JP2002006531A - 粉体トナー、その収納手段および粉体トナー供給方法 - Google Patents

粉体トナー、その収納手段および粉体トナー供給方法

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JP2002006531A
JP2002006531A JP2000186606A JP2000186606A JP2002006531A JP 2002006531 A JP2002006531 A JP 2002006531A JP 2000186606 A JP2000186606 A JP 2000186606A JP 2000186606 A JP2000186606 A JP 2000186606A JP 2002006531 A JP2002006531 A JP 2002006531A
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powder
container
developing
air
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JP2000186606A
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English (en)
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Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Yuji Yamashita
裕士 山下
Kazuyuki Yazaki
和之 矢崎
Hisami Hasegawa
久美 長谷川
Tamotsu Kajiwara
保 梶原
Seiji Terasawa
誠司 寺澤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低分子量ワックス含有の粉体トナーを充填し
た減容可能なトナー収納容器から、効率よく該粉体トナ
ーを画像形成装置の現像部に供給する方法。 【解決手段】 低分子量ワックスを含む粉体トナー(昇
温時DSCにおける初期の変化点より高い温度に融解ピ
ークを有する粉体トナー)を、フレキシブルな素材で作
成され60%以上減容可能な容器に充填し、この容器に
充填されたトナーを吸引ポンプによって空気流とともに
吸引し輸送して、画像形成装置の現像部に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法等にお
いて静電潜像や磁気潜像を現像するために用いる粉体ト
ナー、粉体トナー収納手段及びその粉体トナーの現像部
への供給方法に関するものであり、より詳細には、粉体
トナーが自動供給可能でまた折りたたむ等により減容が
可能なトナー容器から、安定な補給や完全な排出を可能
にする粉体トナーの供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】潜像担持体(電子写真感光体、静電記録
体、磁気ドラムなど)上に形成される静電潜像や磁気潜
像を現像するための現像剤としては、結着樹脂、離型剤
及びカーボンブラック等の着色剤から成る組成物を一定
の粒度に成形した粉体トナーが広く使用されている。こ
の粉体トナーは、必要により磁性キャリヤ等との組合せ
で帯電され、潜像担持体表面に搬送されトナー像を形成
した後、複写紙等に転写され、最後に熱ローラ等により
複写紙上に定着される。
【0003】従来、これら粉体トナーを収納するために
様々なトナー収納手段(トナー収納容器)が提案されて
いる。例えば、特開平6−43754号公報や特開平6
−214460号公報には、機械にセットするだけでト
ナーの自動供給が可能なトナー収納容器の提案がされて
いる。これらは機内でボトルの開閉を行うため、粉体ト
ナーが空気中に舞わないなど利点が多いが、開口部付近
でのトナーだまりが生じやすいため、開口をあまりに狭
くできなかったり、あらかじめ容器をよく振っていった
ん機内に容器内のトナー全量を機械内に移動させなけれ
ばならなかったり、更には、これらトナー収納容器は容
積を小さくできないため、使用後の容器回収時嵩張るな
どの問題を有している。
【0004】もっとも、特開平4−276080号公
報、特開平4−362672号公報、特開平6−595
72号公報、特開平8−262859号公報などには、
減容可能な容器が提案されている。しかし、これら減容
可能な容器はそれ自体が部分的にスライドして体積を減
らすとか襞を付けて伸縮させて体積を減らす方法をとっ
ていることから、減容の割合が余り多くなかったり襞の
部分のトナーが補給されなかったりして容器内のトナー
残量が多い、容器の構造が複雑で容器製造のコストが高
いなどの問題があった。またトナー収納容器の排出口付
近にトナーだまりが生じるといった問題も残されてい
る。
【0005】こうした事情から、トナー収納容器を減容
可能なフレキシブルな素材で構成し、使用後に折りたた
む等コンパクトにして回収することが考えられる。しか
し、このような容器は減容の割合が大きく低コストで実
現可能であるが、容器内周面に粉体トナー供給用の螺旋
状の溝又は突起が形成できない、容器内にアジテーター
などの供給用の部材が組み込めないなどから、粉体ト
ナーの供給量が安定しない、保存中に容器内で粉体ト
ナーがパッキングし粉体トナー供給ができなくなる場合
がある、粉体トナー残量が多い、等の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、粉体トナーが空中に舞うことなくトナーの自動供給
が可能で、容器本体をフレキシブルな素材で構成し使用
後に折りたたむなどコンパクトにして回収することを可
能とし、さらに粉体トナー供給方法において粉体トナー
の供給量が安定し、保存中に容器内での粉体トナーのパ
ッキングを防止し、またさらに粉体トナー残量を低減す
ることである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは粉体トナ
ー及びこれの供給方法等について多くの検討を行ってき
た結果、容器内周壁に粉体トナー供給用の螺旋状の溝又
は突起が形成できなかったり、容器内にアジテーターな
どの供給用の部材が組み込めないフレキシブルな素材で
構成されたトナー収納手段においても、粉体トナーとし
て粒径2.0μm〜4.0μmの割合が16個数%以下
のトナーを用いることによって、さらにこのトナー収納
手段と現像部との間の粉体トナーの移動を空気流にのせ
て行うことによって、粉体トナーの安定した供給が行う
ことができ、保存中にトナー収納手段内で粉体トナーが
パッキングし粉体トナー供給ができなくなるようなこと
もなく、粉体トナー残量を減少できることがわかった。
【0008】また、トナー収納手段に収納されている粉
体トナーを流動化させ、これをエアーとともに逆流しな
いように画像形成装置の現像部へ導くことによって、良
好なトナー供給が行なわれ、さらには、フレキシブルな
トナー収納手段は自動的に減容していき、容器自体の形
状が変化する事により、ほぐしの作用を与え、粉体トナ
ー残量を特に有効に減少できる事が判明した。本発明は
これらの知見に基づいてなされたものである。
【0009】従って、本発明によれば、第一に、潜像担
持体上の潜像を粉体トナーで現像して画像形成を行うた
めの画像形成装置の現像部にトナーを自動的に供給する
ポンプ手段と、このポンプ手段に連結して設けられたト
ナー収納手段と、このトナー収納手段に連結し該トナー
収納手段に収納されているトナーを流動化させるための
空気供給手段とを備えたトナー補給装置の該トナー収納
手段に充填される粉体トナーであって、粒径2.0〜
4.0の割合が16個数%以下であることを特徴とする
粉体トナーが提供される。この粉体トナーは重量平均粒
径6〜10μmであるものが好ましい。
【0010】第二に、潜像担持体上の潜像を粉体トナー
で現像して画像形成を行うための画像形成装置の現像部
にトナーを自動的に供給するポンプ手段と、このポンプ
手段に連結して設けられたトナー収納手段と、このトナ
ー収納手段に収納されているトナーを流動化させるため
の空気供給手段とを備えたトナー補給装置に用いられる
該トナー収納手段であって、そのトナー収納手段は少な
くともトナー排出口と容器本体とで構成され、かつ、こ
れに収納される粉体トナーが粒径2.0〜4.0の割合
が16個数%以下のものであることを特徴とするトナー
収納手段が提供される。ここで、トナー収納手段の容器
本体は、可撓性部材からなり60%減容可能であるのが
好ましい。
【0011】第三に、潜像担持体上の潜像を粉体トナー
で現像して画像形成を行うための画像形成装置の現像部
へ、トナー収納手段に充填されている粉体トナーを空気
供給手段で空気を供給して流動化させ、この流動化され
た粉体トナーをポンプ手段で自動的に吸引し、輸送して
供給する粉体トナー供給方法であって、現像部に供給さ
れる粉体トナーは粒径2.0〜4.0の割合が16個数
%以下のもの(この粉体トナーは重量平均粒径6〜10
μmであるのが好ましい)であり、かつ、該現像部と該
トナー収納手段間にトナー送流通路を形成し、空気流に
よってトナーをトナー収納手段からトナー送流通路を通
して現像部に供給することを特徴とする粉体トナー供給
方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明をさらに詳細に説明
する。なお、ここでは、便宜、潜像担持体として感光体
を用いる。図1はトナー収納手段に充填された粉体トナ
ーが画像形成装置の現像部に供給される様子を模式的に
表わした図である。現像部1は、トナーとキャリアを混
合して成る粉体状の二成分系の現像剤を収容した現像容
器4と、その現像剤を攪拌混合する第1及び第2の攪拌
スクリュー5、6と、現像ローラ7とを有していて、現
像ローラ11が、潜像担持体の感光体8に対向して配置
されている。感光体8は図1に矢印で示す方向に回転駆
動され、その表面に静電潜像が形成される。
【0013】第1及び第2の攪拌スクリュー5、6が回
転することにより、現像容器4内の現像剤が攪拌され、
そのトナーとキャリアが互いに逆極性に摩擦帯電され
る。かかる現像剤が、矢印方向に回転駆動される現像ロ
ーラ7の周面に供給され、その供給された現像剤は、現
像ローラ7の周面に担持され、現像ローラ7の回転によ
って、その回転方向に搬送される。次いで、この搬送さ
れた現像剤は、ドクターブレードによって量を規制さ
れ、規制後の現像剤が感光体8と現像ローラ7との間の
現像領域に運ばれ、ここで現像剤中のトナーが、感光体
表面の静電潜像に静電的に移行し、その静電潜像がトナ
ー像として可視像化される。
【0014】図示していないトナー濃度センサによって
現像容器4内の現像剤のトナー濃度が低下したことが検
知されると、画像形成装置本体に着脱可能にセットされ
たトナー収納手段2内のトナーが現像容器4内に補給さ
れ、これによって現像容器4内の現像剤のトナー濃度が
一定の範囲内に維持することができる。
【0015】このトナー供給方式は、トナー収納手段
(トナー収納容器2ともいう)と現像部1との間にトナ
ー送流通路を設け、その中を空気流によってトナーを現
像部に供給するものである。この方式によると、トナー
収納容器2と現像部1とを離間して配置してもトナーを
現像部に供給することができる。
【0016】図1において、トナー収納容器2には空気
流入手段10から空気が送られる。空気はトナー収納容
器2内に噴出され、トナー層を拡散しながら通過するこ
とによりトナーの流動化が促進され、またこれによりト
ナー収納容器2内で生じるいわゆるブリッジ現象等の発
生が防止されトナーの現像部への供給がより確実なもの
となる。
【0017】また、トナー収納容器2内に空気を送るの
みならず、トナー収納容器に適度な振動や衝撃を与える
ことは、極度に流動性の悪いトナーを安定して吸引・移
送する上で効果的であり、またブリッジ現象を防止し安
定的にトナー送流管(チューブ)12にトナーを移送さ
せる効果もある。これらの具体的手段としては、従来周
知のカムとレバーによる間欠衝撃付加や、モータやソレ
ノイドなどによる振動付加などの方法を用いればよい。
【0018】トナー送流通路は、トナー収納容器と現像
部とを長尺のトナー送流手段3で接続することによって
形成されるものであり、具体的には、トナー送流手段の
一端部とトナー収納容器の排出口との接続部から、トナ
ー送流手段の他の端部と現像部との接続部までの間で形
成されるものである。
【0019】前記トナー送流手段は、少なくとも空気流
を形成する手段(空気流形成手段という)とトナー送流
管からなり、このトナー送流管が細長いものであるた
め、トナー送流手段全体を長尺と表現するが、その長さ
は任意である。
【0020】従がって、トナー送流手段とは、トナー収
納容器からトナーを排出し現像部に供給するために関与
しかつトナー収納容器と現像部の間に存在させた、空気
流形成手段とかトナー送流管のような部品を相互に接続
されて得られたものの総称であり、またこうして接続す
ることによって形成されトナーを通す通路をトナー送流
通路という。
【0021】本発明においては、空気流形成手段には、
例えば吸引ポンプのようなトナー容器内の空気を吸引す
る手段(空気吸引手段という)が用いられる。この空気
流形成手段を稼動させると、トナー送流通路内に現像部
に向けた一方向の空気流が形成され、トナーはこの空気
流によってトナー送流通路内を通って、途中滞留するこ
となくかつ滞留させる必要もなく、現像部に供給され
る。
【0022】この空気流形成手段の稼動を調整すること
によって、空気流の強さを調整し、供給するトナー量を
制御することができる。この場合、エアポンプのような
容器内に空気を吹き込む手段(空気流入手段10)が付
け加えられていることから、容器内のトナーが良好に流
動化されることは既述のとおりである。
【0023】本発明の新規なトナー供給方式を、以下の
3つの具体例に基づいて説明するが、この例によって、
トナー送流手段、それを構成する部品およびトナー送流
通路が限定されることはない。また、トナー収納容器は
トナー排出口が下方に向いていても、上方に向いていて
も、或いは斜目上方、斜目下方に向いていてもよく、す
なわち、トナー収納容器はどのような向きに置かれても
かまわない。
【0024】本発明のトナー供給方式は実施にあたって
はの方式が採用される。なお、は空気流入手段10
の一例である。 トナー収納容器内に空気を導入する方式(吹き込み
方式) 容器内のトナーを空気と共に吸い出す方式(吸引方
式) 、の併用方式
【0025】先ずの吹き込み方式について、説明す
る。図4は、吹き込み方式の一例を示す概略図である。
空気吹き込み手段としては吹き込み用エアポンプ10の
他に、ノズル11、トナー送流管12およびエアー供給
管14からなり、これらのトナー送流管12およびエア
ー供給管14がそれぞれトナー収納容器、吹き込み用エ
アポンプ、ノズルおよび空気吸引手段に接続している。
【0026】このトナー送流管とエアー供給管の寸法お
よび材質は任意であり限定されないが、トナー収納容器
と吹き込み用エアポンプと空気吸引手段のそれぞれの配
置を自由にとれ、上下左右の任意方向へ配管させること
ができるので、フレキシブルなものが好ましい。フレキ
シブルなチューブは、例えば直径が4〜10mmのもの
で、例えば、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリ
コン等のような、耐トナー性に優れたゴム材料から作ら
れているものを用いることがきわめて有効である。
【0027】図5は、ノズル11の一例を示し、図5a
が表面図、図5bが断面図である。このノズルは、プラ
スチックあるいは金属のような材料で作成された柱状体
で、該柱状体の長さ方向に内蔵されたトナー排出管部1
6と吹き込み空気流路管部18が、柱状体の両端面また
は側面から突出するように形成されている。
【0028】この例のノズルは、トナー排出管部16の
一端側にトナー排出用の開口15が設けられ、吹き込み
空気流路管部18はこのトナー排出管部16の周囲を環
状に囲むように形成され、これらが一体に形成されたも
のである。このノズルの外壁部17は、トナー排出管部
の一端部に設けた前記トナー排出用の開口15がトナー
収納容器のトナー収納部内に位置するように、トナー収
納容器のトナー排出口を構成する嵌合部と接続される。
【0029】開口15がないトナー排出管16の突出し
た端部はトナー送流管12と接続されるとともに、該ト
ナー送流管12の他端側は、図示されていない現像部1
のトナー受入口に固定された接続部材に接続される。こ
の接続部材には、空気を通しトナーを透過しないフィル
タが設けられている。
【0030】一方、吹き込み空気流路管部18の突出し
た他端部はエアー供給管14と接続され、エアー供給管
14の他端部は、画像形成装置本体に装着された空気吹
き込み手段としてのエアーポンプ10の空気吐出口に接
続されている。
【0031】このように、ノズル11がトナー収納容器
2のトナー排出口21と嵌合されて、トナー排出管16
と現像部1の接続部材とがトナー送流管12を介在させ
て接続され、トナー送流通路が形成されている。
【0032】図6は、トナー収納容器2をノズル11と
接続させる状態の一例を示す断面図である。図中、Tは
トナーである。ここに示すトナー収納容器は、本発明に
おいて使用可能なものの一例であり、容器については後
で詳述する。
【0033】トナー収納容器2の排出口21を下向きに
して、該トナー排出口に形成された密着性を高める機構
13中にノズル11の一端側、すなわち先端部を差し込
み嵌合させている。この例のトナー収納容器2では、排
出口21である筒状体の内表面の空間を埋め込む大きさ
の、あらかじめスリットが形成された板形状の弾性部材
を固定して、密着性を高める機構13を形成している。
【0034】このようにして固定された弾性部材は、ス
リットが形成されていても、トナー収納容器からトナー
を漏らさない封止効果をもたらすと共に、ノズル11の
先端側がトナー収納容器2内に突出するようにして差し
込むと、この弾性部材が変形しノズル11と弾性部材と
の隙間がなく全体として気密性が維持され、空気流によ
るトナーの送流を確実なものにしている。
【0035】このようにトナー収納容器2内にエアーが
導入されると、その内部の粉体状のトナーが流動化す
る。エアーの導入はトナーの流動化にあるため、これに
よって容器2内の圧力をしいて高める必要もないが、高
めるようにしてもよい。この場合、その圧力が上昇した
分或いはそれ以上の分、流動化したトナーが、トナー排
出管16のトナー排出用の開口15を通してトナー収納
容器2の外部に排出される。排出されたトナーは、エア
ーと共にトナー送流管12に導かれる。
【0036】以上述べた吹き込み方式は、容器内でトナ
ーが長期に保存されて、たとえ凝集状態になっている場
合にも、それをほぐして流動化するのに有効であるの
で、特にトナーの排出を安定にできる点で優れた方式で
ある。
【0037】次に、の吸引方式について、一例を示し
て説明する。図4は、ポンプ手段(空気吸引手段)とし
て吸引ポンプ30を用いた場合の概念図である。この例
の吸引方式の特徴は、トナー収納容器2と現像部1との
間に吸引手段としての吸引ポンプ30を配置して、それ
ぞれをトナー送流管によって接続し、該吸引ポンプによ
ってトナーをトナー収納容器から吸い出して、空気流と
共にトナーを現像部に供給することにあり、空気吹き込
みを行なわない以外の点については、吹き込み方式と略
同じである。
【0038】図7は、本発明の吸引方式に用いる吸引ポ
ンプの一例を示す構成の断面図である。この吸引ポンプ
30は、いわゆるモーノポンプといわれる吸引型一軸偏
心スクリューポンプであって、固定された中空の弾性部
材と、これの内壁に接する螺旋性に曲げた剛性の軸とを
主要部としてなる。すなわち、金属などの剛性をもつ材
料で偏芯したスクリュー形状につくられたロータと、ゴ
ム材料で内側が二条のスクリュー形状につくられ固定さ
れて設置されるステータと、これらを包みかつ粉体の移
送路を形成する樹脂材料などで作られたホルダーとから
構成される。ロータが回転することによりポンプに強い
自吸力が生じトナーを含んだ気流を吸い込むことが可能
となる。
【0039】より具体的には、内壁に浅い螺旋溝を有す
るケーシング31内にねじり棒からなる回転軸32が設
けられたポンプ本体30と、ポンプ本体30の排出側に
設けられ、空気導入管33と送給管34を有する送出部
35とを有する。ポンプ本体30の吸入側はトナー吸引
口を有するトナー吸引管36をトナー送流管12−1
(トナー送流管A)を介してトナー収納容器2のトナー
排出口21に接続され、送出部35の空気排出口を有す
る送給管34は、トナー送流管12−2(トナー送流管
B)を介して現像部1に接続されている。
【0040】なお、吸引ポンプと現像部との接続は、ト
ナー送流管Bを介さずに直接であってもよい。特に吸引
ポンプを用いる方式の場合、トナー収納容器とかなり離
れた位置に設置しても、十分に機能を発揮することが出
来る。
【0041】従がって、この例の吸引方式においてはト
ナー送流管12−1、12−2及び吸引ポンプによって
トナー送流手段が構成され、かつトナー送流管12−
1、吸引ポンプ内の吸引管36と送給管34およびトナ
ー送流管12−2によってトナー送流通路が形成されて
いる。
【0042】トナー収納容器2のトナー排出口21と吸
引ポンプ30と現像部1とが、それぞれ接続されて形成
されるトナー送流通路は、可能な限り隙間のない接続状
態であること、すなわち密閉状態であることが特に望ま
しい。中でもトナー収納容器2のトナー排出口21とト
ナー送流管12−1との接続部がそのような状態である
ことが重要である。
【0043】このような接続状態で吸引ポンプ30の送
出部35に必要に応じて空気導入管33から所定圧力の
空気を供給しながらポンプ本体30の回転軸32を回転
する。この回転軸32の回転によりケーシング31との
間の空間移動により、トナー収納容器2に収納されたト
ナーがトナー吸引口を通して吸引され、トナーは圧縮す
ることなしに送出部35に送られる。送出部35に送ら
れたトナーは空気導入管33から送られる空気流によっ
て拡散されて流動化し、送給管34の空気排出口からト
ナー送流管12−2を通って現像部1に供給される。
【0044】吸引方式は、ポンプの回転数と回転時間を
調節してトナーの排出量をコントロールできるので、特
にトナーの供給精度を高くできる点で優れた方式であ
る。
【0045】なお、本発明のトナー収納容器は、フレキ
シブルな材料から形成される袋部(容器本体)とトナー
排出口とからなり、空気の圧力によって変形し容量が変
化するが、このような容器を吸引方式に適用する場合、
吸引すると袋部を構成するフレキシブルな材料の間で互
いに密着してしまって、トナーが排出されなくなること
が懸念される。
【0046】しかしながら、本発明者等が確認したとこ
ろによると、空気吸引手段を稼動するとトナー収納容器
の中央部から先ず吸引されてその部分のトナーが排出さ
れると同時に、壁面にトナーが溜まって中央部に空間が
形成された状態になり、さらに吸引を続けていくと容器
の壁面が次第に凹凸ができ角が立つような状態に変化し
ながら、壁面に溜まったトナーが中央部の空間に落ちて
容器外に排出され、これを繰り返し容器内のトナーを残
すことなく排出され、問題がないことが判った。
【0047】次に、の併用式について一例を用いて説
明する。この方式は、吹き込み方式と吸引方式を併用す
るものであり、先に説明した吹き込み方式において、ト
ナー送流管12と現像部1との間に、例えば図7に示さ
れるような吸引ポンプ30を配置したものである。
【0048】従がって、この例におけるトナー送流手段
は、先に説明した吹き込み方式において吸引ポンプを追
加する以外は同一である。このように配置して接続して
吸引ポンプ30を作動させると、ノズル11を構成する
トナー排出管部16のトナー排出用の開口15からトナ
ーが吸引される。この際、同時にエアポンプ10を作動
させて、エアー出口19からトナー収納容器2内に空気
を送り込む。
【0049】トナー排出用の開口15近傍にトナーが溜
って塊になっている場合にも、この送り込んだ空気によ
って、このトナーがほぐされ、塊りによる塞ぎを防止
し、さらに凝集されていても解砕されて1個1個のトナ
ー粒子に分離されることとなる。トナーはその後吸引ポ
ンプ30により吸引され、トナー送流管12を通って現
像部1に供給される。
【0050】この例の併用式においては、トナー送流手
段は吹き込み用エアポンプ10、吸引ポンプ30、ノズ
ル11、トナー送流管12およびエア供給管14からな
り、ノズルの壁部17がトナー収納容器2のトナー排出
口21と嵌合されて、ノズル部17のトナー送流管16
と吸引ポンプ30と現像部1の接続部材とがトナー供給
チューブ12を介在させて接続され、トナー送流通路が
形成されている。
【0051】この方式においてもトナー送流通路の密閉
性の点について、前記の2つの方式と同様に、十分に留
意する必要がある。併用式は、エアポンプによって常に
流動化されたトナーを吸引するので、トナーの排出と供
給が安定でかつ精度を高く維持できる点に優れた方式で
ある。
【0052】続いて、本発明に使用可能なトナー収納容
器について説明する。トナー収納容器は、フレキシブル
な単層もしくは複層のシートから構成された袋部(容器
本体)と接続部(口部:トナー排出口)から構成され、
該トナー排出口が長尺物と嵌合しその嵌合状態を保持で
きる筒状部を有するものである。
【0053】ここで、“長尺物と嵌合しその嵌合状態を
保持できる嵌合部”とは、前記トナー送流手段の一端部
と接続されるトナー排出口の部分の特性機能を表現する
ものである。すなわち、長尺物を前記部分と嵌合してみ
て、嵌合できかつその状態を保持できれば、ここで言う
嵌合部とみなすものとする。従がって、長尺物とはこの
特性の有無を確認するもので、比較的細長い柱状物ある
いは管状物であれば良く、本発明のトナー供給方式を構
成する前記トナー送流手段に限定されない。
【0054】図2に具体的なトナー収納容器の一例を示
し、図3に、図2に示す粉体トナー容器が減容した時の
形態を示す。ここで、容器本体22は60%以上減容さ
れるものが望ましい。トナー排出口21はポリエチレン
やポリプロピレン、ナイロン、ABS樹脂、NBS樹脂
など通常の成形材料が使用可能で、袋部22はポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタンな
どのプラスチックフィルムや紙類が使用可能で、プラス
チックフィルムの場合は0.05〜0.5mm程度の厚
みが好ましい。
【0055】トナー収納部材がフレキシブルであれば、
トナーの吸引が進むにつれ、その容器本体内の容積が減
容された場合には、導入される空気により袋状のトナー
収納部材の減容時の局部的変形によるトナー詰まりなど
の発生がおさえられると同時に、粉体ポンプの吸引効率
が高まり、収納されているトナーは袋内に残すことなく
排出される。
【0056】本発明の粉体トナーとしては次に挙げる材
料や製造方法によって得られることができる。ここで、
本発明に用いられる現像剤は微紛量さえ管理されれば特
別なものではなく、製法や材料に関しては公知のものが
全て可能である。
【0057】結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリp
−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン
及びその置換体の重合体;スチレン−p−クロロスチレ
ン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン
−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリ
ン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共
重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリ
ル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸
エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチ
ルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオー
ル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラ
ール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テル
ペン樹脂、脂肪族叉は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石
油樹脂などが挙げられ、単独あるいは混合して使用でき
る。
【0058】着色剤としては公知の染料及び顔料が全て
使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染
料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(1
0G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化
鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイル
イエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピ
グメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、G
R)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファ
ストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノ
リンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イ
ソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カド
ミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アン
チモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファ
イセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッ
ド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントフ
ァストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パ
ーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRL
L、F4RH)、ファストスカーレトVD、ベルカンフ
ァストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソー
ルルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアン
トカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルド
ー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF
2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマル
ーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、
ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリン
レーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルー
ン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレ
ッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジ
ジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コ
バルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレー
キ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレー
キ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブル
ー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(R
S、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブ
ルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレ
ーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレッ
ト、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジ
ンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグ
リーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーン
B、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラ
カイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アン
トラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及
びそれらの混合物が使用できる。
【0059】この着色剤の使用量は一般にバインダー樹
脂100重量部に対し0.1〜50重量部である。
【0060】本発明の粉体トナーは、必要に応じて荷電
制御剤を含有してもよい。帯電制御剤としては公知のも
のが全て使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェ
ニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデ
ン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系ア
ミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウ
ム塩を含む)、サリチル酸金属塩、及びサリチル酸誘導
体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボ
ントロン03、第四級アンモニウム塩のボントロンP−
51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナ
フトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体
のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オ
リエント化学工業社製)、第四級アンモニウム塩モリブ
デン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷
化学工業社製)、第四級アンモニウム塩のコピーチャー
ジPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体の
コピーブルーPR、第四級アンモニウム塩のコピーチャ
ージ NEG VP2036、コピーチャージ NX
VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、
ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社
製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、ア
ゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、四級
アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が
挙げられる。
【0061】本発明において荷電制御剤の使用量は、バ
インダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の
有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定さ
れるもので、一義的に限定されるものではないが、好ま
しくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜
10重量部の範囲で用いられ、好ましくは、2〜5重量
部の範囲がよい。0.1重量部未満ではトナーの帯電が
不足し実用的でない。10重量部を越える場合にはトナ
ーの帯電性が大きすぎ、荷電制御剤の効果を減退させ、
現像ローラとの静電的吸引力が増大し、現像剤の流動性
低下や、画像濃度の低下を招く。
【0062】本発明に用いることができる離型剤として
は、例えば、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエ
チレン、低分子量ポリブデン等の低分子量ポリオレフィ
ン、マレイン酸エチルエステル、マレイン酸ブチルエス
テル、ステアリン酸メチルエステル、ステアリン酸ブチ
ルエステル、パルミチン酸セチルエステル、モンタン酸
エチレングリコールエステル等の脂肪酸エステル、又そ
の部分鹸化物、天然パラフィン、マイクロワックス、合
成パラフィン等のパラフィンワックス、ステアリン酸ア
ミド、オレフィン酸アミド、パルミチン酸アミド、ラウ
リル酸アミド、ベヘニン酸アミド、メチレンビスステア
ロアミド、エチレンビスステアロアミド等のアミド系ワ
ックス、カルナウバワックス等を用いることができる。
【0063】本発明の粉体トナーは上記の着色剤、結着
樹脂および離型剤を主成分としたトナーそのものでもよ
いが、これを着色母体粒子とし、これに外添剤(流動化
剤)を加えて流動性を向上させたトナーとするのが好ま
しい。
【0064】外添剤としては、例えばシリカ微粒子、脂
肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニ
ウムなど)、金属酸化物(酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化錫など)、樹脂微粒子(フルオロポリマーやア
クリル樹脂)などを含有してもよい。特に、疎水化され
たシリカ、チタニア、アルミナ微粒子が好適である。
【0065】シリカ微粒子としては、HDK H 20
00、HDK H 2000/4、HDK H 205
0EP、HVK21(以上、クラリアント社製)やR9
72、R974、RX200、RY200、R202、
R805、R812(以上、日本アエロジル社製)があ
る。
【0066】また、チタニア微粒子としては、P−25
(日本アエロジル社製)やSTT−30、STT−65
C−S(以上、チタン工業社製)、TAF−140(富
士チタン工業社製)、MT−150W、MT−500
B、MT−600B(以上、テイカ社製)等がある。特
に疎水化処理されたチタニア微粒子としては、アナター
ゼ型やルチル型の結晶性のものや無結晶性のものを使用
することができT−805(日本エアロジル社製)やル
チル型としてMT−100S、MT−100T、MT1
50A、MT150AFM(以上、テイカ社製)やST
T−30A、STT−65S−S(以上、チタン工
業)、TAF−500T、TAF−1500T(以上、
富士チタン工業社製)、MT−100S、MT−100
T(以上、テイカ社製)、IT−S(石原産業)等があ
る。
【0067】疎水化処理されたシリカ微粒子およびチタ
ニア微粒子、アルミナ微粒子を得るためには、親水性の
微粒子をメチルトリメトキシシランやメチルトリエトキ
シシラン、オクチルトリメトキシシラン等のシランカッ
プリング剤で処理して得ることができる。
【0068】本特許において、粉体トナーの重量平均径
及び粒径分布はコールター社製コールターカウンターT
AIIを用い、アパーチャー径100μmで測定を行った
ものである。
【0069】(トナーの製造方法)本発明の製造方法
は、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤、必要に応じ
て荷電制御剤を含む現像剤成分を機械的に混合する工程
と、溶融混練する工程と、粉砕する工程と、分級する工
程とを有するトナーの製造方法が適用できる。また機械
的に混合する工程や溶融混練する工程において、粉砕ま
たは分級する工程で得られる製品となる粒子以外の粉末
(副製品)を戻して再利用する製造方法も含まれる。
【0070】ここで言う“製品となる粒子以外の粉末
(副製品)”とは、溶融混練する工程後、粉砕工程で得
られる所望の粒径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒
子や、引き続いて行われる分級工程で発生する所望の粒
径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒子を意味する。
このような副製品を混合工程や溶融混練する工程で、原
料と好ましくは副製品1に対しその他原材料99から、
副製品50に対しその他原材料50までの重量比率で混
合するのが好ましい。
【0071】前記の現像剤成分を機械的に混合する混合
工程は、回転させる羽による通常の混合機などを用いて
通常の条件で行えばよく、特に制限はない。
【0072】以上の混合工程が終了したら、次いで混合
物を混練機に仕込んで溶融混練する。溶融混練機として
は、一軸または二軸の連続混練機や、ロールミルによる
バッチ式混練機を用いることができる。この溶融混練
は、結着樹脂の分子鎖の切断を招来しないような適正な
条件で行うことが重要である。具体的には、溶融混練温
度は、結着樹脂の軟化点を参考に行うべきであり、軟化
点より低温過ぎると切断が激しく、高温過ぎると分散が
進まない。
【0073】以上の溶融混練工程が終了したら、次いで
混練物を粉砕する。この粉砕工程においては、まず粗粉
砕し、次いで微粉砕することが好ましい。この際、ジェ
ット気流中で衝突板に衝突させて粉砕したり、機械的に
回転するローターとステーターの狭いギャップで粉砕す
る方式が好ましく用いられる。
【0074】この粉砕工程が終了した後に、粉砕物を遠
心力などで気流中で分級し、もって粒径2.0〜4.0
μmの割合が16個数%以下となる粉体トナーを製造す
る。
【0075】この粒径2.0〜4.0μmの割合が16
個数%以下の粉体トナーを用いることによって、容器内
壁に螺旋状に溝の形成できない、或いは容器内にアジテ
ーターなどの部材が組み込めないフレキシブルな素材で
構成されたトナー収納容器においても、粉体トナーの安
定した供給を行うことができ、また、高温保存後に粉体
トナー供給ができないようなこともなく、粉体トナー残
量を減少することができる。
【0076】4.0μm以下のトナーが多いと、トナー
自体の流動性が悪くなるとともに、4.0μm以下のト
ナー粒子の熱容量が小さいため、特に高温環境下で保管
された時に、トナー収納容器内でトナー粒子同志が緩く
凝集するため、噴出された空気だけでは完全にほぐれき
れず、安定供給ができないことが考えられ、また粉体ト
ナー残量も多くなると考えられる。
【0077】また、高画質への要求が高まり画像の解像
力を上げるために粉体トナーの小粒径化が進んでおり、
特に要求される解像力から重量平均粒径10μm以下の
トナーが望まれている。粉体トナーの平均粒径を小さく
すると4.0μm以下のトナーの割合が増加しやすく、
安定供給を行うため、特に微粉量管理が必要である。
【0078】また、トナーを調製する際には、トナーの
流動性や保存性、現像性、転写性を高めるために、以上
のようにして製造されたトナーにさらに先に挙げた疎水
性シリカ微粉末等を添加混合してもよい。外添剤の混合
は一般の粉体の混合機が用いられるが、ジャケット等を
装備して内部の温度を調節できることが好ましい。外添
剤に与える負荷の履歴を変えるには、途中または漸次外
添剤を加えていけばよい。もちろん混合機の回転数、転
動速度、時間、温度などを変化させてもよい。はじめに
強い負荷を与え、次に比較的弱い負荷を与えても良い
し、その逆でも良い。
【0079】使用できる混合設備の例としては、V型混
合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウ
ターミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられる。
【0080】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて本発明
について具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例
のみに限定されるものではない。また、以下の例おい
て、部および%は、特に断りのない限り重量基準であ
る。
【0081】 (トナー製造例1) スチレン−アクリル共重合体 85部 (スチレン/n−BA;83/17、 Mn;7200、Mw/Mn;39、Tg;63℃) カーボンブラック(MA60、三菱化学社製) 10部 含クロムアゾ染料 (ボントロンS34、オリエント化学社製) 3部 カルナウバワックス(エステルワックス、融点:約82℃) 4部 上記材料をミキサーで混合後、2軸押し出し混練機で溶
融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行
い、重量平均粒径6.9μmのトナーを得た。さらに、
疎水性シリカ(HDK2000H,クラリアント)を
0.5wt%添加後ミキサーで混合しトナーAを得た。
ここで、2.0μmから4.0μmは12.9個数%で
あった。
【0082】(トナー製造例2)トナー製造例1と同じ
混練品を用い粉砕分級条件を変え重量平均粒径9.4μ
mのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(HDK20
00H,クラリアント)を0.5wt%添加後ミキサー
で混合しトナーBを得た。ここで、2.0μmから4.
0μmは15.2個数%であった。
【0083】(トナー製造例3)トナー製造例1と同じ
混練品を用い粉砕分級条件を変え重量平均粒径9.2μ
mのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(HDK20
00H,クラリアント)を0.5wt%添加後ミキサー
で混合しトナーCを得た。ここで、2.0μmから4.
0μmは16.5個数%であった。
【0084】(トナー製造例4)トナー製造例1と同じ
混練品を用い粉砕分級条件を変え重量平均粒径7.8μ
mのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(HDK20
00H,クラリアント)を0.5wt%添加後ミキサー
で混合しトナーDを得た。ここで、2.0μmから4.
0μmは21.1個数%であった。
【0085】トナーA、トナーB、トナーC、及びトナ
ーDの詳細な粒径分布を表1に示す。
【表1】
【0086】得られたトナー各300gを、図2に示す
容器に充填し、50℃に設定した恒温槽に10日間保管
した。50℃保管後、室温に半日放置し常温に戻した後
に図1に示す二成分プリンタ装置にて補給試験を行っ
た。トナーAとトナーBは補給が安定しており、5回補
給信号を送ってもトナーが供給されなくなった時点での
残量も各々4.1gと6.2gと少なかった。トナーC
は、供給しなかったたり補給量が極端に少ないことが、
6〜10回の補給信号に対して1回程度の割合であっ
た。また、トナー残量も16.8gと多かった。トナー
Dは、中で容器内でトナーのブリッジが形成したため
か、約40g補給した時点で補給信号を送ってもトナー
補給がされなくなった。なお、この補給試験に用いた装
置等は下記の通りである。
【0087】(トナー収納容器)図2に示すポリエチレ
ンフィルム製容器(約75mm×90mm×120m
m、内容量約750cc、真空ポンプ(100mmH
g)による減容率70%)。
【0088】(空気供給装置)図4で示されるエアーポ
ンプ:ノズル付属のエアー供給装置(粉体ポンプ)
【0089】(吸引ポンプ)図4で示される吸引ポン
プ:C(スクリューフィーダ(オーガ))
【0090】(画像評価装置)図1に示される2成分プ
リンタ
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、粉体トナーが空気中に
舞うことなく現像部に自動供給が可能となり、その粉体
トナーの供給量も安定する。また本発明によれば、容器
内で粉体トナーがパッキングするのを防止でき、粉体ト
ナー残量が低減する。また本発明によれば、容器をフレ
キシブルな素材で構成してあるため、使用後に折りたた
むなどしてコンパクトに回収することが可能である。さ
らに本発明によれば、トナー収納容器と現像部とを近接
あるいは隣接させなくてもよいので、自由な装置設計が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー収納容器からの粉体トナーを現
像部へ供給する方法を示す概略図である。
【図2】具体的なトナー収納容器の一例を示す概略図で
ある。
【図3】トナー収納容器が減容した時の概略図である。
【図4】本発明の粉体トナー容器へ空気供給装置と吸引
ポンプを接続した例を示す概略図である。
【図5】空気供給ノズルの一例を示し、(a)が表面
図、(b)が断面図である。
【図6】トナー収納容器を空気供給ノズルと接続させる
状態の一例を示す断面図である。
【図7】本発明に用いる吸引ポンプの一例を示す構成の
断面図である。
【符号の説明】
1 現像部 2 トナー収納容器 3 トナー送流手段 4 現像容器 5、6 攪拌スクリュー 7 現像ローラ 8 感光体 10 空気流入手段(吹き込み用エアポンプ) 11 ノズル 12 トナー送流管 13 密着性を高める機構 14 エアー供給管 15 トナー排出用の開口 16 トナー排出管部 17 ノズルの外壁部 18 吹き込み空気路管部 19 エアー出口 21 トナー排出口(口部) 22 容器本体(袋部) 30 ポンプ手段(吸引ポンプ) 31 ケーシング 32 回転軸 33 空気導入管 34 送給管 35 送出部 36 トナー吸引管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢崎 和之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 長谷川 久美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 梶原 保 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 寺澤 誠司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 EA05 2H077 AA02 AA31 AA33 AC11 CA02 EA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体上の潜像を粉体トナーで現像
    して画像形成を行うための画像形成装置の現像部にトナ
    ーを自動的に供給するポンプ手段と、このポンプ手段に
    連結して設けられたトナー収納手段と、このトナー収納
    手段に収納されているトナーを流動化させるための空気
    供給手段とを備えたトナー補給装置の該トナー収納手段
    に収納される粉体トナーであって、2.0μmから4.
    0μmの間に含まれる割合が16個数%以下であること
    を特徴とする粉体トナー。
  2. 【請求項2】 トナーの重量平均粒径が6〜10μmで
    あることを特徴とする請求項1記載の粉体トナー。
  3. 【請求項3】 潜像担持体上の潜像を粉体トナーで現像
    して画像形成を行うための画像形成装置の現像部にトナ
    ーを自動的に供給するポンプ手段と、このポンプ手段に
    連結して設けられたトナー収納手段と、このトナー収納
    手段に収納されているトナーを流動化させるための空気
    供給手段とを備えたトナー補給装置に用いられる該トナ
    ー収納手段であって、そのトナー収納手段は少なくとも
    トナー排出口と容器本体とで構成され、かつ、これに収
    納される粉体トナーが2.0μmから4.0μmの間に
    含まれる割合が16個数%以下であることを特徴とする
    トナー収納手段。
  4. 【請求項4】 容器本体が可撓性部材からなり60%以
    上減容可能であることを特徴とする請求項3記載のトナ
    ー収納手段。
  5. 【請求項5】 容器本体の可撓性部材が樹脂フィルムで
    あることを特徴とする請求項4記載のトナー収納手段。
  6. 【請求項6】 トナー排出口が長尺物と嵌合しその状態
    を保持できる嵌合部を有することを特徴とする請求項4
    又は5記載のトナー収納手段。
  7. 【請求項7】 潜像担持体上の潜像を粉体トナーで現像
    して画像形成を行うための画像形成装置の現像部へ、ト
    ナー収納手段に充填されている粉体トナーを空気供給手
    段で空気を供給して流動化させ、この流動化された粉体
    トナーをポンプ手段で自動的に吸引し、輸送して供給す
    る粉体トナー供給方法であって、該現像部に供給される
    トナーは2.0μmから4.0μmの間に含まれる割合
    が16個数%以下の粉体トナーであり、かつ、該現像部
    と該トナー収納手段間にトナー送流通路を形成し、空気
    流によって該粉体トナーを該トナー収納手段から該トナ
    ー送流通路を通して該現像部に供給することを特徴とす
    る粉体トナー供給方法。
  8. 【請求項8】 粉体トナーの重量平均粒径が6〜10μ
    mであることを特徴とする請求項7記載の粉体トナー供
    給方法。
  9. 【請求項9】 空気供給手段が吹き込み用エアポンプで
    あることを特徴とする請求項7又は8記載の粉体トナー
    供給方法。
  10. 【請求項10】 ポンプ手段が、固定された中空の弾性
    部材及びこの内壁に接する螺旋状に曲げた剛性の軸を主
    要部とし、該軸を回転させることにより、トナー収納手
    段から排出された粉体トナーとエアーの混合された流体
    が逆流しないように移動させる装置であることを特徴と
    する請求項7〜9のいずれかに記載の粉体トナー供給方
    法。
  11. 【請求項11】 粉体トナーが収納されているトナー収
    納手段に振動又は衝撃を与えて該粉体トナーの流動化を
    促進させることを特徴とする請求項7〜10のいずれか
    に記載の粉体トナー供給方法。
  12. 【請求項12】 トナー収納手段は少なくともトナー排
    出口と容器本体とで構成され、その容器本体が可撓性部
    材からなり60%以上減容可能であることを特徴とする
    請求項7〜11のいずれかに記載の粉体トナー供給方
    法。
JP2000186606A 2000-06-21 2000-06-21 粉体トナー、その収納手段および粉体トナー供給方法 Pending JP2002006531A (ja)

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