JP2005149065A - ポータルページ生成方法、ウェブサーバ、ユーザインタフェース生成方法、および、プログラム - Google Patents

ポータルページ生成方法、ウェブサーバ、ユーザインタフェース生成方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 利便性の高いユーザインタフェースを自動生成する。
【解決手段】 ウェブサーバ100は、通信ネットワーク10を介してユーザ端末200にウェブサイトを提供するとともに、ユーザ端末200がアクセスしたウェブページとアクセス頻度を示す情報とを対応付けて蓄積する。ウェブサイト100は、アクセス頻度の高いウェブページから、単語間類似度に基づいて、当該ウェブページに特徴的な単語を抽出する。ウェブサーバ100は、抽出した単語に基づいてウェブページを分類する弁別木をユーザ毎に生成する。ウェブサーバ100は、生成した弁別木のノードとなった単語が表記されたリンクオブジェクトを含んだユーザインタフェースを決定し、当該ユーザインタフェースでポータルページを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウェブサイトなどにおけるポータルページのユーザインタフェース自動生成に関する。
近年のインターネットの発達に伴い、ウェブページを提供するウェブサーバが無数に存在している。インターネットの利用者は、その中から所望する情報を提供するウェブサイトにアクセスして、情報を取得する。
ユーザの嗜好や業務内容などによって、よく閲覧するウェブサイトは個人毎に異なる。各ユーザはよく閲覧するウェブサイトを示すURL(Uniform Resource Locator)アドレスを端末のブラウザに登録し(いわゆる「ブックマーク」)、所望のウェブサイトに容易にアクセスできるようにしている。また、閲覧頻度の高いウェブサイトへの入り口となるポータルサイトをユーザ個別に用意してインターネット上で提供するサービスも存在している(例えば、特許文献1)。また、企業などのウェブサイトでは、提供する情報が多岐にわたるため、ウェブサイトのトップページからサイト中のページにリンクさせることが一般的である。すなわち、情報量の増大に伴い、1つのウェブサイト中であっても、ユーザが所望している情報に容易に到達することが困難となっている。
このような状況において、ユーザ毎のアクセス履歴などに応じて、ユーザが所望すると思われる情報を優先的に提示する、いわゆる「パーソナライゼーション」が広く行われている。
しかしながら、対象となる情報量が多い場合には、ユーザ個別の嗜好を的確に分析することは困難である。したがって、パーソナライゼーションによってもある程度ステレオタイプ化された情報を提示することしかできず、各ユーザが求める情報に適格かつ容易にアクセスできるユーザインタフェースを個別に構築することは困難であった。また、ユーザの生理的特性(例えば、視覚特性)に応じたユーザインタフェースを自動生成するような手法が確立されておらず、誰でもが使いやすい(いわゆる「ユニバーサルデザイン」)ユーザインタフェースを容易に提供することが困難であった。
特開平14−297473号公報
本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、ポータルページなどにおいて、ユーザが所望する情報への適格かつ容易なアクセスを可能にするユーザインタフェースを自動的に生成する手法を提供することを目的とする。
また、ユーザの生理的特性に応じた使いやすいユーザインタフェースを自動生成する手法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるポータルページ生成方法は、
コンピュータを用いてユーザ個別のポータルページを生成するためのポータルページ生成方法であって、
ユーザが閲覧したウェブページを示す情報と、当該ウェブページの閲覧回数を示す情報とを取得する閲覧情報取得ステップと、
前記閲覧回数に基づいた、前記取得したウェブページ情報に含まれる所定の文字列に基づいて、当該ウェブページを分類するための弁別木を生成する弁別木生成ステップと、
前記弁別木生成ステップで生成された弁別木に基づいてユーザインタフェースを生成するユーザインタフェース生成ステップと、
前記ユーザインタフェース生成ステップで生成されたユーザインタフェースのポータルページを生成するポータルページ生成ステップと、
を備えることを特徴とする。
上記ポータルページ生成方法において、
前記弁別木生成ステップは、前記ウェブページ情報に含まれる文字列から類似する単語群を抽出し、各単語群を示す所定の文字列をノードとした弁別木を生成し、
前記ユーザインタフェース生成ステップは、前記弁別木生成ステップで生成された弁別木のノードが示す単語を用いてユーザインタフェースを生成することが望ましい。
上記ポータルページ生成方法は、
前記ユーザに所定の情報を提供する情報提供ステップと、
前記情報提供ステップで提供した情報の提示形式と提示回数とを対応付けて記録する提示形式記録ステップと、
前記提供した情報に対する前記ユーザの認知度を検出する認知度検出ステップと、
をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記ユーザインタフェース生成ステップは、前記弁別木生成ステップで生成された弁別木と、前記提示形式記録ステップで記録された情報と、前記認知度検出ステップで検出された認知度に基づいて、ユーザインタフェースを生成することが望ましい。
上記ポータルページ生成方法は、
前記ユーザの属性情報を取得する属性情報取得ステップと、
ユーザの属性に応じた辞書情報を取得する辞書取得ステップと、
をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記弁別木生成ステップは、取得したユーザ属性情報に応じた辞書を参照し、前記ウェブページ情報に含まれる文字列から類似する単語群を抽出し、各単語群を示す所定の文字列をノードとした弁別木を生成することが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるウェブサーバは、
通信ネットワークを介してユーザ端末にウェブサイトを提供するウェブサーバであって、
前記ユーザ端末がアクセスしたウェブページと、当該ウェブページへのアクセス頻度とを検出するアクセス検出手段と、
前記アクセス検出手段が検出したウェブページを示す情報と、アクセス頻度を示す情報とを対応付けて蓄積するアクセス情報蓄積手段と、
前記アクセス情報蓄積手段に蓄積されているウェブページ情報から所定の文字列を抽出する文字列抽出手段と、
前記文字列抽出手段が抽出した文字列に基づいてウェブページを分類する弁別木を生成する弁別木生成手段と、
前記弁別木生成手段が生成した弁別木に基づいてユーザインタフェースを決定するユーザインタフェース決定手段と、
前記ユーザインタフェース決定手段が決定したユーザインタフェースで、前記ユーザ端末上に提示するポータルページを生成するポータルページ生成手段と、
を備えることを特徴とする。
上記ウェブサーバは、
単語間類似度辞書を蓄積する辞書蓄積手段をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記文字列抽出手段は、
前記ウェブページ情報に含まれる文字列を単語毎に抽出し、
前記単語間類似度辞書に基づいて、類似する単語群を抽出し、
抽出した単語群を示す文字列を設定し、
前記弁別木生成手段は、前記文字列抽出手段が各単語群に設定した文字列をノードとした弁別木を生成することが望ましい。
上記ウェブサーバは、
所定の提示形式で生成された情報を、前記ユーザ端末に提供する情報提供手段と、
前記情報提供手段が提供した情報に対するユーザの認知度を検出する認知度検出手段と、
少なくとも、提供した情報の表示形式と検出された認知度とを関連付け、当該ユーザの特性情報として記録する特性情報記録手段と、
をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記ユーザインタフェース生成手段は、前記弁別木と前記特性情報とに基づいて、ユーザインタフェースを決定することが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるユーザインタフェース生成方法は、
コンピュータを用いてユーザインタフェースを自動生成するためのユーザインタフェース生成方法であって、
ユーザが要求する情報と、当該情報への要求頻度とを取得するステップと、
前記情報に含まれる所定の文字列を前記要求頻度に基づいて分類する弁別木を生成するステップと、
前記生成された弁別木のノードに基づいてユーザインタフェースを生成するステップと、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるプログラムは、
コンピュータに、
ユーザが要求する情報と、当該情報への要求頻度とを取得するステップと、
前記情報に含まれる所定の文字列を前記要求頻度に基づいて分類する弁別木を生成するステップと、
前記生成された弁別木のノードに基づいてユーザインタフェースを生成するステップと、
前記生成されたユーザインタフェースで当該ユーザ向けのポータルページを生成するステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが求める情報に適格かつ容易にアクセスするためのユーザインタフェースを自動生成することができる。また、本発明によれば、ユーザの生理的特性に関わらず、使いやすいユーザインタフェースを自動生成することができる。
本発明にかかる実施の形態を、以下図面を参照して説明する。以下に説明する実施の形態においては、ユーザの利用度が高い情報へ誘導する「ポータル」(ポータルサイト)の生成に本発明が適用される場合を例に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかるWWW(World Wide Web)システムの構成を示す図である。図示するように、本実施の形態にかかるWWWシステム1は、通信ネットワーク10と、ウェブサーバ100と、ユーザ端末200と、から構成される。
通信ネットワーク10は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定の通信プロトコルに基づいて情報伝達を行う通信ネットワークであり、本実施の形態では「インターネット」である。
ウェブサーバ100は、インターネット上にウェブサイトを開設して情報を提供するウェブサーバ装置であり、例えば、メインフレームやワークステーションなどの情報処理装置から構成される。本実施の形態では、事務機器等の製造販売を行う事業体(以下、「事業体R」とする)が、ウェブサーバ100により自社のウェブサイトをインターネット上に開設しているものとする。図2を参照してウェブサーバ100の構成を説明する。
図2に示すように、ウェブサーバ100は、制御部110と、通信制御部120と、入力制御部130と、出力制御部140と、プログラム格納部150と、記憶部160と、から構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなる所定の記憶装置(RAM(Random Access Memory)など)から構成され、ウェブサーバ100の各部を制御するとともに、プログラム格納部150に格納されている所定の動作プログラムに基づいて後述する各処理を実行する。
通信制御部120は、例えば、ルータなどの所定の通信装置から構成され、ウェブサーバ100と通信ネットワーク10とを接続し、ユーザ端末200との通信をおこなう。
入力制御部130は、例えば、キーボードやポインティング・デバイスなどの所定の入力装置13を接続し、入力装置13から入力された指示などを制御部110に伝達する。
出力制御部140は、例えば、ディスプレイ装置やプリンタなどの所定の出力装置14を接続し、制御部110の処理結果などを必要に応じて出力装置14に出力する。
プログラム格納部150は、例えば、ハードディスク装置やROM(Read Only Memory)などの所定の記憶装置から構成され、制御部110が実行する種々の動作プログラムが格納されている。プログラム格納部150に格納される動作プログラムは、ウェブサーバ100の基本動作を司る任意のOS(Operating System:基本ソフトウェア)の他に、OSと協働して後述する各処理を実現するための、以下に示すような動作プログラムが格納されているものとする。後述するウェブサーバ100による処理は、制御部110がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
(1)「ウェブサーバプログラム」:ウェブサーバ100を、所定のウェブサイトを提供するウェブサーバとして機能させるためのプログラム
(2)「履歴収集プログラム」:ユーザ端末200がアクセスしたウェブページの履歴およびアクセス頻度を収集するためのプログラム
(3)「弁別木生成プログラム」:収集された履歴情報に基づいて、ウェブページを分類するための弁別木を生成するためのプログラム
(4)「ユーザインタフェース生成プログラム」:生成された弁別木に基づいて、ユーザ毎に最適化されたユーザインタフェースを生成するためのプログラム
(5)「ポータルページ生成プログラム」:生成されたユーザインタフェースでユーザ毎に個別のポータルページを生成するためのプログラム
記憶部160は、例えば、RAMやハードディスク装置などの記憶装置などから構成され、種々のデータベース(DB)を格納する。記憶部160には、図3に示すように、ウェブページ情報DB161、アクセス履歴情報DB162、抽出単語DB163,インタフェース情報DB164、提示形式情報DB165、および、辞書DB166、などのデータベースが構成される。
ウェブページ情報DB161は、ウェブサーバ100が提供するウェブサイトを構成するウェブページデータを蓄積する。ウェブページ情報DB161に格納される情報の例を図4に示す。図示するように、ウェブページ情報DB161には、事業体Rのウェブサイトを構成するウェブページ情報(htmlファイルや画像ファイル)が、当該ウェブサイト内のURL(Uniform Resource Locator)に対応付けられて格納される。
アクセス履歴情報DB162は、ユーザ端末200による当該ウェブサイトのアクセス履歴を蓄積する。アクセス履歴情報DB162に格納される情報の例を図5に示す。図示するように、アクセス履歴情報DB162には、アクセスしたユーザ端末200を識別する「端末識別情報」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「URL」、「アクセス回数」、などの項目が用意される。ここで、「端末識別情報」は、例えば、「cookie」に基づく識別情報であり、所定のユニークな情報である。
「URL」には、当該ユーザ端末200がアクセスしたウェブページのURLが記録される。
「アクセス回数」には、当該ユーザ端末200が当該ウェブページにアクセスした回数が記録される。
抽出単語DB163は、ユーザ端末200によりアクセスされたウェブページに含まれている文字列のうち、所定の類似度に基づいて抽出された単語が格納される。抽出単語DB163に格納される情報の例を図6に示す。図示するように、抽出単語DB163には、上記「端末識別情報」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「URL」、「抽出単語」、などの項目が用意される。
「URL」には、当該ユーザ端末200がアクセスしたウェブページのURLが記録される。
「抽出単語」には、当該ウェブページから抽出された単語が、類似度に基づいて分類されて記録される。
インタフェース情報DB164は、各ユーザ毎に決定・生成されるユーザインタフェースを規定するための情報を格納する。インタフェース情報DB164に格納される情報の例を図7に示す。図示するように、インタフェース情報DB164には、上記「端末識別情報」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「弁別木モデル」、などの項目が用意される。「弁別木モデル」には、後述する処理でユーザ毎に生成される、図8に示すような「弁別木(決定木)」が格納される。
提示形式情報DB165は、ウェブサーバ100が提示するウェブページの提示形式と、提示形式に対するユーザの認知度を示す情報を格納する。提示形式情報DB165に格納される情報の例を図9に示す。図示するように、提示形式情報DB165には、上記「端末識別情報」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「提示履歴」、「現在提示形式」、などの項目が用意され、「提示履歴」には、「提示形式パターン」、「提示回数」、「認知度」、などの項目が用意される。
「提示履歴」には、ウェブサーバ100がユーザの視覚的認知度を調べるために提示したウェブページの提示形式を示す「提示形式コード」と、その提示回数、および、提示形式毎の平均認知度が履歴情報として記録される。
「提示形式コード」には、複数種類用意されている「提示形式パターン」を特定するコードが記録される。提示形式情報DB165には、提示形式コードと提示形式の内容とを対応付けた、図10に示すような「提示形式マスタテーブル」が用意されている。本実施の形態では、ウェブページの「表示形式」に関するパターンを提示形式パターンとする。ここでは、図10に示すように、「バックグラウンドカラー」、「テキストカラー」、「テキストサイズ」、などをパターン要素とする。「バックグラウンドカラー」は、ウェブページの背景色を示し、「テキストカラー」は、ウェブページ上に表示されるテキストの表示色を示し、「テキストサイズ」は、ウェブページ上に表示されるテキストの大きさを示す。
図9に戻り、提示形式情報DB165の「認知度」には、当該提示形式で提示したウェブページに対するユーザの認知度(反応時間)を示す情報が記録される。
また、「現在提示形式」には、ユーザの視聴覚特性に応じて決定された提示形式を示す提示形式コードが記録される。
辞書DB166は、抽出単語DB163に格納される単語を抽出する際に用いられる辞書を格納する。辞書DB166に格納される情報の例を図11に示す。図示するように、辞書DB166には、「意味辞書」、「概念辞書」、などの辞書ファイルが格納される。「意味辞書」は、所定の言語(本実施の形態では「日本語」とする)の単語の意味を収録した辞書である。「意味辞書」には、一般的な語彙を収録した「汎用辞書」が含まれるとともに、必要に応じて専門用語を収録した「専門辞書」が用意される。「概念辞書」(シソーラス)は、「意味辞書」に収録されている単語についての概念を収録した辞書である。「概念辞書」は、例えば、ユーザの年代や性別などといったユーザ属性に応じて複数の辞書が用意される。これらの辞書が参照されることで、単語の意味と概念が特定され、単語間の類似度の判定に用いられる。すなわち、辞書DB166に格納される辞書ファイルは、「単語間類似度辞書」として機能する。
次にユーザ端末200について説明する。
ユーザ端末200は、ウェブサーバ100が提供するウェブサイトに訪問するユーザが使用する端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータなどから構成される。ユーザ端末200は、所定の通信装置(例えば、モデム、ルータ、TA(Terminal Adapter:ターミナルアダプタ)など)により通信ネットワーク10に接続される。また、ユーザ端末200には、いわゆる「ブラウザ」などといったインターネット上のウェブページを閲覧するためのプログラムがインストールされており、少なくとも、通信ネットワーク10を介してウェブサーバ100にアクセスできる構成を有する。
次に、上記のように構成されたWWWシステム1の動作を図面を参照して説明する。
ここで、上述したように、ウェブサーバ100は、事業体Rのウェブサイトを提供するウェブサーバである。事業体Rのウェブサイト(以下、「ウェブサイトR」とする)では、例えば、事業体Rの「事業内容」、事業体Rが製造販売する製品についての「製品情報」、製品を購入した顧客に対する「サポート情報」、などの情報が提供される。このように、ウェブサイトRで提供される情報が多いため、これらの情報へリンクした、図12に示すような「トップページ」が用意される。ユーザがユーザ端末200でウェブサイトRにアクセスすると、まずこの「トップページ」が表示される。ユーザは「トップページ」に表示されているリンク(ハイパーテキストや各種ボタンなど他のURLへのリンクを含んだ表示。以下、「リンクオブジェクト」とする)を選択することにより、所望の情報(ウェブページ)にアクセスする。したがって、「トップページ」はウェブサイトRの種々の情報への入り口となる、いわゆる「ポータルページ」として機能する。
ウェブサイト100は、ユーザがアクセスしたウェブページとそのアクセス頻度(回数)を分析することにより、各ユーザ毎に個別のポータルページを用意する(いわゆる「パーソナライゼーション」)。この場合、ウェブサイト100は、例えば、「cookie」などの端末識別手法を用いることにより、アクセスしたユーザ端末200を識別し、もってユーザを識別するものとする。
本実施の形態では、以下に示す各処理により、ウェブサーバ100が個別ポータルページを生成する際に、ユーザが所望する情報に容易にアクセスできるユーザインタフェース(User Interface: UI)を自動生成する。なお、後述する各処理は、ウェブサーバ100の制御部110が、プログラム格納部150に格納されている各プログラムを選択的に実行することで実現される。
この場合の「ウェブページ提供処理」を図13に示すフローチャートを参照して説明する。この「ウェブページ提供処理」は、ユーザ端末200からウェブサイトRへのアクセスを契機に開始される。
ウェブサーバ100の制御部110は、ユーザ端末200からのアクセスがあると、当該ユーザ端末200からのアクセスが初回であるか否かを判別する(ステップS101)。ここでは、ユーザ端末200からのアクセス時に通知されるcookie情報に基づいて、初回か否かを判別する。
当該ユーザ端末200からのアクセスが初回である場合(ステップS101:Yes)、制御部110は当該ユーザ端末200に対するcookie情報を生成して当該ユーザ端末200に送信するとともに、アクセス履歴情報DB162に、生成したcookie情報を「端末識別情報」としたレコードを作成する(ステップS102)。以下、本処理において「端末識別情報」と表記した場合は、ステップS102における「端末識別情報」と同じ情報である。
制御部110は、当該ユーザ端末200に、図12に示すような「トップページ」を提供する(ステップS103)。
トップページ上に示されているリンクへのアクセスがあると(ステップS104:Yes)、制御部110は、アクセスされたウェブページをユーザ端末200に提供するとともに、アクセス履歴情報DB162に、アクセスしたウェブページのURLと、アクセス回数を記録する(ステップS105)。このようなアクセス履歴情報DB162の更新が、セッションが終了するまで繰り返される(ステップS106:No)。
セッションが終了すると(ステップS106:Yes)、制御部110は、アクセス履歴情報DB162にアクセスし、アクセス頻度の高いウェブページを特定し、特定したウェブページを構成するウェブページデータをウェブページ情報DB161から取得する(ステップS107)。ここで、「アクセス頻度」の判定方法は任意であり、例えば、所定回数以上アクセスしたウェブページを対象としたり、あるいは、全体のアクセス回数に対する割合が所定値以上のウェブページを対象とすることができる。
制御部110は、ステップS107で取得したウェブページデータに含まれるテキストデータを、例えば、形態素解析によって品詞毎に単語を抽出し、辞書DB166の辞書を参照して、単語間の類似度を求める(ステップS108)。すなわち、各単語の意味を「意味辞書」で特定し、特定した意味に基づく概念を「概念辞書」から特定することで、概念上の類似度合いを定量的に求める。
制御部110は、抽出単語DB163にアクセスし、上記「端末識別情報」をキーとしたレコードを作成するとともに、ステップS108で求めた単語間の類似度に応じて分類し、作成したレコードに記録する(ステップS109)。ここでは、図6に示すように、当該ユーザ端末200がアクセスしたウェブページ(URL)毎に、抽出単語が記録される。
より詳細には、抽出された単語のうち、類似しているものをグループ化し、その上位概念を示す単語(最も包括的な単語)でラベリングする。例えば、「カラー複写機(商品名A)の製品情報ページ」から抽出された単語を、単語間類似度で分類すると、「複写機」、「コピー機」、「カラーコピー機」…、を類似する単語群として分類し、単語「複写機」でラベリングする。また、「カラーコピー」、「カラーで」、「フルカラー」…、を類似する単語群として分類し、単語「カラー」でラベリングする。ここで、辞書DB166に商品名と製品型番とを対応付けた「専門辞書」が用意されている場合、「(商品名A)」に対応する「(製品型番)」も、類似する単語として分類し、単語「(商品名A)」でラベリングする。
制御部110は、このようなラベリングに用いた単語を抽出単語DB163に「抽出単語」として記録する。
制御部110は、抽出単語DB163に記録された抽出単語を用いて、弁別木(決定木)を生成する(ステップS110)。ここでは、ユーザ端末200(ユーザ)毎に、「単語」から「ウェブページ」を分類するための図8に示すような弁別木が作成される。図示するように、弁別木には、抽出単語DB163に記録された抽出単語をノードとし、各ノード間は、「ある」、「ない」で分岐される。ここで、「ある」は当該ノードに示される単語が含まれることを意味し、「ない」は当該ノードに示される単語が含まれないことを示す。そして、ノード間が「ある」で結ばれている場合は、双方のノードに示されている単語の双方を含んでいる「AND条件」であり、ノード間が「ない」で結ばれている場合は、双方のノードに示されている単語のいずれかを含んでいる「OR条件」となる。以下、あるノードから「ある」で結ばれたノードを「ANDノード」とし、「ない」で結ばれたノードを「ORノード」とする。そして、弁別木の終端には、結果として分類されるウェブページ(URL)が記録される。
制御部110は、インタフェース情報DB164にアクセスし、上記「端末識別情報」をキーとしたレコードを作成し、ステップS110で生成した弁別木を格納する(ステップS111)。
上記処理により、ウェブサイトRのトップページから各情報にアクセスした場合、アクセス頻度に応じた弁別木が、アクセスしたユーザ(ユーザ端末200)毎に生成される。
ユーザからのアクセスが初回ではない(2回目以上)である場合(ステップS101:No)は、上記処理によって生成された弁別木に基づいて、ユーザ個別のポータルページを生成する。このポータルページを生成するための「ポータルページ生成処理」(ステップS200)を、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
ウェブサーバ100の制御部110は、アクセスしたユーザ端末200が通知したcookie情報を特定すると、インタフェース情報DB164にアクセスし、特定したcookie情報を「端末識別情報」としたレコードから弁別木を取得する(ステップS201)。
制御部110は、ステップS201で取得した弁別木を用いて、当該ユーザ向けのユーザインタフェース(UI)を決定して自動生成する。ここでは、弁別木のノードとして示されている単語を表示名としたリンクオブジェクトを含んだUIが生成される。本実施の形態では、弁別木のノードに基づいて、段階的なUIが生成される。以下、図8に示す弁別木を用いた場合を例に説明する。ここで、弁別木の先頭のノードを「親ノード」とする。また、図8に示すように、親ノードを起点とした段数を弁別木に規定する。
まず、制御部110は、親ノードの単語(「複写機」)を表記名としたボタンと「その他」を表記名としたボタンから構成される、図15(a)に示すような第1UIパターンUaを決定し、第1UIパターンUaを用いたポータルページPa(図15(b))を生成して、当該ユーザ端末200に送信する(ステップS202)。以下、ノードの単語名を表記したボタンを「肯定的ボタン」、「その他」を表記したボタンを「否定的ボタン」とする。また、生成されるポータルページには、弁別木のいずれの段数に基づいて生成されたUIであるかを識別するために、当該段数を示す情報(以下、「ノード段数情報」とする)が含まれるものとする。
ユーザ端末200では、ポータルページPaが表示され、ユーザは「肯定的ボタン」あるいは「否定的ボタン」のいずれかをクリックする。以下、ユーザ端末200で「肯定的ボタン」が選択された場合は、当該ボタンの表記名となっている単語とノード段数情報とをウェブサーバ100に通知し、「否定的ボタン」が選択された場合にはその旨を示す情報とノード段数情報とをウェブサーバ100に通知する。
ウェブサーバ100では、ユーザ端末200からの通知に基づいて、「肯定的ボタン」が選択されたか否かを判別する(ステップS203)。
「肯定的ボタン」が選択された場合(ステップS203:Yes)、制御部110は、図16(a)に示すような第2UIパターンUbを決定し、第2UIパターンUbを用いたポータルページPb(図16(b))を生成して、当該ユーザ端末200に送信する(ステップS204)。図示するように、第2UIパターンUbでは、ステップS203で選択された肯定的ボタンの表記単語をタイトルとし、当該タイトルの範囲内に所定数の肯定的ボタンとひとつの否定的ボタンが含まれている。肯定的ボタンとして選択されるノードは、ステップS203で選択された肯定的ボタンに対応するノードから1つ後段のANDノードと、当該ANDノードから所定数(例えば、「2」)のORノードである。図8の弁別木の例では、「複写機」がタイトルとなり、当該タイトルの下に、「複合機」、「コンパクト」、「高速」が表記された肯定的ボタンが配置される。すなわち、親ノードに対応する「複写機」がタイトルとなり、この下に、親ノードから1段下のANDノードに対応する「複合機」、このANDノードから1段下のORノードに対応する「コンパクト」、さらに1段下のORノードに対応する「高速」が、ボタン表記名として選択されている。
一方、ステップS203で「否定的ボタン」が選択された場合、制御部110は、図17(a)に示すような、第3UIパターンUcを決定し、第3UIパターンUcを用いたポータルページPc(図17(b))を生成して、当該ユーザ端末200に送信する(ステップS205)。図示するように、第3UIパターンUcでは、ステップS203で選択されなかった「肯定的ボタン」の表記に対応するノードから所定数分(例えば、「2」)のORノードそれぞれの単語を表記した肯定的ボタンと1つの否定的ボタンが配置される。図8の弁別木の例では、親ノードから1つ後段のORノードに対応する「プリンタ」と、当該ORノードからさらに1つ後段のORノードに対応する「デジタルカメラ」が肯定的ボタンとして用意される。また、「その他」と表記した否定的ボタンが用意される。
制御部110は、弁別木の終端ノードに達するまで、提示したポータルページのそれぞれについて、「肯定的ボタン」あるいは「否定的ボタン」のいずれが選択されたかを判別し、判別結果に応じて、ポータルページを段階的に提示する(ステップS206:No、S203)。ここで、図16および17に示すように、複数の肯定的ボタンが表示される場合は、ユーザ端末200から通知されるノード段数情報に基づいて、次に取得するノードを決定する。
弁別木の終端ノードに達すると(ステップS206:Yes)、制御部110は、当該終端に記録されているウェブページをユーザ端末200に提示し(ステップS207)、図13に示すステップS105に戻る。
以上説明したように、本実施の形態にかかる「ウェブページ提供処理」および「ポータルページ生成処理」によれば、ユーザ毎にアクセス頻度の高いウェブページへ効率的に導くユーザインタフェースが自動的に生成される。すなわち、ユーザが求める情報へ確実かつ容易に到達できるようなユーザインタフェースが自動的に生成される。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、ユーザが求める情報へ確実かつ容易に到達できるようなユーザインタフェースを自動生成することでユーザの利便性や情報へのアクセス効率を向上させたが、各ユーザの生理特性に応じたUIページを生成することで、ユーザがより使いやすいウェブサイト(ポータルページ)を提供することができる。本実施の形態では、ユーザの視覚的特性に応じて、ウェブページの提示形式(表示形式)を変更する場合を例に以下説明する。本実施の形態にかかる「表示最適化処理」を図18に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施の形態にかかる「表示最適化処理」は、ユーザ端末200からウェブサイトRにアクセスされたことを契機に開始される。
ウェブサーバ100の制御部110は、ユーザ端末200からアクセスがあると、cookie情報の有無などから、当該アクセスが初回であるか否かを判別する(ステップS301)。
当該ユーザ(ユーザ端末200)からのアクセスが初回である場合(ステップS301:Yes)、制御部110は、cookie情報を生成して当該ユーザ端末200に送信するとともに、生成したcookie情報を「端末識別情報」とした新規レコードを提示形式情報DB165に作成する(ステップS302)。制御部110は、提示形式情報DB165の「提示形式マスタテーブル」(図10)を参照し、既定(デフォルト)の提示形式パターンを示す提示形式コード(ここでは、「P01」とする)を取得して、作成したレコードの「提示履歴」における「提示形式パターン」および「現在提示形式」に設定する。ここで、既定の提示形式パターンとして、一般的な配色と文字サイズのパターン(例えば、「バックグランドカラー」が「白」、「テキストカラー」が「黒」、「テキストサイズ」が「12ポイント」)を指定する。
制御部110は、「現在提示形式」に設定された提示形式コードに対応する提示形式パターンで、図20に示すような「認知度検出ページ」を作成し、トップページやポータルページを表示する前にユーザ端末200に提示する(ステップS303)。また、「認知度検出ページ」の提示時点から計時を開始する。
図示するように、「認知度検出ページ」には、通常のトップページを表示するか、ユーザ個別のポータルページを表示するかの選択をユーザに尋ねるメッセージとともに、いずれかを選択するためのボタンが表示される。すなわち、ユーザが所定の判断(いずれのページを所望するか)と動作(所望するページを示すボタンの選択)を要求するページである。ここでは、要求する判断および動作自体では個人差が生じないよう単純な内容(即答可能な二者択一の質問とクリック動作)とする。
ユーザ端末200でいずれかのボタンが選択されると、いずれのボタンを選択したかを示す情報(以下、「選択情報」とする)がウェブサーバ100に送信される。
ウェブサーバ100の制御部110は、ユーザ端末200から選択情報を受信すると、計時を停止し、認知度検出ページの提示からユーザのボタン動作までの時間とする。制御部110は、計時した時間を当該ユーザの反応時間(認知度)として提示形式情報DB165に記録する(ステップS304)。
制御部110は、ユーザの選択に応じて、上記第1の実施の形態にかかる「ウェブページ提供処理」を実行することで、トップページあるいはポータルページ、さらに、これらのページからリンクするページをユーザ端末200に提示する(ステップS305)。このとき、制御部110は、提示する各ウェブページを「現在提示形式」に設定された提示形式パターンで作成する。
一方、当該ユーザからのアクセスが初回ではない場合(ステップS301:No)、制御部110は、提示形式情報DB165にアクセスし、当該ユーザの端末識別情報に対応するレコードから「提示履歴情報」を取得する(図19 ステップS306)。
制御部110は、取得した提示履歴情報に基づき、同一の提示形式パターンで所定回数(例えば、「5回」など)以上提示されているかを判別する(ステップS307)。
ここで、同一提示形式パターンで所定回数以上提示されている場合(ステップS307:Yes)、当該提示形式における反応時間の平均を求める(ステップS308)。
制御部110は、ステップS308で求めた、当該ユーザの平均認知度(平均反応時間)を予め定めた基準反応時間と比較し、基準反応時間より長いか否かを判別する(ステップS309)。ここで「基準反応時間」として、例えば、全ユーザの平均反応時間を用いる。
当該ユーザの平均反応時間が基準反応時間より長い場合(ステップS309:Yes)、制御部110は、提示形式情報DB165の「現在提示形式」に設定している提示形式コードを他のコードに変更することで、提示形式情報DB165を更新する(ステップS310)。他の提示形式として、例えば、「配色は既定パターンと同一だが、テキストサイズを大きくしたもの」、「コントラストの強い配色にしたもの」などが用意される。
ステップS310で現在提示形式を変更すると、ステップS303に進み、当該提示形式のユーザインタフェースで各種ページが作成され、ユーザ端末200に提示される。
一方、同一提示形式パターンでの提示回数が所定回数未満である場合(ステップS307:No)や、当該ユーザの平均反応時間が基準反応時間以下である場合(ステップS309:No)は、提示形式情報DB165の「現在提示形式」を変更せずにステップS305に進む。すなわち、これまでと同じ提示形式のユーザインタフェースで各種ページが作成され、ユーザ端末200に提示される。
以上説明したように、既定提示パターンによる認知度検出ページの認知度が基準反応時間より大きい場合には、提示形式が自動的に変更される。変更された提示形式による認知度が基準反応時間よりも大きい場合には、さらに提示形式を変更する。そして、認知度が基準反応時間以下となる表示形式が維持される。これにより、例えば、高齢であったり、視覚・色覚に障害があるなどの理由により、一般的な配色や文字サイズでは表示を認知するのが困難なユーザに対し、認知しやすい配色や文字サイズのユーザインタフェースでポータルページをはじめとする各種ページを自動的に作成して提示することができる。
上記実施の形態では、ウェブサイトのトップページをポータルページとし、そのユーザインタフェースを自動生成する場合を例に説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られない。例えば、個人用のポータルページをサービスとして提供する場合に、当該サービスを提供するASP(Application Service Provider:アプリケーション・サービス・プロバイダ)のサーバにおいて上記ユーザインタフェースの自動生成を行ってもよい。また、このようなASPに限られず、例えば、ユーザ端末200にインターネット接続サービスを提供するISP(Internet Service Provider:インターネット・サービス・プロバイダ)などで上記のようなユーザインタフェースの自動生成を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、誰でもアクセスできるウェブサイトのポータルページを作成する場合を例示したが、例えば、所定の属性情報を登録したユーザのみがアクセスできるウェブサイトにおいて本発明を適用してもよい。この場合、属性情報として、例えば、ユーザの性別や年齢を取得できることが考えられる。このような属性情報を取得できる場合には、辞書DB166の概念辞書を属性に応じて複数用意し、ユーザの属性に応じた概念辞書を参照して単語抽出を行うことができる。すなわち、性別や年代で異なる語彙の解釈に対応した適切な単語抽出ができるので、ユーザが要求する情報がより的確に反映されたユーザインタフェースを生成することができる。
また、上記ユーザインタフェースの自動生成を実現するプログラムをユーザ端末200にインストールして実行することで、ユーザ端末200上で上記のようなユーザインタフェースを生成してもよい。この場合、当該プログラムをブラウザのプラグインとして組み込んでもよく、あるいは、独立したアプリケーションプログラムとして実行させてもよい。
上記実施の形態では、ウェブページに導くためのポータルページのユーザインタフェースを自動生成する場合を例示したが、画面表示によるあらゆるユーザインタフェースの自動生成に本発明を適用することができる。例えば、複写機の操作パネルの表示画面に表示されるユーザインタフェースを本発明を適用することで自動生成するようにしてもよい。
上記実施の形態にかかるウェブサーバ100は、専用装置で構成可能であることはもとより、例えば、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータ装置などで構成することもできる。この場合、上記各処理を実現するためのプログラムの一部または全部を汎用コンピュータ装置にインストールし、OSなどの制御下で実行することにより、上記ウェブサーバ100を構成することができる。この場合のプログラム配布形態は任意である。例えば、CD−ROMなどの記録媒体に格納して配布可能であることはもとより、搬送波に重畳させることで通信媒体(インターネットなど)を介して配布することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが所望する情報への適格かつ容易なアクセスを可能にするユーザインタフェースを自動的に生成することができる。
また、ユーザの生理的特性に応じた使いやすいユーザインタフェースを自動生成することができる。
本発明の実施の形態にかかるWWWシステムの構成を示す図である。 図1に示すウェブサーバの構成を示すブロック図である。 図2に示す記憶部に構成されるデータベースを示すブロック図である。 図3に示すウェブページ情報DBに記録される情報の例を示す図である。 図3に示すアクセス履歴情報DBに記録される情報の例を示す図である。 図3に示す抽出単語DBに記録される情報の例を示す図である。 図3に示すインタフェース情報DBに記録される情報の例を示す図である。 図7に示すインタフェース情報に格納される弁別木モデルの例を示す図である。 図3に示す提示形式情報DBに記録される情報の例を示す図である。 図3に示す提示形式情報DBに記録される「提示形式マスタテーブル」の例を示す図である。 図3に示す辞書DBに記録される情報の例を示す図である。 図1に示すウェブサーバが提示する「トップページ」の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる「ウェブページ提供処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態にかかる「ポータルページ生成処理」を説明するためのフローチャートである。 (a)は図14に示す処理で決定される第1のユーザインタフェースの例を示し、(b)は当該ユーザインタフェースを用いて作成されたポータルページの例を示す図である。 (a)は図14に示す処理で決定される第2のユーザインタフェースの例を示し、(b)は当該ユーザインタフェースを用いて作成されたポータルページの例を示す図である。 (a)は図14に示す処理で決定される第3のユーザインタフェースの例を示し、(b)は当該ユーザインタフェースを用いて作成されたポータルページの例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる「表示最適化処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる「表示最適化処理」を説明するためのフローチャートである。 図18,19に示す処理で提示される「認知度検出ページ」の例を示す図である。
符号の説明
1 WWWシステム
10 通信ネットワーク
100 ウェブサーバ
200 ユーザ端末

Claims (9)

  1. コンピュータを用いてユーザ個別のポータルページを生成するためのポータルページ生成方法であって、
    ユーザが閲覧したウェブページを示す情報と、当該ウェブページの閲覧回数を示す情報とを取得する閲覧情報取得ステップと、
    前記閲覧回数に基づいた、前記取得したウェブページ情報に含まれる所定の文字列に基づいて、当該ウェブページを分類するための弁別木を生成する弁別木生成ステップと、
    前記弁別木生成ステップで生成された弁別木に基づいてユーザインタフェースを生成するユーザインタフェース生成ステップと、
    前記ユーザインタフェース生成ステップで生成されたユーザインタフェースのポータルページを生成するポータルページ生成ステップと、
    を備えることを特徴とするポータルページ生成方法。
  2. 前記弁別木生成ステップは、前記ウェブページ情報に含まれる文字列から類似する単語群を抽出し、各単語群を示す所定の文字列をノードとした弁別木を生成し、
    前記ユーザインタフェース生成ステップは、前記弁別木生成ステップで生成された弁別木のノードが示す単語を用いてユーザインタフェースを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポータルページ生成方法。
  3. 前記ユーザに所定の情報を提供する情報提供ステップと、
    前記情報提供ステップで提供した情報の提示形式と提示回数とを対応付けて記録する提示形式記録ステップと、
    前記提供した情報に対する前記ユーザの認知度を検出する認知度検出ステップと、
    をさらに備え、
    前記ユーザインタフェース生成ステップは、前記弁別木生成ステップで生成された弁別木と、前記提示形式記録ステップで記録された情報と、前記認知度検出ステップで検出された認知度に基づいて、ユーザインタフェースを生成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のポータルページ生成方法。
  4. 前記ユーザの属性情報を取得する属性情報取得ステップと、
    ユーザの属性に応じた辞書情報を取得する辞書取得ステップと、
    をさらに備え、
    前記弁別木生成ステップは、取得したユーザ属性情報に応じた辞書を参照し、前記ウェブページ情報に含まれる文字列から類似する単語群を抽出し、各単語群を示す所定の文字列をノードとした弁別木を生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポータルページ生成方法。
  5. 通信ネットワークを介してユーザ端末にウェブサイトを提供するウェブサーバであって、
    前記ユーザ端末がアクセスしたウェブページと、当該ウェブページへのアクセス頻度とを検出するアクセス検出手段と、
    前記アクセス検出手段が検出したウェブページを示す情報と、アクセス頻度を示す情報とを対応付けて蓄積するアクセス情報蓄積手段と、
    前記アクセス情報蓄積手段に蓄積されているウェブページ情報から所定の文字列を抽出する文字列抽出手段と、
    前記文字列抽出手段が抽出した文字列に基づいてウェブページを分類する弁別木を生成する弁別木生成手段と、
    前記弁別木生成手段が生成した弁別木に基づいてユーザインタフェースを決定するユーザインタフェース決定手段と、
    前記ユーザインタフェース決定手段が決定したユーザインタフェースで、前記ユーザ端末上に提示するポータルページを生成するポータルページ生成手段と、
    を備えることを特徴とするウェブサーバ。
  6. 単語間類似度辞書を蓄積する辞書蓄積手段をさらに備え、
    前記文字列抽出手段は、
    前記ウェブページ情報に含まれる文字列を単語毎に抽出し、
    前記単語間類似度辞書に基づいて、類似する単語群を抽出し、
    抽出した単語群を示す文字列を設定し、
    前記弁別木生成手段は、前記文字列抽出手段が各単語群に設定した文字列をノードとした弁別木を生成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のウェブサーバ。
  7. 所定の提示形式で生成された情報を、前記ユーザ端末に提供する情報提供手段と、
    前記情報提供手段が提供した情報に対するユーザの認知度を検出する認知度検出手段と、
    少なくとも、提供した情報の表示形式と検出された認知度とを関連付け、当該ユーザの特性情報として記録する特性情報記録手段と、
    をさらに備え、
    前記ユーザインタフェース生成手段は、前記弁別木と前記特性情報とに基づいて、ユーザインタフェースを決定する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のウェブサーバ。
  8. コンピュータを用いてユーザインタフェースを自動生成するためのユーザインタフェース生成方法であって、
    ユーザが要求する情報と、当該情報への要求頻度とを取得するステップと、
    前記情報に含まれる所定の文字列を前記要求頻度に基づいて分類する弁別木を生成するステップと、
    前記生成された弁別木のノードに基づいてユーザインタフェースを生成するステップと、
    を備えることを特徴とするユーザインタフェース生成方法。
  9. コンピュータに、
    ユーザが要求する情報と、当該情報への要求頻度とを取得するステップと、
    前記情報に含まれる所定の文字列を前記要求頻度に基づいて分類する弁別木を生成するステップと、
    前記生成された弁別木のノードに基づいてユーザインタフェースを生成するステップと、
    前記生成されたユーザインタフェースで当該ユーザ向けのポータルページを生成するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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