JP4025489B2 - ポータルサイト提供端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、多くのユーザにアクセスしてもらうよう魅力のあるコンテンツやサービスを充実させたインターネットのWebサイト(ポータルは正面玄関の意味で、Webページを見ようとするユーザがまず入るサイト)であるポータルサイトを提供するポータルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザが、インターネット経由でホームページ(Webページ)を参照しようとするとき、その参照先であるホームページのURL(Uniform Resource Locator)が既知の場合は、Webブラウザ上でその該当するURLを投入してホームページにアクセスする。
【0003】
また、特定の参照先のホームページの参照頻度が高い場合、WebブラウザのURL登録機能などを用いてユーザが意図的にURLを登録しておくか、又はWebブラウザが時系列的に近傍のURLをスタック的に登録しておき、ユーザが、該当するホームページの参照時に、これら登録機能から参照頻度の高い特定のホームページのURLを指定してホームページにアクセスする。
【0004】
一方、参照先のホームページは特定しているがそのURLが未知の場合、又は参照先のホームページ自体が曖昧で参照先のホームページのカテゴリー程度しか特定されていない場合、ユーザは、ポータルサイトにアクセスし、ポータルサイト上の検索エンジンでキーワードなどを入力して参照先のホームページのURLを検索することができる。ポータルサイト上の検索エンジンでは、キーワードに対応するホームページの一覧を表示し、ユーザが参照を希望するホームページのURLなどの情報を提供する。
【0005】
このようなURL検索ホームページであるポータルサイトは、各種の事業者によって提供されており、これらの事業者は、ポータルサイト上に掲載される企業広告の広告契約料金を得ることにより、URL検索ホームページ提供ビジネスとして成立している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなポータルサイトの検索エンジンは汎用的なものであるため、URLの検索範囲が広く、ユーザのURL絞り込みに時間がかかってしまうという課題があった。
【0007】
また、上記したように、ポータルサイトを提供する事業者は、ポータルサイト上の企業広告を掲載することにより広告収入を得るものであるが、ポータルサイト上の掲載広告は固定であるため、個々のユーザの指向に合った(マッチした)効果的な広告が掲載されているとは限らず、広告掲載企業としても広告料金に見合った広告宣伝効果が得られているとは限らないという課題があった。
【0008】
また、ポータルサイト上の企業広告の契約料金も定額(固定)であり高額であったので、例えば購買層(消費者層)の広い大企業などの広告しか掲載できないなどの広告掲載企業が制限されるという課題があった。
【0009】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザに対して、ユーザ個々の指向に合ったリンクのURLを自動的にダイナミックに配置したポータルサイトを提供することにより、ユーザのURL絞り込み時間を短縮することができるポータルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置を得ることを目的とする。
【0010】
また、この発明は、ユーザに対して、ユーザ個々の指向に合った企業広告を自動的にダイナミックに配置したポータルサイトを提供することにより、企業広告の広告宣伝効果を向上させることができるポータルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置を得ることを目的とする。
【0011】
また、この発明は、定額制でなく従量制の企業広告契約料金を決定することができるポータルサイト提供方法及びポータルサイト提供端末装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るポータルサイト提供端末装置は、ホームページを参照するときにユーザ端末から入力されたURLをインターネットを介して受信することを可能とする受信手段と、前記受信手段がユーザ端末から送信された前記URLをインターネットを介して受信してURLデータベースにユーザ毎に蓄積するとともに、前記URLを前記URLデータベースに蓄積する際にそのURLのカテゴリーを分類するURL蓄積エンジンと、前記URLデータベースにユーザ毎に蓄積されている前記URLからユーザの検索頻度が高い前記URLを抽出するURL分析エンジンと、前記URL分析エンジンで抽出された前記URLを検索頻度が高い順に前記カテゴリー毎にマッピングすることにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパーソナル・ポータルサイト作成エンジンとを備え、前記URL蓄積エンジンは、カテゴリーのアクセス頻度を含むカテゴリーデータを前記URLデータベースにユーザ毎に蓄積し、前記URL分析エンジンは、前記カテゴリーデータにおけるアクセス頻度の数値が最も大きいカテゴリーをユーザ指向カテゴリーとして抽出し、前記パーソナル・ポータルサイト作成エンジンは、前記パーソナル・ポータルサイトを作成する際に、前記マッピングしたURLに示されるホームページにアクセスするとともに、ユーザ端末から前記URLを入力するための編集URL領域を含むパーソナル・ポータルサイトを作成し、且つ前記URL分析エンジンで抽出された前記ユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告データベースに蓄積されている広告データを、前記パーソナル・ポータルサイトにマッピングし、前記受信手段は、前記ユーザ端末によってパーソナル・ポータルサイトからホームページへのアクセス操作が行われると、前記ユーザ端末から送信された前記ホームページに対応するURLを、インターネットを介して受信することを特徴とする。
【0013】
パーソナル・ポータルサイト作成エンジンによるパーソナル・ポータルサイトの作成時に、企業広告データベースの広告データを前記パーソナル・ポータルサイトに掲載した回数を掲載カウンタでカウントし、また、前記パーソナル・ポータルサイト上の広告データのヒット数をカウンタでカウントする広告カウンタデータベースを備え、前記パーソナル・ポータルサイト作成エンジンは、マッピングした広告データを参照するとともに、ユーザ端末から広告データにヒットした旨を入力するためのバナー広告領域を含むパーソナル・ポータルサイトを作成し、受信手段は、前記ユーザ端末によってパーソナル・ポータルサイトから前記マッピングした広告データへの参照操作が行われると、前記ユーザ端末から送信された広告データにヒットした旨のデータを、インターネットを介して受信し、前記広告カウンタデータベースは、前記受信手段がユーザ端末から広告データにヒットした旨のデータを受信すると、前記パーソナル・ポータルサイト上の広告データのヒット数をカウントするのが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
図1は、本発明のポータルサイト提供システムの構成を示すブロック図である。図1において、ユーザ端末1は、ユーザ所有のパーソナルコンピュータなどの端末であって、このユーザ端末1は、一般電話回線、ISDN(Integrated Services Digital Network )などのディジタル電話回線、無線電話回線などのアクセス網2に接続されている。
【0020】
ISP(インターネットサービスプロバイダ)3は、インターネットに接続する通信回線をユーザ端末1に提供する事業者の端末であり、このISP3は、アクセス網2及びインターネット4に接続されている。
【0021】
事業者端末(ポータルサイト提供端末装置)5は、個々のユーザの指向にマッチしたユーザ毎のポータルサイト(以下、パーソナル・ポータルサイト57という)をユーザに提供するポータルサイト提供事業者の端末であり、この事業者端末5は、インターネット4に接続されている。事業者端末5は、URL蓄積エンジン51、URL−DB(URLデータベース)52、URL分析エンジン53、企業広告DB(企業広告データベース)54、及び広告カウンタDB(広告カウンタデータベース)55を備えている。
【0022】
URL蓄積エンジン51は、ユーザのホームページ参照時にユーザ端末1から発行される(即ち、パーソナル・ポータルサイト57上で入力した)URLをURL−DB52にユーザ毎に蓄積する機能を備えている。また、URL蓄積エンジン51は、URLをURL−DB52に蓄積する際に、その蓄積するURLのカテゴリーを分類し、そのカテゴリーデータをユーザ毎に蓄積する機能を備えている。
【0023】
ここで、URLは、{スキーム:ホスト名.属性レベル.トップレベル}というフォーマット形式である。スキームは、例えばhttp,ftp,news等のプロトコル形式を表し、ホスト名は、最終コンテンツが存在するホスト名を表し、属性レベルは、例えばco,or等の企業、学術等を表し、トップレベルは、例えばjp等の国を表わす。
【0024】
また、URL−DB52にユーザ毎に蓄積されるカテゴリーデータのデータ形式は、[ホスト名,検索頻度,カテゴリー]という表データ形式である。図2は、そのようなカテゴリーデータの具体例を示すイメージ図である。図2に示すように、カテゴリーデータは、例えばNikkei,asahiなどのホスト名に対応するカテゴリーが「ニュース」であり、そのカテゴリーの検索頻度が10となっている。従って、ユーザが、「ニュース」のカテゴリーのURL(ホームページ)に10回アクセス(検索)したことを示している。
【0025】
URL分析エンジン53は、URL−DB52にユーザ毎に蓄積されているURLからユーザの検索頻度の高いホームページのURLを抽出するとともに、URL−DB52にユーザ毎に蓄積されているカテゴリーデータの検索頻度の最も数値の大きいカテゴリー(図2の例では、スポーツ)をユーザ指向カテゴリーとして抽出する機能を備えている。
【0026】
企業広告DB54は、カテゴリー別に広告データ及び広告主のデータを蓄積するものである。即ち、企業広告DB54に蓄積されているデータ形式は、[カテゴリー,広告データ,広告主]である。広告カウンタDB55は、広告主及び広告データ毎に、掲載カウンタのカウント値及び広告データのヒット数のデータを蓄積するものである。即ち、広告カウンタDB55に蓄積されているデータ形式は、[広告主,広告データ,掲載カウント値,ヒット数]である。
【0027】
パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56は、URL分析エンジン53で抽出されたURLをマッピングするとともに、URL分析エンジン53で抽出されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告DB54に蓄積されている広告データをマッピングすることにより、パーソナル・ポータルサイト57を作成する機能を備えている。
【0028】
図3は、パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56が作成するパーソナル・ポータルサイト57のスキーマを示す図である。パーソナル・ポータルサイト57のスキーマ(データ構造)は、図3に示すように、固定領域、URL編集領域及びバナー広告領域から構成されている。固定領域は、キーワードで検索などを行う汎用検索エンジンや固定リンクなどが掲載される領域である。URL編集領域は、上記したように、URL分析エンジン53で抽出されたURLをマッピングする領域である。バナー広告領域は、上記したように、URL分析エンジン53で抽出されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告DB54に蓄積されている広告データをマッピングする領域である。
【0029】
次に、動作について説明する。
図4は、本発明のポータルサイト提供システムの動作(ポータルサイト提供方法)を説明するためのシーケンス図である。
ユーザは、パーソナル・ポータルサイト57の提供を受けるための前提として、ポータルサイト提供事業者に登録しておく必要がある。ポータルサイト提供事業者への登録は、ユーザが、インターネットサービスプロバイダとの契約時に、ポータルサイト事業者の事業者端末5にパーソナル・ポータルサイト57の設定をすることが考えられる。
【0030】
このように、ユーザがポータルサイト提供事業者に登録することにより、URL−DB52にユーザ用のURL及びカテゴリーデータを蓄積する領域が確保され、パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56は、そのユーザにマッチしたパーソナル・ポータルサイト57を作成する。
【0031】
図4に戻ると、ユーザがホームページを参照しようとする場合、ユーザは、ユーザ端末1のWebブラウザを操作してパスワードの入力などを行うことによって、アクセス網2を介してISP3にアクセスすると(ステップST1)、ユーザ端末1は、ISP3に接続され、ISP3からインターネット4を介して事業者端末5にアクセスされる(ステップST1)。
【0032】
事業者端末5は、ユーザ端末1からのアクセスがあると、URL分析エンジン53によって、アクセスしてきたユーザの指向を分析する(ステップST2)。ユーザ指向の分析は、URL分析エンジン53によってURL−DB52に蓄積されているデータに基づいて行われる。
【0033】
即ち、URL分析エンジン53は、URL−DB52にユーザ毎に蓄積されているURLから検索頻度の高いURLを抽出し、またURL−DB52にユーザ毎に蓄積されているカテゴリーデータの検索頻度の最も数値の大きいカテゴリー(図2の例では、スポーツ)をユーザ指向カテゴリーとして抽出する。URL分析エンジン53は、抽出したURL及びユーザ指向カテゴリーをパーソナル・ポータルサイト作成エンジン56に出力する。
【0034】
尚、URL分析エンジン53は、URL−DB52にデータが何も存在しない場合(ユーザがパーソナル・ポータルサイト57でホームページ検索を未だ行ったことがない場合)は、その旨の情報をパーソナル・ポータルサイト作成エンジン56に出力する。
【0035】
パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56は、URL分析エンジン53から出力されたユーザ指向の分析結果である抽出URL及びユーザ指向カテゴリーに基づいて、個々のユーザ指向にマッチしたパーソナル・ポータルサイト57を作成する(ステップST3)。
【0036】
図3に示したように、パーソナル・ポータルサイト57のスキーマは、固定領域、URL編集領域及びバナー広告領域に分かれている。パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56は、固定領域については、システム固定でありユーザ毎に変化させずに、汎用検索エンジンや固定リンクなどを掲載し、URL編集領域については、URL分析エンジン53から出力された抽出URLをその検索頻度の高い順にカテゴリー毎に編集し、その編集したURL(編集URL表示)をマッピングし、バナー広告領域については、URL分析エンジン53で抽出されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告DB54に蓄積されている広告データを編集し、その編集した広告データ(編集広告データ)をマッピングする。
【0037】
パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56が企業広告DB54に蓄積されている広告データをパーソナル・ポータルサイト57のバナー広告領域にマッピングするとき、広告カウンタDB55は、そのマッピングする広告データに対応する広告主の該当広告データの掲載カウンタをインクリメントする(広告カウンタDB55の掲載カウント値が+1となる)。
【0038】
尚、ユーザによるパーソナル・ポータルサイト57の使用(検索)が進んだ場合は、URL−DB52にURL及びカテゴリーデータがユーザ毎に蓄積されているので、URL分析エンジン53が検索頻度の高いURLを抽出するとともに、カテゴリーデータからユーザ指向カテゴリーを抽出することができるが、ユーザが初めてパーソナル・ポータルサイト57を使用する場合は、URL−DB52にURL及びカテゴリーデータが蓄積されていないので、パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56がユーザにマッチしたパーソナル・ポータルサイト57を作成できない。
【0039】
そこで、パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56は、デフォルトポータルサイト(初めて作成されるポータルサイト)を備えており、ユーザが始めてパーソナル・ポータルサイト57を使用する場合は、URL分析エンジン53から出力されるURLが存在しない旨の情報に基づいて、デフォルトポータルサイトをユーザに提供する。
【0040】
図3に示すように、デフォルトポータルサイトは、固定領域ではパーソナル・ポータルサイト57と変わらないが、URL編集領域では予め決められた固定URLが表示され、バナー広告領域でも予め決められた固定広告データが表示される。
【0041】
事業者端末5は、パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56がパーソナル・ポータルサイト57を作成すると、そのパーソナル・ポータルサイト57をユーザ端末1に対して送信する(ステップST4)。
【0042】
ユーザ端末1は、インターネット4及びアクセス網2を介してパーソナル・ポータルサイト57を受信し(ステップST5)、そのパーソナル・ポータルサイト57を画面上に表示する。
【0043】
ユーザは、従来のポータルサイトと同様に固定領域に表示されている汎用検索エンジンでホームページを検索することができることに加えて、編集URL領域に表示されているURLでホームページにアクセスすることもできる。その結果、ユーザが参照したいホームページに直ちにアクセスすることができ、URLの絞り込み時間(アクセス時間、検索時間)を短縮することができる。また、バナー広告領域には、ユーザ指向にマッチした企業広告が掲載されているので、ユーザの関心をひくことができ、広告宣伝効果を向上させることができる。
【0044】
ユーザは、ホームページを参照する場合に、パーソナル・ポータルサイト57上でクリックするなどしてURLを発行(入力)すると、その発行されたURLが事業者端末5に対して送信される(ステップST6)。
【0045】
事業者端末5は、ユーザ端末1から送信されたURLをアクセス網2及びインターネット4を介して受信すると、事業者端末5のURL蓄積エンジン51が、その受信したURLを取得し、そのURLをURL−DB52にユーザ毎に蓄積する(ステップST7)。
【0046】
ここで、URL蓄積エンジン51は、URLをURL−DB52にユーザ毎に蓄積する際に、URLからホスト名を取り出し、そのホスト名に対応するURL−DB52内のカテゴリーデータのカテゴリーを判別する。例えば、URLのホスト名が「asahi」であった場合、その「asahi」に対応するURL−DB52内のカテゴリーデータのカテゴリーは、「ニュース」であると判別する。そして、URL蓄積エンジン51は、その判別したカテゴリーに対応する検索頻度をインクリメント(+1)するとともに、カテゴリー別にURLをURL−DB52にユーザ毎に蓄積する。
【0047】
一方、URL蓄積エンジン51は、URLから取り出したホスト名がURL−DB52に蓄積されているカテゴリーデータのホスト名に存在しないと判断した場合は、そのホスト名をURL分析エンジン53に渡し、カテゴリーの分析を依頼する。URL分析エンジン53は、そのホスト名をサーチし、そのホスト名に対応するカテゴリーを判断し、その判断結果をURL−DB52に蓄積する(その判断結果のカテゴリーの検索頻度をインクリメント(+1)する)。
【0048】
このようにURL−DB52に蓄積されたURL及びカテゴリーデータは、上記したように、URL分析エンジン53のユーザ指向の分析(ステップST2)の対象となり、また、パーソナル・ポータルサイト作成エンジン56によるパーソナル・ポータルサイト57のURL編集領域の基礎となる。
【0049】
ユーザは、パーソナル・ポータルサイト57のバナー広告領域に掲載されている企業広告を参照するために、その企業広告をクリックするなどしてヒットすると、そのヒットしたデータが事業者端末5に送信される(ステップST8)。
【0050】
事業者端末5の広告カウンタDB55は、ユーザ端末1からアクセス網2及びインターネット4を介して送信された企業広告のヒットのデータを受信すると、それをカウントする(ヒット数のカウンタのカウント値をインクリメントする)(ステップST9)。
【0051】
広告カウンタDB55は、上記したように、パーソナル・ポータルサイト57の作成時(ステップST3)に、企業広告DB54の広告データをパーソナル・ポータルサイト57のバナー広告領域に掲載した回数を掲載カウンタでカウントするとともに、パーソナル・ポータルサイト57上の広告データのヒット数をカウント(ステップST9)するので、これら掲載カウント値及びヒット数に基づいて、従量制の広告掲載契約を行うことができる。
【0052】
即ち、従来は、ポータルサイトに企業広告を掲載する契約は、一定期間(1週間、1月など)単位の固定料金の定額料金契約だけであったが、掲載カウント値及びヒット数に応じて広告掲載料金を変動させる従量制契約とすることが可能となる。
【0053】
尚、従量制の契約料金の決める方法はこれに限るものではなく、掲載カウント値だけに応じて変動させることもでき、またヒット数だけに応じて変動させることもできる。
【0054】
以上のように、この実施の形態によれば、ユーザ、ポータルサイト提供事業者、及び広告掲載企業のそれぞれの立場から次のような効果を奏する。
(1)ユーザにとっては、統計的に検索頻度(アクセス頻度)の高いホームページのURLのリンクがパーソナル・ポータルサイト57上のURL編集領域に提供されるため、従来のように、ユーザがWebブラウザのURL登録機能などを用いて意図的にURLの管理を行う必要がなくなり、また、最終目的のホームページへのアクセス時間(到達時間、検索時間)も短縮される。
【0055】
また、ユーザ指向に合った企業広告もパーソナル・ポータルサイト57上のバナー広告領域に提供されるため、参照ホームページのURLが未知又は曖昧な場合でも、その掲載企業広告が最終目的のホームページである確立が高く、その結果、一層、最終目的のホームページへのアクセス時間が短縮される
【0056】
(2)ポータルサイト提供事業者にとっては、ユーザに対してパーソナル・ポータルサイト57を提供することで、ユーザの利便性を向上させたことにより、契約ユーザの増加を見込むことができる。
【0057】
また、パーソナル・ポータルサイト57への掲載広告をユーザ指向に合わせることが可能であるため、ユーザ指向のきめ細やかなカテゴライズにより、幅広い業種の企業から広告掲載契約を得ることができる。
【0058】
また、パーソナル・ポータルサイト57への広告掲載契約料金を定額制でなく、広告掲載回数(掲載カウント値)及びそのヒット数に応じた従量制とすることができるため、契約料金を定額にすることも可能となり、大企業だけでなく、ニッチ的な中小企業などの一層幅広い業種の企業から広告掲載契約を得ることができる。
【0059】
(3)広告掲載企業にとっては、パーソナル・ポータルサイト57上のバナー広告領域にユーザ指向に合った企業広告が掲載されるため、大きな広告宣伝効果を期待することができる。
【0060】
また、広告掲載回数及びそのヒット数に応じた従量制の契約とすることも可能なため、ニッチ的な中小企業でも低額の料金で契約することもでき、また契約料金に見合った広告宣伝効果も期待できる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、ポータルサイト提供方法を、パーソナル・ポータルサイト作成エンジンが、URL分析エンジンで抽出されたURLを検索頻度が高い順にカテゴリー毎にマッピングすることにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するように構成したので、ユーザにとってURLの管理を行う必要がなくなり、また、最終目的のホームページへのアクセス時間を短縮することができる。
【0062】
URL分析エンジンが、カテゴリーデータにおけるアクセス頻度の数値が最も大きいカテゴリーをユーザ指向カテゴリーとして抽出し、パーソナル・ポータルサイト作成エンジンが、パーソナル・ポータルサイト作成処理で、ユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告データベースに蓄積されている広告データをマッピングするように構成されている場合には、ユーザ個々の指向に合った企業広告を掲載することができ、企業広告の広告宣伝効果を向上させることができる。
【0063】
広告カウンタデータベースが、パーソナル・ポータルサイト作成エンジンによるパーソナル・ポータルサイトの作成時に、企業広告データベースの広告データをパーソナル・ポータルサイトに掲載した回数を掲載カウンタでカウントするとともに、パーソナル・ポータルサイト上の広告データのヒット数をカウンタでカウントするように構成されている場合には、掲載回数及びヒット数に応じた従量制の契約とすることが可能となり、中小企業などの幅広い業種の企業から広告掲載契約を得ることができる。
【0064】
パーソナル・ポータルサイト作成エンジンが、汎用検索エンジンの表示領域である固定領域と、URL分析エンジンで抽出されたURLを表示する編集URL領域とを含むデータ構造のパーソナル・ポータルサイトを作成するように構成されている場合には、固定領域に表示されている汎用検索エンジンでホームページを検索することができることに加えて、編集URL領域に表示されているURLでホームページにアクセスすることもできる。その結果、ユーザが参照したいホームページに直ちにアクセスすることができ、URLの絞り込み時間(アクセス時間、検索時間)を短縮することができる。
【0065】
本発明によれば、ポータルサイト提供端末装置を、URL分析エンジンで抽出されたURLを検索頻度が高い順にカテゴリー毎にマッピングすることにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパーソナル・ポータルサイト作成エンジンを備えた構成にしたので、ユーザにとってURLの管理を行う必要がなくなり、また、最終目的のホームページへのアクセス時間を短縮することができる。
【0066】
URL分析エンジンが、カテゴリーデータにおけるアクセス頻度の数値が最も大きいカテゴリーをユーザ指向カテゴリーとして抽出し、パーソナル・ポータルサイト作成エンジンが、パーソナル・ポータルサイトを作成する際に、URL分析エンジンで抽出されたユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告データベースに蓄積されている広告データをマッピングするように構成されている場合には、ユーザ個々の指向に合った企業広告を掲載することができ、企業広告の広告宣伝効果を向上させることができる。
【0067】
パーソナル・ポータルサイト作成エンジンによるパーソナル・ポータルサイトの作成時に、企業広告データベースの広告データをパーソナル・ポータルサイトに掲載した回数を掲載カウンタでカウントし、また、パーソナル・ポータルサイト上の広告データのヒット数をカウンタでカウントする広告カウンタデータベースをも備えている場合には、掲載回数及びヒット数に応じた従量制の契約とすることが可能となり、中小企業などの幅広い業種の企業から広告掲載契約を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のポータルサイト提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 カテゴリーデータの具体例を示すイメージ図である。
【図3】 パーソナル・ポータルサイトのスキーマを示す図である。
【図4】 本発明のポータルサイト提供方法を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 ユーザ端末
5 事業者端末(ポータルサイト提供端末装置)
51 URL蓄積エンジン
52 URL−DB(URLデータベース)
53 URL分析エンジン
54 企業広告DB(企業広告データベース)
55 広告カウンタDB(広告カウンタデータベース)
56 パーソナル・ポータルサイト作成エンジン
57 パーソナル・ポータルサイト
Claims (2)
- ホームページを参照するときにユーザ端末から入力されたURLをインターネットを介して受信することを可能とする受信手段と、
前記受信手段がユーザ端末から送信された前記URLをインターネットを介して受信すると、前記受信したURLをURLデータベースにユーザ毎に蓄積するとともに、前記URLを前記URLデータベースに蓄積する際にそのURLのカテゴリーを分類するURL蓄積エンジンと、
前記URLデータベースにユーザ毎に蓄積されている前記URLからユーザの検索頻度が高い前記URLを抽出するURL分析エンジンと、
前記URL分析エンジンで抽出された前記URLを検索頻度が高い順に前記カテゴリー毎にマッピングすることにより、パーソナル・ポータルサイトを作成するパーソナル・ポータルサイト作成エンジンとを備え、
前記URL蓄積エンジンは、カテゴリーのアクセス頻度を含むカテゴリーデータを前記URLデータベースにユーザ毎に蓄積し、
前記URL分析エンジンは、前記カテゴリーデータにおけるアクセス頻度の数値が最も大きいカテゴリーをユーザ指向カテゴリーとして抽出し、
前記パーソナル・ポータルサイト作成エンジンは、
前記パーソナル・ポータルサイトを作成する際に、前記マッピングしたURLに示されるホームページにアクセスするとともに、ユーザ端末から前記URLを入力するための編集URL領域を含むパーソナル・ポータルサイトを作成し、
且つ前記URL分析エンジンで抽出された前記ユーザ指向カテゴリーに対応した企業広告データベースに蓄積されている広告データを、前記パーソナル・ポータルサイトにマッピングし、
前記受信手段は、前記ユーザ端末によってパーソナル・ポータルサイトからホームページへのアクセス操作が行われると、前記ユーザ端末から送信された前記ホームページに対応するURLを、インターネットを介して受信する
ことを特徴とするポータルサイト提供端末装置。 - パーソナル・ポータルサイト作成エンジンによるパーソナル・ポータルサイトの作成時に、企業広告データベースの広告データを前記パーソナル・ポータルサイトに掲載した回数を掲載カウンタでカウントし、また、前記パーソナル・ポータルサイト上の広告データのヒット数をカウンタでカウントする広告カウンタデータベースを備え、
前記パーソナル・ポータルサイト作成エンジンは、マッピングした広告データを参照するとともに、ユーザ端末から広告データにヒットした旨を入力するためのバナー広告領域を含むパーソナル・ポータルサイトを作成し、
受信手段は、前記ユーザ端末によってパーソナル・ポータルサイトから前記マッピングした広告データへの参照操作が行われると、前記ユーザ端末から送信された広告データにヒットした旨のデータを、インターネットを介して受信し、
前記広告カウンタデータベースは、前記受信手段がユーザ端末から広告データにヒットした旨のデータを受信すると、前記パーソナル・ポータルサイト上の広告データのヒット数をカウントする
請求項1記載のポータルサイト提供端末装置。
Priority Applications (1)
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JP2000182019A JP4025489B2 (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | ポータルサイト提供端末装置 |
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Publications (2)
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