JP2002018364A - 廃プラスチック選別装置 - Google Patents

廃プラスチック選別装置

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JP2002018364A
JP2002018364A JP2000206103A JP2000206103A JP2002018364A JP 2002018364 A JP2002018364 A JP 2002018364A JP 2000206103 A JP2000206103 A JP 2000206103A JP 2000206103 A JP2000206103 A JP 2000206103A JP 2002018364 A JP2002018364 A JP 2002018364A
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JP
Japan
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waste plastic
sorting
conveyor
waste
material identification
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JP2000206103A
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Hideyuki Miyamoto
英幸 宮本
Nobuo Takasu
展夫 高須
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物として収集されてきた廃プラスチック
は、搬送効率を高めるために減容されるのが一般的であ
り、減容され平たくなった廃プラスチックであっても高
精度に材質を識別し、確実に払い出しする装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 平たく変形した廃プラスチック7であっ
ても縦桟9によって一方が持ち上げられるため、材質識
別装置3から見た廃プラスチック7の投影面積が大きく
なり、高い精度で材質識別が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチックの
選別装置に関するものであり、特に形状等が定まらない
廃プラスチックの選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃プラスチックの選別をする従来の技術
としては、図10に示す特開平09−089768号公
報の方法がある。この方法では、ベルトコンベア34上
を搬送されてくる廃プラスチックを透過式による近赤外
式識別装置29にかけ、この識別結果に応じて所定の位
置にプラスチックが到達した時にエアーノズル41から
圧縮空気を噴出することで選別を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によれば次のような課題があった。廃棄物として収集
されてきた廃プラスチックは、搬送効率を高めるために
減容されるのが一般的であり、そのため同一製品であっ
ても変形の度合いが異なる等、形状は一定していない。
例えばボトル状の廃プラスチックの場合、減容の度合い
が低い場合にはボトルの形を留めているため投影面積が
大きいが、強く減容されたボトルは平たくなり、投影面
積が小さくなってしまう。
【0004】この平たくなってしまったボトル7は、図
9に示したようにコンベア1上面にへばりついた状態で
搬送されるため、近赤外式識別装置の材質識別範囲8で
のボトルの投影面積80の占める割合(図中斜線部)が小
さくなり、これが原因となって近赤外線の吸収度が相対
的に低下するため、材質識別の精度が低下する問題があ
った。更にエアー排出部では、十分に圧縮空気の噴射力
を受けることができないため、排出ミスが生じたりして
いた。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決し、減容さ
れ平たくなった廃プラスチックであっても高精度に材質
を識別し、確実に払い出しする装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は次の発明に
より解決される。請求項1に係わる第1の発明は、廃プ
ラスチックを搬送する仕分けコンベアと、該仕分けコン
ベア上の廃プラスチックの材質を識別する材質識別装置
と、該材質識別装置の材質識別範囲に入る廃プラスチッ
クの投影面積を増大させる投影面積増大手段と、前記仕
分けコンベア上の廃プラスチックを所定の位置で払い出
しする払い出し手段とを有することを特徴とする廃プラ
スチック選別装置である。
【0007】請求項2に係わる第2の発明は、前記仕分
けコンベアの搬送速度を検知する速度センサーと、前記
仕分けコンベア上の廃プラスチックの通過を検出する通
過センサーと、前記各センサーからの信号を処理し、装
置全体を制御する制御装置とを有することを特徴とする
請求項1記載の廃プラスチック選別装置である。
【0008】請求項3に係わる第3の発明は、前記投影
面積増大手段は、前記仕分けコンベアの搬送面上全周に
渡って設置した縦桟であることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の廃プラスチック選別装置である。
【0009】請求項4に係わる第4の発明は、前記投影
面積増大手段は、前記仕分けコンベアの搬送面上全周に
渡って密接しながら共に回転するワイヤーベルトである
ことを特徴とする請求項1または2記載の廃プラスチッ
ク選別装置である。
【0010】請求項5に係わる第5の発明は、廃プラス
チックを搬送する複数台で構成される仕分けコンベア
と、該複数台で構成される仕分けコンベアの乗り継ぎ部
に廃プラスチックの材質を識別する材質識別装置または
廃プラスチックを所定の位置で払い出しする払い出し手
段を有することを特徴とする廃プラスチック選別装置で
ある。
【0011】請求項6に係わる第6の発明は、前記複数
台で構成される仕分けコンベアの乗り継ぎ部に段差を設
けることを特徴とする請求項5記載の廃プラスチック選
別装置である。
【0012】請求項7に係わる第7の発明は、前記複数
台で構成される仕分けコンベアの乗り継ぎ部の上流側コ
ンベアと下流側コンベアとの搬送面を互いに平行でない
ように角度を付けて設けることを特徴とする請求項5記
載の廃プラスチック選別装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。図1は、本発明の実施形態1を説明す
る平面構成図である。図中で符号は、仕分けコンベア
1、通過センサー2(センサー本体2A、反射板2B)、材
質識別装置3(装置本体3A、反射板3B)、エアーノズル
4、エンコーダー5、制御装置6、廃プラスチック7、
縦桟9を表わす。
【0014】図1において、上流部にある図示されない
整列装置によって1個づつ切離されて仕分けコンベア1
に乗り継いだ廃プラスチック7は、通過センサー2によ
って検出される。通過センサー2からの出力信号は制御
装置6に入力され、制御装置6はエンコーダー5からの
出力を監視することにより廃プラスチック7が材質識別
装置3の識別範囲に到達するタイミングで材質識別装置
3にトリガー信号を出力する。材質識別装置3はトリガ
ー信号のタイミングに従って廃プラスチックの材質を識
別し、その結果を制御装置6へ出力する。制御装置6
は、識別結果に従って所定の排出位置に当該廃プラスチ
ックを排出するために、エンコーダー5の出力を監視し
ながら所定エアーノズル4の電磁弁を作動させて圧縮空
気を噴射させ当該廃プラスチックを排出する。
【0015】図2は仕分けコンベア1に縦桟9がついた
形状で、廃プラスチック7の材質を識別する様子を説明
する正面図である。厚さh0に平たく変形した廃プラス
チック7であっても縦桟9によって一方が持ち上げられ
るため、材質識別装置3から見た廃プラスチック7の投
影面積が大きくなる。その結果、図9に示したような従
来平たく変形して投影面積が小さいために正確に識別で
きなかった廃プラスチック7であっても、高い精度で材
質識別が可能となった。
【0016】また図3は同一仕分けコンベア上での、エ
アーノズル4による廃プラスチック排出状況を説明する
正面図である。従来、平たく変形した廃プラスチック7
では、圧縮空気がその上空を通過するのみでエアー排出
されない場合があった。これに対し、図3のように縦桟
9によりエアーノズル側を持ち上げられた廃プラスチッ
ク7は、圧縮空気からの排出力を受ける面積が増加して
いるだけでなく、縦桟9に当たって向きを変えた空気の
上向きの流れで持ち上げられる効果により、より大きな
排出力を受けることができるにようになった。これによ
り、排出ミスが格段に少なくなった。
【0017】図4は、仕分けコンベア1の搬送面上全周
に渡って密接しながら共に回転するように設けたワイヤ
ーベルト10を用いた形状で、廃プラスチック7の材質
を識別する様子を説明する正面図である。先に説明した
縦桟9の場合と、同一効果(識別精度向上、排出ミス低
減)を得ることができる。
【0018】図5は、本発明の実施形態2を説明する平
面構成図である。図中で符号は、仕分けコンベア1a・1
b・1c・1d(4段で構成の例)、通過センサー2(セン
サー本体2A、反射板2B)、材質識別装置3(装置本体3
A、反射板3B)、エアーノズル4、エンコーダー5、制
御装置6、廃プラスチック7をそれぞれ表わす。さら
に、添字a、b、c、dは、該当コンベア位置に設置さ
れた装置またはセンサーを表わす。図6は、図5の側面
図である。仕分けコンベア1aと1b,1bと1c,1
cと1dの乗り継ぎ部には段差を設けてある。
【0019】図5に図示されていない整列装置から供給
されてきた廃プラスチック7は先ず仕分けコンベア1a
に乗り継ぐ。その後通過センサー2により廃プラスチッ
ク7がコンベア1a上を搬送されてきたことが検出さ
れ、制御装置6に通知される。通過センサー2は、光セ
ンサー等センサー前方の物体の有無を検知できる既知の
センサーである。制御装置6は通過センサー2の信号出
力時刻およびエンコーダー5aからのデータから、廃プ
ラスチック7が材質識別装置3の前方を通過する時刻を
計算し、その時刻に材質識別装置3に対して材質識別を
実行させるためのトリガーを出力する。材質識別装置3
は、コンベア1aとコンベア1bの乗り継ぎ部に設置さ
れている。図7のようにコンベア1aとコンベア1bと
の搬送面には段差があり同一平面に無いため、材質識別
装置の材質識別範囲8をコンベア1aの搬送面より下方
にまで設定することが可能となっている。このため、従
来では材質識別装置の材質識別範囲8の周辺部しか通過
させられなかった平たく変形された廃プラスチックであ
っても、測定領域の中央部を通過させることが可能とな
り、投影面積80(図中斜線部)が増大して材質識別の精
度が高くなった。
【0020】またエアー排出部においても、仕分けコン
ベア1bと1cが図7と同様に段差を有する乗り継ぎと
なっており、この部分にエアーノズルを設定することに
より平たく変形した廃プラスチックであっても確実に圧
縮空気を吹き付けることができる。これにより、排出ミ
スが格段に少なくなった。
【0021】コンベア1aとコンベア1bとを図8のよ
うに搬送面を角度θ傾けて設定すると、酷く変形され極
度に平たくなってしまった廃プラスチックであっても、
材質識別装置の測定軸がコンベア1bの搬送面と平行に
設定され、かつコンベア1aの搬送面が材質識別装置の
測定軸に対して傾いているために投影面積を大きくで
き、先に説明した段差を設けた場合と同様に、廃プラス
チック7の材質を高精度で識別でき、排出ミスを低減で
きた。
【0022】
【発明の効果】投影面積が小さい平たく変形した廃プラ
スチックであっても、高い精度の材質識別が行え、かつ
払い出し手段による払い出しを確実に行うことができ
る。これにより、廃プラスチックの選別を確実に行うこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を説明する平面構成図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1(縦桟)における材質識別状
況を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1(縦桟)におけるエアー排出
状況を示す図である。
【図4】ワイヤーベルトを密着回転させた形状における
材質識別状況を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2を説明する平面構成図であ
る。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本発明の実施形態2における材質識別状況を示
す図である。
【図8】搬送面を傾けて設定する場合における材質識別
状況を示す図である。
【図9】従来の廃プラスチック選別装置における材質識
別状況を示す図である。
【図10】従来の廃プラスチック選別装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:仕分けコンベア 2:通過センサー(2A:センサー本体、2B:反射板) 3:材質識別装置(3A:装置本体、3B:反射板) 4:エアーノズル 5:エンコーダー 6:制御装置 7:廃プラスチック 8:材質識別範囲 9:縦桟 10:ワイヤーベルト 80:ボトルの投影面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F079 AB00 BA08 CA09 CA31 CB25 CB29 CB35 CC03 DA12 4D004 AA07 CA07 CB43 CB46 CB50 DA01 DA12 DA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃プラスチックを搬送する仕分けコンベア
    と、該仕分けコンベア上の廃プラスチックの材質を識別
    する材質識別装置と、該材質識別装置の材質識別範囲に
    入る廃プラスチックの投影面積を増大させる投影面積増
    大手段と、前記仕分けコンベア上の廃プラスチックを所
    定の位置で払い出しする払い出し手段とを有することを
    特徴とする廃プラスチック選別装置。
  2. 【請求項2】前記仕分けコンベアの搬送速度を検知する
    速度センサーと、前記仕分けコンベア上の廃プラスチッ
    クの通過を検出する通過センサーと、前記各センサーか
    らの信号を処理し、装置全体を制御する制御装置とを有
    することを特徴とする請求項1記載の廃プラスチック選
    別装置。
  3. 【請求項3】前記投影面積増大手段は、前記仕分けコン
    ベアの搬送面上全周に渡って設置した縦桟であることを
    特徴とする請求項1または2記載の廃プラスチック選別
    装置。
  4. 【請求項4】前記投影面積増大手段は、前記仕分けコン
    ベアの搬送面上全周に渡って密接しながら共に回転する
    ワイヤーベルトであることを特徴とする請求項1または
    2記載の廃プラスチック選別装置。
  5. 【請求項5】廃プラスチックを搬送する複数台で構成さ
    れる仕分けコンベアと、該複数台で構成される仕分けコ
    ンベアの乗り継ぎ部に廃プラスチックの材質を識別する
    材質識別装置または廃プラスチックを所定の位置で払い
    出しする払い出し手段を有することを特徴とする廃プラ
    スチック選別装置。
  6. 【請求項6】前記複数台で構成される仕分けコンベアの
    乗り継ぎ部に段差を設けることを特徴とする請求項5記
    載の廃プラスチック選別装置。
  7. 【請求項7】前記複数台で構成される仕分けコンベアの
    乗り継ぎ部の上流側コンベアと下流側コンベアとの搬送
    面を互いに平行でないように角度を付けて設けることを
    特徴とする請求項5記載の廃プラスチック選別装置。
JP2000206103A 1999-12-13 2000-07-07 廃プラスチック選別装置 Pending JP2002018364A (ja)

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TW89114811A TW464546B (en) 1999-12-13 2000-07-25 Apparatus for sorting waste plastics and method therefor
EP00951862A EP1240951A4 (en) 1999-12-13 2000-07-26 PLASTIC WASTE BREAKER
KR10-2002-7006017A KR100496104B1 (ko) 1999-12-13 2000-07-26 폐기플라스틱의 선별장치
PCT/JP2000/004966 WO2001041945A1 (fr) 1999-12-13 2000-07-26 Separateur de matieres plastiques au rebut
US10/170,719 US6637600B2 (en) 1999-12-13 2002-06-12 Waste plastics separator

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6884956B2 (en) 2001-11-19 2005-04-26 Kabushiki Kaisha Yamamoto-Seisakusho Color-based sorting apparatus

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US6884956B2 (en) 2001-11-19 2005-04-26 Kabushiki Kaisha Yamamoto-Seisakusho Color-based sorting apparatus

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