JP2002015222A - ウェブ情報提供システム - Google Patents

ウェブ情報提供システム

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JP2002015222A
JP2002015222A JP2000359840A JP2000359840A JP2002015222A JP 2002015222 A JP2002015222 A JP 2002015222A JP 2000359840 A JP2000359840 A JP 2000359840A JP 2000359840 A JP2000359840 A JP 2000359840A JP 2002015222 A JP2002015222 A JP 2002015222A
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Yoshikatsu Nakajima
義勝 中島
Hideki Fujiwara
英樹 藤原
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Nakajima Tsushinki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
MOTIVATION FOLLOW OFFICE KK
Nakajima Tsushinki Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地域性の強いウェブページに関する情報をユ
ーザに確実に提供できるシステムの実現。 【解決手段】 所定エリアを担当するウェブサーバ14を
備えたシステム10であり、ウェブサーバ14は、担当エリ
ア内の情報が記述されたウェブページに関する情報を、
エリア内の特定の位置情報と関連付けて登録しておくウ
ェブページデータベース24と、ユーザの属性情報を特定
の位置情報と関連付けて登録しておくユーザデータベー
ス22と、ユーザのパソコン12から入力された検索条件に
従ってウェブページデータベース24内を検索し、該当す
るウェブページを抽出するウェブページ検索手段28と、
抽出された各ウェブページの位置情報とユーザの位置情
報とを比較して、各ウェブページ情報をユーザに近い順
に整列させる検索結果整列手段32と、これをウェブペー
ジの位置情報と共にユーザのパソコン12に送信する検索
結果送信手段34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
上で公開されているウェブページに関する情報をユーザ
に提供するシステムに係り、特に、地域に密着した身近
な情報を掲載したウェブページを有効に検索できるよう
に工夫したウェブ情報提供システムに関する。
【002】
【従来の技術】現在、インターネット上には、個人ある
いは事業者による多数のウェブサイトが開設され、様々
な情報やサービスがインターネットの一般ユーザに提供
されている。また、世界中で日々増加するウェブページ
の中から、ユーザが必要とする情報を選択できるように
するため、数々の検索サイトが存在している。
【003】これらの検索サイトは、人手によってウェブ
ページに関するタイトルやインデックス情報をデータベ
ース内に体系的に蓄積していくディレクトリ系と、専用
のエージェント・ソフトウェアを使って世界中のウェブ
サイトを巡回し、多数のウェブページに関する情報を人
手を介することなくデータベース内に蓄積していくロボ
ット系とに大別される。ディレクトリ系の検索サイトの
場合、一定の基準の下に体系化されたディレクトリを辿
っていくことで、ジャンル(カテゴリ)単位で情報をま
とめて収集し易い反面、蓄積情報の絶対数が少ないた
め、キーワード検索では目的のサイトをヒットできない
場合が多い。これに対しロボット系の検索サイトの場
合、蓄積情報数が多いため目的のウェブページに関する
情報がデータベース内に含まれている可能性は高い反
面、キーワード検索によって多数のノイズ情報がリスト
アップされてしまい、目的のサイトを絞り込むにはそれ
なりのノウハウが必要となる。
【004】以上のように、ディレクトリ系及びロボット
系の検索サイトにはそれぞれ特徴や得手不得手がある
が、何れにせよ、ユーザはこれらの検索サイトを利用す
ることにより、ウェブページの所在(URL)を認識して
いない場合であっても、ジャンルやキーワードを手掛か
りとして、目的のウェブページに辿り着くことが可能と
なる。
【005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検索サイトにあっては、日本全国、あるいは全世界を視
野に入れてウェブページの情報を収集しており、しかも
情報を分類したりインデックスを付する際には「ジャン
ル」や「キーワード」という観点はあっても、「地域」
や「有効期限(有効時間)」という観点が欠落している
ため、地域に密着した鮮度の高い情報をうまく検索する
ことができない憾みがある。例えば、ユーザが自宅近く
の商店における「牛肉」の安売り情報を収集しようとし
て「牛肉 AND 安売り」というキーワードを検索サイト
で入力したとしても、日本全国の情報がリストアップさ
れてしまう。上記キーワードに地域を限定するキーワー
ド(例えば「浦和市」)をAND条件で組み合わせて入力
することにより、ある程度の地域的な絞り込みは可能で
あるが、ウェブページ制作者の側も現状ではあまり地域
検索を意識して用語を選択していないため、この過程で
重要な情報がこぼれ落ちてしまう可能性も高い。また、
せっかく内容的には希望通りのウェブ情報に辿り着いた
と思っても、肝心のウェブページが既に削除されていた
り、内容的に期限切れであるということも頻繁に生じ
る。
【006】このように、現在までのところ、インターネ
ット上のウェブページを「地域」や「有効期限」といっ
た観点から検索するシステムが存在していないため、逆
に地域に密着した旬の情報を積極的に公開しようとする
動きが活発化しないという悪循環に陥っているともいえ
る。ニュースや株価情報、スポーツ・芸能情報、学術情
報のように、地域性の薄い情報であれば現在のように全
国規模でウェブ情報を検索するシステムで事足りるが、
即時性や双方向性といったインターネットの特性を真に
活かせるのは、地域性が強くて細々とした、しかし日常
生活には欠かすことのできない情報の発信・受信場面で
あるといえる。
【007】この発明は、従来のウェブ情報検索システム
が抱えている上記問題点を解決するために案出されたも
のであり、身近な情報検索から広域の情報検索へ、複数
の情報提供源を組み合わせることにより波紋的に、地域
性及び即時性の強いウェブ情報をユーザに対して確実に
提供することができるシステムの実現を目的としてい
る。
【008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載のウェブ情報提供システムは、所定
の地理的エリアを担当するウェブサーバを備えており、
さらに上記ウェブサーバは、担当エリア内における情報
が記述されたウェブページに関する情報を、少なくとも
当該エリア内の特定の位置情報と関連付けて登録してお
くウェブページデータベースと、ユーザの端末からネッ
トワーク経由で検索条件が入力された場合に、上記ウェ
ブページデータベース内を検索して検索条件に合致する
ウェブページを抽出するウェブページ検索手段と、上記
において抽出された各ウェブページに関する情報を、担
当エリア内における当該ウェブページの位置情報と共に
ユーザ端末に送信する手段を備えたことを特徴としてい
る。上記「担当エリア内における情報が記述されたウェ
ブページ」とは、当該エリア内で開催される何らかのイ
ベントに関する情報や、当該エリア内の地理や歴史、文
化、人物、建築物等に関する情報が当該ウェブページに
記述されていることを意味している。また、上記「ウェ
ブページに関する情報(ウェブページ関連情報)」と
は、当該ウェブページのタイトルや提供者、記述内容の
要約やキャッチコピー、当該ウェブページが格納されて
いる場所を示すURL等を意味している。すなわち、HTML
形式で作成されたウェブページファイルそのものではな
く、当該ウェブページの所在や属性を示すインデックス
情報を意味する。もっとも、上記ウェブページデータベ
ース、あるいはウェブサーバが管理する他のデータベー
スに、ウェブページファイル自体を格納しておいてもよ
いことはいうまでもない。上記「当該エリア内の特定の
位置情報」とは、当該ウェブページの記述内容が指し示
している場所のことであり、例えばイベントの開催場
所、歴史的事件の発生場所、著名な建物の所在地等に対
応する住所が該当する。
【009】このように、ウェブサーバの担当エリア内に
おける特定個所の位置情報がウェブページに予め付加さ
れているため、ユーザが当該ウェブサーバにアクセスし
て検索リクエストを発すれば、当該エリアに関連した情
報を掲載したウェブページがリストアップされることと
なる。このため、ユーザは当該エリアに密着したウェブ
ページのみを効率的に表示・閲覧することが可能とな
る。この結果、当該エリア固有の情報を記載したウェブ
ページが積極的にインターネット上で公開されるように
なることが期待できる。また、検索されたウェブページ
には、エリア内における位置情報がペアリングされてい
るため、複数のウェブページがヒットした場合には、ユ
ーザにとって地理的に都合のよいウェブページを優先し
て表示することができて便利である。
【0010】請求項2に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、上記ウェブサーバに対してさらに、ユーザ
の属性情報を担当エリア内の特定の位置情報と関連付け
て登録しておくユーザデータベースと、ウェブページ検
索手段によって抽出された各ウェブページの位置情報と
検索を要求したユーザの位置情報とを比較して、各ウェ
ブページに関する情報を当該ユーザに近い順に整列させ
る検索結果整列手段を設けたことを特徴としている。上
記「ユーザの属性情報を担当エリア内の特定の位置情報
と関連付けて」とは、例えば当該ユーザの氏名やID、性
別等の属性情報を担当エリア内の「住所」と関連付ける
ことが該当する。当該ユーザの勤務先や通学先が担当エ
リア内にある場合には、会社や学校の「所在地」が「特
定の位置情報」に該当する。あるいは、ユーザが個人で
はなく株式会社等の事業体である場合には、担当エリア
内の本店所在地や支店所在地が「特定の位置情報」に該
当する。このような整列手段を設けることにより、ユー
ザにとっての利便性がさらに増すこととなる。
【0011】請求項3に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、上記ウェブサーバに対してさらに、ユーザ
端末から登録エリア内における特定の位置を基準点とし
て指定する情報が検索条件と共に入力された場合に、上
記ウェブページ検索手段によって抽出された各ウェブペ
ージの位置情報とユーザが指定した上記位置情報とを比
較して、各ウェブページに関する情報を当該ユーザの指
定位置に近い順に整列させる検索結果整列手段を設けた
ことを特徴としている。例えば、ユーザが仕事帰りに寄
れるスーパーマーケットの情報を検索する場合には、自
宅を整列の基準とするよりも、登録エリア内の他の場
所、例えば最寄り駅を基準とする方が適しているといえ
る。
【0012】請求項4に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、上記ウェブサーバに対してさらに、他のエ
リアを担当するウェブサーバに関する情報を格納したウ
ェブサーバデータベースと、ユーザ端末から当該ウェブ
サイトの担当エリア外における特定位置を検索の基準点
として指定する情報が検索条件と共に入力された場合
に、上記ウェブサーバデータベースを参照して当該指定
位置を担当する他のウェブサーバを特定する手段と、上
記において特定されたウェブサーバに対して検索を要請
する手段と、上記他のウェブサーバから送信された検索
結果を、当該エリア内におけるウェブページの位置情報
と共にユーザ端末に送信する手段を設けている。また、
上記他のウェブサーバに対しては、当該ウェブサーバが
管理しているウェブページデータベース内を検索して上
記検索条件に合致するウェブページを抽出するウェブペ
ージ検索手段と、上記において抽出された各ウェブペー
ジの位置情報とユーザの指定した位置情報とを比較し
て、各ウェブページに関する情報を当該指定位置に近い
順に整列させる検索結果整列手段と、上記検索結果を検
索を要請してきた上記ウェブサーバに送信する手段を設
けたことを特徴としている。この結果、ユーザは自己が
登録しているエリア外においても、当該エリアに密着し
たウェブページの検索サービスを受けることが可能とな
り、旅行や出張の際に便利となる。
【0013】請求項5に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、上記ウェブサーバに対してさらに、ユーザ
端末あるいは他のウェブサーバから検索条件の入力を伴
う検索要請があった場合に、担当エリアに隣接するエリ
アを担当する他の少なくとも一つのウェブサーバに対し
て同条件による検索を要請する手段と、上記隣接エリア
を担当するウェブサーバから送信された検索結果を、当
該隣接エリア内におけるウェブページの位置情報と共
に、ユーザ端末あるいは検索を要請してきた他のウェブ
サーバに送信する手段を設けたことを特徴としている。
例えば、登録エリアの端に自宅があるユーザにとって
は、登録エリア内におけるウェブページよりも隣接する
エリアにおけるウェブページの方が役立つ場合があるた
め、担当エリアの他に隣接エリアからも情報を拾ってく
るように構成することは有効である。
【0014】請求項6に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、請求項2に記載のシステムを前提としつ
つ、さらに上記ウェブサーバに対して、担当エリア内を
多数の領域に区分する固有の座標体系と、当該エリア内
の位置情報との対応関係を示す変換テーブルを設けると
共に、上記ユーザデータベース内の各ユーザ情報には、
それぞれの位置情報を上記変換テーブルに当てはめて導
かれた座標情報を関連付けておき、また上記ウェブペー
ジデータベース内の各ウェブページ関連情報にも、それ
ぞれの位置情報を上記変換テーブルに当てはめて導かれ
た座標情報を関連付けておき、上記検索結果整列手段に
対しては、上記ウェブページ検索手段によって抽出され
た各ウェブページの座標情報と、当該ユーザの座標情報
とを比較して、各ウェブページ関連情報をユーザに近い
順に整列させることとした点に特徴を有している。
【0015】請求項7に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、請求項3または4に記載のシステムを前提
としつつ、さらに上記ウェブサーバに対して、担当エリ
ア内を多数の領域に区分する固有の座標体系と、当該エ
リア内の位置情報との対応関係を示す変換テーブルを設
けると共に、上記ウェブページデータベース内の各ウェ
ブページ関連情報には、それぞれの位置情報を上記変換
テーブルに当てはめて導かれた座標情報を関連付けてお
き、上記検索結果整列手段に対しては、上記ウェブペー
ジ検索手段によって抽出された各ウェブページの座標情
報と、当該ユーザの指定位置を上記変換テーブルに当て
はめて導かれた座標情報とを比較して、各ウェブページ
関連情報をユーザの指定位置に近い順に整列させること
とした点に特徴を有している。
【0016】請求項8に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、担当エリア内における情報が記述されたウ
ェブページに関する情報を、少なくとも当該エリア内の
特定の位置情報と関連付けて登録しておくウェブページ
データベースを備えた複数のウェブサーバと、各ウェブ
サーバと接続されたセンターウェブサーバから成るウェ
ブ情報提供システムであって、上記センターウェブサー
バは、各ウェブサーバと担当エリアとの関係が記録され
たウェブサーバデータベースと、ユーザ端末から何れか
のエリアにおける特定の位置を検索の基準点として指定
する情報が検索条件と共に入力された場合に、上記ウェ
ブサーバデータベースを参照して当該指定位置を担当す
るウェブサーバを特定する手段と、上記において特定さ
れたウェブサーバに対して検索を要請する手段と、上記
ウェブサーバから送信された検索結果を、当該エリア内
におけるウェブページの位置情報と共にユーザ端末に送
信する手段とを備え、各ウェブサーバは、上記センター
ウェブサーバからの検索要請に応じてウェブページデー
タベース内を検索し、上記検索条件に合致するウェブペ
ージを抽出するウェブページ検索手段と、上記検索結果
をセンターウェブサーバあるいはユーザ端末に送信する
手段とを備えたことを特徴としている。このように、各
ウェブサーバを統括するセンターウェブサーバを設置す
ることにより、各ユーザはセンターウェブサーバにアク
セスすることで全てのエリアにおける検索を実行できる
こととなる。また、各ウェブサーバも他のウェブサーバ
に関する情報を持つ必要がなくなる。
【0017】請求項9に記載のウェブ情報提供システム
にあっては、担当エリア内における情報が記述されたウ
ェブページに関する情報を、少なくとも当該エリア内の
特定の位置情報と関連付けて登録しておくウェブページ
データベースを備えた複数のウェブサーバと、各ウェブ
サーバと接続されたセンターウェブサーバから成るウェ
ブ情報提供システムであって、上記センターウェブサー
バは、各ウェブサーバから送信されたウェブページデー
タベース内の情報を、各エリアと関連付けて蓄積してお
くセンターウェブページデータベースと、ユーザ端末か
ら何れかのエリアにおける特定位置を検索の基準点とし
て指定する情報が検索条件と共に入力された場合に、当
該指定位置を含むエリア特定する手段と、上記センター
ウェブページデータベース内を検索し、少なくとも上記
において特定されたエリアと関連付けられた情報の中か
ら、上記検索条件に合致するウェブページを抽出するウ
ェブページ検索手段と、上記における検索結果を、当該
エリア内におけるウェブページの位置情報と共にユーザ
端末に送信する手段とを備えたことを特徴としている。
この場合、検索処理までセンターウェブサーバが代行し
てくれるため、各ウェブサーバの負荷を低減することが
できる。
【0018】請求項10に記載のウェブ情報提供システ
ムにあっては、請求項9に記載のシステムを前提としつ
つ、さらに上記ユーザ端末が位置情報送信機能を備えた
ものであり、上記センターウェブサーバは、上記ユーザ
端末から現在位置を示す位置データが送信された場合
に、当該位置データを解析して当該ユーザの所在エリア
を特定する手段と、上記ユーザ端末から、現在位置を検
索の基準点として指定する情報が検索条件と共に入力さ
れた場合に、上記センターウェブページデータベース内
を検索し、少なくとも上記において特定されたエリアと
関連付けられた情報の中から、上記検索条件に合致する
ウェブページを抽出するウェブページ検索手段と、上記
における検索結果を、当該エリア内におけるウェブペー
ジの位置情報と共にユーザ端末に送信する手段とを備え
たことを特徴としている。この結果、例えばGPS受信機
能を備えた携帯情報機器からユーザがセンターウェブサ
ーバにアクセスすれば、いかなるエリアに移動していて
も自己の現在位置に関連の深いウェブ情報を自動的に検
索してもらえることとなる。
【0019】請求項11に記載のウェブ情報提供システ
ムにあっては、請求項8〜10に記載のシステムを前提
としつつ、さらに上記において抽出された各ウェブペー
ジの位置情報とユーザの指定した位置情報とを比較し
て、各ウェブページに関する情報を当該ユーザの指定位
置に近い順に整列させる検索結果整列手段を備えたこと
を特徴としている。
【0020】請求項12に記載のウェブ情報提供システ
ムにあっては、請求項11に記載のシステムを前提とし
つつ、さらに各ウェブサーバの担当エリア内を多数の領
域に区分する座標体系と当該エリア内の位置情報との対
応関係を示す変換テーブルを備えており、上記ウェブペ
ージデータベース内の各ウェブページ関連情報には、そ
れぞれの位置情報を上記変換テーブルに当てはめて導か
れた座標情報が関連付けられており、上記検索結果整列
手段は、上記ウェブページ検索手段によって抽出された
各ウェブページの座標情報と、当該ユーザの指定位置を
上記変換テーブルに当てはめて導かれた座標情報とを比
較して、各ウェブページに関する情報を当該ユーザの指
定位置に近い順に整列させることを特徴としている。
【0021】請求項13に記載のウェブ情報提供システ
ムにあっては、ウェブページにそれぞれ時間的情報を予
め付加しておくと共に、上記ユーザ端末から入力された
検索条件が時間的条件を含んでいる場合には、上記ウェ
ブページ検索手段が当該時間的条件に合致するウェブペ
ージのみを抽出するように構成したことを特徴としてい
る。この結果、ウェブページに対して、地域との密着性
のみならず有効期間(有効時間)の概念を付加すること
が可能となる。このため、ウェブページの提供者にとっ
ては即時性の高い情報をインターネット上で公開する意
義が与えられることとなり、ユーザにとっては有効期限
の切れた無意味な情報を検索対象から除外できるメリッ
トが生じる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る第1のウ
ェブ情報提供システム10の全体イメージを示すものであ
り、各ユーザの管理する多数のパーソナルコンピュータ
(以下「パソコン12」と称する)と、各ユーザに対して
ウェブ情報の提供サービスを実施する複数のウェブサー
バ14とが、インターネットを介してネットワーク接続さ
れている。
【0023】上記ウェブサーバ14は、それぞれWWW(Wor
ld Wide Web)サーバ機能、メールサーバ機能、DNSサー
バ機能、アプリケーションサーバ機能、データベースサ
ーバ機能を備えており、実際には複数のワークステーシ
ョンやパソコンをネットワーク接続することによって構
成されている。上記のウェブサーバ14には、それぞれ担
当するエリアが割り当てられている。図2は、ケーブル
テレビ局の管轄エリアA〜H…毎に、上記ウェブサーバ
14が配置されている例を示している。
【0024】この発明でいう「エリア」は一定の地理的
広がりを持った領域を示す概念であり、必ずしもケーブ
ルテレビ局の管轄エリアに限定されるものではなく、例
えば市町村や政令指定都市の区などの一行政区をエリア
として捉えることもできる。ただ、ケーブルテレビ事業
においては各契約ユーザの住居や事業所まで同軸ケーブ
ルが敷設されており、高速大容量のインターネット接続
サービスを展開するのに最適なインフラストラクチャを
既に保有しているため、ここではケーブルテレビ局の管
轄エリアをウェブサーバ14の担当エリアとしている。
【0025】各ユーザは、このシステム10を利用してウ
ェブページに関する情報を検索したり、自ら作成したウ
ェブページファイルをアップロードする前提として、住
所地、勤務地、事業所所在地等、自分にとって都合のよ
い場所を管轄しているケーブルテレビ局のウェブサーバ
14に対して、事前にユーザ登録を済ませておく必要があ
る。ここでいう「ユーザ」には、個人ユーザの他に、商
店や会社等の事業ユーザも含まれる。
【0026】図3は、このシステム10が果たす諸機能の
中で、エリアAに居住するユーザがウェブサーバ14Aに
ユーザ登録を行ったり、ウェブページファイルをアップ
ロードする際の機能構成部を示したブロック図であり、
ウェブサーバ14Aは、ユーザ登録手段16と、ID・パスワ
ード発行手段18と、ウェブページ登録手段20と、ユーザ
データベース22と、ウェブページデータベース24と、座
標変換テーブル26とを備えている。上記ウェブサーバ14
Aのユーザ登録手段16、ID・パスワード発行手段18、ウ
ェブページ登録手段20は、ウェブサーバ14Aを構成する
コンピュータのCPUが、OSや専用プログラムに従っ
て所定の処理を実行することによって実現される。ま
た、上記ユーザデータベース22、ウェブページデータベ
ース24、座標変換テーブル26は、同サーバ14Aに含まれ
るデータベースサーバのハードディスク内に格納されて
いる。
【0027】つぎに、図4のフローチャートに従い、あ
るユーザがウェブサーバ14Aにユーザ登録する際の処理
手順を説明する。まずユーザは、自己のパソコン12上に
起動させたウェブ・ブラウザ・プログラムからウェブサ
ーバ14AのURLを入力し、同サーバにアクセスする。そ
して、ユーザのパソコン画面に表示されるサービスメニ
ューの中から「ユーザ登録」を選択する。
【0028】この結果、ユーザのパソコン12の画面上に
は、加入に際して記入すべきデータ項目が設定された入
会申込フォームが表示され(図示省略)、氏名や住所、
メールアドレスといった属性情報の入力が要求される
(S12)。ユーザが上記フォームの空欄部分に必要事項
を入力した後、「送信」ボタンをクリックすると、上記
入力データがウェブサーバ14Aに送信される。ユーザ登
録手段16は、必要的記載事項が全て記入されていること
を確認した後(S14)、ユーザデータベース22内に当該
ユーザを新規に登録する(S18)。また、ID・パスワー
ド発行手段18により、ユーザのパソコン画面上にIDとパ
スワードを記載した登録完了メッセージが表示される
(S20)。これに対し、万一、必要事項の入力がなされ
ていない場合には、再度入力を促すメッセージがユーザ
のパソコン画面に表示される。
【0029】図5は、事業ユーザとしての登録を受けた
際に各ユーザに設定されるデータ項目の一例を示してお
り、事業ユーザID、パスワードといった認証データの他
に、業種(「精肉小売業」など)や屋号(「栗田精肉
店」等)、事業主、電話番号、FAX番号、メールアド
レス、ウェブページのURL、営業時間、所在地、座標、
登録情報番号といったデータ項目を含んでいる。これに
対し図6は、個人ユーザとしての登録を受けた際に各ユ
ーザに設定されるデータ項目の一例を示しており、一般
ユーザID、パスワードといった認証データの他に、性
別、生年月日、職業、電話番号、FAX番号、メールア
ドレス、ウェブページのURL、住所、座標、趣味、登録
情報番号といったデータ項目を含んでいる。
【0030】上記「登録情報番号」というデータ項目
は、当該ユーザがこのシステムのウェブページデータベ
ース24内に蓄積してあるウェブページの整理コードのこ
とであり、複数のウェブページを登録してあるユーザの
場合には、各ウェブページのコード番号が記述されるこ
ととなる。もちろん、専ら閲覧利用のみで自分では一切
のウェブページを蓄積していないユーザにあっては、こ
の項目は空欄のままとなる。
【0031】また、両者とも「座標」という項目を備え
ているが、ここには当該ユーザの住所地や所在地といっ
た位置情報を基に割り当てられた座標データが、新規登
録に際してユーザ登録手段16によって記述される(図4
のS16)。すなわち、このシステムに含まれる各エリア
A〜H…は、図7に示すように、それぞれのエリア内を
さらに細かい領域に区分する独自の座標体系を備えてお
り、座標変換テーブル26には、エリア内の実際の住所
(地番)と当該座標体系との対応関係が記述されてい
る。ユーザ登録手段16は、新規ユーザの住所や所在地デ
ータを座標変換テーブル26に当てはめて座標を算出し、
これを図5や図6の「座標」欄に記述しておく。この座
標の利用方法については、後に詳述する。なお、座標軸
の間隔(一コマの面積)については特に限定はなく、担
当エリアの人口密度や地形等に応じて設定される。
【0032】つぎに、図8のフローチャートに従い、あ
るユーザがウェブサーバ14Aのウェブページデータベー
ス24内にウェブページを蓄積する際の処理手順を説明す
る。まず、ユーザは自己のパソコン12上にて、HTML
形式でウェブページファイルを作成し、専用のファイル
転送プログラムを介して当該ファイルを自己が登録して
いるウェブサーバ(以下「登録ウェブサーバ」)14Aに
転送する。このファイル転送に際しては、ユーザID及び
パスワードの入力による認証手続が求められることはい
うまでもない(S30、S32)。
【0033】転送されるウェブページファイルには、所
定のインデックス情報を付加することが求められる(S
34)。図9はその一例を示すものであり、ユーザIDの
他、有効期限(開始年月日及び終了年月日)、有効時間
(開始時刻及び終了時刻)、情報種別(ジャンル)、要
約(キャッチコピー)、指定場所、座標が含まれてい
る。
【0034】上記「有効期限」や「有効時間」は、当該
ウェブページに含まれる情報に時間的な条件が設定され
ている場合に記述される。例えば、事業ユーザであるス
ーパーマーケットが歳末大売り出しを12月25日〜3
1日まで開催する旨の情報をウェブページに記載した場
合には、上記開催期間が「有効期限」として記述され
る。また、ある商店が18時〜20時までの間、タイム
サービスを実施する旨の情報をウェブページに記載した
場合には、上記時間帯が「有効時間」として記述され
る。なお、アップロードする情報の性質上、特に「有効
期限」や「有効時間」が存在しない場合には、空欄のま
まにしておけばよい。
【0035】上記「情報種別(ジャンル)」とは、予め
システム側で用意されたジャンル体系の中から、当該ウ
ェブページの内容に適合すると思われるジャンルをユー
ザが選択・入力することとなる。例えば、「イベント−
バザー」や「求人情報−家庭教師応募」、「安売り情報
−食料品」などが想定される。「要約(キャッチコピ
ー)」とは、当該ウェブページの内容を短く説明した文
章であり、例えば100字以内で自由に記述される。上
記「指定場所」とは、当該ウェブページの内容に対応し
た場所がユーザの登録場所(住所や所在地)と異なる場
合に記述される。例えば、ある個人ユーザがバザーの開
催を知らせるウェブページをアップロードする場合に
は、バザーの開催場所である小学校の住所が位置情報と
して記述される。情報の内容とユーザの登録場所が一致
している場合には、特に記述する必要はない。
【0036】上記インデックス情報を所定のフォーム上
に記述した上で、ユーザがウェブページファイルをウェ
ブサーバ14Aに送信すると、ウェブページ登録手段20が
必要的記載事項が充足されていることを確認し(S3
6)、当該ウェブページファイルをインデックス情報と
関連付けた上でウェブページデータベース24内に格納す
る(S40)。この際、ウェブページ登録手段20は座標変
換テーブル26を参照し、インデックス情報に記述された
「指定場所」に対応した座標データを上記インデックス
情報の座標欄に記述すると共に(S38)、情報登録番号
及びURLを上記インデックス情報に付与する。また、事
業ユーザでありながら「有効時間」が空欄の場合には、
ユーザデータベース22内に格納された当該ユーザの営業
時間帯が有効時間の欄に記述される。
【0037】つぎに、このシステム10の登録ユーザが、
ウェブページデータベース24内に蓄積されたウェブペー
ジを閲覧する場面について説明する。図10は、このシ
ステム10が果たす諸機能の中で、ユーザがウェブページ
の検索を行う際の機能構成部を示したブロック図であ
り、ウェブサーバ14Aは、ウェブページ検索手段28と、
検索要請処理手段30と、検索結果整列手段32と、検索結
果送信手段34と、ウェブページデータベース24と、ユー
ザデータベース22と、ウェブサーバデータベース36とを
備えている。上記ウェブページ検索手段28、検索要請処
理手段30、検索結果整列手段32、及び検索結果送信手段
34は、ウェブサーバ14Aを構成しているコンピュータの
CPUが、OSや専用プログラムに従って所定の処理を
実行することによって実現される。また、上記ウェブサ
ーバデータベース36は、同コンピュータのハードディス
ク内に格納されている。
【0038】つぎに、図11のフローチャートに従い、
あるユーザがウェブサーバ14Aにログインして検索のリ
クエストを行い、目的のウェブページを表示する際の処
理手順を説明する。まずユーザは、自己のパソコン12上
に起動させたウェブ・ブラウザ・プログラムからウェブ
サーバ14AのURLを入力し、同サーバにアクセスする。
そして、ID及びパスワードの入力を伴う認証をクリアし
た後(S50、S52)、ユーザのパソコン画面に表示され
るサービスメニューの中から「ホームページ検索」を選
択する。
【0039】この結果、ユーザのパソコン12には、図1
2に示すように検索条件入力画面が表示され、検索条件
の入力が求められる(S54)。この中、「検索キーワー
ド」のボックス内には、ユーザが求めているウェブペー
ジのキーワードをキーボードから入力する。ここでは、
ユーザが牛肉の安売り情報を探しているものと想定し、
「牛肉」と入力する。つぎの「ジャンル」のボックス内
には、探しているウェブページのジャンルを、「▼ボタ
ン」をクリックして展開されるプルダウンメニューの中
から選択入力する。ここでは、「安売り−食料品」を選
択する。
【0040】「基準点」のボックス内には、複数の検索
結果をリスト表示する際の並び順を決めるための基準と
なる位置情報が選択入力される。後述のように、このシ
ステムの検索機能を用いてヒットしたウェブ情報は、地
理的に近い順にリスト表示されるのであるが、このため
には近さの基準点を特定する必要がある。デフォルトで
は当該ユーザの登録地点、すなわち住所や事業所所在地
が入力されている。ここでは、自宅から買い物に出掛け
ることを念頭においているため、「登録地点」のままと
する。これに対し、登録エリア内における他の場所を基
準点としたい場合には、「▼ボタン」をクリックして展
開されるプルダウンメニューの中から、当該エリア内に
おける他のランドマークとなる場所(例えば「○○駅」
や「○○小学校」)を選択入力する。
【0041】「日にち指定」のボックス内には、ウェブ
ページの情報を利用する日を選択入力する。デフォルト
では本日の日付が入力されているが、他の日を希望して
いる場合には、「▼ボタン」をクリックして展開される
プルダウンメニューの中から任意の日を選択すればよ
い。ここでは、本日である「00/05/12」をそのまま利用
する。
【0042】「時間指定」のボックス内には、ウェブペ
ージの情報を利用する時間帯を選択入力する。デフォル
トでは現在の時間帯が入力されているが、「▼ボタン」
をクリックして展開されるプルダウンメニューの中から
他の時間帯を選択することができる。ここでは、買い物
に出掛ける予定の「16:00−16:30」を選択する。
【0043】上記の各ボックス内に検索条件を選択・入
力した後、「検索」ボタンをクリックすると、この検索
条件はウェブサーバ14Aに送信される。これを受けたウ
ェブサーバ14Aでは(S56)、ウェブページ検索手段28
が起動し、ウェブページデータベース24内を検索して上
記検索条件に合致するウェブページを抽出する(S5
8)。そして、抽出されたウェブページのインデックス
情報が検索結果整列手段32に出力され、上記基準点に近
い順に整列される(S64)。例えば、上記の検索条件に
よって図7に示す座標を備えた事業ユーザα、β、γの
ウェブページがヒットした場合、各ウェブページの座標
と基準点の座標(ユーザの住所)とを比較し、近い順に
整列される。この整列された検索結果は、検索結果送信
手段34を介してユーザのパソコン12に送信され(S6
6)、図13に示すような画面表示がなされる。この画
面表示の中、上半分には当該ユーザが登録しているウェ
ブサーバ14Aの担当エリア(以下「登録エリア」)A内
における検索結果が、上記の順番でリストアップされ
る。なお、図中の「中心エリア」とは、ユーザが指定し
た基準点を含むエリアのことを意味し、ここではユーザ
の登録エリアと一致している。
【0044】リストアップされるウェブページ関連情報
としては、目的のウェブページを提供している事業ユー
ザの屋号、所在地名、及びウェブページのキャッチコピ
ーである。この中から適当なウェブページ関連情報をク
リックすることにより、当該ウェブ情報に関連付けられ
たウェブページファイルがウェブページデータベース24
からユーザのパソコン12に送信され、ブラウザ・プログ
ラムを介して表示される。もちろんユーザは、リストさ
れた全てのウェブ情報をクリックしてウェブページを閲
覧することができる。
【0045】上記画面表示の下半分には、周辺エリアに
おける検索結果が表示されている。このシステム10にお
いては、まず第1にユーザが登録しているエリアを中心
にしてウェブページを検索するのであるが、さらに周辺
領域まで検索の網を広げるように構成されている。すな
わち、上記においてユーザのパソコン12から検索条件が
ウェブサーバ14Aに送信されると、検索要請処理手段30
はウェブサーバデータベース36を参照し、検索条件を他
のエリアを担当するウェブサーバ14に送信して同一条件
による検索を要請する(図11のS60)。
【0046】この際、どの範囲のウェブサーバに対して
検索要請を発信するかについては、ウェブサーバデータ
ベース36に予め設定されているのであるが、通常は隣接
エリアを担当している全ウェブサーバに対して検索要請
を行う。ここで隣接エリアとは、図2に示すように、中
心エリアAと接しているB〜Hのエリアを指している。
もちろん、全ての隣接エリアに検索要請を行う代わり
に、ユーザの基準点(住所)に最も近いエリアに限定す
ることも可能であるし、予めユーザに検索を行う隣接エ
リアを個別に選択させることもできる。
【0047】検索要請を受けた隣接エリアのウェブサー
バ14では、ウェブページ検索手段が当該エリアのウェブ
ページデータベース内を検索し(S62)、検索条件に合
致するウェブページを抽出する。この検索結果は、検索
要請処理手段30から検索結果整列手段32に出力され、そ
こで一定の基準に従って整列された後(S64)、検索結
果送信手段34を介してユーザのパソコン12に送信され
る。図13に示すように、周辺エリアにおける検索結果
に関しては、ヒットしたウェブページの位置情報のみが
列挙される。ユーザはこの位置情報を検討し、自分にと
って一番便利な位置情報が含まれているエリアをクリッ
クする。この結果、図示は省略したが、当該エリア内に
おける検索結果が、中心エリアにおけるのと同レベルの
詳細なウェブ情報と共に表示されることとなる。
【0048】ただし、周辺エリアから送信された検索結
果に関しては、中心エリアにおける検索結果のようにユ
ーザが指定した基準点から近い順に整列されることはな
い。これは、以下の理由による。すなわち、このシステ
ム10においては、各ウェブページの位置情報と基準点と
を当該エリア固有の座標体系に当てはめることで遠近関
係が算出される方式であるため、基本的に同一エリア内
における場所同士の遠近しか認識できないこととなる。
もちろん、緯度と経度を用いた日本全国をカバーする絶
対的な座標体系を用意し、これにウェブページやユーザ
の位置情報を当てはめていけば、異なるエリア間でも遠
近を算出することが可能となるし、この発明はこのよう
な方式を排除しているわけではない。しかしながら、日
本全国をカバーする座標体系と個々の住所(地番)との
対応関係を示す変換テーブルを各ウェブサーバ14内に用
意し、ユーザ登録やウェブページ登録、あるいは検索処
理を行う都度、座標変換処理を行うことは各ウェブサー
バ14に大きな負荷を与えることとなる。しかも、地域に
密着した身近な情報をなるべく簡便に流通させようとす
るこの発明の目的に照らしてみれば、周辺エリアにまで
正確な遠近整列表示を求める必要性は低いといえる。
【0049】この発明は、上記のように地域に密着した
身近な情報の収集・発信が一番の目的であるため、本来
的には中心エリア(ユーザの登録エリア)及び隣接エリ
ア内の検索で十分であるといえるが、検索条件によって
は上記検索範囲ではウェブ情報が全くヒットしない場合
も想定される。この場合には、上記隣接エリアのさらに
外側に拡がる周辺エリアを、波紋的に、あるいは都道府
県単位(例えば「埼玉県内の全エリア」)や地方単位
(例えば「関東地方の全エリア」)で検索対象に加える
ことができる。
【0050】上記においては、ユーザが登録エリア内に
おいて検索の基準点を任意の場所に設定する例を示した
が、登録エリア外に検索の基準点を設定することもでき
る。例えば、関東地方に在住の個人ユーザが出張で北海
道の小樽に出掛ける際には、事前に小樽を担当エリアと
しているウェブサーバに蓄積されているウェブページを
参照することが有効である。このシステム10の場合、全
国のケーブルテレビ局毎にウェブサーバ14が設置されて
おり、各ウェブサーバ14には担当エリア内のタイムリー
な情報がきめ細かく蓄積されている。このため、全国規
模の既存の検索サイトを用いて小樽周辺の情報検索を行
うよりも、小樽エリアを担当しているウェブサーバ14に
検索要請をした方が有効な情報が得られる。
【0051】図14は、このシステム10が果たす諸機能
の中で、ユーザが自己の登録エリア外に基準点を設定し
てウェブページの検索を行う際の機能構成部を示したブ
ロック図であり、ユーザが登録しているウェブサーバ14
Aは、担当ウェブサーバ特定手段38と、検索要請処理手
段30と、検索結果送信手段34と、ウェブサーバデータベ
ース36とを備えている。上記担当ウェブサーバ特定手段
38は、当該サーバを構成しているコンピュータのCPU
が、OSや専用プログラムに従って所定の処理を実行す
ることによって実現される。また、ユーザが基準点を設
定したエリアを担当しているウェブサーバ14Xは、ウェ
ブページ検索手段28と、検索要請処理手段30と、検索結
果整列手段32と、検索結果送信手段34と、ウェブページ
データベース24と、ウェブサーバデータベース36とを備
えている。
【0052】つぎに、図15のフローチャートに従い、
あるユーザが登録エリア外に基準点を設定し、この基準
点が含まれるエリアを担当しているウェブサーバ14Xに
蓄積されたウェブページを検索する際の処理手順を説明
する。まずユーザは、自己のパソコン12上に起動させた
ウェブ・ブラウザ・プログラムから登録ウェブサーバ14
AのURLを入力し、同サーバにアクセスする。そして、
パソコン画面に表示されるサービスメニューの中から
「ホームページ検索」を選択する。なお、図示は省略し
たが、この際に自己のID及びパスワードの入力を伴う認
証手続がユーザに課せられる。
【0053】この認証をクリアすると、ユーザのパソコ
ン12には図16に示すように、検索条件入力用の画面が
表示され、検索条件の入力が求められる(S70)。この
中、「検索キーワード」のボックス内には「旅館 OR ホ
テル」と入力すると共に、「ジャンル」のボックス内に
は「観光情報−旅館・ホテル」を選択入力する。「基準
点」のボックス内には、「小樽駅」と入力する。具体的
には、「▼ボタン」をクリックして展開されるプルダウ
ンメニューの中から、「登録エリア外に設定」を選択す
る。この結果、日本地図が表示されたエリア選択メニュ
ーが画面表示されるため(図示省略)、その中から「北
海道」→「小樽エリア」→「小樽駅」と階層を辿ってい
き、最終的な基準点を小樽駅に設定する。「日にち指
定」のボックス内には、宿泊予定日である「00/05/20」
を選択入力する。また、「時間指定」のボックス内に
は、小樽駅に到着予定の時間である「15:30−16:00」を
選択入力する。
【0054】上記のボックス内に検索条件を選択・入力
した後、「検索」ボタンをクリックすると、この検索条
件はまず当該ユーザの登録ウェブサーバ14Aに送信され
る。検索条件の入力を受けたウェブサーバ14Aでは(S
72)、担当ウェブサーバ特定手段38が起動し、ウェブサ
ーバデータベース36を参照して小樽駅を含むエリアを担
当しているウェブサーバ14Xを特定する(S74)。ここ
で割り出されたウェブサーバ14Xの情報は検索要請処理
手段30に送出され、該検索要請処理手段30は当該ウェブ
サーバ14Xに対して上記検索条件を転送し、検索条件に
合致するウェブ情報の抽出を要請する(S76)。
【0055】上記検索要請を受けたウェブサーバ14Xで
は、ウェブページ検索手段28が起動し、ウェブページデ
ータベース24内を検索して上記検索条件に合致するウェ
ブページを抽出する(S78)。図17は、小樽エリアX
内に設定された基準点としての小樽駅50(座標:20,0
9)周辺において、ホテル52(座標:22,13)、ホテル5
4(座標:17,18)、旅館56(座標:07,13)に関する
ウェブページが抽出されたことを示している。抽出され
た各ウェブページの情報は検索結果整列手段32に出力さ
れ、基準点である小樽駅に近い順に整列される(S8
4)。この整列に際しては、当該小樽エリアX内の座標
体系に従って小樽駅50に割り当てられた座標情報と、ヒ
ットしたホテル52,54、旅館56の座標情報とを比較する
ことによって、基準点に地理的に近い順に整列配置され
る。また、小樽エリアXの周辺エリアに属するウェブサ
ーバ14に対しても、検索要請処理手段30を介して検索要
請が発せられる(S80)。この結果、各周辺エリアのウ
ェブサーバ14において検索処理が実行され(S82)、そ
の検索結果が検索結果整列手段32に出力されて整列処理
に付される(S84)。検索結果整列手段32に入力された
ウェブ情報は、検索結果送信手段34を介してユーザの登
録ウェブサーバ14Aに送信され、当該ウェブサーバ14A
の検索結果送信手段34を介してユーザのパソコン12に送
信される(S86)。
【0056】この結果、図13に示したのと同様の画面
レイアウトによって、中心エリア(小樽エリアX)内の
検索結果と、周辺エリアにおける検索結果が表示され
る。ユーザがリストアップされた何れかのウェブ情報を
クリックすると、これに関連付けられたウェブページフ
ァイルが小樽エリアXを担当しているウェブサーバ14X
からユーザのパソコン12に対して転送され、ブラウザ・
プログラムを介して画面表示される。
【0057】上記においては、ユーザ自身がウェブサー
バ14のウェブページデータベース24にウェブページファ
イルを登録することを前提に説明したが、ウェブサーバ
14を運営しているケーブルテレビ局自身で担当エリア内
の情報を積極的に収集したり、ユーザからの情報の提供
を受け付け、これをHTML形式で記述してウェブページデ
ータベース24内に登録しておくことも当然に可能であ
る。また、上記にあっては、ユーザが作成したウェブペ
ージファイルをユーザが登録しているエリアのウェブサ
ーバ14に蓄積しておく例を説明したが、ウェブページフ
ァイル自体は他のウェブサーバ(例えば、事業ユーザが
立ち上げている自社のウェブサーバ)内に蓄積してお
き、そのURLを含めた当該ウェブページに関するインデ
ックス情報のみをウェブサーバ14のウェブページデータ
ベース24に登録しておいても、この発明に係るシステム
10を実現できることはいうまでもない。
【0058】上記の実施形態にあっては、各エリア内に
それぞれの担当ウェブサーバが物理的に配置されている
ことを前提に説明したが、この発明はこれに限定される
ものではない。すなわち、各エリアを担当するウェブサ
ーバが論理的に存在すれば十分であり、その設置場所は
問われない。また、各エリアとウェブサーバが一対一で
対応する必要もなく、一つのウェブサーバが複数のエリ
アを論理的に担当することも当然に可能であり、国内の
全エリアを一台の高性能サーバで管理することもでき
る。さらには、各エリアと関連付けられたウェブサーバ
によって担当エリア内の身近な情報を収集し、これを中
央のサーバ(センターウェブサーバ)に集中させて検索
処理を代行させるといった運用方法も当然に考えられ
る。
【0059】図18は、この発明に係る第2のウェブ情
報提供システム60の全体イメージを示すものであり、各
ユーザの管理する多数の端末と、各エリア内の情報を収
集する複数のウェブサーバ(以下、「ローカルウェブサ
ーバ」)14と、各ローカルウェブサーバ14を統括するセ
ンターウェブサーバ62とが、インターネットを介してネ
ットワーク接続されている。
【0060】上記センターウェブサーバ62は、WWW(Wor
ld Wide Web)サーバ機能、メールサーバ機能、DNSサー
バ機能、アプリケーションサーバ機能、データベースサ
ーバ機能を備えており、実際には複数のワークステーシ
ョンをネットワーク接続することによって構成されてい
る。
【0061】ユーザ端末としては、上記したパソコン12
の他、可搬性を備えたノート型パソコン63や携帯情報端
末(PDA)64、携帯電話65等が該当する。これらの所謂
モバイル端末の場合、移動中に無線でインターネットに
接続可能な機能を備えている必要がある。例えば、ノー
ト型パソコン63の場合でいえば、PCカードスロット内に
PHS通信カードが挿入されていたり、携帯電話が専用コ
ネクタを介して接続されている。また、PalmやZAURUS、
Windows CE端末(何れも登録商標)といった携帯情報端
末64の場合にも、専用の簡易型ブラウザプログラムが内
蔵されていると共に、PHS通信カードや携帯電話が接続
されている必要がある。さらに、携帯電話65の場合に
は、iモード(登録商標)のように簡易型のブラウザプ
ログラムが搭載されると共に、TCP/IPプロトコルに準拠
した通信機能を備えている必要がある。このようなイン
ターネット接続機能を備えた携帯電話65の場合には、通
信キャリアのパケット交換網66及びゲートウェイサーバ
68を経由してインターネットに接続される。
【0062】この第2のウェブ情報提供システム60の場
合、それぞれ担当エリアが割り当てられた多数のローカ
ルウェブサーバ14と、センターウェブサーバ62との連携
方法については、いくつかのパターンが想定される。ま
ず、ユーザが直接センターウェブサーバ62にアクセス
し、必要なエリアにおける検索を求める方式がある。図
19は、この方式を実現する際の機能構成を示すブロッ
ク図であり、センターウェブサーバ62は、ユーザ特定手
段68と、センターユーザデータベース69と、担当ウェブ
サーバ特定手段70と、ウェブサーバデータベース71と、
検索要請処理手段72と、検索結果送信手段73を備えてい
る。上記ユーザ特定手段68、担当ウェブサーバ特定手段
70、検索要請処理手段72、検索結果送信手段73は、セン
ターウェブサーバ62を構成しているコンピュータのCP
Uが、OS及び専用プログラムに従って所定の処理を実
行することによって実現される。センターユーザデータ
ベース69及びウェブサーバデータベース71は、同コンピ
ュータのハードディスク内に格納されている。センター
ユーザデータベース69内には、各エリアを担当するウェ
ブサーバ14の全ユーザ情報が集約されている。また、ロ
ーカルウェブサーバ14Yは、ウェブページ検索手段28
と、検索要請処理手段30と、検索結果整列手段32と、検
索結果送信手段34と、ウェブページデータベース24と、
ウェブサーバデータベース36を備えている。
【0063】つぎに、図20のフローチャートに従い、
ユーザがセンターウェブサイト62に直接アクセスし、自
己の登録エリアを含めた各エリアに関するウェブページ
を検索する際の処理手順を説明する。まずユーザは、自
己のパソコン12上に起動させたウェブ・ブラウザ・プロ
グラムからセンターウェブサーバ62のURLを入力し、同
サーバ62にアクセスする。そして、パソコン画面に表示
されるセンターウェブサイトのサービスメニュー中から
「ホームページ検索」を選択する。この結果、ユーザの
パソコン12には、ID及びパスワードの入力を求めるフォ
ームが送信される(図示省略)。ユーザは、このフォー
ムの入力ボックスに登録エリアのウェブサーバ14から付
与された自己のID及びパスワードを入力して、センター
ウェブサーバ62に返信する。
【0064】これを受けたセンターウェブサーバ62で
は、ユーザ特定手段68がセンターユーザデータベース69
を参照し、入力されたID・パスワードと登録されたID・
パスワードとが一致するか否かを判定する。ここで当該
ユーザの正当性が認証された場合には、図12あるいは
図16に示したのと同様の検索条件入力フォームがユー
ザのパソコンに送信され、検索条件の入力が求められる
(S90)。ユーザは、このフォーム中でキーワードやジ
ャンル、基準点、日にち等の検索条件を指定した後、
「検索」ボタンをクリックしてセンターウェブサーバ62
に検索条件を送信する。これを受けたセンターウェブサ
ーバ62では(S92)、担当ウェブサーバ特定手段70がウ
ェブサーバデータベース71を参照し、入力された「基準
点」を含むエリアを担当するローカルウェブサーバ14Y
を特定する(S94)。この際、「基準点」として「登録
地点」が選択されていた場合には、センターユーザデー
タベース69内に記録された当該ユーザの登録エリア情報
がユーザ特定手段68から担当ウェブサーバ特定手段70に
渡される。ここで特定されたローカルウェブサーバ14Y
の情報は、検索要請処理手段72に送出される。検索要請
処理手段72は、当該ウェブサーバ14Yに対して上記検索
条件を転送し、該当するウェブページ情報の抽出を要請
する(S96)。
【0065】上記検索要請を受けたローカルウェブサー
バ14Yでは、ウェブページ検索手段28が起動し、ウェブ
ページデータベース24内を検索して上記検索条件に合致
するウェブページを抽出する(S98)。抽出された各ウ
ェブページの情報は検索結果整列手段32に出力され、基
準点に近い順に整列される(S104)。この整列に際し
ては、当該ローカルウェブサーバ14Yの担当エリア固有
の座標体系に基づき、基準点からの遠近が認識される。
また、周辺エリアに属するローカルウェブサーバ14に対
しても、検索要請処理手段30を介して検索要請が発せら
れる(S100)。この結果、各周辺エリアのローカルウ
ェブサーバ14において検索処理が実行され(S102)、
その検索結果が検索結果整列手段32に出力されて整列処
理に付される(S104)。検索結果整列手段32に入力さ
れたウェブページ関連情報は、検索結果送信手段34を介
してセンターウェブサーバ62に送信され(S106)、検
索結果送信手段73を介してユーザのパソコン12に転送さ
れる(S108)。なお、ローカルウェブサーバ14Yの検
索結果送信手段34から、直接ユーザのパソコン12に検索
結果を送信することもできる。
【0066】この結果、図13に示したのと同様の画面
レイアウトによって、中心エリア内の検索結果と、周辺
エリアにおける検索結果がユーザのパソコン画面上に表
示される。ユーザがリストアップされた何れかのウェブ
ページ情報をクリックすると、これに関連付けられたウ
ェブページファイルが所定のウェブサーバからユーザの
パソコン12に対して転送され、ブラウザ・プログラムを
介して画面表示される。
【0067】上記の例では、ユーザがセンターウェブサ
ーバ62にアクセスした後、センターウェブサーバ62が当
該ユーザの認証処理、及び担当ウェブサーバの特定処理
を担当し、実際の検索処理は各地のローカルウェブサー
バ14に委託する方式であったが、検索処理までセンター
ウェブサーバ62において完了させる方式を採用すること
もできる。図21は、この方式を実現する際の機能構成
を示すブロック図であり、センターウェブサーバ62は、
ユーザ特定手段68と、センターユーザデータベース69
と、検索エリア特定手段74と、エリア情報データベース
75と、ウェブページ検索手段76とセンターウェブページ
データベース77と、ウェブページ情報登録手段78と、検
索結果整列手段79と、座標変換テーブル80と、検索結果
送信手段81を備えている。上記ユーザ特定手段68、検索
エリア特定手段74、ウェブページ検索手段76、ウェブペ
ージ情報登録手段78、検索結果整列手段79、検索結果送
信手段81は、センターウェブサーバ62を構成しているコ
ンピュータのCPUが、OS及び専用プログラムに従っ
て所定の処理を実行することによって実現される。
【0068】センターユーザデータベース69、センター
ウェブページデータベース77、エリア情報データベース
75、座標変換テーブル80は、同コンピュータのハードデ
ィスク内に格納されている。センターユーザデータベー
ス69内には、各エリアを担当するウェブサーバ14の全ユ
ーザ情報が集約されている。エリア情報データベース75
内には、ユーザが検索条件入力画面において「基準点」
として選択可能なものとして予め設定されている各地の
ランドマークと、当該ランドマークの所属エリアとの関
係が記録されている。センターウェブサーバ62には、各
エリアを担当するローカルウェブサーバ14から当該エリ
ア固有のウェブページ関連情報が随時送信され、ウェブ
ページ情報登録手段78を介してセンターウェブページデ
ータベース77内にエリアIDと関連付けられた上で格納さ
れる。座標変換テーブル80内には、各ローカルウェブサ
ーバ14が管理する全エリアの座標体系がエリアIDと関連
付けられて格納されている。
【0069】つぎに、図22のフローチャートに従い、
ユーザがセンターウェブサーバ62に直接アクセスし、自
己の登録エリアを含めた各エリアに関するウェブページ
を検索する際の処理手順を説明する。まずユーザは、自
己のパソコン12上に起動させたウェブ・ブラウザ・プロ
グラムからセンターウェブサーバ62のURLを入力し、同
サーバにアクセスする。そして、パソコン画面に表示さ
れるウェブサイトのサービスメニュー中から「ホームペ
ージ検索」を選択する。この結果、ユーザのパソコンに
は、ID及びパスワードの入力を求めるフォームが送信さ
れる(図示省略)。ユーザは、このフォームの入力ボッ
クスに登録エリアのウェブサーバ14から付与された自己
のID及びパスワードを入力して、センターウェブサーバ
62に返信する。
【0070】これを受けたセンターウェブサーバ62で
は、ユーザ特定手段68が起動し、入力されたID・パスワ
ードと登録されたID・パスワードとが一致するか否かを
判定する。ここで当該ユーザの正当性が認証された場合
には、図12あるいは図16に示したのと同様の検索条
件入力フォームがユーザのパソコンに送信され、検索条
件の入力が求められる(S110)。ユーザは、このフォ
ーム中でキーワードやジャンル、基準点、日にち等の検
索条件を指定した後、「検索」ボタンをクリックしてセ
ンターウェブサーバ62に検索条件を送信する。これを受
けたセンターウェブサーバ62では(S112)、検索エリ
ア特定手段74がエリア情報データベース75を参照し、入
力された「基準点」を含む中心エリアのIDと、これに隣
接する周辺エリアのIDを特定する(S114)。この際、
「基準点」として「登録地点」が選択されていた場合に
は、センターユーザデータベース69内に記録された当該
ユーザの登録エリアのIDがユーザ特定手段68から検索エ
リア特定手段74に渡される。ここで特定された各エリア
のIDは、ユーザが入力した上記検索条件と共に、ウェブ
ページ検索手段76に送出される。ウェブページ検索手段
76は、センターウェブページデータベース77内に格納さ
れたウェブページ関連情報の中で、上記中心エリアのID
及び周辺エリアのIDに関連付けられたものに対して、上
記検索条件を満たすウェブページ情報の抽出処理を実行
する(S116)。抽出された各ウェブページ関連情報は
検索結果整列手段79に出力され、中心エリアから得られ
た検索結果については、基準点に近い順に整列される
(S118)。この整列に際しては、座標変換テーブル80
内に納められた当該中心エリア固有の座標体系に基づ
き、基準点からの遠近が演算される。検索結果整列手段
79から出力されたウェブページ関連情報は、検索結果送
信手段81を介してユーザのパソコン12に転送される(S
120)。この結果、図13に示したのと同様の画面レイ
アウトによって、中心エリア内の検索結果と、周辺エリ
アにおける検索結果がユーザのパソコン画面上に表示さ
れる。
【0071】このように、センターウェブサーバ62にお
いてユーザの認証処理のみならず、検索処理まで実行す
るように運用することにより、システム全体の構成を簡
素化することができる。例えば、各エリアのローカルウ
ェブサーバ14は、担当エリア内の情報を一次的に収集・
蓄積すると共に、これを定期的にセンターウェブサーバ
62に送信するだけで済み、ユーザからの検索要求に応え
る必要がないため、比較的非力なハードウェア構成でも
十分に役割を果たすことができる。また、上記のように
ユーザをまず各エリアのローカルユーザとして登録させ
た後、そのユーザ情報をセンターユーザデータベース69
にコピーするというやり方に代え、最初から全ユーザを
センターウェブサイト62に登録させることも当然に可能
である。この際、各ユーザの住所や勤務地から所属エリ
アをセンターウェブサーバ62が自動的に割り出し、各ユ
ーザにこのエリアIDを関連付けておけばよい。なお、一
つのセンターウェブサーバ62が全国のローカルウェブサ
ーバ14を統括するように構成してもよいが、全国を幾つ
かのブロックに分割し、各ブロック毎にセンターウェブ
サーバ62を設置し、さらにその上位に全国のセンターウ
ェブサーバを統括するスーパーセンターウェブサーバを
設置するというように、幾層もの階層構造を形成するこ
ともできる。
【0072】上記においては、ユーザが自己の居住エリ
アからこのシステム60を利用することを想定して説明し
てきたが、図23に示すように、あるエリアAに居住
し、当該エリア内の住所でローカルウェブサーバ14Aへ
の登録を受けているユーザが、通勤、通学、あるいは旅
行や出張によって他のエリアXに移動した際にも、イン
ターネット接続機能を備えたモバイル端末(携帯電話6
5)を通じてこのシステム60の検索機能を利用すること
が可能である。図24は、ユーザが登録エリア外におい
てインターネット接続機能を備えた携帯電話65からウェ
ブページを検索する際の機能構成を示すブロック図であ
り、センターウェブサーバ62は、位置データ解析手段82
と、エリア情報データベース75と、検索エリア特定手段
74と、ユーザ特定手段68と、センターユーザデータベー
ス69と、ウェブページ検索手段76と、センターウェブペ
ージデータベース77と、ウェブページ情報登録手段78
と、検索結果整列手段79と、座標変換テーブル80と、検
索結果送信手段81とを備えている。上記位置情報解析手
段82、検索エリア特定手段74、ユーザ特定手段68、ウェ
ブページ検索手段76、ウェブページ情報登録手段78、検
索結果整列手段79、検索結果送信手段81は、センターウ
ェブサーバ62を構成しているコンピュータのCPUが、
OS及び専用プログラムに従って所定の処理を実行する
ことによって実現される。
【0073】センターユーザデータベース69、センター
ウェブページデータベース77、エリア情報データベース
75、座標変換テーブル80は、同コンピュータのハードデ
ィスク内に格納されている。センターユーザデータベー
ス69内には、各エリアを担当するローカルウェブサーバ
14の全ユーザ情報が集約されている。エリア情報データ
ベース75内には、各種の位置データとこのシステム60が
管轄している各エリアとの対応関係を示すデータが多数
蓄積されている。センターウェブサーバ62には、各エリ
アを担当するローカルウェブサーバ14から当該エリアに
関するウェブページ関連情報が随時送信され、ウェブペ
ージ情報登録手段78を介してセンターウェブページデー
タベース77内にエリアIDと関連付けられた上で格納され
る。座標変換テーブル80内には、各ローカルウェブサー
バ14が管理する全エリアの座標体系がエリアIDと関連付
けられて格納されている。
【0074】つぎに、図25のフローチャートに従い、
ユーザが携帯電話65からセンターウェブサーバ62にアク
セスし、自分が今居る場所に関連の深いウェブページを
検索する際の処理手順を説明する。まずユーザは、自己
の携帯電話65のインターネット接続機能を使い、センタ
ーウェブサーバ62における携帯電話専用のウェブサイト
にアクセスする。そして、ディスプレイに表示されるウ
ェブサイトのサービスメニュー中から「エリア情報検
索」を選択する。この結果、ユーザの携帯電話65には、
インターネット経由でID及びパスワードの入力を求める
フォームが送信される(図示省略)。ユーザは、このフ
ォームの入力ボックスに登録ウェブサーバ14から付与さ
れた自己のID及びパスワードを入力して、センターウェ
ブサーバ62に返信する。
【0075】これを受けたセンターウェブサーバ62で
は、ユーザ特定手段68が起動し、入力されたID・パスワ
ードと登録されたID・パスワードとが一致するか否かを
判定する。ここで当該ユーザの正当性が認証された場合
には、携帯電話専用の簡素化された検索条件入力フォー
ムがユーザの携帯電話65に送信され、検索条件の入力が
求められる(S122)。ユーザは、このフォーム中でキ
ーワードやジャンル、基準点、日にち等の検索条件を指
定した後、「検索」ボタンを選択してセンターウェブサ
ーバ62に検索条件を送信する。これを受けたセンターウ
ェブサーバ62では(S124)、検索エリア特定手段74が
エリア情報データベース75を参照し、入力された「基準
点」を含む中心エリアのIDと、これに隣接する周辺エリ
アのIDを特定する(S128)。この際、「基準点」とし
て「登録地点」が選択されていた場合には、センターユ
ーザデータベース69内に記録された当該ユーザの登録エ
リアのIDがユーザ特定手段68から検索エリア特定手段74
に渡される。ここで特定された各エリアのIDは、ユーザ
が入力した上記検索条件と共に、ウェブページ検索手段
76に送出される。ウェブページ検索手段76は、センター
ウェブページデータベース77内に格納されたウェブペー
ジ関連情報の中で、上記中心エリアのID及び周辺エリア
のIDに関連付けられたものに対して、上記検索条件を満
たす情報の抽出処理を実行する(S130)。抽出された
各ウェブページ関連情報は検索結果整列手段79に出力さ
れ、中心エリアから得られた検索結果については、基準
点に近い順に整列される(S132)。この整列に際して
は、座標変換テーブル80内に納められた当該中心エリア
固有の座標体系に基づき、基準点からの遠近が演算され
る。検索結果整列手段79から出力されたウェブページ関
連情報は、検索結果送信手段81を介してユーザの携帯電
話65に転送される(S134)。この結果、中心エリア内
の検索結果と周辺エリアにおける検索結果が、携帯電話
65のディスプレイ上に表示される。
【0076】上記にあっては、ユーザ自身が基準点を携
帯電話65のテンキーを操作して選択・入力する場合につ
いて説明したが、当該携帯電話65が位置情報発信機能を
備えている場合には、システム60の側で自動的にユーザ
の所在地を認識し、当該所在地を検索の基準点として検
索処理を実行することもできる。例えば、ユーザの携帯
電話65がGPS(Global Positioning System)受信モジュ
ールを搭載している場合には、衛星から送信される位置
データを携帯電話65が受信し、これをインターネット経
由でセンターウェブサーバ62に送信することができる。
【0077】そして、ユーザが検索条件入力画面におい
て基準点として「現在位置」を選択した場合には(S12
6)、位置データ解析手段82がエリア情報データベース7
5を参照し、送信された位置データの示すポイントがど
のエリアに属するのかを割り出す(S136)。エリア情
報データベース75内には、予めGPSによる位置データ
(緯度、経度)と各エリアの地理的範囲との対応関係を
示す詳細なデータが格納されているため、GPSのデータ
受信と同時にユーザの居るエリアが特定される。後は、
上記と同様、ウェブページ検索手段76による検索処理が
実行される(S130)。
【0078】このユーザ位置の自動認識機能を利用でき
るのは、GPS受信機能を内蔵した携帯電話65に限られな
い。例えば、GPS受信カードを装着させたノート型パソ
コン63や携帯情報端末64等であっても利用可能である。
さらに、ユーザがインターネット接続機能を備えたPHS
からセンターウェブサーバ62に接続した場合には、PHS
の位置情報提供サービスを利用して位置データを入手す
ることができる。この場合、センターウェブサーバ62
は、通信キャリア等の運営する位置情報サービスセンタ
ーのコンピュータシステムから位置データを入手し、こ
れを基に位置データ解析手段82がエリア情報データベー
ス75を参照してユーザの現在位置を算出することとな
る。もちろん、ユーザのPHS自身が同コンピュータシス
テムから位置データを入手し、それをセンターウェブサ
ーバ62に送信することも可能である。
【0079】上記にあっては、各ユーザは何れかのエリ
アを担当するローカルウェブサーバ14やセンターウェブ
サーバ62に対し、自己の住所や勤務地といった位置情報
の申告を伴うユーザ登録を予め済ませておくことが前提
であったが、この発明はこれに限定されるものではな
く、未登録ユーザに対してウェブページ関連情報の検索
サービスを開放することもできる。もちろん、何れかの
エリア内に住所等の位置情報を登録をしておけば、検索
の際にその位置を基準点として利用できて便利である
が、携帯電話65等による移動中の利用が中心となる場合
には、ユーザ位置の自動認識機能によって基準点の指定
が簡単にできるため、住所等の登録をサービス利用の前
提条件とする必要はない。
【0080】
【発明の効果】この発明に係るウェブ情報提供システム
にあっては、ウェブサーバの担当エリア内における特定
個所の位置情報がウェブページに予め付加されているた
め、ユーザが当該ウェブサーバにアクセスして検索要求
を行うことで、当該エリアに関連した情報を掲載したウ
ェブページを効率的に表示・閲覧することが可能とな
る。この反射的効果として、地域に密着した情報を記載
したウェブページが積極的にインターネット上で公開さ
れるようになることが期待できる。しかも、検索された
ウェブページ情報には、当該エリア内における位置情報
が付加されているため、複数のウェブページがヒットし
た場合には、ユーザにとって地理的に都合のよいウェブ
ページを優先して選択・表示することができて便利であ
る。
【0081】ウェブページにそれぞれ時間的情報を予め
付加しておくと共に、上記ユーザ端末から入力された検
索条件が時間的条件を含んでいる場合には上記ウェブペ
ージ検索手段が当該時間的条件に合致するウェブページ
のみを抽出するように構成することにより、ウェブペー
ジに対して有効期間(有効時間)の概念を付加すること
が可能となる。このため、ウェブページの提供者にとっ
ては即時性の高い情報をインターネット上で公開する意
義が与えられることとなり、ユーザにとっては有効期限
の切れた無意味な情報を検索対象から除外できるメリッ
トが生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1のウェブ情報提供システム
の全体像を示すイメージ図である。
【図2】上記システムに係るウェブサーバを各ケーブル
テレビ局の管轄エリアに配置させた状態を示すイメージ
図である。
【図3】上記システムにおいて、ユーザがウェブサーバ
に対して新規のユーザ登録やウェブページファイル登録
を行う際の機能構成を示すブロック図である。
【図4】ユーザがウェブサーバに対して新規のユーザ登
録を行う際の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】新規登録された事業ユーザに対して設定される
データ項目例を示す説明図である。
【図6】新規登録された個人ユーザに対して設定される
データ項目例を示す説明図である。
【図7】あるエリアに設定された座標のイメージを示す
と共に、当該エリア内において複数のウェブ情報が検索
された様子を示している説明図である。
【図8】ユーザがウェブサーバに対してウェブページフ
ァイルを登録する際の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】ユーザがウェブサーバに対してウェブページフ
ァイルを登録する際に、当該ウェブページに関連付けら
れるインデックス情報の項目例を示す説明図である。
【図10】ユーザが登録エリア内のウェブ情報を検索す
る際の機能構成を示すブロック図である。
【図11】ユーザが登録エリア内のウェブ情報を検索す
る際の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】検索条件入力時におけるユーザ端末の画面表
示例を示す説明図である。
【図13】ユーザ端末の画面に検索結果が表示された状
態を示す説明図である。
【図14】ユーザが登録エリア外のウェブ情報を検索す
る際の機能構成を示すブロック図である。
【図15】ユーザが登録エリア外のウェブ情報を検索す
る際の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】検索条件入力時におけるユーザ端末の画面表
示例を示す説明図である。
【図17】他のエリアに設定された座標のイメージを示
すと共に、当該エリア内において複数のウェブ情報が検
索された様子を示している説明図である。
【図18】この発明に係る第2のウェブ情報提供システ
ムの全体像を示すイメージ図である。
【図19】ユーザがセンターウェブサーバにアクセス
し、必要なエリアにおける検索を求める際の機能構成を
示すブロック図である。
【図20】ユーザがセンターウェブサーバにアクセス
し、必要なエリアにおける検索を求める際の処理手順を
示すフローチャートである。
【図21】ユーザがセンターウェブサーバにアクセス
し、必要なエリアにおける検索を求めた際に、センター
ウェブサーバ自身が検索処理を実行する場合の機能構成
を示すブロック図である。
【図22】ユーザがセンターウェブサーバにアクセス
し、必要なエリアにおける検索を求めた際に、センター
ウェブサーバ自身が検索処理を実行する場合の処理手順
を示すブロック図である。
【図23】ユーザが登録エリア以外のエリアにおいて、
インターネット接続機能を備えた携帯電話を通じてこの
システムの検索機能を利用する際の全体イメージを示す
概念図である。
【図24】ユーザが登録エリア以外のエリアにおいて、
インターネット接続機能を備えた携帯電話を通じてこの
システムの検索機能を利用する際の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図25】ユーザが登録エリア以外のエリアにおいて、
インターネット接続機能を備えた携帯電話を通じてこの
システムの検索機能を利用する際の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 第1のウェブ情報提供システム 12 パソコン(ユーザ端末) 14 ウェブサーバ 22 ユーザデータベース 24 ウェブページデータベース 26 座標変換テーブル 28 ウェブページ検索手段 30 検索要請処理手段 32 検索結果整列手段 34 検索結果送信手段 36 ウェブサーバデータベース 38 担当ウェブサーバ特定手段 60 第2のウェブ情報提供システム 62 センターウェブサーバ 63 ノート型パソコン 64 携帯情報端末(PDA) 65 携帯電話 69 センターユーザデータベース 70 担当ウェブサーバ特定手段 71 ウェブサーバデータベース 72 検索要請処理手段 73 検索結果送信手段 74 検索エリア特定手段 75 エリア情報データベース 76 ウェブページ検索手段 77 ウェブページデータベース 78 ウェブページ情報登録手段 79 検索結果整列手段 80 座標変換テーブル 81 検索結果送信手段 82 位置データ解析手段 A〜H、X エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 英樹 東京都荒川区西日暮里5−15−10 モチベ ーション フォロー オフィス 株式会社 内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB49 CC02 DD01 EE05 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の地理的エリアを担当するウェブサー
    バを備えたウェブ情報提供システムであって、 上記ウェブサーバは、担当エリア内における情報が記述
    されたウェブページに関する情報を、少なくとも当該エ
    リア内の特定の位置情報と関連付けて登録しておくウェ
    ブページデータベースと、 ユーザの端末からネットワーク経由で検索条件が入力さ
    れた場合に、上記ウェブページデータベース内を検索
    し、当該検索条件に合致するウェブページを抽出するウ
    ェブページ検索手段と、 上記において抽出された各ウェブページに関する情報
    を、担当エリア内における当該ウェブページの位置情報
    と共にユーザ端末に送信する手段と、 を備えたことを特徴とするウェブ情報提供システム。
  2. 【請求項2】上記ウェブサーバは、ユーザの属性情報を
    担当エリア内の特定の位置情報と関連付けて登録してお
    くユーザデータベースと、 ウェブページ検索手段によって抽出された各ウェブペー
    ジの位置情報と、検索を要求したユーザの位置情報とを
    比較して、各ウェブページに関する情報を当該ユーザに
    近い順に整列させる検索結果整列手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のウェブ情報提供システム、
  3. 【請求項3】上記ウェブサーバは、上記ユーザ端末から
    登録エリア内における特定の位置を基準点として指定す
    る情報が検索条件と共に入力された場合に、上記ウェブ
    ページ検索手段によって抽出された各ウェブページの位
    置情報とユーザが指定した上記位置情報とを比較して、
    各ウェブページに関する情報を当該ユーザの指定位置に
    近い順に整列させる検索結果整列手段を備えたことを特
    徴とする請求項1または2に記載のウェブ情報提供シス
    テム。
  4. 【請求項4】上記ウェブサーバは、他のエリアを担当す
    るウェブサーバに関する情報を格納したウェブサーバデ
    ータベースと、 ユーザ端末から当該ウェブサイトの担当エリア外におけ
    る特定位置を検索の基準点として指定する情報が検索条
    件と共に入力された場合に、上記ウェブサーバデータベ
    ースを参照して当該指定位置を担当する他のウェブサー
    バを特定する手段と、 上記において特定されたウェブサーバに対して検索を要
    請する手段と、 上記他のウェブサーバから送信された検索結果を、当該
    エリア内におけるウェブページの位置情報と共にユーザ
    端末に送信する手段とを備え、 上記他のウェブサーバは、そのウェブページデータベー
    ス内を検索し、上記検索条件に合致するウェブページを
    抽出するウェブページ検索手段と、 上記において抽出された各ウェブページの位置情報とユ
    ーザの指定した位置情報とを比較して、各ウェブページ
    に関する情報を当該ユーザの指定位置に近い順に整列さ
    せる検索結果整列手段と、 上記検索結果を検索を要請してきた上記ウェブサーバに
    送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載のウェブ情報提供システム。
  5. 【請求項5】上記ウェブサーバは、ユーザ端末あるいは
    他のウェブサーバから検索条件の入力を伴う検索要請が
    あった場合に、担当エリアに隣接するエリアを担当する
    他の少なくとも一つのウェブサーバに対して同条件によ
    る検索を要請する手段と、 上記隣接エリアを担当するウェブサーバから送信された
    検索結果を、当該隣接エリア内におけるウェブページの
    位置情報と共に、ユーザ端末あるいは検索を要請してき
    た他のウェブサーバに送信する手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載のウェブ情報提供システム。
  6. 【請求項6】上記ウェブサーバは、担当エリア内を多数
    の領域に区分する固有の座標体系と、当該エリア内の位
    置情報との対応関係を示す変換テーブルを備えており、 上記ユーザデータベース内の各ユーザ情報には、それぞ
    れの位置情報を上記変換テーブルに当てはめて導かれた
    座標情報が関連付けられており、 上記ウェブページデータベース内の各ウェブページに関
    する情報には、それぞれの位置情報を上記変換テーブル
    に当てはめて導かれた座標情報が関連付けられており、 上記検索結果整列手段は、上記ウェブページ検索手段に
    よって抽出された各ウェブページの座標情報と、当該ユ
    ーザの座標情報とを比較して、各ウェブページに関する
    情報をユーザに近い順に整列させることを特徴とする請
    求項2に記載のウェブ情報提供システム。
  7. 【請求項7】請求項3または4に記載のウェブ情報提供
    システムであって、 上記ウェブサーバは、担当エリア内を多数の領域に区分
    する固有の座標体系と、当該エリア内の位置情報との対
    応関係を示す変換テーブルを備えており、 上記ウェブページデータベース内の各ウェブページに関
    する情報には、それぞれの位置情報を上記変換テーブル
    に当てはめて導かれた座標情報が関連付けられており、 上記検索結果整列手段は、上記ウェブページ検索手段に
    よって抽出された各ウェブページの座標情報と、当該ユ
    ーザの指定位置を上記変換テーブルに当てはめて導かれ
    た座標情報とを比較して、各ウェブページに関する情報
    を当該ユーザの指定位置に近い順に整列させることを特
    徴とするウェブ情報提供システム。
  8. 【請求項8】担当エリア内における情報が記述されたウ
    ェブページに関する情報を、少なくとも当該エリア内の
    特定の位置情報と関連付けて登録しておくウェブページ
    データベースを備えた複数のウェブサーバと、各ウェブ
    サーバと接続されたセンターウェブサーバから成るウェ
    ブ情報提供システムであって、 上記センターウェブサーバは、各ウェブサーバと担当エ
    リアとの関係が記録されたウェブサーバデータベース
    と、 ユーザ端末から何れかのエリアにおける特定の位置を検
    索の基準点として指定する情報が検索条件と共に入力さ
    れた場合に、上記ウェブサーバデータベースを参照して
    当該指定位置を担当するウェブサーバを特定する手段
    と、 上記において特定されたウェブサーバに対して検索を要
    請する手段と、 上記ウェブサーバから送信された検索結果を、当該エリ
    ア内におけるウェブページの位置情報と共にユーザ端末
    に送信する手段とを備え、 各ウェブサーバは、上記センターウェブサーバからの検
    索要請に応じてウェブページデータベース内を検索し、
    上記検索条件に合致するウェブページを抽出するウェブ
    ページ検索手段と、 上記検索結果をセンターウェブサーバあるいはユーザ端
    末に送信する手段とを備えたことを特徴とするウェブ情
    報提供システム。
  9. 【請求項9】担当エリア内における情報が記述されたウ
    ェブページに関する情報を、少なくとも当該エリア内の
    特定の位置情報と関連付けて登録しておくウェブページ
    データベースを備えた複数のウェブサーバと、各ウェブ
    サーバと接続されたセンターウェブサーバから成るウェ
    ブ情報提供システムであって、 上記センターウェブサーバは、各ウェブサーバから送信
    されたウェブページデータベース内の情報を、各エリア
    と関連付けて蓄積しておくセンターウェブページデータ
    ベースと、 ユーザ端末から何れかのエリアにおける特定位置を検索
    の基準点として指定する情報が検索条件と共に入力され
    た場合に、当該指定位置を含むエリア特定する手段と、 上記センターウェブページデータベース内を検索し、少
    なくとも上記において特定されたエリアと関連付けられ
    た情報の中から、上記検索条件に合致するウェブページ
    を抽出するウェブページ検索手段と、 上記における検索結果を、当該エリア内におけるウェブ
    ページの位置情報と共にユーザ端末に送信する手段とを
    備えたことを特徴とするウェブ情報提供システム。
  10. 【請求項10】上記ユーザ端末が位置情報送信機能を備
    えたものであり、 上記センターウェブサーバは、上記ユーザ端末から現在
    位置を示す位置データが送信された場合に、当該位置デ
    ータを解析して当該ユーザの所在エリアを特定する手段
    と、 上記ユーザ端末から、現在位置を検索の基準点として指
    定する情報が検索条件と共に入力された場合に、上記セ
    ンターウェブページデータベース内を検索し、少なくと
    も上記において特定されたエリアと関連付けられた情報
    の中から、上記検索条件に合致するウェブページを抽出
    するウェブページ検索手段と、 上記における検索結果を、当該エリア内におけるウェブ
    ページの位置情報と共にユーザ端末に送信する手段とを
    備えたことを特徴とする請求項9に記載のウェブ情報提
    供システム。
  11. 【請求項11】上記において抽出された各ウェブページ
    の位置情報とユーザの指定した位置情報とを比較して、
    各ウェブページに関する情報を当該ユーザの指定位置に
    近い順に整列させる検索結果整列手段を備えたことを特
    徴とする請求項8〜10の何れかに記載のウェブ情報提
    供システム。
  12. 【請求項12】各ウェブサーバの担当エリア内を多数の
    領域に区分する座標体系と、当該エリア内の位置情報と
    の対応関係を示す変換テーブルを備えており、 上記ウェブページデータベース内の各ウェブページ関連
    情報には、それぞれの位置情報を上記変換テーブルに当
    てはめて導かれた座標情報が関連付けられており、 上記検索結果整列手段は、上記ウェブページ検索手段に
    よって抽出された各ウェブページの座標情報と、当該ユ
    ーザの指定位置を上記変換テーブルに当てはめて導かれ
    た座標情報とを比較して、各ウェブページに関する情報
    を当該ユーザの指定位置に近い順に整列させることを特
    徴とする請求項11に記載のウェブ情報提供システム。
  13. 【請求項13】上記ウェブページにはそれぞれ時間的情
    報が付加されており、 上記ユーザ端末から入力された検索条件が時間的条件を
    含んでいる場合に、 上記ウェブページ検索手段は、当該時間的条件に合致す
    るウェブページのみを抽出することを特徴とする請求項
    1〜12の何れかに記載のウェブ情報提供システム。
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