JP2002016578A - 復調装置、復調方法および端末装置 - Google Patents

復調装置、復調方法および端末装置

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JP2002016578A
JP2002016578A JP2000194716A JP2000194716A JP2002016578A JP 2002016578 A JP2002016578 A JP 2002016578A JP 2000194716 A JP2000194716 A JP 2000194716A JP 2000194716 A JP2000194716 A JP 2000194716A JP 2002016578 A JP2002016578 A JP 2002016578A
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JP2000194716A
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Makoto Honda
真 本多
Kunio Fukuda
邦夫 福田
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Sony Corp
Tektronix Japan Ltd
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Sony Corp
Sony Tektronix Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交周波数分割多重信号の伝播状況に基づ
き、ディジタル信号処理部の演算精度が適応的に制御さ
れ、消費電力が節減される。 【解決手段】 有効OFDMシンボルが、入力データメ
モリ1から取り出され、FFT2においてOFDM復調
され、等化器3において伝送路推定・等化がなされ、誤
り訂正符号復号化器4およびS/N測定部5に供給され
る。S/N測定部5は、等化器3から供給された信号に
基づき、S/N値を計算する。一方、誤り訂正符号復号
化器4は、等化器3から供給された信号に基づきメトリ
ックを算出する。積分器6は、誤り訂正符号復号化器4
からのメトリック出力を積分する。演算ビット語長設定
回路7は、供給されるS/N値およびメトリック積分値
に基づき、最適な演算ビット語長を設定するための制御
信号を各処理部に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直交周波数分割
多重(OFDM(orthogonal frequency division mult
iplexing))の復調部に適用可能な復調装置、復調方法
および端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速の移動体通信のインフラとし
て、マルチメディア移動アクセスシステム(MMAC
(Multimedia Mobile Access Communication System
))が提案されている。MMACは、光ファイバ通信
網に、具体的にはBISDN(Broadband Integrated S
ervices Digital Network )にシームレスに接続が可能
な高速無線アクセスシステムであり、このアクセスシス
テムでは、5GHz帯の周波数領域、最大20〜30M
bps(Megabit per second)程度の伝送レートが用い
られる。また、変調方式として、多数のキャリアを使用
するOFDM方式が使用される。
【0003】図13は、従来のMMAC用のOFDM変
復調部の構成を示すブロック図である。送信すべき変調
データビットは、OFDMベースバンドディジタル変調
部111において、OFDMディジタル変調され、直交
する時間軸のディジタルベースバンド信号I−D、Q−
Dとして出力される。ディジタルベースバンド信号I−
D、Q−Dは、D/A変換器112において、アナログ
信号に変換される。
【0004】アナログ信号は、直交変調器113におい
て、第2局部発振器114の発振周波数f12により直交
変調され、中間周波数fi(=f12)の信号に変換され
る。中間周波数fiの信号は、送信ミキサ115におい
て、第1局部発振器116の周波数f11により、周波数
fc (=f12+f11)の信号に変換される。
【0005】周波数fcのOFDM変調信号は、パワー
アンプ117において、所定の送信電力に増幅される。
増幅された信号は、アンテナスイッチ118を介して、
アンテナ119に供給され、送信される。
【0006】図14は、従来のOFDMベースバンドデ
ィジタル変調部111の構成を示すブロック図である。
変調データビットは、誤り訂正符号化器131におい
て、符号化される。ここで、誤り訂正符号化器131
は、ビットインタリーバおよび畳み込み符号化器からな
る。
【0007】符号化された信号は、サブキャリア変調器
132において、OFDM信号の各サブキャリアに対し
て、例えば、直交位相変調(QPSK(quadrature pha
se shift keying )等の同一の固定されたディジタル変
調が行われ、サブキャリア変調信号として出力される。
【0008】サブキャリア変調信号は、直列−並列変換
133においてパラレルデータに変換され、高速逆フー
リエ変換部(IFFT(Inverse fast Fourier transfo
rm))134において直交する多数のキャリアに変調が
施され、メモリ135においてガードタイムが付加され
た後に、ディジタルベースバンド信号I−D、Q−Dと
して出力される。
【0009】一方、アンテナ119により受信された中
心周波数fc のOFDM信号は、アンテナスイッチ11
8を介して、ローノイズアンプ120に入力される。ロ
ーノイズアンプ120から出力された信号は、受信ミキ
サ121において、第1局部発振器116の発振周波数
f11をミックスされ、中間周波数fi の信号に変換され
る。
【0010】中間周波数fi の信号は、直交検波器12
2において、第2局部発振器114の中間周波数f12に
より直交検波され、アナログベースバンド信号I、Qに
変換される。アナログベースバンド信号I、Qは、A/
D変換器123において、ディジタルベースバンド信号
I−D、Q−Dに変換される。ディジタルベースバンド
信号I−D、Q−Dは、OFDMディジタル復調部12
4においてOFDMディジタル復調され、復調データビ
ットとして出力される。
【0011】図15は、OFDMベースバンドディジタ
ル復調部124の構成を示すブロック図である。ディジ
タルベースバンド信号I−D、Q−Dはまず、メモリ1
41に入力される。メモリから取り出された有効OFD
Mシンボルは、FFT142(FFT(fast Fourier t
ransform))において、NFFT点の高速フーリエ変換
をされ、NFFT点のパラレル受信データに復調され
る。ここで、NFFTは、サブキャリア数に等しい。
【0012】パラレル受信データは、並列−直列変換1
43において、シリアルのサブキャリア受信シンボルデ
ータ列に変換される。サブキャリア受信シンボルデータ
列は、等化器144において伝送路関数の推定と等化を
行われ、誤り訂正符号復号化器145において誤り訂正
され、復調データビットとして出力される。ここで、誤
り訂正符号復号化器145は、たとえば、メトリック演
算器、メトリックデインタリーバおよびビタビデコーダ
からなる。なお、上述の説明では、シンボルタイミング
同期および、周波数同期等の機能は省略されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したMMAC用の
OFDMディジタル復調部には、具体的には、A/D変
換器123において、20MSPS(mega samples per
second )のサンプリングレートで変換されたデータが
入力される。この入力されたデータは、上述したよう
に、OFDMディジタル復調部において、FFT演算や
等化処理のための除算等が行われ、復調データビットと
して出力される。
【0014】ところが、上述した復調部の各信号処理部
においては、比較的高いサンプリングレートで変換され
たデータに対して、演算量の大きい演算処理が高速で行
われるため、復調を行う各ディジタル信号処理部の消費
電力、すなわち復調部の消費電力が増大することが問題
とされている。とりわけ、電池駆動である携帯情報端末
では、送信時のみならず受信時においても、復調部にお
いて上述したような大きな電力が消費されることは、深
刻な問題とされている。一般的に、OFDM用ディジタ
ル信号処理の演算回路は、固定小数点演算回路で構成さ
れる。
【0015】したがって、この発明の目的は、OFDM
ディジタル復調部における消費電力を低減できる復調装
置、復調方法および端末装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、直交周波数分割多重信号の
復調装置において、伝播路のS/N測定値を算出するS
/N測定手段と、ビタビ復号器からのメトリック値の積
分値を算出する積分手段と、S/N測定値とメトリック
積分値とに基づき、ディジタル信号処理部の演算精度を
適応的に設定するように制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする復調装置である。
【0017】請求項7の発明は、直交周波数分割多重信
号の復調方法において、伝播路のS/N測定値とビタビ
復号器からのメトリック値の積分値を算出するステップ
と、S/N測定値と積分値とに基づき、ディジタル信号
処理部の演算精度を適応的に設定するステップとからな
ることを特徴とする復調方法である。
【0018】請求項12の発明は、直交周波数分割多重
方式の変調装置および復調装置と、送信装置とを有する
端末装置において、復調装置は、伝播路のS/N測定値
を算出するS/N測定手段と、ビタビ復号器からのメト
リック値の積分値を算出する積分手段と、S/N測定値
とメトリック積分値とに基づき、ディジタル信号処理部
の演算精度を適応的に設定するように制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする端末装置である。
【0019】この発明では、ディジタル信号処理部の演
算精度は、算出されたS/N測定値とメトリック積分値
とに基づき、適応的に設定される。すなわち、受信信号
のS/Nが大きく、ビット誤りが少ない状況であれば、
FFT、等化器、軟判定復号化回路等の演算ビット語長
および、メモリのデータビット幅を減少させ、各信号処
理回路の消費電力を減少させる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、一実施形態にお
けるOFDM復調部の構成を示すブロック図である。O
FDM復調部は、メモリ1、FFT2、等化器3、誤り
訂正符号復号化器4、S/N測定部5、積分器6、演算
ビット語長設定回路7からなる。
【0021】図示しないA/Dコンバータから出力され
たデータは、入力データメモリ1に入力される。有効O
FDMシンボルが、この入力データメモリ1から取り出
され、FFT2において、OFDM復調される。OFD
M復調された信号は、等化器3において、伝送路推定・
等化がなされ、すなわち伝播チャンネル上で生じた歪み
が減少され、誤り訂正符号復号化器4およびS/N測定
部5に供給される。
【0022】S/N測定部5は、等化器3から供給され
た信号に基づき、S/N測定値を計算する。一方、誤り
訂正符号復号化器4は、等化器3から供給された信号を
復号し、情報データとして出力する。また、等化器3か
ら供給された信号に基づきメトリックを算出する。ここ
で、誤り訂正符号復号化器4は、後に示すように、たと
えば、量子化ビット数可変型メトリック演算器、量子化
ビット数可変型メトリックデインタリーバ、量子化ビッ
ト数可変型軟判定ビタビデコーダからなる。積分器6
は、誤り訂正符号復号化器4(量子化ビット数可変型軟
判定ビタビデコーダ)からのメトリック出力を積分す
る。
【0023】演算ビット語長設定回路7は、S/N測定
部5から供給されるS/N測定値および、積分器6から
供給されるメトリック積分値に基づき、最適な演算ビッ
ト語長を設定するための制御信号を各処理部に供給す
る。各処理部は、供給される信号に基づき、最適な演算
ビット語長で演算処理を行う。演算ビット語長の更新周
期は、たとえば、複数のOFDMシンボルから構成され
るフレームを単位として行われる。
【0024】図2は、メモリ1の構成を示すブロック図
である。メモリ1は、電源制御回路11、データビット
幅可変型メモリ12からなる。ここで、データビット幅
可変型メモリ12は、図示しない電源回路を備える。
【0025】演算ビット語長設定回路7から出力された
メモリ制御信号は、電源制御回路11において、電源ビ
ット語長制御信号にデコードされ、データビット幅可変
型メモリ12に供給される。データビット幅可変型メモ
リ12において電源回路が、供給された電源制御信号に
基づき制御される。これにより、所望のデータビット語
長を書き込み・読み出しするために必要なメモリセルの
みに電源が供給される。
【0026】図3は、FFT2の構成を示すブロック図
である。FFT2は、演算ビット語長・電源制御回路2
1、演算精度可変型FFT演算器22からなる。ここ
で、演算精度可変型FFT演算器22は、図示しない演
算回路および電源回路を備える。
【0027】演算ビット語長設定回路7から出力された
FFT制御信号は、演算ビット語長・電源制御回路21
において、演算ビット語長制御信号と電源制御信号とに
デコードされ、演算精度可変型FFT演算器22に供給
される。演算精度可変型FFT演算器22において、演
算回路の演算ビット語長が、供給された演算ビット語長
制御信号に基づき決定される。また、電源回路が、演算
制御信号に基づき制御され、駆動させる演算回路、レジ
スタおよびメモリのみに電源が供給される。
【0028】図4は、等化器3の構成を示すブロック図
である。等化器3は、演算ビット語長・電源制御回路3
1、演算精度可変型等化器32からなる。ここで、演算
精度可変型等化器32は、図示しない演算回路および電
源回路を備える。
【0029】演算ビット語長設定回路7から出力された
等化器制御信号は、演算ビット語長・電源制御回路31
において、演算ビット語長制御信号と電源制御信号とに
デコードされ、演算精度可変型等化器32に供給され
る。演算精度可変型等化器32において、演算回路の演
算ビット語長が、演算ビット語長制御信号に基づき決定
される。また、電源回路が、演算制御信号に基づき制御
され、駆動する演算回路、レジスタおよびメモリのみに
電源が供給される。
【0030】図5は、誤り訂正符号復号化器4の構成を
示すブロック図である。誤り訂正符号復号化器4は、量
子化ビット数・電源制御回路41、量子化ビット数可変
型メトリック演算器42、量子化ビット数可変型メトリ
ックデインタリーバ43、量子化ビット数可変型軟判定
ビタビデコーダ44からなる。
【0031】また、量子化ビット数可変型メトリック演
算器42、量子化ビット数可変型メトリックデインタリ
ーバ43および量子化ビット数可変型軟判定ビタビデコ
ーダ44はそれぞれ、図示しない演算回路および電源回
路を備える。
【0032】演算ビット語長設定回路7から出力された
誤り訂正符号復号化器制御信号は、量子化ビット数・電
源制御回路41において、量子化ビット数制御信号と電
源制御信号とにデコードされ、量子化ビット数可変型メ
トリック演算器42、量子化ビット数可変型メトリック
デインタリーバ43および量子化ビット数可変型軟判定
ビタビデコーダ44のそれぞれ供給される。
【0033】量子化ビット数可変型メトリック演算器4
2、量子化ビット数可変型メトリックデインタリーバ4
3および量子化ビット数可変型軟判定ビタビデコーダ4
4において、演算回路の演算ビット語長およびメモリ語
長が、量子化ビット数制御信号に基づき決定される。ま
た、電源回路が、演算制御信号に基づき制御され、駆動
する演算回路とメモリのみに電源が供給される。
【0034】図6は、S/N測定部の構成を示すブロッ
ク図である。S/N測定部は、領域判別部51、S/N
測定回路52、S/N測定回路53、S/N測定回路5
4、S/N測定回路55および平均計算部56からな
る。ここでは、サブキャリア変調方式が、QPSKの場
合について説明する。QPSKの信号点は4個所あり、
有効な領域は複素平面上で4つ存在する。この4つの領
域のそれぞれに、S/N測定回路52、S/N測定回路
53、S/N測定回路54およびS/N測定回路55の
それぞれが対応する。
【0035】領域判別部51は、等化器3から供給され
た複素数データの実部虚部それぞれに対してしきい値判
別を行い、すなわち上述した4つの領域のどれに属する
かを判別し、この判別に対応するデータ有効信号を出力
する。
【0036】領域判定部51からのデータは、データ有
効信号がアクティブになったS/N測定回路にのみ入力
される。アクティブになったS/N測定回路は、入力さ
れたデータに基づき、各領域に対応するS/N測定値を
算出し出力する。平均計算部56は、供給された各領域
のS/N測定値の平均化処理を行い出力する。
【0037】図7は、領域判定部51の構成を示すブロ
ック図である。等化器3からの出力は、しきい値比較回
路61および62に供給される。しきい値比較回路61
および62は、入力されたデータがどの領域に属するか
を計算し、計算結果を2ビットにより表現し、この表現
に対応する信号を出力する。具体的には、しきい値、す
なわち0に対する比較を行い、入力が0以上ならば1を
出力し、そうでなければ0を出力する。
【0038】デコーダ63は、しきい値比較回路61お
よびしきい値比較回路62から供給された信号に基づ
き、どの領域のデータに相当するかを表すデータ有効信
号を出力する。
【0039】図8は、S/N測定回路52の構成を示す
ブロック図である。メモリ71には、入力データが書き
込まれる。アキュムレータ72は、遂次的に入力される
データを基に、これらのデータの和X1 を計算し出力す
る。なお、メモリ71とアキュムレータ72とは、デー
タ有効信号がアクティブになった時のみ動作する。すな
わち、データ有効信号がアクティブになった時のみ、領
域判別部51の出力データは、メモリ71とアキュムレ
ータ72とに入力される。カウンタ73は、入力される
データ有効信号に基づき、1フレーム内のデータの個数
をカウントする。
【0040】アキュムレータ72の出力X1 は、複素数
除算器74に入力される。複素数除算器74は、アキュ
ムレータ72の出力X1 を、カウンタ73から出力され
たデータの個数Y1 で割り、平均値X2 (=X1 /Y1
)を計算し絶対値の2乗演算器75および差の絶対値
の2乗演算器76に出力する。
【0041】絶対値の2乗演算器75は、複素数除算器
74から出力される平均値X2 より、平均値X2 の絶対
値の2乗X3 (=|X2 |2 )、すなわち平均電力(信
号パワーの平均値)を計算し出力する。差の絶対値の2
乗演算器76は、複素数除算器74から出力される平均
値X2 とメモリ71から読み出されたデータY2 との差
の絶対値の2乗X4 (=|X2 −Y2 |2 )を計算し出
力する。アキュムレータ77は、絶対値の2乗演算器7
6からの出力されるデータを基に、これらのデータの和
X5 を計算し出力する。
【0042】除算器78は、アキュムレータ77からの
出力X5 を1フレーム内のデータの合計個数Y1 により
割り、分散値、すなわちフレーム内の平均ノイズ電力Y
3 (=X5 /Y1 )を計算し出力する。除算器79は、
平均電力X3 を、平均ノイズ電力Y3 で割り、S/N測
定値( X3 /Y3 )を算出し出力する。
【0043】上述した説明では、S/N測定回路52を
例として説明したが、S/N測定回路53、S/N測定
回路54およびS/N測定回路55も同様の構成を有
し、上述した処理と同様の処理を行う。
【0044】図9は、積分器6の構成を示すブロック図
である。入力データは、加算器81に入力される。加算
器81は入力されたデータの和を計算し、レジスタ82
に供給する。レジスタ82は、供給されたデータの和を
累積する。カウンタ83は、レジスタをクリアするため
の周期をカウントする。たとえば、このカウンタの周期
は、フレーム内の情報ビット数に等しい値である。
【0045】図10は、演算ビット語長設定回路7の構
成を示すブロック図である。演算ビット語長設定回路7
は、上述した各処理部毎に設けられている。テーブル9
1は、入力されるS/N測定値、メトリック積分値およ
び、現在設定されている演算ビット語長を基に、後に示
すテーブルから演算ビット語長を選択し、この演算ビッ
ト語長に処理部を設定するための制御信号を出力する。
ここで、レジスタ92は、現在設定されている演算ビッ
ト語長の制御信号を保持するためものである。
【0046】図11は、FFT演算ビット語長設定用の
テーブルの一例を示す。上述したテーブル91は、たと
えば、現在の演算ビット語長が7ビットに設定されてい
る状態において、メトリック積分値x1、S/N測定値
y1が入力された場合には、9ビットに演算ビット語長
を設定するための制御信号を出力する。
【0047】上述した一実施形態では、キャリア周波数
に依らず演算ビット語長が設定される構成について示し
たが、キャリア周波数毎に演算ビット語長が設定される
構成にしてもよい。すなわちキャリア周波数毎にS/N
測定値を算出し、この算出されたS/N測定値とメトリ
ック積分値とを評価し、演算ビット語長が適応的に設定
される構成にしてもよい。また、複数のサブキャリアか
らなるセグメント毎に演算ビット語長を制御するように
しても良い。
【0048】OFDMは、多数キャリアを使用する変調
方式であり、伝送路の伝達関数が周波数に依存する場
合、キャリア周波数によってS/N測定値が異なるた
め、キャリア周波数毎に演算ビット語長を適応的に設定
することで、前述の方式により高品質の復調が低消費電
力で可能になる。
【0049】図12は、他の実施形態におけるOFDM
復調部の構成を示すブロック図である。この実施形態に
おけるベースバンドディジタル復調部では、キャリア周
波数毎に演算ビット語長が決定される。
【0050】このOFDM復調部は、メモリ101、F
FT102、等化器103、誤り訂正符号復号化器10
4、S/N測定部105、積分器106からなる。メモ
リ101、FFT102の機能は、図1に示した一実施
形態におけるメモリ1、FFT2と同様である。
【0051】等化器103は、FFT102より供給さ
れた信号を等化し、誤り訂正符号化器104に出力する
と共に、キャリア周波数番号をS/N測定部105に出
力する。S/N測定部105は、供給されたキャリア周
波数番号に対応したS/N測定値を計算し演算ビット語
長設定回路107に出力する。
【0052】演算ビット語長設定回路107は、上述し
たようなテーブルに基づき、供給されたS/N測定値お
よびメトリック積分値から演算ビット語長を決定し、決
定結果に対応する演算ビット語長制御信号を等化器10
3に出力する。また、演算ビット語長設定回路107
は、この際、キャリア周波数番号も等化器103に出力
する。等化器103は、供給された演算ビット語長制御
信号およびキャリア周波数番号に基づき、キャリア周波
数毎に最適な演算ビット語長を設定し、等化を行う。
【0053】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるもの
ではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が
可能である。たとえば、上述した他の実施形態では、S
/N測定値をキャリア周波数毎に算出し、この算出され
たにS/N測定値とメトリック積分値とを評価し、演算
ビット語長を適応的に設定する例について示したが、メ
トリック積分値をキャリア周波数毎に算出し、この算出
されたメトリック積分値とS/N測定値とを評価し、演
算ビット語長を適応的に設定する構成にしてもよい。ま
た、S/N測定値とメトリック積分値との両方をキャリ
ア周波数毎に算出し、この算出されたS/N測定値とメ
トリック積分値とを評価し、演算ビット語長を適応的に
設定する構成にしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、受信信号から伝播路の状態を示すS/N測定値およ
び軟判定ビタビデコーダのメトリック出力の積分値を算
出し、さらにS/N測定値およびメトリック積分値を評
価し、この評価に基づき各処理部毎の演算ビット語長を
適応的に設定し、駆動する演算回路のみに電源を供給す
る構成としたので、ディジタル復調部のトランジスタの
スイッチング頻度を減少できる。これにより、電池駆動
の携帯情報端末の消費電力を低減できる。
【0055】また、受信信号から伝播路の状態を示すS
/N測定値および、軟判定ビタビデコーダのメトリック
出力の積分値をキャリア周波数毎に算出し、これらの値
を評価し、この評価に基づき各処理部毎の演算ビット語
長を適応的に設定し、駆動する演算回路のみに電源を供
給する構成としたので、ディジタル復調部のトランジス
タのスイッチング頻度を減少できる。これにより、電池
駆動の携帯情報端末において高品質な復調が低消費電力
で可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるOFDM復調部
の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態におけるメモリの構成を
示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態におけるFFTの構成を
示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態における等化器の構成を
示すブロック図である。
【図5】この発明の一実施形態における誤り訂正符号復
号化部の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の一実施形態におけるS/N測定部の
構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の一実施形態における領域判別部の構
成を示すブロック図である。
【図8】この発明の一実施形態におけるS/N測定回路
の構成を示すブロック図である。
【図9】この発明の一実施形態における積分器の構成を
示すブロック図である。
【図10】この発明の一実施形態における演算ビット語
長設定回路の構成を示すブロック図である。
【図11】この発明の一実施形態におけるテーブルの一
例を示す表である。
【図12】この発明の他の実施形態におけるOFDM復
調部の構成を示すブロック図である。
【図13】従来のOFDMの変復調部の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】従来のOFDMベースバンドディジタル変調
部の構成を示すブロック図である。
【図15】従来のOFDMベースバンドディジタル復調
部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
117・・・パワーアンプ、118・・・アンテナスイ
ッチ、119・・・アンテナ、120・・・ローノイズ
アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 邦夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J065 AE08 AH23 5K022 DD01 DD13 DD19 DD33 5K029 AA13 DD05 KK28

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交周波数分割多重信号の復調装置にお
    いて、 伝播路のS/N測定値を算出するS/N測定手段と、 ビタビ復号器からのメトリック値の積分値を算出する積
    分手段と、 上記S/N測定値と上記メトリック積分値とに基づき、
    ディジタル信号処理部の演算精度を適応的に設定するよ
    うに制御する制御手段とを備えたことを特徴とする復調
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記S/N測定手段は、キャリア周波数毎にS/N測定
    値を算出することを特徴とする復調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記メトリック演算手段は、キャリア周波数毎にメトリ
    ック積分値を算出することを特徴とする復調装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記制御手段は、ディジタル信号処理部の演算ビット語
    長を設定することを特徴とする復調装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記演算ビット語長の設定は、フレーム単位で行われる
    ことを特徴とする復調装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 携帯情報端末に設けられたことを特徴とする復調装置。
  7. 【請求項7】 直交周波数分割多重信号の復調方法にお
    いて、 伝播路のS/N測定値とビタビ復号器からのメトリック
    値の積分値を算出するステップと、 上記S/N測定値と上記積分値とに基づき、ディジタル
    信号処理部の演算精度を適応的に設定するステップとか
    らなることを特徴とする復調方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 キャリア周波数毎にS/N測定値を算出することを特徴
    とする復調方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 キャリア周波数毎にメトリック積分値を算出することを
    特徴とする復調方法。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 ディジタル信号処理部の演算ビット語長を設定すること
    を特徴とする復調方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 上記演算ビット語長の設定は、フレーム単位で行われる
    ことを特徴とする復調方法。
  12. 【請求項12】 直交周波数分割多重方式の変調装置お
    よび復調装置と、送信装置とを有する端末装置におい
    て、 復調装置は、 伝播路のS/N測定値を算出するS/N測定手段と、 ビタビ復号器からのメトリック値の積分値を算出する積
    分手段と、 上記S/N測定値と上記メトリック積分値とに基づき、
    ディジタル信号処理部の演算精度を適応的に設定するよ
    うに制御する制御手段とを備えたことを特徴とする端末
    装置。
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