JP2002018263A - 混練機 - Google Patents

混練機

Info

Publication number
JP2002018263A
JP2002018263A JP2000205958A JP2000205958A JP2002018263A JP 2002018263 A JP2002018263 A JP 2002018263A JP 2000205958 A JP2000205958 A JP 2000205958A JP 2000205958 A JP2000205958 A JP 2000205958A JP 2002018263 A JP2002018263 A JP 2002018263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
casing
gap
kneading
kneader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000205958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4138212B2 (ja
Inventor
Chikayuki Hayashi
慎之 林
Takashi Moribe
高司 森部
Masafumi Hara
雅史 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000205958A priority Critical patent/JP4138212B2/ja
Publication of JP2002018263A publication Critical patent/JP2002018263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4138212B2 publication Critical patent/JP4138212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/02Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type
    • B29B7/22Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/02Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type
    • B29B7/06Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices
    • B29B7/10Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary
    • B29B7/18Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft
    • B29B7/183Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft having a casing closely surrounding the rotors, e.g. of Banbury type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/74Mixing; Kneading using other mixers or combinations of mixers, e.g. of dissimilar mixers ; Plant
    • B29B7/7476Systems, i.e. flow charts or diagrams; Plants
    • B29B7/7495Systems, i.e. flow charts or diagrams; Plants for mixing rubber

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 混練物を入れるケーシング1と、同ケーシン
グ1内の混練室2で回転する混練用ロータ3とを有する
混練機において、上記ケーシング1と上記ロータ3端面
との隙間に混練物が侵入しても、上記ケーシング1とダ
ストシール22との隙間A1にまで混練物が到達するこ
とを防止して、混練機外部への混練物の漏洩を防止でき
る混練機を提供する。 【解決手段】 上記ロータ3端面と相対する上記ケーシ
ング1の内面に、ロータ外周側の隙間寸法a1よりも内
周側の隙間寸法b1が小さくなるように段差6を設ける
ことで、混練物が侵入しようとする隙間の断面積を減少
することができるから、上記ケーシング1とダストシー
ル22との隙間A1にまで混練物が到達することを防止
して、混練機外部への混練物の漏洩を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴム、プラスチック
等の混練に使用する混練機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な混練機の断面図を図7に
示す。図7において、1は混練機のケーシング、2は同
ケーシング1およびフローティングウェイト25、ドロ
ップドア26とによって密閉される混練室、3は混練用
のロータ、4は同ロータ3の軸である。2本のロータ3
は混練室2内に互いに平行に配設されており、ロータ軸
4の端部に設置された図示しない駆動装置(モータ、動
力伝達用歯車等)により、互いに異なる方向に回転す
る。また、ロータ3には一部が半径方向に突出した突出
部5が形成されており、混練室2の内壁は上記突出部5
の回転時の軌跡に対応する曲面形状になっている。
【0003】本混練機では、昇降可能なフローティング
ウェイト25が上昇した状態(図7の二点鎖線)で、ゴ
ム、プラスチック等の原料および薬品等の添加物(以
後、単に混練物と称す)をホッパ27の投入口28から
混練室2内に投入し、フローティングウェイト25が下
降して混練物を加圧する。その状態にてロータ3を回転
させ、ロータ3の間に混練物を噛み込むことによって、
混練作業が行なわれる。そして、混練が終了すると混練
物はケーシング1下部のドロップドア26を開放するこ
とにより外部に排出される。
【0004】本混練機においては、ロータ軸4が混練室
2を貫通するように配置されているため、加圧状態で混
練される混練物が混練室2の端部から外部へ漏洩しない
よう、ロータ軸4やロータ3の端面に漏洩防止手段を設
ける必要がある。したがって、従来の装置では、例えば
図8の混練機端部の概略構造図に示すようなダストシー
ル22を用いて密封している。同ダストシール22はバ
ネ24のバネ力により押え金23を介して、常にロータ
3の端面に押し付けられているから、ラビリンス等他の
漏洩防止手段と比べて非常に効果的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転を
伴うロータ3の端面と固定のケーシング1との間には寸
法精度の問題等から隙間B(0.5〜1.0mm程度)
が不可欠であり、隙間Bに混練物が侵入することが考え
られる。さらに、ケーシング1とダストシール22との
隙間Aにまで混練物が達してしまうと、ダストシール2
2とケーシング1とが固着してしまうため、バネ24に
より力を加えても、ダストシール22がロータ3の端面
に十分接触しなくなるという不具合が生じる。その結
果、ロータ3の端面とダストシール22との間に生じる
隙間から混練物が漏洩してしまう。
【0006】したがって本発明の目的はケーシング1と
ロータ3との隙間Bに混練物が侵入しても、ケーシング
1とダストシール22との隙間Aにまで混練物が到達す
ることを防止して、混練機外部への混練物の漏洩を防止
できる混練機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するため、以下のような手段を提供するものであ
る。混練物を入れるケーシングと、同ケーシング内の混
練室で回転する混練用ロータとを有する混練機におい
て、 (1)上記ロータの端面と相対する上記ケーシングの内
面に段差を設け、同段差は、上記ロータ端面と上記ケー
シングとの隙間が、ロータ外周側よりも内周側が小さく
なるように形成された段差であることを特徴とする混練
機。 (2)上記ロータの端面と相対する上記ケーシングの内
面に隙間調整部材を装着して、上記ロータ端面と上記ケ
ーシングとの隙間寸法よりも、上記ロータ端面と上記隙
間調整部材との隙間寸法を小さく形成したことを特徴と
する混練機。 (3)上記ケーシング内面と上記ロータ端面との間に屈
曲する隙間を形成し、上記ロータ端面と上記ケーシング
との隙間は、ロータ外周側よりも内周側が小さくなるよ
うに形成された隙間であることを特徴とする混練機。 (4)上記ロータ端面に段差部を形成するか、または上
記ロータの軸に円板状のスリーブを取り付け、上記屈曲
する隙間を形成させたことを特徴とする上記(3)に記
載の混練機。 (5)上記ケーシングのロータ端面対向部に隙間調整部
材を装着したことことを特徴とする上記(3)または
(4)のいずれかに記載の混練機。 (6)上記ロータの軸にフィン付きのスリーブを取り付
け、同スリーブと相対する上記ケーシングの内面に快削
部材を取り付けたことを特徴とする混練機。 (7)上記フィン付きのスリーブのフィンを螺旋状に形
成したことを特徴とする上記(6)に記載の混練機。
【0008】そして、上記各手段はそれぞれ以下のよう
な作用を有する。 (1)ロータの端面とケーシングとの隙間を、ロータ外
周側よりも内周側が小さくなるように形成したことで、
混練物が侵入しようとする隙間の断面積が減少され、そ
れ以上の混練機外部側への漏洩が防止される。 (2)ロータ端面とケーシングとの隙間寸法よりも、上
記ロータ端面と上記隙間調整部材との隙間寸法を小さく
形成したことで、混練物が侵入しようとする隙間の断面
積が減少され、それ以上の混練機外部側への漏洩が防止
される。さらに、上記隙間調整部材により、ロータ端面
と隙間調整部材との隙間寸法が適宜調整される。 (3)ロータの端面とケーシングとの隙間を、ロータ外
周側よりも内周側が小さくなるように形成したことで、
混練物が侵入しようとする隙間の断面積が減少され、そ
れ以上の混練機外部側への漏洩が防止される。さらに、
屈曲する隙間により、混練機外部までの距離がより長く
形成される。 (4)ロータの端面とケーシングとの隙間を、ロータ外
周側よりも内周側が小さくなるように形成したことで、
混練物が侵入しようとする隙間の断面積が減少され、そ
れ以上の混練機外部側への漏洩が防止される。さらに、
屈曲する隙間により、混練機外部までの距離がより長く
形成される。 (5)上記(3)または(4)に加え、隙間調整部材に
より、屈曲する隙間寸法の一部が適宜調整される。 (6)ロータの軸にフィン付きのスリーブを取り付け、
同スリーブと相対する上記ケーシングの内面に快削部材
を取り付けたことで、混練物が侵入しようとする隙間が
ほぼ0になり、それ以上の混練機外部側への漏洩が防止
される。 (7)スリーブのフィンを螺旋状に形成したことで、混
練物がスリーブと快削部材との隙間に入ったとしても、
ロータの回転と共に混練室側に戻され、それ以上の混練
機外部側への漏洩が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、図
1により説明する。図1において、1は混練機のケーシ
ング、2は混練室、3は混練用のロータ、4は同ロータ
3の軸、21は同ロータ3の回転方向、22はダストシ
ール、23は押え金、24はバネ、そして6は同ロータ
3の端面と相対する同ケーシング1の端面に設けられた
段差であり、同段差6によって同ケーシング1には円環
状の凸部が形成され、ロータ3外周側の隙間寸法a1よ
りも、ロータ3内周側の隙間寸法b1の方が小さく形成
されている。なお、図1では省略されているが、図7に
示す従来例と同様に、混練室2はケーシング1およびフ
ローティングウェイト25、ドロップドア26とによっ
て密閉され、内壁は上記ロータ突出部5の回転時の軌跡
に対応する曲面形状になっている。さらに、ロータ3は
混練室2内に2本平行に配設され、ロータ軸4の端部に
設置された図示しない駆動装置(モータ、動力伝達用歯
車等)によって、互いに異方向に回転する構成になって
おり、従来例と同様の混練作業が行なわれる。
【0010】図1に示す段差6によれば、混練作業に伴
なってロータ3の端面とケーシング1との隙間のうち、
ロータ3外周側の隙間寸法a1で示す部分に混練物が侵
入しても、ロータ3内周側の隙間寸法b1で示す部分の
隙間の方を小さく形成することで、混練物が侵入しよう
とする隙間の断面積を減少させているから、ケーシング
1とダストシール22との隙間A1にまで混練物が侵入
するのを防止することができる。
【0011】次に本発明の第2の実施の形態を、図2に
より説明する。図2において、1は混練機のケーシン
グ、2は混練室、3は混練用のロータ、4は同ロータ3
の軸、21はロータ3の回転方向、22はダストシー
ル、23は押え金、24はバネ、そして7は同ロータ3
の端面と相対する同ケーシング1の内面に装着された隙
間調整部材、8はシム、9はボルトである。同隙間調整
部材7は、中空状の円筒と中空状の円板とを組合せた形
状であり、シム8を介してボルト9によりケーシングに
固定されている。なお、図2では省略されているが、そ
の他の構成は図7に示す従来例と同様であり、従来例と
同様の混練作業が行なわれる。
【0012】図2に示す隙間調整部材7によれば、混練
作業に伴なってロータ3の端面とケーシング1との隙間
のうち、ロータ3外周側の隙間寸法a2で示す部分に混
練物が侵入しても、同隙間調整部材7とロータ3端面と
の隙間寸法b2、つまりロータ3内周側の隙間の方を小
さく形成することで、混練物が侵入しようとする隙間の
断面積を減少させているから、隙間調整部材7とダスト
シール22との隙間A2にまで混練物が侵入するのを防
止することができる。さらに、本実施の形態ではシム8
の厚さを変えることによって隙間調整部材7とロータ3
の端面との隙間を変えることができるから、部品の寸法
誤差や組立誤差等により隙間寸法がずれたとしても適宜
調整することができ、より効果的に混練物の漏洩を防止
できる。
【0013】なお、図2に示した隙間調整部材7は中空
状の円筒と中空状の円板とを組合せた形状で、シム8を
介してボルト9によりケーシング1に固定するよう形成
されているが、隙間調整部材自体が軸方向に移動してロ
ータ3端面との隙間を調整できる構造であってもよく、
例えば、隙間調整部材が中空状の円筒で、軸方向に長い
長穴を開孔してボルトによりケーシング1に固定するな
ど、形状は特に限定されない。
【0014】次に本発明の第3の実施の形態を、図3に
より説明する。図3において、1は混練機のケーシン
グ、2は混練室、3は混練用のロータ、4は同ロータ3
の軸、21はロータ3の回転方向、22はダストシー
ル、23は押え金、24はバネ、そして10は同ロータ
軸4に取り付けられた円板状のスリーブである。なお、
図3では省略されているが、その他の構成は図7に示す
従来例と同様であり、従来例と同様の混練作業が行なわ
れる。
【0015】図3に示すスリーブ10によれば、混練作
業に伴なってロータ3の端面とケーシング1との隙間の
うち、ロータ3外周側の隙間寸法a3で示す部分に混練
物が侵入しても、同スリーブ10の外周面と同スリーブ
10の外周面と相対する同ケーシング1の内面との隙間
寸法b3をb3<a3と形成すること、または、同スリ
ーブ10の端面と同スリーブ10の端面と相対する同ケ
ーシング1の内面との隙間寸法c3をc3<a3と形成
することで、混練物が侵入しようとする隙間の断面積を
減少させているから、ケーシング1とダストシール22
との隙間A3にまで混練物が侵入するのを防止すること
ができる。また、スリーブ10により屈曲した隙間を形
成しているので、ダストシール22までの距離を長く形
成できるから、より効果的にケーシング1とダストシー
ル22との隙間A3にまで混練物が侵入するのを防止す
ることができる。
【0016】次に本発明の第4の実施の形態を、図4に
より説明する。図4において、1は混練機のケーシン
グ、2は混練室、3は混練用のロータ、4は同ロータ3
の軸、21はロータ3の回転方向、22はダストシー
ル、23は押え金、24はバネ、そして11は同ロータ
軸4に取り付けられた円板状のスリーブ、12は同ロー
タ3の端面と相対する同ケーシング1の内面に装着され
た隙間調整部材、13はシム、14はボルトである。同
隙間調整部材7は、中空状の円筒と中空状の円板とを組
合せた形状であり、シム8を介してボルト9によりケー
シングに固定されている。なお、図4では省略されてい
るが、その他の構成は図7に示す従来例と同様であり、
従来例と同様の混練作業が行なわれる。
【0017】図4に示すスリーブ11および隙間調整部
材12によれば、ロータ3の端面とケーシング1との隙
間のうち、ロータ3外周側の隙間寸法a4で示す部分に
混練物が侵入しても、同スリーブ11の外周面と同スリ
ーブ11の外周面と相対する同ケーシング1の内面との
隙間寸法b4をb4<a4と形成すること、または、同
スリーブ11の端面と同スリーブ11の端面と相対する
同ケーシング1の内面との隙間寸法c4をc4<a4と
形成することで、混練物が侵入しようとする隙間の断面
積を減少させており、かつ、屈曲した隙間によってダス
トシール22までの距離をより長く形成しているから、
隙間調整部材12とダストシール22との隙間A4にま
で混練物が侵入するのを防止することができる。さら
に、本実施の形態ではシム13の厚さを変えることによ
って隙間調整部材12とロータ3の端面との隙間を変え
ることができるから、部品の寸法誤差や組立誤差等によ
り隙間寸法がずれたとしても適宜調整することができ、
より効果的に混練物の漏洩を防止できる。
【0018】なお、図4に示した隙間調整部材12は中
空状の円筒と中空状の円板とを組合せた形状で、シム1
3を介してボルト14によりケーシングに固定するよう
形成されているが、隙間調整部材自体が軸方向に移動し
てロータ3端面との隙間を調整できる構造であってもよ
く、例えば、隙間調整部材が中空状の円筒で、軸方向に
長い長穴を開孔してボルトによりケーシング1に固定す
るなど、形状は特に限定されない。
【0019】次に本発明の第5の実施の形態を、図5に
より説明する。図5において、1は混練機のケーシン
グ、2は混練室、3は混練用のロータ、4は同ロータ3
の軸、21はロータ3の回転方向、22はダストシー
ル、23は押え金、24はバネ、そして15は同ロータ
軸4に取り付けられた円板状のスリーブ、16は同スリ
ーブ15の外周面に付設されたフィン、17は同スリー
ブ15と相対する上記ケーシング1の内面に取り付けら
れた円環状の快削部材である。なお、図5では省略され
ているが、その他の構成は図7に示す従来例と同様であ
り、従来例と同様の混練作業が行なわれる。
【0020】図5に示すフィン16と快削部材17と
は、組立時においては隙間がない状態、すなわち両者は
接触した状態で形成されている。したがって、混練物が
例えば硬質のゴムであって混練作業中にロータ3および
ロータ軸4が半径方向に撓んだとしても、フィン16が
快削部材17を削り取りながら回転することで、摩擦に
よる動力損失を最低限に抑え、かつ両者の隙間を最小に
保つことができる。
【0021】よって、図5に示すフィン16付きのスリ
ーブ15と快削部材17とによれば、混練作業に伴なっ
てロータ3の端面とケーシング1との隙間に混練物が侵
入しても、混練物はフィン16によってせき止められる
から、ケーシング1とダストシール22との隙間A5に
まで混練物が侵入するのを防止することができる。
【0022】なお、本発明の第5の実施の形態に係る混
練機では、ロータ軸4にフィン16がついたスリーブ1
5を取り付け、ケーシング1に快削部材17を取り付け
たが、ケーシング1側にフィンが付いたスリーブ15を
取り付け、ロータ軸4側に快削部材を取り付けても良
い。また、快削部材の材質は例えば銅合金やアルミ合
金、ニッケル合金が使用されるが、混練物と混ざっても
問題がない樹脂等で製作すればより良い。
【0023】次に本発明の第6の実施の形態を、図6に
より説明する。図6において、1は混練機のケーシン
グ、2は混練室、3は混練用のロータ、4は同ロータ3
の軸、21はロータ3の回転方向、22はダストシー
ル、23は押え金、24はバネ、そして18は同ロータ
軸4に取り付けられた円板状のスリーブ、19は同スリ
ーブ15の外周面に付設された螺旋状のフィン、20は
同スリーブ18と相対する上記ケーシング1の内面に取
り付けられた円環状の快削部材である。なお、図6では
省略されているが、その他の構成は図7に示す従来例と
同様であり、従来例と同様の混練作業が行なわれる。
【0024】図6に示す螺旋状のフィン19と快削部材
20とは、組立時においては隙間がない状態、すなわち
両者は接触した状態で形成されている。したがって、混
練物が例えば硬質のゴムであって混練作業中にロータ3
およびロータ軸4が半径方向に撓んだとしても、螺旋状
のフィン19が快削部材20を削り取りながら回転する
ことで摩擦による動力損失を最低限に抑え、かつ両者の
隙間を最小に保つことができる。また、螺旋状のフィン
19はロータ軸4の端面方向に対して左上がりに形成さ
れているから、混練物がスリーブ18と快削部材20と
の隙間に入ったとしても、ロータの回転と共に混練室側
に戻されるから、ケーシング1とダストシール22との
隙間A6にまで混練物が侵入するのを防止することがで
きる。
【0025】なお、本発明の第6の実施の形態に係る混
練機では、ロータ軸4に螺旋状のフィン19がついたス
リーブ18を取り付け、ケーシング1側に快削部材20
を取り付けたが、ケーシング1にフィンが付いたスリー
ブを取り付け、ロータ軸4側に快削部材を取り付けても
良い。また、快削部材の材質は例えば銅合金やアルミ合
金、ニッケル合金が使用されるが、混練物と混ざっても
問題がない樹脂等で製作すればより良い。
【0026】
【発明の効果】本願の請求項1に記載された発明による
と、ロータの端面と相対するケーシングの内面に段差を
設け、同段差は、上記ロータ端面と上記ケーシングとの
隙間が、ロータ外周側よりも内周側が小さくなるように
形成したことにより、混練物が侵入しようとする隙間の
断面積が減少するので、それ以上の混練機外部側への漏
洩を防止することができる。
【0027】本願の請求項2に記載された発明による
と、ロータの端面と相対する上記ケーシングの内面に隙
間調整部材を装着して、上記ロータ端面と上記ケーシン
グとの隙間寸法よりも、上記ロータ端面と上記隙間調整
部材との隙間寸法を小さく形成したことにより、混練物
が侵入しようとする隙間の断面積が減少するので、それ
以上の混練機外部側への漏洩を防止することができる。
さらに、上記隙間調整部材により、ロータ端面とケーシ
ング内面との隙間寸法を適宜調整することができるか
ら、より効果的に混練物の漏洩を防止することができ
る。
【0028】本願の請求項3に記載された発明による
と、ケーシング内面と上記ロータ端面との間に屈曲する
隙間を形成し、上記ロータ端面と上記ケーシングとの隙
間は、ロータ外周側よりも内周側が小さくなるように形
成したことにより、混練物が侵入しようとする隙間の断
面積が減少するので、それ以上の混練機外部側への漏洩
を防止することができる。さらに、上記屈曲する隙間に
より、混練機外部までの距離をより長く形成することが
できるから、より効果的に混練物の漏洩を防止すること
ができる。
【0029】本願の請求項4に記載された発明による
と、ロータ端面に段差部を形成するか、または上記ロー
タの軸に円板状のスリーブを取り付けて、上記屈曲する
隙間を形成させたことにより、混練物が侵入しようとす
る隙間の断面積が減少するので、それ以上の混練機外部
側への漏洩を防止できる。さらに、上記屈曲する隙間に
より、混練機外部までの距離をより長く形成することが
できるから、より効果的に混練物の漏洩を防止すること
ができる。
【0030】本願の請求項5に記載された発明による
と、上記請求項3または請求項4に加え、ケーシングの
ロータ端面対向部に隙間調整部材を装着したことによ
り、屈曲する隙間寸法の一部を適宜調整することができ
る。
【0031】本願の請求項6に記載された発明による
と、ロータの軸にフィン付きのスリーブを取り付け、同
スリーブと相対する上記ケーシングの内面に快削部材を
取り付けたことにより、混練物が侵入しようとする隙間
がほぼ0になり、それ以上の混練機外部側への漏洩を防
止することができる。
【0032】本願の請求項7に記載された発明による
と、スリーブのフィンを螺旋状に形成したことにより、
混練物がスリーブと快削部材との隙間に入ったとして
も、ロータの回転と共に混練室側に戻されるから、それ
以上の混練機外部側への漏洩を防止することができる。
【0033】以上のように、本願の請求項1ないし請求
項7に記載された発明によると、ダストシールの部分に
まで混練物が侵入するのを防止できるから、混練物が混
練機外部へ漏洩するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る混練機端部の
概略構造図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る混練機端部の
概略構造図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る混練機端部の
概略構造図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る混練機端部の
概略構造図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る混練機端部の
概略構造図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る混練機端部の
概略構造図である。
【図7】従来の一般的な混練機の断面図である。
【図8】従来の混練機端部の概略構造図である。
【符号の説明】 1 ケーシング 2 混練室 3 ロータ 4 ロータ軸 5 突出部 6 段差 7 隙間調整部材 8 シム 9 ボルト 10 スリーブ スリーブ 12 隙間調整部材 シム ボルト スリーブ フィン 快削部材 スリーブ 螺旋状フィン 快削部材 22 ダストシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 BA01 BC01 BC12 BK01 BK14 BK26 BK34 BK35 BK39 BK73 4G037 DA02 4G078 AA13 AB06 AB07 BA01 CA01 CA12 DA09 DB10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混練物を入れるケーシングと、同ケーシ
    ング内の混練室で回転する混練用ロータとを有する混練
    機において、上記ロータの端面と相対する上記ケーシン
    グの内面に段差を設け、同段差は、上記ロータ端面と上
    記ケーシングとの隙間が、ロータ外周側よりも内周側が
    小さくなるように形成された段差であることを特徴とす
    る混練機。
  2. 【請求項2】 混練物を入れるケーシングと、同ケーシ
    ング内の混練室で回転する混練用ロータとを有する混練
    機において、上記ロータの端面と相対する上記ケーシン
    グの内面に隙間調整部材を装着して、上記ロータ端面と
    上記ケーシングとの隙間寸法よりも、上記ロータ端面と
    上記隙間調整部材との隙間寸法を小さく形成したことを
    特徴とする混練機。
  3. 【請求項3】 混練物を入れるケーシングと、同ケーシ
    ング内の混練室で回転する混練用ロータとを有する混練
    機において、上記ケーシング内面と上記ロータ端面との
    間に屈曲する隙間を形成し、上記ロータ端面と上記ケー
    シングとの隙間は、ロータ外周側よりも内周側が小さく
    なるように形成された隙間であることを特徴とする混練
    機。
  4. 【請求項4】 上記ロータ端面に段差部を形成するか、
    または上記ロータの軸に円板状のスリーブを取り付け、
    上記屈曲する隙間を形成させたことを特徴とする請求項
    3に記載の混練機。
  5. 【請求項5】 上記ケーシングのロータ端面対向部に隙
    間調整部材を装着したことを特徴とする請求項3または
    4のいずれかに記載の混練機。
  6. 【請求項6】 混練物を入れるケーシングと、同ケーシ
    ング内の混練室で回転する混練用ロータとを有する混練
    機において、上記ロータの軸にフィン付きのスリーブを
    取り付け、同スリーブと相対する上記ケーシングの内面
    に快削部材を取り付けたことを特徴とする混練機。
  7. 【請求項7】 上記フィン付きのスリーブのフィンを螺
    旋状に形成したことを特徴とする請求項6に記載の混練
    機。
JP2000205958A 2000-07-07 2000-07-07 混練機 Expired - Fee Related JP4138212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000205958A JP4138212B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 混練機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000205958A JP4138212B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 混練機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008108801A Division JP4599428B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 混練機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002018263A true JP2002018263A (ja) 2002-01-22
JP4138212B2 JP4138212B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=18702962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000205958A Expired - Fee Related JP4138212B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 混練機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4138212B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100156051A1 (en) * 2008-12-24 2010-06-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dust seal structure of internal mixer
JP2013154520A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Bridgestone Corp ゴム攪拌装置におけるシール機構およびシール方法並びにゴム攪拌装置
EP2810756A1 (en) * 2009-01-13 2014-12-10 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Internal batch mixer

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100156051A1 (en) * 2008-12-24 2010-06-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dust seal structure of internal mixer
EP2202433A2 (en) 2008-12-24 2010-06-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dust seal structure of internal mixer
JP2010149292A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 密閉式混練機のダストシール構造
EP2810756A1 (en) * 2009-01-13 2014-12-10 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Internal batch mixer
JP2013154520A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Bridgestone Corp ゴム攪拌装置におけるシール機構およびシール方法並びにゴム攪拌装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4138212B2 (ja) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0979961A1 (en) Seal apparatus for rotary machines
US4436317A (en) Cassette seal having a counterring free from unrelieved internal stress
JP2002018263A (ja) 混練機
US20030155718A1 (en) Shaft seal
JP2003181788A (ja) ロボットの関節部構造
WO2021182057A1 (ja) 密封装置および歯車減速機
JP2001165328A (ja) オイルシール
JP4295487B2 (ja) 密封装置
JP4599428B2 (ja) 混練機
US6774516B2 (en) Sealing structure for motor using kinetic pressure bearing
JP4291089B2 (ja) スクロール式流体機械
JP3675321B2 (ja) ウォータポンプ
WO2024024476A1 (ja) 回転機における冷却液流路のシール構造
JP2020183776A (ja) 密封装置
WO2018016422A1 (ja) 筐体のシール構造及びそれを備えた流体機械
JP2582612Y2 (ja) 密封装置
JP4592978B2 (ja) 回転工具
WO2022021663A1 (zh) 压缩机
JP2002115762A (ja) 密封装置
JP7350446B2 (ja) メカニカルシール
JP2009057897A (ja) スクロール式流体機械
JP2000145975A (ja) オイルシール
JP2002018262A (ja) 混練機
JPH1130338A (ja) ラビリンスシール
JPH0446142Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041228

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080605

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4138212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees