JP2002011550A - 連続鋳造用モールド - Google Patents

連続鋳造用モールド

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JP2002011550A
JP2002011550A JP2000199216A JP2000199216A JP2002011550A JP 2002011550 A JP2002011550 A JP 2002011550A JP 2000199216 A JP2000199216 A JP 2000199216A JP 2000199216 A JP2000199216 A JP 2000199216A JP 2002011550 A JP2002011550 A JP 2002011550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続鋳造用モールドのモールド短辺フレームを
一体のまま取替可能とし、オンラインでの鋳片厚み変更
を可能にする。 【解決手段】短辺フレーム10の背面にステッピングシ
リンダ20のロッド先端ピン21に係合する鈎形フック
13を取付ける。鈎形フック13は、下辺の短いコの字
状をなし、その内側に係止したロッド先端ピン21と短
辺フレーム背面12との間にコッタ14を挿入し、ピン
21とフック13を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造用モール
ドに関し、さらに詳しくは鋳片厚みを変更するために短
辺側フレームをオンラインで短時間に取替え可能とした
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造鋳片スラブの寸法を変更するこ
とができるように、鋳造用モールドは鋳片断面の長辺側
フレームを幅広にしておき、その間に短辺側フレームを
挟み、この短辺側フレームを鋳片幅変更用ステッピング
シリンダに結合し、このシリンダのストロークによって
鋳片幅を変更できるようにしている。そして鋳片厚み変
更は、連続鋳造用モールドの短辺側フレームを取替える
ことによって寸法変更をする。
【0003】従来、連続鋳造用モールドの短辺側フレー
ムを取替える技術としては、特開平4−224049号
公報に開示されている連続鋳造用鋳片厚さ可変モールド
がある。この技術は連続鋳造用鋳片厚さ可変モールドが
遠隔操作により開閉可能な長辺固定フレーム及び長辺可
動フレームと、これら長辺フレーム間に挟まれる1対の
短辺フレームとを有し、短辺フレームを移動装置に接続
された固定短辺フレームと、固定短辺フレームに着脱さ
れ、かつ短辺銅鈑を固着した可変短辺フレームとで構成
されている。また、短辺フレームを構成する可変短辺フ
レームに冷却水路が形成されており、固定短辺フレーム
の給排水路と可変短辺フレームの冷却水路とがフレーム
合せ面で接離されるようになっている。さらに、固定短
辺フレーム及び可変短辺フレームの合せ部には係合部を
備えており、係合部によって位置決めを容易にしたもの
である。
【0004】上記技術はモールドの短辺側を2重構造に
しているので、短辺側フレームの厚みが短辺フレーム移
動方向に厚くなり、鋳片幅変更のため短辺フレームの移
動距離が制約を受ける。また2枚のバックフレームの間
からの水漏れ防止のため押し付けシリンダが必要とな
る。さらに2枚のバックフレームの着脱時に異物進入の
おそれがあり、押し付けシリンダが故障した場合に水漏
れが生じ、銅板の焼き付きを起したり、場合によっては
大量の水がモールド内に流入し、水蒸気爆発の危険もあ
る。さらに、鋳込中の高速幅変更を行う場合に荷重が大
きくなるため、変更幅ストロークを大きくすることがで
きない。ストロークを大きく取るためには幅変更用ステ
ッピングシリンダを大きくする必要がある。またモール
ドの長寿命化に伴いオンライン時間(期間)が長くなっ
ているため2重構造の冷却水シール部の劣化による水漏
れが避けられないという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は短辺フレーム
の銅板とバックフレームとを一体のまま容易に取替可能
とし、オンラインでの鋳片厚み変更を可能にする構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、幅の異なる複
数の短辺フレームを準備し、各短辺フレームにはステッ
ピングシリンダのロッド先端ピンに係合する鈎形フック
を背面に取付け、この鈎形フックは、下辺の短いコの字
状をなし、その内側に係止したロッド先端ピンと短辺フ
レーム背面との間に挿脱されピンとフックの離脱を防止
するコッタを備えたことを特徴とする連続鋳造用モール
ドである。
【0007】下辺の短いコ字状とは、水平突起設部とそ
の先端垂下部と垂下部の下端の短い水平戻り部とから成
る形状である。この下辺の短いコの字の内側にロッド先
端ピンを抱持するようにフックとピンを係合する。コッ
タは上下動自在で、上方から押し下げてロッド先端ピン
と短辺フレーム背面との間に挿入され、ピンとフックの
離脱を防止する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の構造を図1〜図
4に示す。図1は実施例の側面図、図2はその平面図、
図3はその取り付け作動を示す説明図、図4は冷却水配
管の接続を示す詳細図である。連続鋳造用モールド1は
図2に示すように、1対の長辺フレーム2の間に短辺フ
レーム10を挟んで締付けて矩形断面の空所を形成し、
その上方から溶湯を注入し下方へスラブを引き出して連
続鋳造する。
【0009】長辺フレーム2の締付を緩めてステッピン
グシリンダ20、23を前後進させることによって、短
辺フレーム10の位置を変更し、スラブの幅を変更する
ことができる。一方スラブの厚さを変更するには寸法の
異なる短辺フレーム10を取替える。本発明はこの短辺
フレーム10の取替をオンラインで実施できるようにす
るもので、短辺フレーム10の背面12にステッピング
シリンダ20の22の先端に取付けたロッド先端ピン2
1に容易に係止し固定する鈎形フック13を設ける。こ
の鈎形フック13は少なくとも上側又は下側のステッピ
ングシリンダ20又は23の一方に対応して設ける。実
施例では上側ステッピングシリンダ20に対応して鈎形
フック13を取付け、下側ステッピングシリンダ23に
はロッド先端ピン24に上から係止するU字溝を有する
フック15を取付けている。
【0010】鈎形フック13は下辺の短いコの字状をな
し、そのコの字の内側にロッド先端ピン21を抱持し、
コッタ14でこれを固定している。コッタ14は上方か
ら挿脱するテーパを側面に有し、上から押下げることに
よって短辺フレーム10の背面12とロッド先端ピン2
1との間に装入される。ロッド先端ピン21はこのコッ
タ14と接する部分を正方形横断面としておくと、コッ
タ14とのなじみがよく好ましい。コッタ14は手動で
挿脱できるように図示省略したハンドルや取付具を取付
けておくとよい。
【0011】図3はこの短辺フレーム10の取付の説明
図で、仮想線で示す短辺フレーム10aを矢印16で示
すように斜め上方から斜め下方に移動させて取付ける。
このとき、上側ステッピングシリンダ20のロッド先端
ピン21は、下側ステッピングシリンダ23のロッド先
端ピン24より少し前進させた位置に停止しておき、下
側のロッド先端ピン24が下側のフック15に係合した
とき、上側ステッピングシリンダ20のロッド先端ピン
21を後退させると、ピン21は鈎形フック13の内側
に抱持される。次いでコッタ14を押下げるとピンとフ
ックとの固定が完了する。短辺フレーム10を離脱する
ときは、上記と逆の手順とすればよい。従って、短辺フ
レームの着脱は極めて簡単にでき、オンラインでの短辺
取替が可能となる。
【0012】図4は冷却水配管の着脱を示すものであ
る。短辺フレーム10は表面11にモールド銅板31を
有し、その内側に冷却水路32、33を備えている。モ
ールド冷却水用ホース34をカップリング35によって
取付ける。また、短辺冷却スプレー配管38の冷却水を
供給するスプレー冷却水用ホース36をカップリング3
7によって取りつける。モールド固定カバー42、モー
ルド可動カバー41をその後に取付ける。以上の冷却水
配管の取付、取外しによって短辺フレームの冷却水シー
ルは短辺フレーム取替のときに取外し取付を行わないの
で、短辺フレームの取替に対して格別の配慮を必要とせ
ず、常に完璧な状態に保たれる。
【0013】本発明は、連続鋳造用モールド短辺フレー
ムの幅変更用ステッピングシリンダとの接合部をフック
構造としてモールド上端側から装入可能なコッタを挿入
することによりテッピングシリンダと短辺フレームを接
合固定するようにしたので容易にかつ短時間でオンライ
ンでのモールド厚み変更が可能となる。また短辺フレー
ムが一体構造となっており、短辺フレームの銅板を冷却
する冷却水およびスプレー冷却水は短辺フレーム変更後
にモールド上端側にてホースを接続して供給する構成と
しているため、短辺フレームの表面と裏面との間の冷却
水のシール不良等も全く心配なく、また短辺フレームを
薄くすることができる。従って、短辺フレームの軽量化
を図ることができ、ハンドリングもしやすくなった。実
施例では短辺フレーム取替時間は15分となり、従来の
90分に比し大幅な時間短縮となった。
【0014】
【発明の効果】連続鋳造用モールドの短辺フレームのス
テッピングシリンダとの接続部をフック構造とし、容易
に装脱ができる固定構造とすることにより、オンライン
での短辺フレーム交換を容易にし、短時間にて連鋳スラ
ブの厚み変更を行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面断面図である。
【図2】実施例の平面図である。
【図3】実施例の操作説明図である。
【図4】実施例の配管取付詳細図である。
【符号の説明】
1 モールド 2 長辺フレーム 10、10a 短辺フレーム 11 表面 12 背面 13 鈎形フック 14 コッタ 15 フック 20 上側ステッピングシリンダ 21 ロッド先端ピン 22 ロッド 23 下側ステッピングシリンダ 24 ロッド先端ピン 31 モールド銅板 32、33 冷却水路 34 モールド冷却水用ホース 35 カップリング 36 冷却水用ホース 37 カップリング 41 モールド可動カバー 42 モールド固定カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅の異なる複数の短辺フレームを準備
    し、各短辺フレームにはステッピングシリンダのロッド
    先端ピンに係合する鈎形フックを背面に取付け、該鈎形
    フックは、下辺の短いコの字状をなし、その内側に係止
    したロッド先端ピンと短辺フレーム背面との間に挿脱さ
    れピンとフックの離脱を防止するコッタを備えたことを
    特徴とする連続鋳造用モールド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053611A1 (fr) * 2001-12-20 2003-07-03 Jfe Steel Corporation Moule de coulee en continu, cadre a petit cote de ce moule, et procede de remplacement de ce cadre a petit cote
WO2004065037A1 (de) * 2003-01-24 2004-08-05 Hydro Aluminium Deutschland Gmbh Dickenverstellbare kokille
JP2010184285A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Jfe Steel Corp 連続鋳造用組立鋳型の鋳片厚さ変更機構

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