JPH11333083A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH11333083A
JPH11333083A JP10143305A JP14330598A JPH11333083A JP H11333083 A JPH11333083 A JP H11333083A JP 10143305 A JP10143305 A JP 10143305A JP 14330598 A JP14330598 A JP 14330598A JP H11333083 A JPH11333083 A JP H11333083A
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Application number
JP10143305A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Hirata
宏樹 平田
Atsushi Yamashita
敦 山下
Kenjiro Kato
健二郎 加藤
Atsushi Nishimoto
淳志 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Okumura Yu Ki Co Ltd filed Critical Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication of JPH11333083A publication Critical patent/JPH11333083A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当り遊技中も遊技者の期待感を高い状態で
維持することが可能となると共に、遊技者の興味をパチ
ンコゲームに引きつけ、且つ興趣を起こさせることが可
能なパチンコ機を提供する。 【解決手段】 第1種始動口19にパチンコ球が入賞す
ると(S1:YES)、大当りか否か、及び時短・確変
獲得か否かを判定する判定処理が実行される(S2)。
そして、所定の確率で「大当り」として判定された場合
には(S3:YES)、LCD表示器12に3つの図柄
が揃う大当り図柄を表示し、大当りの表示がされる(S
5)。そして、大当り遊技処理が行われて、大当り遊技
終了が表示される(S6、S7)。次に、大当り遊技の
画面表示の終了後、時短・確変獲得画面に移行する(S
8)。そして、スロットマシンの窓枠に「BAR、BA
R、BAR」の図柄が所定の確率で停止した場合に(S
9、S12)、時短・確変モードになる(S13、S1
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変動図柄が所定の
態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技状態が発生す
るパチンコ機に関し、特に、この特別遊技状態におい
て、大当りの処理終了後「時短モード」等の特別遊技状
態が発生し易い遊技状態の発生を遊技者に報知すること
により、大当り後も遊技者の期待感を維持することが可
能となると共に、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を
起こさせることが可能なパチンコ機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ球が始動入賞口に入
賞すると、遊技領域のほぼ中央に設けられたCRT(Ca
thode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)
等を用いた種々の図柄表示装置に表示されている変動図
柄が変動を開始し、一定時間経過した後に表示された図
柄が一定確率で揃うと、大当りとして大入賞口が所定回
数続けて開くとともに図柄表示装置に大当り映像が表示
されるパチンコ機(第一種パチンコ機)が種々知られて
いる。
【0003】このようなパチンコ機においては、パチン
コ球が始動入賞口に入ると、変動図柄が図柄表示装置に
表示され、該変動図柄が一定の確率で揃う(例えば、
「7、7、7」等のゾロ目)と大当りとなり、大入賞口
が開放され、該大入賞口が開放されている間に該大入賞
口に入ったパチンコ球の数が該図柄表示装置に表示さ
れ、その入賞球数が一定数に達すると該大入賞口が閉じ
られ、さらに該大入賞口が開放されている間にパチンコ
球が該大入賞口の特定の区域に入った場合は該大入賞口
はいったんは閉じても所定回数を限度として連続開放さ
れるように構成され、また、大入賞口が開放される直前
の数秒間に該大入賞口の連続開放回数に従い順々に物語
り調に進行する図柄を読み込んで前記図柄表示装置上に
表示されるように構成されている。また、変動図柄が特
定種類の図柄(例えば、「7」)で揃った大当りの場合
には、大当り終了後、変動図柄が変動開始後通常よりも
短い時間で停止し、大当り発生までの待ち時間が短くな
る「時短モード」等が発生するように構成されている。
これにより、該大入賞口の連続開放数に従い所定の物語
が順々に進行していくようにディスプレイに図柄が表示
されることで遊技者にとって益々有利にゲームが進行し
ている状況を感覚的に伝えることができ、パチンコ機の
醍醐味を一層増長させることができる。また、「時短モ
ード」等によって遊技者に有利な遊技状態が発生するた
め、遊技者の興味をパチンコゲームに引きつけることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
チンコ機では、何度も大当りすると、変動図柄が特定種
類以外の図柄(例えば、「7」以外の図柄)で揃って大
当りとなった場合には、「時短モード」等が発生しない
ことが遊技者に分かるため、大当りに対する遊技者の興
味が薄れてしまうという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、大当りの処理終了後
「時短モード」等の特別遊技状態が発生し易い遊技状態
の発生を遊技者に報知することにより、大当り遊技中も
遊技者の期待感を高い状態で維持することが可能となる
と共に、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を起こさせ
ることが可能なパチンコ機を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るパチンコ機は、遊技領域に設けられ
て遊技状態を表示する表示装置を備え、前記遊技状態
は、通常遊技状態と、前記通常遊技状態で所定の条件を
満たすと発生する特別遊技状態とを有し、前記通常遊技
状態は、前記特別遊技状態を発生させにくい第1通常遊
技状態と、前記第1通常遊技状態よりも前記特別遊技状
態を発生させやすい第2通常遊技状態とを含むパチンコ
機において、前記特別遊技状態が発生することを遊技者
に報知する第1報知手段と、前記第2通常遊技状態が発
生することを遊技者に報知する第2報知手段とを別々に
設けたことを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係るパ
チンコ機においては、通常遊技状態で所定の条件を満た
した場合に特別遊技状態が発生する。また、この通常遊
技状態には、前記特別遊技状態を発生させにくい第1通
常遊技状態と、前記第1通常遊技状態よりも前記特別遊
技状態を発生させやすい第2通常遊技状態とがある。そ
して、この特別遊技状態が発生することを遊技者に報知
する第1報知手段と、前記第2通常遊技状態が発生する
ことを遊技者に報知する第2報知手段とが別々に設けら
れている。これにより、特別遊技状態の発生と第2通常
遊技状態の発生とが別々に報知されるため、特別遊技状
態の発生だけでなく第2通常遊技状態が発生するか否か
という期待感を遊技者に持たせることが可能となると共
に、遊技者の興味をパチンコゲームに引きつけ、且つ興
趣を持続させることが可能となる。
【0008】また、請求項2に係るパチンコ機は、請求
項1に記載のパチンコ機において、前記第2通常遊技状
態の発生の報知を前記特別遊技状態終了後に行うことを
特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係るパ
チンコ機では、請求項1に記載のパチンコ機において、
前記第2通常遊技状態の発生の報知が、前記特別遊技状
態終了後に行われるため、特別遊技状態の終了後に第2
通常遊技状態が発生するか否かという期待感を遊技者に
持たせることが可能となり、特別遊技状態中も遊技者の
期待感を高い状態で維持することが可能となる。
【0010】また、請求項3に係るパチンコ機は、請求
項1又は請求項2に記載のパチンコ機において、前記第
2通常遊技状態は、前記所定の条件を満たしたか否かを
前記第1通常遊技状態よりも短時間で遊技者に報知する
ことを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係るパ
チンコ機では、請求項1又は請求項2に記載のパチンコ
機において、前記第2通常遊技状態では、前記所定の条
件を満たしたか否かが、前記第1通常遊技状態よりも短
時間で遊技者に報知されるため、遊技者の期待感を大当
り遊技中も高い状態で維持することが可能となる。
【0012】さらに、請求項4に係るパチンコ機は、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機にお
いて、前記第2通常遊技状態は、前記特別遊技状態の発
生する確率が、前記第1通常遊技状態よりも高い確率の
遊技状態であることを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係るパ
チンコ機では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のパチンコ機において、前記第2通常遊技状態では、前
記特別遊技状態の発生する確率が、前記第1通常遊技状
態よりも高い確率の遊技状態であるため、遊技者の期待
感を大当り遊技中も高い状態で維持することが可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
ついて、具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。先ず、本実施形態に係るパチンコ機の全体
構成について図1に基づき説明する。図1は本実施形態
に係るパチンコ機全体を示した正面図である。但し、図
1では、遊技盤上のキャラクタ図柄等は省略している。
図1において、パチンコ機1は、いわゆる第一種パチン
コ機である。パチンコ機1は、後述する入賞口、図柄表
示装置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が遊技盤
2上に配設されている。その遊技盤2の下には、不図示
の樋を介して排出される賞球を受ける上部受け皿3がス
ピーカ3aを内蔵してプレート4に配設されている。そ
して、その上部受け皿3の下には、下部受け皿5が配設
される。また、上部受け皿3に連通する不図示の球送り
機構を介して上部受け皿3のパチンコ球がハンドル6に
連結された不図示の発射装置へ送られるよう構成されて
いる。また、遊技盤2の裏面には図柄表示装置等を制御
する制御回路部20(図2参照)が設けられている。一
方、遊技盤2の両肩部には、賞球及び球切れ表示ランプ
10,10が設けられている。
【0015】一方、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス扉9により被覆されており、該ガ
ラス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉自
在に取り付けられている前面枠に開閉自在に取り付けら
れている。また、ガラス扉9には開口部を有する鋼板や
ステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶接等
により固着されており、該ガラス保持枠に装着された2
枚のガラスを通して遊技領域を見ることができる。ま
た、ガラス扉9の右上部には、遊技中のエラーを表示す
るエラー表示ランプ7や「当り」を表示する当り表示ラ
ンプ8,8が取り付けられている。
【0016】また、パチンコ機1における遊技盤2上の
遊技領域の構成について説明する。この遊技領域は、所
定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造
物が所定の位置に取り付けられ、それを囲むように環状
のレール11が取り付けられて構成されている。このレ
ール11は、発射されたパチンコ球を遊技領域内に案内
する重複して形成した案内路15を構成し、右肩部には
レール11に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制
限するための段差部16を有する。そして、その段差部
16には軸支された返しゴム(図示されていない)が配
設されている。また、遊技領域のほぼ中央には、表示装
置であるLCD表示器12が取り付けられている。この
LCD表示器12は、左、中、右に3つの変動図柄を表
示する液晶パネルであって、遊技盤2の裏面側から取り
付けられている。
【0017】LCD表示器12の上方の中心線上に入賞
口18が設けられている。この入賞口18に入賞する
と、所定の個数の賞球が上部受皿3に排出される。ま
た、LCD表示器12の下端部には、変動図柄始動記憶
表示器13が設けられている。そして、LCD表示器1
2の下方の中心線上に第1種始動口19が設けられてい
る。この第1種始動口19に入賞するとLCD表示器1
2に表示されている変動図柄群が変動する。さらに、L
CD表示器12の下方には、下方入賞口である大入賞口
17が設けられている。大入賞口17は、「大当り」で
ない通常遊技状態の時は、閉じている。そして、後述す
る所定の条件を満たすとLCD表示器12において変動
図柄が揃うように表示される「大当り」が発生したとき
等に開閉する扉構造を有している。
【0018】次に、LCD表示器12等を制御する制御
回路部の構成について図2及び図3に基づき詳細に説明
する。図2は本実施形態に係る制御回路部のシステム構
成を示すブロック図である。図3は本実施形態に係る制
御回路部の表示制御回路のシステム構成を示すブロック
図である。図2に示すように、制御回路部20には、制
御回路部20の全体を制御するCPU21と、第1種始
動口19に設けられて入賞球を検出する第1種始動口ス
イッチ22、大入賞口17の内部に設けられて大入賞口
17への入賞球のカウントを行うカウントスイッチ2
3、大入賞口17の内部に設けられて大入賞口17の開
放を継続するためのVゾーンへの入賞球の検出を行う特
別領域通過スイッチ24、及びパチンコ機1の裏側に設
けられ変動図柄の大当り発生確率を切換スイッチ等で設
定変更する確率設定装置25からの検出信号を受ける入
力ポート26と、各種制御処理データ等を記憶しておく
メモリ27と、出力ポート28とが設けられ、これらは
バス29により相互に接続されている。また、CPU2
1には、クロック信号を出力するクロック回路30が接
続されている。さらに、出力ポート28には、LCD表
示器12への図柄表示を行う表示制御回路31、大入賞
口17の開閉用ソレノイドを駆動するソレノイド駆動回
路32、変動図柄始動記憶表示器13や当り表示ランプ
8等を駆動する装飾ランプ駆動回路33が接続されてい
る。
【0019】また、表示制御回路31は、図3に示すよ
うに、表示用CPU41と、この表示用CPU41に接
続されるRAM42及びプログラムROM43と、VD
P(Video Digital Processor )44と、このVDP4
4に接続されるRAM45及びキャラクタROM46
と、出力回路47とから構成されている。そして、表示
用CPU41は、制御回路部20からの制御信号に従っ
て、RAM42に各種信号データを一時的に記憶しつ
つ、プログラムROM43に記憶されている変動図柄や
大当り終了後に「時短モード」等の選択を遊技者に報知
するための制御プログラムや制御データ等に基づいて、
VDP44との間で画像の編集内容を示す制御信号のや
り取りを行う。また、VDP44は、表示用CPU41
からの制御信号に基づいて、キャラクタROM46から
変動図柄の画像データや後述するキャラクタ等の画像デ
ータを取り出し、RAM45を作業エリアとして編集
し、これらの画像データを出力回路47を介して、LC
D表示器12に出力する。
【0020】ここで、CPU21、メモリ27、表示制
御回路31、及びLCD表示器12は、第1報知手段及
び第2報知手段を構成する。
【0021】次に、このように構成された制御回路部2
0及び表示制御回路31の変動図柄表示等の表示制御処
理について図4に基づいて説明する。図4は本実施形態
に係る変動図柄等の表示制御処理のフローチャートであ
る。図4に示すように、先ず、ステップ(以下、Sとい
う)1において、CPU21は、第1種始動口19への
入賞、即ち第1種始動口スイッチ22からの検出信号の
有無を判定する。そして、第1種始動口19に入賞して
いない場合(S1:NO)、第1種始動口スイッチ22
からの検出信号が入力されるまで待つ。
【0022】そして、第1種始動口19にパチンコ球が
入賞した信号を第1種始動口スイッチ22から入力ポー
ト26を介して入力された場合には(S1:YES)、
CPU21は特別遊技状態の発生である「大当り」か否
か、及び第2通常遊技状態の発生である「時短・確変モ
ード」獲得か否かを判定する判定処理を実行する(S
2)。この大当りか否かの判定処理は、先ず、クロック
回路30から入力されるクロック信号に基づいて、CP
U21は、メモリ27の大当りカウンタに0から255
まで繰り返し1ずつ加算した数値を記憶しており、第1
種始動口スイッチ22から入賞の信号が入力されたとき
のこの大当りカウンタに記憶されている数値をその時の
大当りカウント値とする。そして、この大当りカウント
値が、予めメモリ27に記憶されている通常大当り数値
(本実施形態の場合は、7)と一致するかどうか判定す
る(本実施形態の場合は、大当りの発生確率は1/25
6である。)。そして、一致すれば、所定の条件を満た
したとして「大当り」が発生したと判定される。また、
一致した場合には、大当り代数R(電源投入時に、大当
り代数Rには0が代入されている)に1を代入してメモ
リ27に記憶し、一致しない場合には、大当り代数Rに
0を代入してメモリ27に記憶する。尚、この場合の
「大当り」の発生確率の場合の通常遊技状態が、第1通
常遊技状態であるまた、第2通常遊技状態の発生である
「時短・確変モード」獲得か否かの判定処理は、先ず、
クロック回路30から入力されるクロック信号に基づい
て、CPU21は、メモリ27の時短・確変カウンタに
0から14まで繰り返し1ずつ加算した数値を記憶して
おり、第1種始動口スイッチ22から入賞の信号が入力
されたときのこの時短・確変カウンタに記憶されている
数値をその時の時短・確変カウント値とする。そして、
この時短・確変カウント値が、予めメモリ27に記憶さ
れている時短・確変数値(例えば、3又は7)と一致す
るかどうか判定する(本実施形態の場合は、時短・確変
獲得の発生確率は2/15である。)。そして、一致す
れば、「時短・確変モード」を獲得したと判定される。
また、一致した場合には、時短・確変代数S(電源投入
時に、時短・確変代数Sには0が代入されている)に1
を代入してメモリ27に記憶し、一致しない場合には、
時短・確変代数Sに0を代入してメモリ27に記憶す
る。よって、第2通常遊技状態の場合においては、前記
第1通常遊技状態の場合よりも「大当り」が発生し易く
なる。
【0023】続いて、S3において、再度、メモリ27
から大当り代数Rが読み出され、この大当り代数Rが0
か1か判定される。即ち、「大当り」か否か判定され
る。そして、大当たり代数Rが0の場合には(S3:N
O)、ハズレとして判定されて、変動図柄のハズレパタ
ーンが選択されて、表示制御回路31を介して、LCD
表示器12に表示される(S4)。
【0024】また、大当たり代数Rが1の場合には、
「大当り」として判定されて(S3:YES)、S5に
おいて、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃
ったリーチ状態(例えば、「3、3、−」や「7、7、
−」等)を表示した後に、残りの変動図柄が停止して、
3つの図柄が揃った大当り図柄(例えば、「3、3、
3」や「7、7、7」等)表示し、大当りの確定を示す
(図5参照)。尚、本実施形態の変動図柄の表示画面
は、後述するように野原に立つ大木の下に、数字やフル
ーツ等の変動図柄、及びフルーツや虫や動物等のキャラ
クタが登場するものである。そして、後述するように、
変動図柄が消えて、「大当り!」の文字が表示され、遊
技者に大当りの発生を告げる(図6参照)。
【0025】続いて、S6において、大当り遊技処理が
行われる。この大当り遊技処理は、先ず、CPU21
が、メモリ27から大入賞口17の連続開放回数を表す
代数Tを読み出し、この代数Tに1を記憶させ、メモリ
27に記憶する。次に、CPU21は、メモリ27から
代数Tを読み出し、表示制御回路31の表示用CPU4
1に、プログラムROM43に記憶されている制御プロ
グラムに従って、キャラクタROM46に記憶されてい
る大当たり映像群のT番目、即ち、1番目の大当たり映
像を読み出し、出力回路47を介してLCD表示器12
に表示するように指示する。次に、出力ポート28及び
ソレノイド駆動回路32を介して、大入賞口17を開放
する。こうして開放された大入賞口17にはパチンコ球
が極めて入賞しやすい状況になる。次に、大入賞口17
内に形成されたVゾーンへの入賞の有無を表す代数Vに
0を記憶させ、メモリ27に記憶する。そして、大入賞
口17のカウントスイッチ23の検出信号を入力ポート
26を介してカウントし、入賞球数の個数を出力ポート
28及び表示制御回路31を介しLCD表示器12に表
示する(図7参照)。次に、大入賞口17への入賞球数
が10個以上かどうか判定する。ここで、大入賞口17
への入賞球数が10個以下のときは、Vゾーンへのパチ
ンコ球の入賞を検出する特別領域通過スイッチ24の入
賞検出信号が、入力ポート26を介して入力されたかど
うか判定する。そして、特別領域通過スイッチ24の入
賞検出信号が入力されていた場合は、代数Vに1を記憶
させ、メモリ27に記憶する。また、特別領域通過スイ
ッチ24の入賞検出信号が入力されていない場合は、代
数Vには0が記憶されたままである。次に、大入賞口1
7が開放されてから29.5秒経過していなければ、大
入賞口17の開放を続ける。また、大入賞口17への入
賞球数が10個以上になるか、大入賞口17の開放時間
が29.5秒以上になると、出力ポート28及びソレノ
イド駆動回路32を介して大入賞口17は閉じられる。
【0026】次に、大入賞口17の連続開放回数を表す
代数Tをメモリ27から読み出し、代数Tに(T+1)
を代入し、再度、メモリ27に記憶する。次に、メモリ
27から、再度、代数Tを読み出し、代数Tが17以上
かどうか判定する。代数Tが、17未満の場合は、Vゾ
ーンへの入賞の有無を表す代数Vをメモリ27から読み
出し、V=1かどうか判定し、V=1であれば、表示用
CPU41にプログラムROM43に記憶されている大
当たり映像群のT番目の大当たり映像を読み出し、出力
ポート28及び出力回路47を介してLCD表示器12
に表示するように指示する。また、代数Tが17以上の
場合、即ち、大入賞口17が連続16回開放された場
合、若しくは、メモリ27から読み出した代数Vが0の
場合、即ち、Vゾーンに入賞しなかった場合は、大当り
遊技処理を終了する。
【0027】次に、S7において、大当り遊技終了の表
示を行うように表示制御回路31の表示用CPU41に
指示する。これにより、後述するように、大当り遊技終
了を表す「また遊ぼうね!」がLCD表示器12に表示
される(図8参照)。
【0028】次に、S8において、CPU21は、表示
用CPU41にLCD表示器12の画面を変動図柄の表
示画面から「時短・確変モード」を獲得したことを遊技
者に報知する時短・確変獲得画面へ移行させるように指
示する。そして、後述するように、表示用CPU41
は、プログラムROM43に記憶されている制御プログ
ラムに従って、上記大当り遊技終了の表示から、大当り
となった時の3つ揃った変動図柄を、再度、表示した
後、この画面全体をモザイク状に表示し、徐々に時短・
確変獲得画面の表示に移行する(図9参照)。本実施形
態における、この時短・確変獲得画面の表示は、後述す
るように、変動図柄の表示画面とは異なり、スロットマ
シンがLCD表示器12に表示され、飛び降りてきたゴ
リラがレバーを押して、スロットマシンが回転を開始す
るものである(図10参照)。これにより、遊技者は、
LCD表示器12の画面が変わるため、時短・確変獲得
画面に移行したことを明確に認識できる。
【0029】次に、S9において、CPU21は、時短
・確変獲得か否かの判定を行う。即ち、メモリ27か
ら、再度、時短・確変代数Sを読み出し、時短・確変代
数Sが0の場合には、「時短・確変モード」を獲得でき
なかったと判定し(S9:NO)、 時短・確変代数S
が1の場合には、「時短・確変モード」を獲得できたと
判定する(S9:YES)。
【0030】そして、「時短・確変モード」を獲得でき
なかった場合には(S9:NO)、S10において、C
PU21は、表示用CPU41にLCD表示器12の画
面に後述する時短・確変ハズレ表示を行うように指示す
る。そして、表示用CPU41は、プログラムROM4
3に記憶されている制御プログラムに従って、後述する
ように、出力回路47を介して時短・確変ハズレ表示を
行う(図11(a)、(b)参照)。これにより、遊技
者は、「時短・確変モード」を獲得できなかったを知る
ことができる。続いて、S11において、後述するよう
に、この画面全体をモザイク状に表示し、徐々に大当り
となった時の3つ揃った変動図柄を表示する画面に移行
し、第1通常遊技状態である通常の変動図柄の表示画面
に戻る(図11(c)〜(e)参照)。
【0031】また、「時短・確変モード」を獲得できた
場合には(S9:YES)、S12において、CPU2
1は、表示用CPU41にLCD表示器12の画面に時
短・確変獲得表示を行うように指示する。そして、表示
用CPU41は、プログラムROM43に記憶されてい
る制御プログラムに従って、後述するように、出力回路
12を介して、時短・確変獲得表示を行う(図12
(a)参照)。これにより、遊技者は、時短・確変を獲
得できたことを知ることができる。
【0032】次に、S13において、CPU21は、時
短・確変モードの設定を行う。この時短・確変モードの
うち確変モードについては、大当りか否かの判定処理
は、前記大当りカウント値が、予めメモリ27に記憶さ
れている確変大当り数値(本実施形態の場合は、0〜
9)と一致するかどうか判定する(本実施形態の場合
は、大当りの発生確率は10/256である。)。そし
て、一致すれば、「大当り」として判定され、大当り代
数R(電源投入時に、大当り代数Rには0が代入されて
いる)に1を代入してメモリ27に記憶し、一致しない
場合には、大当り代数Rに0を代入してメモリ27に記
憶する。これにより、「大当り」になる確率が、約10
倍になる。また、この時短・確変モードのうち時短モー
ドについては、変動図柄の3つの図柄の停止時間が、通
常の図柄変動画面の時間よりも短縮される(本実施形態
の場合には、約6〜8秒から約2〜3秒へ短縮され
る)。したがって、大当りになるまでの待ち時間が短縮
される(本実施形態の場合には、約1/3になる)。
【0033】そして、S14において、この画面全体を
モザイク状に表示し、徐々に大当りとなった時の3つ揃
った変動図柄を表示する画面に移行し、第2通常遊技状
態である時短・確変モードの変動図柄の表示画面に移行
する(図12(b)〜(e)参照)。
【0034】次に、「大当り」と判定されて、上記S5
において、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が
揃ったリーチ状態を表示した後に、残りの変動図柄が停
止して、3つの図柄が揃う大当り図柄表示の一例を図5
に基づいて説明する。図5は本実施形態に係るLCD表
示器12に表示される2つの図柄が揃ったリーチ状態か
ら3つの図柄が揃う大当り図柄表示までを示す図で、
(a)は「7、7、5」の表示画面、(b)は「7、
7、葡萄6」の表示画面、及び(c)は「7、7、7」
の表示画面を示す図である。尚、変動図柄の表示画面の
背景画は、表示画面の下端縁部に野原が表示され、その
ほぼ中央位置に大木が生えている。そして、表示画面の
上側約1/4は、この大木の葉で覆われている。また、
大木の正面位置には、この大木の顔が描かれている。ま
た、大木の左側には、道標が立てられており、大木の右
側には岩がある。そして、大木の後側には、青空が描か
れている。
【0035】そして、図5に示すように、図5(a)
は、左側2つの変動図柄が、「やや太めの7の図柄、や
や太めの7の図柄」で大木の葉の下端縁部に停止し、右
端の「やや太めの5の図柄」が下方向に落ちているのを
示している。また、「蜂」のキャラクタが大木の前を飛
んでいる。図5(b)は、左側2つの変動図柄が、「や
や太めの7の図柄、やや太めの7の図柄」で大木の葉の
下端縁部に停止し、右端の「葡萄の右下に6が描かれた
図柄」が下方向に落ちているのを示している。また、
「蜂」のキャラクタが大木の前を飛んでいる。そして、
図5(c)は、3つの変動図柄が、「やや太めの7の図
柄、やや太めの7の図柄、やや太めの7の図柄」で大木
の葉の下端縁部に停止し、「大当り」の確定を示してい
る。また、「蜂」のキャラクタが大木の前を飛んでい
る。これにより、大木の枝に「7、7、7」の大当りの
実がなったように表示される。
【0036】次に、上記S5において、大当り図柄を表
示した後に、遊技者に大当りの発生を告げる表示画面の
一例を図6に基づいて説明する。図6は本実施形態に係
るLCD表示器12に表示される大当りの発生を告げる
表示画面の一例を示す図で、(a)から(c)は
「大」、「当」、「り!」の一連の表示を示す図であ
る。図6に示すように、背景画は、ほぼ変動図柄の表示
画面の背景画と同じであり、大木の顔は、大きく口を開
けて笑った表情である。そして、図6(a)は、左端の
やや太めの「大」のキャラクタが、大木の葉の間からほ
ぼ画面中央部まで落下しており、中央のやや太めの
「当」のキャラクタが、大木の葉の間から落下して、土
の中に半分埋まった状態を示している。図6(b)は、
左端のやや太めの「大」のキャラクタが、大木の葉の下
端縁部に停止し、中央のやや太めの「当!」のキャラク
タと右端のやや太めの「り!」のキャラクタのほぼ下側
半分が、大木の葉の下端縁部から突き出る位置まで落下
してきている状態を示している。図6(c)は、左端の
やや太めの「大」のキャラクタ、中央のやや太めの
「当」のキャラクタ、及び右端のやや太めの「り!」の
キャラクタの3つが、大木の葉の下端縁部に停止し、
「大当り!」を示している。これにより、大木の枝に
「大」、「当」、「り!」のキャラクタの実がなったよ
うに表示される。
【0037】次に、上記S6において示される、大当り
遊技処理中の表示画面の一例を図7に基づいて説明す
る。図7は本実施形態に係る大当り遊技中に表示される
LCD表示器12の表示画面の一例を示す図で、(a)
は第1ラウンドの表示画面の一例を示し、(b)は第1
6ラウンドの表示画面の一例を示す図である。図7に示
すように、背景画は、ほぼ変動図柄表示画面の背景画と
同じであるが、大木の生えている位置が表示画面の中央
から右端部に移動している。また、大木の正面位置に
は、この大木の顔が描かれている。また、大木の左側に
は、道標が立てられている。そして、大木の後側には、
青空が描かれている。さらに、表示画面の上端縁部に
は、左から、「大入賞口17の連続開放回数」、左下が
りの「ROUND」の文字、「揃った大当り図柄の種
類」、左下がりの「COUNT」の文字、及び「大入賞
口17の入賞球個数」が表示されている。また、大木の
前にフルーツや動物のキャラクタが現れる。
【0038】そして、図7に示すように、図7(a)
は、表示画面12の上端縁部に、左から、大入賞口17
の1回目の開放を示す「やや太めの1」、左下がりの
「ROUND」の文字、揃った大当り図柄の「やや太め
の7」、左下がりの「COUNT」の文字、及び大入賞
口17に1回目の開放後入賞した個数が3個であること
を示す「やや太めの3」が表示されている。また、画面
左側から右側に走っているところを示す「葡萄」のキャ
ラクタが、画面左側に表示されている。図7(b)は、
表示画面12の上端縁部に、左から、大入賞口17の1
6回目の開放を示す「やや太めの16」、左下がりの
「ROUND」の文字、揃った大当り図柄の「やや太め
の7」、左下がりの「COUNT」の文字、及び大入賞
口17に16回目の開放後入賞した個数が4個であるこ
とを示す「やや太めの4」が表示されている。また、表
示画面12のほぼ中央に「リンゴ」のキャラクタが、立
っており、大木の右側から「ゴリラの左横顔の一部分」
が表示され、「ゴリラ」が画面右端から覗いているのを
示している。これにより、遊技者は、大入賞口17の連
続開放回数とこの開放された大入賞口17への入賞個数
を知ることができる。尚、大入賞口17のVゾーンに入
賞すると、不図示の「V」の立体文字が表示画面12の
中央に表示される。
【0039】次に、上記S7において示される、大当り
終了表示の表示画面の一例を図8に基づいて説明する。
図8は本実施形態に係る大当り遊技終了後に表示される
表示画面の一例を示す図である。図8に示すように、背
景画は、ほぼ変動図柄の表示画面の背景画と同じであ
る。そして、大木の左側には、「麦わら帽子をかぶった
サクランボ」のキャラクタが遊技者に向かって立って、
笑顔で両手を振っている。また、大木のほぼ真ん中の高
さの左側に「子猿」のキャラクタが抱きつき、遊技者に
向けて笑顔で右手を広げて突き出している。さらに、大
木の右側には、「ゴリラ」のキャラクタが、左手を地面
について遊技者に向かって立ち、右手を顔の横に広げて
いる。そして、この「ゴリラ」から立体文字による「ま
た遊ぼうね!」というセリフの吹き出しが、画面上側に
表示されている。これにより、遊技者は、大当りの遊技
終了を知ることができる。
【0040】次に、上記S8において示される、大当り
遊技終了後時短・確変獲得画面に移行する表示画面の一
例を図9に基づいて説明する。図9は本実施形態に係る
大当り遊技終了後時短・確変獲得画面に移行する表示画
面の一例を示す図で、(a)は大当り終了表示後の表示
画面を示し、(b)〜(d)は時短・確変獲得画面への
移行中を示し、(e)は時短・確変獲得画面の初期画面
を示す図である。先ず、図9(a)に示すように、大当
り終了後、表示画面の12には、再度、図5(c)の表
示画面と同一の、大当りとなった3つの変動図柄の「や
や太めの7の図柄、やや太めの7の図柄、やや太めの7
の図柄」が、大木の葉の下端縁部に停止し、「蜂」のキ
ャラクタが大木の前を飛んでいる状態が表示される。続
いて、図9(b)に示すように、3つの変動図柄が、
「やや太めの7の図柄、やや太めの7の図柄、やや太め
の7の図柄」で大木の葉の下端縁部に停止している状態
が推定できる程度のモザイク画面になる。そして、図9
(c)に示すように、画面のほぼ左半分に構造物が有る
状態が推定できる程度のモザイク画面になる。さらに、
図9(d)に示すように、画面のほぼ左半分にスロット
マシンがあり、画面のほぼ右半分が青空であることが推
定できる程度のモザイク画面になる。
【0041】続いて、図9(e)に示すように、画面の
ほぼ左半分にスロットマシンが表示され、画面のほぼ右
半分は、青空の表示となる。このスロットマシンの右側
上部には、斜め右上に突き出ているレバーが表示されて
いる。また、スロットマシンの上端部には、「サービス
タイム」の文字が表示され、時短・確変獲得画面である
ことを表している。また、その文字の下側には、窓枠が
表示され、窓枠の中に3つの横一列に揃った図柄、「B
AR、BAR、BAR」が表示されている。そして、ス
ロットマシンの左下側には、大当りの変動図柄である
「やや太った7の図柄」が少しずつずれて重なって表示
されている。これにより、変動図柄の表示画面から時短
・確変獲得画面に変更されたことが、遊技者に明確に表
示される。
【0042】次に、上記S9において示される、時短・
確変獲得か否かの判定開始を告げるLCD表示器12の
表示画面の一例を図10に基づいて説明する。図10は
本実施形態に係るLCD表示器12に表示される時短・
確変獲得か否かの判定開始を告げる表示画面の一例を示
す図で、(a)から(d)は判定開始を告げる一連の表
示画像を示す図である。先ず、図10(a)に示すよう
に、画面右側の上端縁部から「ゴリラ」のキャラクタ
が、両腕を上に伸ばして両足を曲げて落下してくる状態
が表示される。そして、図10(b)に示すように、落
下してくる「ゴリラ」のキャラクタが、スロットマシン
の左上側から斜め右上に突き出ているレバーに捕まり、
このレバーが「ゴリラ」の落下に伴ってほぼ水平になる
まで押し下げられる。続いて、図10(c)に示される
ように、スロットマシンのレバーが、ほぼ水平になるま
で押し下げられると、このスロットマシンの窓枠に表示
されている図柄が回転を開始する。尚、この回転する図
柄は、3つの横一列に揃った「BAR、BAR、BA
R」と「ハート形マーク、ハート形マーク、ハート形マ
ーク」の2種類の図柄が、交互に窓枠の上端から下端に
落下して回転するように表示されるものである。そし
て、図10(d)に示されるように、スロットマシンの
窓枠に表示されている図柄が回転しつつ、「ゴリラ」の
キャラクタがレバーに捕まったまま前方に回転する。
【0043】次に、上記S10及びS11において示さ
れる、時短・確変ハズレの場合の表示画面の一例を図1
1に基づいて説明する。図11は本実施形態に係るLC
D表示器12に表示される時短・確変ハズレを告げる表
示画面の一例を示す図で、(a)から(e)は時短・確
変ハズレを告げる一連の表示画像を示す図である。先
ず、図11(a)に示すように、前方に一回転した「ゴ
リラ」のキャラクタが前方を向いて止まると、ほぼ同時
に窓枠の回転していた図柄が、3つの横一列に揃った
「ハート形マーク、ハート形マーク、ハート形マーク」
の図柄で停止する。そして、この窓枠の下側に「お」、
「わ」、「り」の3文字が横一列に表示されて、時短・
確変ハズレが表示される。そして、図11(b)に示す
ように、スロットマシンのレバーが外れて、「ゴリラ」
のキャラクタがこのレバーを握った状態で画面下側に落
下していき、画面から消える。これにより、時短・確変
ハズレの画面の終了が、遊技者に明確に表示される。
【0044】続いて、図11(c)に示すように、画面
のほぼ左半分にレバーの無いスロットマシンが有る状態
が推定できる程度のモザイク画面になる。そして、図1
1(d)に示すように、3つの変動図柄が、「やや太め
の7の図柄、やや太めの7の図柄、やや太めの7の図
柄」で大木の葉の下端縁部に停止している状態が推定で
きる程度のモザイク画面になる。さらに、図11(e)
に示すように、再度、図5(c)の表示画面と同一の、
大当りとなった3つの変動図柄の「やや太めの7の図
柄、やや太めの7の図柄、やや太めの7の図柄」が、大
木の葉の下端縁部に停止し、「蜂」のキャラクタが大木
の前を飛んでいる状態が表示される。これにより、通常
の変動図柄の表示画面に復帰する。
【0045】次に、上記S12及びS14において示さ
れる、時短・確変獲得の場合の表示画面の一例を図12
に基づいて説明する。図12は本実施形態に係るLCD
表示器12に表示される時短・確変獲得を告げる表示画
面の一例を示す図で、(a)から(e)は時短・確変獲
得を告げる一連の表示画像を示す図である。先ず、図1
2(a)に示すように、前方に一回転した「ゴリラ」の
キャラクタが前方を向いて止まると、ほぼ同時に窓枠の
回転していた図柄が、3つの横一列に揃った「BAR、
BAR、BAR」の図柄で停止する。そして、この窓枠
の下側に「あ」、「た」、「り」の3文字が横一列に表
示されて、「時短・確変モード」の獲得が表示される。
続いて、図12(b)に示すように、スロットマシンの
窓枠の下側に「あ」、「た」、「り」の3文字が横一列
に表示されて、レバーに「ゴリラ」のキャラクタが捕ま
っている状態が推定できる程度のモザイク画面になる。
これにより、時短・確変獲得画面の終了が、遊技者に明
確に表示される。
【0046】続いて、図12(c)に示すように、画面
のほぼ左半分にスロットマシンがある状態が推定できる
程度のモザイク画面になる。そして、図12(d)に示
すように、大当りとなった3つの変動図柄「やや太めの
7の図柄、やや太めの7の図柄、やや太めの7の図柄」
が、大木の葉の下端縁部に停止している状態を推定でき
る程度のモザイク画面になる。さらに、図12(e)に
示すように、再度、図5(c)の表示画面と同一の、大
当りとなった3つの変動図柄の「やや太めの7の図柄、
やや太めの7の図柄、やや太めの7の図柄」が、大木の
葉の下端縁部に停止し、「蜂」のキャラクタが大木の前
を飛んでいる状態が表示される。これにより、変動・確
変モードの設定がされた変動図柄の表示画面に復帰す
る。
【0047】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
パチンコ機1では、第1種始動口19にパチンコ球が入
賞すると、「大当り」か否か、及び「時短・確変モー
ド」を獲得か否かを判定する判定処理が実行される(S
2)。そして、所定の確率(本実施形態では、1/25
6の確率)で「大当り」として判定された場合には(S
3:YES)、LCD表示器12に2つの図柄が揃った
リーチ状態(例えば、「3、3、−」や「7、7、−」
等)を表示した後に、残りの変動図柄が停止して、3つ
の図柄が揃った大当り図柄(例えば、「3、3、3」や
「7、7、7」等)を表示し、大当りの表示がされる
(S5)。そして、大当り遊技処理が行われて、大当り
遊技終了が表示される(S6、S7)。尚、この時の画
面表示は、野原に立つ大木の下に、数字やフルーツ等の
変動図柄、及びフルーツや虫や動物等のキャラクタが登
場するものである。次に、大当り遊技の画面表示の終了
後、時短・確変獲得画面に移行する(S8)。この時短
・確変獲得画面は、変動図柄の表示画面とは異なり、ス
ロットマシンがLCD表示器12に表示され、飛び降り
てきたゴリラがレバーを押して、スロットマシンが回転
を開始するものである。そして、スロットマシンの窓枠
に「BAR、BAR、BAR」の図柄が所定の確率(本
実施形態では、2/15の確率)で停止した場合に(S
9、S12)、時短・確変獲得の画面表示がされ、時短
・確変モードになる(S13、S14)。この時短・確
変モードでは、変動図柄が約2〜3秒で停止し、大当り
の発生確率が通常時の約10倍になり、遊技者にとって
非常に有利な遊技状態となる。
【0048】したがって、変動図柄表示だけでなく、大
当り遊技終了後に時短・確変獲得画面が表示されるた
め、大当り遊技終了後において、「時短・確変モード」
の獲得ができるか否かという期待感を遊技者に持たせる
ことが可能となり、遊技者の期待感を大当り遊技中も高
い状態で維持することが可能となる。また、時短・確変
獲得の表示画面を独立して設けることにより、遊技者の
パチンコゲームへの興味を引きつけ、且つ興趣を持続さ
せることが可能となる。
【0049】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、大当りの処
理終了後「時短モード」等の特別遊技状態が発生し易い
遊技状態の発生を遊技者に報知することにより、大当り
遊技中も遊技者の期待感を高い状態で維持することが可
能となると共に、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を
起こさせることが可能なパチンコ機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面
図である。
【図2】本実施形態に係る制御回路部のシステム構成を
示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る制御回路部の表示制御回路の
システム構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態に係る変動図柄等の表示制御処理の
フローチャートである。
【図5】本実施形態に係るLCD表示器に表示される2
つの図柄が揃ったリーチ状態から3つの図柄が揃う大当
り図柄表示までを示す図で、(a)は「7、7、5」の
表示画面、(b)は「7、7、葡萄6」の表示画面、及
び(c)は「7、7、7」の表示画面を示す図である。
【図6】本実施形態に係るLCD表示器に表示される大
当りの発生を告げる表示画面の一例を示す図で、(a)
から(c)は「大」、「当」、「り!」の一連の表示を
示す図である。
【図7】本実施形態に係る大当り遊技中に表示されるL
CD表示器の表示画面の一例を示す図で、(a)は第1
ラウンドの表示画面の一例を示し、(b)は第16ラウ
ンドの表示画面の一例を示す図である。
【図8】本実施形態に係る大当り遊技終了後に表示され
る表示画面の一例を示す図である。
【図9】本実施形態に係る大当り遊技終了後時短・確変
獲得画面に移行する表示画面の一例を示す図で、(a)
は大当り終了表示後の表示画面を示し、(b)〜(d)
は時短・確変獲得画面への移行中を示し、(e)は時短
・確変獲得画面の初期画面を示す図である。
【図10】本実施形態に係るLCD表示器に表示される
時短・確変獲得か否かの判定開始を告げる表示画面の一
例を示す図で、(a)から(d)は判定開始を告げる一
連の表示画像を示す図である。
【図11】本実施形態に係るLCD表示器に表示される
時短・確変ハズレを告げる表示画面の一例を示す図で、
(a)から(e)は時短・確変ハズレを告げる一連の表
示画像を示す図である。
【図12】本実施形態に係るLCD表示器に表示される
時短・確変獲得を告げる表示画面の一例を示す図で、
(a)から(e)は時短・確変獲得を告げる一連の表示
画像を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 12 LCD表示器 17 大入賞口 19 第1種始動口 20 制御回路部 21 CPU 27 メモリ 31 表示制御回路 41 表示用CPU 42、45 RAM 43 プログラムROM 44 VDP 46 キャラクタROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西本 淳志 名古屋市昭和区鶴舞2丁目2番18号 奥村 遊機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられて遊技状態を表示す
    る表示装置を備え、 前記遊技状態は、通常遊技状態と、 前記通常遊技状態で所定の条件を満たすと発生する特別
    遊技状態とを有し、 前記通常遊技状態は、前記特別遊技状態を発生させにく
    い第1通常遊技状態と、前記第1通常遊技状態よりも前
    記特別遊技状態を発生させやすい第2通常遊技状態とを
    含むパチンコ機において、 前記特別遊技状態が発生することを遊技者に報知する第
    1報知手段と、 前記第2通常遊技状態が発生することを遊技者に報知す
    る第2報知手段とを別々に設けたことを特徴とするパチ
    ンコ機。
  2. 【請求項2】 前記第2通常遊技状態の発生の報知を前
    記特別遊技状態終了後に行うことを特徴とする請求項1
    に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記第2通常遊技状態は、前記所定の条
    件を満たしたか否かを前記第1通常遊技状態よりも短時
    間で遊技者に報知することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記第2通常遊技状態は、前記特別遊技
    状態の発生する確率が、前記第1通常遊技状態よりも高
    い確率の遊技状態であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
JP10143305A 1998-05-25 1998-05-25 パチンコ機 Pending JPH11333083A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002018042A (ja) * 2000-07-04 2002-01-22 Samii Kk 弾球遊技機
JP2002336471A (ja) * 2001-05-17 2002-11-26 Heiwa Corp 遊技機
JP2011041864A (ja) * 2010-12-03 2011-03-03 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
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