JP2002017459A - レストランの調理用テーブル - Google Patents

レストランの調理用テーブル

Info

Publication number
JP2002017459A
JP2002017459A JP2000209938A JP2000209938A JP2002017459A JP 2002017459 A JP2002017459 A JP 2002017459A JP 2000209938 A JP2000209938 A JP 2000209938A JP 2000209938 A JP2000209938 A JP 2000209938A JP 2002017459 A JP2002017459 A JP 2002017459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
cooking
heat
resistant
pan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000209938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3367938B2 (ja
Inventor
Mitsushi Mukumoto
充士 椋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gourmet Kineya Co Ltd
Original Assignee
Gourmet Kineya Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gourmet Kineya Co Ltd filed Critical Gourmet Kineya Co Ltd
Priority to JP2000209938A priority Critical patent/JP3367938B2/ja
Publication of JP2002017459A publication Critical patent/JP2002017459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3367938B2 publication Critical patent/JP3367938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各客席においてメニューに応じた蒸す調理が
おこなえるようにする。レストランにおける設備コスト
を抑えながら調理用テーブルの配置の自由度を高める。
特に、通常のテーブルへの蒸気調理装置の組込み及び分
離を容易にする。 【解決手段】 給水タンク1と、蒸気発生装置2と、調
理器3と、調理時間を調整する操作部4と、ドレンタン
ク5とをテーブル本体30に備えているレストランの調
理用テーブルである。テーブル本体30に開口31を形
成する。開口31に取り外し自在に嵌める耐熱受皿32
を設ける。耐熱受皿32に蒸し調理器3を設ける。耐熱
受皿32に蒸気噴出ノズル15とドレン回収口33を形
成する。蒸気噴出ノズル15と蒸気発生装置2とを、ド
レン回収口33とドレンタンク5とを各々フレキシブル
ホース34、34にて着脱自在に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、中華料
理において食事代わりにとる軽い食品(以下、点心とい
う)を蒸気で蒸す調理をおこなうレストランの調理用テ
ーブルに関し、詳しくは、各客席においてメニューに応
じた蒸す調理がおこなえるようにして、調理にお客が参
加し得る感覚を抱かせつつレストランにおいて蒸す調理
における賞味を高め、レストランにおける設備コストを
抑えながら調理用テーブルの配置の自由度を高め、特
に、通常のテーブルへの蒸気調理装置の組込み及び分離
を容易にしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、点心を食べながらお茶を飲む飲茶
等においては、厨房で蒸し終えた点心をウエイトレス等
がワゴン等に乗せて客席のテーブルへと運んで提供する
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、調理を終え
た点心を客席のテーブルにまでウエイトレス等が運ぶ場
合には、人が取り扱える程度にまで蒸籠(せいろ)の温
度が低下しているのであり、加えて、ワゴン等に乗せて
運んでいる間にせいろ及び内部の点心の温度が低下し、
客席のテーブルへ提供する時点では賞味温度から低下し
ている場合が生じることがある。
【0004】このような問題を解消するために、本出願
人は、特願平10−82173号(特許第288114
4号)を提案している。
【0005】ところで、このような先行技術において
は、客席のテーブルに蒸し調理をおこなう蒸し調理器を
設け、客室の外部に蒸気発生装置を設置し、レストラン
の床に蒸気供給配管及び調理を終えた蒸気の結露水を集
めて排水する排水管を敷設するのであり、テーブル側の
蒸し調理器と蒸気供給配管とを接続するとともに排水管
との接続をおこなうのである。
【0006】このような先行技術においては、レストン
に蒸気供給配管を敷設することから、蒸気供給配管には
断熱保護カバーを付設する必要があり、更に、高圧の蒸
気を通す蒸気供給管においては、管路全体は言うに及ば
ず、継手部分のパッキン等を高圧仕様にするのであり、
加えて、結露水が集まったドレンを排除するための対策
が必要となるのである。
【0007】しかして、客室の外部から客室の各テーブ
ルへ蒸気供給管を敷設する構成においては、多大の費用
を要するものとなるのであり、全体の施工コストが嵩む
とともにテーブルを設置する位置が決められて、レスト
ランのテーブルの配置の変更が困難になるなどという問
題があった。
【0008】本発明はこのような問題を解消しようとす
るものであり、客席においてメニューに応じて蒸す調理
がおこなえるようにして、調理にお客が参加し得る感覚
を抱かせつつレストランにおいて蒸す調理における賞味
温度を確保し、特に、レストランの設備コストを大幅に
抑え、蒸し調理をおこなう蒸気供給装置及び調理を終え
た蒸気の結露水を集めて排水する装置を必要とする調理
用テーブルの配置の自由度を高めることができ、特に、
このように構成する場合に、テーブル本体に蒸気調理装
置を容易に組み込むことができ、又、分離を容易におこ
なえて蒸気調理装置のメンテナンスを容易とするレスト
ランの調理用テーブルを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、給
水タンク1と、給水タンク1からの給水を受けて蒸気を
発生させる蒸気発生装置2と、蒸気発生装置2からの蒸
気の供給を受けて蒸し調理をおこなう蒸し調理器3と、
蒸気発生装置2から蒸し調理器3への蒸気の噴出時間を
調整して調理時間を調整する操作部4と、蒸し調理を終
えた蒸気の結露水を集めて貯水するドレンタンク5とを
テーブル本体30に備えているレストランの調理用テー
ブルAであることを特徴とするものである。このような
構成によれば、客席には蒸し調理される点心の未調理の
ものが例えば、せいろに入れられて運ばれてせいろ11
を蒸し調理器3としてテーブルにセットされ、ウエイト
レス等が操作部4の調理時間設定部を操作することで、
メニューに応じて蒸気の噴出時間を設定して客席におい
て点心の蒸し調理をおこなうことができ、かつ、客席に
おいて客に自ら調理をする感覚を抱かせつつ賞味温度の
点心を食べることができ、テーブル本体30には、給水
タンク1、蒸気発生装置2及びドレンタンク5を備えて
いることから、テーブル側の設備によって蒸気を発生さ
せて蒸し調理をおこない、調理後の結露水を集めてドレ
ンタンク5へと集水することができるのであり、したが
って、レストラン側には、従来のように、高圧仕様とな
るとともに断熱保温カバーを必要とする蒸気供給管及び
排水管の敷設を省くことができ、蒸気供給管や排水管を
敷設しなくてもよく、レストランの設備費を大幅に抑え
ることができ、かつ、テーブルには配管の必要がなくな
ることから、テーブルの設置の自由度を大幅に高めるこ
とができ、テーブルを所望の位置に容易・迅速に設置す
ることができ、更に、レストランの客席の構成の自由度
を増すことができる。
【0010】特に、請求項1の発明においては、テーブ
ル本体30に開口31を形成し、開口31に取り外し自
在に嵌める耐熱受皿32を設け、耐熱受皿32に蒸し調
理器3を設け、耐熱受皿32に蒸気噴出ノズル15とド
レン回収口33を形成し、蒸気噴出ノズル15と蒸気発
生装置2及び、ドレン回収口33とドレンタンク5を各
々フレキシブルホース34、34にて着脱自在に接続し
ていることを特徴とするものである。このような構成に
よれば、テーブル本体30の開口31に耐熱受皿32を
嵌め込み、耐熱受皿32の蒸気噴出ノズル15と蒸気発
生装置2とをフレキシブルホース34にて着脱自在に接
続し、又、耐熱受皿32のドレン回収口33とドレンタ
ンク5とをフレキシブルホース34にて着脱自在に接続
することで、テーブル本体30に給水タンク1、蒸気発
生装置2、操作部4及びドレンタンク5等を備えた蒸気
調理装置37を簡単・容易に組み込むことができ、蒸気
調理装置37を備えたレストランの調理用テーブルAの
組立てを容易・迅速におこなうことができ、かつ、レス
トランの調理用テーブルAのコストを低減することがで
きる。しかも、フレキシブルホース34、34の接続を
外すことで、テーブル本体30と蒸気調理装置37との
分離がおこなえ、蒸気調理装置37側のメンテナンス等
を容易におこなうことができる。
【0011】請求項2においては、耐熱受皿32は、テ
ーブル本体30の開口31に嵌合させる受皿体32aと
受皿体32aに嵌め込む耐熱化粧蓋32bとで構成し、
受皿体32aに蒸気噴出ノズル15を接続し、耐熱化粧
蓋32bの窓孔9に蒸気噴出ノズル15を臨ませ、耐熱
化粧蓋32bに蒸し調理器3を取り出し自在に設置する
ことを特徴とするものである。このような構成によれ
ば、受皿体32aに嵌め込んだ耐熱化粧蓋32bの窓孔
9に蒸気噴出ノズル15を臨ませ、耐熱化粧蓋32bの
蒸し調理器3を取り出し自在に設置することから、耐熱
化粧蓋32bにて外観を高めながら、蒸し調理器3の設
置及び蒸し調理された点心のテーブル本体30上への取
り出しが容易となる。
【0012】請求項3においては、受皿体32aに複数
の噴出ノズル15、15を設け、耐熱化粧蓋32bの周
部から外周壁35を垂下し、耐熱化粧蓋32bに噴出ノ
ズル15、15の域を分離する隔壁36を垂下している
ことを特徴とするものである。このような構成によれ
ば、耐熱化粧蓋32bの下面において噴出ノズル15か
らの蒸気が隣接の噴出ノズル15側に移行するのを隔壁
36によって遮断することができ、調理をしていない側
の耐熱化粧蓋32bの窓孔9から蒸気が漏れ出ることが
なくてよい。
【0013】請求項4においては、噴出ノズル15は多
孔質体にて形成してあることを特徴とするものである。
このような構成によれば、噴出ノズル15は多孔質体に
て構成されていることから、噴出ノズル15における蒸
気の噴出音を大幅に低減することができて蒸気調理を静
かにおこなうことができる。
【0014】請求項5においては、給水タンク1及びド
レンタンク5をテーブル本体30から取り外し自在に構
成していることを特徴とするものである。このような構
成によれば、給水タンク1を外して給水タンク1へ容易
に給水することができ、又、ドレンタンク5を外してド
レンタンク5からの排水を容易におこなうことができ
る。この場合、給水タンク1はカセット式のものが好ま
しいものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳述する。図1は分解斜視図である。図2(a)は
蒸気発生装置の平面図、同図(b)は正面図である。図
4は部分平面図である。
【0016】レストランの客室には調理用テーブルAが
適宜の間隔を隔てて配置されて各テーブルAにおいて点
心を蒸す調理をおこなえるようになっている。以下、詳
述する。
【0017】調理用テーブルAのテーブル本体30にお
いて通路側に開口31を形成している。開口31に臨ま
せて蒸気調理装置37を配設している。蒸気調理装置3
7には、給水タンク1と、給水タンク1からの給水を受
けて蒸気を発生させる蒸気発生装置2と、蒸気発生装置
2からの蒸気の供給を受けて蒸し調理をおこなう蒸し調
理器3と、蒸気発生装置2から蒸し調理器3への蒸気の
噴出時間を調整して調理時間を調整する操作部4と、蒸
し調理を終えた蒸気の結露水を集めて貯水するドレンタ
ンク5とを備えている。
【0018】具体的には、図2乃至図4に示すように、
走行車輪10を備えていてワゴン形態として移動可能に
構成した蒸気調理装置37の地板12には、カートリッ
ジ式となって取り換えが可能となった給水タンク1が搭
載され、又、給水タンク1からの給水を受けて電源の投
入にて蒸気を発生させる電気ボイラーを蒸気発生装置2
として設置され、更に、ドレンタンク5が取出し自在に
搭載されている。給水タンク1は約500リットル程度
の容量のものである。
【0019】テーブル本体30の開口31は例えば長方
形状に形成され、耐熱受皿32が長方形状に形成されて
開口31に取り外し自在に嵌め込まれるものである。耐
熱受皿32は、テーブル本体30の開口31に嵌合させ
る受皿体32aと受皿体32aに嵌め込む耐熱化粧蓋3
2bとで構成している。受皿体32aには側壁13が起
立され、側壁13の上縁からフランジ14が外方に延出
されている。受皿体32aに例えば2個の蒸気噴出ノズ
ル15を貫通して取付けている。耐熱化粧蓋32bの周
部から外周壁35を垂下し、耐熱化粧蓋32bに噴出ノ
ズル15、15の域を分離する隔壁36を垂下してい
る。耐熱化粧蓋32bの高さは受皿体32aの深さより
も小にしている。耐熱化粧蓋32bには窓孔9を形成す
るとともに、リング体16を立設してリング体16の内
部に蒸し調理器3としてのせいろ11を設置できるよう
にしている。受皿体32aにはドレン回収口33を形成
している。蒸気噴出ノズル15と蒸気発生装置2とを、
ドレン回収口33とドレンタンク5とを各々フレキシブ
ルホース34、34にて着脱自在に接続している。
【0020】このように、テーブル本体30の開口31
に受皿体32aを嵌め込んでフランジ14を開口31の
周部に載設し、蒸気噴出ノズル15と蒸気発生装置2と
を、ドレン回収口33とドレンタンク5とを各々フレキ
シブルホース34、34にて12にて着脱自在に接続す
るのであり、受皿体32aに耐熱化粧材32bを挿入
し、耐熱化粧材32bの上に例えば、竹製又は木製の断
熱材6を敷設して、断熱を図るとともに化粧を図るので
ある。
【0021】ワゴン形態となった蒸気調理装置37の側
板には操作部4が設けられ、操作部4にはタイマーにて
設定される調理時間設定部18が設けられている。とこ
ろで、蒸し調理器3の上方にはフード7及びダクト8に
て調理後の熱気を屋外に排出するようにしている。
【0022】しかして、客席の調理用テーブルAに注文
のものの未調理の点心を入れたせいろ11を蒸気調理器
3として載せて、調理用テーブルAの側面の操作部4の
調理時間設定部18の操作釦17及びタイマーを点心の
メニューに応じて選定して操作することで、調理用テー
ブルAにおいて点心を蒸す調理をおこなえるようになっ
ている。
【0023】ところで、調理時間設定部18において
は、タイマーの操作によって電磁弁Vの開き時間の設定
をおこなうのであり、シュウマイ、ブタマン、ショウロ
ンポーやスープ等の点心のメニューに応じてタイマーに
よって設定するのであるが、各メニューに応じた操作釦
をメニューの数だけ設けておいてもよいものである。以
下に、各メニューに応じた調理時間を示す。
【0024】 シュウマイ 5分 ショウロンポー 5分 肉マン 5分 チャーシュウマン 5分 豆腐のエビすり身乗せ蒸し 5分 エビ蒸ギョウザ 5分 海老の腸粉 5分 中国ゆば巻蒸し 5分 フカヒレギョウザ 5分 ホウレン草ギョウザ 5分 スペアリブ豆鼓ソース 10分 チマキ 10分 スープ類 3分 以上のような構成によれば、例えば、ウエイトレス等が
ワゴン等にて歩行通路を通って販売し、客からの注文さ
れた未調理の点心をせいろ11に入れ、ウエイトレス等
のレストラン側の人がせいろ11えお蒸し調理器3とし
て耐熱化粧蓋32bのリング体16にセットするのであ
る。
【0025】そして、点心のメニューに応じてウエイト
レス等のレストラン側の人が操作部4の操作釦17を操
作して上記調理時間をタイマー設定してオン操作をおこ
ない、設定時間通りの蒸気供給がおこなわれて蒸し調理
がおこなわれ、設定時間後に調理蒸気の供給が自動的に
停止されて調理を終えるのである。調理が終わると、客
がせいろ専用の「トング」にてせいろ11ごと手元に取
るのである。この場合、せいろ11自体の温度も充分に
高められているので、予め、ウエイトレス等からせいろ
11が熱くなっていることを客に充分に伝えていておく
のである。しかして、メニューに応じて蒸気の噴出時間
を設定して客席において点心の蒸し調理をおこなうこと
ができるのであり、従来の蒸し終えた点心を客席に運ぶ
ことによる賞味温度の低下、並びに、レストランの内部
の環境温度の上昇を防止することができるのである。
【0026】このように、客席において客に調理をする
感覚を抱かせつつ賞味温度の点心を提供することができ
るのである。
【0027】ところで、せいろ11を蒸し調理器3とし
て耐熱化粧蓋32bの上に載せて底部のすのこ部分から
高圧で高温(蒸気噴出ノズル15の蒸気感度:92℃程
度)の乾燥蒸気が供給されると、せいろ11が密閉容器
状態になってその内部が高圧になり、供給される蒸気の
上記温度よりも温度上昇(せいろの内部温度:102℃
程度)して、点心の蒸し調理を調理用テーブルAにおい
て良好におこなえるのである。
【0028】しかして、メニューに応じて蒸気の噴出時
間を設定して客席において点心の蒸し調理をおこなうこ
とができ、客席において客に自ら調理をする感覚を抱か
せつつ賞味温度の点心を食べることができながら、特
に、調理用テーブルAには、給水タンク1、蒸気発生装
置2及びドレンタンク5を備えていることから、調理用
テーブルA側の設備によって蒸気を発生させて蒸し調理
をおこない、調理後の結露水を集めてドレンタンク5へ
と集水することができるのである。
【0029】したがって、レストラン側には、蒸気供給
管やドレン用の排水管を敷設しなくてもよく、レストラ
ンの設備費を大幅に抑えることができるのであり、か
つ、テーブルAには配管の必要がなくなることから、調
理用テーブルAの設置の自由度を大幅に高めることがで
き、調理用テーブルAを所望の位置に容易・迅速に設置
することができ、更に、レストランの客席の構成の自由
度を増すことができ、レストランにおいて有利になるの
である。
【0030】特に、本発明においては、テーブル本体3
0の開口31に耐熱受皿32を嵌め込み、耐熱受皿32
の蒸気噴出ノズル15と蒸気発生装置2とをフレキシブ
ルホース34にて着脱自在に接続し、又、耐熱受皿32
のドレン回収口33とドレンタンク5とをフレキシブル
ホース34にて着脱自在に接続することから、テーブル
本体30にワゴン形態となった蒸気調理装置37を簡単
・容易に組み込むことができ、蒸気調理装置37を備え
た調理用テーブルAの構成を容易・迅速におこなうこと
ができ、かつ、調理用テーブルAのコストを低減するこ
とができるものである。
【0031】この場合、接続具12を解いてフレキシブ
ルホース34、34の接続を外すことで、テーブル本体
30側の耐熱受皿32と蒸気調理装置37との分離がお
こなえ、蒸気調理装置37側のメンテナンス等を容易に
おこなうことができるものである。
【0032】更に、耐熱受皿32は、受皿体32aに嵌
め込んだ耐熱化粧蓋32bの窓孔9に蒸気噴出ノズル1
5を臨ませ、耐熱化粧蓋32bのリング体16を介して
蒸し調理器3を取り出し自在に設置することから、耐熱
化粧蓋32bにて外観を高めながら、蒸し調理器3の設
置及び蒸し調理された「点心」のテーブル本体30上へ
の取り出しが容易となるものである。
【0033】又、受皿体32aに複数の噴出ノズル1
5、15を取付け、耐熱化粧蓋32bの周部から外周壁
35を垂下し、耐熱化粧蓋32bに噴出ノズル15、1
5の域を分離する隔壁36を垂下していることから、耐
熱化粧蓋32bの下面において噴出ノズル15からの蒸
気が隣接の噴出ノズル15側に移行するのを隔壁36に
よって遮断することができ、調理をしていない側の耐熱
化粧蓋32bの窓孔9から蒸気が漏れ出ることがないも
のである。
【0034】図8は噴出ノズル15の取付け構造の一例
を示し、噴出ノズル15は焼成金属やセラミックなどの
多孔質体にて形成してあって、噴出ノズル15における
蒸気の噴出音を大幅に低減することができて蒸気調理を
静かにおこなうことができるものである。噴出ノズル1
5の基端部に形成したねじ部38を取付具39のナット
状の頭部40のねじ孔にねじ込んで取付ける。取付具3
9は筒状となっていて、耐熱化粧蓋32bの貫通孔に挿
入してナット41にて耐熱化粧蓋32bに固定してい
る。取付具39のホース接続部42にフレキシブルホー
ス34を挿入して接続具12にて着脱自在に接続してい
る。接続具12は、例えば、帯板状のサドル43をねじ
具44にて締め付けるものであり、ねじ具44を緩める
ことでフレキシブルホース34の接続を簡単に外すこと
ができるものである。接続具12の構成は他に変更する
ことができることは言うまでもない。
【0035】図9は他の実施の形態を示し、但し、本実
施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共
通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0036】本実施の形態においては、テーブル本体3
0に形成した開口31の一部を側方に開放してあって、
耐熱受皿32とワゴン形態の蒸気調理装置37とを接続
したままでテーブル本体30に組み込むことができるよ
うにしたものである。
【0037】
【発明の効果】請求項1においては、給水タンクと、給
水タンクからの給水を受けて蒸気を発生させる蒸気発生
装置と、蒸気発生装置からの蒸気の供給を受けて蒸し調
理をおこなう蒸し調理器と、蒸気発生装置から蒸し調理
器への蒸気の噴出時間を調整して調理時間を調整する操
作部と、蒸し調理を終えた蒸気の結露水を集めて貯水す
るドレンタンクとをテーブル本体に備えているレストラ
ンの調理用テーブルであるから、客席には蒸し調理され
る点心の未調理のものが例えば、せいろに入れられて運
ばれてせいろを蒸し調理器としてテーブル上にセットさ
れ、ウエイトレス等が操作部の調理時間設定部を操作す
ることで、メニューに応じて蒸気の噴出時間を設定して
客席において点心の蒸し調理をおこなうことができ、客
席において客に自ら調理をする感覚を抱かせつつ賞味温
度の点心を食べることができ、かつ、テーブル本体に
は、給水タンク、蒸気発生装置及びドレンタンクを備え
ていることから、テーブル側の設備によって蒸気を発生
させて蒸し調理をおこない、調理後の結露水を集めてド
レンタンクへと集水することができるのであり、したが
って、レストラン側には、従来のように、高圧仕様とな
るとともに断熱保温カバーを必要とする蒸気供給管及び
排水管の敷設を省くことができ、蒸気供給管や排水管を
敷設しなくてもよく、レストランの設備費を大幅に抑え
ることができ、かつ、テーブルには配管の必要がなくな
ることから、テーブルの設置の自由度を大幅に高めるこ
とができ、テーブルを所望の位置に容易・迅速に設置す
ることができ、更に、レストランの客席の構成の自由度
を増すことができ、特に、請求項1の発明においては、
テーブル本体に開口を形成し、開口に取り外し自在に嵌
める耐熱受皿を設け、耐熱受皿に蒸し調理器を設け、耐
熱受皿に蒸気噴出ノズルとドレン回収口を形成し、蒸気
噴出ノズルと蒸気発生装置及び、ドレン回収口とドレン
タンクを各々フレキシブルホースにて着脱自在に接続し
ているから、テーブル本体の開口に耐熱受皿を嵌め込
み、耐熱受皿の蒸気噴出ノズルと蒸気発生装置とをフレ
キシブルホースにて着脱自在に接続し、又、耐熱受皿の
ドレン回収口とドレンタンクとをフレキシブルホースに
て着脱自在に接続することで、テーブル本体に蒸気調理
装置を簡単・容易に組み込むことができ、蒸気調理装置
を備えたレストランの調理用テーブルの構成を容易・迅
速におこなうことができ、かつ、レストランの調理用テ
ーブルのコストを低減することができるという利点があ
る。しかも、フレキシブルホースの接続を外すことで、
テーブル本体と蒸気調理装置との分離がおこなえ、蒸気
調理装置側のメンテナンスが容易となるという利点があ
る。
【0038】請求項2においては、請求項1の構成に加
えて、耐熱受皿は、テーブル本体の開口に嵌合させる受
皿体と受皿体に嵌め込む耐熱化粧蓋とで構成し、受皿体
に蒸気噴出ノズルを接続し、耐熱化粧蓋の窓孔に蒸気噴
出ノズルを臨ませ、耐熱化粧蓋に蒸し調理器を取り出し
自在に設置するから、請求項1の効果に加えて、受皿体
に嵌め込んだ耐熱化粧蓋の窓孔に蒸気噴出ノズルを臨ま
せ、耐熱化粧蓋の蒸し調理器を取り出し自在に設置する
ことから、耐熱化粧蓋にて外観を高めながら、蒸し調理
器の設置及び蒸し調理された点心のテーブル本体上への
取り出しが容易となるという利点がある。
【0039】請求項3においては、請求項2の構成に加
えて、受皿体に複数の噴出ノズルを設け、耐熱化粧蓋の
周部から外周壁を垂下し、耐熱化粧蓋に噴出ノズルの域
を分離する隔壁を垂下しているから、請求項2の効果に
加えて、耐熱化粧蓋の下面において噴出ノズルからの蒸
気が隣接の噴出ノズル側に移行するのを隔壁によって遮
断することができ、調理をしていない側の耐熱化粧蓋の
窓孔から蒸気が漏れ出ることがなくてよいという利点が
ある。
【0040】請求項4においては、請求項1乃至3のい
ずれかの構成に加えて、噴出ノズルは多孔質体にて形成
してあるから、請求項1乃至3のいずれかの効果に加え
て、噴出ノズルは多孔質体にて構成されていることか
ら、噴出ノズルにおける蒸気の噴出音を大幅に低減する
ことができて蒸気調理を静かにおこなうことができると
いう利点がある。
【0041】請求項5においては、請求項1乃至4のい
ずれかの構成に加えて、給水タンク及びドレンタンクを
テーブル本体から取り外し自在に構成しているから、請
求項1乃至4のいずれかに記載の効果に加えて、給水タ
ンクを外して給水タンクへ容易に給水することができ、
又、ドレンタンクを外してドレンタンクからの排水を容
易におこなうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は同上の蒸気調理装置の平面図、(b)
は概略正面図である。
【図3】同上の部分平面図である。
【図4】同上の部分側面図である。
【図5】同上の部分斜視図である。
【図6】(a)は同上の部分斜視図、(b)は断熱化粧
蓋の背面斜視図である。
【図7】同上の部分斜視図である。
【図8】(a)は同上の部分側面図、(b)は噴出ノズ
ルの側面図、(c)は接続具の概略側面図である。
【図9】他の実施の形態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 給水タンク 2 蒸気発生装置 3 蒸し調理器 4 操作部 5 ドレンタンク 15 蒸気噴出ノズル 30 テーブル本体 31 開口 32 耐熱受皿 32a 受皿体 32b 耐熱化粧蓋 33 ドレン回収口 34 フレキシブルホース 35 外周壁 36 隔壁 37 蒸気調理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水タンクと、給水タンクからの給水を
    受けて蒸気を発生させる蒸気発生装置と、蒸気発生装置
    からの蒸気の供給を受けて蒸し調理をおこなう蒸し調理
    器と、蒸気発生装置から蒸し調理器への蒸気の噴出時間
    を調整して調理時間を調整する操作部と、蒸し調理を終
    えた蒸気の結露水を集めて貯水するドレンタンクとをテ
    ーブル本体に備えているレストランの調理用テーブルで
    あって、テーブル本体に開口を形成し、開口に取り外し
    自在に嵌める耐熱受皿を設け、耐熱受皿に蒸し調理器を
    設け、耐熱受皿に蒸気噴出ノズルとドレン回収口を形成
    し、蒸気噴出ノズルと蒸気発生装置及び、ドレン回収口
    とドレンタンクを各々フレキシブルホースにて着脱自在
    に接続して成ることを特徴とするレストランの調理用テ
    ーブル。
  2. 【請求項2】 耐熱受皿は、テーブル本体の開口に嵌合
    させる受皿体と受皿体に嵌め込む耐熱化粧蓋とで構成
    し、受皿体に蒸気噴出ノズルを接続し、耐熱化粧蓋の窓
    孔に蒸気噴出ノズルを臨ませ、耐熱化粧蓋に蒸し調理器
    を取り出し自在に設置して成ることを特徴とする請求項
    1記載のレストランの調理用テーブル。
  3. 【請求項3】 受皿体に複数の噴出ノズルを設け、耐熱
    化粧蓋の周部から外周壁を垂下し、耐熱化粧蓋に噴出ノ
    ズルの域を分離する隔壁を垂下して成ることを特徴とす
    る請求項2記載のレストランの調理用テーブル。
  4. 【請求項4】 噴出ノズルは多孔質体にて形成して成る
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレ
    ストランの調理用テーブル。
  5. 【請求項5】 給水タンク及びドレンタンクをテーブル
    本体から取り外し自在に構成して成ることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のレストランの調理用
    テーブル。
JP2000209938A 2000-07-11 2000-07-11 レストランの調理用テーブル Expired - Fee Related JP3367938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000209938A JP3367938B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 レストランの調理用テーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000209938A JP3367938B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 レストランの調理用テーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002017459A true JP2002017459A (ja) 2002-01-22
JP3367938B2 JP3367938B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=18706279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000209938A Expired - Fee Related JP3367938B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 レストランの調理用テーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3367938B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020075762A (ko) * 2002-09-03 2002-10-05 김성우 냉장기능을 갖는 조립식 식탁
CN106360988A (zh) * 2016-09-30 2017-02-01 上海原烹即蒸餐饮管理有限公司 具有自升降式罩体的烹饪餐台
CN107212599A (zh) * 2017-01-23 2017-09-29 刘全义 烧烤涮煮快捷餐饮模式

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102578813A (zh) * 2012-03-14 2012-07-18 上海老磨坊餐饮管理有限公司 蒸汽火锅桌
CN103110281B (zh) * 2013-02-22 2015-04-29 杨玲燕 一种餐桌
CN103735040B (zh) * 2014-01-17 2017-01-04 深圳市东威厨房设备有限公司 一种移动式冷热保温餐车
CN104921590B (zh) * 2015-07-02 2017-11-24 上海原烹即蒸餐饮管理有限公司 一种可同时烹制不同食材的餐台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020075762A (ko) * 2002-09-03 2002-10-05 김성우 냉장기능을 갖는 조립식 식탁
CN106360988A (zh) * 2016-09-30 2017-02-01 上海原烹即蒸餐饮管理有限公司 具有自升降式罩体的烹饪餐台
CN107212599A (zh) * 2017-01-23 2017-09-29 刘全义 烧烤涮煮快捷餐饮模式

Also Published As

Publication number Publication date
JP3367938B2 (ja) 2003-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5584235A (en) Food steamer flavoring support
CN109965676A (zh) 一种蒸箱烤箱一体机
TW397909B (en) Integration gas controller
JP2002017459A (ja) レストランの調理用テーブル
JP2881144B1 (ja) レストランの調理システム
JP4572253B2 (ja) 調理容器蓋の臭い排出装置
JP2004528875A (ja) 貫通式構造を有するオーブンチャンバー
US6192791B1 (en) Boiling sink cooking system for a kitchen
CN209235716U (zh) 烹饪器具
JP2001165441A (ja) レストランの調理用テーブル
CN209899091U (zh) 一种烹饪器皿及烹饪电器
CN206603583U (zh) 一种汤米分离的电锅
CN212729512U (zh) 一种蒸煮烹饪设备
KR200370079Y1 (ko) 고기구이 및 전골요리 겸용 조리기구
JP3779659B2 (ja) 加熱調理釜
KR101227248B1 (ko) 다용도 압력 조리장치
JP2001231636A (ja) 食卓装置
CN217471754U (zh) 一种带净化功能的多功能空气炸锅
CN209951099U (zh) 早餐机
CN209644730U (zh) 一种煎烤炉
CN217013534U (zh) 一种可分离式ih电饭煲
KR200376385Y1 (ko) 찜기
JP3027729U (ja) 二空間で同期調理可能な電気鍋
CN210185309U (zh) 电饭煲
CN207590554U (zh) 商用电炸锅

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021015

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees