じさせて、剛性補強剤を分散させることによって、外観
の整った製品を形成できる射出成形用金型の樹脂材料射
出部構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明は、剛性補強剤を含有する樹脂材料を金型の製品
形状部に射出するためのスプル部とランナ部とゲート部
とを有した射出成形用金型の樹脂材料射出部構造におい
て、上記ランナ部とゲート部との間に、ランナ部を流れ
てきた上記樹脂材料に乱流を生じさせるべくランナ部よ
りも幅及び上下方向断面を大きくしたボリューム部を形
成したものである。
本発明は、剛性補強剤を含有する樹脂材料を金型の製品
形状部に射出するためのスプル部とランナ部とゲート部
とを有した射出成形用金型の樹脂材料射出部構造におい
て、上記ランナ部とゲート部との間に、ランナ部を流れ
てきた上記樹脂材料に乱流を生じさせるべくランナ部よ
りも幅及び上下方向断面を大きくしたボリューム部を形
成したものである。
【0010】上記構成によれば、樹脂材料がランナ部か
らボリューム部へ流れたところで、その流路が急激に広
がるので、樹脂材料に乱流が生じて撹拌され、そこに含
有された剛性補強剤が樹脂材料内で分散される。これに
よって、剛性補強剤が一ヶ所に集中することがなく、製
品の表面へのスジ状の跡の発生を防止でき、その外観を
整えることができる。
らボリューム部へ流れたところで、その流路が急激に広
がるので、樹脂材料に乱流が生じて撹拌され、そこに含
有された剛性補強剤が樹脂材料内で分散される。これに
よって、剛性補強剤が一ヶ所に集中することがなく、製
品の表面へのスジ状の跡の発生を防止でき、その外観を
整えることができる。
【0011】そして、上記ゲート部を、その幅及び上下
方向断面が上記ボリューム部の幅及び上下方向断面より
も小さくなるように形成したものが好ましい。
方向断面が上記ボリューム部の幅及び上下方向断面より
も小さくなるように形成したものが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0013】図1は本発明に係る射出成形用金型の樹脂
材料射出部構造の好適な実施の形態を示した断面図、図
2は図1の射出成形用金型の樹脂材料射出部構造を示し
た平面図である。
材料射出部構造の好適な実施の形態を示した断面図、図
2は図1の射出成形用金型の樹脂材料射出部構造を示し
た平面図である。
【0014】図1に示すように、射出成形用金型1は、
固定型2と可動型3とを有している。これら固定型2と
可動型3との間に、製品を成型する製品形状部4と、そ
の製品形状部4に樹脂材料を射出する樹脂材料射出部5
とが区画形成されている。
固定型2と可動型3とを有している。これら固定型2と
可動型3との間に、製品を成型する製品形状部4と、そ
の製品形状部4に樹脂材料を射出する樹脂材料射出部5
とが区画形成されている。
【0015】樹脂材料射出部5には、スプル部6とラン
ナ部7とゲート部8とが形成されている。
ナ部7とゲート部8とが形成されている。
【0016】スプル部6は、樹脂材料の供給流路9に接
続されており、円筒状に形成され、その下流側が拡径し
てランナ部7に繋がっている。ランナ部7は、一定の断
面で図中横方向に延出しており、例えば、直径5、6m
mの円筒状に形成されている。
続されており、円筒状に形成され、その下流側が拡径し
てランナ部7に繋がっている。ランナ部7は、一定の断
面で図中横方向に延出しており、例えば、直径5、6m
mの円筒状に形成されている。
【0017】その下流側(図1中左側)には、ゲート部
8が形成されている。ゲート部8は、製品形状部4に繋
がっており、このゲート部8から樹脂材料を、製品形状
部4に射出するようになっている。
8が形成されている。ゲート部8は、製品形状部4に繋
がっており、このゲート部8から樹脂材料を、製品形状
部4に射出するようになっている。
【0018】ところで、係る射出成形用金型1の樹脂材
料射出部5構造は、ランナ部7とゲート部8との間に、
ランナ部7を流れてきた樹脂材料に乱流を生じさせるべ
くランナ部7よりも幅及び上下方向断面を大きくしたボ
リューム部11を形成したことを特徴とするものであ
る。
料射出部5構造は、ランナ部7とゲート部8との間に、
ランナ部7を流れてきた樹脂材料に乱流を生じさせるべ
くランナ部7よりも幅及び上下方向断面を大きくしたボ
リューム部11を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0019】ボリューム部11は、ランナ部7の上側壁
面を上方に拡張させると共に、図2に示すように、ラン
ナ部7の両側壁面を幅方向(図2中上下方向)に拡張さ
せて形成されており、ボリューム部11の単位長さ当た
りの容積が、ランナ部7の単位長さ当たりの容積と比較
して、急激に大きくなるようになっている。
面を上方に拡張させると共に、図2に示すように、ラン
ナ部7の両側壁面を幅方向(図2中上下方向)に拡張さ
せて形成されており、ボリューム部11の単位長さ当た
りの容積が、ランナ部7の単位長さ当たりの容積と比較
して、急激に大きくなるようになっている。
【0020】具体的には、ボリューム部11の上側壁面
とランナ部7の上側壁面との距離L1が5mmで、ボリ
ューム部11の軸方向寸法L2が5mmで、ボリューム
部11の軸から両側壁面までの距離L3が50mmに設
定されている。
とランナ部7の上側壁面との距離L1が5mmで、ボリ
ューム部11の軸方向寸法L2が5mmで、ボリューム
部11の軸から両側壁面までの距離L3が50mmに設
定されている。
【0021】ゲート部8は、ボリューム部11との断面
積の差(単位長さ当たりの容積の差)を大きくするため
に、従来は製品形状部4に向かって幅方向に拡張してい
た部分を無くして両側壁面を平行に配置すると共に、幅
方向寸法が小さく形成されている。
積の差(単位長さ当たりの容積の差)を大きくするため
に、従来は製品形状部4に向かって幅方向に拡張してい
た部分を無くして両側壁面を平行に配置すると共に、幅
方向寸法が小さく形成されている。
【0022】具体的には、従来のゲート部の製品形状部
側端部の幅方向寸法が35mmであったのに対して、本
実施の形態においては、ゲート部8の幅方向寸法L4が
9mmに設定されている。
側端部の幅方向寸法が35mmであったのに対して、本
実施の形態においては、ゲート部8の幅方向寸法L4が
9mmに設定されている。
【0023】また、ゲート部8の上下方向寸法L5は1
mmに設定されている。
mmに設定されている。
【0024】なお、射出成形用金型1の樹脂材料射出部
5の各部寸法は、ランナ部7、ボリューム部11、ゲー
ト部8の単位長さ当たりの容積の差が大きくなるように
形成されていれば、本実施の形態で示した寸法に限られ
るものではない。
5の各部寸法は、ランナ部7、ボリューム部11、ゲー
ト部8の単位長さ当たりの容積の差が大きくなるように
形成されていれば、本実施の形態で示した寸法に限られ
るものではない。
【0025】ところで、樹脂材料に含有されるタルクと
しては、従来と同様に、炭酸カルシュウム粉末が使用さ
れている。
しては、従来と同様に、炭酸カルシュウム粉末が使用さ
れている。
【0026】次に、上記構成による射出成形用金型1の
樹脂材料射出部5構造の作用を説明する。
樹脂材料射出部5構造の作用を説明する。
【0027】タルクとして炭酸カルシュウム粉末が含有
された樹脂材料は、供給流路9を介して供給され、スプ
ル部6からランナ部7に押し出される。ランナ部7に押
し出された樹脂材料は、ランナ部7の下流側へと流され
る。
された樹脂材料は、供給流路9を介して供給され、スプ
ル部6からランナ部7に押し出される。ランナ部7に押
し出された樹脂材料は、ランナ部7の下流側へと流され
る。
【0028】ランナ部7の下流端において、樹脂材料
は、ボリューム部11へ流れ込む。ボリューム部11で
は、その断面が幅方向及び上下方向に大きく形成されて
いるので、流路の容積が急激に大きくなり、樹脂材料の
流れに乱流が発生する。
は、ボリューム部11へ流れ込む。ボリューム部11で
は、その断面が幅方向及び上下方向に大きく形成されて
いるので、流路の容積が急激に大きくなり、樹脂材料の
流れに乱流が発生する。
【0029】具体的には、図1及び図2中破線にて示す
ように、ランナ部7の上側壁面近傍を流れてきた樹脂材
料は、ボリューム部11の上方に押し流され、ランナ部
7の両側壁近傍を流れてきた樹脂材料は、ボリューム部
11の幅方向左右にそれぞれ押し流される。
ように、ランナ部7の上側壁面近傍を流れてきた樹脂材
料は、ボリューム部11の上方に押し流され、ランナ部
7の両側壁近傍を流れてきた樹脂材料は、ボリューム部
11の幅方向左右にそれぞれ押し流される。
【0030】そして、ボリューム部11の上方壁面及び
左右壁面に沿って流された樹脂材料は、ゲート部8の幅
方向及び上下方向断面を小さくしたことによって形成さ
れたボリューム部11の下流側壁面12に当たって、ゲ
ート部8へすぐには流れず、再度内側に流れの向きを変
えられ乱流が発生して撹拌される。これによって、粉末
状のタルクは、樹脂材料内で拡散され、十分に分散され
る。
左右壁面に沿って流された樹脂材料は、ゲート部8の幅
方向及び上下方向断面を小さくしたことによって形成さ
れたボリューム部11の下流側壁面12に当たって、ゲ
ート部8へすぐには流れず、再度内側に流れの向きを変
えられ乱流が発生して撹拌される。これによって、粉末
状のタルクは、樹脂材料内で拡散され、十分に分散され
る。
【0031】その後、タルクが十分に分散された樹脂材
料は、徐々にゲート部8へ流され、製品形状部4へと射
出される。
料は、徐々にゲート部8へ流され、製品形状部4へと射
出される。
【0032】すなわち、上記構成の射出成形用金型1の
樹脂材料射出部5構造は、製品形状部4に樹脂材料を射
出する前に、乱流を発生させて、タルクを拡散させるこ
とによって、十分に分散させることができる。
樹脂材料射出部5構造は、製品形状部4に樹脂材料を射
出する前に、乱流を発生させて、タルクを拡散させるこ
とによって、十分に分散させることができる。
【0033】これに対して、従来の樹脂材料射出部構造
では、製品形状部4内で若干の乱流が発生するものの、
タルクを十分に分散させるまでは至らない。
では、製品形状部4内で若干の乱流が発生するものの、
タルクを十分に分散させるまでは至らない。
【0034】よって、本発明によれば、樹脂材料が製品
形状部4内に射出されたときには、タルクは既に分散さ
れており、タルクが一ヶ所に集中することがなく、製品
の表面へのスジ状の跡の発生を防止でき、その外観を整
えることができる。
形状部4内に射出されたときには、タルクは既に分散さ
れており、タルクが一ヶ所に集中することがなく、製品
の表面へのスジ状の跡の発生を防止でき、その外観を整
えることができる。
【0035】製品は、その成型が終了した後に、射出成
形用金型1から取り出され、樹脂材料射出部5を切り離
して、完成する。
形用金型1から取り出され、樹脂材料射出部5を切り離
して、完成する。
【0036】なお、本実施の形態においては、自動車の
内外装品を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限
られることなく、家電等他の製品にも適用できるのは勿
論である。
内外装品を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限
られることなく、家電等他の製品にも適用できるのは勿
論である。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、樹脂材料
がランナ部からボリューム部へ流れたところで、その流
路が急激に広がるので、樹脂材料に乱流が生じて、そこ
に含有された剛性補強剤が樹脂材料内で分散される。こ
れによって、剛性補強剤が一ヶ所に集中することがな
く、製品の表面へのスジ状の跡の発生を防止でき、その
外観を整えることができるという優れた効果を発揮す
る。
がランナ部からボリューム部へ流れたところで、その流
路が急激に広がるので、樹脂材料に乱流が生じて、そこ
に含有された剛性補強剤が樹脂材料内で分散される。こ
れによって、剛性補強剤が一ヶ所に集中することがな
く、製品の表面へのスジ状の跡の発生を防止でき、その
外観を整えることができるという優れた効果を発揮す
る。
【図1】本発明に係る射出成形用金型の樹脂材料射出部
構造の好適な実施の形態を示した断面図である。
構造の好適な実施の形態を示した断面図である。
【図2】図1の射出成形用金型の樹脂材料射出部構造を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図3】従来の射出成形用金型の樹脂材料射出部構造を
示した断面図である。
示した断面図である。
【図4】従来の射出成形用金型の樹脂材料射出部構造を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図5】従来の射出成形用金型にて形成された製品を示
した平面図である。
した平面図である。
1 射出成形用金型 4 製品形状部 5 樹脂材料射出部構造 6 スプル部 7 ランナ部 8 ゲート部 11 ボリューム部
Claims (2)
- 【請求項1】 剛性補強剤を含有する樹脂材料を金型の
製品形状部に射出するためのスプル部とランナ部とゲー
ト部とを有した射出成形用金型の樹脂材料射出部構造に
おいて、上記ランナ部とゲート部との間に、ランナ部を
流れてきた上記樹脂材料に乱流を生じさせるべくランナ
部よりも幅及び上下方向断面を大きくしたボリューム部
を形成したことを特徴とする射出成形用金型の樹脂材料
射出部構造。 - 【請求項2】 上記ゲート部を、その幅及び上下方向断
面が上記ボリューム部の幅及び上下方向断面よりも小さ
くなるように形成した請求項1記載の射出成形用金型の
樹脂材料射出部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000203135A JP2002018908A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 射出成形用金型の樹脂材料射出部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000203135A JP2002018908A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 射出成形用金型の樹脂材料射出部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002018908A true JP2002018908A (ja) | 2002-01-22 |
Family
ID=18700573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000203135A Pending JP2002018908A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 射出成形用金型の樹脂材料射出部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002018908A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101524A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Sanei Mold:Kk | 射出成形におけるガス抜き効果の高い金型 |
US8343409B2 (en) | 2007-06-22 | 2013-01-01 | Ford Global Technologies, Llc | Molding system and molded-in-color panel |
WO2013063380A2 (en) * | 2011-10-28 | 2013-05-02 | Ticona Llc | System and process for molding polymeric articles while reducing gate blush |
CN104249434A (zh) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | 纬创资通股份有限公司 | 射出成型模组及其射出成型方法 |
US9090003B2 (en) | 2007-02-12 | 2015-07-28 | Ford Global Technologies, Llc | Molded-in-color vehicle panel and mold |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000203135A patent/JP2002018908A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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