JP2002015159A - 住宅又は住宅設備の仲介システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが希望する住宅の仕様を予算内で設定
することをユーザの希望仕様を３次元画像化して提供す
ることで支援するとともに、入札により業者選定を支援
する。 【解決手段】 仲介者のサーバは入力された基本的仕様
に基づいて住宅又は住宅設備の３次元画像を作成してユ
ーザ端末機に送信し、エントリ信号が入力されると、ユ
ーザを特定する情報を隠してユーザのエントリ番号、予
算、基本的仕様及び３次元画像が購入希望物件として前
記サーバの入札部に登録され、業者は入札部に登録され
た購入希望物件を閲覧し、受注を希望する物件を指定し
て見積仕様及び費用をサーバに送信し、前記サーバは業
者を特定する情報を隠して業者の登録番号、前記見積仕
様及び費用をユーザのＥメールアドレスに配信し、選択
した業者の登録番号を前記サーバに送信するとユーザは
選択した業者に紹介される

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、住宅又は住宅設備
の売買をインターネット上で仲介するシステムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】インターネット上でユーザが希望する住
宅の仕様を３次元画像で構築し、販売支援する技術が特
開2000-35990号公報に記載され、インターネット上に３
次元画像で住宅展示場を作成し、購入希望者が実際に住
宅展示場に出向く手間暇を省こうとするものが特開平11
-15995号公報に記載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のインタ
ーネット上で住宅をユーザに３次元画像で示すシステム
においては、ユーザが希望する仕様を３次元画像にして
バーチャル化することで仕様の設定を支援し、業者の入
札をインターネット上で行うことにより業者選定を支援
することはできなかった。また、ユーザの資金計画アド
バイス、仕様の設定及び業者の入札をインターネット上
で統合して行うことはできなかった。 本発明は、従来
の係る不具合を解消するためになされたもので、ユーザ
が希望する住宅の仕様を予算内で設定することをユーザ
の希望仕様を３次元画像化して提供することで支援する
とともに、入札により業者選定を支援する。さらに、借
入金と返済計画を作成して予算の限度額を試算しユーザ
の住宅購入を支援することもできる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項１に記載の発明の構成上の特徴は、インター
ネット接続された仲介者のサーバ、ユーザ端末機及び業
者端末機を有し、ユーザが購入希望する住宅又は住宅設
備についての基本的仕様についてユーザ端末機から前記
サーバに入力し、前記サーバは基本的仕様に基づいて住
宅又は住宅設備の３次元画像を作成してユーザ端末機に
送信し、仕様修正がある場合、ユーザは基本的仕様をユ
ーザ端末機から修正し、前記サーバは修正された基本的
仕様に基づいて前記３次元画像を作成してユーザ端末機
に送信し、ユーザがエントリ信号をユーザ端末機から前
記サーバに送信すると、ユーザを特定する情報を隠して
ユーザのエントリ番号、エントリ信号送信時の予算、基
本的仕様及び３次元画像が購入希望物件として前記サー
バの入札部に登録され、業者は業者端末機で仲介者サー
バの入札部に登録された購入希望物件を閲覧し、受注を
希望する購入希望物件を指定して見積仕様及び費用を前
記サーバに送信し、前記サーバは業者を特定する情報を
隠して業者の登録番号、前記見積仕様及び費用を前記サ
ーバが割当てたユーザのＥメールアドレスに配信し、ユ
ーザは複数業者からの見積仕様及び費用を比較し選択し
た業者の登録番号を前記サーバに送信すると該選択した
業者に紹介されることである。

【０００５】請求項２に係る発明の構成上の特徴は、イ
ンターネット接続された仲介者のサーバ、ユーザ端末機
及び業者端末機を有し、ユーザ端末機から入力されたユ
ーザの経済状態に基づいて前記サーバは住宅又は住宅設
備購入のための借入金と返済計画を作成して予算の限度
額を決めユーザ端末機に送信し、ユーザが購入希望する
住宅又は住宅設備についての基本的仕様についてユーザ
端末機から前記サーバに入力し、前記サーバは基本的仕
様に基づいて住宅又は住宅設備の３次元画像を作成して
ユーザ端末機に送信し、仕様修正がある場合、ユーザは
基本的仕様をユーザ端末機から修正し、前記サーバは修
正された基本的仕様に基づいて前記３次元画像を作成し
てユーザ端末機に送信し、ユーザがエントリ信号をユー
ザ端末機から前記サーバに送信すると、ユーザを特定す
る情報を隠してユーザのエントリ番号、エントリ信号送
信時の予算、基本的仕様及び３次元画像が購入希望物件
として前記サーバの入札部に登録され、業者は業者端末
機で仲介者サーバの入札部に登録された購入希望物件を
閲覧し、受注を希望する購入希望物件を指定して見積仕
様及び費用を前記サーバに送信し、前記サーバは業者を
特定する情報を隠して業者の登録番号、前記見積仕様及
び費用を前記サーバが割当てたユーザのＥメールアドレ
スに配信し、ユーザは複数業者からの見積仕様及び費用
を比較し選択した業者の登録番号を前記サーバに送信す
ると該選択した業者に紹介されることことである。

【０００６】請求項３に係る発明の構成上の特徴は、イ
ンターネット接続された仲介者のサーバ、ユーザ端末機
及び業者端末機を有し、ユーザが購入希望する住宅に対
する予算及び基本ポリシーをユーザ端末機から前記サー
バに入力し、前記サーバは前記ユーザの基本ポリシーに
合致する住宅の建築工法を決定し、住宅についての間取
り図及び主要仕様をユーザ端末機から前記サーバに入力
し、前記サーバは前記建築工法、間取り図及び主要仕様
に基づいて住宅の外観及び内観の３次元画像を作成して
ユーザ端末機に送信し、ユーザは間取り図、主要仕様を
ユーザ端末機から必要に応じて修正し、前記サーバは修
正された間取り図、主要仕様に基づいて前記３次元画像
を作成してユーザ端末機に送信し、ユーザがエントリ信
号をユーザ端末機から前記サーバに送信すると、ユーザ
を特定する情報を隠してユーザのエントリ番号、エント
リ信号送信時の予算、間取り図、主要仕様及び３次元画
像が購入希望物件として前記サーバの入札部に登録さ
れ、業者は業者端末機で前記サーバの入札部に登録され
た購入希望物件を閲覧し、受注を希望する購入希望物件
を指定して見積仕様及び費用を前記サーバに送信し、前
記サーバは業者を特定する情報を隠して業者の登録番
号、前記見積仕様及び費用を前記サーバが割当てたユー
ザのＥメールアドレスに配信し、ユーザは複数業者から
の見積仕様及び費用を比較し選択した業者の登録番号を
前記サーバに送信すると該選択した業者に紹介されるこ
とである。

【０００７】請求項４に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項３のいずれかに記載の住宅又は住宅設
備の仲介システムにおいて、前記購入希望物件を建築工
法別、予算規模別、建築予定地別に検索可能に前記サー
バの入札部に登録することである。

【０００８】請求項５に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項４のいずれかに記載の住宅又は住宅設
備の仲介システムにおいて、前記受注を希望する購入希
望物件を指定して見積仕様及び費用を前記サーバに送信
することを行うために、受注を希望する購入希望物件を
指定して業者端末機から前記サーバに送信すると、見積
仕様及び費用に関する質問項目が前記サーバから業者端
末機に送信され、該質問事項に回答して見積仕様及び費
用を業者端末機から前記サーバに送信することである。

【０００９】請求項６に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項５のいずれかに記載の住宅又は住宅設
備の仲介システムにおいて、ユーザが業者を選択すると
き、ユーザと入札に応じた各業者とが前記ユーザのＥメ
ールアドレス及び前記サーバが各業者に割当てたＥメー
ルアドレスを使って情報交換することことである。

【００１０】請求項７に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項６のいずれかに記載の住宅又は住宅設
備の仲介システムにおいて、業者が入札参加費を仲介者
に支払うことを条件に業者の登録番号、見積仕様及び費
用をユーザのＥメールアドレスに配信し、ユーザ及び業
者が紹介手数料を仲介者に支払うことを条件にユーザを
選定された業者に紹介し、成約時には業者が成約手数料
を仲介者に支払うことである。

【００１１】

【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項１に
係る発明においては、仲介者のサーバは入力された基本
的仕様に基づいて住宅又は住宅設備の３次元画像を作成
してユーザ端末機に送信し、エントリ信号が入力される
と、ユーザを特定する情報を隠してユーザのエントリ番
号、予算、基本的仕様及び３次元画像が購入希望物件と
して前記サーバの入札部に登録され、業者は入札部に登
録された購入希望物件を閲覧し、受注を希望する物件を
指定して見積仕様及び費用をサーバに送信し、前記サー
バは業者を特定する情報を隠して業者の登録番号、前記
見積仕様及び費用をユーザのＥメールアドレスに配信
し、ユーザは、選択した業者の登録番号を前記サーバに
送信すると該業者に紹介されるので、ユーザが購入希望
する住宅又は住宅設備の外観、内観を３次元画像に表現
することでユーザの希望に最適な仕様を予算内で居なが
らにしてバーチャル化して設定可能となるとともに、購
入希望物件に対する入札を行うことで業者選定の幅が広
がり、ユーザの住宅又は住宅設備の購入及び業者の受注
活動をインターネット上で総合的に支援することができ
る。

【００１２】上記のように構成した請求項２に係る発明
においては、仲介者のサーバは、ユーザの経済状態に基
づいて住宅又は住宅設備購入のための借入金と返済計画
を作成して予算の限度額を決めてユーザ端末機に送信す
るとともに、入力された基本的仕様に基づいて住宅又は
住宅設備の３次元画像を作成してユーザ端末機に送信
し、エントリ信号が入力されると、ユーザを特定する情
報を隠してユーザのエントリ番号、予算、基本的仕様及
び３次元画像が購入希望物件として前記サーバの入札部
に登録され、業者は入札部に登録された購入希望物件を
閲覧し、受注を希望する物件を指定して見積仕様及び費
用をサーバに送信し、前記サーバは業者を特定する情報
を隠して業者の登録番号、前記見積仕様及び費用をユー
ザのＥメールアドレスに配信し、選択した業者の登録番
号を前記サーバに送信するとユーザは選択した業者に紹
介されるので、請求項１に記載の発明の効果に加え、ユ
ーザに経済的無理が生じないように借入金と返済計画を
立案して予算の限度額を決め、この予算内で希望する基
本的仕様を設定し、業者を入札で選択することを総合的
にインターネット上で支援することができる。

【００１３】上記のように構成した請求項３に係る発明
においては、仲介者のサーバは前記ユーザの基本ポリシ
ーに合致する住宅の建築工法を決定し、前記サーバは前
記建築工法、入力された間取り図及び主要仕様に基づい
て住宅の外観及び内観の３次元画像を作成してユーザ端
末機に送信し、エントリ信号が入力されると、ユーザを
特定する情報を隠してユーザのエントリ番号、予算、間
取り図、主要仕様及び３次元画像が購入希望物件として
前記サーバの入札部に登録され、業者は入札部に登録さ
れた購入希望物件を閲覧し、受注を希望する物件を指定
して見積仕様及び費用をサーバに送信し、前記サーバは
業者を特定する情報を隠して業者の登録番号、前記見積
仕様及び費用をユーザのＥメールアドレスに配信し、ユ
ーザは、選択した業者の登録番号を前記サーバに送信す
ると該業者に紹介されるので、先ずユーザの住宅に対す
る基本ポリシーに合致した建築工法を選択することがで
き、その上でユーザが購入希望する住宅の外観及び内観
を３次元画像に表現することでユーザの希望に最適な間
取り図、主要仕様を予算内でバーチャル化して居ながら
にして設定可能となるとともに、購入希望物件に対する
入札を行うことで業者選定の幅が広がり、ユーザの住宅
購入及び業者の受注活動をインターネット上で総合的に
支援することができる。

【００１４】上記のように構成した請求項４に係る発明
においては、請求項1乃至請求項３のいずれかに記載の
住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、業者は購入
希望物件をインターネット上で建築工法別、予算規模
別、建築予定地別に検索することができるので、取扱っ
ている建築工法、距離的に近い建築予定地等に絞って購
入希望物件を閲覧し、入札に応じる物件を適切に迅速に
選択することができる。

【００１５】上記のように構成した請求項５に係る発明
においては、請求項1乃至請求項４のいずれかに記載の
住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、受注を希望
する購入希望物件を指定して業者端末機から仲介者のサ
ーバに送信すると、見積仕様及び費用に関する質問項目
が前記サーバから業者端末機に送信され、該質問事項に
回答して見積仕様及び費用を業者端末機から前記サーバ
に送信するので、予め仲介業者が作成した業者選択に適
した質問項目に対する回答を業者から得ることができ、
且つ複数の業者から同一の質問項目について回答を得る
ことができて比較が容易となり、複数業者の中から最適
な業者を的確、迅速にインターネット上で選択すること
ができる。

【００１６】上記のように構成した請求項６に係る発明
においては、請求項1乃至請求項５のいずれかに記載の
住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、ユーザと入
札に応じた各業者とは、仲介者のサーバにより夫々割当
てられたユーザ及び業者のＥメールアドレス使って情報
交換できるようにしたので、ユーザと業者とは匿名で十
分な情報交換を行うことができ、且つ該仲介システムへ
のただ乗りを防止することができる。

【００１７】上記のように構成した請求項７に係る発明
においては、請求項1乃至請求項６のいずれかに記載の
住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、業者が入札
参加費を仲介者に支払うと業者の登録番号、見積仕様及
び費用がユーザのＥメールアドレスに配信され、ユーザ
及び業者が紹介手数料を支払うとユーザは選定した業者
に紹介され、成約すると業者は成約手数料を仲介者に支
払うことになっているので、仲介者は該システムを運営
するために必要な費用を得ることができる。

【００１８】

【実施の形態】図１において、１０は本発明に係る住宅
又は住宅設備の仲介システムのハード構成で、仲介者の
サーバ１１はインターネット２０を介して複数ユーザの
端末機２１及び工務店、ハウスメーカ、建築設計事務所
など複数の業者の端末機３１に接続されている。仲介者
はサーバ１１に本発明に係る住宅又は住宅設備の仲介シ
ステムのホームページ（以下ホームページという。）を
作成してインターネット上に開設し、住宅の新築増改築
又は住宅設備の売買についてユーザ及び業者を支援す
る。

【００１９】図２はサーバ１１のブロック構成図であ
る。サーバ１１は、各種処理を行う処理装置１２、各種
情報を入力するための入力装置１３、情報を表示するた
めの表示装置１４、記憶装置１５、データベース１６、
通信装置１７等がバス１８により相互に接続されてい
る。通信装置１７は処理装置１２をインターネット２０
に接続しサーバ１１に情報を入出力する。記憶装置１５
にはオペレーティングシステムＯＳ、本発明に係るシス
テムを実行するためのアプリケーションプログラムＡＰ
等が記憶されている。

【００２０】図３はユーザ端末機２１のブロック構成図
である。ユーザ端末機２１はユーザに対するインタフェ
ースとして機能し、各種処理を行う処理装置２２、ユー
ザが購入希望する住宅又は住宅設備の基本的仕様等を入
力するための入力装置２３、サーバ１０から送られた前
記基本的仕様に基づいて作成された３次元画像等を表示
するための表示装置２４、記憶装置２５、通信装置２７
等がバス２８により相互に接続されている。通信装置２
７は処理装置２２をインターネット２０に接続しユーザ
端末機２１に情報を入出力する。記憶装置２５にはオペ
レーティングシステムＯＳ、グラフィカルユーザインタ
フェースＧＵＩ、ブラウザ、本発明に係るシステムの処
理を実行するためのアプリケーションプログラムＡＰ等
が記憶されている。

【００２１】図４は業者端末機３１のブロック構成図で
ある。業者端末機３１は、業者に対するインタフェース
として機能し、各種処理を行う処理装置３２、受注を希
望する購入希望物件についての見積仕様及び費用などを
入力するための入力装置３３、サーバ１０から送られた
購入希望物件等を表示するための表示装置３４、記憶装
置３５、通信装置３７等がバス３８により相互に接続さ
れている。通信装置３７は処理装置３２をインターネッ
ト２０に接続し業者端末機３１に情報を入出力する。記
憶装置３５にはオペレーティングシステムＯＳ、グラフ
ィカルユーザインタフェースＧＵＩ、ブラウザ、本発明
に係るシステムの処理を実行するためのアプリケーショ
ンプログラムＡＰ等が記憶されている。

【００２２】処理装置１２，２２，３２としては、例え
ばＣＰＵ等の電子ディバイスを用い、入力装置１３，２
３，３３としては、例えばマウス、キーボード等の入力
ディバイスを用い、表示装置１４，２４，３４として
は、例えばＣＲＴ、液晶ディスプレイ等の表示ディバイ
スを用い、記憶装置１５，２５，３５としては、例えば
ハードディスク等のストレージデバイスを用いることが
できるので、サーバ１１はサーバ用のコンピュータで、
ユーザ端末機２１及び業者端末機３１は、通信装置を備
えた汎用のパーソナルコンピュータで実現できる。

【００２３】本発明に係る住宅又は住宅設備の仲介シス
テムは、新築増改築又は住宅設備の仕様設定支援システ
ム及び入札支援システムを統合的に運営するシステムで
ある。仕様設定支援システム及び入札支援システムにフ
ァイナンシャルプラニング支援システムを加えて統合的
に運営するようにしてもよい。ユーザが希望する場合に
実施されるファイナンシャルプラニング支援システム
は、ユーザ端末機２１から入力されたユーザの経済状態
に基づいてサーバ１１が住宅又は住宅設備購入のための
借入金と返済計画を作成して予算の限度額を決めてユー
ザ端末機２１に送信するシステムである。即ちサーバ１
１とユーザ端末機２１との間の情報交換により、ユーザ
である施主の生涯に渡る資産・財産の増減推移を試算
し、住宅の新築、増改築等に割当て可能な予算限度額を
提示するとともに借入金限度額とその返済計画をサーバ
１１からユーザ端末機に送信することが可能となってい
る。

【００２４】新築、増改築等の仕様設定支援システム
は、ユーザ端末機２１とサーバ１１との間で、予算、間
取り図、主要仕様、部材、住宅の建築工法、住宅の外観
及び内観の３次元画像等に関する情報を交換してユーザ
が購入希望する住宅等の間取り図及び主要仕様の設定を
支援するものである。

【００２５】入札支援システムは、業者が業者端末機３
１でサーバ１１の入札部に登録された購入希望物件を閲
覧し、受注を希望する購入希望物件を指定して見積仕様
及び費用をサーバ１１に送信し、サーバ１１は見積仕様
及び費用をサーバ１１が割当てたユーザのＥメールアド
レスに配信することにより、ユーザが複数業者からの見
積仕様及び費用を比較して業者を選択できるようにした
ものである。

【００２６】ユーザ端末機２１はサーバ１１からホーム
ページをブラウザで受信し、表示装置２４に表示する。
ホームページには、サーバ１１のデータベース１６に登
録された図５乃至図７に示すユーザの経済状態に関する
質問表がリンクされている。業者端末機３１の表示装置
３４に表示されるホームページには、サーバ１１のデー
タベース１６に登録された図８に示す見積仕様及び費用
に関する質問表がリンクされている。

【００２７】次に、２階建ての住宅を新築する場合につ
いて、本システムの動作例を図９乃至図１１のフローチ
ャートに基づいて説明する。サーバ１１には、住宅の新
築増改築の仲介システムが開設されており、このホーム
ページには、複数のユーザ及び業者がアクセス可能とな
っている。ユーザがユーザ端末機２１を起動して入力装
置２３からホームページのアドレスを入力してホームペ
ージにアクセスし、ユーザの氏名、住所、建築予定地、
予算、新築の希望時期、新築か増改築かの識別等をホー
ムページ上の該当する記入欄に記入してサーバ１１に送
信する（ステップ５１）。予算の設定について支援を受
けたいユーザがホームページからファイナンシャルプラ
ニング支援を要求し（ステップ５２）、この支援に対す
る手数料を引き落とすためのクレジットカードの番号を
ホームページの該当欄に記入したことを確認すると（ス
テップ５３）、ファイナンシャルプラニング支援システ
ム５０が実行され、データベース１６に記憶されホーム
ページにリンクされている経済状態に関する質問表がユ
ーザ端末機２１に送信され、表示装置２４に表示される
（ステップ５４）。質問表は、図５乃至図７に示すよう
に、１．家族構成、２．収入、３．支出、４．資産に関
するアンケート形式のものである。ユーザは家族構成、
現在の家族年収、将来の年収予測、現在の支出、将来の
支出予測を質問表に基づいて回答しホームページ上の送
信ボタンを押してサーバ１１に送信する（ステップ５
５）。サーバ１１は受信したデータに基づいてユーザの
収支、資産が年齢とともにどのように推移するかシミュ
レーションし、新築の希望時期の支出限度額（頭金）及
び借り入れ限度額を計算して新築の予算の限度額を試算
する（ステップ５６）。これとともに返済計画書を自動
的に作成し、これらをユーザ端末機２１に返信する（ス
テップ５７）。なお、返済計画書は、若干時間が遅れて
もよいので、ユーザの電子メールのアドレスを聞いてお
いて後日、自動返信するようにしてもよい。ユーザは予
算限度額を参考にして購入希望する住宅の予算を設定
し、ホームページ上の予算記入欄に記入する（ステップ
５８）。

【００２８】予算等必要情報を受信するとサーバ１１
は、図１０に示す新築仕様設定支援システム６０を実行
することとなる。サーバ１１のホームページ上には、住
宅に対するユーザの基本ポリシーを質問するために、
「あなたの欲しい住宅の外観イメージ」を複数案の中か
ら選択し、「あなたの希望するライフスタイル」を複数
案の中から選択するページが用意されており、ユーザが
自分の希望に沿って選択肢を選んでクリックして返信し
ていくと（ステップ６１）、サーバ１１は内臓されたプ
ログラムを実行し、在来木工工法から、鉄筋コンクリー
ト、プレハブラーメン構造、プレハブユニット構造、２
×４工法などあらゆる建築工法の中からユーザに最適な
ものを自動的に選択してユーザ端末機２１に送信する
（ステップ６２）。「あなたの欲しい住宅の外観イメー
ジ」を選択するページには、和風、洋館風、カントリー
風、北欧風、等の各種外観を有する住宅の写真が掲載さ
れ、選択するようになっている。「あなたのライフスタ
イル」を選択するページには、和風、洋風、健康重視、
親と同居の有無、天災に対する警戒心の程度、将来の増
改築の有無等の質問事項が掲載され、該当するものをク
リックして選択するようになっている。

【００２９】建築工法が選択されると、ユーザは住宅の
広さに関する質問項目である何階建てか、地下室の有
無、各階の面積、地下室の面積等について該当する欄に
数値を記入することにより、又はマウスポインタのクリ
ックにより選択肢を選択することにより回答する（ステ
ップ６３）。サーバ１１のデータベース１６には、単位
面積当たりの平均的な建築費が建築工法別に予め登録さ
れており、サーバ１１は各階の面積に関するデータが入
力された段階で凡その購入価格を計算し、ホームページ
上に表示する（ステップ６４）。従ってユーザは予算を
超えないように自己調整しながら順次各階の面積を決め
ていくことができる。

【００３０】ユーザが各階の面積を設定しホームページ
上の各階面積設定完了ボタンを押すと（ステップ６
５）、サーバ１１は各階の平面図を自動的に作成し、こ
の各階の平面図を住宅の仕様設定のためのプログラムと
ともにユーザ端末機２１に送信する（ステップ６６）。
仕様設定プログラムには、各部屋（和室、洋室、台所、
浴室等）及び各住宅設備（サッシ、玄関、システムキッ
チン、風呂、トイレ、洗面台等）のアイコンが用意さ
れ、選んだアイコンを平面図の希望位置にユーザがマウ
スポインタでドラッグすることによりこのアイコンに対
応する各部屋又は各住宅設備が平面図の希望位置に描か
れ、平面図上に描かれてアクティブになっている各部屋
の面積は、ユーザが部屋の面積を示す複数の数字の中か
ら一つを選択しクリックすることにより設定されるよう
になっている。ユーザ端末機２１ではダウンロードされ
た仕様設定プログラムが実行され、表示装置２４に表示
されたホームページ上に各階の平面図が示され、ユーザ
はこの平面図の希望位置に、各部屋のアイコンをドラッ
グすることにより和室、洋室、台所、浴室等の位置を設
定し、面積を示す数字をクリックすることで各部屋の面
積を設定し平面図上に描いていく。続いてユーザは各住
宅設備品のアイコンをドラッグすることにより洗面所、
風呂、トイレ、窓・玄関等の開口部などをこれらを取付
ける部屋に配置する。ユーザはこのような操作を繰返し
て各部屋、各住宅設備品が各階の平面図に入るようにこ
れらの位置及び面積を設定し、２階建ての場合、図１２
（ａ）に示す１階の間取り図４５、図１２（ｂ）に示す
２階の間取り図４６を完成する（ステップ６７）。

【００３１】上記例では、サーバ１１から送信された各
階の平面図にユーザが各部屋、各住宅設備のアイコンを
ドラッグして各部屋、各住宅設備の位置設定を行い、数
字をクリックして各部屋の面積を設定して間取り図を作
成しているが、各種部屋の数と各部屋の面積を入力する
とサーバ１１が間取り図のサンプルを自動作成して送信
し、ユーザがこのサンプルを必要に応じて修正するよう
にしてもよい。この間取り図のサンプルの自動作成の
際、例えば高齢者に適したいわゆるバリアフリー住宅の
間取りや住宅設備の種類や配置を、ユーザの希望に応じ
て自動作成することもできる。あるいはサンプル作成と
は全く別途に、高齢者に適した住宅のあり方についてホ
ームページ上で情報を提供することも可能である。もち
ろん、対象を高齢者向けに限定する必要はなく、子供の
人数、家族の人数あるいは世帯数に応じた間取り図のサ
ンプルの自動作成や住宅のあり方の情報提供を行うこと
もできる。

【００３２】次にユーザは、住宅の主要仕様を設定する
ために、各部屋の床、壁、天井等の各部材を選択し、サ
ッシ、玄関、風呂等の住宅設備の好きなタイプを選択す
る。仕様設定プログラムには、床、壁、天井等について
夫々、数種類の部材が用意されており、ユーザは間取り
図上の各部屋を順次クリックしてアクティブにし、各部
屋の床、壁、天井等の部材を数種類の中からクリックし
て選択する（ステップ６８）。そして仕様設定プログラ
ムには、サッシ、玄関、風呂等の各住宅設備について数
種類のタイプが夫々用意されており、ユーザは間取り図
上の各住宅設備をクリックしてアクティブにし、各住宅
設備の好きなタイプを数種類の中からクリックして選択
する（ステップ６９）。

【００３３】このようにして各階の間取り図の設定、各
部屋の床、壁、天井等の部材の選定、各住宅設備のタイ
プの選定が完了してユーザがホームページ上の間取り図
・主要仕様設定完了ボタンを押すと、設定された各階の
間取り図、各部屋の床、壁、天井等の選択された部材、
各住宅設備の選択されたタイプがサーバ１１に送信され
（ステップ７０）、サーバ１１は、今までに送信された
データに基づいてユーザが購入希望する住宅の外観及び
内観の３次元画像を自動的に作成しユーザ端末機２１に
送信する（ステップ７１）。住宅の外観３次元画像４７
が図１３に、１階の内観３次元画像４８が図１４（ａ）
に、２階の内観３次元画像４９が図１４（ｂ）に示され
ている。そして、この住宅の外観及び内観の３次元画像
がユーザ及びその家族が満足するものとなるまでユーザ
は各ステップにおいて必要な修正を繰返す（ステップ７
２）。ユーザがホームページ上の３次元画像満足ボタン
を押すと、サーバ１１はその段階での建築費用を概算し
（ステップ７３）、予算内に入らない場合は、上記作業
を繰返す（ステップ７４）。

【００３４】予算内に入り、外観、内観の３次元画像に
満足してユーザがホームページ上の入札エントリーボタ
ンを押すと、サーバ１１は、この購入希望物件について
エントリ番号を設定するとともに、データベース１６に
開設したメールボックスのＥメールアドレスをこのユー
ザに割当てる（ステップ７５）。そしてこの購入希望物
件について、データベース１６にエントリ番号、ユーザ
の氏名、住所、サーバ１１でのユーザのＥメールアドレ
ス、建築工法、予算、間取り図、主要仕様、建築予定
地、外観及び内観の３次元画像等を登録する。ホームペ
ージの入札部には、ユーザのエントリ番号、建築工法、
予算、間取り図、主要仕様、外観及び内観の３次元画
像、建築予定地（市町村レベルまで）がリンクされて掲
載されるが（ステップ７６）、ユーザを特定する情報例
えば氏名、住所等は入札部にリンクされず掲載されな
い。ホームページの入札部は業者が閲覧するもので、建
築工法別、建築予定地別、予算水準別及びこれらのアン
ド条件で検索できるようになっている。

【００３５】図１１に示す入札支援システム８０が起動
され、業者がホームページの入札部を閲覧し（ステップ
８１）、受注を希望する購入希望物件を見つけた場合
（ステップ８２）、業者の名称、住所、電話番号及び入
札参加費を引き落とすためのクレジットカードの番号を
ホームページの該当欄に記入し、エントリ番号の横に配
置した応募ボタンをクリックすることにより入札に参加
する（ステップ８３）。サーバ１１は入札に参加した業
者に登録番号を付し、サーバ１１のデータベース１６に
開設したメールボックスのＥメールアドレスを業者に割
当てて、業者端末機３１に表示されたホームページに業
者の登録番号及びＥメールアドレスを表示する（ステッ
プ８４）。入札参加費の支払完了がサーバ１１に入力さ
れると、見積仕様及び費用に関する質問を記載した図８
に示す質問表がこの業者に割当てられたＥメールアドレ
スに配信される（ステップ８５）。業者は受注を希望す
る購入希望物件について、入札部に掲載されていたユー
ザの希望条件に合うように、屋根、外壁等に使用する部
材、使用する住宅設備のメーカ・品番、基礎の仕様、及
び総建築費見積金額を質問表に記入した回答書を業者が
過去に同一建築工法で施工した類似仕様の住宅事例の外
観及び内観デジタル写真とともにサーバ１１に返信する
（ステップ８６）。

【００３６】業者から返信された回答書は、この業者を
特定する名称、住所等の情報を隠して業者の登録番号を
付し、この業者に割当てられたＥメールアドレスととも
にこの購入希望物件のユーザに割当てられたＥメールア
ドレスに配信される（ステップ８７）。ユーザは複数の
業者から送信された回答書を比較検討し、必要であれば
ユーザ及び各業者に割当てられたＥメールアドレスで各
業者と情報交換し、さらに具体的に接触したい一の業者
を選択する。業者を選択したユーザは自分のエントリ番
号と、選んだ業者の登録番号と、紹介手数料を引き落と
すためのクレジットカードの番号とをホームページの各
該当欄に記入してサーバ１１に送信する（ステップ８
８）。ユーザから紹介依頼があった旨のメッセージが選
ばれた業者のＥメールアドレスに配信される。選ばれた
業者も具体的な接触を希望し、自分のエントリ番号、登
録番号、紹介手数料を引き落とすためのクレジットカー
ドの番号をホームページの各該当欄に記入してサーバ１
１に送信すると、ユーザの氏名、住所、連絡手段（電
話、ファックス番号、Ｅメールアドレス等）が業者端末
機３１に送信され表示装置３４に表示されたホームペー
ジ上に掲載される（ステップ８９）。この後、業者から
ユーザに直接コンタクトが図られ詳細な打合せがなされ
る。業者にユーザを紹介した後、両者のクレジットカー
ドから所定の紹介料が引き落とされる（ステップ９
０）。

【００３７】紹介後に成約した場合（ステップ９１）、
新築を受注した業者はその成約金額を表わす書類の写し
を仲介者に送付し、成約金額に別途定めた手数料率を乗
じた金額を成約謝礼金として仲介者に支払う（ステップ
９２）。ファイナンシャルプラニング支援システム、入
札支援システムの各種サービスを受ける場合は、各種サ
ービスに対応する手数料、入札参加料、紹介料、成約謝
礼金の支払い義務が生じる旨をホームページ上に本住宅
の仲介システム使用上の約款として表示する。

【００３８】上記実施形態では、住宅を新築する場合に
ついて仲介システムを説明したが、増改築の住宅につい
ても殆ど同じであるので、同様の住宅仲介システムを利
用することができる。但し、増改築の住宅で建築工法の
設定が不要となるときは、建築工法を設定するための質
問項目に回答しなくてもよいようにしておけばよい。。
住宅設備を単独で購入するときも、同様の住宅設備仲介
システムを利用できるが、この場合、建築工法を設定す
るための質問項目及び間取り図の設定は不要となる。

【図面の簡単な説明】

【図1】 本発明に係る住宅又は住宅設備の仲介システ
ムのハード構成を示す図である。

【図２】 サーバのブロック構成図である。

【図３】 ユーザ端末機のブロック構成図である。

【図４】 業者端末機のブロック構成図である。

【図５】 家族構成関する質問表である。

【図６】 収入に関する質問表である。

【図７】 支出、資産に関する質問表である。

【図８】 見積仕様及び費用に関する質問表である。

【図９】 ファイナンシャルプラニング支援システムを
示すフロー図である。

【図１０】 新築仕様設定支援システムを示すフロー図
である。

【図１１】 入札支援システムを示すフロー図である。

【図１２】 各階の間取り図である。

【図１３】 外観の３次元画像を示す図である。

【図１４】 内観の３次元画像を示す図である。

【符号の説明】

１０…住宅又は住宅設備の仲介システムのハード構成、
１１…サーバ…、１６…データベース、２０…インター
ネット、２１…ユーザ端末機、３１…業者端末機、４
５，４６…間取り図、４７…外観の３次元画像、４８，
４９…内観の３次元画像、５０…ファイナンシャルプラ
ニング支援システム、６０・・・新築仕様支援システム、
８０・・・入札支援システム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 正博 愛知県刈谷市朝日町２丁目１番地 アイシ ン精機株式会社内 Ｆターム(参考） 5B049 AA01 AA02 BB05 CC02 CC05 CC08 CC11 DD01 EE00 EE07 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネット接続された仲介者のサー
   バ、ユーザ端末機及び業者端末機を有し、ユーザが購入
   希望する住宅又は住宅設備についての基本的仕様につい
   てユーザ端末機から前記サーバに入力し、前記サーバは
   基本的仕様に基づいて住宅又は住宅設備の３次元画像を
   作成してユーザ端末機に送信し、仕様修正がある場合、
   ユーザは基本的仕様をユーザ端末機から修正し、前記サ
   ーバは修正された基本的仕様に基づいて前記３次元画像
   を作成してユーザ端末機に送信し、ユーザがエントリ信
   号をユーザ端末機から前記サーバに送信すると、ユーザ
   を特定する情報を隠してユーザのエントリ番号、エント
   リ信号送信時の予算、基本的仕様及び３次元画像が購入
   希望物件として前記サーバの入札部に登録され、業者は
   業者端末機で仲介者サーバの入札部に登録された購入希
   望物件を閲覧し、受注を希望する購入希望物件を指定し
   て見積仕様及び費用を前記サーバに送信し、前記サーバ
   は業者を特定する情報を隠して業者の登録番号、前記見
   積仕様及び費用を前記サーバが割当てたユーザのＥメー
   ルアドレスに配信し、ユーザは複数業者からの見積仕様
   及び費用を比較し選択した業者の登録番号を前記サーバ
   に送信すると該選択した業者に紹介されることを特徴と
   する住宅又はその付属設備の仲介システム。
2. 【請求項２】 インターネット接続された仲介者のサー
   バ、ユーザ端末機及び業者端末機を有し、ユーザ端末機
   から入力されたユーザの経済状態に基づいて前記サーバ
   は住宅又は住宅設備購入のための借入金と返済計画を作
   成して予算の限度額を決めユーザ端末機に送信し、ユー
   ザが購入希望する住宅又は住宅設備についての基本的仕
   様についてユーザ端末機から前記サーバに入力し、前記
   サーバは基本的仕様に基づいて住宅又は住宅設備の３次
   元画像を作成してユーザ端末機に送信し、仕様修正があ
   る場合、ユーザは基本的仕様をユーザ端末機から修正
   し、前記サーバは修正された基本的仕様に基づいて前記
   ３次元画像を作成してユーザ端末機に送信し、ユーザが
   エントリ信号をユーザ端末機から前記サーバに送信する
   と、ユーザを特定する情報を隠してユーザのエントリ番
   号、エントリ信号送信時の予算、基本的仕様及び３次元
   画像が購入希望物件として前記サーバの入札部に登録さ
   れ、業者は業者端末機で仲介者サーバの入札部に登録さ
   れた購入希望物件を閲覧し、受注を希望する購入希望物
   件を指定して見積仕様及び費用を前記サーバに送信し、
   前記サーバは業者を特定する情報を隠して業者の登録番
   号、前記見積仕様及び費用を前記サーバが割当てたユー
   ザのＥメールアドレスに配信し、ユーザは複数業者から
   の見積仕様及び費用を比較し選択した業者の登録番号を
   前記サーバに送信すると該選択した業者に紹介されるこ
   とを特徴とする住宅又はその付属設備の仲介システム。
3. 【請求項３】 インターネット接続された仲介者のサー
   バ、ユーザ端末機及び業者端末機を有し、ユーザが購入
   希望する住宅に対する予算及び基本ポリシーをユーザ端
   末機から前記サーバに入力し、前記サーバは前記ユーザ
   の基本ポリシーに合致する住宅の建築工法を決定し、住
   宅についての間取り図及び主要仕様をユーザ端末機から
   前記サーバに入力し、前記サーバは前記建築工法、間取
   り図及び主要仕様に基づいて住宅の外観及び内観の３次
   元画像を作成してユーザ端末機に送信し、ユーザは間取
   り図、主要仕様をユーザ端末機から必要に応じて修正
   し、前記サーバは修正された間取り図、主要仕様に基づ
   いて前記３次元画像を作成してユーザ端末機に送信し、
   ユーザがエントリ信号をユーザ端末機から前記サーバに
   送信すると、ユーザを特定する情報を隠してユーザのエ
   ントリ番号、エントリ信号送信時の予算、間取り図、主
   要仕様及び３次元画像が購入希望物件として前記サーバ
   の入札部に登録され、業者は業者端末機で前記サーバの
   入札部に登録された購入希望物件を閲覧し、受注を希望
   する購入希望物件を指定して見積仕様及び費用を前記サ
   ーバに送信し、前記サーバは業者を特定する情報を隠し
   て業者の登録番号、前記見積仕様及び費用を前記サーバ
   が割当てたユーザのＥメールアドレスに配信し、ユーザ
   は複数業者からの見積仕様及び費用を比較し選択した業
   者の登録番号を前記サーバに送信すると該選択した業者
   に紹介されることを特徴とする住宅又は住宅設備の仲介
   システム。
4. 【請求項４】 請求項1乃至請求項３のいずれかに記載
   の住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、前記購入
   希望物件を建築工法別、予算規模別、建築予定地別に検
   索可能に前記サーバの入札部に登録することを特徴とす
   る住宅又は住宅設備の仲介システム。
5. 【請求項５】 請求項1乃至請求項４のいずれかに記載
   の住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、前記受注
   を希望する購入希望物件を指定して見積仕様及び費用を
   前記サーバに送信することを行うために、受注を希望す
   る購入希望物件を指定して業者端末機から前記サーバに
   送信すると、見積仕様及び費用に関する質問項目が前記
   サーバから業者端末機に送信され、該質問事項に回答し
   て見積仕様及び費用を業者端末機から前記サーバに送信
   することを特徴とする住宅又はその付属設備の仲介シス
   テム。
6. 【請求項６】 請求項1乃至請求項５のいずれかに記載
   の住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、ユーザが
   業者を選択するとき、ユーザと入札に応じた各業者とが
   前記ユーザのＥメールアドレス及び前記サーバが各業者
   に割当てたＥメールアドレスを使って情報交換すること
   を特徴する住宅又は住宅設備の仲介システム。
7. 【請求項７】 請求項1乃至請求項６のいずれかに記載
   の住宅又は住宅設備の仲介システムにおいて、業者が入
   札参加費を仲介者に支払うことを条件に業者の登録番
   号、見積仕様及び費用をユーザのＥメールアドレスに配
   信し、ユーザ及び業者が紹介手数料を仲介者に支払うこ
   とを条件にユーザを選定された業者に紹介し、成約時に
   は業者が成約手数料を仲介者に支払うことを条件とする
   ことを特徴とする住宅又は住宅設備の仲介システム。