JP2002016039A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002016039A
JP2002016039A JP2000195456A JP2000195456A JP2002016039A JP 2002016039 A JP2002016039 A JP 2002016039A JP 2000195456 A JP2000195456 A JP 2000195456A JP 2000195456 A JP2000195456 A JP 2000195456A JP 2002016039 A JP2002016039 A JP 2002016039A
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Japan
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substrate
pure water
wafer
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processing tank
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JP2000195456A
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Masahiro Motomura
雅洋 基村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IPA等の有機溶媒の消費量を低減させ、基板
の表面におけるウォーターマークの発生を抑制させる。 【解決手段】ウエハWに洗浄等の所定の処理を行う基板
処理装置において、純水を貯溜し、純水によりウエハW
に洗浄を行うための処理槽20と、処理槽20上部の外
周部に形成され、処理槽20に貯溜された純水の上層部
分を冷却させる冷却機構60と、処理槽20からウエハ
Wを引き上げて搬出するためのリフタ70を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光デ
ィスク用ガラス基板等の基板に対して洗浄処理等の所定
の処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板処理装置の一種である、基板の洗浄
処理と乾燥処理とを行う基板洗浄・乾燥装置において
は、従来から処理室内に処理槽を設け、その処理槽に純
水を貯溜して基板を純水に浸漬し、処理室内にIPAベ
ーパー(イソプロピルアルコール蒸気)を含んだ雰囲気
を形成しておき、処理槽内において純水による基板の洗
浄処理が終了した後、その基板を処理槽からIPAベー
パーを含んだ雰囲気中に引き上げ、基板の表面にIPA
を凝縮させることにより、基板の表面に付着した純水を
除去して基板を乾燥させている。
【0003】そして、基板の表面においてIPAを凝縮
させるために、常温である基板の温度や、基板が浸漬さ
れていた純水の温度よりもIPAベーパーの温度を高く
して、IPAを処理室内へ供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな高温のIPAベーパーは処理槽内の純水に溶解され
易いため、IPAの消費量が多くなるという問題があ
る。また、十分に基板を洗浄してから、処理槽内の基板
を引き上げているにもかかわらず、基板の表面にウォー
ターマークが発生するという問題もあり、デバイス構造
の複雑化・微細化された場合には、特に顕著となる。さ
らに、IPAベーパーの温度を高くしてしまうと、基板
の表面に形成された薄膜のレジスト等の溶解が起こると
いう問題もある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、IPA等の有機溶媒を使用して乾燥処理を
行う場合、有機溶媒の消費量を低減させ、基板の表面に
おけるウォーターマークの発生を抑制させる基板処理装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の基板処理装置は、基板に所定
の処理を行う基板処理装置において、純水を貯溜し、純
水により基板に対して洗浄を行うための処理槽と、前記
処理槽上部の外周部に形成され、前記処理槽に貯溜され
た純水の上層部分を冷却させる冷却手段と、前記処理槽
から基板を引き上げて搬出するための搬出手段と、を備
えたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の基板処理装置は、請求項
1に記載の基板処理装置において、前記冷却手段が、冷
媒を流す冷媒管を有することを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の基板処理装置は、請求項
2に記載の基板処理装置において、前記冷媒管に冷媒を
流して、前記処理槽に貯溜された純水の上層部分を冷却
させた後、前記搬出手段により基板を前記処理槽から引
き上げて搬出することを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の基板処理装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の基板処理装置におい
て、前記処理槽を収納する処理室と、前記処理室内に有
機溶媒を供給する供給手段と、をさらに備えたことを特
徴するものである。
【0010】請求項5に記載の基板処理装置は、請求項
4に記載の基板処理装置において、前記搬出手段により
基板を前記処理槽から引き上げて搬出させ、前記供給手
段から供給される有機溶媒により基板の乾燥を行うこと
を特徴とするものである。なお、請求項5に記載の「有
機溶媒」としては、イソプロピルアルコール(IPA)
が考えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る基板処理装置の実施の形態について具体的につい
て説明する。
【0012】図1は、本発明に係る基板処理装置の概略
構成図である。この基板処理装置は、基板の一種である
ウエハWに対して洗浄処理及び乾燥処理を行う基板洗浄
・乾燥処理装置である。この基板処理装置は、ケーシン
グ10を備えている。このケーシング10は、上方に形
成された開口11に蓋12を閉じることによって内部を
密閉空間とすることができる筐体である。ケーシング1
0内に対するのウエハWの搬入搬出は、その蓋12を開
放した状態において行われる。
【0013】このケーシング10内には、ウエハWの表
面に洗浄処理を行うための処理槽20が固定配置されて
いる。この処理槽20は、純水を貯溜し、その純水にウ
エハWを浸漬することによってウエハWの表面に対して
洗浄処理を行うための洗浄槽である。この処理槽20の
上側周囲には、オーバーフロー槽21が形成されてい
る。このオーバーフロー槽21は、処理槽20から溢れ
出た純水を滞留するためのものである。そして、このオ
ーバーフロー槽21には、排出管22が連通接続されて
おり、この排出管22の途中に設けられている排出弁2
3の開閉制御により、オーバーフロー槽21から排出管
22を通して排出される純水の量が制御される。
【0014】処理槽20の内側底部には、2本の純水供
給ノズル30が配置されている。それぞれの純水供給ノ
ズル30は、その長手方向が略水平となるように互いに
平行に設けられているとともに、純水供給ノズル30に
は、ケーシング10の外部に設けられた純水供給源31
が純水供給配管32を介して連通接続されている。ま
た、それぞれの純水供給ノズル30には、複数の吐出孔
が設けられている(図示省略)。純水供給源31から供
給された新鮮な純水は純水供給配管32を流れて純水供
給ノズル30へ到達し、純水供給ノズル30の吐出孔か
ら処理槽20内へ供給される。
【0015】なお、吐出孔(図示省略)は、斜め上方に
向けて形成されており、純水供給ノズル30から供給さ
れる純水は斜め上方に向けて(処理槽20の中心部近傍
へ向けて)供給される。また、純水供給配管32の途中
には純水供給弁33が設けられており、純水供給弁33
の開閉制御により、純水供給源31から純水供給配管3
2を通して処理槽20へ供給される純水の量が制御され
る。
【0016】処理槽20上の位置にイソプロピルアルコ
ール(IPA:以下IPAとする)を処理槽20及びケ
ーシング10内の空間へ供給するためのIPA供給ノズ
ル40が2本設けられている。このIPA供給ノズル4
0は、互いに平行に配置された中空の円筒形状の部材で
あり、ベーパー状のIPAを処理槽20及びケーシング
10内の空間へ供給するための吐出孔41が略水平方向
になるように形成されている。
【0017】また、IPA供給ノズル40の吐出孔41
は、ケーシング10の外部に設けられたIPA供給源4
2とIPA供給配管43を介して連通接続されている。
IPA供給配管43の途中にはIPA供給弁44(図1
では2つ)が設けられており、IPA供給弁44の開閉
制御により、IPA供給源42からIPA供給配管43
を通して処理槽20へ供給されるベーパー状のIPAの
量が制御される。
【0018】また、ケーシング10内の上方の位置にケ
ーシング10内へ窒素ガス(Nガス)を供給するため
の窒素ガス供給ノズル50が2本設けられている。この
窒素ガス供給ノズル50は、互いに平行に配置された中
空の円筒形状の部材であり、窒素ガスを供給するための
吐出孔51が略水平方向になるように形成されている。
【0019】また、窒素ガス供給ノズル50の吐出孔5
1は、ケーシング10の外部に設けられた窒素ガス供給
源52と窒素ガス供給配管53を介して連通接続されて
いる。窒素ガス供給配管53の途中には窒素ガス供給弁
54(図1では2つ)が設けられており、窒素ガス供給
弁54の開閉制御により、窒素ガス供給源52から窒素
ガス供給配管53を通してケーシング10内へ供給され
る窒素ガスの量が制御される。
【0020】処理槽20の上部周囲外側には冷却機構6
0が取り付けられている。図2に示すように、この冷却
機構60は、処理槽20の上部周囲外側を数回巻かれて
いる冷媒管61を備えており、この冷媒管61へ冷媒を
供給するための供給口61aと、冷媒管61から冷媒を
排出するための排出口61bとが形成されている。この
冷媒管61は、冷媒循環路(冷媒循環管)62を介し
て、冷媒ユニット63(図1参照)と連通接続されてい
る。冷媒循環路62の途中には循環ポンプ64(図1参
照)が設けられており、この循環ポンプ64を作動させ
ることにより、冷媒が冷媒ユニット63から冷媒循環路
62を介して供給口61aから冷媒管61へ供給され、
冷媒管61を流れた冷媒は、排出口61bから冷媒循環
路62へ排出される。このように冷媒を循環させること
により、処理槽20内の純水の上層部分が冷却される。
なお、ここで使用される冷媒としては、フロンガス、冷
水等を用いることができる。
【0021】また、ケーシング10内には、本発明の搬
出手段に相当するリフタ70が設けられている。リフタ
70は、リフタヘッド71と、保持板72と、3本のウ
エハ保持ガイド73とを備えており、リフタヘッド71
と保持板72との間に、長手方向が略水平に、かつ互い
に平行になるようにウエハ保持ガイド73が固設されて
いる。このウエハ保持ガイド73には、ウエハWを起立
姿勢にて所定の間隔に配列して、ウエハWを下側から保
持するための保持溝(図示省略)が形成されている。
【0022】このリフタ70は、ケーシング10の蓋1
2を開放した状態で、サーボモータ等を使用したリフタ
駆動部74(図3参照)からの指令により、ケーシング
10外の図示しない搬送機構との受け渡し位置と、処理
槽20内の純水に浸漬された位置との間で、矢印Aのよ
うに移動させることが可能となっている。なお、リフタ
70を昇降させる機構としてボールネジを用いた送りネ
ジ機構やプーリとベルトを用いたベルト機構等種々の機
構を採用することができる。
【0023】次に、本発明に係る基板処理装置の制御系
について説明する。図3は、本発明に係る基板処理装置
の電気的な制御系を示すブロック図である。図3に示す
ように、制御部80は、純水供給弁33、IPA供給弁
44、窒素ガス供給弁54、排出弁24、リフタ駆動部
74に電気的に接続されている。
【0024】まず、純水供給源31から純水供給配管3
2を通して処理槽20へ供給される純水の量を制御する
ために、この制御部80より純水供給弁33の開閉制御
が行。われる。また、IPA供給源42からIPA供給
配管43を通して処理槽20及びケーシング10内の空
間へ供給されるベーパー状のIPAの量を制御するため
に、この制御部80によりIPA供給弁44の開閉制御
が行われる。また、窒素ガス供給源52から窒素ガス供
給配管53を通してケーシング10内へ供給される窒素
ガスの量を制御するために、この制御部80により窒素
ガス供給弁54の開閉制御が行われる。また、オーバー
フロー槽21から排出管22を通して排出される純水の
量を制御するために、この制御部80により排出弁23
の開閉制御が行われる。また、リフタ70を矢印Aに示
すように上下方向に移動させるために、リフタ駆動部7
1の駆動制御を行う。さらに、冷媒管64、及び冷媒循
環路62に冷媒を循環させるために、制御部80により
循環ポンプ64の「ON」「OFF」制御が行われる。
【0025】次に、本発明に係る基板処理装置の処理動
作について、図4のフローチャートに基づいて説明す
る。なお、ここでの処理は、ケーシング10内へのウエ
ハWの搬入、ウエハWの処理槽20への浸漬、ウエハW
の純水洗浄処理、処理槽20からのウエハWの引き上
げ、ウエハWの乾燥処理、ケーシング10内からのウエ
ハWの搬出、という一連の処理を指している。
【0026】まず、窒素ガス供給弁54を「開」の状態
にして、窒素ガス供給ノズル50から窒素ガスをケーシ
ング10内へ供給し、ケーシング10内を窒素ガスの雰
囲気にする(ステップST1)。次に、ケーシング10
の蓋12を「開」の状態にして、リフタ駆動部74を制
御して、ウエハWを保持しているリフタ70をケーシン
グ10外の図示しない搬送機構との受け渡し位置から下
降させる(ステップST2)。それとともに、純水供給
弁33を「開」の状態にして、2本の純水供給ノズル3
0から処理槽20内へ純水を供給する(ステップST
3)。なお、ウエハWがケーシング10内へ搬入される
と、ケーシング10の蓋12を「閉」の状態にして、ケ
ーシング10内を密閉状態にする。
【0027】ステップST2から下降を開始しているリ
フタ70がウエハWを保持した状態で、純水の貯溜され
た処理槽20内の純水へ浸漬され、ウエハWが処理槽2
0の中心部へ来たときにリフタ70の下降が停止される
(ステップST4)。リフタが処理槽20内の純水へ浸
漬されてからウエハWの対して純水洗浄処理が開始され
ることになるが、ステップST4から所定の時間が経過
すると、純水供給弁33を「閉」の状態にして、2本の
純水供給ノズル30から処理槽20内への純水の供給を
停止する(ステップST5)。
【0028】次に、循環ポンプ64を「ON」にして作
動させる(ステップST6)。これにより、冷媒ユニッ
ト63から冷媒循環路62及び冷却管61へ冷媒が流れ
る。このように冷媒を循環させることにより、処理槽2
0内の純水の上層部分が冷却される。そして、IPA供
給弁44を「開」の状態にして、IPA供給ノズル40
からベーパー状のIPAを処理槽20及びケーシング1
0内へ供給する(ステップST7)。
【0029】次に、リフタ駆動部74を制御して、ウエ
ハWを保持しているリフタ70を上昇させる(ステップ
ST8)。なお、このステップST8のリフタ70の上
昇が開始されるまで、すなわち、上述したステップST
3からステップST8が、ウエハWに対する純水洗浄処
理となる。
【0030】ステップST8において、リフタ70によ
るウエハWが上昇を開始すると、まず、ウエハWは、処
理槽20の純水の上層部分を通過する。このとき純水の
上層部分の温度は、通常の純水の温度より下がっている
ので、温度の下がった純水の上層部分よりウエハWの温
度が下降する。そして、ウエハWの温度が下降した状態
で、リフタ70の上昇にともなってウエハWは純水の界
面から上昇し、ステップST7から供給が開始されたベ
ーパー状のIPAがウエハWの表面に全体に供給され
る。ここで供給されたベーパー状のIPAはウエハWの
表面で凝縮される。なお、このとき、ウエハWの温度が
通常よりも下がっているので、IPAの濃度が薄くて
も、ベーパー状のIPAはウエハWの表面で凝縮される
ので、IPAが少量ですむ。
【0031】次に、リフタ70により、ウエハWの上昇
を続けながら、ウエハWのIPA供給弁44を「閉」の
状態にして、IPA供給ノズル40からベーパー状のI
PAの処理槽20及びケーシング10内への供給を停止
する(ステップST9)。このとき、ウエハWは、すで
に処理槽20の純水から引き上げられているので、循環
ポンプ64を「OFF」にして作動を停止させる(ステ
ップST10)。これにより、冷媒管61及び冷媒循環
路62の流れていた冷媒の循環が停止される。
【0032】ベーパー状のIPAの供給が停止される
と、ステップST1以降のステップにおいて、窒素ガス
供給ノズル50から窒素ガスが供給され続けているの
で、ケーシング10内の雰囲気がIPAの雰囲気から窒
素ガスの雰囲気に置換される。これにより、リフタ70
により、上昇を続けているウエハWが乾燥される。な
お、IPAが溶解された処理槽20内の純水は、排出弁
23を「開」の状態にして、オーバーフロー槽21及び
排出管22を介して、基板処理装置外へ排出される。
【0033】次に、ケーシング10の蓋12を「開」の
状態にして、さらにリフタ70を上昇させてウエハWを
ケーシング10内からケーシング10外へ搬出し、リフ
タ70の上昇を停止させる(ステップST11)。な
お、上述したステップST8のリフタ70の上昇開始か
ら、ステップST11のリフタ70の上昇停止までが、
ウエハWに対する乾燥処理となる。
【0034】リフタ70によりウエハWがケーシング1
0の外へ搬出されると、ケーシング10の蓋12を
「閉」の状態にして、ケーシング10内を密閉状態にす
る。そして、最後に、窒素ガス供給弁54を「閉」の状
態にして、窒素ガス供給ノズル50からの窒素ガスのケ
ーシング10内への供給を停止させる(ステップST1
2)。以上により、一連のウエハWに対する処理動作が
終了する。
【0035】この実施の形態によれば、冷媒を冷媒管6
1に流して、処理槽20内の純水の上層部分の温度を下
げ、その温度の下がった上層部分にウエハWを通過させ
てウエハWの温度を下げた後に、乾燥処理を行っている
ので、ウエハWの表面のウォーターマークの発生を抑制
できる。
【0036】また、温度の下がったウエハWを純水から
引き上げた後に、有機溶媒であるIPAをウエハWに供
給させて、ウエハWの乾燥処理を行っているので、 I
PA等の有機溶媒が少量で基板の表面に凝縮され、その
結果、IPA等の有機溶媒の消費量を低減できる。さら
に、ウエハWが冷却されるので、ウエハWの表面に形成
された薄膜のレジスト等の溶解が起こるという問題もな
い。
【0037】さらに、冷却機構60は、冷媒管61に冷
媒を流しているだけなので、簡易なな構成で、処理槽2
0内の純水の上層部分の冷却を行うことができる。
【0038】なお、本実施の形態は、上述した内容に限
るものではない。例えば、上述した図4のフローチャー
トでは、まずステップST1で、窒素ガスをケーシング
10内へ供給していたが、ステップST6の溶媒の循環
開始の後に、窒素ガスの供給を開始してもよい。
【0039】また、本実施の形態では、窒素ガス供給ノ
ズル50をケーシング10内の上方の位置に設けるよう
にしたが、ケーシング10内へ窒素ガスが供給できるの
なら、この位置に限られず、もっと下方の位置に設けて
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る基
板処理装置によれば、純水を貯溜し、純水により基板に
洗浄を行うための処理槽上部の外周部に形成された冷却
手段が、処理槽に貯溜された純水の上層部分を冷却し、
この状態で、搬出手段により基板を処理槽から引き上げ
て搬出しているので、基板の表面にウォーターマークの
発生を抑制できる。
【0041】また、有機溶媒を使用して基板の乾燥処理
を行う場合には、基板の冷却によりIPA等の有機溶媒
が少量で基板の表面に凝縮され、その結果、IPA等の
有機溶媒の消費量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明に係る基板処理装置の部分拡大図であ
る。
【図3】本発明に係る基板処理装置の電気的な制御系を
示すブロック図である。
【図4】本発明に係る基板処理装置の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 ケーシング 20 処理槽 30 純水供給ノズル 31 純水供給源 32 純水供給配管 40 IPA供給ノズル 42 IPA供給源 43 IPA供給配管 50 窒素ガス供給ノズル 52 窒素ガス供給源 53 窒素ガス供給管 60 冷却機構 61 冷媒管 62 冷媒循環路 63 冷媒ユニット 64 循環ポンプ 70 リフタ 74 リフタ駆動部 80 制御部 W ウエハ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に所定の処理を行う基板処理装置にお
    いて、 純水を貯溜し、純水により基板に対して洗浄を行うため
    の処理槽と、 前記処理槽上部の外周部に形成され、前記処理槽に貯溜
    された純水の上層部分を冷却させる冷却手段と、 前記処理槽から基板を引き上げて搬出するための搬出手
    段と、を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の基板処理装置において、 前記冷却手段は、冷媒を流す冷媒管を有することを特徴
    とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の基板処理装置において、 前記冷媒管に冷媒を流して、前記処理槽に貯溜された純
    水の上層部分を冷却させた後、前記搬出手段により基板
    を前記処理槽から引き上げて搬出することを特徴とする
    基板処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    基板処理装置において、 前記処理槽を収納する処理室と、 前記処理室内に有機溶媒を供給する供給手段と、をさら
    に備えたことを特徴する基板処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の基板処理装置において、 前記搬出手段により基板を前記処理槽から引き上げて搬
    出させ、前記供給手段から供給される有機溶媒により基
    板の乾燥を行うことを特徴とする基板処理装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019160954A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 株式会社Screen Spe テック 基板処理装置および基板処理方法

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JP2019160954A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 株式会社Screen Spe テック 基板処理装置および基板処理方法
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