JP2002016777A - 画像通信装置、その制御方法、およびその制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体 - Google Patents

画像通信装置、その制御方法、およびその制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体

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JP2002016777A
JP2002016777A JP2000193655A JP2000193655A JP2002016777A JP 2002016777 A JP2002016777 A JP 2002016777A JP 2000193655 A JP2000193655 A JP 2000193655A JP 2000193655 A JP2000193655 A JP 2000193655A JP 2002016777 A JP2002016777 A JP 2002016777A
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Teruyuki Nishii
照幸 西井
Shigeo Miura
滋夫 三浦
Takehiro Yoshida
武弘 吉田
Masao Kiguchi
雅夫 木口
Daisuke Suga
大介 須賀
Takahiro Atomichi
高広 後路
Yuji Kurosawa
雄治 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面伝送技術を応用して、表裏1組の原稿画
像が1枚の記録紙の表裏に記録されるよう送信制御する
ことにより、受信側での返信操作を容易にする。 【解決手段】 読取部2による画像を読み取り中、ユー
ザは操作部3から1枚の記録紙の表裏に記録されるべき
表裏1組の原稿画像を指定する指定操作を行なう。この
ような操作は、たとえば、特定の裏面に送信局への返信
に必要な宛先情報を画像として含めたい場合にユーザが
行なう。制御部1は、指定された表裏1組の原稿画像が
1枚の記録紙の表裏に記録されるよう送信制御を行な
う。また、送信局への返信に必要な宛先情報を画像とし
て原稿画像の所定位置に付加して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙の両面に記
録すべき両面情報を送信する画像通信装置、その制御方
法、およびその制御プログラムを格納したコンピュータ
読取可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ITU−T勧告T4、あるいはT30な
どに規定されたファクシミリ装置は、片面原稿を送信す
る構成が基本となっている。すなわち、送信機側の原稿
も片面情報であり、受信機側においても受信した画情報
は記録紙の片面に記録していた。
【0003】一方で、最近は省資源化に関する意識が高
まっており、プリンタや複写機などにおいては、1枚の
紙の表面と裏面に記録を行なういわゆる両面記録方式を
有するものが増えつつある。これに伴ない、近年ではフ
ァクシミリ装置においても、両面原稿を読取り、送信す
るハードウェア構成および通信手順が提案されている。
【0004】両面画情報の伝送方式としては、原稿表面
の画像、裏面の画像を各ページについて交互に送信する
両面交互伝送、あるいは原稿表面の画像全部を送信し、
続いて裏面の画像全部を送信する両面連続伝送などが知
られている。
【0005】ITU−T勧告T30、あるいはその試案
においては、両面伝送に関する通信手順が提案されてお
り、この勧告に提案されている方式では、原稿表面ある
いは裏面の1面の画情報それ自体は旧来の片面伝送の場
合の1ページの画像とほぼ同様のファクシミリメッセー
ジとして送信し、ポストメッセージ信号にページ番号や
面(サイド)の情報を付加して送信する。
【0006】両面伝送に関する送受信機の機能は、DC
S信号やDIS信号により通知することになっており、
受信機の両面記録に関する機能はDIS信号により通知
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の両面伝送を行な
うファクシミリ装置では、受信した画像情報を全て受信
した後、あるいは少なくとも(原稿1枚の表裏面に相当
する)2ページ分の画像を受信を終了した時点で記録を
開始し、受信した順序で、あるいはあらかじめ設定した
組み合わせで記録紙の両面に記録している。
【0008】ところで、受信側のユーザが返信を行なう
場合は、受信側のユーザが記録出力された用紙に情報を
書き加えて返信するような作業が一般に行われている。
また、送信側から受信側に返信を求める場合があり、こ
のような場合には、返信用のフォームの画像を送信し、
このフォームに受信側のユーザが情報を書き加えて返信
する場合もある。
【0009】しかし、従来のファクシミリ装置では、こ
のような返信作業が行なわれていることは全く考慮され
ておらず、ユーザの返信作業が面倒である、という問題
があった。
【0010】たとえば、記録紙に情報を書き加えて返信
する際に、送信側の情報を通信管理情報やあらかじめ登
録してあるダイヤル情報等から検索して付加したり、あ
るいは送信側から返信宛先用の情報が画像情報として送
出されて来た場合も、記録された用紙が別であればその
用紙を探して情報を付加する必要があり、操作性の面で
問題があった。
【0011】特に、返信宛先用の情報を返信用の情報に
付加して送出した場合も、画像通信装置の構成により原
稿面を下向きにして装填しなければならない場合には、
その宛先情報が見えないため、その宛先情報を別途メモ
しておいて宛先指定するなどの面倒な作業が必要であっ
た。
【0012】本発明の課題は、両面伝送技術を応用し
て、必要に応じて特定の原稿面の情報を特定の面に記録
出力させる、特に表裏1組の原稿画像が1枚の記録紙の
表裏に記録されるよう送信制御することにより、受信側
での返信操作を容易にすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明によれば、記録紙の両面に記録すべき両面
情報を送信する画像通信装置、その制御方法、およびそ
の制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記
憶媒体において、ユーザが1枚の記録紙の表裏に記録さ
れるべき表裏1組の原稿画像を指定する指定操作を行な
い、前記表裏1組の原稿画像が1枚の記録紙の表裏に記
録されるよう送信制御する構成を採用した。
【0014】あるいはさらに、前記指定操作が原稿画像
の両面読取中に行なわれる構成を採用した。
【0015】あるいはさらに、前記指定操作に基づき表
面として2ページが連続して読み取られる場合には、裏
面情報として全白原稿を追加して送信する構成を採用し
た。
【0016】あるいはさらに、送信局への返信に必要な
宛先情報を画像として原稿画像の所定位置に付加して送
信する構成を採用した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態に基づ
き本発明を詳細に説明する。
【0018】[第1の実施形態]図1は、本発明を採用
したファクシミリ装置のブロック図である。同図におい
て、制御部1はマイクロプロセッサ素子などからなり、
ROM8に格納されているプログラムに従って装置全体
の制御を行なう。
【0019】RAM4は、オペレータが操作部3より入
力した各種定数の格納や、制御部1が各種処理を行う際
に使用する変数の格納に使用するとともに、読み取り、
記録で扱う画像データの格納などにも使用するもので、
必要に応じて読み出しや書き込みを行う。
【0020】また、本実施形態では、オペレータは操作
部3により両面通信における同一ページ指定を行なうこ
とができる。この「同一ページ指定」は、受信側で表面
と裏面にセットで記録させたい情報を指定するものであ
る。
【0021】このためには、たとえば、原稿読取中の特
定のタイミングで操作部3に設けたボタンなどを操作す
ることにより、そのタイミングで読み取られる2ページ
の画像を受信側で表面と裏面にセットで記録させるよう
制御することが考えられ、これにより、原稿の構成に応
じて、必要なタイミングで指定操作を行ない、1枚の記
録紙の表裏に記録されるべき表裏1組の原稿画像を指定
することができる。
【0022】あるいは、上記の同一ページ指定操作は読
取前(あるいは送信前の適当なタイミング)で何ページ
目と何ページ目を表裏1組として同一ページ指定するか
を操作部3のテンキーなどを用いて数値入力するような
操作方式も考えられる。
【0023】表示部5は、登録など操作の際のガイダン
スや、各種警告、時刻など装置の状態を表示する。
【0024】読み取り部2は原稿の読み取りを行うもの
で、ライン単位に走査を行うスキャナなどから構成され
る。
【0025】記録部6は画信号や装置定数など各種レポ
ートの記録出力を行なう。
【0026】記録部6の記録出力は制御部1により制御
されるが、制御部1は記録出力する記録紙の記録面(表
または裏)を指定できるものとする。本実施形態におい
ては、送信側から表面あるいは裏面の記録面を指定して
原稿画像を送信することができ、この指定に応じて制御
部1が記録面を表面あるいは裏面に制御する。
【0027】通信部7は、モデム、NCU(網制御装
置)などからなり、公衆回線網などの通信網に接続され
て通信データの授受を行なう。
【0028】図3、図4は、ITU−T勧告T30に記
載された両面ファクシミリ通信の信号シーケンスを示し
ている。図3はECM通信モードにおける交互モードで
の両面伝送の様子を、図4はECM通信モードにおける
連続モードでの両面伝送の様子を示している。
【0029】図3、図4では、DIS信号のxおよびx
+1ビットにより受信機の両面伝送機能(交互および連
続のいずれも可)が示され、DCS信号のxおよびx+
1ビットにより、送信機がこれから実行しようとする両
面伝送モードが宣言される。図4の連続モードでは、D
CS信号のx+1ビットを1とすることにより連続モー
ドでの送信を行なうことが宣言されている。また、図
3、図4の場合、ECMを用いているので、ポストメッ
セージ信号としてはPPS−MPS信号が用いられてい
る。
【0030】なお、図3、図4ではECM手順を示して
おり、ポストメッセージ信号としてはPPS−MPS信
号が用いられているが非ECM通信においては、ポスト
メッセージ信号としてMPS信号が用いられる。
【0031】ここでは3枚の両面原稿が送信されてお
り、各図中の「PN」はPage Numberを示し
ている。
【0032】たとえば、図3(交互モード)に符号41
で示したPPS−MPS信号は、「PPS−MPS(P
N=1,0(front side))」と図示されて
いるが、これは、ページ番号1(PN=1)、表面(0
(front side))の画情報を送信したことを
示している(これ以降のMPSあるいはPPS−MPS
信号の表記は上記と同趣である)。
【0033】すなわち、図3の交互モードでは、1枚目
(PN=1)の表(0)、1枚目(PN=2)の裏
(1)、2枚目(PN=3)の表(0)、2枚目(PN
=4)の裏(1)、3枚目(PN=5)の表(0)、3
枚目(PN=6)の裏(1)の順で原稿の画情報が送信
されている。また、図4の連続モードでは、1枚目(P
N=1)の表(0)、2枚目(PN=3)の表(0)、
3枚目(PN=5)の表(0)、1枚目(PN=2)の
裏(1)、2枚目(PN=4)の裏(1)、3枚目(P
N=6)の裏(1)の順で原稿の画情報が送信されてい
る。
【0034】以上は一般的な両面伝送手順であるが、本
発明では、上記のように操作部3で同一ページ指定操作
を行なった上で、この操作に応じて両面伝送を行なうこ
とにより、表裏1組の原稿画像が1枚の記録紙の表裏に
記録されることを保証する技術を提供する。
【0035】図2は、本発明の両面通信を利用して送受
信される両面画像の一例を示している。図2の左側は記
録紙の表面に記録されるべき画像、右側は記録紙の裏面
に記録されるべき画像をそれぞれ示している。
【0036】この画像は送信側から会合の出欠などに関
して返信を求める場合のものであり、図示のように、表
面には通信文と返信欄が設けられ、裏面には確認事項と
して会合の日時や会費などの情報、発信者の名称やFA
X番号などの宛先情報が記録出力されている。
【0037】図2の例は表裏のみの簡単な例ではある
が、本発明では、後述の制御により、必ず図2の左側の
画像が記録紙の表面に右側の画像が裏面に記録されるよ
うに制御する。これにより、受信側でこの文書を受け取
ったユーザは、表面(図2左側)の情報に必要な情報を
書き加えた後、この面を下にしてファクシミリ装置の原
稿台にセットすると、裏面(図2右側)を確認しなが
ら、そこに記録されている返信宛先情報を操作部を介し
て指定し、返信動作を行なうことができる。
【0038】なお、送信側では、図2の表裏の画像はか
ならずしも物理的な原稿の表裏に記録されている必要は
ない。
【0039】以下上記構成における動作につき、図5、
図6のフローチャートを参照して詳細に説明する。図5
は原稿の読み取り処理を、図6は送信処理を示してお
り、図示の手順は制御部1のプログラムとしてROM8
(あるいは他の任意の記憶媒体)に格納される。
【0040】原稿の送信動作を行う際、読取部2の原稿
台に原稿をセットし、操作部3で宛先入力を行なうとと
もに所定の送信の起動操作を行なうと、装置はまず原稿
の読み取り動作を行なう。
【0041】原稿サイズ、解像度、色、その他オペレー
タが指定した原稿読み取り動作に関する設定に基づき、
各種初期化を行なう(図5のステップS51)。
【0042】続いて原稿台上の原稿の有無を確認した後
(ステップS52)、オペレータによる原稿のセット指
定(ステップS53)を入力し、操作部3で前述の同一
ページ指定操作が行われたか否かを判定する。同一ペー
ジ指定操作が行われた以降の原稿については、2ページ
を表裏1組としてそれぞれ表面と裏面に指定すること
で、受信記録画像についてもその形態で出力されるよう
制御を行なう。
【0043】同一ページ指定操作のユーザインターフェ
ースは、前述のように適当な操作方式により構成するこ
とができるが、原稿サイズ、読み取り解像度、カラー読
み取り、あるいはモノクロ読み取りなどを選択する場合
と同様、操作部上の表示部に現在の選択状態を表示する
のが望ましい。
【0044】ステップS53において原稿の同一ページ
指定操作が行われていない場合は、読み取りの順番に表
面と裏面を切り換えていき、直前に読み取ったページを
判定して(ステップS54)それが表面として処理され
ていれば、今回の原稿はその裏面として読み取り処理を
行い(ステップS55)、直前に読み取った原稿が裏面
として処理されていれば、今回の原稿は次の表面として
読み取り処理を行なう(ステップS56)。
【0045】なお、表裏の制御情報、つまり、記録時に
表裏のいずれに記録させるかを制御するための情報(表
面として読み取り処理を行ったか、あるいは裏面として
読み取り処理を行ったかの制御情報)は、画像データと
関連づけてRAM4の所定領域に記憶されるのはいうま
でもない。
【0046】一方、ステップS53において原稿の同一
ページ指定操作が行われている場合は、ステップS5
4’、S57、S58において別途処理される。すなわ
ち、図2に示した返信用の画像を持つ返信用原稿を送信
する場合、この返信用原稿から同一ページ指定操作を行
なうが、直前に読み取ったページの判定(ステップS5
4’)で直前に読み取ったページが表面であっても、そ
の裏面として読み取り処理を行なうのではなく、新しい
ページの表面として読み取り処理を行なう。
【0047】すなわち、原稿のセット指定が既に前の原
稿以前から行われている場合は、順序通り直前に読み取
った原稿が表面の場合には(ステップS54’)、その
裏面として(ステップS58)、また、順序通り直前に
読み取った原稿を裏面として読み取った場合は次の表面
として(ステップS57)、順次読み取り処理を行な
う。
【0048】このようにして、読み取り処理が終了した
時点で、あるいは読み取り処理がある段階まで進んだ時
点で送信動作が起動される。もちろん、読み取られた画
像データは実際に送信されるまでの間はRAM4などに
割り付けられた所定の画像メモリ領域にバッファされ
る。
【0049】図6は送信動作を示しており、まず、リレ
ーによる経路選択、モデムの設定など、各種ハードウェ
アの初期化、および通信プロトコル処理、ページカウン
タ、その他ソフトウエア制御を行なうにあたって必要な
変数、RAM4の記憶領域などの初期化を行なう(ステ
ップS61)。
【0050】続いて、読み取り処理に対して、読み取ら
れた原稿をすべて送信し終えたか否かを判定する(ステ
ップS62)。
【0051】読み取られた原稿をすべて送信し終えた場
合には、ここで処理を終了し、待機状態に戻る。読み取
った原稿でまだ送信していないものがあれば、その原稿
の読み取り情報をRAM4の内部管理情報領域から取り
出し、その原稿の原稿サイズ、読み取り解像度、カラー
読み取り、あるいはモノクロ読み取りなどとともに、表
面として読み取り処理を行ったか、あるいは裏面として
読み取り処理を行ったかを調べる(ステップS63、S
64)。
【0052】ここで、取得した表裏の制御情報、つま
り、表面として読み取り処理を行ったか、あるいは裏面
として読み取り処理を行ったかの制御情報に応じて(ス
テップS64)、図3あるいは図4に示したプロトコル
に基づき受信側に通知を行なう必要がある。
【0053】送信機は各画像の送信順序と、そのページ
番号および表裏の情報を任意に決定することができ、図
3あるいは図4に示したプロトコルに基づき受信側に通
知するためその情報に対応するデータを設定した後(ス
テップS65、S66)、そのページの画像を送信する
(ステップS67)。
【0054】実際には表裏の制御情報は、ステップS6
5、S66で表裏の情報を生成してRAM4に記憶して
おき、画像データを送信した後、当該ページに後続する
ポストメッセージ信号により送信する(図3、図4参
照)。
【0055】また、図3、図4に示したITU−T勧告
準拠のプロトコルでは、両面伝送の場合、表、裏の一対
で画像を送信することが前提になっており、このように
表、裏の画像が一対でなければ通信できない相手局が予
想される。したがって、図5の制御において生じうるケ
ース、すなわち、あるページの画像から強制的に表とし
て送信する場合、つまり、表面として2ページが連続し
て読み取られる場合には、その裏面が読みとられていな
い位置において裏面情報として全白原稿を追加して送信
するのが望ましい。これにより、勧告に厳密に準拠し、
表、裏の画像が一対でなければ通信できない受信局に対
しても両面送信を行なえ、受信側で表裏1組の原稿画像
を1枚の記録紙の表裏に記録させることができる。
【0056】以上の実施形態によれば、操作部3で同一
ページ指定操作を行なうことにより、表裏1組の原稿画
像が1枚の記録紙の表裏に記録されることを保証するこ
とができる。
【0057】したがって、送信側から図2に示したよう
な返信用の情報を画像情報として送出する際に、その返
信用の画像情報を表面に、返信宛先用の情報をその裏面
に指定して送信することができる。
【0058】この場合、受信側では、受信側のオペレー
タがその文書を受け取って返信用の画像情報に返信内容
を書き込み、返信する際、原稿面を下方に向けて装填す
る読取部を有するファクシミリ装置では返信宛先用の情
報が上面になるため、その内容を確認しながら極めて容
易に宛先指定することができ、受信側の返信作業が極め
て容易になる。
【0059】なお、以上の実施形態では、原稿画像は順
次両面読取られることを前提にしているが、本発明は特
定の2面分の画像を記録紙の表裏に記録出力されるよう
に両面送信することにより所期の効果を達成するもので
あるから、必ずしも同一ページ指定操作は両面読取りの
際に行なわなくてもよく、他の条件が許せば、ユーザの
片面読取中の同一ページ指定操作を許容するようにして
もよい。
【0060】[第2の実施形態]上記実施形態は、図2
に示したようにあらかじめ送信側で返信用のフォームを
含む原稿画像を用意することを前提にしている。しか
し、一般的な原稿面を下方に向けて装填する読取部を有
するファクシミリ装置において受信側の返信作業を容易
にする、という観点からは、両面伝送および両面記録を
利用して返信に必要な書誌的な情報(送信局の宛先情
報)を自動的に記録紙の裏面の一部(後端など)に記録
することも考えられ、このような構成により送信側およ
び受信側双方の作業を軽減することができる。
【0061】本実施形態においては、ハードウェア構成
は図1と同様でよい。以下、図7および図8のフローチ
ャートに従って処理の詳細を示す。
【0062】図7は読取り処理を示しており、図示のよ
うに、原稿の送信動作を行なう際、読取部2の原稿台に
原稿をセットし、操作部で宛先入力を行なうとともに送
信の起動操作を行なうと原稿の読み取り動作を開始し、
原稿サイズ、解像度、色、その他オペレータが指定した
原稿読み取り動作に関する設定を元に各種初期化を行な
う(ステップS71)。
【0063】続いて、原稿の有無を確認した後(ステッ
プS72)、読み取りの順番に表面と裏面を切り換えて
いき、前に読み取った原稿が表面として処理されていれ
ば(ステップS73)、今回の原稿はその裏面として読
み取り処理を行い(ステップS74)、前に読み取った
原稿が裏面として処理されていれば、今回の原稿は次の
表面として読み取り処理を行なう(ステップS75)。
【0064】上記のように、本実施形態の読取処理は従
来の読取処理と殆ど変るところがない。この読み取り処
理が終了した時点で、あるいは読み取り処理がある段階
まで進んだ時点で送信動作が起動される。
【0065】送信動作は図8に示すように行なわれる。
まず、送信動作を行なうにあたって、リレーによる経路
選択、モデムの設定など、各種ハードウェアの初期化、
および通信プロトコル処理、ページカウンタ、その他ソ
フトウェア制御を行なうにあたって必要な変数、領域の
初期化が行なわれる(ステップS81)。
【0066】続いて、読み取り処理に対して、読み取ら
れた原稿をすべて送信し終えたか否かを判定する(ステ
ップS82)。
【0067】読み取られた原稿をすべて送信し終えた場
合には、処理を終了し待機状態に戻る。読み取った原稿
でまだ送信していないものがあれば、その原稿の読み取
り情報を内部管理情報領域から取り出し、その原稿の原
稿サイズ、読み取り解像度、カラー読み取り、あるいは
モノクロ読み取りなどとともに、表面として読み取り処
理を行ったか、あるいは裏面として読み取り処理を行っ
たかを調べる(ステップS83)。
【0068】ここで、取得した表裏の制御情報、つま
り、表面として読み取り処理を行ったか、あるいは裏面
として読み取り処理を行ったかの制御情報に応じて(ス
テップS84)、図3あるいは図4に示したプロトコル
に基づき受信側に通知を行なう(ステップS85、S8
6)。すなわち、送信機は各画像の送信順序と、そのペ
ージ番号および表裏の情報を任意に決定することがで
き、図3あるいは図4に示したプロトコルに基づき受信
側に通知するためその情報に対応するデータを設定す
る。
【0069】さらに、本実施形態では、裏面の画像を送
信する場合、返信に必要な書誌的な情報として、画像情
報の後端に自機の電話番号、住所、その他の宛先情報を
画像情報として生成し、所定の位置に付加(ステップS
87)した後、そのページの画像を送信する(ステップ
S88)。
【0070】図8の処理では全ての裏面のページにそれ
ぞれ宛先情報を記録出力するようにしているが、最終ペ
ージの裏面のみでステップS87を実行し、最終ページ
の裏側にのみ送信局の宛先情報が記録されるように両面
送信するようにしてもよい。
【0071】あるいは、図8の処理では全ての裏面のペ
ージの所定位置(後端)にそれぞれ返信に必要な書誌的
な情報として、画像情報の後端に自機の電話番号、住
所、その他の宛先情報を付加するようにしているが、も
ちろん原稿表面の後端にもこのような宛先情報を付加す
るようにしてもよい。この場合は、ステップS86から
ステップS88に移行するのではなく、ステップS87
に移行して表面でも宛先情報の付加を行なうようにす
る。
【0072】以上のように、本実施形態によれば、両面
伝送および両面記録を利用して返信に必要な書誌的な情
報(送信局の宛先情報)を自動的に記録紙の裏面の一部
(後端など)に記録するようにしており、送信側および
受信側双方の作業を軽減することができる。すなわち、
自機返信先の電話番号、住所、その他宛先情報を画像情
報として裏面の画像の後端に付加しておくことにより、
受信側が返信内容を記述した原稿を原稿台においた時、
その裏面に返信先の電話番号、住所、その他の宛先情報
が画像情報として記録されているため、その内容を確認
しながら宛先指定操作などの返信操作を容易に行なうこ
とができる。
【0073】もちろん、第2の実施形態の構成は、第1
の実施形態と同時に実施することができる。たとえば、
第2実施形態で記録される送信局の宛先情報が、原稿後
端の通常空白となるような部分に小さく記録されるよう
なものであれば、第1実施形態が前提とするようなユー
ザが作成した返信用の裏面の情報を阻害することがな
い。
【0074】また、以上では、ファクシミリ専用機の構
成を示したが、本発明はファクシミリ専用機のみなら
ず、他の形態のファクシミリ装置その他の画像通信装置
に実施できるのはいうまでもない。たとえば、本発明
は、パーソナルコンピュータのような汎用の端末にモデ
ムなどを外付け/内蔵し、ソフトウェア制御により画像
通信(画像通信プロトコルはFAXプロトコルに限定さ
れない)を行なう構成においても実施することができ
る。その場合、本発明の制御プログラムは、前述のRO
M24のみならず、ハードディスク、フロッピー(登録
商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスクやメモリ
カードなどのあらゆるコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に格納して供給することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、記録紙の両面に記
録すべき両面情報を送信する画像通信装置、その制御方
法、およびその制御プログラムを格納したコンピュータ
読取可能な記憶媒体において、ユーザが1枚の記録紙の
表裏に記録されるべき表裏1組の原稿画像を指定する指
定操作を行ない、前記表裏1組の原稿画像が1枚の記録
紙の表裏に記録されるよう送信制御する構成を採用して
いるので、たとえば、特定の裏面に送信局への返信に必
要な宛先情報を画像として含めたい場合にユーザが指定
操作を行なうことにより、受信側で受信した記録紙を利
用して返信を行なう場合、内容を確認しながら宛先指定
を行なうことができ、受信側での返信操作を容易にする
ことができる、という優れた効果がある。
【0076】あるいはさらに、前記指定操作が原稿画像
の両面読取中に行なわれる構成によれば、原稿の構成に
応じて、必要なタイミングで指定操作を行ない、1枚の
記録紙の表裏に記録されるべき表裏1組の原稿画像を指
定することができる。
【0077】あるいはさらに、前記指定操作に基づき表
面として2ページが連続して読み取られる場合には、裏
面情報として全白原稿を追加して送信する構成を採用し
ているので、表、裏の画像が一対でなければ通信できな
い受信局に対しても両面送信を行なえ、受信側で表裏1
組の原稿画像を1枚の記録紙の表裏に記録させることが
できる。
【0078】あるいはさらに、送信局への返信に必要な
宛先情報を画像として原稿画像の所定位置に付加して送
信する構成を採用しているので、受信側で受信した記録
紙を利用して返信を行なう場合、内容を確認しながら宛
先指定することができ、受信側での返信操作を容易にす
ることができる、という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したファクシミリ装置の構成を示
したブロック図である。
【図2】本発明で送信され、記録出力される両面画像の
一例を示した説明図である。
【図3】交互モードによる両面送信プロトコルを示した
説明図である。
【図4】連続モードによる両面送信プロトコルを示した
説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態における画像読み取り動
作を示したフローチャート図である。
【図6】本発明の第1実施形態における画像送信動作を
示したフローチャート図である。
【図7】本発明の第2実施形態における画像読み取り動
作を示したフローチャート図である。
【図8】本発明の第2実施形態における画像送信動作を
示したフローチャート図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 読取部 3 操作部 4 メモリ 5 表示部 6 記録部 7 通信部 8 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 武弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木口 雅夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 須賀 大介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後路 高広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 黒澤 雄治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA13 AB02 AB08 AB22 AB43 AC09 AC18 AC24 AC60 AC71 AE02 AE14 AF02 AF03 AF07 AF13 AF14 BA00 5C075 BA06 CA01 CA03 CD07 CF02 FF03 5C076 AA16 AA37 CA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の両面に記録すべき両面情報を送
    信する画像通信装置において、 1枚の記録紙の表裏に記録されるべき表裏1組の原稿画
    像をユーザが指定する指定操作を入力する入力手段と、 前記表裏1組の原稿画像が1枚の記録紙の表裏に記録さ
    れるよう送信制御する制御手段を有することを特徴とす
    る画像通信装置。
  2. 【請求項2】 前記指定操作が原稿画像の両面読取中に
    行なわれることを特徴とする請求項1に記載の画像通信
    装置。
  3. 【請求項3】 前記指定操作に基づき表面として2ペー
    ジが連続して読み取られる場合には、裏面情報として全
    白原稿を追加して送信することを特徴とする請求項2に
    記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 送信局への返信に必要な宛先情報を画像
    として原稿画像の所定位置に付加して送信することを特
    徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  5. 【請求項5】 記録紙の両面に記録すべき両面情報を送
    信する画像通信装置の制御方法において、 1枚の記録紙の表裏に記録されるべき表裏1組の原稿画
    像をユーザが指定する指定操作を入力する入力工程と、 前記表裏1組の原稿画像が1枚の記録紙の表裏に記録さ
    れるよう送信制御する制御工程を有することを特徴とす
    る画像通信装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記指定操作が原稿画像の両面読取中に
    行なわれることを特徴とする請求項5に記載の画像通信
    装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記指定操作に基づき表面として2ペー
    ジが連続して読み取られる場合には、裏面情報として全
    白原稿を追加して送信することを特徴とする請求項6に
    記載の画像通信装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 送信局への返信に必要な宛先情報を画像
    として原稿画像の所定位置に付加して送信することを特
    徴とする請求項5に記載の画像通信装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 記録紙の両面に記録すべき両面情報を送
    信する画像通信装置の制御プログラムを格納したコンピ
    ュータ読取可能な記憶媒体において、 1枚の記録紙の表裏に記録されるべき表裏1組の原稿画
    像をユーザが指定する指定操作を入力する入力工程と、 前記表裏1組の原稿画像が1枚の記録紙の表裏に記録さ
    れるよう送信制御する制御工程を格納したことを特徴と
    する画像通信装置の制御プログラムを格納したコンピュ
    ータ読取可能な記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記指定操作を原稿画像の両面読取中
    に行なうための制御手順を格納したことを特徴とする請
    求項9に記載の画像通信装置の制御プログラムを格納し
    たコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記指定操作に基づき表面として2ペ
    ージが連続して読み取られる場合には、裏面情報として
    全白原稿を追加して送信するための制御手順を格納した
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像通信装置の制
    御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒
    体。
  12. 【請求項12】 送信局への返信に必要な宛先情報を画
    像として原稿画像の所定位置に付加して送信するための
    制御手順を格納したことを特徴とする請求項9に記載の
    画像通信装置の制御プログラムを格納したコンピュータ
    読取可能な記憶媒体。
JP2000193655A 2000-06-28 2000-06-28 画像通信装置、その制御方法、およびその制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体 Withdrawn JP2002016777A (ja)

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