JP2002007454A - ポータルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置 - Google Patents

ポータルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置

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JP2002007454A
JP2002007454A JP2000182019A JP2000182019A JP2002007454A JP 2002007454 A JP2002007454 A JP 2002007454A JP 2000182019 A JP2000182019 A JP 2000182019A JP 2000182019 A JP2000182019 A JP 2000182019A JP 2002007454 A JP2002007454 A JP 2002007454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポータルサイトの検索エンジンは汎用的なも
のであるため、URLの検索範囲が広く、ユーザのUR
L絞り込みに時間がかかってしまうなどの課題があっ
た。 【解決手段】 URL蓄積エンジンがユーザ端末から発
行されたURLをURLデータベースにユーザ毎に蓄積
するURL蓄積処理と、URL分析エンジンがURLデ
ータベースにユーザ毎に蓄積されているURLからユー
ザの検索頻度の高いURLを抽出するユーザ指向分析処
理と、パーソナル・ポータルサイト作成エンジンがUR
L分析エンジンで抽出されたURLをマッピングするこ
とにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパー
ソナル・ポータルサイト作成処理とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多くのユーザに
アクセスしてもらうよう魅力のあるコンテンツやサービ
スを充実させたインターネットのWebサイト(ポータ
ルは正面玄関の意味で、Webページを見ようとするユ
ーザがまず入るサイト)であるポータルサイトを提供す
るポータルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザが、インターネット経由で
ホームページ(Webページ)を参照しようとすると
き、その参照先であるホームページのURL(Uniform
ResourceLocator)が既知の場合は、Webブラウザ上
でその該当するURLを投入してホームページにアクセ
スする。
【0003】また、特定の参照先のホームページの参照
頻度が高い場合、WebブラウザのURL登録機能など
を用いてユーザが意図的にURLを登録しておくか、又
はWebブラウザが時系列的に近傍のURLをスタック
的に登録しておき、ユーザが、該当するホームページの
参照時に、これら登録機能から参照頻度の高い特定のホ
ームページのURLを指定してホームページにアクセス
する。
【0004】一方、参照先のホームページは特定してい
るがそのURLが未知の場合、又は参照先のホームペー
ジ自体が曖昧で参照先のホームページのカテゴリー程度
しか特定されていない場合、ユーザは、ポータルサイト
にアクセスし、ポータルサイト上の検索エンジンでキー
ワードなどを入力して参照先のホームページのURLを
検索することができる。ポータルサイト上の検索エンジ
ンでは、キーワードに対応するホームページの一覧を表
示し、ユーザが参照を希望するホームページのURLな
どの情報を提供する。
【0005】このようなURL検索ホームページである
ポータルサイトは、各種の事業者によって提供されてお
り、これらの事業者は、ポータルサイト上に掲載される
企業広告の広告契約料金を得ることにより、URL検索
ホームページ提供ビジネスとして成立している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ポータルサイトの検索エンジンは汎用的なものであるた
め、URLの検索範囲が広く、ユーザのURL絞り込み
に時間がかかってしまうという課題があった。
【0007】また、上記したように、ポータルサイトを
提供する事業者は、ポータルサイト上の企業広告を掲載
することにより広告収入を得るものであるが、ポータル
サイト上の掲載広告は固定であるため、個々のユーザの
指向に合った(マッチした)効果的な広告が掲載されて
いるとは限らず、広告掲載企業としても広告料金に見合
った広告宣伝効果が得られているとは限らないという課
題があった。
【0008】また、ポータルサイト上の企業広告の契約
料金も定額(固定)であり高額であったので、例えば購
買層(消費者層)の広い大企業などの広告しか掲載でき
ないなどの広告掲載企業が制限されるという課題があっ
た。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、ユーザに対して、ユーザ個
々の指向に合ったリンクのURLを自動的にダイナミッ
クに配置したポータルサイトを提供することにより、ユ
ーザのURL絞り込み時間を短縮することができるポー
タルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置を
得ることを目的とする。
【0010】また、この発明は、ユーザに対して、ユー
ザ個々の指向に合った企業広告を自動的にダイナミック
に配置したポータルサイトを提供することにより、企業
広告の広告宣伝効果を向上させることができるポータル
サイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置を得る
ことを目的とする。
【0011】また、この発明は、定額制でなく従量制の
企業広告契約料金を決定することができるポータルサイ
ト提供方法及びポータルサイト提供端末装置を得ること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るポータルサイト提供方法は、URL蓄積エンジンがユ
ーザ端末から発行されたURLをURLデータベースに
ユーザ毎に蓄積するURL蓄積処理と、URL分析エン
ジンがURLデータベースにユーザ毎に蓄積されている
URLからユーザの検索頻度の高いURLを抽出するユ
ーザ指向分析処理と、パーソナル・ポータルサイト作成
エンジンがURL分析エンジンで抽出されたURLをマ
ッピングすることにより、パーソナル・ポータルサイト
を作成するパーソナル・ポータルサイト作成処理とを備
えたものである。
【0013】請求項2記載の発明に係るポータルサイト
提供方法は、URL蓄積エンジンがユーザ端末から発行
されたURLをURLデータベースにユーザ毎に蓄積す
るとともに、URLをURLデータベースに蓄積する際
に、その蓄積するURLのカテゴリーを分類し、そのカ
テゴリーデータをURLデータベースにユーザ毎に蓄積
するURL蓄積処理と、URL分析エンジンがURLデ
ータベースにユーザ毎に蓄積されているURLからユー
ザの検索頻度の高いURLを抽出するとともに、URL
データベースにユーザ毎に蓄積されているカテゴリーデ
ータに基づき、検索頻度の高いカテゴリーをユーザ指向
カテゴリーとして抽出するユーザ指向分析処理と、パー
ソナル・ポータルサイト作成エンジンがURL分析エン
ジンで抽出されたURLをマッピングするとともに、U
RL分析エンジンで抽出されたユーザ指向カテゴリーに
対応した企業広告データベースに蓄積されている広告デ
ータをマッピングすることにより、パーソナル・ポータ
ルサイトを作成するパーソナル・ポータルサイト作成処
理とを備えたものである。
【0014】請求項3記載の発明に係るポータルサイト
提供方法は、広告カウンタデータベースが、パーソナル
・ポータルサイト作成エンジンによるパーソナル・ポー
タルサイトの作成時に、企業広告データベースの広告デ
ータをパーソナル・ポータルサイトに掲載した回数を掲
載カウンタでカウントするとともに、パーソナル・ポー
タルサイト上の広告データのヒット数をカウンタでカウ
ントするものである。
【0015】請求項4記載の発明に係るポータルサイト
提供方法は、URL分析エンジンは、URLのカテゴリ
ーの分類を、URLのホスト名に基づいて行うようにし
たものである。
【0016】請求項5記載の発明に係るポータルサイト
提供端末装置は、ユーザ端末から発行されたURLをU
RLデータベースにユーザ毎に蓄積するURL蓄積エン
ジンと、URLデータベースにユーザ毎に蓄積されてい
るURLからユーザの検索頻度の高いURLを抽出する
URL分析エンジンと、URL分析エンジンで抽出され
たURLをマッピングすることにより、パーソナル・ポ
ータルサイトを作成するパーソナル・ポータルサイト作
成エンジンとを備えたものである。
【0017】請求項6記載の発明に係るポータルサイト
提供端末装置は、ユーザ端末から発行されたURLをU
RLデータベースにユーザ毎に蓄積するとともに、UR
LをURLデータベースに蓄積する際に、その蓄積する
URLのカテゴリーを分類し、そのカテゴリーデータを
URLデータベースにユーザ毎に蓄積するURL蓄積エ
ンジンと、URLデータベースにユーザ毎に蓄積されて
いるURLからユーザの検索頻度の高いURLを抽出す
るとともに、URLデータベースにユーザ毎に蓄積され
ているカテゴリーデータに基づき、検索頻度の高いカテ
ゴリーをユーザ指向カテゴリーとして抽出するURL分
析エンジンと、URL分析エンジンで抽出されたURL
をマッピングするとともに、URL分析エンジンで抽出
されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告データ
ベースに蓄積されている広告データをマッピングするこ
とにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパー
ソナル・ポータルサイト作成エンジンとを備えたもので
ある。
【0018】請求項7記載の発明に係るポータルサイト
提供端末装置は、パーソナル・ポータルサイト作成エン
ジンによるパーソナル・ポータルサイトの作成時に、企
業広告データベースの広告データをパーソナル・ポータ
ルサイトに掲載した回数を掲載カウンタでカウントし、
また、パーソナル・ポータルサイト上の広告データのヒ
ット数をカウンタでカウントする広告カウンタデータベ
ースをも備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。図1は、本発明のポータルサイト提供システ
ムの構成を示すブロック図である。図1において、ユー
ザ端末1は、ユーザ所有のパーソナルコンピュータなど
の端末であって、このユーザ端末1は、一般電話回線、
ISDN(Integrated Services Digital Network )な
どのディジタル電話回線、無線電話回線などのアクセス
網2に接続されている。
【0020】ISP(インターネットサービスプロバイ
ダ)3は、インターネットに接続する通信回線をユーザ
端末1に提供する事業者の端末であり、このISP3
は、アクセス網2及びインターネット4に接続されてい
る。
【0021】事業者端末(ポータルサイト提供端末装
置)5は、個々のユーザの指向にマッチしたユーザ毎の
ポータルサイト(以下、パーソナル・ポータルサイト5
7という)をユーザに提供するポータルサイト提供事業
者の端末であり、この事業者端末5は、インターネット
4に接続されている。事業者端末5は、URL蓄積エン
ジン51、URL−DB(URLデータベース)52、
URL分析エンジン53、企業広告DB(企業広告デー
タベース)54、及び広告カウンタDB(広告カウンタ
データベース)55を備えている。
【0022】URL蓄積エンジン51は、ユーザのホー
ムページ参照時にユーザ端末1から発行される(即ち、
パーソナル・ポータルサイト57上で入力した)URL
をURL−DB52にユーザ毎に蓄積する機能を備えて
いる。また、URL蓄積エンジン51は、URLをUR
L−DB52に蓄積する際に、その蓄積するURLのカ
テゴリーを分類し、そのカテゴリーデータをユーザ毎に
蓄積する機能を備えている。
【0023】ここで、URLは、{スキーム:ホスト
名.属性レベル.トップレベル}というフォーマット形
式である。スキームは、例えばhttp,ftp,ne
ws等のプロトコル形式を表し、ホスト名は、最終コン
テンツが存在するホスト名を表し、属性レベルは、例え
ばco,or等の企業、学術等を表し、トップレベル
は、例えばjp等の国を表わす。
【0024】また、URL−DB52にユーザ毎に蓄積
されるカテゴリーデータのデータ形式は、[ホスト名,
検索頻度,カテゴリー]という表データ形式である。図
2は、そのようなカテゴリーデータの具体例を示すイメ
ージ図である。図2に示すように、カテゴリーデータ
は、例えばNikkei,asahiなどのホスト名に
対応するカテゴリーが「ニュース」であり、そのカテゴ
リーの検索頻度が10となっている。従って、ユーザ
が、「ニュース」のカテゴリーのURL(ホームペー
ジ)に10回アクセス(検索)したことを示している。
【0025】URL分析エンジン53は、URL−DB
52にユーザ毎に蓄積されているURLからユーザの検
索頻度の高いホームページのURLを抽出するととも
に、URL−DB52にユーザ毎に蓄積されているカテ
ゴリーデータの検索頻度の最も数値の大きいカテゴリー
(図2の例では、スポーツ)をユーザ指向カテゴリーと
して抽出する機能を備えている。
【0026】企業広告DB54は、カテゴリー別に広告
データ及び広告主のデータを蓄積するものである。即
ち、企業広告DB54に蓄積されているデータ形式は、
[カテゴリー,広告データ,広告主]である。広告カウ
ンタDB55は、広告主及び広告データ毎に、掲載カウ
ンタのカウント値及び広告データのヒット数のデータを
蓄積するものである。即ち、広告カウンタDB55に蓄
積されているデータ形式は、[広告主,広告データ,掲
載カウント値,ヒット数]である。
【0027】パーソナル・ポータルサイト作成エンジン
56は、URL分析エンジン53で抽出されたURLを
マッピングするとともに、URL分析エンジン53で抽
出されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告DB
54に蓄積されている広告データをマッピングすること
により、パーソナル・ポータルサイト57を作成する機
能を備えている。
【0028】図3は、パーソナル・ポータルサイト作成
エンジン56が作成するパーソナル・ポータルサイト5
7のスキーマを示す図である。パーソナル・ポータルサ
イト57のスキーマ(データ構造)は、図3に示すよう
に、固定領域、URL編集領域及びバナー広告領域から
構成されている。固定領域は、キーワードで検索などを
行う汎用検索エンジンや固定リンクなどが掲載される領
域である。URL編集領域は、上記したように、URL
分析エンジン53で抽出されたURLをマッピングする
領域である。バナー広告領域は、上記したように、UR
L分析エンジン53で抽出されたユーザ指向カテゴリー
に対応した企業広告DB54に蓄積されている広告デー
タをマッピングする領域である。
【0029】次に、動作について説明する。図4は、本
発明のポータルサイト提供システムの動作(ポータルサ
イト提供方法)を説明するためのシーケンス図である。
ユーザは、パーソナル・ポータルサイト57の提供を受
けるための前提として、ポータルサイト提供事業者に登
録しておく必要がある。ポータルサイト提供事業者への
登録は、ユーザが、インターネットサービスプロバイダ
との契約時に、ポータルサイト事業者の事業者端末5に
パーソナル・ポータルサイト57の設定をすることが考
えられる。
【0030】このように、ユーザがポータルサイト提供
事業者に登録することにより、URL−DB52にユー
ザ用のURL及びカテゴリーデータを蓄積する領域が確
保され、パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56
は、そのユーザにマッチしたパーソナル・ポータルサイ
ト57を作成する。
【0031】図4に戻ると、ユーザがホームページを参
照しようとする場合、ユーザは、ユーザ端末1のWeb
ブラウザを操作してパスワードの入力などを行うことに
よって、アクセス網2を介してISP3にアクセスする
と(ステップST1)、ユーザ端末1は、ISP3に接
続され、ISP3からインターネット4を介して事業者
端末5にアクセスされる(ステップST1)。
【0032】事業者端末5は、ユーザ端末1からのアク
セスがあると、URL分析エンジン53によって、アク
セスしてきたユーザの指向を分析する(ステップST
2)。ユーザ指向の分析は、URL分析エンジン53に
よってURL−DB52に蓄積されているデータに基づ
いて行われる。
【0033】即ち、URL分析エンジン53は、URL
−DB52にユーザ毎に蓄積されているURLから検索
頻度の高いURLを抽出し、またURL−DB52にユ
ーザ毎に蓄積されているカテゴリーデータの検索頻度の
最も数値の大きいカテゴリー(図2の例では、スポー
ツ)をユーザ指向カテゴリーとして抽出する。URL分
析エンジン53は、抽出したURL及びユーザ指向カテ
ゴリーをパーソナル・ポータルサイト作成エンジン56
に出力する。
【0034】尚、URL分析エンジン53は、URL−
DB52にデータが何も存在しない場合(ユーザがパー
ソナル・ポータルサイト57でホームページ検索を未だ
行ったことがない場合)は、その旨の情報をパーソナル
・ポータルサイト作成エンジン56に出力する。
【0035】パーソナル・ポータルサイト作成エンジン
56は、URL分析エンジン53から出力されたユーザ
指向の分析結果である抽出URL及びユーザ指向カテゴ
リーに基づいて、個々のユーザ指向にマッチしたパーソ
ナル・ポータルサイト57を作成する(ステップST
3)。
【0036】図3に示したように、パーソナル・ポータ
ルサイト57のスキーマは、固定領域、URL編集領域
及びバナー広告領域に分かれている。パーソナル・ポー
タルサイト作成エンジン56は、固定領域については、
システム固定でありユーザ毎に変化させずに、汎用検索
エンジンや固定リンクなどを掲載し、URL編集領域に
ついては、URL分析エンジン53から出力された抽出
URLをその検索頻度の高い順にカテゴリー毎に編集
し、その編集したURL(編集URL表示)をマッピン
グし、バナー広告領域については、URL分析エンジン
53で抽出されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業
広告DB54に蓄積されている広告データを編集し、そ
の編集した広告データ(編集広告データ)をマッピング
する。
【0037】パーソナル・ポータルサイト作成エンジン
56が企業広告DB54に蓄積されている広告データを
パーソナル・ポータルサイト57のバナー広告領域にマ
ッピングするとき、広告カウンタDB55は、そのマッ
ピングする広告データに対応する広告主の該当広告デー
タの掲載カウンタをインクリメントする(広告カウンタ
DB55の掲載カウント値が+1となる)。
【0038】尚、ユーザによるパーソナル・ポータルサ
イト57の使用(検索)が進んだ場合は、URL−DB
52にURL及びカテゴリーデータがユーザ毎に蓄積さ
れているので、URL分析エンジン53が検索頻度の高
いURLを抽出するとともに、カテゴリーデータからユ
ーザ指向カテゴリーを抽出することができるが、ユーザ
が初めてパーソナル・ポータルサイト57を使用する場
合は、URL−DB52にURL及びカテゴリーデータ
が蓄積されていないので、パーソナル・ポータルサイト
作成エンジン56がユーザにマッチしたパーソナル・ポ
ータルサイト57を作成できない。
【0039】そこで、パーソナル・ポータルサイト作成
エンジン56は、デフォルトポータルサイト(初めて作
成されるポータルサイト)を備えており、ユーザが始め
てパーソナル・ポータルサイト57を使用する場合は、
URL分析エンジン53から出力されるURLが存在し
ない旨の情報に基づいて、デフォルトポータルサイトを
ユーザに提供する。
【0040】図3に示すように、デフォルトポータルサ
イトは、固定領域ではパーソナル・ポータルサイト57
と変わらないが、URL編集領域では予め決められた固
定URLが表示され、バナー広告領域でも予め決められ
た固定広告データが表示される。
【0041】事業者端末5は、パーソナル・ポータルサ
イト作成エンジン56がパーソナル・ポータルサイト5
7を作成すると、そのパーソナル・ポータルサイト57
をユーザ端末1に対して送信する(ステップST4)。
【0042】ユーザ端末1は、インターネット4及びア
クセス網2を介してパーソナル・ポータルサイト57を
受信し(ステップST5)、そのパーソナル・ポータル
サイト57を画面上に表示する。
【0043】ユーザは、従来のポータルサイトと同様に
固定領域に表示されている汎用検索エンジンでホームペ
ージを検索することができることに加えて、編集URL
領域に表示されているURLでホームページにアクセス
することもできる。その結果、ユーザが参照したいホー
ムページに直ちにアクセスすることができ、URLの絞
り込み時間(アクセス時間、検索時間)を短縮すること
ができる。また、バナー広告領域には、ユーザ指向にマ
ッチした企業広告が掲載されているので、ユーザの関心
をひくことができ、広告宣伝効果を向上させることがで
きる。
【0044】ユーザは、ホームページを参照する場合
に、パーソナル・ポータルサイト57上でクリックする
などしてURLを発行(入力)すると、その発行された
URLが事業者端末5に対して送信される(ステップS
T6)。
【0045】事業者端末5は、ユーザ端末1から送信さ
れたURLをアクセス網2及びインターネット4を介し
て受信すると、事業者端末5のURL蓄積エンジン51
が、その受信したURLを取得し、そのURLをURL
−DB52にユーザ毎に蓄積する(ステップST7)。
【0046】ここで、URL蓄積エンジン51は、UR
LをURL−DB52にユーザ毎に蓄積する際に、UR
Lからホスト名を取り出し、そのホスト名に対応するU
RL−DB52内のカテゴリーデータのカテゴリーを判
別する。例えば、URLのホスト名が「asahi」で
あった場合、その「asahi」に対応するURL−D
B52内のカテゴリーデータのカテゴリーは、「ニュー
ス」であると判別する。そして、URL蓄積エンジン5
1は、その判別したカテゴリーに対応する検索頻度をイ
ンクリメント(+1)するとともに、カテゴリー別にU
RLをURL−DB52にユーザ毎に蓄積する。
【0047】一方、URL蓄積エンジン51は、URL
から取り出したホスト名がURL−DB52に蓄積され
ているカテゴリーデータのホスト名に存在しないと判断
した場合は、そのホスト名をURL分析エンジン53に
渡し、カテゴリーの分析を依頼する。URL分析エンジ
ン53は、そのホスト名をサーチし、そのホスト名に対
応するカテゴリーを判断し、その判断結果をURL−D
B52に蓄積する(その判断結果のカテゴリーの検索頻
度をインクリメント(+1)する)。
【0048】このようにURL−DB52に蓄積された
URL及びカテゴリーデータは、上記したように、UR
L分析エンジン53のユーザ指向の分析(ステップST
2)の対象となり、また、パーソナル・ポータルサイト
作成エンジン56によるパーソナル・ポータルサイト5
7のURL編集領域の基礎となる。
【0049】ユーザは、パーソナル・ポータルサイト5
7のバナー広告領域に掲載されている企業広告を参照す
るために、その企業広告をクリックするなどしてヒット
すると、そのヒットしたデータが事業者端末5に送信さ
れる(ステップST8)。
【0050】事業者端末5の広告カウンタDB55は、
ユーザ端末1からアクセス網2及びインターネット4を
介して送信された企業広告のヒットのデータを受信する
と、それをカウントする(ヒット数のカウンタのカウン
ト値をインクリメントする)(ステップST9)。
【0051】広告カウンタDB55は、上記したよう
に、パーソナル・ポータルサイト57の作成時(ステッ
プST3)に、企業広告DB54の広告データをパーソ
ナル・ポータルサイト57のバナー広告領域に掲載した
回数を掲載カウンタでカウントするとともに、パーソナ
ル・ポータルサイト57上の広告データのヒット数をカ
ウント(ステップST9)するので、これら掲載カウン
ト値及びヒット数に基づいて、従量制の広告掲載契約を
行うことができる。
【0052】即ち、従来は、ポータルサイトに企業広告
を掲載する契約は、一定期間(1週間、1月など)単位
の固定料金の定額料金契約だけであったが、掲載カウン
ト値及びヒット数に応じて広告掲載料金を変動させる従
量制契約とすることが可能となる。
【0053】尚、従量制の契約料金の決める方法はこれ
に限るものではなく、掲載カウント値だけに応じて変動
させることもでき、またヒット数だけに応じて変動させ
ることもできる。
【0054】以上のように、この実施の形態によれば、
ユーザ、ポータルサイト提供事業者、及び広告掲載企業
のそれぞれの立場から次のような効果を奏する。 (1)ユーザにとっては、統計的に検索頻度(アクセス
頻度)の高いホームページのURLのリンクがパーソナ
ル・ポータルサイト57上のURL編集領域に提供され
るため、従来のように、ユーザがWebブラウザのUR
L登録機能などを用いて意図的にURLの管理を行う必
要がなくなり、また、最終目的のホームページへのアク
セス時間(到達時間、検索時間)も短縮される。
【0055】また、ユーザ指向に合った企業広告もパー
ソナル・ポータルサイト57上のバナー広告領域に提供
されるため、参照ホームページのURLが未知又は曖昧
な場合でも、その掲載企業広告が最終目的のホームペー
ジである確立が高く、その結果、一層、最終目的のホー
ムページへのアクセス時間が短縮される
【0056】(2)ポータルサイト提供事業者にとって
は、ユーザに対してパーソナル・ポータルサイト57を
提供することで、ユーザの利便性を向上させたことによ
り、契約ユーザの増加を見込むことができる。
【0057】また、パーソナル・ポータルサイト57へ
の掲載広告をユーザ指向に合わせることが可能であるた
め、ユーザ指向のきめ細やかなカテゴライズにより、幅
広い業種の企業から広告掲載契約を得ることができる。
【0058】また、パーソナル・ポータルサイト57へ
の広告掲載契約料金を定額制でなく、広告掲載回数(掲
載カウント値)及びそのヒット数に応じた従量制とする
ことができるため、契約料金を定額にすることも可能と
なり、大企業だけでなく、ニッチ的な中小企業などの一
層幅広い業種の企業から広告掲載契約を得ることができ
る。
【0059】(3)広告掲載企業にとっては、パーソナ
ル・ポータルサイト57上のバナー広告領域にユーザ指
向に合った企業広告が掲載されるため、大きな広告宣伝
効果を期待することができる。
【0060】また、広告掲載回数及びそのヒット数に応
じた従量制の契約とすることも可能なため、ニッチ的な
中小企業でも低額の料金で契約することもでき、また契
約料金に見合った広告宣伝効果も期待できる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、URL蓄積エンジンがユーザ端末から発行された
URLをURLデータベースにユーザ毎に蓄積するUR
L蓄積処理と、URL分析エンジンがURLデータベー
スにユーザ毎に蓄積されているURLからユーザの検索
頻度の高いURLを抽出するユーザ指向分析処理と、パ
ーソナル・ポータルサイト作成エンジンがURL分析エ
ンジンで抽出されたURLをマッピングすることによ
り、パーソナル・ポータルサイトを作成するパーソナル
・ポータルサイト作成処理とを備えたので、ユーザにと
ってURLの管理を行う必要がなくなり、また、最終目
的のホームページへのアクセス時間を短縮することがで
きるという効果を奏する。
【0062】請求項2記載の発明によれば、URL蓄積
エンジンがユーザ端末から発行されたURLをURLデ
ータベースにユーザ毎に蓄積するとともに、URLをU
RLデータベースに蓄積する際に、その蓄積するURL
のカテゴリーを分類し、そのカテゴリーデータをURL
データベースにユーザ毎に蓄積するURL蓄積処理と、
URL分析エンジンがURLデータベースにユーザ毎に
蓄積されているURLからユーザの検索頻度の高いUR
Lを抽出するとともに、URLデータベースにユーザ毎
に蓄積されているカテゴリーデータに基づき、検索頻度
の高いカテゴリーをユーザ指向カテゴリーとして抽出す
るユーザ指向分析処理と、パーソナル・ポータルサイト
作成エンジンがURL分析エンジンで抽出されたURL
をマッピングするとともに、URL分析エンジンで抽出
されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告データ
ベースに蓄積されている広告データをマッピングするこ
とにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパー
ソナル・ポータルサイト作成処理とを備えたので、請求
項1の効果に加え、ユーザ個々の指向に合った企業広告
を掲載することができ、企業広告の広告宣伝効果を向上
させることができるという効果を奏する。
【0063】請求項3記載の発明によれば、広告カウン
タデータベースが、パーソナル・ポータルサイト作成エ
ンジンによるパーソナル・ポータルサイトの作成時に、
企業広告データベースの広告データをパーソナル・ポー
タルサイトに掲載した回数を掲載カウンタでカウントす
るとともに、パーソナル・ポータルサイト上の広告デー
タのヒット数をカウンタでカウントするので、掲載回数
及びヒット数に応じた従量制の契約とすることが可能と
なり、中小企業などの幅広い業種の企業から広告掲載契
約を得ることができるという効果を奏する。
【0064】請求項4記載の発明によれば、URL分析
エンジンは、URLのカテゴリーの分類を、URLのホ
スト名に基づいて行うようにしたので、きめ細やかにU
RLをカテゴライズすることができ、一層、ユーザ指向
に合ったパーソナル・ポータルサイトを提供することが
できるという効果を奏する。
【0065】請求項5記載の発明によれば、ユーザ端末
から発行されたURLをURLデータベースにユーザ毎
に蓄積するURL蓄積エンジンと、URLデータベース
にユーザ毎に蓄積されているURLからユーザの検索頻
度の高いURLを抽出するURL分析エンジンと、UR
L分析エンジンで抽出されたURLをマッピングするこ
とにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパー
ソナル・ポータルサイト作成エンジンとを備えたので、
請求項1と同様、ユーザにとってURLの管理を行う必
要がなくなり、また、最終目的のホームページへのアク
セス時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0066】請求項6記載の発明によれば、ユーザ端末
から発行されたURLをURLデータベースにユーザ毎
に蓄積するとともに、URLをURLデータベースに蓄
積する際に、その蓄積するURLのカテゴリーを分類
し、そのカテゴリーデータをURLデータベースにユー
ザ毎に蓄積するURL蓄積エンジンと、URLデータベ
ースにユーザ毎に蓄積されているURLからユーザの検
索頻度の高いURLを抽出するとともに、URLデータ
ベースにユーザ毎に蓄積されているカテゴリーデータに
基づき、検索頻度の高いカテゴリーをユーザ指向カテゴ
リーとして抽出するURL分析エンジンと、URL分析
エンジンで抽出されたURLをマッピングするととも
に、URL分析エンジンで抽出されたユーザ指向カテゴ
リーに対応した企業広告データベースに蓄積されている
広告データをマッピングすることにより、パーソナル・
ポータルサイトを作成するパーソナル・ポータルサイト
作成エンジンとを備えたので、請求項5の効果に加え、
ユーザ個々の指向に合った企業広告を掲載することがで
き、企業広告の広告宣伝効果を向上させることができる
という効果を奏する。
【0067】請求項7記載の発明によれば、パーソナル
・ポータルサイト作成エンジンによるパーソナル・ポー
タルサイトの作成時に、企業広告データベースの広告デ
ータをパーソナル・ポータルサイトに掲載した回数を掲
載カウンタでカウントし、また、パーソナル・ポータル
サイト上の広告データのヒット数をカウンタでカウント
する広告カウンタデータベースをも備えたので、請求項
3と同様、掲載回数及びヒット数に応じた従量制の契約
とすることが可能となり、中小企業などの幅広い業種の
企業から広告掲載契約を得ることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のポータルサイト提供システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】 カテゴリーデータの具体例を示すイメージ図
である。
【図3】 パーソナル・ポータルサイトのスキーマを示
す図である。
【図4】 本発明のポータルサイト提供方法を説明する
ためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 ユーザ端末 5 事業者端末(ポータルサイト提供端末装置) 51 URL蓄積エンジン 52 URL−DB(URLデータベース) 53 URL分析エンジン 54 企業広告DB(企業広告データベース) 55 広告カウンタDB(広告カウンタデータベース) 56 パーソナル・ポータルサイト作成エンジン 57 パーソナル・ポータルサイト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 URL蓄積エンジンがユーザ端末から発
    行されたURLをURLデータベースにユーザ毎に蓄積
    するURL蓄積処理と、 URL分析エンジンが前記URLデータベースにユーザ
    毎に蓄積されている前記URLからユーザの検索頻度の
    高い前記URLを抽出するユーザ指向分析処理と、 パーソナル・ポータルサイト作成エンジンが前記URL
    分析エンジンで抽出された前記URLをマッピングする
    ことにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパ
    ーソナル・ポータルサイト作成処理とを備えたことを特
    徴とするポータルサイト提供方法。
  2. 【請求項2】 URL蓄積エンジンがユーザ端末から発
    行されたURLをURLデータベースにユーザ毎に蓄積
    するとともに、前記URLを前記URLデータベースに
    蓄積する際に、その蓄積する前記URLのカテゴリーを
    分類し、そのカテゴリーデータを前記URLデータベー
    スにユーザ毎に蓄積するURL蓄積処理と、 URL分析エンジンが前記URLデータベースにユーザ
    毎に蓄積されている前記URLからユーザの検索頻度の
    高い前記URLを抽出するとともに、前記URLデータ
    ベースにユーザ毎に蓄積されている前記カテゴリーデー
    タに基づき、検索頻度の高いカテゴリーをユーザ指向カ
    テゴリーとして抽出するユーザ指向分析処理と、 パーソナル・ポータルサイト作成エンジンが前記URL
    分析エンジンで抽出された前記URLをマッピングする
    とともに、前記URL分析エンジンで抽出されたユーザ
    指向カテゴリーに対応した企業広告データベースに蓄積
    されている広告データをマッピングすることにより、パ
    ーソナル・ポータルサイトを作成するパーソナル・ポー
    タルサイト作成処理とを備えたことを特徴とするポータ
    ルサイト提供方法。
  3. 【請求項3】 広告カウンタデータベースが、パーソナ
    ル・ポータルサイト作成エンジンによるパーソナル・ポ
    ータルサイトの作成時に、企業広告データベースの広告
    データを前記パーソナル・ポータルサイトに掲載した回
    数を掲載カウンタでカウントするとともに、前記パーソ
    ナル・ポータルサイト上の広告データのヒット数をカウ
    ンタでカウントすることを特徴とする請求項2記載のポ
    ータルサイト提供方法。
  4. 【請求項4】 URL分析エンジンは、URLのカテゴ
    リーの分類を、前記URLのホスト名に基づいて行うこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のポータルサ
    イト提供方法。
  5. 【請求項5】 ユーザ端末から発行されたURLをUR
    Lデータベースにユーザ毎に蓄積するURL蓄積エンジ
    ンと、 前記URLデータベースにユーザ毎に蓄積されている前
    記URLからユーザの検索頻度の高い前記URLを抽出
    するURL分析エンジンと、 前記URL分析エンジンで抽出された前記URLをマッ
    ピングすることにより、パーソナル・ポータルサイトを
    作成するパーソナル・ポータルサイト作成エンジンとを
    備えたことを特徴とするポータルサイト提供端末装置。
  6. 【請求項6】 ユーザ端末から発行されたURLをUR
    Lデータベースにユーザ毎に蓄積するとともに、前記U
    RLを前記URLデータベースに蓄積する際に、その蓄
    積する前記URLのカテゴリーを分類し、そのカテゴリ
    ーデータを前記URLデータベースにユーザ毎に蓄積す
    るURL蓄積エンジンと、 前記URLデータベースにユーザ毎に蓄積されている前
    記URLからユーザの検索頻度の高い前記URLを抽出
    するとともに、前記URLデータベースにユーザ毎に蓄
    積されている前記カテゴリーデータに基づき、検索頻度
    の高いカテゴリーをユーザ指向カテゴリーとして抽出す
    るURL分析エンジンと、 前記URL分析エンジンで抽出された前記URLをマッ
    ピングするとともに、前記URL分析エンジンで抽出さ
    れたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告データベ
    ースに蓄積されている広告データをマッピングすること
    により、パーソナル・ポータルサイトを作成するパーソ
    ナル・ポータルサイト作成エンジンとを備えたことを特
    徴とするポータルサイト提供端末装置。
  7. 【請求項7】 パーソナル・ポータルサイト作成エンジ
    ンによるパーソナル・ポータルサイトの作成時に、企業
    広告データベースの広告データを前記パーソナル・ポー
    タルサイトに掲載した回数を掲載カウンタでカウント
    し、また、前記パーソナル・ポータルサイト上の広告デ
    ータのヒット数をカウンタでカウントする広告カウンタ
    データベースをも備えたことを特徴とする請求項6記載
    のポータルサイト提供端末装置。
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