JP2002011819A - アルカリ脱離性ラベル - Google Patents

アルカリ脱離性ラベル

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JP2002011819A
JP2002011819A JP2000198592A JP2000198592A JP2002011819A JP 2002011819 A JP2002011819 A JP 2002011819A JP 2000198592 A JP2000198592 A JP 2000198592A JP 2000198592 A JP2000198592 A JP 2000198592A JP 2002011819 A JP2002011819 A JP 2002011819A
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label
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acid
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Norio Mori
憲夫 毛利
Masahiro Mitsumura
正弘 光村
Seiji Doi
誠司 土居
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Toppan Inc
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器に紙を基材とした印刷物として貼着する耐
水性、意匠性に優れたラベルにおいて、必要に応じて容
器等から容易にアルカリ液で剥離可能で、かつ紙基材を
も回収再生を可能するアルカリ脱離性ラベルの提供にあ
る。 【解決手段】基材10上にアルカリ脱離層20が形成さ
れ、該アルカリ脱離層20の上に印刷層40が施された
アルカリ脱離性ラベル1において、前記アルカリ脱離層
20が、アルカリで親水化し易いアクリルエステルと後
架橋できる官能基からなるアクリル共重合体と架橋剤で
架橋された樹脂でなるアルカリ脱離性ラベル1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐水性および意匠
性に優れた印刷物で、必要に応じて容易にアルカリ液で
剥離可能な印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック容器やガラス瓶等に
直接印刷したり、あるいは紙を基材とした印刷ラベルを
貼着したりして、製品の表示や製品に意匠性を持たせた
ものが知られ、多岐にわたる用途で使用されている。
【0003】ところが、近年、廃棄物の増加に伴う省エ
ネルギー、省資源をも含めた環境問題が社会問題とな
り、包装容器リサイクル法の施行も絡み、上記のような
プラスチック容器では再利用(リサイクル)を、ガラス
瓶では再使用(リユース)を、さらに紙を基材としたラ
ベルでは、容器から剥離し、古紙として再生紙への再利
用を推進されるようになってきた。
【0004】そこで先ず印刷ラベルを貼着したガラス瓶
等容器のリユース、リサイクルの現状から説明する。そ
の代表例としてビール瓶のリユース、リサイクルがあ
り、具体的にはアルカリ処理液でガラス瓶からラベルを
剥離し、ガラス瓶は回収されて再利用(リユース)され
ていて、紙を基材とした印刷ラベル自体は廃棄されてい
るのが現状である。
【0005】そこで上記印刷ラベルのリサイクル(再生
紙への再利用)問題を解消するものとして、例えば実公
平5−8615号公報に開示されているアルミ蒸着ラベ
ルがあり、このラベルの構成は、クレーコート層を設け
た紙基材/アルミニウム蒸着受容プレコート層/アルミ
ニウム蒸着層/印刷プライマー層/印刷層/オーバーコ
ート層からなるもので、このアルミニウム蒸着受容プレ
コート層は、フェノール系樹脂にアミノアルキッド樹脂
を1〜50重量%混合し部分硬化させてなるアミノアル
キッド変性フェノール樹脂からなり、アルミニウム蒸着
層を平滑に保持しかつ強固に固着するように耐熱性、高
光沢が必要であるとともに、アルカリ洗瓶に際しアルカ
リ液によって未硬化部分が侵され速やかに紙基材から剥
離し、さらにこのアルカリ液が紙基材に達して容器等に
貼着した糊剤を溶解して、容器からラベルは剥離される
もので、このようにアルミニウム蒸着受容プレコート層
はアルカリ脱離層の機能を有するようにしたものであ
る。
【0006】しかしながらこのフェノール系樹脂でなる
アルミニウム蒸着受容プレコート層は、ガラス瓶洗浄機
において、使用される加温されたアルカリ金属液(70
〜80℃の4%NaOH液(グルコン酸ナトリウムを含
む))中で黄褐色に変色して部分溶解し、紙基材から分
離はするものの、変色したゲル状質となって、スラリー
化(どろどろした状態)した紙基材のパルプ分と混在
し、次工程のフィルター(スクリーンともいう)で分離
できず通過してしまい、結果として紙基材からの再生パ
ルプに混入し、再生紙に斑点状の黄褐色異物として現れ
たり、あるいは黄褐色異物が抄紙機のドライヤー(乾燥
ドラム)表面に付着し、再生紙の抄造時、破断するとい
う問題を抱えている。
【0007】また、上記アルミニウム蒸着ラベルのほか
に、例えばガラス瓶等に貼着する一般的なラベル構成と
して、クレーコート層が設けられた紙基材/着色隠蔽層
/印刷層/オーバーコート層からなるものがあり、この
着色隠蔽層(白色顔料である酸化チタンを含有する白色
隠蔽層が一般的である)は、容器や接着剤(カゼイン糊
は茶褐色)の色が露結水等によりラベル基材を通して透
けて見えるのを防止すし、かつ印刷層を浮きださせる役
目のほか、上記アルミニウム蒸着ラベルのアルミニウム
蒸着受容プレコート層と同様の樹脂を用いて、アルカリ
脱離層の役目を果たすもので、従ってこの種のラベルの
再生紙への再利用についても、再生パルプを汚染すると
いう同様の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、容器等に紙を基材とした印刷物として貼着する
耐水性および意匠性に優れたラベルにおいて、必要に応
じて容器等から容易にアルカリ液で剥離可能で容器等の
再利用と再使用を容易にし、かつ紙を基材としたラベル
では、このラベルをも回収再生可能するアルカリ脱離性
ラベルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、基材上に
アルカリ脱離層が形成され、該アルカリ脱離層の上に印
刷層が、もしくはアルミニウム蒸着層を介して印刷層が
施されたラベルであって、前記アルカリ脱離層に用いる
樹脂組成が、モノマー単位としてアクリル酸、イタコン
酸、フマル酸、マレイン酸から選択される少なくとも一
種の重合性不飽和基を有するカルボン酸の低級アルキル
エステル単位を20〜90重量%とアクリル酸、イタコ
ン酸、フマル酸、マレイン酸から選択される酸成分単位
を0.5〜35重量%と被架橋性成分単位を0.5〜3
0重量%含有するランダム、ブロック及び/又はグラフ
ト共重合体と該共重合体100部に対し0.05〜15
部の架橋剤成分からなることを特徴とするアルカリ脱離
性ラベルとしたものである。
【0010】また、請求項2の発明では、前記重合性不
飽和基を有するカルボン酸の低級アルキルエステルが、
アクリル酸及び/又はマレイン酸のメチル及び/又はエ
チルエステルであることを特徴とする請求項1記載のア
ルカリ脱離性ラベルとしたものである。
【0011】また、請求項3の発明では、前記被架橋性
重合性不飽和基が、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートであることを特徴とする請求項1または2記載のア
ルカリ脱離性ラベルとしたものである。
【0012】また、請求項4の発明では、前記グラフト
共重合体が、ポリスチレンあるいは及び/又はポメチル
メタクリレートからなることを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1項に記載のアルカリ脱離性ラベルとしたも
のである。
【0013】また、請求項5の発明では、前記架橋剤成
分が、メラミン誘導体、グルタールアルデヒドであるこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のア
ルカリ脱離性ラベルとしたものである。
【0014】さらにまた、請求項6の発明では、前記ア
ルカリ脱離層が、アルカリ金属水溶液に不溶であること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のアル
カリ脱離性ラベルとしたものである。
【0015】また、請求項7の発明では、前記基材が、
クレーコートされた紙である請求項1〜6のいずれか1
項に記載のアルカリ脱離性ラベルとしたものである。
【0016】上記請求項7の発明によれば、基材が、ク
レーコートされた紙であり、即ち紙を基材とした印刷ラ
ベルとしたもので、このラベルのパルプ分を回収するた
めに、ラベルの中間にアルカリで親水化し易いアクリル
エステルと後架橋できる官能基からなるアクリル共重合
体と架橋剤で架橋された層(アルカリ脱離層)を形成す
ることによって、このラベルは通常の容器等への貼着時
では耐水性を有するが、容器等の洗浄時に熱アルカリ処
理することによって紙基材(パルプ)とアルカリ脱離層
/印刷層あるいはアルカリ脱離層/アルミニウム蒸着層
/印刷層が剥離し分離する機能を有し、ラベルの紙基材
の回収が容易に出来て、容器等の再利用(リサイクル)
あるいは再使用(リユース)を容易にし、かつこの脱離
物(アルカリ脱離層の樹脂分やインキ分)がアルカリ液
に不溶なので、次工程のスクリーンで回収され、結果と
して紙基材からの良質なパルプ分の回収再生が可能なア
ルカリ脱離性ラベルを提供できる。
【0017】更に詳しくは、本発明のアルカリ脱離性ラ
ベルは、紙基材とアルカリ脱離層の良好なる接着性を有
し、且つ架橋体であるアルカリ脱離層を設ける、該アル
カリ脱離層自身は着色(白色)隠蔽層になりうる層ある
いはアルミニウム蒸着受容層ができる表面状態であっ
て、その上に印刷層を形成できるものであり、使用後は
熱希アルカリ水処理で紙基材を分離できるようにしたも
のである。即ちこのアルカリ脱離層は架橋体であること
によって、脱離させる時に、水系での鹸化時の処理液は
素早くアルカリ脱離層に達し、この脱離層との鹸化反応
で親水化、膨潤作用が起き、基材とアルカリ脱離層の接
着性が無くなり、印刷物ごと自発的にフィルム状或いは
凝集的に脱落し、このことにより紙を基材とした場合の
そのパルプ分が回収でき、更に脱離物(アルカリ脱離層
の樹脂やインキ等)の後処理も容易にできるものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に好ましい実施の形態を挙げ
て本発明を更に詳細に説明する。本発明のアルカリ脱離
性ラベルの一例として、図1の側断面積層図に示すよう
に、例えば、アルカリ脱離性ラベル(1)は、アルミニ
ウム蒸着ラベルであり、このラベルの構成は、基紙(1
2)にクレーコート層(14)を設けた基材(10)/
アルミニウム蒸着受容層となるアルカリ脱離層(20)
/アルミニウム蒸着層(30)/印刷プライマー層(4
2)/印刷層(40)/オーバーコート層(50)から
なるもので、このアルミニウム蒸着受容層となるアルカ
リ脱離層(20)に用いる樹脂組成が、モノマー単位と
してアクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸か
ら選択される少なくとも一種の重合性不飽和基を有する
カルボン酸の低級アルキルエステル単位を20〜90重
量%とアクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸
から選択される酸成分単位を0.5〜35重量%と被架
橋性成分単位を0.5〜30重量%含有するランダム、
ブロック及び/又はグラフト共重合体と該共重合体10
0部に対し0.05〜15部の架橋剤成分からなるもの
である。
【0019】また、本発明のアルカリ脱離性ラベルの他
の事例として、図2の側断面積層図に示すように、例え
ば、アルカリ脱離性ラベル(1)は、一般的な着色(白
色顔料入りが一般的)隠蔽層を有するラベルであり、こ
のラベルの構成は、基紙(12)にクレーコート層(1
4)を設けた基材(10)/着色隠蔽層となるアルカリ
脱離層(22)/印刷層(40)/オーバーコート層
(50)からなるもので、この着色隠蔽層となるアルカ
リ脱離層(22)に用いる樹脂組成が、上記図1に示す
アルミニウム蒸着受容層となるアルカリ脱離層(20)
に用いる樹脂組成と同様のものからなるものである。
【0020】このように、本発明を特徴付けるアルカリ
脱離層(20、22)は、鹸化反応によって水膨潤する
成分を主成分とする(以下潜在的水膨潤性ポリマー)樹
脂成分からなり、この潜在的水膨潤性ポリマーはアクリ
ル酸、イタコン酸、フマル酸及び/又はマレイン酸の低
級アルキルエステル単位を20〜90重量%含有するラ
ンダム、ブロック又はグラフト共重合体であり、好まし
くは25〜85重量%である。
【0021】この低級アルキルエステル単位が20重量
%に満たないとアルカリ脱離層(20、22)の鹸化処
理時におけるその層の親水化が不十分であり基材(1
0)より脱離しない。一方、90重量%を越えるても特
別のメリットがない。また、上記アクリル酸、イタコン
酸、フマル酸、及び/又はマレイン酸の低級アルキルエ
ステルとしては、アクリル酸あるいはマレイン酸のメチ
ルあるいはエチルエステルであるが、更に好ましくは特
にメチル基は特異的に鹸化反応が早く選択的であるので
メチルエステルを利用することが好適である。また、無
水マレイン酸及び/又酢酸ビニルとの共重合体もアルカ
リ溶液中での脱離効果には有効である。
【0022】また、親水性モノマーの導入は潜在的水膨
潤性ポリマー中のエステル基の鹸化反応を容易にさせる
ために必要であるが、後述するように潜在的水膨潤性ポ
リマーは後架橋するために通常より多く添加しても耐水
性には影響は少ない。従って0.5〜35重量%の範囲
で導入でき、好ましくは0.5〜30重量%の範囲であ
る。0.5重量%に満たないと鹸化反応の進行が著しく
遅くなり、35重量%を越えても反応性に差がないので
耐水性から意味がない。
【0023】上記の好ましい親水性モノマーとしては、
例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、
スチレンスルホン酸ソーダ、ビニルピリジン、末端にア
クリロイル基を有するポリエチレングリコール或いはそ
のアルキルエーテル等が挙げられる。尚、イオン性の親
水性モノマー単位はアンモニア、トリエチルアミン、モ
ルホリン等の如く熱によって脱離できる中和剤で処理し
ておいても良い。
【0024】本発明のアルカリ脱離性ラベル(1)を特
徴付けるアルカリ脱離層(20、22)の製膜後の架橋
(後架橋)は、潜在的水膨潤性ポリマー中に被架橋成分
としての重合性不飽和基を持つモノマーとしては、官能
基としての水酸基、カルボキシル基、アミノ基、イミノ
基、ハロゲン、エポキシ基を有するもの等があり、具体
的にはヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、アクリルアミド及びその誘
導体、クロルメチルスチレン等がある。好ましくは親水
性のあるヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが好ま
しい。このモノマーは、0.5〜30重量%で共重合さ
せることができ、好ましくは1〜25重量%である。
0.5重量%に満たないと架橋が完全でなく水可溶分が
できて脱離速度が遅くなり、30重量%を越えると架橋
が大過剰となり脱離しなくなる。
【0025】また、上記潜在的水膨潤性ポリマーと架橋
させる架橋剤としては、メチル化メラミン、プチル化メ
ラミン等のメラミン誘導体、メチル化尿素、プチル化尿
素等の尿素類、グルタールアルデヒド、トリレンジイソ
シアネート(TDI)、4,4’−ジフエニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、キシレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)とそれ
らのビューレット体、トリメチロールプロパン等とのア
ダクト体、イソシアネート3量体等のイソシアネート
類、更にはイソシアネートをアルコール又はフェノール
類(エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
フエノール、ニトロフエノール等)、ラクタム(ε−カ
プロラクタム等)、活性メチレン系化合物(マロン酸ジ
エチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセチ
ルアセトン)でブロックしたブロックイソシアネート等
がある。更に、上記イソシアネート類より合成される例
えば、ポリトルエンカルボジイミド、ポリ4,4−ジフ
ェニルメタンカルボジイミド、ポリイソホロンカルボジ
イミド、ポリヘキサンカルボジイミド等のカルボジイミ
ド系架橋剤及びその誘導体がある。好ましくはメチル化
メラミン、ブチル化メラミン等のメラミン誘導体、メチ
ル化尿素、ブチル化尿素等の尿素類、グルタールアルデ
ヒドがあり、その添加量は、潜在的水膨潤性ポリマー1
00部に対して0.05部から10部の範囲である。
【0026】上記架橋触媒は必ずしも必要でなく熱のみ
でセットされる場合もあるが、完全のためには、例えば
メチル化メラミン、ブチル化メラミン等のメラミン誘導
体、メチル化尿素、ブチル化尿素等の尿素類、グルター
ルアルデヒドに対してはリン酸、パラトルエンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸、
ナフタレンスルホン酸、イソシアネート類に対してはジ
ブチルスズラウリレート、ジブチルスズマレート等が一
般的である。混合物の安定性を上げるためにアミン塩に
しても良い。そのアミン類としてはトリエチルアミン、
2−アミノ−2メチル−プロパノール等で中和しても良
い。好ましくは塗布後に150〜180℃で5〜60秒
間程度処理して架橋を完全に行っても良い。
【0027】また、上記共重合体の潜在的水膨潤性ポリ
マーは架橋重合体であってもよく、架橋の形態は、前記
単量体と二官能基以上のビニル系の単量体との共重合体
による化学的架橋、或いは物理的集合や結晶構造の集合
による架橋構造の形成であってもよい。二官能基以上の
重合性の単量体としては、例えば、ジビニルベンゼン、
(ポリ)エチレングリコールのジ(メタ)アクリルエス
テル、(ポリ)プロピレングリコールのジ(メタ)アク
リルエステル、多価アルコールの(ポリ)(メタ)アク
リルエステル等が挙げられる。
【0028】この物理的架橋方法としては、グラフト型
がある。例えば疎水性のポリマーの末端に重合性基を有
する分子量4,000〜30,000程度のマクロマ
ー、例えば、スチレンポリマー、(メタ)アクリル酸エ
ステルポリマー(エステル残基の炭素数1〜17)等を
共重合させる方法が挙げられる。このグラフト鎖を導入
された潜在的水膨潤性ポリマーは、アルカリ脱離時の擬
集性が大きくして回収を容易にする。
【0029】上記潜在的水膨潤性ポリマーをそのまま基
材(10)に塗布してもよいが、場合によっては疎水性
樹脂成分を添加しても良い。例えば、蛋白質、カゼイ
ン、デンプン、天然ゴム、クロロブレン、イソプレン、
プチルゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体の合成ゴム、アクリル系
共重合体、酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル系共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン及びそれらの塩素化物、ポリイソブチレン、ポリビニ
ルブチラール樹脂、シリコーン樹脂、クマロン樹脂、ケ
トン樹脂、塩化ゴム、環化ゴム等が挙げられる。上記共
重合体はランダム、ブロック或いはグラフトのいずれの
結合様式の共重合体であってもよい。可塑剤としてジシ
クロヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジブチルアジペート等が挙げられ、そ
の固形分比率で潜在的水膨潤性ポリマー100重量部に
対して、疎水性樹脂成分の添加量は65重量部までの範
囲である。65重量部を越えて添加すると脱離ができな
くなる。
【0030】尚、本発明のアルカリ脱離性ラベル(1)
を構成するアルカリ脱離層(20、22)の組成物に
は、上記成分の他にロジン、ワックス、界面活性剤、シ
リカ等のブロッキング防止剤等を必要応じて添加しても
よい。更に、インキ組成物中にも上記潜在的水膨潤性ポ
リマーを少量添加しても良い。
【0031】また、前述したように、このアルカリ脱離
層(20、22)を着色隠蔽層として、紙基材に付ける
糊の色や容器の色が紙基材を通して見えないようにする
もので、各種有機顔料、無機顔料が利用できるが、特に
酸化チタンを混入した白色顔料が好ましく、その添加量
は潜在的水膨潤性ポリマー100重量部に対して10〜
200重量部である。
【0032】以上のように潜在的水膨潤性ポリマーの組
成物は、水系溶解型、水分散型、溶剤分散型、溶剤溶液
型、粉末状等の何れの形態でも取り得る。また、潜在的
水膨潤性ポリマーは、乳化重合法、ソープフリー重合
法、分散重合法等で製造することができる。
【0033】この様に調製された樹脂溶液は基材(1
0)にアルカリ脱離層(20,22)として塗布され、
その塗布量は厚みで0.01〜20μmであり、0.0
1μmに満たないと均一に塗布することが困難であり、
20μmを越えると材料コストの問題があり実用的でな
い。また潜在的水膨潤性ポリマーはアルカリ脱離時の凝
集性が大きくなりこのポリマーの回収を容易にする。
【0034】アルカリ脱離性ラベル(1)の基材(1
0)は、ラベルに使用される紙類は全て適用できるが、
代表的にはクレーコート紙であり、主にはガラス瓶、プ
ラスチック容器に貼着されて利用される。
【0035】上記アルカリ脱離層(20,22)を形成
する塗布法は、グラビア法、凸版(フレキソ法)、ロー
ルコーター、リバースロールコーター(転写方式)、ス
プレー方式等が用いられる。
【0036】本発明のアルカリ脱離性印刷物のうち印刷
ラベルの場合の脱離分離方法は、従来より使用されてい
る工程をそのまま利用できる。例えばビール瓶の洗浄機
の場合、アルカリの処理液に投入してゆっくり攪拌しな
がら70から80℃に加熱してラベルの紙基材よりアル
カリ脱離層(20、22)や印刷層等を脱離し、同時に
あるいは続いて容器よりラベルを剥がす方法が一般的で
ある。このような鹸化処理は鹸化によって生じるカルボ
キシル基をアルカリ金属の塩、例えば、ナトリウム塩や
カリウム塩とすることが好ましく、従って鹸化剤として
はカセイソーダや炭酸ソーダ等のアルカリ水溶液を用い
インキ被膜を脱離させることが好ましい。この鹸化に際
しては鹸化反応を捉進させる目的でアルカリ水溶液中に
メタノールやエタノール等を添加してもよい。
【0037】以上のように、アルカリ脱離層の脱離は熱
アルカリ水によって親水化し脱落させるが、後架橋が無
い場合はアルカリ脱離層を水に溶かしながら浸透するの
で漫透時間が多くかかるか、漫透できない場合もある。
本発明のように後架橋した潜在性水膨潤性ポリマーは水
が素早く浸透し脱落させることができる。このように脱
落の違いは、脱落機構の違いであり、ラベルの脱離はラ
ベルの端(脱離液が接している部分)からラベルの中央
に熱アルカリ水が浸透し脱離するが、未架橋の場合は浸
透時にアルカリ脱離層を溶解しながら進行するので浸透
性は溶解力に依存する。従って溶解性を超える処理液量
が常に必要となる。その結果ラベルの大きさによっては
脱離時間が長くなるか、あるいは脱離できない場合もあ
る。また、この脱離物はアルカリ液で溶解する傾向にあ
り、小片化され細かくなるので回収には工夫が必要とな
る。一方本発明に示した架橋したアルカリ脱離層の脱離
物は溶解機構でなく水に膨潤したアルカリ脱離層の間に
浸透圧が働き、この力が推進力となって水が浸透するの
でアルカリ脱離層への浸透速度は早く、脱離も膨潤によ
る体積変化によって起こる。この脱離物は比較的大きく
フィルター(スクリーン)での濾過処理も容易である。
【0038】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中「部」又は「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準である。
【0039】潜在的水膨潤性ポリマーの合成例として、
先ず60部のメチルアクリレート、20部のプチルメタ
アクリレート、5部のアクリル酸、5部の2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、10部の末端に重合性のアク
リロイル基を有すポリスチレン(分子量約6000)、
210部の酢酸エチル、90部のイソプロピルアルコー
ル、1.2部のアゾビスイソブチロニトリルを混合し窒
素ガス雰囲気下で75℃で8時間重合して、油性の潜在
的水膨潤性ポリマーを合成し、材料Aとした。この重合
体の固形分は25重量%の溶液の超微分散型であった。
【0040】また、他の合成例として、69部のメチル
アクリレート、23.2部のエチルメタアクリレート、
3.5部のスチレンスルホン酸ソーダ、3.5部のアク
リル酸、0.8部のジビニルベンゼン、0.1部のドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ、0.6部の過硫酸カリ
ウム及び400部の脱イオン水を反応容器に入れ、窒素
ガス雰囲気下で70℃で8時間重合し、重合後の重合液
のpHを6に調整した水性の潜在的水膨潤性ポリマーと
し、材料Iとした。この重合体(潜在的水膨潤性ポリマ
ー)の5%カセイソーダ水溶液中に常温で1時間浸漬処
理した後の重合体の水膨潤度(脱イオン水)は容積比で
200倍であった。
【0041】上記で合成した油性の潜在的水膨潤性ポリ
マー:材料A、水性の潜在的水膨潤性ポリマー:材料I
のいずれもアルカリ脱離層に用いることができるが、以
下の実施例では。前者の材料Aを用いてアルカリ脱離性
印刷物のサンプルを作製した。
【0042】〈実施例1〉上述材料A38部、メチル化
メラミン樹脂2部、トルエン36部、イソプロパノール
18部、酢酸エチル6部、パラトルエンスルホン酸0.
5部を混合攪拌し、樹脂溶液Aを調整した。
【0043】上記で得られた樹脂溶液Aを、図1に示す
ように、坪量60g/m2 のコート紙を基材(10)と
し、その上に、2g/m2 〜10g/m2 の量で塗布
し、150℃〜180℃で5秒〜15秒間硬化させアル
ミニウム蒸着受容層となるアルカリ脱離層(20)を形
成した。その後、その表面にアルミニウムを真空蒸着し
て略400Åのアルミニウム蒸着層(30)を形成して
ラベル用蒸着紙を得た。さらに、他の試験用にこのラベ
ル用蒸着紙にニトロセルローズ/ポリアミド系印刷イン
キによる印刷層(40)、ニトロセルローズ樹脂からな
るオーバーコート層(50)を塗布して、アルミニウム
蒸着ラベルのサンプルを作製した。
【0044】〈実施例2〉上述材料A38部、グルター
ルアルデヒド1部、トルエン36部、イソプロパノール
19部、酢酸エチル6部、パラフエノールスルホン酸
0.5部を混合攪拌し、樹脂溶液Bを調整した。
【0045】上記で得られた樹脂溶液Bを用いて、実施
例1と同様にしてラベル用蒸着紙およびアルミニウム蒸
着ラベルのサンプルを得た。
【0046】〈実施例3〉上述材料A24部、ルチル型
二酸化チタン24部、トルエン30部、イソプロパノー
ル15部、酢酸エチル4部を、ペイントシェーカーにて
30分間混合分散し、その後メチル化メラミン樹脂3
部、パラトルエンスルホン酸0.5部を混合攪拌し、樹
脂溶液Cを調整した。
【0047】上記で得られた樹脂溶液Cを用いて、実施
例1と同様にしてラベル用蒸着紙およびアルミニウム蒸
着ラベルのサンプルを得た。
【0048】〈実施例4〉上述材料A25部、ルチル型
二酸化チタン20部、トルエン33部、イソプロパノー
ル15部、酢酸エチル4部を、ペイントシェーカーにて
30分間混合分散し、樹脂溶液Dを調整した。更に塗工
直前にヘキサメチレンジイソシアネート3部を添加し
た。
【0049】上記で得られた樹脂溶液Dを用いて、塗工
直前にさらにヘキサメチレンジイソシアネート3部を添
加して、実施例1と同様にしてラベル用蒸着紙およびア
ルミニウム蒸着ラベルのサンプルを得た。
【0050】〈比較例1〉レゾール型イソプロピリデン
ジフエノール系樹脂35部、メチル化メラミン樹脂5
部、大豆油変性アルキッド樹脂5部、トルエン10部、
イソプロパノール25部、メチルイソブチルケトン20
部、パラフェノールスルホン酸10部を混合攪拌し、従
来の樹脂溶液Eを調整した。
【0051】上記で得られた樹脂溶液Eを用いて、実施
例1と同様にしてラベル蒸着紙およびアルミニウム蒸着
ラベルのサンプルを得た。
【0052】上記実施例1〜4および比較例1で得られ
たラベル蒸着紙およびアルミニウム蒸着ラベルのサンプ
ルを以下の試験法で評価し、その結果を表1に示した。 (1)蒸着適性試験;該ラベル蒸着紙のセロハンテープ
剥離試験及び光沢度を目視により判断した。 (2)耐水性試験;該ラベル蒸着紙を25℃の水中に2
4時間浸漬し、アルミニウム蒸着層表面の白化及び表面
クラッキングの有無により判断した。 (3)耐アンモニア水試験;該アルミニウム蒸着ラベル
のサンプルを30℃の500ppmアンモニア水溶液に
3時間浸漬し、アルカリ脱離層及び印刷層の剥離の有無
を判断した。 (4)アルカリ剥離性試験;該アルミニウム蒸着ラベル
のサンプルをカゼイン糊にて、アルカリ洗浄したガラス
板に貼着し、24時間乾燥後、70℃に加湿した4%の
カセイソーダ水溶液に浸漬し、アルカリ脱離層及びアル
ミニウム蒸着ラベルの剥離時間を測定した。
【0053】
【表1】
【0054】上記表1より明らかなように、本発明のア
ルカリ脱離性印刷物であるアルミニウム蒸着ラベルは優
れた耐水性と耐アンモニア性及びアルカリ剥離性を有す
るものであり、アルカリ脱離層自体の変色もない為、紙
製ラベルの(再生パルプとしての)回収も容易であっ
た。また、二酸化チタンの白色顔料を分散使用した着色
隠蔽層として用うることも可能なため、一般的な着色
(白色)隠蔽層を有するラベルとしても優れた機能を有
するものであった。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、紙を基材とした印刷ラベル
の場合、このラベルのパルプ分を回収するために、ラベ
ルの中間にアルカリで親水化し易いアクリルエステルと
後架橋できる官能基からなるアクリル共重合体と架橋剤
で架橋された層(アルカリ脱離層)を形成することによ
って、このラベルは通常の容器等への貼着時では耐水性
を有するが、容器等の洗浄時に熱アルカリ処理すること
によって紙基材とアルカリ脱離層、印刷層あるいはアル
カリ脱離層、アルミニウム蒸着層、印刷層が剥離し分離
する機能を有し、ラベルの紙基材の回収が容易に出来
て、容器等の再利用(リサイクル)あるいは再使用(リ
ユース)を容易にし、かつこの脱離物(アルカリ脱離層
の樹脂分等)がアルカリ液で変色せずかつこの液に不溶
なので、次工程のスクリーンで回収され、結果として紙
基材からの良質なパルプ分の回収再生が可能なアルカリ
脱離性ラベルを提供できる。
【0056】従って本発明は、紙を基材とした印刷ラベ
ルとして貼着する耐水性および意匠性に優れたラベル
で、必要に応じて容易にアルカリ液で剥離可能なラベル
において、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルカリ脱離性ラベルの一実施の形態
を側断面で表した説明図である。
【図2】本発明のアルカリ脱離性ラベルの他の一実施の
形態を側断面で表した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥アルカリ脱離性ラベル 10‥‥基材 12‥‥基紙 14‥‥クレーコート層 20‥‥アルミニウム蒸着受容層であるアルカリ脱離層 22‥‥着色隠蔽層であるアルカリ脱離層 30‥‥アルミニウム蒸着層 40‥‥印刷層 42‥‥印刷プライマー層 50‥‥オーバーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 222/02 C08F 222/02 222/10 222/10 290/04 290/04 C08K 5/00 C08K 5/00 5/07 5/07 C08L 33/06 C08L 33/06 35/02 35/02 55/00 55/00 61/28 61/28 G09F 3/00 G09F 3/00 Z 3/02 3/02 G 3/10 3/10 J (72)発明者 土居 誠司 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6号 大日精化工業株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AB10D AJ06C AK12B AK25B AK25K AK32B AK32H AK36B AK36H AK46C AL02B AL03B AL04B AL05B AL05C AR00B AT00A BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C CA02B DG10A EH66D GB90 HB31C JB07 JL14 JL14B YY00B 4J002 BG041 BG051 BG061 BH001 CC182 EE016 FD142 FD146 GJ00 4J027 AA01 AA08 BA06 BA07 BA08 CD09 4J100 AJ02Q AJ08Q AJ09Q AL02P AL03P AL09R AL34P CA05 DA38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上にアルカリ脱離層が形成され、該ア
    ルカリ脱離層の上に印刷層が、もしくはアルミニウム蒸
    着層を介して印刷層が施されたラベルであって、前記ア
    ルカリ脱離層に用いる樹脂組成が、モノマー単位として
    アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸から選
    択される少なくとも一種の重合性不飽和基を有するカル
    ボン酸の低級アルキルエステル単位を20〜90重量%
    とアクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸から
    選択される酸成分単位を0.5〜35重量%と被架橋性
    成分単位を0.5〜30重量%含有するランダム、ブロ
    ック及び/又はグラフト共重合体と該共重合体100部
    に対し0.05〜15部の架橋剤成分からなることを特
    徴とするアルカリ脱離性ラベル。
  2. 【請求項2】前記重合性不飽和基を有するカルボン酸の
    低級アルキルエステルが、アクリル酸及び/又はマレイ
    ン酸のメチル及び/又はエチルエステルであることを特
    徴とする請求項1記載のアルカリ脱離性ラベル。
  3. 【請求項3】前記被架橋性重合性不飽和基が、ヒドロキ
    シエチル(メタ)アクリレートであることを特徴とする
    請求項1または2記載のアルカリ脱離性ラベル。
  4. 【請求項4】前記グラフト共重合体が、ポリスチレンあ
    るいは及び/又はポリメチルメタクリレートからなるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のア
    ルカリ脱離性ラベル。
  5. 【請求項5】前記架橋剤成分が、メラミン誘導体、グル
    タールアルデヒドであることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のアルカリ脱離性ラベル。
  6. 【請求項6】前記アルカリ脱離層が、アルカリ金属水溶
    液に不溶であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載のアルカリ脱離性ラベル。
  7. 【請求項7】前記基材が、クレーコートされた紙である
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のアルカリ脱離性ラ
    ベル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102700285A (zh) * 2012-07-03 2012-10-03 云南荷乐宾防伪技术有限公司 通过洗铝工艺生产ovd二维码烫印箔的方法
WO2022209684A1 (ja) 2021-03-31 2022-10-06 株式会社ユポ・コーポレーション 積層体、印刷物、水系分散液及び積層体の製造方法

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