JP2002014076A - 固体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法 - Google Patents

固体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2002014076A
JP2002014076A JP2000198222A JP2000198222A JP2002014076A JP 2002014076 A JP2002014076 A JP 2002014076A JP 2000198222 A JP2000198222 A JP 2000198222A JP 2000198222 A JP2000198222 A JP 2000198222A JP 2002014076 A JP2002014076 A JP 2002014076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid electrolyte
electrode
film
gas sensor
type micro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000198222A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Nakamura
健一 中村
Takahiro Ide
卓広 井出
Ryoji Tanda
亮史 反田
Kazu Mochizuki
計 望月
Hiromasa Takashima
裕正 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Yazaki Corp
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd, Yazaki Corp filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2000198222A priority Critical patent/JP2002014076A/ja
Publication of JP2002014076A publication Critical patent/JP2002014076A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱部を小型化することにより、消費電力を
抑制するとともに、厚膜法を用いて形成した固体電解質
を用いた一酸化炭素ガスセンサを提供する。 【解決手段】 半導体あるいは絶縁性材料からなる基板
10と、基板10の表面に設けた構造材20と、構造材
20の表面に設けたヒータ部材30と、ヒータ部材30
および構造材20の表面を覆って設けた層間絶縁膜40
と、可燃性ガス酸化触媒層50およびガスを拡散できる
可燃性ガス酸化触媒層50の表面に設けた第1の電極6
0および第1の電極60を覆って設けた酸素イオン導電
性の固体電解質層70ならびに固体電解質層70の表面
に設けた測定ガスに曝される第2の電極80からなる一
酸化炭素ガス検出素子をヒータ部材30の上部に位置す
るように層間絶縁膜40の表面に設けた固体電解質型マ
イクロガスセンサにおいて、ヒータ部材30の下方に基
板10の裏面から構造材20に達する空洞部15を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガス器具や
警報器などのAC電源を持たない器具などに使用する固
体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃焼機器の不完全燃焼をもっとも
確実に検知する手段として、不完全燃焼時に発生する一
酸化炭素COガスや水素H2ガスをガスセンサにより検
知することが行われている。このような不完全燃焼ガス
を検出する手段として、本願出願人等は、例えば、特開
平7‐306175号公報、特開平7‐306176号
公報、特開平10‐288596号公報などに、固体電
解質を用いた排ガス用の不完全燃焼検知センサを提案し
ている。
【0003】このような、従来のガスセンサの検知原理
およびガスセンサの構造を図5および図6を用いて説明
する。図5は平板型COセンサの動作原理を説明する図
であり、図5(A)は平板型COセンサの構造を模式的
に示す縦断面図であり、図5(B)は露出電極での反応
を説明する部分拡大図であり、図5(C)は可燃性ガス
酸化触媒で被われた電極60での反応を説明する部分拡
大図である。
【0004】図5(A)に示すように、平板型COガス
センサ1は、絶縁基板10の表面に酸化アルミニウム
(アルミナ)Alからなる絶縁膜20を形成し、
さらにその表面に酸化イットリウム(イットリア)Y
で安定化した酸化ジルコニウム(ジルコニア)Zr
であるイットリア安定化ジルコニアYSZの薄板を
固体電解質70として設け、この固体電解質70の表面
に、白金Ptからなる一対の電極60,80を設けて構
成される。一方の電極80は、表面が検出対象となるガ
スに露出しており、他方の電極60の上面を白金Ptと
酸化アルミニウムAlからなる可燃性ガスを酸化
する多孔性の可燃性ガス酸化触媒層50で覆っている。
【0005】電極60は、電極60上に形成した白金リ
ード線を介してセンサ出力取出端子部に接続されてい
る。電極80は、電極80上に形成した白金リード線を
介してセンサ出力取出端子部に接続されている。
【0006】絶縁基板10と絶縁膜20の間には、図示
を省略したセンサ加熱用の白金からなるヒータ部が設け
られている。
【0007】電極60においては、COガスは可燃性ガ
ス酸化触媒層50を拡散して電極60に到達するまでに
その大部分が酸素と反応して酸化され炭酸ガスCO
される。酸素ガスOは、電極60を構成するPt粒子
65に吸着され、気相と電極と固体電解質70で形成さ
れる三相界面で電子を受け取ってイオン化される。酸素
イオンは、固体電解質70中を電極80に向かって移動
する。
【0008】一方、電極80において、Oは、電極8
0を構成するPt粒子85に吸着され、気相と電極と固
体電解質70で形成される三相界面で電子を受け取って
イオン化される。酸素イオンは、固体電解質70中に移
行する。さらに電極80において、COは、電極80を
構成するPt粒子85に吸着され、気相と電極と固体電
解質70で形成される三相界面で固体電解質70中の酸
素イオンと結合して酸化され、気相のCOと電子を生
じる。
【0009】このようにして、電極60と電極80との
間に起電力を生じて、COの濃度を検出することができ
る。
【0010】この原理を応用して、二つの電極60、8
0と固体電解質を積層した形式のCOガスセンサが提案
されている。このガスセンサの形状を図6を用いて説明
する。図6は積層形式のCOガスセンサの積層構造を分
解して示した分解斜視図である。
【0011】すなわち、この発明にかかる固体電解質積
層型COセンサは、絶縁基板10と、ヒータ部材30
と、層間絶縁膜40と、可燃性ガス酸化触媒層50と、
第1の電極60(アノード)と、固体電解質層70と、
第2の電極80(カソード)をこの順番に積層して構成
した。
【0012】ヒータ部材30は、3mm×4mm×厚み
0.3mmの絶縁基板10の表面にPtからなる発熱体
をリボン型に形成して構成される。ヒータ部材30の表
面上に30μmの厚さの層間絶縁膜40を形成する。層
間絶縁膜40には、ヒータ部材30の端子部31が露出
する切欠き41が設けられている。
【0013】層間絶縁膜40の上に形成する可燃性ガス
酸化触媒層50は、95wt%のアルミナに5wt%の
Ptを担持した触媒を3mm角厚み30μmに多孔質に
なるように印刷して形成する。
【0014】第1の電極(アノード)60は、可燃性触
媒層50上にPtとYSZのサーメットを1.0mm角
×膜厚10μmになるように印刷により形成して構成す
る。第1の電極(アノード)60は、三相界面が形成さ
れる電極反応部61と電極引出部62および電極パッド
63が形成される。
【0015】触媒層50平面上の中央部分に触媒層50
より面積の小さな第1の電極(アノード)60を形成
し、その後第1の電極(アノード)60の周辺にさらに
触媒層50を形成することによって、第1の電極(アノ
ード)60の周囲を多孔質の触媒層50で覆うことがで
きる。
【0016】層間絶縁膜40の上に酸化触媒層50と第
1の電極(アノード)60を積層形成した後、この積層
体を1300℃で10分間焼成して一体に構成する。
【0017】固体電解質70は、第1の電極(アノー
ド)60と酸化触媒層50の上に、YSZペーストをス
クリーン印刷して1.4mm角×厚み10μmで電極を
完全に被覆するように形成し、100℃で30分間乾燥
して形成する。
【0018】YSZペーストは、8wt%のイットリア
と92wt%のジルコニアからなるYSZ粉末100重
量部と、結合剤としてのポリビニルブチラール9重量部
と、溶剤としての合計80重量部のα−テルピオネール
とフタル酸ジブチルと、常用の界面活性剤3.5重量部
を加えて調整する。
【0019】第2の電極(カソード)80は、PtとY
SZの混合体のペーストを1.0mm角×膜厚10μm
になるようにスクリーン印刷により固体電解質70上に
形成して構成する。第2の電極(カソード)80は、三
相界面が形成される電極反応部81と電極引出部82お
よび電極パッド83が形成される。
【0020】第1の電極(アノード)60と第2の電極
(カソード)80とは、固体電解質70を挾んで対向す
るように配置する。
【0021】固体電解質70と第2の電極(カソード)
80を積層した後、全体を1375℃で10分間焼成し
て、ヒータ部材30を設けた絶縁基板10と多孔質の酸
化触媒層50とサーメットからなる第1の電極(アノー
ド)60と固体電解質70とサーメットからなる第2の
電極(カソード)80が一体に形成された固体電解質積
層型COセンサを完成する。
【0022】このセンサは、図7の特性図に示すよう
に、CO濃度50ppmから500ppm程度を精度よ
く検出できる。しかしながら、このセンサを警報機へ適
用することを考えた場合、電池駆動というニーズへの対
応を考えなければならない。都市ガス警報機は、現在5
年間の耐久性を補償する必要があり、電池駆動を考える
と駆動部の消費電力は、連続通電時に0.2mW程度に
抑える必要がある。従来のセンサは、加熱部が2mm角
と大きいために、消費電力は連続通電時に0.8W台と
なり、電池駆動するには不向きである。
【0023】また、ヒータ部を含めた全作製工程にスク
リーン印刷による厚膜プロセスを用いているため、全体
のバラツキが大となり、量産化が難しい。
【0024】さらに、出力取出用パッドおよびヒータ電
圧印加用パッドをヒータ加熱領域内に設けていることか
ら、耐熱衝撃性を向上させなければならず、ペーストポ
ッティング+高温焼成という組み合せによりリード線を
取りつけていた。
【0025】既存の酸素センサとして、一般的なシリコ
ンプロセスを用いてヒータ部と素子部を作製した数十μ
m角の酸素センサがある。また、ヒータ部をシリコンプ
ロセスを用いて形成し、素子部をスクリーン印刷法を用
いて形成することが提案されている。しかし、この手法
は、素子部の形成に1350℃での焼成を要するので、
基板としてシリコンウエハーを用いることができない。
【0026】また、Al基板(グリーンシート)に
フォトリソグラフィーを用いてPt‐Al系ヒー
タおよびAl絶縁膜を一体形成する技術がある。
その後、素子はスクリーン印刷法によって製作してい
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記一酸化炭素センサ
が有する問題に鑑み、本発明は、ガスセンサの加熱部を
小型化することにより、消費電力を抑制することを目的
とする。
【0028】本発明は、厚膜法を用いて形成した固体電
解質を用いた一酸化炭素ガスセンサを、提供することを
目的とする。
【0029】本発明は、センサ出力用パッドとヒータ電
圧印加用パッドにワイヤボンディングできる一酸化炭素
ガスセンサを提供することを目的とする。
【0030】素子部の燒結温度を1000℃程度の低温
にするとともに、ヒータ部と素子部の密着性を向上した
一酸化炭素ガスセンサを提供することを目的とする。
【0031】Al基板上にヒータを形成して、高
温プロセスを用いた一酸化炭素ガスセンサを提供する。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、半導体あるいは絶縁性材料からなる基板
と、該基板の表面に設けた構造材と、該構造材の表面に
設けたヒータ部材と、該ヒータ部材および前記構造材の
表面を覆って設けた層間絶縁膜とを有し、ガスを拡散で
きる可燃性ガス酸化触媒層に覆われた第1の電極および
測定ガスに曝される第2の電極ならびに前記第1の電極
と第2の電極に接する酸素イオン導電性の固体電解質層
とからなる一酸化炭素ガス検出素子を前記ヒータ部材の
上部に位置するように該層間絶縁膜の表面に設けた固体
電解質型マイクロガスセンサにおいて、前記ヒータ部材
の下方に前記基板の裏面から前記構造材に達する空洞部
を設けた。
【0033】さらに、本発明は、前記固体電解質型マイ
クロガスセンサにおいて、前記一酸化炭素ガス検出素子
を、前記ヒータ部材の上部に位置するように前記層間絶
縁膜の表面に設けたガスを拡散できる可燃性ガス酸化触
媒層と、該可燃性ガス酸化触媒層の表面に設けた第1の
電極と、該第1の電極を覆って設けた酸素イオン導電性
の固体電解質層と、該固体電解質層の表面に設けた測定
ガスに曝される第2の電極とからなる一酸化炭素ガス検
出素子とした。
【0034】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサにおいて、前記一酸化炭素ガス検出素子を、前記
ヒータ部材の上部に位置するように該層間絶縁膜の表面
に設けた酸素イオン導電性の固体電解質層と、該固体電
解質層の表面に並べて設けた第1の電極および測定ガス
に曝される第2の電極と、該第1の電極を覆って設けた
ガスを拡散できる可燃性ガス酸化触媒層とからなる一酸
化炭素ガス検出素子とした。
【0035】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサにおいて、前記基板および構造材を、ケイ素およ
び該ケイ素の表面を酸化した二酸化ケイ素、または、焼
成したアルミナ(酸化アルミニウム)グリーンシートで
形成した。
【0036】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサにおいて、前記ヒータ部材を、ポリシリコンまた
は白金(Pt)で形成した。
【0037】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサにおいて、前記層間絶縁膜を、酸化アルミニウム
(Al),二酸化ケイ素(SiO),窒化ケイ
素(Si),燐−シリカガラス(PSG)、ある
いはホウ素−燐−シリカガラス(BPSG)のいずれか
で形成した。
【0038】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサにおいて、前記一酸化炭素ガス検出素子を、白金
(Pt)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)の混
合体で形成された第1電極および第2のある電極と、イ
ットリア安定化ジルコニア(YSZ)で形成された酸素
イオン伝導性の固体電解質と、白金(Pt)と酸化アル
ミニウム(Al)の混合体で形成された可燃性ガ
ス酸化触媒により構成した。
【0039】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサにおいて、前記一酸化炭素ガス検出素子を、スク
リーン印刷法により形成した。
【0040】また、本発明は、固体電解質型マイクロガ
スセンサの製造方法において、半導体あるいは絶縁性材
料からなる基板の両面に構造材を形成する第1の工程
と、前記構造材の一方の表面にヒータ部材を形成する第
2の工程と、前記構造材および前記ヒータ部材の表面に
層間絶縁膜を形成する第3の工程と、前記層間絶縁膜の
表面に一酸化炭素ガス検出素子を形成する第4の工程
と、前記層間絶縁膜の表面にヒータ電圧印加用およびセ
ンサ出力取出用パッドを形成する第5の工程と、前記基
板の裏面側をエッチング除去し空洞部を形成する第6の
工程とを備えた。
【0041】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサの製造方法において、一酸化炭素ガス検出素子を
形成する第4の工程を、前記層間絶縁膜上に可燃性ガス
酸化触媒膜を形成する工程と、該可燃性ガス酸化触媒膜
の上に第1の電極膜を形成する工程と、第1の電極膜を
覆う固体電解質膜を形成する工程と、該固体電解質膜の
上に第2の電極膜を積層する工程とからなる工程とし
た。
【0042】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサの製造方法において、一酸化炭素ガス検出素子を
形成する第4の工程を、前記層間絶縁膜上に固体電解質
膜を形成する工程と、固体電解質膜の上に第1の電極膜
および第2の電極膜形成する工程と、第1の電極膜の上
に可燃性ガス酸化触媒膜を積層する工程からなる工程と
した。
【0043】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサの製造方法において、前記ヒータ部材を形成する
材料を、ポリシリコンまたは白金(Pt)とした。
【0044】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサの製造方法において、前記層間絶縁膜を、酸化ア
ルミニウム(Al),二酸化ケイ素(Si
),窒化ケイ素(Si),燐−シリカガラス
(PSG)、あるいはホウ素−燐−シリカガラス(BP
SG)とした。
【0045】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサの製造方法において、前記一酸化炭素ガス検出素
子を、白金(Pt)とイットリア安定化ジルコニア(Y
SZ)の混合体で形成された第1電極および第2の電極
と、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)で形成され
た酸素イオン伝導性の固体電解質と、白金(Pt)と酸
化アルミニウム(Al)の混合体で形成された可
燃性ガス酸化触媒により構成した。
【0046】本発明は、上記固体電解質型マイクロガス
センサの製造方法において、前記一酸化炭素ガス検出素
子を、スクリーン印刷法により形成した。
【0047】また、本発明は、アルミナグリーンシート
上にフォトリソグラフィーによりPtヒータを形成し、
その上に絶縁アルミナ膜を印刷したものを一体焼成する
ことにより、マイクロガスセンサ付きアルミナ基板を構
成した。
【0048】
【発明の実施の形態】図1および図2を用いて本発明の
第1の実施の形態にかかる固体電解質型マイクロガスセ
ンサの構造を説明する。図1は固体電解質型マイクロガ
スセンサの構造を模式的に示す縦断面図であり、図2は
図1に示した固体電解質型マイクロガスセンサの構造を
模式的に示す上面透視図である。
【0049】第1の実施の形態にかかる固体電解質型マ
イクロガスセンサ1は、半導体または絶縁性材料からな
る絶縁基板10と、該絶縁基板の表面に形成した第1の
構造材20と、前記絶縁基板の裏面に形成した第2の構
造材21と、前記第1の構造材20の表面に形成したヒ
ータ部材30と、前記第1の構造材20とヒータ部材3
0の表面に形成した層間絶縁膜40と、ヒータ部材30
の上部を覆うように該層間絶縁膜40の表面に形成した
可燃性ガス酸化触媒膜50と、前記ヒータ部材30の上
部に位置するように該可燃性ガス酸化触媒膜50の表面
に配置した第1の電極60と、該第1の電極60を覆っ
て形成した固体電解質膜70と、該固体電解質膜70上
面に前記第1の電極60と対向させて形成した第2の電
極80とから構成される。
【0050】絶縁基板10には、固体電解質型マイクロ
ガスセンサが配置された位置に、第2の構造材21側か
ら第1の構造部材20に達する空洞部15が設けられて
いる。
【0051】基板10は、例えば280μmの厚みを有
しており、シリコンSiなどの半導体あるいは電気絶縁
材料から構成される。
【0052】第1の構造材20および第2の構造材21
は、例えば1μmの厚みに形成され、絶縁基板10の表
裏両面にCVD法によって酸化ケイ素SiOを成長さ
せて得ることができる。第1の構造材20および第2の
構造材21は、上記のほか、CVD法によって得た窒化
ケイ素(Si、SiN,SiN)などで
構成することができる。
【0053】ヒータ部材30は、例えばポリシリコンを
用いて構成される。第1の構造材20の表面に0.5μ
mの厚さに成膜したポリシリコンに、ホウ素イオンB
をイオン注入法によって打ち込み(2×1016/cm
)、1000℃で30分間N中でアニールした後、
フォトリソグラフによってエッチングしてヒータパター
ンを形成した。ヒータ部材30を形成する材料として、
ポリシリコンのほかに、白金Pt、タングステンW、酸
化タンタルTaO、酸化ルテニウムRuO、パラジウ
ムPdなどの導電性を有する材料を用いることができ
る。
【0054】層間絶縁膜40は、0.5〜10μmの厚
みを有し、例えば酸化アルミニウム(アルミナ)Al
を用いて形成される。層間絶縁膜40は、この上に
形成される可燃性ガス酸化触媒膜50と第1の構造材2
0が剥がれないようにするため、可燃性ガス酸化触媒膜
50の熱膨張率と第1の構造材20の熱膨張率の間の熱
膨張率を有することが望ましく、上記Alのほか
に、シリカガラスである燐−シリカガラス(PSG)、
ホウ素−燐−シリカガラス(BPSG)などの低融点ガ
ラスを用いることができる。
【0055】可燃性ガス酸化触媒膜50は、一酸化炭素
COガス、水素H、炭化水素CH などを酸化する作
用を有し、例えば30μmの厚みを有し、PtやPdな
どの白金族金属、金AuまたはバナジウムVもしくはク
ロムCrなどの主遷移金属の酸化物、あるいはこれらの
2種以上の組み合せを、SiO、α−Al、β
−Alなどの担体に担持させた可燃性ガスを酸化
する触媒作用とガス拡散作用を有する多孔体で構成され
る。
【0056】第1の電極60および第2の電極80は、
例えば5μmの厚みを有し、それぞれ触媒金属とセラミ
ックを混合し加圧成形し燒結した複合体であるサーメッ
トから構成される。サーメットは、Ptと二酸化ジルコ
ニウムZrOまたはPtとイットリアYで安定
化されたZrO(YSZ)を用いて構成される。サー
メットを構成する材料として、上記の他に、Ptなどの
貴金属、または、PtとZrO,二酸化トリウムTh
,酸化セリウム(CeO,Ce),三酸化
二ビスマスBiなどとの混合物、あるいは、これ
らの1種に希土類酸化物もしくはアルカリ土類金属酸化
物を添加してなる酸化物の1種と白金族との混合物を用
いて構成することができる。
【0057】固体電解質膜70は、酸素イオン伝導性の
固体電解質であり、例えば10〜30μmの厚みに形成
される。固体電解質膜70は、Yで安定化したZ
rO 、酸化マグネシウムMgOまたは酸化カルシウム
CaOを添加したZrO,希土類酸化物を添加したC
eO、酸化ストロンチウムSrOを添加したBi
等を用いることができる。
【0058】図3を用いて、上記固体電解質型マイクロ
ガスセンサの製造方法を説明する。
【0059】厚さ280μmのシリコン基板10の表裏
の表面にCVD法を用いてSiOの膜を厚さ2μmに
成膜し、第1の構造材20と第2の構造材21とする
(図3(A))。
【0060】次いで,第1の構造材20の表面にポリシ
リコン膜を厚さ0.5μmの厚さに成膜し、不純物をド
ーピングした後、フォトリソ技術を用いてヒータパター
ンに形成しヒータ部材30を形成する(図3(B))。
【0061】ヒータ部材30および第1の構造部材20
の表面全面を覆うようにヒータ部材30と第1の電極6
0を電気的に絶縁するBPSGなどからなる層間絶縁膜
40を形成する(図3(C))。
【0062】層間絶縁膜40の表面にガス拡散性の可燃
性ガス酸化触媒膜50をスクリーン印刷法によって形成
する(図3(D))。
【0063】さらに、この可燃性ガス酸化触媒膜50の
表面に第1の電極となるサーメットの膜をスクリーン印
刷法によって形成した後900℃で仮焼成して可燃性ガ
ス触媒膜50と第1の電極60を形成する。その後第1
の電極60の表面に酸素イオン伝導性固体電解質膜70
を形成し、第1の電極60の周辺が外に接することがな
いようにフォトリソ技術を用いて固体電解質膜70を形
成する(図3(E))。
【0064】固体電解質膜70表面に第2の電極となる
サーメットの膜を形成しフォトリソ技術を用いて、第2
の電極70を形成する(図3(F))。
【0065】次いで、層間絶縁膜30の上にヒータ電圧
印加用およびセンサ出力取出用金パッドをスパッタリン
グなどで形成して電極パッド90を形成する(図3
(G))。
【0066】最後に絶縁基板10の裏面を異方性エッチ
ングにより除去して、空洞部15を形成して図1に示す
固体電解質型マイクロガスセンサ1を形成する。
【0067】この例では、ヒータ部材30は50μm×
50μmの大きさであり、第一の電極60および第2の
電極80は40μm×40μmの大きさであった。空洞
部15の底部は200μm×200μmの大きさであ
り、開口部は500μm×500μmの大きさであっ
た。さらに、固体電解質型マイクロガスセンサの大きさ
は3mm×3mmの大きさであった。
【0068】この固体電解質型ガスセンサの一酸化炭素
ガス濃度とセンサ出力の関係は、実用に十分耐え得る特
性であった。
【0069】図4を用いて、本発明の第2の実施の形態
にかかる固体電解質型マイクロガスセンサの構造を説明
する。この実施の形態にかかる固体電解質型マイクロガ
スセンサは、図1に示した固体電解質型マイクロガスセ
ンサと比較して、第1の電極と第2の電極を固体電解質
を介して積層する形態ではなく、固体電解質の同一平面
上に並べる形態とした点に特徴を有している。
【0070】この実施の形態にかかる固体電解質型マイ
クロガスセンサ1は、絶縁基板10と、該絶縁基板の表
面に形成した第1の構造材20と、前記絶縁基板の裏面
に形成した第2の構造材21と、前記第1の構造材20
の表面に形成したヒータ部材30と、前記第1の構造材
20とヒータ部材30の表面に形成した層間絶縁膜40
と、層間絶縁膜40の表面に設けた固体電解質膜70
と、固体電解質の表面に並べて設けられた第1の電極6
0および第2の電極80と、第1の電極60の上部を覆
うように個体電解質70と第1の電極60の表面に形成
した可燃性ガス酸化触媒膜50とから構成される。
【0071】第2の実施の形態にかかる固体電解質型マ
イクロガスセンサ1は、以下のようにして製造する。ま
ず、シリコンからなる絶縁基板10の両面に構造材2
0,21としてSiOを成膜する。次に、ヒータ用ポ
リシリコン膜を成膜し、このポリシリコン膜に不純物を
ドーピングした後、ヒータパターン30に加工する。そ
の後、ガスセンサ電極とヒータとの電気絶縁用のBPS
G等の層間絶縁膜40を成膜する。ここまでの工程は図
3に示した第1の実施の形態にかかるマイクロガスセン
サの製造方法と同様である。この絶縁膜上にスクリーン
印刷法によって固体電解質膜70を形成し、さらにその
上面に一対の電極60,80を形成し、1000℃で仮
焼成する。引き続き、電極の一方を可燃性ガス酸化触媒
50で被覆し900℃で焼成する。この後ヒータ電圧印
加用およびセンサ出力取出用金パッドをスパッタリング
などで形成し、最後に基板裏面を異方性エッチングによ
り除去して空洞部15を形成する。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
固体電解質型ガスセンサに比較してガス検出感度を低下
させることなく、固体電解質型マイクロガスセンサのヒ
ータ加熱部を50μm角程度大きさとすることができ、
加熱部の面積だけでも従来の固体電解質型ガスセンサの
2mm角の大きさに較べ1/1600と極めて小さくす
ることができる。このように加熱部の面積を小さくする
ことによって、消費電力を0.8Wから大幅に抑制する
ことができるので、固体電解質型マイクロガスセンサを
電池駆動によっても極めて長時間動作させることができ
る。
【0073】さらに、本発明では、固体電解質型マイク
ロガスセンサをシリコンプロセスを用いて製造するの
で、製品のバラツキの低減を達成でき、量産化に適した
固体電解質およびその製造方法とすることができる。さ
らに、ヒータによる加熱部分をセンサ素子部分のみとす
ることができ、パッド部と加熱部の距離を十分とること
ができるので、一般的なワイヤボンディング法を用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる固体電解
質型マイクロガスセンサの構造を概念的に説明する縦断
面図。
【図2】 図1に示した固体電解質型マイクロガスセン
サの構造を概念的に説明する平面透視図。
【図3】 図1に示した固体電解質型マイクロガスセン
サの製造方法を説明する図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態にかかる固体電解
質型マイクロガスセンサの構造を概念的に説明する縦断
面図。
【図5】 固体電解質型ガスセンサの動作原理を説明す
る図。
【図6】 従来の固体電解質型ガスセンサの構造を説明
する分解斜視図。
【図7】 図6に示した従来の固体電解質型ガスセンサ
の出力特性図。
【符号の説明】
1:固体電解質型マイクロガスセンサ 10:絶縁基板 20:第1の構造体 21:第2の構造体 30:ヒータ部材 40:層間絶縁膜 50:可燃性ガス酸化触媒膜 60:第1の電極 70:酸素イオン導電性の固体電解質 80:第2の電極 90:電極パッド
フロントページの続き (72)発明者 井出 卓広 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 反田 亮史 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 望月 計 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 (72)発明者 高島 裕正 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BB04 BC03 BD04 BE04 BE22 BE25 BE26 BF07 BF08 BH15 BJ03 BL08 BM04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体あるいは絶縁性材料からなる基板
    と、該基板の表面に設けた構造材と、該構造材の表面に
    設けたヒータ部材と、該ヒータ部材および前記構造材の
    表面を覆って設けた層間絶縁膜とを有し、ガスを拡散で
    きる可燃性ガス酸化触媒層に覆われた第1の電極および
    測定ガスに曝される第2の電極ならびに前記第1の電極
    と第2の電極に接する酸素イオン導電性の固体電解質層
    とからなる一酸化炭素ガス検出素子を前記ヒータ部材の
    上部に位置するように該層間絶縁膜の表面に設けた固体
    電解質型マイクロガスセンサにおいて、前記ヒータ部材
    の下方に前記基板の裏面から前記構造材に達する空洞部
    を設けた固体電解質型マイクロガスセンサ。
  2. 【請求項2】 前記一酸化炭素ガス検出素子が、前記ヒ
    ータ部材の上部に位置するように前記層間絶縁膜の表面
    に設けたガスを拡散できる可燃性ガス酸化触媒層と、該
    可燃性ガス酸化触媒層の表面に設けた第1の電極と、該
    第1の電極を覆って設けた酸素イオン導電性の固体電解
    質層と、該固体電解質層の表面に設けた測定ガスに曝さ
    れる第2の電極とからなる一酸化炭素ガス検出素子であ
    る請求項1に記載の固体電解質型マイクロガスセンサ。
  3. 【請求項3】 前記一酸化炭素ガス検出素子が、前記ヒ
    ータ部材の上部に位置するように該層間絶縁膜の表面に
    設けた酸素イオン導電性の固体電解質層と、該固体電解
    質層の表面に並べて設けた第1の電極および測定ガスに
    曝される第2の電極と、該第1の電極を覆って設けたガ
    スを拡散できる可燃性ガス酸化触媒層とからなる一酸化
    炭素ガス検出素子である請求項1に記載の固体電解質型
    マイクロガスセンサ。
  4. 【請求項4】 前記基板および構造材が、ケイ素および
    該ケイ素の表面を酸化した二酸化ケイ素、または、焼成
    したアルミナ(酸化アルミニウム)グリーンシートで形
    成された請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載
    の固体電解質型マイクロガスセンサ。
  5. 【請求項5】 前記ヒータ部材が、ポリシリコンまたは
    白金(Pt)で形成された請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1項に記載の固体電解質型マイクロガスセンサ。
  6. 【請求項6】 前記層間絶縁膜が、酸化アルミニウム
    (Al),二酸化ケイ素(SiO),窒化ケイ
    素(Si),燐−シリカガラス(PSG)、ある
    いはホウ素−燐−シリカガラス(BPSG)のいずれか
    で形成された請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
    記載の固体電解質型マイクロガスセンサの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記一酸化炭素ガス検出素子が、白金
    (Pt)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)の混
    合体で形成された第1電極および第2のある電極と、イ
    ットリア安定化ジルコニア(YSZ)で形成された酸素
    イオン伝導性の固体電解質と、白金(Pt)と酸化アル
    ミニウム(Al)の混合体で形成された可燃性ガ
    ス酸化触媒により構成される請求項1ないし請求項6の
    いずれか1項に記載の固体電解質型マイクロガスセン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記一酸化炭素ガス検出素子が、スクリ
    ーン印刷法により形成される請求項1ないし請求項7の
    いずれか1項に記載の固体電解質型マイクロガスセン
    サ。
  9. 【請求項9】 半導体あるいは絶縁性材料からなる基板
    の両面に構造材を形成する第1の工程と、前記構造材の
    一方の表面にヒータ部材を形成する第2の工程と、前記
    構造材および前記ヒータ部材の表面に層間絶縁膜を形成
    する第3の工程と、前記層間絶縁膜の表面に一酸化炭素
    ガス検出素子を形成する第4の工程と、前記層間絶縁膜
    の表面にヒータ電圧印加用およびセンサ出力取出用パッ
    ドを形成する第5の工程と、前記基板の裏面側をエッチ
    ング除去し空洞部を形成する第6の工程とからなる固体
    電解質型マイクロガスセンサの製造方法。
  10. 【請求項10】 一酸化炭素ガス検出素子を形成する第
    4の工程が、前記層間絶縁膜上に可燃性ガス酸化触媒膜
    を形成する工程と、該可燃性ガス酸化触媒膜の上に第1
    の電極膜を形成する工程と、第1の電極膜を覆う固体電
    解質膜を形成する工程と、該固体電解質膜の上に第2の
    電極膜を積層する工程からなる請求項9に記載の固体電
    解質型マイクロガスセンサの製造方法。
  11. 【請求項11】 一酸化炭素ガス検出素子を形成する第
    4の工程が、前記層間絶縁膜上に固体電解質膜を形成す
    る工程と、固体電解質膜の上に第1の電極膜および第2
    の電極膜形成する工程と、第1の電極膜の上に可燃性ガ
    ス酸化触媒膜を積層する工程からなる請求項9に記載の
    固体電解質型マイクロガスセンサの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記ヒータ部材を形成する材料が、ポ
    リシリコンまたは白金(Pt)である請求項9ないし請
    求項11のいずれか1項に記載の固体電解質型マイクロ
    ガスセンサの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記層間絶縁膜が、酸化アルミニウム
    (Al),二酸化ケイ素(SiO),窒化ケイ
    素(Si),燐−シリカガラス(PSG)、ある
    いはホウ素−燐−シリカガラス(BPSG)である請求
    項9ないし請求項12のいずれか1項に記載の固体電解
    質型マイクロガスセンサの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記一酸化炭素ガス検出素子が、白金
    (Pt)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)の混
    合体で形成された第1電極および第2のある電極と、イ
    ットリア安定化ジルコニア(YSZ)で形成された酸素
    イオン伝導性の固体電解質と、白金(Pt)と酸化アル
    ミニウム(Al)の混合体で形成された可燃性ガ
    ス酸化触媒により構成される請求項9ないし請求項13
    のいずれか1項に記載の固体電解質型マイクロガスセン
    サの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記一酸化炭素ガス検出素子を、スク
    リーン印刷法により形成する請求項9ないし請求項14
    のいずれか1項に記載の固体電解質型マイクロガスセン
    サの製造方法。
  16. 【請求項16】 アルミナグリーンシート上にフォトリ
    ソグラフィーによりPtヒータを形成し、その上に絶縁
    アルミナ膜を印刷したものを一体焼成することにより得
    た、マイクロガスセンサ付きアルミナ基板。
JP2000198222A 2000-06-30 2000-06-30 固体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法 Pending JP2002014076A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198222A JP2002014076A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 固体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198222A JP2002014076A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 固体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002014076A true JP2002014076A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18696413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000198222A Pending JP2002014076A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 固体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002014076A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508189B1 (ko) * 2002-10-25 2005-08-17 전자부품연구원 마이크로 가스센서 및 그의 제조방법
US8683847B2 (en) 2011-02-09 2014-04-01 Electronics And Telecommunications Research Institute Microelectromechanical systems type semiconductor gas sensor using microheater having many holes and method for manufacturing the same
CN104835969A (zh) * 2015-05-27 2015-08-12 哈尔滨工业大学 一种制备高比表面积多孔电极的方法
CN109932402A (zh) * 2019-04-23 2019-06-25 苏州纳格光电科技有限公司 热线型气体传感器芯片、传感器及传感器的制备方法
CN113514498A (zh) * 2020-04-10 2021-10-19 中国石油化工股份有限公司 共片加热阵列式气体检测微芯片及制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508189B1 (ko) * 2002-10-25 2005-08-17 전자부품연구원 마이크로 가스센서 및 그의 제조방법
US8683847B2 (en) 2011-02-09 2014-04-01 Electronics And Telecommunications Research Institute Microelectromechanical systems type semiconductor gas sensor using microheater having many holes and method for manufacturing the same
CN104835969A (zh) * 2015-05-27 2015-08-12 哈尔滨工业大学 一种制备高比表面积多孔电极的方法
CN104835969B (zh) * 2015-05-27 2017-02-22 哈尔滨工业大学 一种制备高比表面积多孔电极的方法
CN109932402A (zh) * 2019-04-23 2019-06-25 苏州纳格光电科技有限公司 热线型气体传感器芯片、传感器及传感器的制备方法
CN113514498A (zh) * 2020-04-10 2021-10-19 中国石油化工股份有限公司 共片加热阵列式气体检测微芯片及制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0134709B1 (en) An oxygen sensor element
EP0133820B1 (en) An electrochemical device
JP2002174618A (ja) 固体電解質型ガスセンサ
JPH01194282A (ja) セラミック・ヒータ及び電気化学的素子並びに酸素分析装置
JPH0437944B2 (ja)
US4587105A (en) Integratable oxygen sensor
JP3122413B2 (ja) ガスセンサ
JP2002014076A (ja) 固体電解質型マイクロガスセンサおよびその製造方法
JP2002195978A (ja) ガス検知素子およびそれを用いたガス検出装置
JP4084505B2 (ja) ヒータ一体型酸素センサ素子
JP4103027B2 (ja) 薄膜ガスセンサ
EP0872730A1 (en) Solid-electrolyte thick-film laminated type CO sensor
JP4637375B2 (ja) 酸素センサの製造方法
JP3367640B2 (ja) 固体電解質厚膜積層型一酸化炭素センサ
JPH08506906A (ja) 電流回路の電気的分離のための絶縁層系
JP3450898B2 (ja) 排ガス用不完全燃焼検知素子の製造方法
JP2002005883A (ja) 窒素酸化物ガスセンサ
KR101436358B1 (ko) 질소산화물 가스센서
JPH10239272A (ja) ガス検知素子
JP2003075397A (ja) 酸素センサ
JP2003215092A (ja) ガスセンサ
JP2003149195A (ja) ガスセンサ
JP2000329731A (ja) 固体電解質型coセンサ
JP2004226378A (ja) 酸素センサおよびその製造方法
JP2002162382A (ja) 電気化学的酸素ポンプセルおよびそれを用いた窒素酸化物ガスセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227