JP2002006790A - デジタル表示信号処理回路及びデジタル表示信号処理方法 - Google Patents

デジタル表示信号処理回路及びデジタル表示信号処理方法

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JP2002006790A
JP2002006790A JP2000185393A JP2000185393A JP2002006790A JP 2002006790 A JP2002006790 A JP 2002006790A JP 2000185393 A JP2000185393 A JP 2000185393A JP 2000185393 A JP2000185393 A JP 2000185393A JP 2002006790 A JP2002006790 A JP 2002006790A
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circuit
sampling
digital display
display signal
clock
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JP2000185393A
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English (en)
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Seiji Matsuda
誠司 松田
Mitsugi Kobayashi
貢 小林
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力デジタル表示信号に対する正確な非同期
サンプリングを実行すること。 【解決手段】 判別回路10が、入力デジタル表示信号
をこれと非同期のPLLクロックの第1エッジで順次ラ
ッチして非遅延サンプリングデータと、入力デジタル表
示信号を微小期間遅延させ非同期クロックの第1エッジ
で順次ラッチして得た遅延サンプリングデータと、を比
較して、両データが一致するかどうか判別する。この判
別回路10での判別の結果、選択回路30が非遅延及び
遅延データの一致期間中には、PLLクロックの第1エ
ッジで順次入力デジタル表示信号をラッチして得たサン
プリングデータを選択して出力し、該データの不一致期
間中には、PLLクロックの第2エッジで順次入力デジ
タル表示信号をラッチして得たサンプリングデータを選
択して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置な
どに入力されるデジタル表示信号に対する非同期クロッ
クでのサンプリング処理に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラ(DSC)やデジ
タルビデオカメラ(DVC)用などの急速な普及に伴
い、これらのモニタとして小型オーディオビジュアル
(AV)用途での液晶表示装置(以下LCD)が急増し
ている。このような小型AV用途でのLCDは、小型で
ある一方で、非常に高精細な映像を表示することが求め
られている。そこで、RGBの画素の同色同士が、それ
ぞれ隣接する行間で互いの位置から所定ピッチだけずら
されて配置されている、いわゆるデルタ配列のLCDパ
ネルを採用し、高精細な映像表示を可能としていること
が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デルタ配列パネルで
は、同色画素同士が列方向において互いにずれることな
く配置されているストライプ配列と比較すると、厳密に
は水平方向の画素数が少ない。また、特に、上述のDS
CやDVCなどの小型AV用途のLCDにおいて採用さ
れるデルタ配列パネルでは、小型化への対応のため、規
格よりも少ない様々な画素数が採用されることも多い。
【0004】一方の入力ビデオ信号は規格に従ったもの
であるため、入力ビデオ信号の水平画素数よりも実パネ
ルの画素数が少ないという状況が考えられる。このよう
な場合、入力ビデオ信号をパネル画素数に応じてサンプ
リングし直す処理が必要となり、表示装置用信号処理回
路に設けられたインターフェース(I/F)部でこのリ
サンプリング処理を行って、パネル画素数に応じて入力
ビデオ信号から画素表示データを作成する。
【0005】ここで、従来の液晶テレビ、ビューファイ
ンダ等のように、入力ビデオ信号がアナログ信号であれ
ば、アナログI/F部は、PLL回路等で作成した実画
素数に適した周波数のクロックを用いて入力アナログビ
デオ信号をリサンプリングすればよい。
【0006】しかし、上記DSCやDVCのモニタは、
入力映像信号がデジタル信号である。デジタルビデオ信
号からデルタ配列のLCDパネルに適した表示データを
作成する場合にも原理的には、パネル画素数に応じた周
波数でデジタルデータをリサンプリング処理すればよい
のだが、サンプリングのタイミングが、デジタルデータ
の変化タイミングに一致した場合には、サンプリングエ
ラーが発生し、正常な表示データが作成できないという
問題が起きる。
【0007】図4は、このような入力デジタルビデオ信
号をこの信号と非同期のクロックに基づいてリサンプリ
ングした場合に発生する不具合を示している。図4にお
いて、(b)が入力デジタルビデオ信号(8ビットデー
タ)を示しており、(a)は外部入力クロックCLK
で、ここでは、入力デジタルビデオ信号と同期したマス
タークロックMCLKの4倍の周波数であり、表示信号
処理回路内でタイミング信号作成の際に利用される。図
4(c)は、PLL回路で作成したPLLクロックで、
入力ビデオ信号のクロックとは非同期で、LCDパネル
の水平方向画素数に対応した周波数である。
【0008】上記入力ビデオ信号と非同期のPLLクロ
ックを用い、例えば、このPLLクロックの立ち上がり
毎に、Aから順に供給される入力ビデオ信号をラッチし
ていくと、図4の例では、4番目のPLLクロックの立
ち上がりタイミングがデータDとデータEの切り替わり
タイミングに重なる。データDとEの変化期間は、図4
(f)に示すように、データDとEのどちらがラッチさ
れるか分からない。また、合計8ビットのビデオ信号を
例に挙げると、図4(d)に拡大して示すように、各ビ
ット(Data[0]〜[7])は、そのデータ遅延量が微
妙に異なっているため、図4(e)のタイミングでビデ
オ信号がラッチされると、データDにもEにも一致しな
い誤ったデータがラッチされることとなる。いずれのデ
ータにも一致しないこのようなエラーデータが表示部の
画素に書き込まれると、対応画素で表示の揺らぎや、ち
らつきを生じ、表示品質を低下させる原因になってしま
う。
【0009】このような不安定なサンプリングを防ぐ方
法として、本出願人は、内部PLLクロックを用いずに
入力デジタルビデオ信号に同期した外部入力クロックを
利用したリサンプリング処理を提案している。この信号
処理方法では、例えば図4(a)の外部入力クロックな
どを用いて、一旦入力デジタルビデオ信号をラッチし、
得られたラッチデータをパネル画素数に応じて間引き処
理する。
【0010】この方法により、画素数に応じた表示デー
タを作成することが可能であるが、アナログの入力ビデ
オ信号を内部クロックでサンプリングした場合と異な
り、間引き処理によって作成された表示データは擬似的
に画素数に対応させたデータに過ぎない。また、入力デ
ジタルビデオ信号のクロックが異なれば、リサンプリン
グクロックも変化することとなり、場合によっては、間
引きタイミングやデータ間引き数などの間引き規則を変
更する必要も発生し、インタフェース部の開発、変更に
期間を要する。
【0011】上記課題を解決するために、本発明では、
入力デジタルデータをこれと非同期でサンプリング可能
なデジタル信号処理、例えば、表示装置用において、入
力デジタルビデオ信号を、表示パネルの実画素数に応じ
たクロックによって正確かつ確実にリサンプリングする
などの用途に適した信号処理方法、及び信号処理回路を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、以下のような特徴を有する。
【0013】本発明は、入力デジタル表示信号を、該信
号のクロックと非同期のクロックを用いてサンプリング
する信号処理回路であり、前記入力デジタル表示信号を
前記非同期クロックの第1エッジで順次ラッチして得た
非遅延サンプリングデータと、前記入力デジタル表示信
号を微小期間遅延させ前記非同期クロックの第1エッジ
で順次ラッチして得た遅延サンプリングデータと、を比
較し、両データが一致するかどうか判別する判別回路
と、前記判別回路での判別の結果、前記データの一致期
間中には、前記非同期クロックの第1エッジで順次前記
入力デジタル表示信号をラッチして得たサンプリングデ
ータを選択して出力し、前記データの不一致期間中に
は、前記非同期クロックの第2エッジで順次前記入力デ
ジタル表示信号をラッチして得たサンプリングデータを
選択して出力する選択回路と、を備えることを特徴とす
る。
【0014】また、本発明では、上記デジタル表示信号
処理回路において、さらに、サンプリングデータ作成回
路を備え、また、前記判別回路は、前記入力デジタル表
示信号を微小期間遅延させる遅延回路と、前記非同期ク
ロックの第1エッジで、順次、非遅延の前記入力デジタ
ル表示信号をラッチする第1サンプリング回路と、前記
非同期クロックの第1エッジで、順次、前記遅延された
入力デジタル表示信号をラッチする第2サンプリング回
路と、前記第1サンプリング回路から出力される前記非
遅延サンプリングデータと、前記第2サンプリング回路
から出力される前記遅延サンプリングデータと、が一致
するかどうか比較する比較回路と、を有する。また、上
記サンプリングデータ作成回路は、前記非同期クロック
の第2エッジで、順次、前記非同期クロックの第1エッ
ジでサンプリングして得た前記非遅延又は遅延サンプリ
ングデータをラッチする第3サンプリング回路と、前記
非同期クロックの第2エッジで、順次、前記入力デジタ
ル表示信号又は前記遅延された入力デジタル表示信号を
ラッチする第4サンプリング回路と、を備え、前記選択
回路は、前記データの一致期間、前記第3サンプリング
回路からのサンプリングデータを出力し、前記データの
不一致検出期間、前記第4サンプリング回路からのサン
プリングデータを出力することを特徴とする。
【0015】本発明の他の特徴は、入力デジタル表示信
号を、該信号のクロックと非同期のクロックを用いてサ
ンプリングする信号処理方法であり、前記入力デジタル
表示信号を前記非同期クロックの第1エッジで順次ラッ
チして得た非遅延サンプリングデータと、前記入力デジ
タル表示信号を微小期間遅延させて前記非同期クロック
の第1エッジで順次ラッチして得た遅延サンプリングデ
ータと、を比較して、両データが一致するかどうか判別
し、前記判別の結果、前記データの一致期間中には、前
記非同期クロックの第1エッジで、順次、前記入力デジ
タル表示信号をラッチして得たサンプリングデータを出
力し、前記データの不一致期間中は、前記非同期のクロ
ックの第2エッジで、順次、前記入力デジタル表示信号
をラッチして得たサンプリングデータを出力することで
ある。
【0016】以上のような構成の信号処理回路により、
また以上のような処理方法を採用することで、各サンプ
リングの実行及びサンプリングエラーが発生をするかど
うかの判別は、例えばフリップフロップや、ゲート回
路、マルチプレクサなどの組合せにより低コストで、か
つ少ない回路素子数で実行できる。さらに、サンプリン
グエラーが発生すると判断されたら、エラーの発生しな
いタイミングでサンプリングを実行するので、常時正確
に表示データをえることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の好適
な実施の形態(以下実施形態)について説明する。
【0018】図1は、本発明に係るデジタル表示信号処
理回路を用いた表示装置全体の構成を示している。この
表示装置は、上述のようにDSCやDVCなどのデジタ
ルカメラに搭載されるLCDなどの平面表示装置であ
り、パネル200、デジタル表示信号処理回路100及
びPLL回路150を備える。
【0019】本実施形態においてパネル200は、一対
の基板間に液晶が封入されて構成されたLCDパネル、
特に、DSC、DVC等に適した小型アクティブマトリ
クス型LCDパネルで、表示領域内において、複数の
R,G,B画素がデルタ配列されている。
【0020】デジタル表示信号処理回路100は、外部
からのR,G,Bのデジタル表示信号からLCDパネル
200での実画素数に応じたアナログ表示データを作成
すると共に、必要な各種信号を作成する回路であり、サ
ンプルホールド回路110、γ補正、ブライト及びコン
トラスト調整回路120、図示しないデジタルアナログ
(D/A)変換回路、極性反転及び増幅回路130、タ
イミングコントローラ140、対極信号(コモン電極信
号)を発生する回路160を備える。
【0021】サンプルホールド回路110はデジタルI
/F部に相当し、後述する図2に示すような構成を備
え、外部から供給されるR,G,Bそれぞれのデジタル
表示信号をLCDパネル200の画素数に応じた周波数
でサンプリングし、パネルの実画素数に等しいデジタル
表示データを作成する。
【0022】調整回路120は、サンプルホールド回路
(デジタルI/F部)110でサンプリングして得たパ
ネル画素数に応じたR,G,B毎のデジタルデータに対
し、パネル200の特性に応じてγ補正、ブライト調
整、コントラスト調整を行う。D/A変換回路は、調整
回路120での調整処理後のデジタルデータをアナログ
データに変換し、得られたアナログデータが回路130
において、その極性が1水平走査期間毎、1垂直走査期
間毎などに反転され、かつLCDパネル200での表示
に適した振幅に増幅され、LCDパネル200に出力さ
れる。
【0023】PLL回路150は、LCDパネル200
での水平方向画素数に応じた周波数のクロックPLLCLKを
発生し、このクロックは、タイミングコントローラ14
0を介してサンプルホールド回路110に供給される。
なお、PLL回路は、通常、位相比較器とループフィル
タとVCOを備えており、本実施形態では、このうち位
相比較器がタイミングコントローラ140内に設けられ
ている。従って、PLL回路150にはタイミングコン
トローラ140から位相比較の結果得られる位相検出パ
ルスが供給されている。
【0024】タイミングコントローラ140には、外部
入力デジタル表示信号と同期したマスタークロックMC
LK、水平同期信号HD、垂直同期信号VDが供給さ
れ、これらに基づいて極性反転信号FRP、水平スター
トパルスSTH、水平転送クロックCKH、垂直スター
トパルスSTV、垂直転送クロックCKVなどのタイミ
ング制御信号を発生し、これを回路130、パネル20
0の水平及び垂直スキャナに供給する。また、上記PL
L回路150が発生した内部クロックPLLCLKをサンプル
ホールド回路110に供給する。
【0025】対極信号発生回路160は、対極信号(共
通電極信号)COMを作成し、これをLCDパネルのT
FT形成基板に対向配置される基板に形成された共通電
極に供給する。
【0026】LCDパネル200の表示領域には、上述
のようにR,G,B画素がデルタ配列されており、各画
素には、スイッチ素子として薄膜トランジスタ(TF
T)が設けられ、このTFTのオンオフをパネルの行
(水平走査)方向に延びるゲートラインで制御する。ま
た上記信号処理回路100のアンプ130から出力され
るR,G,Bアナログ表示データが、パネルの列(垂直
走査)方向に延びるデータラインに供給され、このデー
タラインからTFTを介して各画素に表示データが書き
込まれ、画素毎に表示データに応じた表示が行われる。
また、表示領域の周辺には、ゲートラインを順に駆動す
る垂直スキャナと、所定タイミングでデータラインを選
択して画素に書き込む表示データを出力する水平スキャ
ナが形成されている。この垂直及び水平スキャナは、表
示領域のTFTと同様にパネルの基板に内蔵回路として
形成されている構成に限られず、ICとして提供される
信号処理回路100の一部に形成したり、或いは独立の
回路によって構成していても良い。
【0027】次に、サンプルホールド回路110の構成
及びこの回路における入力デジタル表示信号の非同期サ
ンプリング動作について図2及び図3を参照して説明す
る。
【0028】また、以下において、外部入力デジタル表
示信号が、QVGA(Quater VideoGraphics Array)規
格[水平320画素×RGB×垂直240]の信号で、
この信号のクロック(マスタークロックMCLK)が6
MHzであるのに対し、デルタ配列のLCDパネル20
0における実画素数は、例えば水平521×垂直21
8、又は水平557×垂直234であり、この実画素数
に応じたPLLクロックPLLCLKが11MHzである場合
を例に説明する。
【0029】図2は、サンプルホールド回路110の構
成を示しており、大別して、判別回路10と、データ作
成回路20、出力を切り替える選択回路(マルチプレク
サ)30を備える。
【0030】判別回路10は、外部入力CLKに基づい
て入力デジタル表示信号を微小期間遅延させる遅延回路
FF2と、第1サンプリング回路FF3、第2サンプリ
ング回路FF4、エクスクルシーブオア(ExOR)ゲ
ートとアンドゲートより構成された比較回路12、比較
結果を所定タイミングで選択回路30に出力する判定出
力タイミング調整用のフリップフロップFF5を備え
る。
【0031】また、データ作成回路20は、第3サンプ
リング回路FF6と、第4サンプリング回路FF7を有
し、選択回路30は、判別回路10のFF5のQ端子か
ら出力されるデータ判別結果に応じて、第3サンプリン
グ回路FF6のQ出力と第4サンプリング回路FF7の
Q出力のいずれかを選択して出力する。また、選択回路
30の出力側には、さらに出力タイミング調整用のFF
8が設けられている。
【0032】ここで、LCDパネル200での実画素数
に応じてPLL回路で作成されたPLLクロックは、上
記第1及び第2サンプリングFF3及びFF4に非反転
クロックとして供給され、データ作成回路20の第3及
び第4サンプリング回路FF6及びFF7と、タイミン
グ調整用のFF5にそれぞれ反転クロックとして供給さ
れている。
【0033】図3は、このようなサンプルホールド回路
110における非同期サンプリング動作を示している。
図3において、(II)はR,G,Bの入力デジタルビデ
オ信号(8ビットデータ)の非遅延信号、(III)は、
R,G,Bの入力デジタルビデオ信号を図2の遅延回路
FF2で遅延して得た遅延信号であり、図3(I)は、
この入力デジタルビデオ信号と同期したマスタークロッ
クMCLKの4倍周波数(24.54MHz)の外部入
力クロックCLKである。また、図3(IV)は、PLL
回路150で作成したPLLクロックで、入力ビデオ信
号のクロックとは非同期で、LCDパネルの水平方向画
素数に対応した周波数(11MHz)である。
【0034】判別回路10の第1サンプリング回路FF
3のD端子には、判別回路10の前段に存在するFF1
から図3(II)に示す入力デジタル表示信号が供給さ
れ、第1サンプリング回路FF3は、CK端子に供給さ
れる図3(IV)のPLLクロックの立ち上がり(第1エ
ッジ)時に、図3(II)の入力デジタル表示信号をラッ
チして出力する(図3(V))。
【0035】遅延回路FF2は、上記第1サンプリング
回路FF3と同じFF1から出力される入力デジタル表
示信号をD端子に受け、この表示信号を図3(I)の外
部クロックが立ち下がるタイミングで順次ラッチして出
力するので、第2サンプリング回路FF4のD端子に
は、図3(III)に示すように、第1サンプリング回路
FF3のD端子に入力される入力表示信号(非遅延入力
表示信号)に対し、外部入力クロックの0.5クロック
分遅延した入力デジタル表示信号(遅延入力表示信号)
が供給される。なお、この遅延回路は、図2の例ではフ
リップフロップにより構成しているが、微小期間信号を
遅延させることができれば必ずしもフリップフロップに
限られず、例えば、バッファによって構成してもよい。
遅延回路としてバッファを用いれば、判別回路10に対
し、図3(I)の外部クロックを供給する必要はない。
本実施形態のようにFFにより遅延回路を構成すれば、
外部クロックが必要となるが、遅延量が回路の製造プロ
セスのバラツキなどの影響を受けにくくできる。
【0036】第2サンプリング回路FF4は、遅延回路
FF2から出力される0.5クロック遅延した入力デジ
タル表示信号を、CK端子に供給されるPLLクロック
の立ち上がり(第1エッジ)で順次ラッチして出力する
(図3(VI))。
【0037】比較回路12のExORゲートは、デジタ
ル信号のビット数に応じてここでは8個設けられられて
おり、各ゲートにおいて、第1サンプリング回路FF3
から出力される図3(V)の非遅延サンプリングデータ
と、第2サンプリング回路FF4から出力される図3
(VI)の遅延サンプリングデータとを各ビット毎に比較
し、2つのデータが一致しない場合にはLレベル、一致
する場合にはHレベルを出力する。アンドゲートは、ビ
ット分設けられたExOR出力の論理積をとるので、非
遅延サンプリングデータと遅延サンプリングデータと
が、全ビットについて一致した時のみHレベル出力、1
ビットでも一致しなければLレベル出力を発生する(図
3(VII))。
【0038】例えば、図3では、タイミングt1のPL
Lクロックの立ち上がり時には、図3(II)の非遅延の
入力デジタル表示信号がデータAに確定しているので、
第1サンプリング回路FF3は、このデータAをラッチ
することができるが、次のt2のPLLクロック立ち上
がり時は、データAからデータBへの変化期間に重なっ
ており、正確なデータをラッチすることができず、サン
プリング出力はエラー(図3(V)中、xxで示す)と
なる。また、第1サンプリング回路FF3では、同様の
サンプリングエラーがタイミングt4、t11において
も発生する。
【0039】一方、第2サンプリング回路FF4では、
タイミングt2において、図3(III)の遅延入力デジ
タル表示信号はまだデータAであるため、データAをサ
ンプリングすることができ、同様にタイミングt11に
おいても、第1サンプリング回路FF3でエラーとなる
が、第2サンプリング回路FF4では正常にサンプリン
グが行われる。タイミングt4では、第1サンプリング
回路FF3と同様に、サンプリングエラーとなり、タイ
ミングt6、t13では、第1サンプリング回路FF3
では正常にサンプリングされるが、第2サンプリング回
路FF4では、エラーとなる。
【0040】ここで、第1及び第2サンプリング回路の
両方でサンプリングエラーが起きた場合に、各データ8
ビットについて比較するので、比較回路12においてエ
ラーデータが全ビットで偶然に一致する可能性は極めて
低い。従って、比較回路12からの比較結果は、第1及
び第2サンプリング回路FF3、FF4の一方又は両方
でサンプリングエラーが発生した場合に、例えばLレベ
ルとなる。また、遅延回路での遅延量を所定の微小量に
設定しているので、非遅延表示信号をPLLクロックで
サンプリングした結果と、遅延表示信号をPLLクロッ
クでサンプリングした結果とは、第1及び第2サンプリ
ング回路FF3,FF4の両方で正常にサンプリングが
行われている場合には一致し、比較回路12からの出力
はHレベルとなる(図3(VII))。
【0041】タイミング調整用FF5は、そのCK端子
に反転PLLクロックが供給されているので、図3
(X)に示すように、D端子に供給される比較回路12
からの比較結果を図3(IV)のPLLクロックの立ち下
がり(第2エッジ)タイミングでラッチし、マルチプレ
クサより構成された選択回路30に供給する。このた
め、選択回路30での出力選択動作は、PLLクロック
の立ち下がりタイミングに同期して制御される(図3
(XI))。
【0042】次に、データ作成回路20での動作につい
て説明する。第3サンプリング回路FF6は、そのD端
子に、第1サンプリング回路FF3からの非遅延サンプ
リングデータ、即ちPLLクロックの立ち上がり(第1
エッジ)でサンプリングした入力デジタル表示信号を受
けている。そして、CK端子には、下記第4サンプリン
グ回路FF7と同様に、反転PLLクロックを受けてお
り、図3(IV)のPLLクロックの立ち下がり(第2エ
ッジ)で非遅延サンプリングデータを順次ラッチし選択
回路30に出力する(図3(VIII))。なお、第3サン
プリング回路FF6は、非遅延サンプリングデータをラ
ッチするが、上述のように遅延回路FF2における遅延
量は非常に小さいので、遅延サンプリングデータ、つま
り第2サンプリング回路FF4の出力をラッチしてもよ
い。
【0043】第4サンプリング回路FF7は、そのD端
子に、図3(II)の非遅延の入力デジタル表示信号を受
けており、CK端子には反転PLLクロックを受けてい
る。従って、PLLクロックの立ち下がりタイミング
(第2エッジ)毎に、非遅延の入力デジタル表示信号を
ラッチし、選択回路30に出力する(図3(IX))。ま
たここでは第4サンプリング回路FF7においても、第
3サンプリング回路FF6と同様に、非遅延の入力デジ
タル表示信号をラッチするが、遅延された入力デジタル
表示信号(図3(III))をラッチしてもよい。
【0044】選択回路30は、非遅延サンプリングデー
タと遅延サンプリングデータが全ビット一致し、Hレベ
ルの判別データが供給された期間、第3サンプリング回
路FF6からのサンプリングデータを選択し、これをタ
イミング調整用FF8に出力する。また、非遅延サンプ
リングデータと遅延サンプリングデータが1ビットでも
一致せず、Lレベルの判別データが供給された期間、第
4サンプリング回路FF7からのサンプリングデータを
選択し、これをタイミング調整用FF8に出力する。な
お、FF8は、CK端子にPLLクロックを受けている
ので、PLLクロックに同期して、順次第3又は第4サ
ンプリング回路FF6、7のいずれかからのサンプリン
グデータを表示データとして出力する。
【0045】以上のようにして選択回路30は、判別回
路10での判別の結果、データの一致期間中には、実質
的には入力デジタル表示信号をPLLクロック立ち上が
りタイミングでサンプリングして得たデータを表示デー
タとして出力し、データの不一致期間中には、一致期間
とは逆の入力デジタル表示信号をPLLクロック立ち下
がりタイミングでサンプリングして得たデータを表示デ
ータとして出力する。従って、例えば、図3の例では、
タイミングt2、t4、t6、t11及びt13のPL
Lクロックの立ち上がり時に、入力デジタル表示信号
(遅延又は非遅延)のラッチがエラーとなることが検出
されると、その期間にPLLクロックの立ち上がりタイ
ミングでラッチして得たデータに代えて、0.5クロッ
クずれたPLLクロック立ち下がりタイミングで入力デ
ジタル表示信号をラッチして得たデータを出力する。
【0046】ここで、PLLクロックとの周波数(例え
ば11MHz)に比較して入力デジタル表示信号のクロ
ックの周波数(例えば6MHz)は十分低く、PLLク
ロック立ち上がり又は立ち下がりのいずれか一方のタイ
ミングでは、必ず入力デジタル表示信号のデータが確定
している関係となっている。従って、PLLクロックの
一方のタイミングでサンプリングがエラーになった場
合、他方のタイミングでサンプリングしたデータを用い
ることで、常時、入力デジタル信号を非同期でサンプリ
ングしても正確な表示データを得ることが可能である。
【0047】また、本実施形態では、判別回路10が、
非遅延サンプリングデータのエラーだけを検出するので
なく、微小期間遅延させてサンプリングした遅延サンプ
リングデータとこの非遅延サンプリングデータとの両方
を用いてサンプリングエラーの発生を判定する。従っ
て、サンプルホールド回路110内でのデータ処理等に
伴う微小な遅延などが生じ、サンプリングタイミングが
多少ずれた場合でも、確実に起こりうるサンプリングエ
ラーを未然に防止することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、入力デジタル表示信号に対し、これと非同期クロッ
クで正確なサンプリングを行うことができる。
【0049】またこのような正確な非同期サンプリング
を回路規模の小さい簡単な構成で実現でき、小型表示装
置などにおいて求められる回路の省スペース化、省電力
化などに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る表示装置の全体構成を示す図で
ある。
【図2】 図1のサンプルホールド回路110の構成を
示す図である。
【図3】 図2の回路の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図4】 従来の入力デジタルビデオ信号処理の不具合
を説明する図である。
【符号の説明】
10 判別回路、20 データ作成回路、30 選択回
路、100 デジタル表示信号処理回路、110 サン
プルホールド回路、120 γ補正、ブライト及びコン
トラスト調整回路、130 極性反転回路及びアンプ、
140 タイミングコントローラ、150 PLL回
路、200 LCDパネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 5C080 H04N 5/04 H04N 5/04 Z 5/66 5/66 C 102 102B 9/30 9/30 Fターム(参考) 2H093 NC21 NC23 NC26 ND37 ND39 ND42 5C006 AA16 AB01 AC21 AF46 AF47 AF72 BB11 BC12 BC16 BF11 FA16 FA43 5C020 AA01 AA35 CA20 5C058 AA06 BA04 BA12 BB19 BB21 5C060 BC01 DA01 HB08 HB09 HB23 5C080 AA10 BB05 DD22 EE21 EE29 FF12 GG07 JJ02 JJ04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力デジタル表示信号を、該信号のクロ
    ックと非同期のクロックを用いてサンプリングする信号
    処理回路であり、 前記入力デジタル表示信号を前記非同期クロックの第1
    エッジで順次ラッチして得た非遅延サンプリングデータ
    と、前記入力デジタル表示信号を微小期間遅延させ前記
    非同期クロックの第1エッジで順次ラッチして得た遅延
    サンプリングデータと、を比較し、両データが一致する
    かどうか判別する判別回路と、 前記判別回路での判別の結果、前記データの一致期間中
    には、前記非同期クロックの第1エッジで順次前記入力
    デジタル表示信号をラッチして得たサンプリングデータ
    を選択して出力し、前記データの不一致期間中には、前
    記非同期クロックの第2エッジで順次前記入力デジタル
    表示信号をラッチして得たサンプリングデータを選択し
    て出力する選択回路と、 を備えることを特徴とするデジタル表示信号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル表示信号処理
    回路において、 さらに、サンプリングデータ作成回路を備え、 また、前記判別回路は、 前記入力デジタル表示信号を微小期間遅延させる遅延回
    路と、 前記非同期クロックの第1エッジで、順次、非遅延の前
    記入力デジタル表示信号をラッチする第1サンプリング
    回路と、 前記非同期クロックの第1エッジで、順次、前記遅延さ
    れた入力デジタル表示信号をラッチする第2サンプリン
    グ回路と、 前記第1サンプリング回路から出力される前記非遅延サ
    ンプリングデータと、前記第2サンプリング回路から出
    力される前記遅延サンプリングデータと、が一致するか
    どうか比較する比較回路と、を有し、 上記サンプリングデータ作成回路は、 前記非同期クロックの第2エッジで、順次、前記非同期
    クロックの第1エッジでサンプリングして得た前記非遅
    延又は遅延サンプリングデータをラッチする第3サンプ
    リング回路と、 前記非同期クロックの第2エッジで、順次、前記入力デ
    ジタル表示信号又は前記遅延された入力デジタル表示信
    号をラッチする第4サンプリング回路と、を備え、 前記選択回路は、前記データの一致期間、前記第3サン
    プリング回路からのサンプリングデータを出力し、前記
    データの不一致検出期間、前記第4サンプリング回路か
    らのサンプリングデータを出力することを特徴とするデ
    ジタル表示信号処理回路。
  3. 【請求項3】 入力デジタル表示信号を、該信号のクロ
    ックと非同期のクロックを用いてサンプリングする信号
    処理方法であり、 前記入力デジタル表示信号を前記非同期クロックの第1
    エッジで順次ラッチして得た非遅延サンプリングデータ
    と、前記入力デジタル表示信号を微小期間遅延させて前
    記非同期クロックの第1エッジで順次ラッチして得た遅
    延サンプリングデータと、を比較して、両データが一致
    するかどうか判別し、 前記判別の結果、前記データの一致期間中には、前記非
    同期クロックの第1エッジで、順次、前記入力デジタル
    表示信号をラッチして得たサンプリングデータを出力
    し、前記データの不一致期間中は、前記非同期のクロッ
    クの第2エッジで、順次、前記入力デジタル表示信号を
    ラッチして得たサンプリングデータを出力することを特
    徴とするデジタル表示信号処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100449602C (zh) * 2004-06-25 2009-01-07 三洋电机株式会社 显示器驱动装置
US8125410B2 (en) 2003-08-07 2012-02-28 Panasonic Corporation Plasma display having latch failure detecting function

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