JP2002016456A - 高周波用複合素子 - Google Patents

高周波用複合素子

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JP2002016456A JP2000197554A JP2000197554A JP2002016456A JP 2002016456 A JP2002016456 A JP 2002016456A JP 2000197554 A JP2000197554 A JP 2000197554A JP 2000197554 A JP2000197554 A JP 2000197554A JP 2002016456 A JP2002016456 A JP 2002016456A
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  • Microwave Amplifiers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で厚みが薄く、増幅器と非可逆回路素子
とを一体的に形成した高効率な高周波用複合素子を得
る。 【解決手段】 この高周波用複合素子10は、多層基板
に半導体素子を配設しこれをカバーで覆った高効率増幅
器14とアイソレータ12とを素子基板18上に隣接し
て配置し、素子基板18上に配設された伝送線路16を
介して高効率増幅器の出力端子とアイソレータの入力端
子とを接続し、複合素子として一体化したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FET、トラン
ジスタなどの半導体増幅器、特に移動体通信機器やマイ
クロ波帯通信機に用いる高効率増幅器と非可逆回路素子
とを素子基板上に一体的に配設した高周波用複合素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図28は従来の高周波回路装置である。
図28において、200は高周波回路装置で、従来の携
帯端末機に代表される無線機に用いられている送信部の
一部を構成する。202はアイソレータ、204は高効
率増幅器、204aは高効率増幅器204の本体、20
4bは本体204aを覆うカバー、206はアイソレー
タ202と高効率増幅器204とを接続する伝送線路、
208は回路基板で、図示されてはいないが、高効率増
幅器204やアイソレータ202のほかに種々の回路要
素が伝送線路により接続されている。
【0003】移動体通信機器などではアンテナの状態に
関わらず、高効率増幅器204を効率よく動作させるた
めに、アイソレータ202に代表される非可逆回路素子
を用いる。高効率増幅器204の入力端子(図示せず)
から入力された信号は、高効率増幅器204で増幅さ
れ、増幅された信号は伝送線路206、アイソレータ2
02を経由して、アイソレータ202の出力端子(図示
せず)から出力される。アイソレータ202の出力端子
より先で反射された反射波はアイソレータ202で遮断
されるために、高効率増幅器204に戻ることがないの
で、高効率増幅器204は高効率動作を保ったまま安定
動作が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯端末機は近年小型
化や軽量化が進んでおり、この小型化や軽量化は携帯端
末機の開発に当たっての重要な要素となっている。この
携帯端末機の小型化や軽量化に寄与する部品は電池で、
この電池を小型にすることが携帯端末機の小型化や軽量
化に繋がる。しかしながら電池を単に小型化するだけで
は、一定の通話時間を確保するという要求が満たされな
くなり、携帯端末機の消費電力を少なくするための回路
部品の高効率化が必要である。この回路部品の中で消費
電力の大きな割合を占めるのは増幅器であるので、増幅
器の高効率化が重要になってくる。
【0005】一般に高効率増幅器204の出力インピー
ダンスおよびアイソレータ202の入力インピーダンス
は50Ωであり、その間の伝送線路206の特性インピ
ーダンスも50オームに合わせることによって、伝送線
路206による損失を小さくし、高効率増幅器204の
消費電力を少なくしている。
【0006】しかしながら携帯端末機の薄型化、小型化
によって回路基板208も薄くなる傾向にあり、伝送線
路206の特性インピーダンスを50Ωに維持するとす
れば、伝送線路206の幅も狭くなり伝送線路の特性イ
ンピーダンスがばらつくとともに、高効率増幅器204
の出力インピーダンス、アイソレータ202の入力イン
ピーダンスのバラツキと相俟って、インピーダンス整合
が適切に行われず、伝送損失が増大し、高効率増幅器2
04の消費電力を少なくすることが困難になる場合があ
る。
【0007】これの最も簡単な対処方法は、高効率増幅
器204、アイソレータ202、及び伝送線路206を
含む回路基板208の規格に余裕を持たせることである
が、この結果としてコストアップに繋がるという問題点
があった。また、回路基板を設計する設計者は伝送線路
の正確なインピーダンス設計が必要となり、開発期間が
長くなると言う問題が生じた。
【0008】この問題点の対処方法の一つは、特開平1
0−327003号公報に記載された発明で、インピー
ダンス整合回路を一体的に内蔵したアイソレータを送信
電力増幅器に内蔵させ、送信電力増幅器の出力増幅素子
の出力端子とアイソレータとを低インピーダンスの伝送
線路で接続することにより、回路基板の薄型化に関わら
ずマイクロストリップ線路を広して、これによってイン
ピーダンス整合不良に対処することにより伝送損失を解
消するものである。
【0009】ただこの場合も送信電力増幅器の回路基板
は通常の回路基板を使用しており、回路基板の薄型化に
関わらずマイクロストリップ線路を広くできることが、
逆に回路基板の平面積を少なくすることに対しての阻害
要因にもなり兼ねない。さらにアイソレータは送信電力
増幅器の回路基板上に搭載されている。アイソレータの
高さは回路要素部品のなかでも高さが高く、この高さを
低くするとアイソレータの特性が劣化するので、あまり
その高さを低くできない。このため送信電力増幅器の回
路基板上にアイソレータを配置して内蔵させた場合に
は、送信電力増幅器の薄型化が困難となる場合があっ
た。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、小型でかつその
厚みが薄く、回路基板に実装しやすく、安価で、増幅器
と非可逆回路素子とを一体的に形成した高効率な高周波
用複合素子を提供することである。
【0011】なお、付言すれば携帯端末機としての携帯
電話機は小型化の要求が高く、当然薄型化に対する要求
も高い。たとえば日本国内の携帯電話機では、現状にお
いて厚さが15mm以下の機種もあり、新製品が出され
るたびに1mm単位で薄型化が進む。このため携帯電話
機を構成する各部品も薄型化に対する要求が強い。携帯
電話機内の回路基板に実装されている電子部品でもっと
も厚い部品の一つがアイソレータである。現在のアイソ
レータの厚さは2mm程度であり、アイソレータの電気
的特性を落とさずに、これを0.1mm単位で薄くする
ことが要求されている。
【0012】なお、特開平9−270608号公報には
送受信装置において、アンプの出力側にアイソレータを
設けた回路が記載されている。また特開2000−58
977号公報には、光・高周波通信ユニットにおいて、
一つのパッケージの中に、低速の制御信号回路と高周波
信号回路を個別の基板に設け、各回路基板にシールドを
設け干渉を防止するとともに、高周波信号回路の特性イ
ンピーダンスの最適化設計を行なって伝送特性の向上を
図った発明が記載されている。さらに、特開平9−85
84号公報には、携帯電話装置等における送信用フィル
タおよび分波回路の各回路素子を、多層基板の導電パタ
ーンまたはチップ部品で構成し、受信用フィルタにはS
AWフィルタを適用して多層基板に実装した発明が記載
されている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波用
複合素子は、多層基板及びこの多層基板に配設された半
導体素子を有する本体とこの本体を覆うカバーとを有す
る増幅用素子と、磁性体、この磁性体の周囲に配設され
互いに絶縁された複数の中心電極、磁性体と中心電極と
に磁界を印加する磁石、及び中心電極の一つに接続され
た入力端子を有する本体組立部とこの本体組立部を遮蔽
する遮蔽部とを有する非可逆回路素子と、増幅用素子の
出力端子と非可逆回路素子の入力端子とを接続する第1
の接続導体とを備えたものである。この構成により増幅
用素子が小型に形成できるとともに増幅用素子と非可逆
回路素子とが隣接配置されて一体化される。
【0014】さらに、第1の接続導体の特性インピーダ
ンスを50Ω未満としたものである。この構成により、
高周波用複合素子を構成する際のインピーダンス不整合
が起こりにくくなる。
【0015】誘電体基板をさらに備え、第1の接続導体
を誘電体基板上に配設された伝送線路とするとともに、
増幅用素子と非可逆回路素子とを誘電体基板に一体的に
接着したもので、簡単な構成で高周波用複合素子をコン
パクトに構成できる。
【0016】さらに、増幅用素子のカバーと非可逆回路
素子の遮蔽部とを一体的に形成したものである。この構
成により、素子基板を薄くしながら、素子の曲げ剛性を
保持できる。
【0017】さらに、誘電体基板に凹部を設け、非可逆
回路素子、または非可逆回路素子と増幅用素子の両方
の、本体または本体組立部の底面を含む一部を凹部に埋
設したものである。この構成により、高周波用複合素子
の薄型化を図ることができる。
【0018】さらに、非可逆回路素子と増幅用素子の両
方を埋設する樹脂層を誘電体基板上に配設したものであ
る。この構成により高周波用複合素子の薄型化を図ると
ともに高周波用複合素子の曲げ剛性を高めることができ
る。
【0019】さらに、誘電体基板を非可逆回路素子と増
幅用素子の側部に配設したものである。この構成によ
り、高周波用複合素子を非可逆回路素子または増幅用素
子の高さ程度まで薄型化を図ることができる。
【0020】さらに、誘電体基板を複数にし、非可逆回
路素子と増幅用素子の上側と下側に配設するとともに、
伝送線路を上側または下側のいずれか一方の誘電体基板
に配設したものである。この構成により、高周波用複合
素子の薄型化を図るとともに曲げ剛性を保持することが
できる。
【0021】さらに、伝送線路をトリプレートストリッ
プ線路としたものである。この構成により、伝送線路の
幅をより小さくできる。
【0022】また、さらに非可逆回路素子の入力端子と
第1の接続導体とを一体的に形成したものである。この
構成により、非可逆回路素子の入力端子で直接に増幅用
素子の出力端子と接続され、素子基板が不要となる。
【0023】さらに、第1の接続導体を複数にしたもの
である。この構成により、非可逆回路素子と増幅用素子
とを接続する機械的強度を高めることができる。
【0024】また、非可逆回路素子の本体組立部を装着
する樹脂構造部をさらに有し、この樹脂構造部を増幅用
素子側に延在させるとともに増幅用素子の本体をこの樹
脂構造部に装着したものである。この構成により簡単な
構成で高周波用複合素子の小型化と薄型化を図りながら
曲げ剛性を高めることができる。
【0025】また、非可逆回路素子をアイソレータとし
たものである。この構成により、増幅用素子とアイソレ
ータを組み合わせた高周波用複合素子をコンパクトに構
成できる。
【0026】また、非可逆回路素子をサーキュレータと
するとともに、終端抵抗およびこの終端抵抗とサーキュ
レータとを接続する第2の接続導体をさらに備えたもの
である。この構成により、増幅用素子とサーキュレータ
を組み合わせた高周波用複合素子をコンパクトに構成で
きる。
【0027】さらに、終端抵抗が冷却端を有し、この冷
却端を遮蔽部に接触させたものである。この構成により
放熱特性のよい高周波用複合素子を構成できる。
【0028】さらに、第2の接続導体に検波回路が接続
されたものである。この構成により、反射電力を測定す
ることができる。
【0029】また、第1の接続導体に接続された結合回
路をさらに備えたものである。この構成により、高周波
用複合素子の出力をモニターすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この実施の形態
は、多層基板に半導体素子を配設した増幅器素子とアイ
ソレータとを隣接させ、これらを素子基板上に設けた伝
送線路で接続することにより複合素子としたものであ
る。図1はこの実施の形態にかかる複合素子の斜視図で
ある。
【0031】図1において、10は高周波用複合素子と
しての複合素子で、複合素子10は、非可逆回路素子と
してのアイソレータ12、増幅用素子としての高効率増
幅器14、高効率増幅器14の出力端子(図示せず)と
アイソレータ12の入力端子(図示せず)とを接続する
伝送線路16が素子基板18に配設されたものである。
伝送線路16はマイクロストリップ線路でもコプレーナ
線路でもよい。素子基板18は0.2mm程度の厚さ
で、材料はガラスエポキシである。高効率増幅器14の
入力側は、信号の入力端子、接地端子、および電源端子
を、また出力側は信号の出力端子、接地端子、および電
源端子を備えている。またアイソレータ12の入力側は
信号の入力端子および接地端子を、また出力側は信号の
出力端子および接地端子を備えている。複合素子10
は、たとえば携帯端末機の無線送信部基板であるガラス
エポキシやセラミクスの回路基板20上の伝送線路(記
載せず)によって接続された一つの回路要素であって、
他の回路要素と伝送線路で接続され、携帯端末機の無線
送信部を形成している。回路基板20の厚さは1mm程
度である。
【0032】図2はアイソレータ12の分解斜視図であ
る。図2において、22は下面ヨークで、磁性材料、た
とえば鉄系材料で形成されている。24は下面ヨーク2
2上に形成された樹脂ケースで、この樹脂ケース24に
アイソレータ本体組立部26が埋め込まれている。アイ
ソレータ本体組立部26はたとえば特開平10−327
003号公報に記載された公知のもので、中央に配設さ
れたフェライトなどの磁性体、このフェライトの周りに
互いに絶縁されて配置され3つの中心電極及びこの磁性
体と中心電極に磁界を印加する磁石から構成されてい
る。
【0033】三つの中心電極のうち、一つがアイソレー
タの入力端子に、一つがアイソレータの出力端子に、も
う一つが終端抵抗に接続されている。アイソレータ本体
組立部26と樹脂ケース24から構成されるアイソレー
タ本体28を介して下面ヨーク22と対向して配置され
た上面ヨーク30は、下面ヨーク22と同様の磁性材料
で形成されている。
【0034】図3は図2のアイソレータのIII−II
I断面の断面図である。遮蔽部としての、上面ヨーク3
0および下面ヨーク22は半田32で接続され磁気回路
を形成するように構成される。図4はアイソレータ12
の裏面側から見た下面図である。図4の上下方向がII
I−III断面の方向に相当する。34はアイソレータ
の入力端子、36はアイソレータの出力端子、37は接
地端子で、アイソレータ本体28が下面ヨーク22から
両側に突出している突出部に設けられている。
【0035】図5は図1の高効率増幅器14のV−V断
面の断面図である。図5において、40は多層基板で、
厚さが0.8mm程度、材料はガラスエポキシまたはガ
ラスセラミクスが使用されている。40aは多層基板4
0の配線層である。42は多層基板40に形成された回
路要素、回路要素42の一つである半導体素子は別途形
成されてこの多層基板40上に配設される。この多層基
板40と回路要素42で増幅用素子の本体としての高効
率増幅器本体44を構成する。46はカバーで、この高
効率増幅器本体44を覆うように設けられている。カバ
ー46の高さHは0.7mm程度、カバー46の肉厚h
1は0.1mm〜0.15mm程度である。
【0036】伝送線路16は、通常は50Ωの特性イン
ピーダンスを有するものであるが、この実施の形態にお
いては、50Ω未満の特性インピーダンス、たとえば3
〜30Ω、さらに望ましくは10〜20Ωになるように
設定されている。伝送線路16の特性インピーダンスを
50Ω未満の低インピーダンスにすることにより、高効
率増幅器14の出力インピーダンス、アイソレータ12
の入力インピーダンスとのインピーダンス整合が取り易
くなり、高効率増幅器14、アイソレータ12、および
素子基板18に形成された伝送線路16の規格の余裕度
を少なくすることができるので、複合素子10の低価格
化に繋がる。
【0037】次に複合素子10の動作に就いて説明す
る。高効率増幅器14で増幅された信号は伝送線路16
を伝送され、アイソレータ12を経由して出力端子36
から出力される。アイソレータ12より先で反射された
反射波は、アイソレータ12の出力端子36からアイソ
レータ12に戻されるが、アイソレータの入力端子34
には戻らずにアイソレータ本体組立部26の中心電極を
経由して終端抵抗に流れそこで消費され、反射波が高効
率増幅器14に戻らずアイソレータ12で遮断されてし
まう。したがって高効率増幅器14は高効率動作を維持
することができる。
【0038】この実施の形態においては、高効率増幅器
本体44は、高価であるが配線層40aを立体的に構成
でき半導体素子も一体的に形成できる多層基板40を用
いて形成され、高効率増幅器本体44の表面積を小さく
構成することができる。アイソレータ12は2mm程度
の高さがあり、携帯端末機の部品の中で最も高さの高い
ものに属する。またアイソレータ12の高さはその特性
に大きく影響するので、高さを低くすることはし難い。
このために高効率増幅器14の高さはアイソレータ12
の高さを越えない限り、高くすることができるので、多
層基板40を用いて高効率増幅器本体44の厚みが多少
厚くなったとしても、多層基板40を用いることにより
高効率増幅器14の平面積を小さくできる効果の方が大
きい。
【0039】すなわちこの実施の形態の複合素子10
は、アイソレータ12と高効率増幅器本体44とを素子
基板18上に隣接させて伝送線路16で接続することに
より、複合素子10の高さを素子基板18の厚みとアイ
ソレータ12の高さとの和の高さ以内にして薄型化をは
かり、アイソレータ12の特性を劣化させないようにし
ている。しかも高効率増幅器14には多層基板40を用
いてその平面積を少なくすることにより、複合素子10
の占有面積をも少なくしたものである。
【0040】したがって、従来例の構成のように、増幅
器の回路基板上にアイソレータを内蔵させて一体化した
場合には、得られない薄型化、小型化が実現できる。ま
た、この小型化された高効率増幅器14を素子基板18
上で、低インピーダンスの伝送線路16を用いてアイソ
レータ12と一体化した複合素子10を形成することに
より、複合素子10の構成部品のインピーダンス整合の
余裕度を小さくしても整合が取り易いので、安価で伝送
損失の少ない複合素子を構成することができる。
【0041】さらに高効率増幅器14とアイソレータ1
2との間の伝送線路16の特性確認を複合素子10組立
前に行ない、その特性によって高効率増幅器14、アイ
ソレータ12の特性を調整して複合素子10の特性のば
らつきを抑えることができるので、複合素子10の歩留
まりを向上させることができる。また、無線送信部の設
計者は高効率増幅器14とアイソレータ12との間の伝
送線路16の設計を行なう必要が無くなるので無線送信
部の開発期間を短縮することができる。
【0042】実施の形態2.この実施の形態は、素子基
板を薄くして複合素子の厚さを薄くするとともにアイソ
レータの上面ヨークと高効率増幅器のカバーとを一体化
することにより、素子基板を薄くしたために低下した複
合素子の曲げ剛性を補償しようとするものである。図6
はこの実施の形態にかかる複合素子の斜視図である。
【0043】図6において、50は複合素子、52は遮
蔽部としての共通カバーである。共通カバー52は実施
の形態1の上面ヨーク30と材料などは基本的には同様
のものである。複合素子50の構成は共通カバー52
と、素子基板18が薄くされた以外は実施の形態1と同
じ構成である。実施の形態1と同じ符号は同じものか相
当のものである。また以下の実施の形態においても同じ
符号は同じものか相当のものであることを示す。
【0044】この実施の形態では、複合素子50の薄型
化を実現するために、素子基板18を薄くして行くと、
素子基板18の曲げ剛性が低下し、アイソレータ本体2
8と高効率増幅器本体44とを接続する伝送線路16の
部分で曲がったりする。これを防ぐために、鉄系材料で
構成されている上面ヨーク30とカバー46とを一体化
し、素子基板18を薄くすることにより低下した曲げ剛
性を補償し、複合素子50の伝送線路16の部分の曲げ
剛性を保持したものである。この実施の形態の複合素子
50は薄型化が図られるとともに曲げ剛性は保持されて
機械的信頼性を確保できる。また構成が簡単化され安価
になる。
【0045】実施の形態3.この実施の形態は、素子基
板に凹部を設け、この凹部に底面を含むアイソレータお
よび高効率増幅器の一部を埋設し、複合素子を薄く構成
したものである。図7はこの実施の形態にかかる複合素
子の分解斜視図である。
【0046】図7において、56は複合素子、58は素
子基板18に設けられた凹部で、アイソレータ12の下
面ヨーク22とアイソレータ本体28の下側の一部が、
また高効率増幅器本体44の下側の一部が、それぞれ凹
部58に埋設される。アイソレータ本体28、高効率増
幅器本体44はそれぞれの側面に、凹部58に埋設され
ないようにそれぞれの側面から突出した突出部28a、
44aを両側に有し、このアイソレータ本体28の突出
部28aの下面には入力端子34(図示せず)および出
力端子36(図示せず)、また高効率増幅器本体44の
突出部44aの下面には入出力端子(図示せず)が設け
られ、アイソレータ本体28の入力端子34と高効率増
幅器本体44の出力端子とが伝送線路16と接続されて
いる。
【0047】この実施の形態の複合素子56は、素子基
板18の凹部58によってその厚み分だけアイソレータ
12や高効率増幅器14を埋設することができるので、
素子基板18の厚みを厚くしても複合素子56の厚みが
厚くならないので、素子基板18の厚みを、十分な曲げ
剛性や機械的強度を持つような厚みにすることができ
る。複合素子56の構成は素子基板18に凹部58が設
けられ、アイソレータ本体28、高効率増幅器本体44
の形状が変化している以外は実施の形態1と同じ構成で
ある。
【0048】この実施の形態にかかる複合素子56は、
アイソレータ12および高効率増幅器14が埋設された
深さ分だけ、複合素子を薄く構成することができ、アイ
ソレータ12や高効率増幅器14の厚さと同じ程度の厚
さまで薄くすることができる。この実施の形態では、ア
イソレータ12と高効率増幅器14の両方を凹部58に
埋設するようにしたが、どちらか一方のみを凹部58に
埋設するようにしてもよい。
【0049】また、アイソレータ本体28、高効率増幅
器本体44に突出部28a、44aをもうけ、その下面
で、伝送線路16等と接続するようにしたが、突出部2
8a、44aを設け、ここに入出力端子を設ける代わり
に、アイソレータ本体28や高効率増幅器本体44の側
部にリード等の入出力端子を設けてその下面を素子基板
に設けた伝送線路16等に接続するようにしてもよい。
また凹部58は貫通穴でも、底を有する穴でもよい。
【0050】実施の形態4.この実施の形態は、アイソ
レータの代わりにサーキュレータを用い、その入出力端
子と異なる第3の端子に伝送線路を介して終端抵抗を接
続し、サーキュレータの外に終端抵抗を設けて、終端抵
抗の放熱を良くしたものである。図8はこの実施の形態
にかかる複合素子の斜視図である。また図9はこの複合
素子の等価回路を示す回路図である。
【0051】図8において、60は複合素子、62は非
可逆回路素子としてのサーキュレータ、64はサーキュ
レータ本体、66は第2の接続導体としての伝送線路、
68は終端抵抗である。サーキュレータ本体64は、そ
の具体的構成は図示していないが、中央に配設されたフ
ェライトなどの磁性体、この磁性体の周りに互いに絶縁
されて配置され3つの中心電極及びこの磁性体と中心電
極に磁界を印加する磁石と、これらを収納する樹脂ケー
スなどから構成され、基本的には実施の形態1のアイソ
レータ本体28と同じ構成であるが終端抵抗が含まれて
いない構成である。三つの中心電極のうち、一つがサキ
ュレータ62の入力端子に、一つがサキュレータ62の
出力端子に、もう一つの第3の端子が伝送線路66に接
続され、この伝送線路66が終端抵抗68に接続されて
いる。
【0052】サキュレータ62は上面ヨーク30、サー
キュレータ本体64及び下面ヨーク22で構成されてい
て、サーキュレータ本体64が下面ヨーク22から突出
した部分に入出力端子が設けられている。この入出力端
子が素子基板18に設けられた伝送線路16と接続され
ている。サキュレータ62と終端抵抗68とを合わせた
ものがアイソレータと同様の機能を有している。
【0053】実施の形態1ではアイソレータ12は出力
端子36から入力する反射電力をアイソレータ12内に
内蔵した終端抵抗で熱に変換されるので、アイソレータ
12に熱設計が必要となり、小型化、低価格化に対して
制約があったが、この実施の形態では、サキュレータ6
2の出力端子からサーキュレータ62に入力される反射
電力が終端抵抗68で熱に変換されるために、サーキュ
レータ62の熱設計が不要となり、小型化が可能とな
る。
【0054】図10はこの実施の形態の変形例である複
合素子の一部破断斜視図である。図10において、70
は複合素子、72は遮蔽部としての遮蔽カバーで、遮蔽
カバー72はサキュレータ62の磁気回路を構成してい
るために磁性材料たとえば鉄系材料で形成され、サーキ
ュレータ本体64の下側にも回り込むように形成されて
いる。図11は図10のXI−XI断面における複合素
子70の断面図である。図11において示されるよう
に、終端抵抗の冷却端68aを遮蔽カバー72に接触さ
せることにより、終端抵抗68の放熱が良好になる。
【0055】図12はこの実施の形態の他の変形例であ
る複合素子の等価回路を示す回路図である。図12にお
いて、74は検波回路である。この検波回路74はサキ
ュレータ62と終端抵抗68との間に検波回路74を接
続することによって、反射電力を測定することができ
る。すなわち終端抵抗68と検波回路74との間に、電
力検出量を最適とする結合部としてのコンデンサー76
を設けることによって、検波が可能となる。
【0056】実施の形態5.この実施の形態は、アイソ
レータと高効率増幅器とを一体的な遮蔽カバーで覆い、
アイソレータと遮蔽カバーとを半田で接着し、アイソレ
ータを複合素子として一体化するときの接着強度を改善
したものである。図13はこの実施の形態に係る複合素
子の断面図である。図13において、76は複合素子、
78は遮蔽カバーで金属製である。80は半田である。
【0057】図13において、遮蔽カバー78は高効率
増幅器14(図示せず)とアイソレータ12とを覆って
いる。この複合素子76ではアイソレータ12の上面が
接地面で半田80によりアイソレータ12の接地面と遮
蔽カバー78とが半田で接着されていて、アイソレータ
12の接地が良好になるように改善されるとともにアイ
ソレータ12と遮蔽カバー78との機械的な接着強度も
改善される。図14はこの実施の形態の他の変形例を示
す複合素子の断面図である。図14において、82は複
合素子、84は遮蔽カバー78に設けられた開口であ
る。
【0058】この複合素子82においては、遮蔽カバー
78とアイソレータ12接着面である上面に開口84が
設けられているので、この開口84を介して遮蔽カバー
78とアイソレータ12の上面を半田接着する。この開
口84を設けることによって、半田付け作業が容易にな
るとともに半田の接着状態の確認作業が容易になる。図
15はこの実施の形態の他の変形例を示す複合素子の断
面図である。図15において、86は複合素子である。
この複合素子86では、アイソレータ12の下面および
側面で素子基板18と半田接着することにより、アイソ
レータ12の接地が良好になるように改善されるととも
にアイソレータ12と素子基板18との機械的な接着強
度も改善される。
【0059】実施の形態6.この実施の形態は、アイソ
レータと高効率増幅器を接続する伝送線路をトリプレー
トストリップ線路で構成したものである。図16はこの
実施の形態に係る複合素子の断面図である。図16にお
いて、90は複合素子、92は素子基板18に設けられ
た伝送線路16の一つとして用いたトリプレートストリ
ップ線路である。94は整合回路である。伝送線路16
の特性インピーダンスを一定にした場合、マイクロスト
リップ線路で接続するよりもトリプレートストリップ線
路92で接続した方が線路幅を小さくすることができ、
複合素子90は小型化される。
【0060】さらにトリプレートストリップ線路92に
整合回路94を接続することによって高効率増幅器14
の出力インピーダンス、アイソレータ12の入力インピ
ーダンスおよびトリプレートストリップ線路92の特性
インピーダンスのばらつきの補正を容易に行なうことが
できる。
【0061】実施の形態7.この実施の形態は、アイソ
レータの入力端子を直接に高効率増幅器の出力端子に接
続し、伝送線路を設けた素子基板を省略することにより
複合素子の厚さを薄くしたものである。図17はこの実
施の形態の複合素子の側面図である。
【0062】図17において、96は複合素子、98は
アイソレータの入力端子で、高効率増幅器本体44の上
面に設けられた高効率増幅器14の出力電極(図示せ
ず)に接続しやすいように、アイソレータ12の側面の
からリード状に突出している。100は高効率増幅器1
4に設けられた複合素子96の入力端子、102はアイ
ソレータ12に設けられた複合素子96の出力端子で、
それぞれ信号端子、電源端子及び接地端子を有してい
る。この実施の形態では、入力端子100および出力端
子102はそれぞれ、高効率増幅器14およびアイソレ
ータ12の底面と同じ高さでリード状に形成されてい
る。
【0063】複合素子96ではアイソレータ12の入力
端子98が直接に高効率増幅器14の出力電極に接続さ
れ入力端子98が伝送線路を兼ねるとともにアイソレー
タ12と高効率増幅器14とを一体化する接続部材の役
目を担っている。このため素子基板を必要としない。そ
れ故、複合素子96の厚みが素子基板分だけ薄く構成で
きて、アイソレータ12や高効率増幅器14の高さと同
じになるので、複合素子の薄型化、軽量化を図ることが
できる。また、入力端子98が直接に高効率増幅器14
の出力電極に接続され、アイソレータ12と高効率増幅
器14とが隣接し、接続線路長が短くなり、伝送損失が
少なくなる。
【0064】さらに、入力端子100および出力端子1
02はそれぞれ、高効率増幅器14およびアイソレータ
12の底面と同じ高さにあるので、複合素子96を回路
基板20に実装するときは、表面実装が可能となり、素
子の実装に際して機械化が可能となり、実装工程の簡易
化、短縮がはかれる。
【0065】図18はこの実施の形態の他の変形例であ
る複合素子の平面図である。図18においては、アイソ
レータ12の入力端子を、単に信号の入力端子だけで構
成するのではなく、接地端子なども含めて複数で構成
し、高効率増幅器14の出力電極の信号電極や接地電極
なども含めて直接接続した構成を示している。この構成
によりアイソレータ12の入力端子にかかる機械的負荷
を少なくし、機械的強度を高めることにより、複合素子
96を扱う際の機械的な信頼性を高めることができる。
さらには電気的な端子のみではなく機械的な保持用接続
部材や遮蔽カバーなどを一体化して、個々の入力端子に
かかる機械的負荷を少なくし、機械的な信頼性を高めて
もよい。
【0066】実施の形態8.この実施の形態は、アイソ
レータと高効率増幅器を一体化する接続部材をアイソレ
ータ、高効率増幅器それぞれの側面に配設し、複合素子
を薄型化するものである。図19はこの実施の形態に係
る複合素子の側面図であり、図20はこの複合素子の平
面図である。
【0067】図19および図20において、106は複
合素子、108はアイソレータ12と高効率増幅器14
とを一体化するための、誘電体基板としての保持基板で
ある。16aは伝送線路16の信号配線で、16bは伝
送線路16の接地配線である。この複合素子106はア
イソレータ12と高効率増幅器14それぞれの両側面に
保持基板108を接着し、複合素子として一体化したも
のである。さらに保持基板108に伝送線路、電源電
極、接地電極を備えることもできる。この実施の形態に
おいても、保持基板を側面に配設したから、素子基板分
だけ複合素子の厚みが薄くなり、アイソレータ12や高
効率増幅器14の高さと同じになるので、複合素子の薄
型化を図ることができる。
【0068】実施の形態9.この実施の形態は、素子基
板上に配設されたアイソレータと高効率増幅器を樹脂層
で囲って複合素子の曲げ剛性を高めたものである。図2
1はこの実施の形態に係る複合素子の一部透過斜視図で
ある。図21において、110は複合素子、112は樹
脂層である。
【0069】複合素子110は、素子基板18にアイソ
レータ12と高効率増幅器14とを半田で接着し、素子
基板18に設けられた伝送線路16を介してこれらを接
続し、さらにアイソレータ12と高効率増幅器14の周
囲に樹脂層112を巡らし、この樹脂層112を基板に
接着したもので、素子基板18をできるだけ薄くすると
ともに、素子基板18を薄くすることによる曲げ剛性の
低下を、アイソレータ12と高効率増幅器14の周囲に
樹脂112を巡らした樹脂層112により補償したもの
である。
【0070】この実施の形態ではアイソレータ12と高
効率増幅器14の両方の上面を樹脂層112で覆わない
ようにして、複合素子110の厚さが増加しないように
配慮されているが、アイソレータ12と高効率増幅器1
4のうち高さの高い方の上面が樹脂層112で覆われな
いようにすればよい。この実施の形態に係る複合素子1
10は、複合素子の薄型化を図りながら、複合素子の機
械的な剛性低下を防止し、薄型で機械的強度の点で信頼
性の高い複合素子を構成することができる。
【0071】実施の形態10.この実施の形態は、素子
基板を薄くするとともに複合素子の曲げ剛性を高めるた
めにアイソレータおよび高効率増幅器それぞれの上面、
下面同士を相互に素子基板で接着し一体化したものであ
る。図22はこの実施の形態に係る複合素子の斜視図で
ある。図22において、116は複合素子、118は上
側素子基板である。
【0072】この実施の形態に係る複合素子116は、
素子基板18にアイソレータ12と高効率増幅器14と
を半田で接着し、素子基板18に設けられた伝送線路1
6を介してこれらを接続し、さらにもう一枚の上側素子
基板118とアイソレータ12、高効率増幅器14それ
ぞれの上面とを半田で接着し、相互に接続したものであ
る。
【0073】素子基板18は薄くすることによって曲げ
剛性が低下しするが引張り強さは比較的大きいので、折
れ曲がりやすくなるが簡単に破断することはない。この
ために曲げ剛性を高めれば機械的な信頼性は確保でき
る。この実施の形態は、アイソレータ12および高効率
増幅器14それぞれの上面、下面同士を相互に上側素子
基板118、素子基板18で接着し一体化することによ
って、複合素子の厚さを薄くしながら、曲げ剛性の低下
を防いだもので、複合素子の薄型化を図りながら機械的
な信頼性の高い複合素子を得ることができる。
【0074】実施の形態11.この実施の形態は、アイ
ソレータの下面ヨーク、樹脂ケース、上面ヨークを横方
向に延長し、樹脂ケースにアイソレータ本体組立部と高
効率増幅器本体とを隣接して装着するとともに、アイソ
レータ本体組立部と高効率増幅器本体との間の樹脂ケー
スの部分に伝送線路を設けてアイソレータ本体組立部と
高効率増幅器本体とを接続し、これらを一体的に組み立
てることにより複合素子を構成したものである。
【0075】図23はこの実施の形態に係る複合素子の
分解斜視図である。図23において、120は複合素
子、122は上面ヨーク、124は樹脂構造部としての
樹脂ケース、124aはアイソレータ用ポケット、12
4bは増幅器用ポケットで、アイソレータ用ポケット1
24aと増幅器用ポケット124bとは少し間隔を置い
て隣接して樹脂ケース124に設けられている。
【0076】このアイソレータ用ポケット124aには
アイソレータ本体組立部26が、また増幅器用ポケット
124bには高効率増幅器本体44がそれぞれ装着され
る。アイソレータ用ポケット124aと増幅器用ポケッ
ト124bとの間には伝送線路126が配設され、高効
率増幅器本体44の出力端子(図示せず)とアイソレー
タ本体組立部26の入力端子(図示せず)が接続され
る。このため素子基板が不要となり複合素子の厚みを薄
くすることができる。
【0077】増幅器用ポケット124bには開口124
cが設けられている。また下面ヨーク128には、増幅
器用ポケット124bと対応する位置に突起部128a
が設けられていて、増幅器用ポケット124bの開口1
24cを介して高効率増幅器本体44の下面と接触し、
高効率増幅器本体44の下面の接地面と半田接着され
る。図24は、図23のXXIV−XXIV断面の断面
図である。図24は高効率増幅器本体44が増幅器用ポ
ケット124bに装着され、下面ヨーク128の突起部
128aが開口124cを介して高効率増幅器本体44
の下面と接触している状態を示している。
【0078】また遮蔽部としての上面ヨーク122と下
面ヨーク128とは半田130で接着されアイソレータ
側の磁気回路を構成している。図25はこの実施の形態
に係る複合素子の平面図である。この図25は上面ヨー
ク122を除いた状態で記載されている。図25から分
かるように樹脂ケース124の長さは下面ヨーク128
の長さよりも長く、両側で下面ヨーク128から突出し
た構成になっている。図26はこの複合素子120の下
面図である。
【0079】図26において、132は複合素子120
の入力端子で、134は複合素子120の出力端子であ
る。入力端子132および出力端子134とこれらそれ
ぞれに隣接する接地端子136及び電源端子138と
が、樹脂ケース124の下面ヨーク128から突出した
部分に配設されている。アイソレータ本体組立部26及
び高効率増幅器本体44は実施の形態1と同様であり、
また上面ヨーク122、樹脂ケース124および下面ヨ
ーク128は基本的には実施の形態1と同様である。
【0080】この実施の形態の複合素子120は、アイ
ソレータに必要な樹脂ケースを延長して、アイソレータ
本体組立部26及び高効率増幅器本体44を装着すると
ともに伝送線路126を設けたので、素子基板を省くこ
とによって複合素子の薄型化を図るとともに、構成を簡
略にして複合素子を小型、低価格にできる。さらに上面
ヨーク122、樹脂ケース124および下面ヨーク12
8をアイソレータと高効率増幅器側とを接続する接続部
材とすることにより、複合素子の曲げ剛性を保持し、機
械的な信頼性を高めることができる。
【0081】実施の形態12.この実施の形態は、アイ
ソレータと高効率増幅器を接続する伝送線路に結合回路
を設けたものである。図27はこの実施の形態に係る複
合素子の等価回路の回路図である。
【0082】図27において、140は複合素子、14
2はこの複合素子140に設けられた結合回路としての
容量で、伝送線路16に並列に接続点Aで接続されてい
る。容量142の具体的構成としては配線を2本並列に
配置し容量142として用いてもいいし、チップ部品を
容量142として用いてもよい。144はこの複合素子
140の、たとえば外部回路として設けられ、接続点B
で容量142と接続された電力測定回路である。
【0083】この複合素子140の具体的構成は、実施
の形態1ないし11のいずれにおいても伝送線路16に
コンデンサーを設けたものでよい。この複合素子140
では、高効率増幅器14からアイソレータ12に伝えら
れる電力の一定の割合の電力が、接続点Bから出力され
る。この電力を電力測定回路144で測定することによ
って、高効率増幅器14から出力される電力量をモニタ
ーすることができる。なお上記の各実施の形態におい
て、伝送線路のインピーダンスを50Ω未満として説明
したが、50Ωとしても同様の効果がある。
【0084】
【発明の効果】この発明に係る高周波用複合素子は以上
に説明したような構成を備えているので、以下のような
効果を有する。この発明に係る高周波用複合素子によれ
ば、多層基板及びこの多層基板に配設された半導体素子
を有する本体とこの本体を覆うカバーとを有する増幅用
素子と、磁性体、この磁性体の周囲に配設され互いに絶
縁された複数の中心電極、磁性体と中心電極とに磁界を
印加する磁石、及び中心電極の一つに接続された入力端
子を有する本体組立部とこの本体組立部を遮蔽する遮蔽
部とを有する非可逆回路素子と、増幅用素子の出力端子
と非可逆回路素子の入力端子とを接続する第1の接続導
体とを備えたものである。この構成により増幅用素子が
小型に形成できるとともに増幅用素子と非可逆回路素子
とが隣接配置されて一体化されているので、高周波用複
合素子の厚みを薄く、かつ小型に構成できる。
【0085】さらに、第1の接続導体の特性インピーダ
ンスを50Ω未満としたものである。この構成により、
高周波用複合素子を構成する際のインピーダンス不整合
が起こりにくくなる。延いては伝送効率のいい高周波用
複合素子を構成することができる。
【0086】誘電体基板をさらに備え、第1の接続導体
を誘電体基板上に配設された伝送線路とするとともに、
増幅用素子と非可逆回路素子とを誘電体基板に一体的に
接着したもので、簡単な構成で高周波用複合素子をコン
パクトに構成できる。
【0087】さらに、増幅用素子のカバーと非可逆回路
素子の遮蔽部とを一体的に形成したものである。この構
成により、高周波用複合素子の薄型化を図りながら、曲
げ剛性を保持し、機械的信頼性を保持することができ
る。
【0088】さらに、誘電体基板に凹部を設け、非可逆
回路素子、または非可逆回路素子と増幅用素子の両方
の、本体または本体組立部の底面を含む一部を凹部に埋
設したもので、この構成により高周波用複合素子の薄型
化を図ることができる。
【0089】さらに、非可逆回路素子と増幅用素子の両
方を埋設する樹脂層を誘電体基板上に配設したもので、
この構成により高周波用複合素子の薄型化を図るととも
に高周波用複合素子の曲げ剛性を高めることができ、延
いては薄型で機械的信頼性の高い高周波用複合素子を得
ることができる。
【0090】さらに、誘電体基板を非可逆回路素子と増
幅用素子の側部に配設したもので、この構成により高周
波用複合素子を非可逆回路素子または増幅用素子の高さ
程度まで薄型化を図ることができる。
【0091】さらに、誘電体基板を複数にし、非可逆回
路素子と増幅用素子の上側と下側に配設するとともに、
伝送線路を上側または下側のいずれか一方の誘電体基板
に配設したもので、この構成により高周波用複合素子の
薄型化を図るとともに曲げ剛性を保持することができ
る。延いては薄型で機械的信頼性も高い高周波用複合素
子を得ることができる。
【0092】さらに、伝送線路をトリプレートストリッ
プ線路としたものである。この構成により、伝送線路の
幅をより小さくでき、高周波用複合素子の小型化を図る
ことができる。
【0093】また、さらに非可逆回路素子の入力端子と
第1の接続導体とを一体的に形成したもので、この構成
により非可逆回路素子の入力端子が直接に増幅用素子の
出力端子と接続され素子基板が不要となり、高周波用複
合素子の小型化、薄型化、低価格化を図ることができ
る。
【0094】さらに、第1の接続導体を複数にしたもの
で、この構成により非可逆回路素子と増幅用素子とを接
続する機械的強度を高めることができる。延いては機械
的信頼性の高い高周波用複合素子を得ることができる。
【0095】また、非可逆回路素子の本体組立部を装着
する樹脂構造部をさらに有し、この樹脂構造部を増幅用
素子側に延在させるとともに増幅用素子の本体をこの樹
脂構造部に装着したもので、この構成により高周波用複
合素子の小型化と薄型化を図りながら曲げ剛性を高める
ことができ、小型で厚さが薄く、機械的信頼性も高い高
周波用複合素子を得ることができる。また構成が簡単で
安価になる。
【0096】また、非可逆回路素子をアイソレータとし
たもので、この構成により増幅用素子とアイソレータを
組み合わせた高周波用複合素子をコンパクトに構成でき
る。
【0097】また、非可逆回路素子をサーキュレータと
するとともに、終端抵抗およびこの終端抵抗とサーキュ
レータとを接続する第2の接続導体をさらに備えたもの
で、この構成により増幅用素子とサーキュレータを組み
合わせた高周波用複合素子をコンパクトに構成できる。
【0098】さらに、終端抵抗が冷却端を有し、この冷
却端を遮蔽部に接触させたもので、この構成により放熱
特性のよい高周波用複合素子を構成できる。
【0099】さらに、第2の接続導体に検波回路が接続
されたもので、この構成により、反射電力を測定するこ
とができる高周波用複合素子を得ることができる。
【0100】また、第1の接続導体に接続された結合回
路をさらに備えたもので、この構成により高周波用複合
素子の出力をモニターすることができる高周波用複合素
子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る複合素子の斜視図である。
【図2】 この発明に係るアイソレータの分解斜視図で
ある。
【図3】 図2のアイソレータのIII−III断面の
断面図である。
【図4】 この発明に係るアイソレータの下面図であ
る。
【図5】 図1の高効率増幅器のV−V断面の断面図で
ある。
【図6】 この発明に係る複合素子の斜視図である。
【図7】 この発明に係る複合素子の分解斜視図であ
る。
【図8】 この発明に係る複合素子の斜視図である。
【図9】 この発明に係る複合素子の等価回路を示す回
路図である。
【図10】 この発明に係る複合素子の一部破断斜視図
である。
【図11】 図10のXI−XI断面における複合素子
の断面図である。
【図12】 この発明に係る複合素子の等価回路を示す
回路図である。
【図13】 この発明に係る複合素子の断面図である。
【図14】 この発明に係る複合素子の断面図である。
【図15】 この発明に係る複合素子の断面図である。
【図16】 この発明に係る複合素子の断面図である。
【図17】 この発明に係る複合素子の側面図である。
【図18】 この発明に係る複合素子の平面図である。
【図19】 この発明に係る複合素子の側面図である。
【図20】 この発明に係る複合素子の平面図である。
【図21】 この発明に係る複合素子の一部透過斜視図
である。
【図22】 この発明に係る複合素子の斜視図である。
【図23】 この発明に係る複合素子の分解斜視図であ
る。
【図24】 図23のXXIV−XXIV断面における
複合素子の断面図である。
【図25】 この発明に係る複合素子の平面図である。
【図26】 この発明に係る複合素子の下面図である。
【図27】 この発明に係る複合素子の等価回路の回路
図である。
【図28】 従来の高周波回路装置である。
【符号の説明】
14 増幅用素子、12,62 非可逆回路素子、16
第1の導電体、18誘電体基板、112 樹脂層、1
24 樹脂構造部、68 終端抵抗、66第2の接続導
体、74 検波回路、142 結合回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J011 DA12 5J013 EA01 FA00 5J067 AA04 AA41 CA92 FA16 HA02 HA09 KA29 KA68 KS11 KS35 LS12 QA04 QS11 SA14 TA01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層基板及びこの多層基板に配設された
    半導体素子を有する本体とこの本体を覆うカバーとを有
    する増幅用素子と、 磁性体、この磁性体の周囲に配設され互いに絶縁された
    複数の中心電極、上記磁性体と中心電極とに磁界を印加
    する磁石、及び上記中心電極の一つに接続された入力端
    子を有する本体組立部とこの本体組立部を遮蔽する遮蔽
    部とを有する非可逆回路素子と、 上記増幅用素子の出力端子と非可逆回路素子の上記入力
    端子とを接続する第1の接続導体とを備えた高周波用複
    合素子。
  2. 【請求項2】 第1の接続導体の特性インピーダンスが
    50Ω未満であることを特徴とする請求項1記載の高周
    波用複合素子。
  3. 【請求項3】 誘電体基板をさらに備え、第1の接続導
    体を前記誘電体基板上に配設された伝送線路とするとと
    もに、増幅用素子と非可逆回路素子とが上記誘電体基板
    に一体的に接着されたことを特徴とする請求項1または
    2記載の高周波用複合素子。
  4. 【請求項4】 増幅用素子のカバーと非可逆回路素子の
    遮蔽部とを一体的に形成したことを特徴とする請求項3
    記載の高周波用複合素子。
  5. 【請求項5】 誘電体基板に凹部を設け、非可逆回路素
    子、または非可逆回路素子と増幅用素子の両方の、本体
    または本体組立部の底面を含む一部を上記凹部に埋設し
    たことを特徴とする請求項3または4記載の高周波用複
    合素子。
  6. 【請求項6】 非可逆回路素子と増幅用素子の両方を埋
    設する樹脂層を誘電体基板上に配設したことを特徴とす
    る請求項3ないし5のいずれか1項に記載の高周波用複
    合素子。
  7. 【請求項7】 誘電体基板を非可逆回路素子と増幅用素
    子の側部に配設したことを特徴とする請求項3または4
    記載の高周波用複合素子。
  8. 【請求項8】 誘電体基板を複数にし、非可逆回路素子
    と増幅用素子の上側と下側に配設されるとともに、伝送
    線路は上側または下側のいずれか一方の誘電体基板に配
    設されたことを特徴とする請求項3または5記載の高周
    波用複合素子。
  9. 【請求項9】 伝送線路をトリプレートストリップ線路
    としたことを特徴とする請求項3ないし8のいずれか1
    項に記載の高周波用複合素子。
  10. 【請求項10】 非可逆回路素子の入力端子と第1の接
    続導体とを一体的に形成したことを特徴とする請求項1
    または2に記載の高周波用複合素子。
  11. 【請求項11】 第1の接続導体が複数であることを特
    徴とする請求項10記載の高周波用複合素子。
  12. 【請求項12】 非可逆回路素子の本体組立部を装着す
    る樹脂構造部をさらに有し、この樹脂構造部を増幅用素
    子側に延在させるとともに増幅用素子の本体をこの樹脂
    構造部に装着したことを特徴とする請求項1ないし11
    のいずれか1項に記載の高周波用複合素子。
  13. 【請求項13】 非可逆回路素子をアイソレータとした
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に
    記載の高周波用複合素子。
  14. 【請求項14】 非可逆回路素子をサーキュレータとす
    るとともに、終端抵抗およびこの終端抵抗と上記サーキ
    ュレータとを接続する第2の接続導体をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記
    載の高周波用複合素子。
  15. 【請求項15】 終端抵抗が冷却端を有し、この冷却端
    を遮蔽部に接触させたことを特徴とする請求項14記載
    の高周波用複合素子。
  16. 【請求項16】 第2の接続導体に検波回路が接続され
    たことを特徴とする請求項14または15に記載の高周
    波用複合素子。
  17. 【請求項17】 第1の接続導体に接続された結合回路
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし16の
    いずれか1項に記載の高周波用複合素子。
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