JP2002009830A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JP2002009830A
JP2002009830A JP2000185882A JP2000185882A JP2002009830A JP 2002009830 A JP2002009830 A JP 2002009830A JP 2000185882 A JP2000185882 A JP 2000185882A JP 2000185882 A JP2000185882 A JP 2000185882A JP 2002009830 A JP2002009830 A JP 2002009830A
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station
server
node
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JP2000185882A
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Takehiko Sakaida
武彦 境田
Toru Yamazaki
徹 山崎
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路選択の開始時に、確実かつ最適な経路を
選択する。 【解決手段】 状態情報通知手段11は、自己が接続す
る中継線の状態情報を通知する。経路設定手段12は、
中継線の経路設定を行う。状態情報管理手段21は、状
態情報を管理する。最適経路選択手段22は、状態情報
にもとづいて、最適経路の選択制御を行う。最適経路指
示手段23は、選択した最適経路を、設定すべきノード
に指示する。通信回線30は、ノード10−1〜10−
4とサーバ20とを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークシステ
ムに関し、特に経路選択を行って通信を行うネットワー
クシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信ネットワーク技術では、目的
のホストへパケットの送信またはLAN間接続等を行う
ために、中継経路を設定する経路選択技術が実現してい
る。
【0003】経路選択の中でも特に動的経路選択は、交
換機またはルータ同士で経路情報やトラフィック情報を
やりとりすることによって、ホップ数(中継する交換機
またはルータの数)や遅延時間が最小となる経路を自動
的に選択して決定する技術であり、比較的大規模なネッ
トワークで用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の経路選択技術では、ネットワーク内に回線障害等
が発生した場合、最適な経路を短時間で設定することが
できないといった問題があった。
【0005】図17は従来の経路選択を説明するための
図である。A局〜G局は、中継線を介して、図に示すよ
うな形状で接続する。また、C局とD局間の中継線に障
害が発生したとする。
【0006】A局からD局への従来の経路選択を考える
と、例えば、A局とE局を接続し、次にE局とC局間の
中継線を接続する。そして、C局とD局を接続しようと
するが、接続不可であることを認識する。したがって、
E局とC局間の接続はキャンセルし、後位のE局に戻っ
て、E局とB局の中継線を接続して、最終的にD局と接
続する。
【0007】従来では、局が持っている周辺情報を逐一
利用しながら、各局間を経路選択していく。このため、
上記のような場合では、経路設定を行っている途中で初
めて障害箇所を認識し、その後、後位局に戻って、再び
経路選択を行うといった手順を繰り返すことになるの
で、効率が悪く、最適経路選択に時間がかかるといった
問題があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、経路選択の開始時に、確実かつ最適な経路を
効率よく設定するネットワークシステムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、経路選択を行って通
信を行うネットワークシステム1において、自己が接続
する中継線の状態情報を通知する状態情報通知手段11
と、中継線の経路設定を行う経路設定手段12と、から
構成される複数のノード10と、状態情報を管理する状
態情報管理手段21と、状態情報にもとづいて、最適経
路の選択制御を行う最適経路選択手段22と、選択した
最適経路を、設定すべきノードに指示する最適経路指示
手段23と、から構成されるサーバ20と、ノード10
とサーバ20とを接続する通信回線30と、を有するこ
とを特徴とするネットワークシステム1が提供される。
【0010】ここで、状態情報通知手段11は、自己が
接続する中継線の状態情報を通知する。経路設定手段1
2は、中継線の経路設定を行う。状態情報管理手段21
は、状態情報を管理する。最適経路選択手段22は、状
態情報にもとづいて、最適経路の選択制御を行う。最適
経路指示手段23は、選択した最適経路を、設定すべき
ノードに指示する。通信回線30は、ノード10とサー
バ20とを接続する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のネットワークシス
テムの原理図である。ネットワークシステム1は、A局
〜D局にそれぞれ含まれるノード(交換機、ルータ等に
該当)10−1〜10−4と、サーバ20とから構成さ
れ、中継線L1〜L5の経路選択を行って通信を行う。
なお、加入者端末として電話機Sa、SdがA局、D局
それぞれに接続している。
【0012】ノード10−1〜10−4は、中継線L1
〜L5で図のように接続されており、ノード10−1〜
10−4とサーバ20は、光ファイバ等の通信回線30
で接続する。
【0013】通信回線30は、LANやCTI(Comput
er Telephony Integration) リンク等のネットワーク回
線である。そして、本発明の経路設定制御に関する状態
情報等の各種の情報に対するノード10−1〜10−4
とサーバ20間のやりとりは、通信回線30を通じて行
われる。
【0014】ノード10(総称する場合はノード10と
する)に対し、状態情報通知手段11は、自己が接続す
る中継線の状態情報を、通信回線30を通じてサーバ2
0へ通知する。例えば、A局内のノード10−1は、自
己が接続する中継線L1、L2、L3の状態情報をサー
バ20へ通知する。経路設定手段12は、サーバ20か
ら通信回線30を通じて指示された最適経路の情報にも
とづいて、中継線の経路設定を行う。
【0015】サーバ20に対し、状態情報管理手段21
は、ノード10から通知された中継線L1〜L5の状態
情報を管理する。最適経路選択手段22は、状態情報に
もとづいて、最適経路の選択制御を行う。詳細は図1
0、図11で後述する。
【0016】また、最適経路選択手段22は、最適な中
継線経路を予約することができ、その後、接続要求があ
った時に、優先的に予約した中継線を選択する。最適経
路指示手段23は、選択した最適経路を、通信回線30
を通じて設定すべきノードに指示する。
【0017】次にサーバ20の状態情報管理手段21が
有する各種の管理テーブルについて説明する。管理テー
ブルとしては、中継線状態テーブル、局間経路テーブ
ル、番号変換テーブル、経路状態テーブル、キャンプオ
ン接続要求登録テーブルがある。なお、以降では、図1
に示したA局〜D局が構成するネットワークにもとづい
て説明する。
【0018】図2は中継線状態テーブルを示す図であ
る。図の中継線状態テーブルT10は、A〜B局間の中
継線状態を示すテーブルである。テーブル項目として
は、中継線T10a、使用状態T10b、詳細状態T1
0c、予約状態T10d、要求番号T10eから構成さ
れる。
【0019】中継線T10aは、A〜B局間の中継線の
識別番号を示す欄である。ここでは、A〜B局間の中継
線L3は、L3a、L3b、L3cの識別番号を持つ3
本の中継線で接続している。
【0020】使用状態T10bは、中継線L3a〜L3
cが使用可能か否かを示す。詳細状態T10cは、中継
線L3a〜L3cが空き、使用中、障害といった中継線
状態の詳細を示す。予約状態T10dとは、中継線が予
約有りか予約無しかを示す。
【0021】例えば、現在使用中だが予約して後で使用
する場合には予約有り、それ以外は予約無しと記録され
る。要求番号T10eは、予約状態T10dが予約有り
の場合に、その欄に後述のキャンプオン接続要求登録テ
ーブルに登録した登録番号が記録される。
【0022】なお、キャンプオンとは、内線発信時に相
手線通話中の場合、発信内線でフッキングなどの操作
後、受話器を置いて待つと、相手内線終話で自動的に発
信元と発信先を呼び出すサービスのことである。
【0023】また、上記ではA〜B局間の中継線状態テ
ーブルT10を示したが、これ以外に、A〜C局間、A
〜D局間、B〜D局間、C〜D局間の中継線状態テーブ
ルも状態情報管理手段21内に含まれる。
【0024】図3は局間経路テーブルを示す図である。
図の局間経路テーブルT20は、A局からD局への局間
経路を示すテーブルである。テーブル項目としては、経
路T20a、隣接局間経路T20bから構成される。
【0025】経路T20aは、A局からD局への経路#
1〜#3を示す。経路#1はA局→D局、経路#2はA
局→C局→D局、経路#3はA局→B局→D局である。
隣接局間経路T20bは、ネットワーク内のすべての隣
接局の経路を示している。すなわち、図1に示したネッ
トワークに対して、A−B、A−C、A−D、B−D、
C−Dである。
【0026】そして、A局からD局へ行く経路に対して
は、図に示すように丸印が付けられる。この丸印が付い
た途中経路がすべて確保されないと、A局からD局まで
接続することはできない。
【0027】なお、上記ではA〜D局間の局間経路テー
ブルT20を示したが、これ以外に、A〜B局間、A〜
C局間、B〜D局間、C〜D局間の局間経路テーブルも
状態情報管理手段21内に含まれる。
【0028】図4は番号変換テーブルを示す図である。
番号変換テーブルT30は、発局側の電話機でダイヤル
した電話番号で、接続先の局を指定するためのテーブル
である。テーブル項目としては、局番T30a、宛先局
T30bから構成される。例えば、局番73は、D局に
対応している。
【0029】図5は経路状態テーブルを示す図である。
経路状態テーブルT40は、ネットワークのすべての2
局間の一方の局から他方の局への経路として、経路#1
〜#3のそれぞれの状態を示すテーブルである。テーブ
ル項目としては、局間経路T40aと、経路T40bで
構成される。各局間の経路#1〜#3毎に、局間経路毎
の状態として、空き、使用可、使用不可が判定されて記
録される。図の場合では、A−D間の局間経路の経路#
3が使用できることになる。
【0030】なお、上記ではA〜D局間の経路状態テー
ブルT40を示したが、これ以外に、A〜B局間、A〜
C局間、B〜D局間、C〜D局間の経路状態テーブルも
状態情報管理手段21内に含まれる。
【0031】図6はキャンプオン接続要求登録テーブル
を示す図である。キャンプオン接続要求登録テーブルT
50は、中継線をキャンプオンする場合に必要な情報を
記録するテーブルである。
【0032】テーブル項目としては、登録番号T50
a、接続要求した局である要求局T50b、内線番号T
50c、接続先局T50dから構成される。内線番号T
50cは接続先局の内線番号である。また、このテーブ
ルで採番された登録番号T50aが、図2で上述した中
継線状態テーブルの要求番号になる。
【0033】次に電話機Saと電話機Sdを接続する場
合の手順について説明する。図7は接続処理手順を示す
シーケンス図である。なお、サーバ20の状態情報管理
手段21は、ノード10−1〜10−4の状態情報通知
手段11から、あらかじめ中継線L1〜L5の状態情報
を受信しているものとする。また、区間t1〜t6での
中継線状態テーブルの遷移内容を図8、図9に示す。
【0034】さらに、以下のステップS1〜S10まで
のやりとりは、通信回線30上で行われ、ステップS1
1、S12のやりとりは、経路設定された中継線上で行
われる。 〔S1〕電話機Saから電話機Sdの電話番号(73−
dddd)がダイヤルされ、接続要求が上がり、サーバ
20へ送信される。サーバ20は、番号変換テーブルT
30を用いて番号を解読し、A局からD局への接続要求
と認識する。
【0035】〔S2〕サーバ20の最適経路選択手段2
2は、中継局としてB局を指定し、A局〜B局間の中継
線L3a、B局〜D局間の中継線L5aを最適経路とし
て選択したものとする。そして、最適経路指示手段23
から中継線L3aの予約を指示するための予約要求メッ
セージを、A局のノード10−1へ送信する。 〔S3〕ノード10−1の経路設定手段12は、中継線
L3aを予約し、状態情報通知手段11は、予約応答メ
ッセージをサーバ20へ送信する。
【0036】〔S4〕サーバ20の最適経路指示手段2
3は、中継局であるB局のノード10−2に、中継線L
5aの予約を指示するための予約要求メッセージを送信
する。また、この予約要求メッセージには、中継線L3
aが予約されたことを通知する内容も含まれる。 〔S5〕ノード10−2の経路設定手段12は、中継線
L5aを予約し、状態情報通知手段11は、予約応答メ
ッセージをサーバ20へ送信する。また、この予約応答
メッセージには、中継線L3aが予約されたことを了解
する内容も含まれる。
【0037】〔S6〕サーバ20の最適経路指示手段2
3は、D局のノード10−4に中継線L5aを予約した
ことを通知するメッセージを送信する。 〔S7〕ノード10−4の状態情報通知手段11は、中
継線L5aが予約されたことを了解するメッセージをサ
ーバ20へ送信する。 〔S8〕サーバ20の最適経路指示手段23は、B局に
対して、B局〜D局の中継線L5aの経路設定依頼を行
う。そして、ノード10−2の経路設定手段12は、B
局〜D局の経路設定を行う。
【0038】〔S9〕サーバ20の最適経路指示手段2
3は、A局に対して、A局〜B局の中継線L3aの経路
設定依頼を行う。そして、ノード10−1の経路設定手
段12は、A局〜B局の経路設定を行う。 〔S10〕サーバ20は、A局に電話機Sdの接続許可
を送信する。 〔S11〕A局は、設定された中継線L3a、L5aを
経由して、電話番号73−ddddをD局へ送信する。 〔S12〕電話機Saは、B局を介して、電話機Sdと
通話を行う。
【0039】次に図7で示した区間t1〜t6に対する
中継線状態テーブルの遷移について説明する。図8は中
継線状態テーブルを示す図である。(A)は区間t1、
(B)は区間t2、(C)は区間t3の中継線状態テー
ブル(A局〜B局)の内容を示す図である。
【0040】中継線状態テーブルT10−1は、中継線
L3aの状態は、使用可、空き、予約無しである。中継
線状態テーブルT10−2は、中継線L3aの状態は、
使用可、空き、予約有りである。中継線状態テーブルT
10−3は、中継線L3aの状態は、使用可、使用中、
予約無しである。
【0041】図9は中継線状態テーブルを示す図であ
る。(A)は区間t4、(B)は区間t5、(C)は区
間t6の中継線状態テーブル(B局〜D局)の内容を示
す図である。
【0042】中継線状態テーブルT10−4は、中継線
L5aの状態は、使用可、空き、予約無しである。中継
線状態テーブルT10−5は、中継線L5aの状態は、
使用可、空き、予約有りである。中継線状態テーブルT
10−6は、中継線L5aの状態は、使用可、使用中、
予約無しである。
【0043】次に経路状態テーブルの作成手順について
説明する。最適経路を選択する場合には、まず、最初に
経路状態テーブルを作成する。図10は経路状態テーブ
ルの作成手順を示す図である。なお、経路状態テーブル
の作成は、状態情報管理手段21で行われる。 〔S20〕状態情報管理手段21は、局間経路テーブル
の経路#1〜#nの未読の経路を読み出す。 〔S21〕読み出した経路に対応する中継線状態テーブ
ルを読み出す。例えば、ステップS20で図3に示す経
路#3を読んだ場合は、A局〜B局の中継線状態テーブ
ルと、B局〜D局の中継線状態テーブルを読み出すこと
になる。
【0044】〔S22〕読み出した中継線テーブルか
ら、経路の途中の隣接局間にそれぞれ少なくとも1つの
使用可能な中継線があるか否かを判定し、あればステッ
プS24へ、それ以外ならばステップS23へ行く。例
えば、ステップS22でA−D間の経路#3に対応する
中継線テーブルとして、A〜B間の中継線状態テーブル
と、B〜D間の中継線状態テーブルを読み出している場
合には、A〜B間の中継線とB〜D間の中継線にそれぞ
れ少なくとも1つの使用可能な中継線があれば使用可能
と判断する。
【0045】〔S23〕経路状態テーブルに使用不可と
記録する。そして、ステップS27へ行く。 〔S24〕読み出した中継線テーブルから、経路の途中
の隣接局間にそれぞれ少なくとも1つの空きの中継線が
あるか否かを判定し、あればステップS26へ、それ以
外ならばステップS25へ行く。例えば、ステップS2
2でA−D間の経路#3に対応する中継線テーブルとし
て、A〜B間の中継線状態テーブルと、B〜D間の中継
線状態テーブルを読み出している場合には、A〜B間の
中継線とB〜D間の中継線にそれぞれ少なくとも1つの
空きの中継線があれば空きと判断する。
【0046】〔S25〕経路状態テーブルに使用可と記
録する。 〔S26〕経路状態テーブルに空きと記録する。 〔S27〕ステップS21で読み出した経路に対するす
べての中継線に対して、ステップS22〜S26までの
処理を行ったらステップS28へ、そうでなければステ
ップS22へ戻る。 〔S28〕すべての経路#1〜#nに対して、ステップ
S20〜S27までの処理を行ったら終了し、そうでな
ければステップS20へ戻る。このような手順で作成さ
れた経路状態テーブルが、例えば図5のようになる。
【0047】次に経路状態テーブルを用いた最適経路選
択の処理手順について説明する。図11は最適経路選択
の処理手順を示すフローチャートである。 〔S30〕サーバ20は、番号変換テーブルT30から
宛先局を求める。 〔S31〕サーバ20の最適経路選択手段22は、発局
と宛先局に対応した経路状態テーブルを状態情報管理手
段21から読み出す。 〔S32〕最適経路選択手段22は、経路状態テーブル
に対する未読の経路#1〜#nに、発局と宛先局が接続
する際に必要な空きがあるか否かを判断する。あればス
テップS35へ、なければステップS33へ行く。
【0048】〔S33〕最適経路選択手段22は、経路
状態テーブル内のすべての経路#1〜#nに対して、空
きがあるか否かの判断を行った場合はステップS34
へ、そうでなければステップS32へ戻る。 〔S34〕最適経路選択手段22は、発局と宛先局が接
続不可と判断する。 〔S35〕最適経路選択手段22は、発局と宛先局が接
続可と判断し、その経路を最適経路と選択する。
【0049】次に電話機Saと電話機Sdがキャンプオ
ンで接続する場合の手順について説明する。図12は接
続処理手順を示すシーケンス図である。なお、サーバ2
0の状態情報管理手段21は、ノード10−1〜10−
4の状態情報通知手段11から、あらかじめ中継線L1
〜L5の状態情報を受信しているものとする。また、区
間t7〜t13でのキャンプオン接続要求登録テーブル
と中継線状態テーブルの遷移内容を図13〜図15に示
す。
【0050】さらに、以下のステップS40〜S50ま
でのやりとりは、通信回線30上で行われ、ステップS
51、S52のやりとりは、経路設定された中継線上で
行われる。 〔S40〕電話機Saから電話機Sdの電話番号(73
−dddd)がダイヤルされ、接続要求が上がり、サー
バ20へ送信される。サーバ20は、番号変換テーブル
T30を用いて番号を解読し、A局からD局への接続要
求と認識する。
【0051】〔S41〕サーバ20の最適経路選択手段
22は、中継局としてB局を指定し、A局〜B局間の中
継線L3a、B局〜D局間の中継線L5aを最適経路と
して選択したものとする。ただし、ここでは中継線L3
b、L3c、L5b、L5cは障害発生等の理由で使用
不可であり、中継線L3a、L5aは使用中とする。そ
して、最適経路指示手段23から中継線L3aの予約を
指示するための予約要求メッセージをA局のノード10
−1へ送信する。 〔S42〕ノード10−1の経路設定手段12は、中継
線L3aを予約し、状態情報通知手段11は、予約応答
メッセージをサーバ20へ送信する。
【0052】〔S43〕サーバ20の最適経路指示手段
23は、中継局であるB局のノード10−2に、中継線
L5aの予約を指示するための予約要求メッセージを送
信する。また、この予約要求メッセージには、中継線L
3aが予約されたことを通知する内容も含まれる。 〔S44〕ノード10−2の経路設定手段12は、中継
線L5aを予約し、状態情報通知手段11は、予約応答
メッセージをサーバ20へ送信する。また、この予約応
答メッセージには、中継線L3aが予約されたことを了
解する内容も含まれる。
【0053】〔S45〕サーバ20の最適経路指示手段
23は、D局のノード10−4に中継線L5aを予約し
たことを通知するメッセージを送信する。 〔S46〕ノード10−4の状態情報通知手段11は、
中継線L5aが予約されたことを了解するメッセージを
サーバ20へ送信する。 〔S47a〕ノード10−1の状態情報通知手段11
は、中継線L3aが空きになったことをサーバ20へ通
知する。
【0054】〔S47b〕ノード10−2の状態情報通
知手段11は、中継線L5aが空きになったことをサー
バ20へ通知する。 〔S48〕サーバ20の最適経路指示手段23は、B局
に対して、B局〜D局の中継線L5aの経路設定依頼を
行う。そして、ノード10−2の経路設定手段12は、
B局〜D局の経路設定を行う。
【0055】〔S49〕サーバ20の最適経路指示手段
23は、A局に対して、A局〜B局の中継線L3aの経
路設定依頼を行う。そして、ノード10−1の経路設定
手段12は、A局〜B局の経路設定を行う。 〔S50〕サーバ20は、A局に電話機Sdの接続許可
を送信する。 〔S51〕A局は、設定された中継線L3a、L5aを
経由して、電話番号73−ddddをD局へ送信する。 〔S52〕電話機Saは、B局を介して、電話機Sdと
通話を行う。
【0056】次に図12で示した区間t7〜t13に対
するキャンプオン接続要求登録テーブルと中継線状態テ
ーブルの遷移について説明する。図13はキャンプオン
接続要求登録テーブルを示す図である。(A)は区間t
7〜t9、t11、t12のキャンプオン接続要求登録
テーブルT50−1の内容を示す図である。(B)は区
間t10、t13のキャンプオン接続要求登録テーブル
T50−2の内容を示す図である。
【0057】キャンプオン接続要求登録テーブルT50
−1は、要求局がA局、内線番号dddd、接続先局が
D局であり、これらの登録番号を1番とする。キャンプ
オン接続要求登録テーブルT50−2は、キャンプオン
・サービスが終了しているので、要求局、内線番号、接
続先局の内容は削除される。
【0058】図14は中継線状態テーブルを示す図であ
る。(A)は区間t7、(B)は区間t8、(C)は区
間t9、(D)は区間t10の中継線状態テーブル(A
局〜B局)の内容を示す図である。中継線状態テーブル
T10−7は、中継線L3aの状態は、使用可、使用
中、予約無しである。中継線状態テーブルT10−8
は、中継線L3aの状態は、使用可、使用中、予約有
り、要求番号が1番である。この要求番号により、中継
線L3aがキャンプオンで接続されることがわかる。
【0059】中継線状態テーブルT10−9は、中継線
L3aの状態は、使用可、空き、予約有り、要求番号が
1番である。中継線状態テーブルT10−10は、中継
線L3aの状態は、使用可、使用中、予約無しである。
なお、キャンプオン・サービスが終了したので、要求番
号は削除される。
【0060】図15は中継線状態テーブルを示す図であ
る。(A)は区間t11、(B)は区間t12、(C)
は区間t13の中継線状態テーブル(B局〜D局)の内
容を示す図である。
【0061】中継線状態テーブルT10−11は、中継
線L5aの状態は、使用可、使用中、予約無しである。
中継線状態テーブルT10−12は、中継線L5aの状
態は、使用可、使用中、予約有り、要求番号が1番であ
る。この要求番号により、中継線L5aがキャンプオン
で接続されることがわかる。中継線状態テーブルT10
−13は、中継線L5aの状態は、使用可、使用中、予
約無しである。なお、キャンプオン・サービスが終了し
たので、要求番号は削除される。
【0062】次に本発明の最適経路選択方法について説
明する。図16は本発明の最適経路選択方法の処理手順
を示すフローチャートである。 〔S60〕ノードは、自己に接続する中継線の状態情報
をサーバへ通知する。 〔S61〕サーバは、通知された状態情報を管理する。 〔S62〕サーバは、状態情報にもとづいて、最適経路
の選択制御を行う。 〔S63〕サーバは、選択した最適経路を、設定すべき
ノードに指示する。 〔S64〕ノードは、サーバからの指示にもとづいて、
中継線の経路設定を行う。ここで、状態情報にもとづい
て、中継線を予約して、最適経路の選択制御を行う。ま
た、中継線にキャンプオン・サービスを実行して、最適
経路の選択制御を行う。
【0063】以上説明したように、本発明のネットワー
クシステム1及び最適経路選択方法は、サーバ20が中
継線の状態情報にもとづいて、あらかじめ最適経路の選
択制御を行って、その後に、ノード間で経路設定を行う
構成とした。
【0064】これにより、経路選択の開始時に、確実か
つ最適な経路を選択することができるので、従来のよう
に経路設定を行っている途中で初めて障害箇所を認識
し、その後、後位局に戻って、再び経路選択を行うとい
った無駄な手順が不要となり、短時間で効率よく、最適
経路選択を行うことが可能になる。
【0065】なお、上記の説明では、中継線を予約する
場合、1本の中継線を予約して最適経路を設定したが、
複数の中継線を最初に予約して、その後、空いた中継線
から経路設定を行ってもよい。
【0066】(付記1) 経路選択を行って通信を行う
ネットワークシステムにおいて、自己が接続する中継線
の状態情報を通知する状態情報通知手段と、前記中継線
の経路設定を行う経路設定手段と、から構成される複数
のノードと、前記状態情報を管理する状態情報管理手段
と、前記状態情報にもとづいて、最適経路の選択制御を
行う最適経路選択手段と、選択した前記最適経路を、設
定すべきノードに指示する最適経路指示手段と、から構
成されるサーバと、前記ノードと前記サーバとを接続す
る通信回線と、を有することを特徴とするネットワーク
システム。
【0067】(付記2) 前記最適経路選択手段は、前
記中継線を予約して、前記最適経路の選択制御を行うこ
とを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。 (付記3) 前記最適経路選択手段は、前記中継線にキ
ャンプオン・サービスを実行して、前記最適経路の選択
制御を行うことを特徴とする請求項1記載のネットワー
クシステム。
【0068】(付記4) 中継線で互いに接続する複数
のノードにおいて、自己が接続する前記中継線の状態情
報をサーバへ通知する状態情報通知手段と、前記サーバ
からの指示にもとづいて、前記中継線の経路設定を行う
経路設定手段と、を有することを特徴とするノード。
【0069】(付記5) 経路選択を行うサーバにおい
て、ノードから通知された中継線の状態情報を管理する
状態情報管理手段と、前記状態情報にもとづいて、最適
経路の選択制御を行う最適経路選択手段と、選択した前
記最適経路を、設定すべきノードに指示する最適経路指
示手段と、を有することを特徴とするサーバ。
【0070】(付記6) 最適経路の選択を行う最適経
路選択方法において、ノードに接続する中継線の状態情
報をサーバへ通知し、前記サーバは、通知された前記状
態情報を管理し、前記状態情報にもとづいて、最適経路
の選択制御を行い、選択した前記最適経路を、設定すべ
きノードに指示し、前記ノードは、前記サーバからの指
示にもとづいて、前記中継線の経路設定を行うことを特
徴とする最適経路選択方法。
【0071】(付記7) 前記中継線を予約して、前記
最適経路の選択制御を行うことを特徴とする付記6記載
の最適経路選択方法。 (付記8) 前記中継線にキャンプオン・サービスを実
行して、前記最適経路の選択制御を行うことを特徴とす
る付記6記載の最適経路選択方法。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネットワ
ークシステムは、サーバが中継線の状態情報にもとづい
て、最適経路の選択制御を行って、最適経路を複数のノ
ードに指示し、ノードはその指示にもとづいて経路設定
を行う構成とした。これにより、経路選択の開始時に、
確実かつ最適な経路を選択することができ、短時間で効
率よく経路を設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークシステムの原理図であ
る。
【図2】中継線状態テーブルを示す図である。
【図3】局間経路テーブルを示す図である。
【図4】番号変換テーブルを示す図である。
【図5】経路状態テーブルを示す図である。
【図6】キャンプオン接続要求登録テーブルを示す図で
ある。
【図7】接続処理手順を示すシーケンス図である。
【図8】中継線状態テーブルを示す図である。(A)は
区間t1、(B)は区間t2、(C)は区間t3の中継
線状態テーブル(A局〜B局)の内容を示す図である。
【図9】中継線状態テーブルを示す図である。(A)は
区間t4、(B)は区間t5、(C)は区間t6の中継
線状態テーブル(B局〜D局)の内容を示す図である。
【図10】経路状態テーブルの作成手順を示す図であ
る。
【図11】最適経路選択の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図12】接続処理手順を示すシーケンス図である。
【図13】キャンプオン接続要求登録テーブルを示す図
である。(A)は区間t7〜t9、t11、t12のキ
ャンプオン接続要求登録テーブルの内容を示す図であ
る。(B)は区間t10、t13のキャンプオン接続要
求登録テーブルの内容を示す図である。
【図14】中継線状態テーブルを示す図である。(A)
は区間t7、(B)は区間t8、(C)は区間t9、
(D)は区間t10の中継線状態テーブル(A局〜B
局)の内容を示す図である。
【図15】中継線状態テーブルを示す図である。(A)
は区間t11、(B)は区間t12、(C)は区間t1
3の中継線状態テーブル(B局〜D局)の内容を示す図
である。
【図16】本発明の最適経路選択方法の処理手順を示す
フローチャートである。
【図17】従来の経路選択を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム 10、10−1〜10−n ノード 11 状態情報通知手段 12 経路設定手段 20 サーバ 21 状態情報管理手段 22 最適経路選択手段 23 最適経路指示手段 30 通信回線 L1〜L5 中継線 Sa、Sd 電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 FA00 5K030 HB08 JA11 JL07 KA01 KA05 LB05 MA04 MB01 MC07 5K051 AA01 AA03 DD01 FF01 FF02 FF11 GG01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経路選択を行って通信を行うネットワー
    クシステムにおいて、 自己が接続する中継線の状態情報を通知する状態情報通
    知手段と、前記中継線の経路設定を行う経路設定手段
    と、から構成される複数のノードと、 前記状態情報を管理する状態情報管理手段と、前記状態
    情報にもとづいて、最適経路の選択制御を行う最適経路
    選択手段と、選択した前記最適経路を、設定すべきノー
    ドに指示する最適経路指示手段と、から構成されるサー
    バと、 前記ノードと前記サーバとを接続する通信回線と、 を有することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記最適経路選択手段は、前記中継線を
    予約して、前記最適経路の選択制御を行うことを特徴と
    する請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記最適経路選択手段は、前記中継線に
    キャンプオン・サービスを実行して、前記最適経路の選
    択制御を行うことを特徴とする請求項1記載のネットワ
    ークシステム。
  4. 【請求項4】 中継線で互いに接続する複数のノードに
    おいて、 自己が接続する前記中継線の状態情報をサーバへ通知す
    る状態情報通知手段と、 前記サーバからの指示にもとづいて、前記中継線の経路
    設定を行う経路設定手段と、 を有することを特徴とするノード。
  5. 【請求項5】 経路選択を行うサーバにおいて、 ノードから通知された中継線の状態情報を管理する状態
    情報管理手段と、 前記状態情報にもとづいて、最適経路の選択制御を行う
    最適経路選択手段と、 選択した前記最適経路を、設定すべきノードに指示する
    最適経路指示手段と、 を有することを特徴とするサーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009239370A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nec Engineering Ltd Ip電話システム

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