JP2002010961A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2002010961A
JP2002010961A JP2000194202A JP2000194202A JP2002010961A JP 2002010961 A JP2002010961 A JP 2002010961A JP 2000194202 A JP2000194202 A JP 2000194202A JP 2000194202 A JP2000194202 A JP 2000194202A JP 2002010961 A JP2002010961 A JP 2002010961A
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眞 大山
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浩章 乾
Masaki Yura
政樹 由良
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/0076Washing or rinsing machines for crockery or tableware of non-domestic use type, e.g. commercial dishwashers for bars, hotels, restaurants, canteens or hospitals
    • A47L15/0081Washing or rinsing machines for crockery or tableware of non-domestic use type, e.g. commercial dishwashers for bars, hotels, restaurants, canteens or hospitals with vertical sliding closing doors, e.g. hood-type dishwashers

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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉体18の開閉操作を安定させ、かつシール
性を高めること。 【解決手段】 本体1と、本体1内に設けた洗浄槽5
と、洗浄槽5に設けた開口部2と、開口部2を閉塞する
複数個の扉体18とを備え、扉体18を本体1に対して
移動自在に支持する支持手段21、22を各々の扉体1
9、20に対して設け、かつ支持手段21、22は全て
の扉体18を開口部2の一方向側へ開成する構成とした
ものであり、扉体18同士ではなく、固定された本体1
に対して扉体18は支持されていることから、安定した
開閉操作を行うことができる。また、一方の扉体19を
閉塞後に他方の扉体20を閉塞する構成とすれば、全て
の部位のシールを同時に行う必要はなく、容易に、かつ
確実にシールを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭等で使用
される食器洗浄機や食器洗い乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食器洗浄機には、特開平
10−337225号公報に記載されているようなもの
がある。この装置は図6に示すような構成であり、食器
等の被洗浄物を洗浄槽に収納し、本体1に設けた開口部
2を扉体3により閉塞してから、洗浄ポンプが洗浄水を
噴射することにより、被洗浄物の洗浄およびすすぎ工程
を行うようになっていた。
【0003】扉体3は、2個の扉体3aと3b同士を連
結した2つ折れ構造となっており、外部への突出長さが
小さく、扉体3の開閉に必要な空間を小さくできること
から、水切り棚等が扉体3開閉の邪魔になず、開閉しや
すいようになっていた。また、卓上設置型の場合には、
装置の設置性が向上するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
食器洗浄機では、扉体3は2つ折れ構造であり、1個の
扉体3aは本体に直接回動支持されているが、他方の扉
体3bは扉体3aに連結支持されていた。このため、扉
体3aは、本体に対して一意的に移動せず、開閉操作は
不安定となり、開閉しずらいという課題を有していた。
また、一意的に動作させるためには、他の規制手段が別
途必要とされていた。
【0005】また、食器洗浄機では、洗浄用の噴流が扉
体にも衝突するため、確実なシール構造を必要とする
が、扉体の分割面の端部付近4のシールは、2つの扉体
と本体との間の各々のシールと扉体同士の分割面のシー
ルとの合計3箇所のシールを、閉塞過程において同時に
行う必要があり、確実にシールすることは非常に困難で
あり、また確実に行なうためには、剛性を高めたり、形
状が複雑化するなどという課題も有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前
記洗浄槽に設けた開口部と、前記開口部を閉塞する複数
個の扉体とを備え、前記扉体を前記本体に対して移動自
在に支持する支持手段を各々の扉体に対して設け、前記
支持手段は全ての扉体を開口部の一方向側へ開成する構
成としたものである。
【0007】上記発明によれば、複数個に分割した扉体
を支持する支持手段は、各々の扉体を本体に対して移動
自在に支持しており、各扉体は、移動する扉体ではな
く、固定された本体に対して支持されていることから、
安定した開閉操作を行うことができる。また、支持手段
を、回動支点のように、本体に対して一意的に動作する
構成とした場合には、より扉体開閉の操作性は向上す
る。また、支持手段は全ての扉体を開口部の一方向側へ
開成する構成としたものであり、被洗浄物の出し入れ等
の邪魔にならない方向に開成すれば、使い勝手を損なわ
ない。
【0008】さらに、扉体の開閉動作を連動する連動手
段を設けた場合には、2つ折れ扉を開閉するように、1
回の操作で全ての扉体を開閉させることが可能であり、
装置の使い勝手が飛躍的に向上する。
【0009】また、一方の扉体を閉塞後に他方の扉体を
閉塞する構成とすれば、全てのシールを同時に行う必要
はなく、容易に、かつ確実にシールを行うことができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、請求項1に記載のよう
に、本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽
に設けた開口部と、前記開口部を閉塞する複数個の扉体
とを備え、前記扉体を前記本体に対して移動自在に支持
する支持手段を各々の扉体に対して設け、前記支持手段
は全ての扉体を開口部の一方向側へ開成する構成とした
ものである。
【0011】複数個に分割した扉体を支持する支持手段
は、各々の扉体を本体に対して移動自在に支持してお
り、各扉体は、移動する扉体ではなく、固定された本体
に対して支持されていることから、安定した開閉操作を
行うことができる。また、支持手段を、回動支点のよう
に、本体に対して一意的に動作する構成とした場合に
は、より扉体開閉の操作性は向上する。また、支持手段
は全ての扉体を開口部の一方向側へ開成する構成とした
ものであり、被洗浄物の出し入れ等の邪魔にならない方
向に開成すれば、使い勝手を損なわない。また、一方の
扉体を閉塞後に他方の扉体を閉塞する構成とすれば、全
てのシールを同時に行う必要はなく、容易に、かつ確実
にシールを行うことができる。
【0012】また、請求項2の食器洗浄機は、全ての支
持手段は、扉体を回動支持する構成としたものであり、
扉体は本体に対して一意的に動作することから、より扉
体の開閉操作性は向上する。また、扉体と本体とをスラ
イドしない構成となることから、シール構造も容易とな
る。
【0013】また、請求項3の食器洗浄機は、開口部は
本体の前面を主たる面として設け、支持手段は全ての扉
体を開口部の下方へ開成する構成としたものであり、食
器等を出し入れする際に、汁や水滴が洗浄機の外部に落
下することを防止できる。また、上方に扉は開成しない
ため、流し台等の天面に設置した場合でも、作業者が洗
浄槽内を確認する妨げにならない。また、前面を開口部
とした場合は、上面に開口部がある場合と違って、わず
かな水漏れであっても発生すれば装置外に漏れ出すた
め、より確実なシールが行える本発明の効果を十分に発
揮できる。
【0014】また、請求項4の食器洗浄機は、扉体の開
成状態において扉体の最上面は、洗浄槽内に設けた洗浄
かごの底部より下方に位置する構成としたものであり、
扉体の開成状態で、洗浄かごを前方に引き出すことが可
能となり、被洗浄物の出し入れを容易に行うことができ
る。
【0015】また、請求項5の食器洗浄機は、扉体の開
成状態における各扉体の先端位置は、略一致するように
各扉体の長さを設定したものであり、開成位置における
扉体の外部への突出長さを最小にでき、食器洗浄機の設
置に必要な面積が小さくなることから、厨房等に設置で
きる可能性が高まる。
【0016】また、請求項6の食器洗浄機は、支持手段
は、本体の壁面内部に設置したものであり、扉体の閉塞
状態では、支持手段は外側へ露出しないため、良好な外
観が得られると共に、始動時に指を挟む等の危険を生じ
る恐れがない。また、開閉動作中も、本体に手を添えな
がら扉体を操作しても、指を挟む等の危険はない。
【0017】また、請求項7の食器洗浄機は、本体と扉
体とをシールするシール部材は、支持手段より内側に設
けたものであり、洗浄中も支持手段は洗浄槽内とは完全
にシールされた状態となることから、支持手段の耐久性
が向上する。また、回動支点等の潤滑状態が保たれるた
め、開閉操作の安定性を維持できる。
【0018】また、請求項8の食器洗浄機は、扉体の開
閉動作を連動する連動手段を設けたものであり、1回の
操作で全ての扉体を開閉させることが可能であり、装置
の使い勝手が飛躍的に向上する。また、扉体同士間のシ
ールを確実に行うためには、扉体の開閉順序を規定する
必要があるが、連動手段を用いることで順序通りの開閉
を確実に行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0020】(実施例1)図1、図2は本発明の実施例
1の食器洗浄機の側面図および断面図である。
【0021】図において、本体1内に設けた洗浄槽5が
あり、食器等の被洗浄物6は洗浄かご7にセットされ、
洗浄槽5内に収納されている。洗浄槽5に洗浄水を供給
する給水弁8、洗浄水を加圧する洗浄ポンプ9があり、
洗浄水を噴射する洗浄ノズル10には噴射孔11が複数
個設けられている。また、洗浄槽5内には残菜を収集す
るフィルタ12と加熱用の発熱体13があり、洗浄槽の
温度を検知する温度センサ14を備えている。また、洗
浄水を排出する排水ポンプ14aと、洗浄槽5に空気を
送る送風機15を備えており、送風機15により送風さ
れた空気を洗浄槽5に導く送風経路16を設け、その排
気を排出する排気口17を扉体18に設けている。
【0022】また、洗浄槽5の開口部2を閉塞する2個
の扉体18(下扉体19と上扉体20)を設けており、
各々の扉体19、20を本体1に対して移動自在に支持
する支持手段として回転支点21、22および上扉体と
一体化して設けた支持アーム23とを設置している。ま
た、扉体18と本体1間をシールするシール部材24は
本体1側に、扉体19、20同士の分割位置をシールす
るシール部材25は上扉体に設置しており、開放時には
下扉体を先に開放し、閉塞時には上扉体を先に閉塞する
構成としている。また、2個の扉体18の開閉動作を連
動させる連動手段26を備えており、扉体18の開閉操
作を行うハンドル部27は下扉体19に設け、扉体18
を上方向に付勢する付勢手段として引っ張りバネ28を
設けている。また、扉体の開成状態において扉体の最上
面は、洗浄槽内に設けた洗浄かごの底部より下方に位置
する構成としている。図示していないが、扉体18の閉
塞位置で扉体19を係止するロック手段を備えている。
【0023】次に動作、作用について説明するが、まず
食器洗浄機の基本動作について説明すると、食器等の被
洗浄物6を洗浄かご7にセットしてから洗浄槽5に収納
し、洗剤を投入した後、扉体18により本体1の開口部
2を閉塞し、装置の運転を開始する。被洗浄物6の汚れ
を落とす洗浄工程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工
程、そして被洗浄物6に付着している水適を乾燥させる
乾燥工程の順に実行される。まず、給水弁8が動作して
所定量の洗浄水を洗浄槽5に供給し、続いて洗浄ポンプ
9が洗浄水を加圧し、洗浄ノズル10から噴射する。こ
の際、洗浄槽5内に設けたシーズヒータ等の発熱体13
に通電しており、洗浄水を加温しながら洗浄工程は行わ
れる。また、温度センサ14は洗浄槽5の温度を検知し
ており、所定温度以上になると発熱体13への通電を停
止するようになっている。
【0024】所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含
む洗浄水は排水ポンプ14aにより機外に排出され、新
たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ9を運転し、洗浄
ノズル10から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の
付着した被洗浄物6のすすぎを行う。所定時間運転した
後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作
を繰り返し、このすすぎ工程は連続して3回程度行う。
最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了す
る。
【0025】続いて乾燥工程が行われ、送風機15を動
作させることにより、送風経路16を通って外気が洗浄
槽5内に送風され、排気口17から排出される。この
際、発熱体13には通電されており、送風と温度の両方
の効果によって被洗浄物6に付着した水滴の蒸発は促進
される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了
する。
【0026】次に、扉体18に関して説明すると、2個
に分割した扉体19、20を支持する支持手段21、2
2は、各々の扉体19、20を本体1に対して回動自在
に支持しており、本体1に対して支持されていることか
ら、不意な扉体19、20の動きが発生する恐れはな
く、安定した開閉操作を行うことができる。また、各扉
体19、20は、回動状に一意的に動作するため、より
安定した開閉操作を行うことができる。
【0027】また、扉体19、20の開閉順序を定めた
構成であり、上扉体20を閉塞後に下扉体19を閉塞す
る構成とすることで、まず上扉体20と本体1とのシー
ルをシール部材25により確実に行い、続いて下扉体1
9の全周を本体1および上扉体20の下辺に設けたシー
ル部材25および24によってシールするとで、容易
に、かつ確実にシールすることができる。また、本体の
前面を開口部2とした場合は、上面に開口部がある場合
と違って、わずかな水漏れであっても発生すれば装置外
に漏れ出すため、より確実なシールが行える本発明の効
果を十分に発揮できる。
【0028】また、扉体18は開口部の一方向のみに開
放する構成であり、被洗浄物6の出し入れ等の邪魔にな
らない方向に開成すれば、扉体18によって使い勝手は
損なわれない。本実施例の場合、扉体18を下方に開放
することで、食器等を出し入れする際に、汁や水滴が洗
浄機の外部に落下することも防止できる。また、上方に
扉体は開成しないため、流し台等の天面に設置した場合
でも、洗浄槽5内の確認の妨げにならない。
【0029】なお、上方開放であっても、使用の妨げと
ならない構成であればよく、この場合は、下方に開放し
た扉体18が存在しないため、本体1の床面積程度の設
置面積があれば、本装置を設置することができ、より設
置性を高めることができる。また、上下方向以外の横方
向に開成する構成であっても、同様の効果が得られる。
【0030】また、図1では、卓上設置型としたが、開
口部2は本体1の前面に設け、両扉体19、20ともに
下方に開放することで、本体の上方に空間を必要としな
いことから、前面開放のビルトイン型の食器洗浄機の扉
体構造に利用できる。また、卓上設置型の洗浄機に適用
した場合でも、本体1の上方に空間を必要としないた
め、日本の狭い厨房空間においても設置できる可能性が
高まる。また、扉体18は分割されており、前方への突
出長さは小さくなっていることから、より設置性は向上
する。特に、扉体18の開成状態で、各扉体19、20
の先端位置が略一致するように各扉体19、20の長さ
を設定した場合には、開成位置における扉体18の外部
への突出長さを最小にできるため、食器洗浄機の設置に
必要な面積は最も小さくなる。また、設置面積が小さい
ことから、縦置き、横置き等の多くの設置バリエーショ
ンにも対応でき、各家庭の形態に適合することができ
る。
【0031】また、図1のように、扉体19、20の開
閉順序を定めてた構成としており、開成時には下扉体1
9の開成後に上扉体20を開成するもので、開閉順序に
適応したシール部材24の設置構成となっており、シー
ル部材24の損傷等を与えずに、かつ小さな操作力で確
実にシールを行うことが可能である。
【0032】また、図1では、上下の扉体19、20の
開閉動作を連動する連動手段26を設けており、下扉体
19に設けたハンドル部27を持って開放すれば、両方
の扉体19、20が1つの動作で開閉ができる。これに
より、装置の使い勝手が飛躍的に向上するとともに、扉
体18の開閉順序を一意的に規制できることから、先に
下扉体19が開くような構成としておけば、作業者は扉
体18の開閉順序を考慮する必要がなくなる。なお、下
扉体19が完全に先に開かなくとも、下扉体19の移動
量が上扉体20の移動量よりも大きければよく、具体的
には、図のように、下扉体19の回転支点21の反対側
に延長した位置に設けた支点31と、支持アーム23を
回転支点22の反対側に延長した位置に設けた支点32
とを連動手段26で連結することで実現できる。
【0033】なお、連動手段26の設置に限定するもの
ではなく、連動手段26を用いない場合でも、先に開放
する扉体にのみハンドル部27を設ける等の手段で、開
閉順序を規定することができる。
【0034】また、連動手段26はリンク構造としたた
め、開放時、閉塞時ともに連動動作を一意的に規制でき
るため、いかなる扉体の動作に対しても、確実に連動開
閉動作が行える。また、上扉体20を動作させた場合で
も、下扉体19は連動して動くことから、操作する扉体
を問わない。なお、連動手段26はリンク構造に限定す
るものではなく、ワイヤで連結したり、歯車やベルト、
チェーン等で連動させるなど、他の構成であっても同様
の効果が得られる。
【0035】また、図1に示した構成だと、連動手段2
6が本体1の外側にはみ出すことはなく、リンクの間に
指を挟む等の危険を生じる恐れがなく、良好な外観が得
られる。
【0036】また、扉体18の開成状態において扉体1
8の最上面29は、洗浄槽5内に設けた洗浄かご7の底
部30より下方に位置する構成としたものであり、図2
のように扉体18の開成状態で、洗浄かご7を前方に引
き出すことが可能となり、洗浄かごの7の奥に収納した
被洗浄物7の出し入れも容易に行うことができる。この
際、下方に扉体18が開放されていることから、洗浄か
ご7を引き出した時に、水滴等が装置の前方に落下する
ことを防止できる。また、洗浄かご7に設けたローラー
33等が、扉体20の上面をスライドする構成であれ
ば、引き出した状態で洗浄かごを安定させることがで
き、被洗浄物6の出し入れも容易に行える。
【0037】また、付勢手段として設けた引っ張りバネ
28は、扉体18を上方へ付勢するため、扉体18の開
閉操作力が小さくなり、操作性が向上する。また、扉体
18が重力によって自由降下する際の衝撃力を低減で
き、装置にかかる応力が小さくなることから、耐久性向
上や装置の小型化につながる。また、閉塞位置近傍では
扉体18は自然に閉塞し、開放位置近傍では扉体18は
自然に開放する構成とすることで、より快適な操作性が
得られる。なお、ねじりバネ等の他の弾性手段であって
も同様の効果が得られる。
【0038】また、図示していないが、扉体18の閉塞
位置で扉体18を係止するロック手段を設けており、運
転中に扉体18が開放したり、シールが不完全となり水
漏れ等が発生することを防止する。まお、このロック手
段は、扉体18と本体1と係止する構成であったり、扉
体19と20同士を係止する構成であったり、あるいは
連動手段26と本体1とを係止するなど、いかなる構成
であっても効果が得られる。また、扉体18の閉塞動作
と動時にロックされる構成であっても、閉塞動作とは別
にレバー等を移動させる構成であってもよい。
【0039】なお、図1、図2では、卓上設置型で前面
に開口部2を有する食器洗浄機の例を示したが、これに
限定するものではなく、ビルトイン型の食器洗浄機であ
っても同様の効果が得られる。また、従来と同じトップ
ロード型で、図3に示したように上方に開口部2を有す
る構造であっても、扉体の開閉操作が一意的に行えるこ
とから、安定した開閉操作が行えるなど上記と同様の効
果が得られる。また、本体1の水平断面の矩形形状にお
ける長辺を含む面を開口部2としたが、短辺側を開口部
2とすることもできる。また、扉体18は2分割とし、
上下方向に開閉する構成としたが、3個あるいはそれ以
上に分割した構成も考えられる。また、上下方向以外に
も、横方向に回動する構成であっても同様の効果が得ら
れる。
【0040】また、支持手段21、22は回動支点とし
たが、図4に示すようにスライド部34を有するなどの
構成であってもよい。
【0041】なお、本発明は扉体18の開閉構造に関す
るものであり、洗浄や乾燥の方式や構成、運転モード等
を限定するものではない。実施例では、乾燥機能を有す
る食器洗い乾燥機の例を示したが、乾燥機能を伴わない
食器洗浄機や乾燥のみを行なう食器乾燥機、あるいは収
納装置等の他の機器にも、本発明の扉構造を利用でき
る。また、他の装置にも本扉構成なお、他の実施例につ
いても同様である。
【0042】(実施例2)図5は本発明の実施例2の食
器洗浄機の部分斜視図であり、図1に示した実施例1と
同じ構成要素には同一の符号を付与している。
【0043】図5に示すように、支持手段は本体の壁面
35内部に設置しており、本体と扉体とをシールするシ
ール部材25は支持手段より内側に設置している。
【0044】次に動作、作用について説明すると、支持
手段を本体の側壁35内部に収めることで、扉体18の
閉塞状態では、回転支点22や支持アーム23等は外側
へ露出しないため、良好な外観が得られると共に、始動
時に指を挟む等の危険を生じる恐れがない。また、開閉
動作中も、本体1に手を添えながら扉体18を操作して
も、指を挟む等の危険はない。また、シール部材25
は、支持手段である回転支点22や支持アーム23等よ
り内側部分に設置することで、洗浄槽5内とは完全にシ
ールされた状態となり、金属製であっても、錆や腐食を
防止できるなど、耐久性が向上する。また、回動支点等
の潤滑状態が保たれるため、開閉操作の安定性を維持で
きる。
【0045】また、側壁35の強度を確保し、かつ幅を
小型化するためには、本体から出入りする部材は薄い方
がよく、図1のように、連動手段26が本体1の外側に
はみ出さないような構成だと、本体1から出入りする部
材は支持アーム23のみで済むことから、幅方向の小型
化につながる。
【0046】なお、実施例1では、分かりやすいように
壁面の外側にある如くに図示したが、同様に本体の壁面
35内部に収めることが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数個の
扉体を本体に対して移動自在に支持する支持手段を各々
の扉体に対して設け、支持手段は全ての扉体を開口部の
一方向側へ開成する構成としたものであり、扉体同士で
はなく、固定された本体に対して各々の扉体は支持され
ていることから、安定した開閉操作を行うことができ
る。また、支持手段は全ての扉体を開口部の一方向側へ
開成する構成としたものであり、被洗浄物の出し入れ等
の邪魔にならない方向に開成すれば、使い勝手を損なわ
ない。また、一方の扉体を閉塞後に他方の扉体を閉塞す
る構成とすれば、全てのシールを同時に行う必要はな
く、容易に、かつ確実にシールを行うことができる。
【0048】また、扉体の開成状態における各扉体の先
端位置は、略一致するように各扉体の長さを設定した場
合には、開成位置における扉体の外部への突出長さを最
小にでき、食器洗浄機の設置に必要な面積が小さくなる
ことから、厨房等に設置できる可能性が高まる。
【0049】また、扉体の開閉動作を連動する連動手段
を設けた場合には、1回の操作で全ての扉体を開閉させ
ることが可能であり、装置の使い勝手が飛躍的に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の食器洗浄機の側面図
【図2】同実施例1の食器洗浄機の断面図
【図3】同実施例1における開口部を上面に設けた場合
の食器洗浄機の概略図
【図4】同実施例1における他の支持手段を用いた場合
の食器洗浄機の側面図
【図5】本発明の実施例2の食器洗浄機の扉体部分の断
面図
【図6】従来の食器洗浄機の側面図
【符号の説明】
1 本体 2 開口部 5 洗浄槽 18 扉体 19 下扉体 20 上扉体 21、22 回転支点(支持手段) 23 支持アーム(支持手段) 25 シール部材 26 連動部材 29 扉体開成時の最上面 30 洗浄かごの底部 35 壁面
フロントページの続き (72)発明者 由良 政樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BB01 BB05 BB06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、
    前記洗浄槽に設けた開口部と、前記開口部を閉塞する複
    数個の扉体とを備え、前記扉体を前記本体に対して移動
    自在に支持する支持手段を各々の扉体に対して設け、前
    記支持手段は全ての扉体を開口部の一方向側へ開成する
    構成とした食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 全ての支持手段は、扉体を回動支持する
    構成とした請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 開口部は本体の前面を主たる面として設
    け、支持手段は全ての扉体を開口部の下方へ開成する構
    成とした請求項1または2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 扉体の開成状態における扉体の最上面
    は、洗浄槽内に設けた洗浄かごの底部より下方に位置す
    る構成とした請求項3記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 扉体の開成状態における各扉体の先端位
    置は、略一致するように各扉体の長さを設定した請求項
    1ないし4のいずれか1項記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 支持手段は、本体の壁面内部に設置した
    請求項1ないし5のいずれか1項記載の食器洗浄機。
  7. 【請求項7】 本体と扉体とをシールするシール部材
    は、支持手段より内側に設けた請求項1ないし6のいず
    れか1項記載の食器洗浄機。
  8. 【請求項8】 扉体の開閉動作を連動する連動手段を設
    けた請求項1ないし7のいずれか1項記載の食器洗浄
    機。
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