JP2002018042A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002018042A
JP2002018042A JP2000201692A JP2000201692A JP2002018042A JP 2002018042 A JP2002018042 A JP 2002018042A JP 2000201692 A JP2000201692 A JP 2000201692A JP 2000201692 A JP2000201692 A JP 2000201692A JP 2002018042 A JP2002018042 A JP 2002018042A
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JP2000201692A
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Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
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Sammy Corp
Samy KK
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Sammy Corp
Samy KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通図柄表示装置の変動時間が短縮される特
定遊技が発生し得る弾球遊技機において、その特定遊技
が継続する回数の決定に、遊技者の技量が介入し得るよ
うにする。 【解決手段】 所定の条件により開始信号を生成する開
始信号生成手段38と、遊技球が入賞可能な変動停止ゲー
ト21と、複数種類の数値を前記開始信号の生成に伴い変
動表示するとともに上記変動停止ゲート21への入賞によ
り当該時点で表示された数値を停止表示する数値表示手
段22と、この数値表示手段22に停止表示された数値を記
憶する数値記憶手段51とを備える。この数値記憶手段51
に記憶された数値に対応する回数だけ特別図柄表示装置
12が作動する間、前記普通図柄表示装置18における変動
時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機、特に
普通図柄表示装置を有し、かつ、その変動時間が短縮さ
れる特定遊技が発生し得る弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶等の画面を盤面に備え、その
画面に変動を経て表示された複数桁(通常3桁)の図柄
の組合せにより、通常は閉鎖している大入賞口が開放す
るなどの、いわゆる大当たりが発生する弾球遊技機が提
供されている。上記の図柄の変動は、通常、所定の始動
口に遊技球が入賞することにより開始されることになっ
ている。そして、この入賞の際に乱数を用いた抽選が行
われ、その結果、画面に表示される図柄の組合せが決定
されることとなっている。また、この種の始動口には、
遊技球が入賞する個所を拡大可能な拡大装置が設けられ
ているのが通常である。
【0003】更に、上記のような拡大装置を有する始動
口を備えた弾球遊技機には、通常7セグメント発光ダイ
オードを用いた普通図柄表示装置と、賞球の払い出しの
伴わない変動開始ゲートが設けられている。そして、遊
技球がこの変動開始ゲートを通過することで、普通図柄
表示装置において図柄が変動し、所定の図柄(通常
「7」)で停止することにより、上記拡大装置が作動し
て、始動口が拡大することとなっている。すなわち、始
動口が拡大することによって、始動口への入賞が発生し
やすくなるため、抽選の回数も増大し、その結果大当た
りの発生しうる機会も増加することとなっている。
【0004】さて、上記普通図柄表示装置における図柄
の表示は、一定時間(通常、30秒。以下、「変動時
間」とする。)の変動を経て行われることとなってい
る。また、上記所定の図柄が表示されると、始動口は一
定時間(通常、0.5秒。以下、「拡大時間」とす
る。)だけ拡大することとなっている。そして、たとえ
ば、大当たりが発生し、かつ、所定の抽選の結果、所定
の遊技回数(上記画面において、図柄の変動の開始から
停止表示までの間を1回の「遊技回数」と称する。)の
間、上記変動時間が短縮(たとえば、6秒)されるとと
もに、上記所定の図柄が表示された場合の拡大時間も延
長(たとえば、2秒)されるような遊技(「特定遊技」
と称する。)が発生する弾球遊技機も提供されている。
すなわち、この特定遊技によって、始動口の拡大する頻
度及び時間が増大することで、結果的に大当たりの発生
する機会がより増大することとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような特定遊技
が発生し得る弾球遊技機では、特定遊技が継続する遊技
回数(以下、「特定遊技回数」と称する。)は、上述の
ように抽選で決定されることとなっており、そこに遊技
者の技量が介入する余地はなかった。そこで、本発明の
うち、請求項1から3までに記載の発明は、特定遊技回
数の決定に、遊技者の技量が介入し得るようにすること
を目的とする。
【0006】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2又は3記載の発明の目的に加え、特定遊技回数の表示
をわかりやすくすることを目的とする。更に、請求項5
から10までに記載の発明は、上記の発明の目的に加
え、特定遊技回数の決定に係る遊技性を高めることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1)上記の課題
に鑑み、本発明のうち請求項1記載の発明に係る弾球遊
技機10は、遊技球が入賞可能な変動開始ゲート20と、上
記変動開始ゲート20への入賞により普通図柄を変動表示
する普通図柄表示装置18と、遊技球が入賞可能な始動口
14と、上記普通図柄表示装置18に所定の普通図柄が表示
された場合に上記始動口14の開口部を所定時間の間拡大
する拡大装置15と、前記始動口14への入賞により特別図
柄を変動表示する特別図柄表示装置12と、所定の条件に
より開始信号を生成する開始信号生成手段38と、遊技球
が入賞可能な変動停止ゲート21と、複数種類の数値を前
記開始信号の生成に伴い変動表示するとともに上記変動
停止ゲート21への入賞により当該時点で表示された数値
を停止表示する数値表示手段22と、上記数値表示手段22
に停止表示された数値を記憶する数値記憶手段51と、上
記数値記憶手段51に記憶された数値に対応する回数だけ
前記特別図柄表示装置12が作動する間、前記普通図柄表
示装置18における変動時間を短縮し、かつ、前記拡大装
置15の作動時間を延長する変動時間短縮手段34とを備え
ることを特徴とする。
【0008】「変動開始ゲート」とは、遊技球が入賞可
能な入賞口又はゲートであって、その入賞を検出する手
段を備えたものをいう。なお、この変動開始ゲート20へ
の「入賞」とは、賞球を伴わない単なる通過をも含むも
のとする。「普通図柄表示装置」とは、上記変動開始ゲ
ート20への入賞を契機に、複数種類の「普通図柄」を順
次変動させ、そのうちの一を停止表示させる装置をい
う。この普通図柄表示装置18は、様々な手段により実現
可能であるが、通常は、1個の7セグメント発光ダイオ
ードを用いて、1桁の数字による普通図柄(たとえば、
「5」、「6」及び「7」)を表示するものが採用され
る。なお、この普通図柄表示装置18における普通図柄の
変動中に上記変動開始ゲート20への入賞があった場合に
は、所定個数(通常4個)を上限として当該入賞を保留
し、当該変動が終了した後改めて当該入賞に係る普通図
柄の変動が開始されることとなっているのが普通であ
る。
【0009】「始動口」とは、遊技球が入賞可能な入賞
口であって、その入賞を検出する手段を備えたものをい
う。なお、この始動口14への「入賞」は、通常賞球を伴
うこととなっている。また、この始動口14の開口部には
「拡大装置」が設けられる。通常はこの拡大装置15は遊
技球1個分が通過可能な幅を保っているが、上記普通図
柄表示装置18に所定の普通図柄(たとえば、上述の例で
は「7」)が停止表示されることにより、その幅を拡大
させ、その結果、入賞が容易となるように形成されてい
る。この拡大装置15の例として、いわゆる電動チューリ
ップがある。
【0010】「特別図柄表示装置」とは、上記始動口14
への入賞を契機に、複数種類の「特別図柄」を順次変動
させ、そのうちの一を停止表示させる装置をいう。この
特別図柄表示装置12は、様々な手段により実現可能であ
るが、通常は、液晶表示画面を用いて、3桁の数字その
他の記号の組合せによる特別図柄を表示するものが採用
される。なお、この特別図柄表示装置12における特別図
柄の変動中に上記始動口14への入賞があった場合には、
所定個数(通常4個)を上限として当該入賞を保留し、
当該変動が終了した後改めて当該入賞に係る特別図柄の
変動が開始されることとなっているのが普通である。
【0011】「開始信号生成手段」とは、所定の条件に
より、下記の数値表示手段22へ向けて「開始信号」を発
信する手段をいう。たとえば、所定の制御プログラムを
実行することで弾球遊技機10の制御を司るCPU30を、
この制御プログラムの一部を実行させることでこの開始
信号生成手段38として機能させることが可能である。な
お、この所定の条件については特に限定はなく、たとえ
ば、上記特別図柄表示装置12に特別図柄のうちの特定の
ものが表示されることや、また、特定の入賞口に遊技球
が入賞することを、この所定の条件としてもよい。
【0012】「変動停止ゲート」とは、遊技球が入賞可
能な入賞口又はゲートであって、その入賞を検出する手
段を備えたものをいう。なお、この変動停止ゲート21へ
の「入賞」とは、賞球を伴わない単なる通過をも含むも
のとする。「数値表示手段」とは、複数種類の数値を表
示する手段をいう。なお、この数値とは、具体的な数値
のみならず、たとえば、「無制限」を表すような記号を
も含めることができる。また、この数値表示手段22と
は、たとえば、7セグメント発光ダイオードや液晶画面
によって数値そのものを表示するようなものでも、ま
た、各々特定の数値に対応する複数個のランプを順次点
灯させるようなものでもよい。
【0013】上記数値表示手段22は、前記開始信号生成
手段38からの開始信号を認識して、上記数値の変動表示
を開始するとともに、上記変動停止ゲート21への入賞を
認識して、変動表示を停止させ、一の数値を表示するよ
うに形成されている。「数値記憶手段」とは、上記数値
表示手段22により停止表示された数値を記憶する手段を
いう。たとえば、前記CPU30のRAM50をこの数値記
憶手段51として機能させることが可能である。
【0014】「変動時間短縮手段」とは、上記数値記憶
手段51に記憶された数値に対応する回数だけ前記特別図
柄表示装置12が作動する間、前記普通図柄表示装置18の
変動時間を短縮するとともに、当該変動により所定の普
通図柄が表示された場合における前記拡大装置15の作動
時間を延長する手段をいう。たとえば、前記CPU30
を、前記制御プログラムの一部を実行させることで、こ
の変動時間短縮手段34として機能させることが可能であ
る。
【0015】本発明に係る弾球遊技機10においては、前
記所定の条件が満たされるまでは、普通図柄表示装置18
においては所定の変動時間で普通図柄の変動表示が行わ
れる。すなわち、変動開始ゲート20への入賞があると、
普通図柄表示装置18は普通図柄の変動表示を開始し、こ
の開始の時点から上記所定の変動時間が経過すると、あ
らかじめ決定された普通図柄が停止表示される。この普
通図柄が所定のものである場合には、拡大装置15が作動
することとなり、所定の開放時間だけ、始動口14の開口
部が拡大することとなる。
【0016】そして、普通図柄表示装置18の変動時間の
短縮に係る特別図柄表示装置12の作動回数は、以下のよ
うにして決定されることとなる。まず、前記所定の条件
が満たされると、数値表示手段22は、数値の変動表示を
開始する。この変動表示の態様は、上述の通りである。
この変動表示は、変動停止ゲート21への入賞があるまで
継続することとなっている。なお、変動停止ゲート21へ
の入賞がない場合には、一定時間の経過をもってこの変
動を停止するように形成することととしてもよい。
【0017】そして、変動停止ゲート21への入賞がある
と、当該入賞の時点で表示されている数値が停止表示さ
れることとなる。その数値は、数値記憶手段51に記憶さ
れる。この後は、特別図柄表示装置12が1回作動するた
びに、当該作動回数が加算され、それが上記数値に達す
るまで、前記変動時間短縮手段34が作動することととな
っている。
【0018】変動時間短縮手段34が作動している間は、
上記の普通図柄表示装置18における変動時間が短縮され
る。これによって、単位時間当たりの普通図柄の抽選回
数が増加することで、前記所定の普通図柄が停止表示さ
れる機会の増加が見込まれる。すなわち、単位時間当た
りの前記拡大装置15の作動の回数の増加が見込まれるこ
ととなる。それと同時に、この拡大装置15に作動時間自
体も延長されるため、結果として始動口14の開口部の拡
大している時間が多くなることとなる。言い換えると、
始動口14への入賞がより容易となる。
【0019】すなわち、普通図柄表示装置18の変動時間
の短縮は、特別図柄表示装置12の作動回数を基準に行わ
れることとなっている。そしてその作動回数は、数値表
示手段22により表示される数値によって決定されること
となっている。そしてその数値の決定は、制御プログラ
ムによる一方的な抽選によって行われるのではなく、変
動停止ゲート21への入賞によって行われることとなって
いる。すなわち、上記作動回数の決定に、変動停止ゲー
ト21への入賞という形で遊技者の技術的介入が可能とな
っている。
【0020】(請求項2)また、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明の特徴に加え、前記開始信号生
成手段38が前記開始信号を生成する所定の条件とは、前
記特別図柄表示装置12に所定の大当たり図柄のうちの特
定の組合せが表示され、かつ、当該組合せによる大当た
りが終了した場合であるとともに、前記変動時間短縮手
段34は、前記数値記憶手段51に記憶された数値に対応す
る回数だけ前記特別図柄表示装置12が作動するまで、又
は、上記回数の途中で次にこの特別図柄表示装置12に大
当たり図柄が表示されるまで、前記普通図柄表示装置18
における変動時間を短縮し、かつ、前記拡大装置15の作
動時間を延長するように形成されていることを特徴とす
る。
【0021】「大当たり図柄」とは、前記特別図柄表示
装置12に表示される図柄の組合せのうち、所定のものを
いう。たとえば、上述のように特定図柄が3桁の数字等
である場合に、3桁とも同じ数字(たとえば、「22
2」、「666」、「777」等)である組合せを、大
当たり図柄とすることができる。「特定の組合せ」と
は、上記大当たり図柄のうちの特定のものをいい、たと
えば上記の例でいえば、「777」等の特別の意味を持
つ組合せをいう。
【0022】すなわち、本請求項に係る弾球遊技機10に
おいては、普通図柄表示装置18の変動時間が短縮される
特別図柄表示装置12の作動回数の決定は、大当たり図柄
の特定の組合せが表示され、かつ、その組合せによる大
当たりが終了した後に行われることとなっている。そし
て、その決定した作動回数を消化するか、又は、その作
動回数を消化するまでに特別図柄表示装置12に大当たり
図柄が表示されるかのいずれかにより、普通図柄表示装
置18の変動時間の短縮は終了することとなっている。な
お、その大当たり図柄が上記特定の組合せである場合に
は、再び作動回数の決定が行われることとなる。
【0023】(請求項3)更に、請求項3記載の発明
は、請求項1記載の発明の特徴に加え、遊技球が入賞可
能な特定入賞口を備えるとともに、前記開始信号生成手
段38は、上記特定入賞口への入賞により前記開始信号を
生成することを特徴とする。「特定入賞口」とは、遊技
球が入賞可能な入賞口又はゲートであって、その入賞を
検出する手段を備えたものをいう。なお、この特定入賞
口への「入賞」とは、賞球を伴わない単なる通過をも含
むものとする。
【0024】すなわち、本請求項に係る弾球遊技機10に
おいては、普通図柄表示装置18の変動時間が短縮される
特別図柄表示装置12の作動回数の決定は、上記特定入賞
口への入賞を契機に行われることとなっている。 (請求項4)また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2又は3記載の発明の特徴に加え、前記数値表示手段22
は、各々特定の数値に対応する複数個のランプを備える
とともに、当該ランプの点灯位置の移動により前記変動
表示がなされることを特徴とする。
【0025】「ランプ」とは、電球のみならず、発光ダ
イオードも含む。すなわち、本請求項に係る弾球遊技機
10においては、前記開始信号生成手段38による開始信号
の生成によって、上記ランプの点灯位置の移動が開始さ
れる。そして、前記変動停止ゲート21への入賞を検出す
ることにより、この検出の時点で点灯しているランプで
移動が停止される。そして、この停止表示されたランプ
に対応する数値が、前記数値記憶手段51に記憶されるこ
ととなっている。
【0026】(請求項5)更に、請求項5記載の発明
は、請求項4記載の発明の特徴に加え、前記数値表示手
段22における一のランプの点灯時間を制御させる点灯時
間制御手段41を備えることを特徴とする。「点灯時間制
御手段」とは、数値表示手段22を構成する各ランプの点
灯時間を延長若しくは短縮又は維持する手段をいう。た
とえば、前記CPU30が、前記制御プログラムの一部を
実行することで、この点灯時間制御手段41として機能す
ることとなっている。
【0027】この点灯時間制御手段41の一例として、以
下の各手段からなるものが挙げられる。たとえば、各ラ
ンプを最初に1巡する間の各ランプの点灯時間を500mse
cとし、その次の1巡では200msec、更にその次の1巡で
は100msecというように点灯時間を徐々に短縮すること
で、移動速度が徐々に速くなるように見せることも可能
となる。
【0028】これにより、変動時間の短縮に係る作動回
数の決定における遊技性の向上が図られる。 (請求項6)また、請求項6記載の発明は、請求項4又
は5記載の発明の特徴に加え、前記数値表示手段22にお
けるランプ点灯位置の移動方向を制御させる移動方向制
御手段42を備えることを特徴とする。
【0029】「移動方向制御手段」とは、数値表示手段
22を構成する各ランプの間の点灯位置の移動方向を逆転
させ、又は、維持する手段をいう。たとえば、前記CP
U30が、前記制御プログラムの一部を実行することで、
この移動方向制御手段42として機能することとなってい
る。たとえば、各ランプは左右方向に一列に配列されて
いる場合、最初に左端のランプが点灯し、これが右端ま
で移動すると、今度は左端に向かって移動する、という
ようなことが可能となる。
【0030】これにより、変動時間の短縮に係る作動回
数の決定における遊技性の向上が図られる。 (請求項7)更に、請求項7記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5又は6記載の発明の特徴に加え、前記数
値表示手段22における変動表示が継続する時間である変
動継続時間を抽選により決定する変動継続時間決定手段
39を備え、前記数値表示手段22は、上記変動継続時間の
経過までに前記変動停止ゲート21への入賞がない場合、
当該変動継続時間経過の時点で表示されている数値を停
止表示するとともに、当該数値が前記数値記憶手段51に
記憶されることを特徴とする。
【0031】「変動継続時間決定手段」とは、変動停止
ゲート21への入賞の有無にかかわらず決定される変動継
続時間を決定する手段をいう。たとえば、前記CPU30
を、前記制御プログラムの一部を実行させることで、こ
の変動継続時間決定手段39として機能させることが可能
である。この変動継続時間は、たとえば、乱数による抽
選によって決定されることが可能である。
【0032】そして、決定された変動継続時間の間に変
動停止ゲート21への入賞があれば、前記のように当該入
賞の瞬間に数値表示手段22に表示されている数値が停止
表示されることとなる。しかし、この変動継続時間の間
に変動停止ゲート21への入賞がない場合は、この変動継
続時間経過の瞬間に数値表示手段22に表示されている数
値が停止表示されることとなっている。そして、この数
値が前記数値記憶手段51に記憶されるのは前述の通りで
ある。
【0033】これにより、遊技者の遊技技術の未熟によ
り変動停止ゲート21への入賞がなされないことによっ
て、変動時間の短縮に係る作動回数が未決定のまま放置
されるという事態が回避されることとなる。 (請求項8)また、請求項8記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5又は6記載の発明の特徴に加え、前記数
値表示手段22における変動表示が継続する時間である変
動継続時間を抽選により決定する変動継続時間決定手段
39と、上記変動継続時間の経過により抽選で停止表示す
る数値を決定する数値決定手段40とを備え、前記数値表
示手段22は、上記変動継続時間の経過までに前記変動停
止ゲート21への入賞がない場合、当該変動継続時間の経
過後に上記数値決定手段40により決定された数値を停止
表示するとともに、当該数値が前記数値記憶手段51に記
憶されることを特徴とする。
【0034】「変動継続時間決定手段」については、上
述の請求項7記載の発明の説明と同様である。「数値決
定手段」とは、変動継続時間経過後に停止表示される数
値を決定する手段である。たとえば、前記CPU30が、
前記制御プログラムの一部を実行することで、この数値
決定手段40として機能することとなっている。この決定
は、たとえば、乱数による抽選で行われる。
【0035】そして、決定された変動継続時間の間に変
動停止ゲート21への入賞があれば、前記のように当該入
賞の瞬間に数値表示手段22に表示されている数値が停止
表示されることとなる。しかし、この変動継続時間の間
に変動停止ゲート21への入賞がない場合は、この変動継
続時間経過後、数値決定手段40によりあらかじめ決定さ
れている数値が停止表示されることとなっている。そし
て、この数値が前記数値記憶手段51に記憶されるのは前
述の通りである。
【0036】これにより、遊技者の遊技技術の未熟によ
り変動停止ゲート21への入賞がなされないことによっ
て、変動時間の短縮に係る作動回数が未決定のまま放置
されるという事態が回避されることとなる。 (請求項9)更に、請求項9記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7又は8記載の発明の特徴に加
え、前記数値表示手段22は、前記開始信号の生成に伴い
所定回数停止表示を行うとともに、当該停止表示された
数値の合計が前記数値記憶手段51に記憶されることを特
徴とする。
【0037】たとえば、1回の開始信号につき5回停止
させるとして、5回を合計した値が数値記憶手段51に記
憶されることとなる。これにより、変動時間の短縮に係
る作動回数の決定における遊技性が向上することとなる (請求項10)また、請求項10記載の発明は、請求項
1、2、3、4、5、6、7又は8記載の発明の特徴に
加え、前記数値表示手段22は、前記開始信号の生成に伴
い所定回数停止表示を行うとともに、当該停止表示され
た数値のうち最も頻回に停止表示されたものが前記数値
記憶手段51に記憶されることを特徴とする。
【0038】たとえば、1回の開始信号につき5回停止
させるとした場合、一の数値には3回停止し、他の数値
に2回停止したときには、3回停止した数値が数値記憶
手段51に記憶されることとなる。これにより、変動時間
の短縮に係る作動回数の決定における遊技性が向上する
こととなる
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る一の実施の形態について説明する。 (1)弾球遊技機の外観 図1は、本実施の形態に係る弾球遊技機10の盤面11の外
観を正面図で示したものである。
【0040】盤面11のほぼ中央には、3桁の図柄の組合
せ(「特別図柄」と称する)を液晶画面にて変動表示さ
せる特別図柄表示装置12が位置する。その上方には4個
の特別図柄保留ランプ13、13、13、13が設けられてい
る。上記特別図柄表示装置12の下方には、遊技球が入賞
可能な始動口14が設けられている。この始動口14の開口
部には、始動口14の幅を拡大する拡大装置15が設けられ
る。この拡大装置15は、通常は遊技球1個は通過し得る
が2個は同時に通過し得ない程度の幅を保つが、これが
拡大すると、落下する遊技球を拾うような形となり、結
果として始動口14への入賞が容易となる。
【0041】上記始動口14の下方には、アタッカーユニ
ット16が取り付けられており、その一部が、後述の大当
たり遊技の際に開放する大入賞口17が設けられている。
また、このアタッカーユニット16の左右両端には、入賞
口24、24が設けられている。更に、このアタッカーユニ
ット16の前面には、7セグメント発光ダイオードによる
普通図柄表示装置18が設けられるとともに、その周囲に
は4個の普通図柄保留ランプ19、19、19、19が設けられ
ている。この普通図柄表示装置18には、「5」、「6」
及び「7」から成る「普通図柄」が表示される。
【0042】前記特別図柄表示装置12の左側には、遊技
球が通過可能な変動開始ゲート20が設けられる。この変
動開始ゲート20には、遊技球の通過を検知する図示しな
いセンサーが設けられている。前記特別図柄表示装置12
の右側には、遊技球が通過可能な変動停止ゲート21が設
けられる。この変動停止ゲート21には、遊技球の通過を
検知する図示しないセンサーが設けられている。
【0043】上記変動停止ゲート21の上方には、5個の
発光ダイオードからなる回数表示ランプ23、23、23、2
3、23を備えた数値表示手段22が位置している。また、
前記始動口14の左方及び右方にも入賞口24、24が設けら
れる。更に、盤面11下端には、上記始動口14、大入賞口
17、及び各入賞口24、24、24、24のいずれにも入賞し得
なかった遊技球が排出されるアウト口25が設けられてい
る。
【0044】盤面11には、上記以外にも、遊技球の落下
方向に変化を付けるための風車26、26、26、26、26、26
及び釘(図示せず)が設けられている。また、盤面11の
前面は、図示しないガラス板で覆われている。更に、盤
面11の下方には図示しない弾球ハンドル、賞球払出口、
球受け皿が位置している。この弾球遊技機10における遊
技の概要は、以下の通りである。
【0045】まず、前記弾球ハンドルを遊技者が操作す
ることで、盤面11に遊技球が弾球される。この遊技球
は、各風車26、26、26、26、26、26や前記釘等に接触し
ながら、盤面11を落下する。そして、落下の過程で各入
賞口24、24、24、24のいずれかに入賞すると、前記賞球
払出口から5球の賞球が遊技者に払い出される。遊技球
が変動開始ゲート20を通過すると、その通過信号を契機
に普通図柄表示装置18において普通図柄が変動を開始す
る。そして、通常の場合、変動が開始してから30秒が
経過すると、変動の開始時点で決定されている所定の普
通図柄が停止表示される。この、普通図柄の変動開始か
ら停止までの時間を、以下、「変動時間」と称する。こ
の停止表示される普通図柄が「7」であるときには、拡
大装置15が0.5秒間作動し、始動口14の幅が拡大する
ことで、始動口14への入賞が容易となる。この拡大装置
15が作動する時間を、以下、「作動時間」と称する。ま
た、停止表示される普通図柄が「5」又は「6」のとき
には拡大装置15は作動しないが、この場合でも、始動口
14への入賞は可能である。
【0046】そして、始動口14への入賞があると、前記
賞球払出口から5球の賞球が遊技者に払い出されるのに
加え、特別図柄表示装置12が作動し、図柄の変動が開始
される。この変動の結果、停止表示される特別図柄が3
桁とも同一の図柄に係る組合せ(「大当たり図柄」と称
する。)である場合、「大当たり遊技」となり、普段は
閉鎖している大入賞口17が開放する。大入賞口17への入
賞があると、前記賞球払出口から15球の賞球が遊技者
に払い出される。この大入賞口17は、開放して30秒経
過するか、又は10球の入賞があるかのいずれかにより
一旦閉鎖する。そして、この大入賞口17が開放している
間に、この大入賞口17の内部に設けられている図示しな
いVゾーンへの入賞があると、大入賞口17は一旦閉鎖し
た後、再度開放することとなっている。これにより、大
入賞口17の開放は、最大16回連続することが可能とな
っている。また、大入賞口17が16回開放し終えるか、
又は大入賞口17の開放中に上記Vゾーンへの入賞がなか
った場合には、この大当たり遊技は終了する。なお、大
当たり遊技における大入賞口17の開放から閉鎖までを
「ラウンド」と称する。すなわち、大当たり遊技は最大
16ラウンドまで継続可能ということになる。
【0047】さて、上記大当たり図柄が、特定の図柄
(たとえば、「7」など)に係るもの(「特定図柄」と
称する。)である場合には、上記大当たり遊技の終了
後、「特定遊技」が発生する可能性がある。この特定遊
技の間は、前記普通図柄表示装置18における変動時間が
6秒に短縮されるとともに、前記拡大装置15の作動時間
が2秒に延長されることとなっている。
【0048】すなわち、特定図柄に係る大当たりが終了
すると、前記数値表示手段22において、回数表示ランプ
23、23、23、23、23の点灯位置の移動が開始される。こ
こで、各回数表示ランプ23、23、23、23、23の上方に
は、図2の拡大図に示すように、左から、「次回」、
「0回」、「100回」、「0回」、「50回」の表示
がされている。
【0049】点灯位置が移動している間に遊技球が前記
変動停止ゲート21を通過すると、この移動が停止する。
そして、「100回」又は「50回」の表示がされてい
る回数表示ランプ23、23で移動が停止したときには、前
記特別図柄表示装置12がそれぞれ100回又は50回作
動する間、又は、それぞれの回数作動する間に大当たり
図柄が停止表示されるまで、上記特定遊技が継続するこ
ととなっている。この特別図柄表示装置12が作動する回
数を、以下、「特定遊技回数」と称する。また、「次
回」の表示がされている回数表示ランプ23で移動が停止
したときには、前記特別図柄表示装置12に次に大当たり
図柄が停止表示されるまで、上記特定遊技が継続するこ
ととなっている。一方、「0回」の表示がされている回
数表示ランプ23、23で移動が停止したときには、上記特
定遊技は発生しないこととなっている。
【0050】(2)機能ブロック 図3は、本実施の形態に係る弾球遊技機10における作動
回数の決定に係る機能をブロック図で示したものであ
る。この弾球遊技機10には、この弾球遊技機10における
遊技の全体を制御するCPU30と、遊技の制御に係る制
御プログラム及び遊技の進行中に必要となる各種データ
が記憶されているROM60とが設けられている。
【0051】(2-1)ROM ROM60には、弾球遊技機10の制御に係る制御プログラ
ム及び特別図柄表示装置12に表示される画像を表す各種
画像データを含む遊技に必要な各種遊技データが記憶さ
れている。この遊技データには、数値表示手段22におけ
る、回数表示ランプ23、23、23、23、23の点灯時間を表
す点灯時間テーブル61や、その点灯位置の移動方向を表
す移動方向テーブル62も含まれている。
【0052】(2-2)CPU CPU30には、上記ROM60に記憶された制御プログラ
ムの一部及び遊技データの一部を一時的に記憶するRA
M50が設けられている。そして、このRAM50に記憶さ
れた制御プログラム及び遊技データに従い、弾球遊技機
10における遊技を制御する。すなわち、CPU30は、上
記制御プログラムの所定の部分を実行することで、下記
の各手段として機能する。
【0053】普通図柄決定手段31は、普通図柄表示装置
18に停止表示される普通図柄を抽選により決定する。す
なわち、この普通図柄決定手段31は、変動開始ゲート20
への遊技球の通過を契機に乱数を取得し、これを、前記
ROM60に記憶される遊技データの一部である所定の判
定テーブルと比較して、普通図柄を決定する。ここで、
この普通図柄決定手段31は、制御プログラムのソフトウ
ェアリセットごとにカウントを累積的に加算(最大値に
達した場合は、再び最小値に戻るものとする)する手段
と、始動口14への入賞を認識した時点におけるこのカウ
ントの値を乱数として取得する手段と、取得されたカウ
ントの値を上記判定テーブルと参照して該当する普通図
柄を決定する手段とから構成される。
【0054】普通図柄制御手段33は、普通図柄表示装置
18における普通図柄の変動表示及び停止表示を制御す
る。変動時間短縮手段34は、普通図柄表示装置18におけ
る変動時間を短縮し、かつ、拡大装置15の作動時間を延
長する。拡大装置制御手段35は、拡大装置15の作動を制
御する。
【0055】特別図柄決定手段32は、特別図柄表示装置
12に停止表示される特別図柄を抽選により決定する。す
なわち、この特別図柄決定手段32は、始動口14への入賞
を契機に乱数を取得し、これを、前記ROM60に記憶さ
れる遊技データの一部である所定の判定テーブルと比較
して、特別図柄を決定する。ここで、この特別図柄決定
手段32は、制御プログラムのソフトウェアリセットごと
にカウントを累積的に加算(最大値に達した場合は、再
び最小値に戻るものとする)する手段と、始動口14への
入賞を認識した時点におけるこのカウントの値を乱数と
して取得する手段と、取得されたカウントの値を上記判
定テーブルと参照して該当する特別図柄を決定する手段
とから構成される。なお、上記のカウントを加算する手
段は、前記普通図柄決定手段31に係るものと共有するこ
ととしてもよい。
【0056】特別図柄制御手段36は、特別図柄表示装置
12における特別図柄の変動表示及び停止表示を制御す
る。大入賞口制御手段37は、大入賞口17の開閉を制御す
る。開始信号生成手段38は、前記特定図柄による大当た
り遊技の終了を認識して、数値表示手段22における変動
表示を開始させるための開始信号を生成する。
【0057】変動継続時間決定手段39は、数値表示手段
22における変動表示が最大限継続する時間(「変動継続
時間」と称する。)を抽選により決定する。数値決定手
段40は、上記変動継続時間の経過後に数値表示手段22に
停止表示される数値を抽選により決定する。点灯時間制
御手段41は、前記点灯時間テーブル61に従い、回数表示
ランプ23、23、23、23、23の点灯時間を変更又は維持す
る。
【0058】移動方向制御手段42は、前記移動方向テー
ブル62に従い、回数表示ランプ23、23、23、23、23の点
灯位置の移動方向を変更又は維持する。停止表示手段43
は、変動停止ゲート21への遊技球の通過を認識して、数
値表示手段22における数値の変動表示を停止させる。数
値記憶手段51は、数値表示手段22に停止表示された数値
をRAM50上で一時的に記憶する。
【0059】普通保留球数記憶手段52は、普通保留球数
をRAM50上で一時的に記憶する。ここで、普通保留球
数とは、普通図柄表示装置18における変動表示待ち回数
をいい、上限は4である。この普通保留球数は、前記普
通図柄保留ランプ19の点灯個数として表示される。普通
図柄記憶手段54は、普通図柄決定手段31により決定され
た普通図柄を記憶する。
【0060】特別保留球数記憶手段53は、特別保留球数
をRAM50上で一時的に記憶する。ここで、特別保留球
数とは、特別図柄表示装置12における変動表示待ち回数
をいい、上限は4である。この特別保留球数は、前記特
別図柄保留ランプ13の点灯個数として表示される。特別
図柄記憶手段55は、特別図柄決定手段32により決定され
た特別図柄を記憶する。
【0061】(3)処理手順 以下、本実施の形態に係る処理手順を、図4から図10
までのフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図
4から図10までには、6個のフローチャートが記載さ
れているが、各フローチャートが表す処理は、全て同時
に進行するものである。また、各フローチャートにおけ
る処理が終了した後は、ソフトウェアリセットの後、再
び各フローチャートにおける最初の段階から処理が開始
されることとなっている。更に、各フローチャート間で
パラメータが共有されている場合には、一のフローチャ
ートにおける当該パラメータの変化は、同時進行する他
のフローチャートでも有効となっている。なお、各パラ
メータの表すところは、以下の通りである。
【0062】Aは、特別保留球数を表し、0から4まで
の整数値をとる。この特別保留球数は、特別保留球数記
憶手段53(図3参照)に記憶される。Bは、普通保留球
数を表し、0から4までの整数値をとる。この普通保留
球数は、普通保留球数記憶手段52(図3参照)に記憶さ
れる。Lは、大当たり遊技が現に進行中であるか否かを
示す「大当たりフラグ」を表し、進行中である旨を示す
「1」又はそうでない旨を示す「0」の2通りの値をと
る。
【0063】Iは、特定遊技が現に進行中であるか否か
を示す「特定フラグ」を表し、行われている旨を示す
「1」又はそうでない旨を示す「0」の2通りの値をと
る。Kは、特定遊技回数の上限を示す「最大短縮回数」
を表し、本実施の形態では、「50」又は「100」の
いずれかの値をとる。この最大短縮回数は、数値記憶手
段51(図3参照)に記憶される。
【0064】Mは、特定遊技が、次回の大当たり発生ま
で継続するか否かを示す「無制限フラグ」を表し、継続
する旨を示す「1」又はそうでない旨を示す「0」の2
通りの値をとる。Jは、特定遊技回数をカウントする
「短縮回数カウンタ」を表し、0から上記Kまでの整数
値をとる。
【0065】Pは、最大短縮回数を決定するか否かを示
す「回数決定フラグ」を表し、決定する旨を示す「1」
又はそうでない旨を示す「0」の2通りの値をとる。R
は、大当たり遊技のラウンド数を示す、「ラウンドカウ
ンタ」を表し、0から16までの整数値をとる。Qは、
変動時間の短縮が行われるか否かを示す「短縮変動フラ
グ」を表し、行われる旨を示す「1」又はそうでない旨
を示す「0」の2通りの値をとる。
【0066】(3-1)特別保留球数の加算及び特別図柄
の決定に係る処理 特別保留球数の加算及び特別図柄の決定は、図4に記載
されたフローチャートに従って、特別図柄決定手段32
(図3参照)により処理される。本処理が開始される
と、まず、S100に示す段階において、始動口14への入賞
が検出されたか否かが判断される。検出されていない場
合は、本処理は終了する。一方、検出された場合は、S1
10に示す段階へ進む。
【0067】S110に示す段階においては、乱数が取得さ
れる。そして、S120に示す段階へ進む。S120に示す段階
においては、特別保留球数記憶手段53(図3参照)に記
憶されている特別保留球数(A)が、4に達しているか
否かが判断される。達している場合には、特別保留球数
への加算はされずに、本処理は終了する。一方、達して
いない場合は、S130に示す段階へ進む。
【0068】S130に示す段階においては、特別保留球数
に1が加算され、これが特別保留球数記憶手段53に記憶
される。これにより、後述の図6のS300に示す段階にお
ける判断が影響を受けることとなる。そして、S140に示
す段階へ進む。S140に示す段階においては、前記S110に
示す段階で取得された乱数が所定の判定テーブルと比較
され、該当する特別図柄が決定されるとともに、これが
特別図柄記憶手段55(図3参照)に記憶される。そし
て、本処理は終了する。
【0069】(3-2)普通保留球数の加算及び普通図柄
の決定に係る処理 普通保留球数の加算及び普通図柄の決定は、図5に記載
されたフローチャートに従って、普通図柄決定手段31
(図3参照)により処理される。本処理が開始される
と、まず、S200に示す段階において、変動開始ゲート20
への遊技球の通過が検出されたか否かが判断される。検
出されていない場合は、本処理は終了する。一方、検出
された場合は、S210に示す段階へ進む。
【0070】S210に示す段階においては、乱数が取得さ
れる。そして、S220に示す段階へ進む。S220に示す段階
においては、普通保留球数記憶手段52(図3参照)に記
憶されている普通保留球数(B)が、4に達しているか
否かが判断される。達している場合には、普通保留球数
への加算はされずに、本処理は終了する。一方、達して
いない場合は、S230に示す段階へ進む。
【0071】S230に示す段階においては、普通保留球数
に1が加算され、これが普通保留球数記憶手段52に記憶
される。これにより、後述の図10のS700に示す段階に
おける判断が影響を受けることとなる。そして、S240に
示す段階へ進む。S240に示す段階においては、前記S210
に示す段階で取得された乱数が所定の判定テーブルと比
較され、該当する普通図柄が決定されるとともに、これ
が普通図柄記憶手段54(図3参照)に記憶される。そし
て、本処理は終了する。
【0072】(3-3)特別図柄表示装置に係る処理 特別図柄表示装置12に係る処理は、図6及び図7に記載
されたフローチャートに従って、特別図柄制御手段36
(図3参照)によって行われる。本処理が開始される
と、まず、図6のS300に示す段階において、特別保留球
数記憶手段53に記憶されている特別保留球数(A)が0
であるか否かが判断される。ここで、特別保留球数が0
であるということは、変動待ちの保留球が1個もないこ
とを意味し、この場合は、特別図柄表示装置12の作動は
行われず、本処理は終了する。一方、特別保留球数が1
以上である場合には、S310に示す段階へ進む。
【0073】S310に示す段階においては、大当たりフラ
グ(L)が1であるか否かが判断される。ここで、大当
たりフラグが1であるということは、現に大当たり遊技
が進行中であることを意味し、この場合は、特別図柄表
示装置12の作動は行われず、本処理は終了する。一方、
大当たりフラグが0である場合には、S320に示す段階へ
進む。
【0074】S320に示す段階においては、特別保留球数
が1減算され、これが特別保留球数記憶手段53に記憶さ
れる。これにより、先述の図4のS120における判断が影
響を受けることとなる。そして、S330に示す段階へ進
む。S330に示す段階においては、特別図柄記憶手段55か
ら、当該保留球に係る特別図柄が取得される。そして、
S340に示す段階へ進む。
【0075】S340に示す段階においては、特定フラグ
(I)が1であるか否かが判断される。ここで、特定フ
ラグが1であるということは、現に特定遊技が進行中で
あることを意味し、この場合はS350に示す段階へ進む。
一方、特定フラグが0である場合は、図7のS400に示す
段階へ進む。S350に示す段階においては、無制限フラグ
(M)が1であるか否かが判断される。ここで、無制限
フラグが1であるということは、特定遊技回数の管理は
不要であることを意味し、この場合は、図7のS400に示
す段階へ進む。一方、無制限フラグが0であるというこ
とは、特定遊技回数の管理が必要であることを意味し、
この場合は、S360に示す段階へ進む。
【0076】S360に示す段階においては、短縮回数カウ
ンタ(J)に1が加算される。そして、S370に示す段階
へ進む。S370に示す段階においては、短縮回数カウンタ
が最大短縮回数(K)に達したか否かが判断される。達
していない場合には、図7のS400に示す段階へ進む。一
方、達している場合には、S380に示す段階へ進む。
【0077】S380に示す段階においては、特定フラグ
(I)がリセットされる。これにより、先述のS340及び
後述の図10のS720における判断が影響を受けることと
なる。そして、図7のS400に示す段階へ進む。図7のS4
00に示す段階においては、特別図柄表示装置12において
特別図柄の変動表示が開始される。そして、S410に示す
段階へ進む。
【0078】S410に示す段階においては、特別図柄記憶
手段55から取得された特別図柄が、特別図柄表示装置12
に停止表示される。そして、S420に示す段階へ進む。S4
20に示す段階においては、先のS330に示す段階で取得さ
れた特別図柄が、大当たり図柄であるか否かが判断され
る。大当たり図柄でない場合には、本処理は終了する。
一方、大当たり図柄である場合には、S430に示す段階へ
進む。
【0079】S430に示す段階においては、特定フラグ
(I)がリセットされる。これにより、先述の図6のS3
40及び後述の図10のS720に示す段階における判断が影
響を受けることとなる。なお、ここで、特定フラグがリ
セットされるのは、図9のS690に示す段階(後述)で特
定フラグが設定されるまでの間、変動時間が短縮される
(図10のS72O及びS730参照)のを避けるためである。
また、本段階においては、無制限フラグ(M)もリセッ
トされる。これにより、前述の図6のS350に示す判断が
影響を受けることとなる。更に、本段階においては、大
当たりフラグ(L)が設定される。これにより、前述の
図6のS310並びに後述の図8のS500、図9のS600及び図
10のS715における判断が影響を受けることとなる。そ
して、S440に示す段階に進む。
【0080】S440に示す段階においては、停止表示され
た特別図柄が、特定図柄であるか否かが判断される。特
定図柄でない場合には、本処理は終了する。一方、特定
図柄である場合には、S450に示す段階へ進む。S450に示
す段階においては、回数決定フラグ(P)が設定され
る。これにより、後述の図9のS610における判断が影響
を受ける。そして、本処理は終了する。
【0081】(3-4)大当たり遊技に係る処理 大当たり遊技に係る処理は、図8に記載されたフローチ
ャートに従って、大入賞口制御手段37(図3参照)によ
って行われる。本処理が開始されると、まず、S500に示
す段階において、大当たりフラグが1であるか否かが判
断される。ここで、大当たりフラグが1であるというこ
とは、この大当たりフラグが図7のS430に示す段階で設
定された直後であることを意味し、この場合は、S510に
示す段階へ進む。一方、大当たりフラグが1でない場合
は、本処理は終了する。
【0082】S510に示す段階においては、ラウンドカウ
ンタ(R)がリセットされる。そして、S520に示す段階
へ進む。S520に示す段階においては、大入賞口17が開放
される。そして、S530に示す段階へ進む。S530に示す段
階においては、大入賞口17の開放から30秒が経過した
か否かが判断される。経過している場合はS550へ進む。
一方、まだ経過していない場合は、S540へ進む。
【0083】S540に示す段階においては、大入賞口17に
10球入賞したか否かが判断される。入賞している場合
には、S550に示す段階へ進む。一方、まだ入賞していな
い場合は、S530に示す段階へ戻る。S550に示す段階にお
いては、大入賞口17が一旦閉鎖される。そして、S560に
示す段階へ進む。
【0084】S560に示す段階においては、ラウンドカウ
ンタに1が加算される。すなわち、大当たり遊技の1ラ
ウンドが消化されたこととなる。そして、S570に示す段
階へ進む。S570に示す段階においては、ラウンドカウン
タが16であるか否かが判断される。ここで、ラウンド
カウンタが16であるということは、大当たり遊技が1
6ラウンド消化されたということを意味し、この場合
は、S590に示す段階へ進む。一方、ラウンドカウンタが
16でない場合は、S580に示す段階へ進む。
【0085】S580に示す段階においては、当該ラウンド
において、前記のVゾーンへの入賞があったか否かが判
断される。ここで、入賞がなかった場合は、S590に示す
段階へ進み、大当たり遊技が終了することとなる。一
方、入賞があった場合は、S520に示す段階へ戻り、少な
くとももう1ラウンド大当たり遊技が継続することとな
る。
【0086】S590に示す段階においては、大当たりフラ
グがリセットされる。これにより、先述の図6のS310及
び図8のS500並びに後述の図9のS600及び図10のS715
に示す段階における判断が影響を受けることとなる。そ
して、本処理は終了する。 (3-5)特定回数決定に係る処理 特定回数決定に係る処理は、図9に記載されたフローチ
ャートに従って行われる。
【0087】本処理が開始されると、まず、S600に示す
段階において、開始信号生成手段38(図3参照)によ
り、大当たりフラグが1であるか否かが判断される。こ
こで、大当たりフラグが1であるということは、この大
当たりフラグが図7のS430に示す段階で設定された直後
であることを意味し、この場合は、S610に示す段階へ進
む。一方、大当たりフラグが1でない場合は、本処理は
終了する。
【0088】S610に示す段階においては、開始信号生成
手段38によって、回数決定フラグが1であるか否かが判
断される。ここで、回数決定フラグが1であるというこ
とは、この回数決定フラグが図7のS450に示す段階で設
定された直後であることを意味し、この場合は、S615に
示す段階へ進む。一方、回数決定フラグが1でない場合
は、本処理は終了する。
【0089】S615に示す段階においては、開始信号生成
手段38によって、回数決定フラグがクリアされる。これ
により、上記S610に示す段階における判断が影響を受け
ることとなる。そして、S620に示す段階へ進む。S620に
示す段階においては、開始信号生成手段38は、先述の図
8のS590に示す段階において大当たりフラグがリセット
されるまで、すなわち、大当たり遊技が終了するまで、
本処理を中断する。そして、同段階で大当たりフラグが
リセットされれば、S630に示す段階へ進む。
【0090】S630に示す段階においては、変動継続時間
決定手段39(図3参照)により、抽選により変動継続時
間が決定される。そして、S635に示す段階へ進む。S635
に示す段階においては、数値決定手段40(図3参照)に
より、上記変動継続時間の経過までに変動停止ゲート21
への遊技球の通過がない場合に最終的に数値表示手段22
に停止表示される数値が決定される。すなわち、ここで
決定される数値は、「0回」、「50回」、「100
回」及び「次回」(図2参照)のいずれかを意味するも
のである。そして、S640に示す段階へ進む。
【0091】S640に示す段階においては、開始信号生成
手段38によって開始信号が生成され、これにより、数値
表示手段22における変動表示が開始される。この変動
は、後述のS660に示す段階に至るまで、以下のようにし
て行われる。まず、変動開始の時点で、0から31まで
のいずれかの整数値を示す乱数が取得される。そして、
点灯時間制御手段41(図3参照)は、当該乱数を下記の
表1に示す点灯時間テーブル61と比較し、該当する点灯
時間及び点灯回数を取得するとともに、その点灯時間及
び点灯回数に従って、数値表示手段22において変動表示
を行う。
【0092】
【表1】
【0093】たとえば、当該乱数の値が11から15ま
でのいずれかであったときには、各回数表示ランプ23、
23、23、23、23の点灯時間は、変動が停止されるまで25
0msecで一定であるということになる。また、当該乱数
の値が1から3までのいずれかであったときには、各回
数表示ランプ23、23、23、23、23の点灯時間は、最初の
5回(すなわち、回数表示ランプ23、23、23、23、23が
1巡する間)については500msec、次の10回(すなわ
ち、回数表示ランプ23、23、23、23、23が2巡する間)
については250msec、そしてその後変動が停止されるま
では100msecであるということになる。
【0094】同時に、移動方向制御手段42(図3参照)
は、当該乱数を下記の表2に示す移動方向テーブル62と
比較し、該当する移動方向及び点灯回数を取得するとと
もに、その移動方向及び点灯回数に従って、数値表示手
段22において変動表示を行う。
【0095】
【表2】
【0096】たとえば、当該乱数の値が11から15ま
でのいずれかであったときには、各回数表示ランプ23、
23、23、23、23の移動方向は、変動が停止されるまで右
方向(右端の回数表示ランプ23に達すると、再び左端へ
移動)で一定であるということになる。また、当該乱数
の値が1から3までのいずれかであったときには、各回
数表示ランプ23、23、23、23、23の点灯時間は、最初の
10回(すなわち、回数表示ランプ23、23、23、23、23
が2巡する間)については右方向、そしてその後変動が
停止されるまでは左方向(左端の回数表示ランプ23に達
すると、再び右端へ移動)であるということになる。
【0097】さて、S640において、数値表示手段22にお
ける変動表示が開始されると、S645に示す段階へ進む。
S645に示す段階においては、停止表示手段43により、変
動停止ゲート21への遊技球の通過を認識したか否かが判
断される。認識した場合は、S660に示す段階へ進む。一
方、認識されていない場合は、S650に示す段階へ進む。
【0098】S650に示す段階においては、停止表示手段
43により、先のS630に示す段階で決定された変動継続時
間が経過したか否かが判断される。経過していない場合
は、再びS645に示す段階へ戻る。一方、経過している場
合は、S655に示す段階へ進む。S655に示す段階において
は、点灯時間制御手段41及び移動方向制御手段42は、先
のS635に示す段階で決定された数値に係る回数表示ラン
プ23、23、23、23、23に至るまで変動表示を続行する。
そして、S660に示す段階へ進む。
【0099】S660に示す段階においては、停止表示手段
43は、S645から進んできた場合には変動停止ゲート21の
通過を認識した時点で点灯している回数表示ランプで、
又は、S655から進んできた場合には先のS635に示す段階
で決定された数値に係る回数表示ランプ23、23、23、2
3、23で、それぞれ変動を停止させる。そして、S665に
示す段階へ進む。
【0100】S665に示す段階においては、停止表示され
ている回数表示ランプ23が、「0回」(図2参照)に係
るものであるか否かが判断される。「0回」である場合
には、結局特定遊技は発生しないこととなり、本処理は
終了する。一方、「0回」に係るものでない場合には、
S670に示す段階へ進む。S670に示す段階においては、停
止表示されている回数表示ランプ23が、「次回」(図2
参照)に係るものであるか否かが判断される。「次回」
である場合には、S675に示す段階に進み、無制限フラグ
(M)を設定(これにより、先述の図6のS350に示す段
階における処理が影響を受けることとなる。)した後、
S690へ進む。一方、「次回」に係るものでない場合に
は、S680に示す段階へ進む。
【0101】S680に示す段階においては、数値記憶手段
51(図3参照)に、最大短縮回数(K)として「50」
又は「100」が記憶される。そして、S685に示す段階
へ進む。S685に示す段階においては、短縮回数カウンタ
(J)がリセットされる。そして、S690に示す段階へ進
む。
【0102】S690に示す段階においては、特定フラグ
(I)が設定される。これにより、先述の図6のS340及
び後述の図10のS720に示す段階における判断が影響を
受けることとなる。そして、本処理は終了する。 (3-6)普通図柄表示装置及び拡大装置の制御に係る処
理 普通図柄表示装置18及び拡大装置15の制御に係る処理
は、図10に記載されたフローチャートに従って行われ
る。
【0103】本処理が開始されると、まず、図10のS7
00に示す段階において、普通図柄制御手段33(図3参
照)によって、普通保留球数記憶手段52に記憶されてい
る普通保留球数(B)が0であるか否かが判断される。
ここで、普通保留球数が0であるということは、変動待
ちの保留球が1個もないことを意味し、この場合は、普
通図柄表示装置18の作動が行われずに、本処理は終了す
る。一方、普通保留球数が1以上である場合には、S705
に示す段階へ進む。
【0104】S705に示す段階においては、普通図柄制御
手段33によって普通保留球数が1減算され、これが普通
保留球数記憶手段52に記憶される。これにより、先述の
図5のS220における判断が影響を受けることとなる。そ
して、S710に示す段階へ進む。S710に示す段階において
は、普通図柄制御手段33によって、普通図柄記憶手段54
から、当該保留球に係る普通図柄が取得される。そし
て、S715に示す段階へ進む。
【0105】S715に示す段階においては、変動時間短縮
手段34(図3参照)により、大当たりフラグが1である
か否かが判断される。すなわち、本実施の形態に係る弾
球遊技機10においては、大当たり遊技中には変動時間の
短縮は行われないこととなっている。よって、大当たり
フラグが1である場合にはS725に示す段階へ進む。一
方、大当たりフラグが1でない場合にはS720に示す段階
に進む。
【0106】S720に示す段階においては、変動時間短縮
手段34により、特定フラグが1であるか否かが判断され
る。すなわち、特定遊技中でなければ、変動時間の短縮
は行われないこととなっているため、特定フラグが1で
ない場合はS725に示す段階へ進む。一方、特定フラグが
1である場合はS730に示す段階へ進む。S725に示す段階
においては、変動時間として通常の変動時間(すなわ
ち、30秒)が普通図柄制御手段33に設定される。そし
て、S745に示す段階へ進む。
【0107】S730に示す段階においては、変動時間短縮
手段34によって、変動時間として短縮された変動時間
(すなわち、6秒)が普通図柄制御手段33に設定され
る。そして、S740に示す段階で短縮変動フラグ(Q)を
設定してからS745に示す段階へ進む。S745に示す段階に
おいては、普通図柄制御手段33は、上記S725又はS730に
示す段階で設定された変動時間に従って普通図柄の変動
を開始する。そして、S750に示す段階へ進む。
【0108】S750に示す段階においては、普通図柄制御
手段33は、先のS710に示す段階で取得した当該普通図柄
を停止表示する。そして、S755に示す段階へ進む。S755
に示す段階においては、変動時間短縮手段34によって、
先のS710に示す段階で取得された普通図柄が「7」であ
るか否かが判断される。「7」でない場合には、本処理
は終了する。一方、「7」である場合には、S760に示す
段階へ進む。
【0109】S760に示す段階においては、拡大装置制御
手段35によって、短縮変動フラグ(Q)が設定されてい
るか否かが判断される。変動短縮フラグが設定されてい
る場合には、S770に示す段階へ進み、拡大装置制御手段
35が、拡大装置15を2秒間作動させる。その後、S775に
示す段階における変動時間短縮手段34による短縮変動フ
ラグ(Q)のクリアを経て、S790に示す段階へ進み、拡
大装置制御手段35により拡大装置15の作動が停止され
る。そして、本処理は終了する。
【0110】一方、変動短縮フラグが設定されていない
場合には、S780に示す段階へ進み、拡大装置制御手段35
が、拡大装置15を0.5秒間作動させる。その後、S790
に示す段階へ進み、拡大装置制御手段35により拡大装置
15の作動が停止される。そして、本処理は終了する。 (4)その他の実施の形態 上記の実施の形態においては、前記数値表示手段22は、
5個の回数表示ランプ23、23、23、23、23の点灯で数値
を変動表示するものであるが、他の実施の形態において
は、この数値表示手段22を、液晶や7セグメント発光ダ
イオードなどで数値を変動表示させるようなものとして
もよい。
【0111】また、上記の実施の形態においては、大当
たり遊技の終了が前記数値表示手段22の作動の条件とな
っているが、他の実施の形態においては、特定の入賞口
への入賞をこの数値表示手段22の作動の条件としてもよ
い。更に、上記の実施の形態においては、前記変動継続
時間の経過までに前記変動停止ゲート21への遊技球の通
過がない場合は、あらかじめ決定されていた数値で停止
表示がされ、当該数値が前記数値記憶手段51に記憶され
ることとなっている。しかし、他の実施の形態において
は、その変動継続時間の経過の時点で前記数値表示手段
22に表示されている数値を、前記数値記憶手段51に記憶
させることとしてもよい。
【0112】加えて、他の実施の形態においては、前記
数値表示手段22において、所定回数(たとえば、5回)
停止表示させ、その停止表示された数値の合計を前記数
値記憶手段51に記憶させたり、又は、この所定回数のう
ち再頻回に停止表示された数値を前記数値記憶手段に記
憶させたりすることも可能である。
【0113】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、下記のような効果を奏する。すなわち、本発明の
うち、請求項1から3までに記載の発明の説明による
と、前記特定遊技回数の決定に、遊技者の技量が介入し
得るようにすることが可能となる。
【0114】また、請求項4記載の発明の説明による
と、請求項1、2又は3記載の発明の効果に加え、前記
特定遊技回数の表示がわかりやすくなる。更に、請求項
5から10までに記載の発明の説明によると、上記の発
明の効果に加え、前記特定遊技回数の決定に係る遊技性
が高まることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機の盤
面の外観を正面図で示したものである。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機の数
値表示手段を拡大して示したものである。
【図3】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機にお
ける普通図柄表示装置の変動時間の短縮に係る部分を機
能ブロックで示したものである。
【図4】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機にお
ける特別保留球数の加算及び特別図柄の決定に係る処理
をフローチャートで示したものである。
【図5】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機にお
ける普通保留球数の加算及び普通図柄の決定に係る処理
をフローチャートで示したものである。
【図6】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機にお
ける特別図柄表示装置の制御に係る処理をフローチャー
トで示したものである。
【図7】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機にお
ける特別図柄表示装置の制御に係る処理をフローチャー
トで示したものである。
【図8】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機にお
ける大当たり遊技に係る処理をフローチャートで示した
ものである。
【図9】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機にお
ける特定回数決定に係る処理をフローチャートで示した
ものである。
【図10】本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機に
おける普通図柄表示装置及び拡大装置の制御に係る処理
をフローチャートで示したものである。
【符号の説明】
10 弾球遊技機 11 盤面 12 特別図柄表示装置 13 特別図柄保留ランプ 14 始動口 15 拡大装置 16 アタッカーユニット 17 大入賞口 18 普通図柄表示装置 19 普通図柄保留ランプ 20 変動開始ゲート 21 変動停止ゲート 22 数値表示手段 23 回数表示ランプ 24 入賞口 25 アウト口 26 風車 30 CPU 31 普通図柄決定手段 32 特別図柄決定手段 33 普通図柄制御手段 34 変動時間短縮手段 35 拡大装置制御手段 36 特別図柄制御手段 37 大入賞口制御手段 38 開始信号生成手段 39 変動継続時間決定手段 40 数値決定手段 41 点灯時間制御手段 42 移動方向制御手段 43 停止表示手段 50 RAM 51 数値記憶手段 52 普通保留球数記憶手段 53 特別保留球数記憶手段 54 普通図柄記憶手段 55 特別図柄記憶手段 60 ROM 61 点灯時間テーブル 62 移動方向テーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が入賞可能な変動開始ゲートと、 上記変動開始ゲートへの入賞により普通図柄を変動表示
    する普通図柄表示装置と、 遊技球が入賞可能な始動口と、 上記普通図柄表示装置に所定の普通図柄が表示された場
    合に上記始動口の開口部を所定時間の間拡大する拡大装
    置と、 前記始動口への入賞により特別図柄を変動表示する特別
    図柄表示装置と、 所定の条件により開始信号を生成する開始信号生成手段
    と、 遊技球が入賞可能な変動停止ゲートと、 複数種類の数値を前記開始信号の生成に伴い変動表示す
    るとともに上記変動停止ゲートへの入賞により当該時点
    で表示された数値を停止表示する数値表示手段と、 上記数値表示手段に停止表示された数値を記憶する数値
    記憶手段と、 上記数値記憶手段に記憶された数値に対応する回数だけ
    前記特別図柄表示装置が作動する間、前記普通図柄表示
    装置における変動時間を短縮し、かつ、前記拡大装置の
    作動時間を延長する変動時間短縮手段とを備えることを
    特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記開始信号生成手段が前記開始信号を
    生成する所定の条件とは、前記特別図柄表示装置に所定
    の大当たり図柄のうちの特定の組合せが表示され、か
    つ、当該組合せによる大当たりが終了した場合であると
    ともに、 前記変動時間短縮手段は、前記数値記憶手段に記憶され
    た数値に対応する回数だけ前記特別図柄表示装置が作動
    するまで、又は、上記回数の途中で次にこの特別図柄表
    示装置に大当たり図柄が表示されるまで、前記普通図柄
    表示装置における変動時間を短縮し、かつ、前記拡大装
    置の作動時間を延長するように形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技球が入賞可能な特定入賞口を備える
    とともに、 前記開始信号生成手段は、上記特定入賞口への入賞によ
    り前記開始信号を生成することを特徴とする請求項1記
    載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記数値表示手段は、各々特定の数値に
    対応する複数個のランプを備えるとともに、当該ランプ
    の点灯位置の移動により前記変動表示がなされることを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記数値表示手段における一のランプの
    点灯時間を制御する点灯時間制御手段を備えることを特
    徴とする請求項4記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記数値表示手段におけるランプ点灯位
    置の移動方向を制御する移動方向制御手段を備えること
    を特徴とする請求項4又は5記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記数値表示手段における変動表示が継
    続する時間である変動継続時間を抽選により決定する変
    動継続時間決定手段を備え、 前記数値表示手段は、上記変動継続時間の経過までに前
    記変動停止ゲートへの入賞がない場合、当該変動継続時
    間経過の時点で表示されている数値を停止表示するとと
    もに、当該数値が前記数値記憶手段に記憶されることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の弾球
    遊技機。
  8. 【請求項8】 前記数値表示手段における変動表示が継
    続する時間である変動継続時間を抽選により決定する変
    動継続時間決定手段と、 上記変動継続時間の経過により抽選で停止表示する数値
    を決定する数値決定手段とを備え、 前記数値表示手段は、上記変動継続時間の経過までに前
    記変動停止ゲートへの入賞がない場合、当該変動継続時
    間の経過後に上記数値決定手段により決定された数値を
    停止表示するとともに、当該数値が前記数値記憶手段に
    記憶されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    又は6記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記数値表示手段は、前記開始信号の生
    成に伴い所定回数停止表示を行うとともに、当該停止表
    示された数値の合計が前記数値記憶手段に記憶されるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の弾球遊技機。
  10. 【請求項10】 前記数値表示手段は、前記開始信号の
    生成に伴い所定回数停止表示を行うとともに、当該停止
    表示された数値のうち最も頻回に停止表示されたものが
    前記数値記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7又は8記載の弾球遊技機。
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