JP2002012318A - 物品の合流装置 - Google Patents

物品の合流装置

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JP2002012318A JP2000194787A JP2000194787A JP2002012318A JP 2002012318 A JP2002012318 A JP 2002012318A JP 2000194787 A JP2000194787 A JP 2000194787A JP 2000194787 A JP2000194787 A JP 2000194787A JP 2002012318 A JP2002012318 A JP 2002012318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、二列で搬送されてきた物品4を
一列に合流させる。 【解決手段】供給コンベヤ2によって二列で搬送されて
きた物品4は、各列に設けられたロータリストッパ6,
8によって一時停止された後、同期されて三個ずつ切り
出される。供給コンベヤ2により搬送される物品4の各
列の下流側にそれぞれ、供給コンベヤ2よりも遅い速度
で走行する中間コンベヤ10,12が配置されており、
このコンベヤ10,12上に乗り移ると、各列の物品4
は前後に密着する。一方の中間コンベヤ12は、他方1
0よりも長くなっており、物品4は、これら中間コンベ
ヤ10,12から、下流側の高速走行する集合コンベヤ
14に受け渡される。物品4は、二列の中間コンベヤ1
0,12からタイミングをずらして交互に集合コンベヤ
14に乗り移るので、交互にしかも前後に間隔を隔てた
状態で搬送される。集合コンベヤ14上には、集合ガイ
ド16,18が設けられており、前記物品4は一列に合
流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数列で搬送され
てきた物品を一列に集合させる物品の合流装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】並列に配置された複数列の搬送コンベヤ
によってそれぞれ搬送されてきた複数列の物品を、一列
に合流させる物品の合流装置は従来から知られている
(特開平9−315559号公報、特開平10−109
737号公報)。
【0003】前記第1の公報(特開平9−315559
号)に記載された物品合流装置は、二つのコンベヤライ
ンの、合流部の手前に位置する下流端部に、各々個別に
駆動される複数のコンベヤ部を有しており、これら各コ
ンベヤ部は、制御装置の指令に基づいてそれぞれモータ
によって駆動される。これら各コンベヤ部は、複数の光
電センサにより、物品の搬送方向の長さおよび間隔が算
出され、制御装置は算出した長さおよび間隔に応じて各
コンベヤ部の搬送速度を制御するようになっている。
【0004】また、第2の公報(特開平10−1097
37号公報)に記載された整列装置は、物品を二列に並
んだ状態で供給する供給手段と、この供給手段から二列
に並んだ状態で供給された物品をそれぞれ搬送する、並
列に配置された第1の搬送手段および第2の搬送手段
と、これら第1の搬送手段および第2の搬送手段から移
載された物品を搬送し、これらの物品を一列に整列させ
る第3の搬送手段とを備えている。第1の搬送手段のコ
ンベヤベルトと第2の搬送手段のコンベヤベルトは、制
御手段によって制御されて互いの搬送速度を相対的に異
ならせることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の公報に記載
された物品合流装置は、センサによって物品の進行状態
を検出し、集合する前後の物品が重ならないように各コ
ンベヤ部の速度を可変制御するようになっている。従っ
て、制御が複雑であり、また、速度を変化させることが
できるモータを用いなければならないので、コスト高で
ある等の問題があった。
【0006】また、第2の公報に記載された整列装置
は、第1および第2の搬送手段の搬送速度を変化させて
いる。従って、複雑な制御が必要であり、しかも、一本
の供給コンベヤから速度差のある二本のコンベヤに物品
を乗り移らせる場合には、タイミングがずれやすいとい
う問題があった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、簡単な構造で、複数列で搬送されてきた物品
をスムーズに合流させることができる物品の合流装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る物品の合流
装置は、物品を複数列で搬送する供給コンベヤと、供給
コンベヤ上を搬送される各列の物品に係合して同期させ
る同期手段と、前記供給コンベヤの下流側に設けられ、
供給コンベヤの走行する速度以上の速度で走行する集合
コンベヤと、この集合コンベヤ上に設けられ、複数列で
搬送される物品を一列に集合させるガイド部材と、前記
供給コンベヤと集合コンベヤとの間に並列に配置され、
供給コンベヤによって搬送されてきた各列の物品をそれ
ぞれ受け取って、前記供給コンベヤよりも低速で搬送
し、前記集合コンベヤに引き渡す複数列の中間コンベヤ
とを備えており、特に、前記複数の中間コンベヤの長さ
をそれぞれ異ならせることにより、物品が各中間コンベ
ヤから集合コンベヤへ乗り移るタイミングを異ならせた
ものである。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、前記供給
コンベヤの各列に設けられた同期手段の、搬送方向の位
置を異ならせることにより、物品が各中間コンベヤから
集合コンベヤへ乗り移るタイミングを異ならせたもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る物品の合流装置の平面図である。図において、2は物
品供給コンベヤであり、多数の物品4を上流側から二列
で搬送し供給する。供給コンベヤ2の両側には、二列で
搬送される各列の物品4にそれぞれ係合して一時停止さ
せるロータリストッパ6,8が配置されており、二列の
物品4を停止させた後、同時に解放して同期搬送させる
ようになっている。なお、この実施の形態では、所定の
間隔を開けて物品4を三個ずつのグループとして切り離
すようになっている。
【0011】この供給コンベヤ2の下流側には、供給コ
ンベヤ2によって搬送される二列の物品4に対応して、
二本の中間コンベヤ10,12が並列に配置されてい
る。これら二本の中間コンベヤ(第1中間コンベヤ10
および第2中間コンベヤ12)は、同じ速度で、しか
も、前記供給コンベヤ2よりも遅い速度で走行する。ま
た、これら中間コンベヤ10,12は、長さが異なって
おり、図1の上方に位置する第1中間コンベヤ10が図
1の下方に位置する第2の中間コンベヤ12よりも全長
が短くなっている。
【0012】これら二本の中間コンベヤ10,12の下
流側に連続して、集合コンベヤ14が配置されている。
この集合コンベヤ14は、前記両中間コンベヤ10,1
2に接続される上流端は、各中間コンベヤ10,12に
よって搬送される二列の物品4を受け取れるように、物
品4二列分の幅を有している。この集合コンベヤ14
は、前記供給コンベヤ2よりも速い速度で走行する。従
って、中間コンベヤ10,12の速度よりも高速である
ことは言うまでもない。また、集合コンベヤ14上の両
側には、上流側から下流側に向かって次第に距離が接近
する一対の集合ガイド16,18が配置されており、中
間コンベヤ10,12から集合コンベヤ14に二列で受
け渡された物品4を一列に合流させる。なお、前記供給
コンベヤ2の二列の物品4の間、第1中間コンベヤ10
と第2中間コンベヤ12との間および集合コンベヤ14
の入口部の中央に、二列で搬送される物品4の間を案内
するセンターガイド20が設けられている。
【0013】次に、前記各コンベヤ2,10,12,1
4の駆動部の構成について、図2ないし図4により説明
する。この実施の形態では、前記供給コンベヤ2は、モ
ータ22によって回転駆動される駆動シャフト24に固
定された一対の駆動プーリー26,28と、上流側(図
2の左側)のアイドルプーリー(図示せず)との間にそ
れぞれ掛け回された二本のコンベヤベルト30,32を
有している。
【0014】また、これら二本のコンベヤベルト30,
32の下流側に、それぞれ、前記二本の中間コンベヤ1
0,12の各コンベヤベルト34,36が配置されてい
る。これら両中間コンベヤ10,12のコンベヤベルト
34,36は、上流側の従動シャフト38に固定された
一対のアイドルプーリー40,42と、それぞれの下流
端に設置されたモータ44,46によって駆動される駆
動シャフト48,50に固定された一対の駆動プーリー
52,54との間に、それぞれ掛け回されている。これ
ら両中間コンベヤ10,12の下流側に配置された駆動
シャフト48,50およびモータ44,46は、前述の
ように、両中間コンベヤ10,12の全長が異なってい
るのでコンベヤ10,12の走行方向に位置をずらして
設置されている。
【0015】前記供給コンベヤ2の二本のコンベヤベル
ト30,32の下流端と両中間コンベヤ10,12の各
コンベヤベルト34,36の上流端の間には、物品4が
供給コンベヤ2から中間コンベヤ10,12へ乗り移る
際に、安定した姿勢で確実に受け渡しが行えるように、
図2の上方のコンベヤベルト30,34の両側と、下方
のコンベヤベルト32,36の両側にそれぞれ、受け渡
しベルト56,58,60,62が設けられている(図
3および図4参照)。これら各受け渡しベルト56,5
8,60,62は、供給コンベヤ2の駆動シャフト24
に固定された駆動プーリー26,28の両側に回転自在
に嵌合された四個のスプロケット64,66,68,7
0と、中間コンベヤ10,12の従動シャフト38に固
定された従動プーリー40,42の両側に固定された四
個のスプロケット72,74,76,78の間に、それ
ぞれ掛け回されている。
【0016】さらに、前記両中間コンベヤ10,12の
下流側には、各中間コンベヤ10,12の駆動シャフト
48,50およびプーリー52,54の位置が前後にず
れている距離と同じ距離だけずらした位置に、それぞ
れ、集合コンベヤ14の従動シャフト80,82および
アイドルプーリー84,86が設置されている。これら
両アイドルプーリー84,86と、下流側に配置された
駆動シャフト88,90に固定されている駆動プーリー
92,94との間に二本のコンベヤベルト(第1のコン
ベヤベルト96および第3のコンベヤベルト100)が
掛け回されている。なお、第1のコンベヤベルト96の
駆動シャフト88は、モータ102によって直接駆動さ
れる前記第3のコンベヤベルト100の駆動シャフト9
0から、スプロケット104、チェーン106およびス
プロケット108を介して駆動が伝達されて回転する。
【0017】また、この集合コンベヤ14では、二本の
中間コンベヤ10,12から二列で受け渡された物品4
を一列に合流させて次の工程に送るようになっているの
で、前記第1および第3のコンベヤベルト96,100
の中間に、合流された物品4を搬送する第2のコンベヤ
ベルト98が配置されている。この第2のコンベヤベル
ト98の駆動スプロケット110は、前記第3のコンベ
ヤベルト100の駆動シャフト90に固定され、アイド
ルスプロケット112は、前記第1および第3のコンベ
ヤベルト96,100の従動シャフト80,82よりも
下流側に配置された従動シャフト114に支持されてい
る。
【0018】前記中間コンベヤ10,12と集合コンベ
ヤ14との間の接続部には、前記供給コンベヤ2と中間
コンベヤ10,12との接続部と同様に、図2の上方の
第1中間コンベヤ10のコンベヤベルト34と集合コン
ベヤ14の第1コンベヤベルト96の両側、および図2
の下方の第2中間コンベヤ12のコンベヤベルト36と
集合コンベヤ14の第3コンベヤベルト100の両側に
それぞれ、受け渡しベルト116,118,120,1
22が設けられている。
【0019】以上の構成に係る物品の合流装置の作動に
ついて説明する。供給コンベヤ2の上流側(図1の左
側)から二列で搬送されてきた物品4は、各列にそれぞ
れ設けられているロータリストッパ6,8によって一時
停止される。これらロータリストッパ6,8は、所定の
間隔毎に両側の三個ずつの物品4を同時に解放して同期
搬送させる。三個ずつの物品4が二列で進行し、受け渡
しベルト56,58,60,62を介して供給コンベヤ
2から下流側の二列の中間コンベヤ10,12に受け渡
される。
【0020】これら両中間コンベヤ10,12は等速で
走行しており、各三個の物品4の先頭は、同時に二本の
中間コンベヤ10,12に到達して乗り移る。これら中
間コンベヤ10,12は供給コンベヤ2よりも低速で運
転されており、先頭の物品4が中間コンベヤ10,12
に乗り移ると、中間コンベヤ10,12よりも高速で走
行している供給コンベヤ2上の後続の物品(二番目およ
び三番目の物品)4が前方の物品4に押し付けられて順
次密着する。
【0021】両中間コンベヤ10,12上を、前後に密
着した各三個の物品4が左右並列して同位置で進行す
る。二本の中間コンベヤ10,12は長さが異なってお
り、図1の上方の第1の中間コンベヤ10は、第2の中
間コンベヤ12よりも手前(上流側)で集合コンベヤ1
4に接続されるようになっており、この第1中間コンベ
ヤ10上の先頭の物品4は、第2中間コンベヤ12上の
物品4よりも先に集合コンベヤ14上に乗り移る。集合
コンベヤ14は中間コンベヤ10,12よりも高速で走
行しており、乗り移った物品4は後続の物品4から切り
離されて先行する。前記第1中間コンベヤ10の先頭の
物品4に続いて第2中間コンベヤ12の先頭の物品4が
集合コンベヤ14への接続部に到達し、集合コンベヤ1
4上に乗り移る。このとき、第1中間コンベヤ10の先
頭の物品4とそれに続く、第2中間コンベヤ12の先頭
の物品4とは少なくとも各物品4の長さ以上の間隔があ
けられる。
【0022】第2中間コンベヤ12から集合コンベヤ1
4に乗り移った先頭の物品4が、高速で進行を開始する
と、これに続いて第1中間コンベヤ10の二番目の物品
4が集合コンベヤ14に受け渡されて搬送される。この
ように二本の中間コンベヤ10,12から交互に物品4
が集合コンベヤ14上に乗り移り、中間コンベヤ10,
12と集合コンベヤ14との速度差から、これら物品4
は前後に間隔を隔てて進行する。なお、二本の中間コン
ベヤ10,12の長さの差、および、中間コンベヤ1
0,12の走行速度と集合コンベヤ14の走行速度の差
は、第1の中間コンベヤ10と第2の中間コンベヤ12
から集合コンベヤ14へ交互に受け渡される物品4が、
集合コンベヤ14上を前後にほぼ等間隔で搬送されるよ
うに設定されている。
【0023】集合コンベヤ14上の両側には、下流側に
向かって次第に距離が接近する一対の集合ガイド16,
18が配置されており、二本の中間コンベヤ10,12
から二列の状態でこの集合コンベヤ14上に受け渡さ
れ、所定の間隔をあけられて交互に搬送されている物品
4は、これら両集合ガイド16,18内を搬送される間
に、一列に合流される。このように、供給コンベヤ2と
集合コンベヤ14との間に速度の遅い中間コンベヤ1
0,12を設け、かつ、中間コンベヤ10,12の長さ
を互いに異ならせることにより、タイミングをずらして
交互に物品4を集合コンベヤ14上に受け渡すようにし
たので、複雑な制御をする必要がなく、しかも、コンベ
ヤの走行速度を変化させる等の必要もなく、簡単な構成
で、二列で搬送されてきた物品4をスムーズに合流させ
ることができる。なお、二本の中間コンベヤ10.12
は、それぞれ別のモータ44,46で駆動されており、
速度を変えて運転することも可能である。
【0024】図5は第2の実施の形態に係る物品の合流
装置の全体の構成を示す平面図であり、この実施の形態
では、供給コンベヤ2Aと集合コンベヤ14Aとの間に
配置されている二本の中間コンベヤ10A,12Aの構
成が、前記第1の実施の形態とは異なっている。この実
施の形態の中間コンベヤ10A,12Aも、前記第1の
実施の形態と同様に、第1の中間コンベヤ10Aよりも
第2の中間コンベヤ12Aの方が全長が長くなっている
が、前記実施の形態とは逆に、第2の中間コンベヤ12
Aの上流部が供給コンベヤ2A側に延長されている。な
お、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一
または相当する部分には、同一の符号にAを加えた符号
を付して説明する
【0025】従って、物品4Aを二列で搬送する供給コ
ンベヤ2Aの第二列側(図5の下側の列)は、第1列側
よりも短くなっている。また、中間コンベヤ10A,1
2Aと集合コンベヤ14Aとの接続部は、第1の中間コ
ンベヤ10Aと第2の中間コンベヤ12Aとが同じ位置
まで延びており、同じ位置で集合コンベヤ14Aに接続
されている。
【0026】この実施の形態の構成では、供給コンベヤ
2Aによって二列で搬送されてきた物品4Aがロータリ
ストッパ6A,8Aによって一時停止された後、3個ず
つ切り離されて同期搬送されていくと、供給コンベヤ2
Aの第2列の先頭の物品4Aが先に第2の中間コンベヤ
12Aに到達して乗り移る。第2中間コンベヤ12Aは
供給コンベヤ2Aよりも低速なので、供給コンベヤ2A
上の第2列の物品4A(二番目と三番目の物品)は第2
中間コンベヤ12Aに乗り移った先頭の物品4Aによっ
て前面を押さえられ、第1列の物品4Aよりも進行が遅
くなる(図5の供給コンベヤ2Aと中間コンベヤ10
A,12Aとの接続部参照)。
【0027】その後、供給コンベヤ2Aの第1列側も、
先頭の物品4Aが第1の中間コンベヤ10Aに到達して
このコンベヤ10A上に乗り移る。すると、この先頭の
物品4Aの進行速度が遅くなり、供給コンベヤ2A上の
後続の物品4Aもこの先頭の物品4Aによって押さえら
れて、前記第1列の物品4Aと同様に三個の物品Aが前
後に密着する。続いて供給コンベヤ2Aの第二列の二番
目の物品4Aが第二の中間コンベヤ12Aに乗り移り、
同様にして後続の物品4Aが順次第一および第二の中間
コンベヤ10A,12A上に乗り移る。このように、供
給コンベヤ2A上の第1列の物品4Aと第2列の物品4
Aとがタイミングをずらして搬送速度の遅い中間コンベ
ヤ10A,12A上に交互に乗り移ることにより、二列
の物品4Aがそれぞれ前後に密着し、かつ、両列の物品
4Aがほぼ二分の一個分ずつ前後にずれた状態で中間コ
ンベヤ10A,12A上に整列して搬送される。
【0028】第1および第2の中間コンベヤ10A,1
2Aから集合コンベヤ14に乗り移る際には、先行して
いる第1中間コンベヤ10Aの先頭の物品4Aがまず最
初に集合コンベヤ14Aに到達し、乗り移った後集合コ
ンベヤ14Aによって高速で搬送されて、第二中間コン
ベヤ12Aの先頭の物品4Aを引き離す。続いて、第二
中間コンベヤ12A上を半ピッチ遅れて搬送されていた
先頭の物品4Aが集合コンベヤ14Aに到達して乗り移
り、高速で搬送されて第1中間コンベヤ10A上の次の
物品4A(二番目の物品)を引き離して搬送される。こ
のように第1中間コンベヤ10Aと第2中間コンベヤ1
2Aによって搬送されてきた物品4Aが交互に集合コン
ベヤ14A上に引き渡され、間隔を広げられて搬送され
るので、集合ガイド16A,18Aによってスムーズに
合流される。この実施の形態の場合も、コンベヤの走行
速度を変化させることなく、しかも複雑な制御も必要で
はなく、コンベヤ10A,12Aの長さを変更しただけ
という簡単な構成で物品4Aの合流を行うことができ
る。
【0029】図6は第3の実施の形態に係る物品の合流
装置の構成を簡略化して示す平面図である。なお、この
実施の形態では、第1の実施の形態の構成と同一または
相当する部分には、同一の符号にBを加えた符号を付し
て説明する。この実施の形態では、二本の中間コンベヤ
10B,12Bの長さが同一であり、しかも、二列で物
品4Bを搬送する供給コンベヤ2Bの各列と、第1およ
び第2の中間コンベヤ10B,12Bとのそれぞれの接
続部が同一の位置にあり、また、第1および第2の中間
コンベヤ10B,12Bと、集合コンベヤ14Bの物品
4Bを二列で受け取る各列との接続部の位置も一致して
いる。そして、供給コンベヤ2B上を二列で搬送されて
きた物品4Bを一時停止させた後解放して同期搬送させ
る両側のロータリストッパ6B,8Bの位置がずらして
ある。
【0030】この構成では、前記第2の実施の形態のよ
うに供給コンベヤ2Bの各列から中間コンベヤへ10
B,12Bへ物品4Bを受け渡す位置はずれていない
が、この受け渡し位置に送られてくる二列の物品4B
が、ロータリストッパ6A,8Aの位置によってすでに
ずれた状態で搬送されてくるので、中間コンベヤ10
B,12Bに受け渡された二列の物品4Bは、第2の実
施の形態と同様に、それぞれの列で前後に密着し、かつ
各列の物品4Bが前後にずれた状態になる。従って、集
合コンベヤ14Bに引き渡されると、二列の物品4Bが
それぞれ間隔を広げられて交互に位置するので、両側の
集合ガイド16B,18Bによりスムーズに合流させる
ことができる。この実施の形態でも、簡単な構成により
複数列で搬送された物品4Bの合流が可能である。
【0031】なお、前記各実施の形態では、二列で搬送
されてきた物品を一列に合流させる構成について説明し
たが、二列に限るものではなく、コンベヤの長さおよび
各コンベヤの走行速度等を適宜設定することにより、3
列以上で搬送されてきた物品を合流させることも可能で
ある。また、ロータリストッパ6,8が物品4を周期的
に3個ずつ切り離すようにしているが、3個に限るもの
ではなく、一個ずつあるいは二個ずつまたは、4個以上
ずつ切り離すようにしても良いことはもちろんである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る物品の
合流装置は、物品を複数列で搬送する供給コンベヤと、
供給コンベヤ上を搬送される各列の物品に係合して同期
させる同期手段と、前記供給コンベヤの下流側に設けら
れ、供給コンベヤの速度以上の高速で走行する集合コン
ベヤと、この集合コンベヤ上に設けられ、複数列で搬送
される物品を一列に集合させるガイド部材と、前記供給
コンベヤと集合コンベヤとの間に並列に配置され、供給
コンベヤによって搬送されてきた各列の物品をそれぞれ
受け取って、前記供給コンベヤよりも低速で搬送し、前
記集合コンベヤに引き渡す複数列の中間コンベヤとを備
えており、さらに、前記複数の中間コンベヤの長さをそ
れぞれ異ならせることにより、物品が各中間コンベヤか
ら集合コンベヤへ乗り移るタイミングを異ならせたの
で、高度な制御や各コンベヤの速度を変化させるための
複雑かつ大がかりな構造を必要としない極めて簡単な構
成で、複数列で搬送される多数の物品をスムーズに合流
させることができる。
【0033】また、請求項4に記載の発明は、前記供給
コンベヤの各列に設けられた同期手段の、搬送方向の位
置を異ならせることにより、物品が各中間コンベヤから
集合コンベヤへ乗り移るタイミングを異ならせたので、
高度な制御や各コンベヤの速度を変化させるための複雑
かつ大がかりな構造を必要としない極めて簡単な構成
で、複数列で搬送される多数の物品をスムーズに合流さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る物品の合流装置の
全体の構成を示す平面図である。
【図2】前記物品の合流装置の駆動を説明する図であ
る。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る物品の合流装
置の全体の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の第三の実施の形態に係る物品の合流装
置を簡略化して示す図である。
【符号の説明】
2 供給コンベヤ 4 物品 6 同期手段(ロータリストッパ) 8 同期手段(ロータリストッパ) 10 第一の中間コンベヤ 12 第二の中間コンベヤ 14 集合コンベヤ 16 ガイド部材(集合ガイド) 18 ガイド部材(集合ガイド)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を複数列で搬送する供給コンベヤ
    と、供給コンベヤ上を搬送される各列の物品に係合して
    同期させる同期手段と、前記供給コンベヤの下流側に設
    けられ、供給コンベヤの速度以上の速度で走行する集合
    コンベヤと、この集合コンベヤ上に設けられ、複数列で
    搬送される物品を一列に集合させるガイド部材と、前記
    供給コンベヤと集合コンベヤとの間に並列に配置され、
    供給コンベヤによって搬送されてきた各列の物品をそれ
    ぞれ受け取って、前記供給コンベヤよりも低速で搬送
    し、前記集合コンベヤに引き渡す複数列の中間コンベヤ
    とを備え、 前記複数の中間コンベヤの長さをそれぞれ異ならせるこ
    とにより、物品が各中間コンベヤから集合コンベヤへ乗
    り移るタイミングを異ならせたことを特徴とする物品の
    合流装置。
  2. 【請求項2】 各中間コンベヤの、集合コンベヤに接続
    される下流端の位置を異ならせたことを特徴とする請求
    項1に記載の物品の集合装置。
  3. 【請求項3】 各中間コンベヤの、供給コンベヤに接続
    される上流端の位置を異ならせたことを特徴とする請求
    項1に記載の物品の集合装置。
  4. 【請求項4】 物品を複数列で搬送する供給コンベヤ
    と、供給コンベヤ上を搬送される各列の物品に係合して
    同期させる同期手段と、前記供給コンベヤの下流側に設
    けられ、供給コンベヤの速度以上の速度で走行する集合
    コンベヤと、この集合コンベヤ上に設けられ、複数列で
    搬送される物品を一列に集合させるガイド部材と、前記
    供給コンベヤと集合コンベヤとの間に並列に配置され、
    供給コンベヤによって搬送されてきた各列の物品をそれ
    ぞれ受け取って、前記供給コンベヤよりも低速で搬送
    し、前記集合コンベヤに引き渡す複数列の中間コンベヤ
    とを備え、 前記供給コンベヤの各列に設けられた同期手段の、搬送
    方向の位置を異ならせることにより、物品が各中間コン
    ベヤから集合コンベヤへ乗り移るタイミングを異ならせ
    たことを特徴とする物品の合流装置。
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