JP2002006445A - 熱現像感光材料 - Google Patents

熱現像感光材料

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JP2002006445A
JP2002006445A JP2000192604A JP2000192604A JP2002006445A JP 2002006445 A JP2002006445 A JP 2002006445A JP 2000192604 A JP2000192604 A JP 2000192604A JP 2000192604 A JP2000192604 A JP 2000192604A JP 2002006445 A JP2002006445 A JP 2002006445A
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coating liquid
coating
photothermographic material
mass
polymer latex
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JP2000192604A
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Kazuhiko Hirabayashi
和彦 平林
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Konica Minolta Inc
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    • G03C1/498Photothermographic systems, e.g. dry silver
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の色調、濃度ムラ及びリニアリティが改
良された熱現像感光材料を提供する。 【解決手段】 支持体上に有機銀粒子、感光性ハロゲン
化銀粒子、及び還元剤を含有し、かつ写真構成層の溶媒
の60質量%以上が水である塗布液を用いて塗布される
熱現像感光材料において、有機ゲル化剤又は無機ゲル化
剤を少なくとも一種含有し、かつ該ゲル化剤を含有する
層が、感光性ハロゲン化粒子を含有する層より外側にあ
る写真構成層であることを特徴とする熱現像感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱現像感光材料に関
するものであり、特に写真製版用に適した熱現像感光材
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年写真製版分野において環境保全、省
スペースの観点から処理廃液の減量が強く望まれてい
る。そこで、レーザー・スキャナーまたはレーザー・イ
メージセッターにより効率的に露光させることができ、
高解像度および鮮鋭さを有する鮮明な黒色画像を形成す
ることができる写真製版用途の熱現像感光材料に関する
技術が必要とされている。これら熱現像感光材料では、
溶液系処理化学薬品の使用をなくし、より簡単で環境を
損なわない熱現像処理システムを顧客に対して供給する
ことができる。
【0003】熱現像により画像を形成する方法は、例え
ば米国特許第3,152,904号、同3,457,0
75号、およびD.モーガン(Morgan)とB.シ
ェリー(Shely)による「熱によって処理される銀
システム(Thermally Processed
SilverSystems)A」(イメージング・プ
ロセッシーズ・アンド・マテリアルズ(Imaging
Processesand Materials)N
eblette第8版、スタージ(Sturge)、
V.ウォールワーズ(Walworth)、A.シェッ
プ(Shepp)編集、第2頁、1969年)に記載さ
れている。このような熱現像感光材料(以後感光材料又
は感材ともいう)は、還元可能な非感光性の銀源(例え
ば有機銀塩)、触媒活性量の光触媒(例えばハロゲン化
銀)、および銀の還元剤を通常有機バインダーマトリッ
クス中に分散した状態で含有している。感光材料は常温
で安定であるが、露光後高温(例えば、80℃以上)に
加熱した場合に、還元可能な銀源(酸化剤として機能す
る)と還元剤との間の酸化還元反応を通じて銀を生成す
る。この酸化還元反応は露光で発生した潜像の触媒作用
によって促進される。露光領域中の還元可能な銀塩の反
応によって生成した銀は黒色画像を提供し、これは非露
光領域と対照をなし、画像の形成がなされる。
【0004】従来からこのタイプの熱現像感光材料は知
られているが、これらの感材の多くはトルエン、メチル
エチルケトン(MEK)、メタノールなどの有機溶剤を
溶媒とする塗布液を塗布することにより感光層を形成し
ている。有機溶剤を溶媒として用いることは、製造工程
での人体への悪影響だけでなく溶剤の回収その他のため
コスト上も不利である。
【0005】そこでこのような心配のない水溶媒の塗布
液を用いて感光性層を形成する方法が考えられている。
例えば特開昭49−52626号、特開昭53−116
144号などにはゼラチンをバインダーとする例が記載
されている。確かにゼラチンをバインダーとすることに
より生産性や環境面のメリットは大きい。しかし、写真
性能の劣化が大きく、黒色銀画像が茶褐色となったり、
露光前に感光層側を触ると指紋跡が減感してしまう等の
問題点がある。
【0006】又実質的にゼラチンを使用せずポリマーラ
テックスをバインダーとして水系塗布液を用いて塗布す
ることが知られているが(例えば特開平11−3164
37号、同11−316438号等)、このような場合
は、現像による濃度ムラが目立ちやすく、また、リニア
リティも悪いという問題点を有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
の色調、濃度ムラ及びリニアリティが改良された熱現像
感光材料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成された。
【0009】1.少なくとも、有機銀塩、感光性ハロゲ
ン化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写真
構成層の30質量%以上となる量のポリマーラテックス
を含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1と、
塗布液2で形成される写真構成層の50質量%以上とな
る量のポリマーラテックスを含み、溶媒の60質量%以
上が水であり、かつ25℃における粘度が50cP以上
1,000cP以下で、5℃における粘度が25℃にお
ける粘度より1.5倍以上大きい塗布液2を、支持体に
対して塗布液2が塗布液1の外側になるように同時塗布
して作製したことを特徴とする熱現像感光材料。
【0010】2.前記塗布液2により作製された写真構
成層が、支持体に対して最上層であることを特徴とする
前記1記載の熱現像感光材料。
【0011】3.前記塗布液2のポリマーラテックスの
ガラス転移点が25℃以上70℃以下であることを特徴
とする前記1記載の熱現像感光材料。
【0012】4.少なくとも、前記塗布液1及び塗布液
2のいずれかにフタラジン誘導体を含有することを特徴
とする前記1、前記2又は前記3記載の熱現像感光材
料。
【0013】5.塗布速度が50m/min以上400
m/min以下で作製されたことを特徴とする前記1〜
4のいずれか1項記載の熱現像感光材料。
【0014】6.前記塗布の乾燥工程が搬送ローラーに
対し非接触乾燥で作製されたことを特徴とする前記5記
載の熱現像感光材料。
【0015】7.少なくとも、有機銀塩、感光性ハロゲ
ン化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写真
構成層の30質量%以上となる量のポリマーラテックス
を含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1と、
塗布液2で形成される写真構成層の50質量%以上とな
る量のポリマーラテックスを含み、かつ増粘剤を含み、
溶媒の60質量%以上が水であり、25℃における粘度
が50cP以上1,000cP以下である塗布液2を、
支持体に対して塗布液2が塗布液1の外側になるように
同時塗布して作製したことを特徴とする熱現像感光材
料。
【0016】8.増粘剤が塗布液2を塗布時の温度より
15℃以上低い温度でゲル化することを特徴とする前記
7記載の熱現像感光材料。
【0017】9.塗布液2がゲル化促進剤を含むことを
特徴とする前記7又は8記載の熱現像感光材料。
【0018】10.少なくとも、有機銀塩、感光性ハロ
ゲン化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写
真構成層の30質量%以上となる量のポリマーラテック
スを含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1
と、塗布液2で形成される写真構成層の50質量%以上
となる量のポリマーラテックスを含み、溶媒の60質量
%以上が水であり、塗布時の温度より15℃以上低い温
度でゲル化する塗布液2を、支持体に対して塗布液2が
塗布液1の外側になるように同時塗布して作製したこと
を特徴とする熱現像感光材料。
【0019】11.塗布液2がゲル化促進剤を含むこと
を特徴とする前記10記載の熱現像感光材料。
【0020】以下に本発明を更に詳しく説明する。塗布
液2の25℃での粘度が4cP未満になると分散溶液の
場合、塗布液調製時に分散物の沈降が起きる可能性があ
り好ましくない。25℃での粘度が1,000cPより
大きくなると塗布液調製時の均一撹拌等に時間がかかり
好ましくない。より好ましくは25℃における塗布液の
粘度が4cP以上500cP以下で、更に好ましくは4
cP以上300cP以下である。又、塗布液2の5℃に
おける粘度は25℃における粘度より1.5倍以上大き
いが、4倍以下が好ましく、3.5倍以下がより好まし
い。粘度測定は、回転式、振動式や細管式があるが、本
発明の粘度は回転式粘度計による値であり、ブルックフ
ィールドアナログ粘度計で測定した値である。
【0021】本発明のポリマーラテックスとは、水に不
溶な疎水性ポリマー粒子であり、水溶性の分散媒中に分
散されたものである。分散状態としてはポリマーが分散
媒中に乳化されているもの、乳化重合されたもの、ミセ
ル分散されたもの、あるいはポリマー分子中に部分的に
親水的な構造を持ち分子鎖自身が分子状分散したものな
どいずれでもよい。なお本発明のポリマーラテックスに
ついては「合成樹脂エマルジョン(奥田平、稲垣寛編
集、高分子刊行会発行(1978))」、「合成ラテッ
クスの応用(杉村孝明、片岡靖男、鈴木聡一、笠原啓司
編集、高分子刊行会発行(1993))」、「合成ラテ
ックスの化学(室井宗一著、高分子刊行会発行(197
0))」などに記載されている。分散粒子の平均粒径は
1〜50,000nm、より好ましくは5〜1,000
nm程度の範囲が好ましい。分散粒子の粒径分布に関し
ては特に制限は無く、広い粒径分布を持つものでも単分
散の粒径分布を持つものでもよい。
【0022】本発明のポリマーラテックスとしては通常
の均一構造のポリマーラテックス以外、いわゆるコア/
シェル型のラテックスでもよい。この場合コアとシェル
はガラス転移温度を変えると好ましい場合がある。
【0023】本発明のバインダーに用いるポリマーラテ
ックスのポリマーのガラス転移温度(Tg)は塗布液2
により形成される層と、塗布液1により形成される層と
では好ましい範囲が異なる。塗布液1により形成される
層にあっては、熱現像時に写真有用素材の拡散を促すた
め、−30℃〜40℃が好ましい。塗布液2により形成
される層に用いる場合には種々の機器と接触するために
25℃〜70℃のガラス転移温度が好ましい。
【0024】本発明のポリマーラテックスの最低造膜温
度(MFT)は−30℃〜90℃、より好ましくは0℃
〜70℃程度が好ましい。最低造膜温度をコントロール
するために造膜助剤を添加してもよい。造膜助剤は一時
可塑剤ともよばれポリマーラテックスの最低造膜温度を
低下させる有機化合物(通常有機溶剤)で、例えば前述
の「合成ラテックスの化学(室井宗一著、高分子刊行会
発行(1970))」に記載されている。
【0025】本発明のポリマーラテックスに用いられる
ポリマー種としてはアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ゴム系樹脂、塩化
ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリオレフィン樹
脂、またはこれらの共重合体などがある。ポリマーとし
ては直鎖のポリマーでも枝分かれしたポリマーでも、ま
た架橋されたポリマーでも良い。またポリマーとしては
単一のモノマーが重合したいわゆるホモポリマーでも良
いし、2種以上のモノマーが重合したコポリマーでも良
い。コポリマーの場合はランダムコポリマーでもブロッ
クコポリマーでも良い。ポリマーの分子量は数平均分子
量で5,000〜1,000,000、好ましくは1
0,000〜100,000程度が好ましい。分子量が
小さすぎるものは画像形成層の力学強度が不十分であ
り、大きすぎるものは製膜性が悪く好ましくない。
【0026】本発明の熱現像感光材料の画像形成層のバ
インダーとして用いられるポリマーラテックスの具体例
としては以下のようなものがある。メチルメタクリレー
ト/エチルアクリレート/メタクリル酸コポリマーのラ
テックス、メチルメタクリレート/2エチルヘキシルア
クリレート/スチレン/アクリル酸コポリマーのラテッ
クス、スチレン/ブタジエン/アクリル酸コポリマーの
ラテックス、スチレン/ブタジエン/ジビニルベンゼン
/メタクリル酸コポリマーのラテックス、メチルメタク
リレート/塩化ビニル/アクリル酸コポリマーのラテッ
クス、塩化ビニリデン/エチルアクリレート/アクリロ
ニトリル/メタクリル酸コポリマーのラテックスなど。
また、このようなポリマーは市販もされていて、以下の
ようなポリマーが利用できる。例えばアクリル樹脂の例
として、セビアンA−4635,46583、4601
(以上ダイセル化学工業(株)製)、Nipol Lx
811、814、821、820、857(以上日本ゼ
オン(株)製)など、ポリエステル樹脂としては、FI
NETEX ES650、611、675、850(以
上大日本インキ化学(株)製)、WD−size、WM
S(以上イーストマンケミカル製)など、ポリウレタン
樹脂としてはHYDRAN AP10、20、30、4
0(以上大日本インキ化学(株)製)など、ゴム系樹脂
としてはLACSTAR 7310K、3307B、4
700H、7132C(以上大日本インキ化学(株)
製)、Nipol Lx416、410、438C、2
507(以上日本ゼオン(株)製)など、塩化ビニル樹
脂としてはG351、G576(以上日本ゼオン(株)
製)など、塩化ビニリデン樹脂としてはL502、L5
13(以上旭化成工業(株)製)、アロンD7020、
D504、D5071(以上三井東圧(株)製)など、
オレフィン樹脂としてはケミパールS120、SA10
0(以上三井石油化学(株)製)などを挙げることがで
きる。これらのポリマーは単独で用いてもよいし、必要
に応じて2種以上ブレンドして用いても良い。
【0027】本発明の写真構成層は水系の塗布液を塗布
後乾燥して調製する。ただし、ここで言う「水系」とは
塗布液の溶媒(分散媒)の60質量%以上が水であるこ
とをいう。塗布液溶媒の水以外の成分はメチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、メチ
ルセルソルブ、エチルセルソルブ、ジメチルホルムアミ
ド、酢酸エチルなどの水混和性の有機溶媒を用いること
ができる。具体的な溶媒組成の例としては、水のほか、
以下のようなものがある。水/メタノール=90/1
0、水/メタノール=70/30、水/エタノール=9
0/10、水/イソプロパノール=90/10、水/ジ
メチルホルムアミド=95/5、水/メタノール/ジメ
チルホルムアミド=80/15/5、水/メタノール/
ジメチルホルムアミド=90/5/5。(ただし数字は
質量%を表す。) 本発明の写真構成層の全バインダー量は0.2〜30g
/m2、より好ましくは1〜15g/m2の範囲が好まし
い。本発明の写真構成層には架橋のための架橋剤、塗布
性改良のための界面活性剤などを添加してもよい。
【0028】本発明で用いられるフタラジン誘導体は、
下記一般式(1)で表される。
【0029】
【化1】
【0030】一般式(1)中、Rはアルキル基を表し、
mは1以上4以下の整数を表す。m≧2の場合、複数の
Rはそれぞれ同一であっても異なっていても良い。
【0031】Rで表されたアルキル基の好ましい例とし
ては炭素数1〜8であり、より好ましくは炭素数1〜5
である。例えば、メチル、エチル、n−プロピル、is
o−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、tert
−ブチル、tert−アミル、n−オクチルが挙げられ
る。mは1以上4以下の整数を表す。m≧2の場合、複
数のRはそれぞれ同一であっても異なっていても良く、
これらのアルキル基の組み合わせの内で融点が130℃
以下の化合物が好ましい。このような化合物には常温
(15℃程度の温度)で液状であるものも含まれる。
【0032】以下に一般式(1)で表される化合物で、
融点が130℃以下の化合物の例を挙げるが、本発明は
これらに限定されるものではない。
【0033】
【化2】
【0034】本発明における塗布速度は、50m/mi
n以上400m/minが好ましく、80m/min以
上250m/min以下がより好ましい。50m/mi
n以上では銀色調が良好であり、リニアリティも良好で
ある。理由は定かではないが、塗布液が上記範囲で搬送
されている支持体に塗布される場合は、急激に塗布液が
引き伸ばされ、針状の有機銀の配向が整列することが原
因ではないかと推定される。400m/min以下の場
合は、より均一な塗布ができ好ましい。
【0035】乾燥工程とは支持体に塗布液が塗布された
直後から(塗布されているときは搬送ローラーには接
触)、含水率が20%までの工程を指す(含水率とは支
持体に塗布された固形分を23℃20%RHで測定した
質量に対する水分の質量%)。塗布液2に増粘剤を含有
させることにより請求項1における塗布液の粘度にする
ことができる。
【0036】増粘剤とは、水に溶解あるいは分散し、2
0質量%の溶液あるいは分散液の状態の25℃における
粘度が10cP以上100,000cP以下であり、5
℃における粘度が25℃における粘度の1.5倍以上で
あるものを指し、高分子多糖類等がある。好ましい物質
としてはゼラチン、グアガム、カゼイン、ペクチン、繊
維素グリコール酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、
ポリアクリル酸ナトリウム、寒天、カラギーナン、グル
テン、キサンタン、メチルセルロース、ローカストビー
ンガム、ガラクタン、コンニャクマンナン等があり、キ
サンタン、ローカストビーンガム、カラギーナン、コン
ニャクマンナンがより好ましい。また、ポリビニルアル
コール類も好ましい。
【0037】増粘を促進するために硼酸塩を添加するこ
とが好ましい。具体的には、アルカリ土類金属硼酸塩、
アンモニウム硼酸塩、アミン硼酸塩であり、例えば硼酸
アンモニウム、硼酸カルシウム、メタ硼酸ナトリウム、
四硼酸ナトリウム、四硼酸水素メチルアンモニウムが好
ましい。ポリビニルアルコール類に硼酸や硼砂を添加す
ることも好ましい。
【0038】無機化合物の増粘剤としては、コロイド性
ケイ酸アルミニウムが好ましく、下記一般式で表される
ものが好ましい。
【0039】(X,Y)2-3(Si,Al)410(O
H)213・nH2O 但し、X=Al,Fe(III),Mn(III),Cr(II
I)Y=Mg,Fe(II),Ni,Zn,Li,Mn(I
I)Z=K,Na,1/2Ca,1/2Mgで表され、
具体的には、例えば、モンモリロナイト、サポナイトお
よびヘクトライト等の天然または合成(この場合、式中
の(OH)基がフッ素で置換されたもの)のモンモリロ
ナイト群(市販品ではビーガム、クニピア、ラポナイト
等がある)およびナトリウムシリリックマイカやナトリ
ウムまたはリチウムテニオライトの名で知られる合成雲
母(市販品ではダイモナイト;トピー工業(株)等があ
る)等が挙げられる。但し、ベントナイト、合成雲母の
効果は小さく、あまり好ましくはない。
【0040】無機化合物の増粘剤の増粘を促進するため
に脂肪酸及びまたは四級アンモニウム塩を添加すること
が好ましい。具体的にはオレイン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリ
ン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン
酸、ドコサヘキサエン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシ
ステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸等がある。
【0041】本発明に用いる第四級アンモニウム塩は下
記一般式(2)で表されるものを挙げることができる。
【0042】
【化3】
【0043】式中、R1は炭素数10〜22のアルキル
基またはベンジル基、R2はメチル基または炭素数10
〜22のアルキル基、R3とR4は炭素数1〜3のアルキ
ル基またはヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子ま
たはメチルサルフェート残基で表されるものである。
【0044】具体的には、例えば、ドデシルトリメチル
アンモニウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、アラキルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘ
ニルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリスチルジ
メチルエチルアンモニウムクロライド、セチルジメチル
エチルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルエ
チルアンモニウムクロライド、アラキルジメチルエチル
アンモニウムクロライド、ベヘニルジメチルエチルアン
モニウムクロライド、ミリスチルジエチルメチルアンモ
ニウムクロライド、セチルジエチルメチルアンモニウム
クロライド、ステアリルジエチルメチルアンモニウムク
ロライド、アラキルジエチルメチルアンモニウムクロラ
イド、ベヘニルジエチルメチルアンモニウムクロライ
ド、ベンジルジエチルメチルアンモニウムクロライド、
ベンジルジメチルセチルアンモニウムクロライド、ベン
ジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド、ベン
ジルジメチルベヘニルアンモニウムクロライド、ベンジ
ルメチルエチルセチルアンモニウムクロライド、ベンジ
ルメチルエチルステアリルアンモニウムクロライド、ジ
ベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムクロライドお
よび相当するプロミド等、さらにジパルミチルプロピル
エチルアンモニウムメチルサルフェート等が挙げられ
る。
【0045】本発明の実施にあたっては、これらのうち
一種または二種以上が任意に選択される。本発明のゲル
化促進剤は、塗布液2を塗布時の温度より15℃以上低
い温度でゲル化を促進するものであり、上述した増粘を
促進する化合物が挙げられる。本発明のゲル化とはゼリ
ー状に固化した状態になることをいい、物理的性質の変
化として少なくとも 1)ゲル化が起こった点で冷却曲線の折れ目を生ずる、 2)散乱光の強さが急激に増す、或いは 3)機械的性質、特に粘性率、剛性率などが急激に増す
などの変化を生ずる。本発明に用いられる有機銀塩、感
光性ハロゲン化銀、還元剤、増感色素、各種添加剤等に
ついては、特開平11−282124号、同2000−
98534号等に記載されているものを用いることがで
きる。
【0046】本発明において硬調化剤を併用しても良
い。具体的化合物としては特開2000−35630号
の一般式(1),(2),(3)で表される化合物や、
特開平11−218877号の段落番号「0154」〜
「0161」に記載されているようなヒドラジン化合物
が挙げられる。
【0047】本発明の熱現像感光材料は下記の方法で製
造される。 1.少なくとも、有機銀塩、感光性ハロゲン化銀及び還
元剤を含有する塗布液1で形成される写真構成層の30
質量%以上となる量のポリマーラテックスを含み、溶媒
の60質量%以上が水である塗布液1と、塗布液2で形
成される写真構成層の50質量%以上となる量のポリマ
ーラテックスを含み、溶媒の60質量%以上が水であ
り、かつ25℃における粘度が50cP以上1,000
cP以下で、5℃における粘度が25℃における粘度よ
り1.5倍以上大きい塗布液2を、支持体に対して塗布
液2が塗布液1の外側になるように同時塗布することを
特徴とする熱現像感光材料の製造方法。
【0048】2.前記塗布液2により作製された写真構
成層が、支持体に対して最上層であることを特徴とする
前記1記載の熱現像感光材料の製造方法。
【0049】3.前記塗布液2のポリマーラテックスの
ガラス転移点が25℃以上70℃以下であることを特徴
とする前記1記載の熱現像感光材料の製造方法。
【0050】4.少なくとも、前記塗布液1及び塗布液
2のいずれかにフタラジン誘導体を含有することを特徴
とする前記1、前記2又は前記3記載の熱現像感光材料
の製造方法。
【0051】5.塗布速度が50m/min以上400
m/min以下で作製されたことを特徴とする前記1〜
4のいずれか1項記載の熱現像感光材料の製造方法。
【0052】6.前記塗布の乾燥工程が搬送ローラーに
対し非接触乾燥で作製されたことを特徴とする前記5記
載の熱現像感光材料の製造方法。
【0053】7.少なくとも、有機銀塩、感光性ハロゲ
ン化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写真
構成層の30質量%以上となる量のポリマーラテックス
を含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1と、
塗布液2で形成される写真構成層の50質量%以上とな
る量のポリマーラテックスを含み、かつ増粘剤を含み、
溶媒の60質量%以上が水であり、25℃における粘度
が50cP以上1,000cP以下である塗布液2を、
支持体に対して塗布液2が塗布液1の外側になるように
同時塗布することを特徴とする熱現像感光材料の製造方
法。
【0054】8.増粘剤が塗布液2を塗布時の温度より
15℃以上低い温度でゲル化することを特徴とする前記
7記載の熱現像感光材料の製造方法。
【0055】9.塗布液2がゲル化促進剤を含むことを
特徴とする前記7又は8記載の熱現像感光材料の製造方
法。
【0056】10.少なくとも、有機銀塩、感光性ハロ
ゲン化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写
真構成層の30質量%以上となる量のポリマーラテック
スを含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1
と、塗布液2で形成される写真構成層の50質量%以上
となる量のポリマーラテックスを含み、溶媒の60質量
%以上が水であり、塗布時の温度より15℃以上低い温
度でゲル化する塗布液2を、支持体に対して塗布液2が
塗布液1の外側になるように同時塗布することを特徴と
する熱現像感光材料の製造方法。
【0057】11.塗布液2がゲル化促進剤を含むこと
を特徴とする前記10記載の熱現像感光材料の製造方
法。
【0058】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0059】実施例1 (ハロゲン化銀粒子Aの調製)水650mlにフタル化
ゼラチン11g、臭化カリウム30mgおよびベンゼン
チオスルホン酸ナトリウム10mgを溶解して、温度5
5℃にてpHを5.0に合わせた後、硝酸銀18.6g
を含む水溶液159mlと臭化カリウム水溶液をpAg
7.7に保ちながらコントロールドダブルジェット法で
6分30秒間かけて添加した。次いで、硝酸銀55.5
gを含む水溶液476mlと臭化カリウム水溶液をpA
g7.7に保ちながらコントロールドダブルジェット法
で28分30秒かけて添加した。その後pHを下げて凝
集沈降させて脱塩処理をし、下記化合物A0.17g、
脱イオンゼラチン(カルシウム含有量として20ppm
以下)23.7gを加え、pH5.9、pAg8.0に
調整した。
【0060】得られた粒子は平均粒子サイズ0.11μ
m(投影面積直径)、投影面積直径の変動係数8%、
(100)面比率93%の立方体粒子であった。
【0061】このようにして得られた粒子に対し、温度
を60℃に昇温して、銀1モル当たり76μモルのベン
ゼンチオスルホン酸ナトリウムを添加し、3分後にチオ
硫酸ナトリウム154μモルを添加して、100分間熟
成した。
【0062】その後、40℃に温度を保ち、下記増感色
素Aをハロゲン化銀の銀1モルに対して6.4×10-4
モル、下記化合物Bをハロゲン化銀の銀1モルに対して
6.4×10-3モル撹拌しながら添加し、20分後に3
0℃に急冷してハロゲン化銀粒子Aの調製を終了した。
【0063】
【化4】
【0064】(有機酸銀分散物の調製)アラキジン酸
4.4g、ベヘン酸39.4g、蒸留水770mlを8
5℃で攪拌しながら、1mol/lNaOH水溶液10
3mlを60分かけて添加して240分反応させ、75
℃に降温した。次いで、硝酸銀19.2gの水溶液11
2.5mlを45秒かけて添加し、そのまま20分間放
置し、30℃に降温した。その後、吸収濾過で固形分を
濾別し、固形分を濾水の伝導度が30μS/cmになる
まで水洗した。
【0065】こうして得られた固形分は、乾燥させない
でウェットケーキとして取り扱い、乾燥固形分100g
相当のウェットケーキに対し、ポリビニルアルコール
(クラレ(株)製;PVA−205)10gおよび水を
添加し、全体量を500gとしてからホモミキサーにて
予備分散した。
【0066】次に予備分散済みの原液を分散機(商品
名:マイクロフルイダイザーM−11OS−EH、マイ
クロフルイデックス・インターナショナル・コーポレー
ション製、G10Zインタラクションチャンバー使用)
の圧力を1750kg/cm2に調節して、三回処理
し、体積加重平均直径0.93μmの有機酸銀微結晶分
散物の調製を終了した。粒子サイズの測定は、Malv
ern Instruments Ltd.製Mast
er SizerXにて行った。冷却操作は、蛇管式熱
交換器をインタラクションチャンバーの前後に各々装着
し、冷媒の温度を調節することで所望の分散温度に設定
した。
【0067】(1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5
−ジメチルフェニル)−3,5,5−トリメチルヘキサ
ンの固体微粒子分散物の調製)1,1−ビス(2−ヒド
ロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,5,5−ト
リメチルヘキサン20gに対してクラレ(株)製MPポ
リマーのMP203を3.0gと水77ml添加して良
く撹拌してスラリーとして3時間放置した。その後、
0.5mmのジルコニア製ビーズ360gを用意してス
ラリーと一緒にベッセルに入れ、分散機(1/4Gサン
ドグラインダーミル:アイメックス(株)製)にて3時
間分散し、還元剤固体微粒子分散物を調製した。粒子径
は、粒子の80質量%が0.3μm以上1.0μm以下
であった。
【0068】(トリブロモメチルフェニルスルホンの固
体微粒子分散物の調製)トリブロモメチルフェニルスル
ホン30gに対してヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス0.5g、化合物Cの0.5gと水88.5gを添加
して良く攪拌してスラリーとして3時間放置した。その
後、還元剤固体分散物の調製と同様にしてカブリ防止剤
の固体微粒子分散物を調製した。粒子径は80質量%が
0.3μm以上1.0μm以下であった。
【0069】(乳剤層塗布液の調製)先に調製した有機
酸銀微結晶分散物の銀1モルに対して、以下のバインダ
ー、素材およびハロゲン化銀粒子Aを添加し、更に塗布
時のウェット膜厚が60μmになるように水を加えて乳
剤層塗布液とした。
【0070】 バインダー;ラックスター3307B 固形分として 470g (大日本インキ化学工業(株)製;SBRラテックスでガラス転移温度17℃) 1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル) −3,5,5−トリメチルヘキサン 固形分として 110g トリブロモメチルフェニルスルホン 固形分として 25g ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム 0.25g ポリビニルアルコール(クラレ(株)製MP−203) 46g フタラジン 0.12モル 染料A 0.62g ハロゲン化銀粒子A Ag量として0.05モル
【0071】
【化5】
【0072】(バック/下塗り層のついたPET支持体
の作製) (1)支持体 テレフタル酸とエチレングリコールを用い、常法に従
い、固有粘度IV=0.66(フェノール/テトラクロ
ルエタン=6/4(質量比)中25℃で測定)のPET
を得た。これをペレット化した後、製膜後の透過濃度が
0.17となるように青み付け染料を添加し、130℃
で4時間乾燥した後、300℃で溶融後T型ダイから押
し出した後急冷し、未延伸フィルムを作製した。
【0073】これを周速の異なるロールを用い3.3倍
に縦延伸、ついでテンターで4.5倍に横延伸を実施し
た。この時の温度はそれぞれ、110℃、130℃であ
った。この後、240℃で20秒間熱固定後これと同じ
温度で横方向に4%緩和した。この後テンターのチャッ
ク部をスリットした後、両端にナール加工を行い、4.
8kg/cm2で巻き取った。このようにして、幅2.
4m、長さ3500m、厚み175μmの青み着色され
たロールを得た。
【0074】 (2)下塗り層 下塗り層(a)塗布液 ポリマーラテックス−1 スチレン/ブタジエン/ヒドロキシエチルメタクリレート/ジビニルベンゼン =67/30/2.5/0.5(質量%) 160mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン 4mg/m2 マット剤(ポリスチレン、平均粒径2.4μm) 3mg/m2 (3)導電層塗布液 ジュリマーET−410(日本純薬(株)製) 38mg/m2 SnO2/Sb(9/1質量比、平均粒子径0.25μm) 120mg/m2 マット剤(ポリメチルメタクリレート、平均粒子径5μm) 7mg/m2 メラミン 13mg/m2 (4)バッキング層塗布液 固形分27.5%のポリマーラテックス(メチルメタク
リレート/スチレン/2−エチルヘキシルアクリレート
/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/メタクリル酸
=59/9/26/5/1の共重合体でガラス転位点5
5℃)の10gに水3.75gを加え、染料Aを780
nmの光学濃度が0.8となる量を加え、造膜剤として
ベンジルアルコール4.5g化合物D0.45g、化合
物E0.125g、ポリビニルアルコール(クラレ株
製、PVA−217)2.25gを加え、更に塗布時の
ウェット膜厚が60μmとなるように水を加えて塗布液
とした。
【0075】 (5)保護層塗布液 固形分27.5%のポリマーラテックス(メチルメタクリレート/スチレン/ 2−エチルヘキシルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/ メタクリル酸=59/9/26/5/1の共重合体でガラス転位点55℃) 固形分として 3g/m2 ケミパールS−120(三井石油化学(株)製) 500mg/m2 スノーテックス−C(日産化学(株)製) 40mg/m2 デナコールEX−614B(長瀬化成工業(株)製) 30mg/m2 水 ウェット膜厚が10μmとなる量 支持体の両面に下塗り層(a)と導電層を順次塗布し、
それぞれ180℃、4分間乾燥した。次いで導電層を塗
布した側に、バッキング層塗布液と保護層塗布液を塗布
乾燥し、バック層/下塗り層のついたPET支持体を作
製した。このときの乾燥条件は図1に示した。但し、塗
布スピードは30m/minとした。また、バッキング
層と保護層のウェット膜厚はそれぞれ60μmと10μ
mとした。図1において、搬送ローラーは総てローラー
の表面の微細な穴から空気を吹き出し、感光材料との接
触のないように塗布を行った。図中DBは乾球温度、W
Bは湿球温度、RHは相対湿度を示す。
【0076】このようにして作製したバック層/下塗り
層のついたPET支持体を160℃に設定した全長30
mの熱処理ゾーンに入れ、張力14g/cm2、搬送速
度20m/分で自重搬送した。その後で、40℃のゾー
ンに15秒間通し、10kg/cm2の巻き取り張力で
巻き取った。
【0077】(乳剤面保護層塗布液の調製)固形分2
7.5%のポリマーラテックス(メチルメタクリレート
/スチレン/2−エチルヘキシルアクリレート/2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート/メタアクリル酸=59
/9/26/5/1の共重合体でガラス転移温度55
℃)109gにH2O3.75gを加え、造膜助剤とし
てベンジルアルコール4.5g、化合物D0.45g、
化合物E0.125g、4−メチルフタル酸0.012
5モル、およびポリビニルアルコール(クラレ(株)
製、PVA−217)2.25gを加え、さらにH2
を加えて150gとし、表1に示す化合物を25℃の塗
布液粘度が表1に示す値になるような量を添加して塗布
液とした。
【0078】
【化6】
【0079】(熱現像感光材料の作製)前記バック/下
塗り層のついたPET支持体の下塗り層の上に前記乳剤
層塗布液を塗布銀量が1.6g/m2になるように塗布
した。さらにその上に前記乳剤面保護層塗布液をポリマ
ーラテックスの固形分の塗布量が2.0g/m2になる
ようにし、熱現像感光材料1〜25を作製した。乳剤層
塗布液の塗布時のウェット膜厚は60μm、乳剤面保護
層塗布液の塗布時のウェット膜厚は12μmであった。
この時の乾燥工程の断面の概略と条件は図1に示す。乳
剤面側の塗布速度は100m/minで行った。
【0080】塗布された感光材料は半切サイズに断裁加
工した。断裁環境は23℃50%RHであった。
【0081】評価方法 粘度測定 東機産業のE Type Viscometer(回転
粘度計)で測定した。
【0082】濃度ムラ 半切に断裁された感光材料の乳剤面側から、高周波重畳
にて波長800nm〜820nmの縦マルチモード化さ
れた半導体レーザーを露光源とした露光機によりレーザ
ー走査による露光を与えた。この際に、感光材料の露光
面と露光レーザー光の角度を75度として画像を形成し
た。現像後の濃度が1.5〜2.0の範囲に入るような
一定の露光量で露光した。
【0083】その後ヒートドラムを有する自動現像機を
用いて感光材料の保護層とドラム表面が接触するように
して、120℃で15秒熱現像処理した。濃度ムラを目
視で10段階評価した。「10」は、濃度ムラが全く見
えないレベルで、「8」は試料をシャーカステン上で細
かく動かすと極わずかにムラが確認できるが全く問題な
いレベル、「5」は明らかにムラが確認できるが実用上
の下限レベル、「3」は50%以上のユーザーから濃度
ムラの指摘を受け実用不可レベル。
【0084】指紋跡 露光前に23℃50%RH環境下で、市販のウェットテ
ィッシュに人差し指の腹の部分を押しあて、その後、試
料の乳剤面側にその指をすばやく10回場所をずらして
押し当てた(ウェットティッシュに押し当てたのは1回
のみ)。その後、現像後の濃度が2.0〜2.5の範囲
に入るような一定の露光量で露光し、ヒートドラムを有
する自動現像機を用いて感光材料の保護層とドラム表面
が接触するようにして、120℃で15秒熱現像処理し
た。この時の指紋跡の濃度低下が何回目まで識別できる
かを10段階評価した。「10」は全く指紋跡が確認さ
れないレベル、「8」は最初から2回目までは確認でき
るレベル、「5」は5回目まで確認できるレベルとし
た。
【0085】色調 銀色調の評価用として、現像後の濃度が1.1±0.0
5になるように露光現像した試料を作製した。この試料
を色温度7700ケルビン、照度11600ルクスの光
源台で100時間照射し、下記基準で銀の色調を評価し
た。品質保証上問題のないランクは7以上である。
【0086】評価基準 10:純黒調で全く黄色みを感じない 8:純黒ではないが、ほとんど黄色みを感じない 7:極わずかに黄色みを感じる 6:試料の面積で30%程度に当たる部分にわずかに黄
色みを感じる 5:50%程度の部分にわずかに黄色みを感じる 3:全面にわずかに黄色みを感じる 1:一見して黄色みが感じられる
【0087】
【表1】
【0088】表1から、本発明の構成において、濃度ム
ラ、指紋跡、銀色調が改良されていることが分かる。
【0089】実施例2 実施例1と同様に試料を作製したが、下記内容のみを変
更した。
【0090】(1)乳剤層塗布液に、更に下記硬調化剤
H−1とH−2をそれぞれ2.0g、1.0gを添加し
た。
【0091】
【化7】
【0092】(2)実施例1と同様に、但し、青み付け
染料は添加しない未延伸フィルムを作製した。得られた
未延伸フィルムを、周速の異なるロールを用い3.3倍
に縦延伸、ついでテンターで4.5倍に横延伸を実施し
た。この時の温度はそれぞれ、110℃、130℃であ
った。この後、240℃で20秒間熱固定後これと同じ
温度で横方向に4%緩和した。この後テンターのチャッ
ク部をスリットした後、両端にナール加工を行い、4.
8kg/cm2で巻き取った。このようにして、幅2.
4m、長さ3500m、厚み120μmのロールを得
て、これを支持体として使用した。
【0093】(3)乳剤面保護層塗布液の調製を実施例
1と同様に行ったが、表2に示す化合物を25℃の塗布
液粘度が表2に示す値になるような量を添加して塗布液
とした。
【0094】(4)熱現像感光材料の作製において、塗
布された感光材料は458mm×40m巻きのロールに
加工した。ロール加工条件は、23℃50%RHの環境
下で3インチの紙コアに巻いた。紙コアは50℃、5%
RHの条件下に48時間放置したものを使用した。
【0095】評価方法 リニアリティ ロール試料をイメージセッターECRM Mako 4
650に装填し、理論上90%となる網点が測定値90
%となる露光条件でリニアリティ補正なしで理論上10
%の網点となる画像を露光した。この時の現状条件は、
Kodak DryView Processor27
71の標準現像条件とした。リニアリティの値は10%
に近いほど良い。
【0096】
【表2】
【0097】本発明の構成において、濃度ムラ、指紋
跡、リニアリティが改良されていることが分かる。
【0098】実施例3 乳剤面保護層塗布液のポリマーラテックスを表3に示す
化合物にした以外は、実施例1と同様に行った。結果を
表3に示す。
【0099】評価方法 ローラーマーク 蛍光灯下で10秒間曝写した試料をKodak Dry
View Processor2771の標準現像条件
で処理し、試料表面のローラーマークを目視で10段階
評価した。
【0100】10:全く見られないレベル 8:わずかに発生しているが通常のユーザー使用環境下
では気がつかないレベル 6:反射光で見るとはっきり発生しているのがわかる
が、実用上問題ないレベル 5:実用上下限レベル 3:一目で発生がわかり実用上不可レベル
【0101】
【表3】
【0102】ハロゲン化銀粒子を含有する層より外側に
ある層の主バインダーのTgが25℃以上70℃以下で
あるほうが、より改良されていることが分かる。
【0103】実施例4 実施例2と同様に試料を作製したが、硬調化剤H−1、
H−2を下記H−3、H−4に変更した。添加量は、そ
れぞれ4.5gと2.0gである。また、乳剤面保護層
塗布液のポリマーラテックスを表4に示す化合物とし
た。
【0104】
【化8】
【0105】
【表4】
【0106】ハロゲン化銀粒子を含有する層より外側に
ある層の主バインダーのTgが25℃以上70℃以下で
あるほうが、より改良されていることが分かる。
【0107】実施例5 実施例3と同様に行ったが、フタラジンの代わりに表5
に示すフタラジン誘導体を添加した塗布水準も作製し
た。
【0108】
【表5】
【0109】フタラジン誘導体の方がより改良されてい
ることが表より明らかである。 実施例6 実施例4と同様に行ったが、フタラジンの代わりに表6
に示すフタラジン誘導体を添加した塗布水準も作製し
た。
【0110】
【表6】
【0111】フタラジン誘導体の方がより改良されてい
ることが表より明らかである。 実施例7 実施例1と同様に行ったが、表7に示す速度で塗布を行
った。
【0112】塗布速度が、200、400、500m/
minの場合は、図1に示す乾燥条件では巻き取りまで
に乾燥しきらないので下記条件とした。
【0113】200m/min:ゾーン8から10のD
Bを60℃、WBを27℃、相対湿度35%RHとし
た。
【0114】400m/min:ゾーン6から10のD
Bを60℃、WBを27℃、相対湿度35%RHとし
た。
【0115】500m/min:ゾーン5から10のD
Bを60℃、WBを27℃、相対湿度35%RHとし
た。
【0116】
【表7】
【0117】塗布速度が50m/min以上400m/
min以下の領域でより改良されていることが表7から
明らかである。
【0118】実施例8 実施例2と同様に行ったが、表8に示す速度で塗布を行
った。
【0119】塗布速度が、200、400、500m/
minの場合は、図1に示す乾燥条件では巻き取りまで
に乾燥しきらないので下記条件とした。
【0120】200m/min:ゾーン8から10のD
Bを60℃、WBを27℃、相対湿度35%RHとし
た。
【0121】400m/min:ゾーン6から10のD
Bを60℃、WBを27℃、相対湿度35%RHとし
た。
【0122】500m/min:ゾーン5から10のD
Bを60℃、WBを27℃、相対湿度35%RHとし
た。
【0123】
【表8】
【0124】塗布速度が50m/min以上400m/
min以下の領域でより改良されていることが表8から
明らかである。
【0125】実施例9 実施例1と同様に行ったが、乾燥工程の搬送ローラーの
細孔からエアーを出し、支持体をローラー表面から約
0.1mm浮かせて非接触として搬送した。搬送速度は
130m/minで行った。乾燥条件は図1に示す条件
である。
【0126】ゾーン1からゾーン10の搬送ローラーに
は、円周方向にスパイラルを描くように約1cm間隔で
直径0.5mmの細孔が開けられており、この細孔から
エアーを出して支持体を浮かせた。
【0127】
【表9】
【0128】搬送ローラーに非接触とすることにより、
より改良されていることが表9から明らかである。
【0129】実施例10 実施例2と同様に行ったが、乾燥工程の搬送ローラーの
細孔からエアーを出し、支持体をローラー表面から約
0.1mm浮かせて非接触として搬送した。搬送速度は
130m/minで行った。乾燥条件は図1に示す条件
である。
【0130】ゾーン1からゾーン10の搬送ローラーに
は、円周方向にスパイラルを描くように約1cm間隔で
直径0.5mmの細孔が開けられており、この細孔から
エアーを出して支持体を浮かせた。
【0131】
【表10】
【0132】搬送ローラーに非接触とすることにより、
より改良されていることが表10から明らかである。
【0133】本実施例ではバッキング層/保護層は別途
塗布を行ったが、バッキング側の保護層に増粘剤を添加
することによって、塗布スピードを上げることができ、
生産性アップができることを確認した。
【0134】更に、バッキング塗布用コーター→冷却セ
ットゾーン→乳剤面側塗布コーター→冷却セットゾーン
→乾燥というように一度にバッキングと乳剤面側を同時
塗布できることも確認した。
【0135】
【発明の効果】本発明により、画像の色調、濃度ムラ及
びリニアリティが改良された熱現像感光材料を提供する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥条件を示す模式図である。
【符号の説明】
DB 乾球温度 WB 湿球温度 RH 相対湿度

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、有機銀塩、感光性ハロゲン
    化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写真構
    成層の30質量%以上となる量のポリマーラテックスを
    含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1と、塗
    布液2で形成される写真構成層の50質量%以上となる
    量のポリマーラテックスを含み、溶媒の60質量%以上
    が水であり、かつ25℃における粘度が50cP以上
    1,000cP以下で、5℃における粘度が25℃にお
    ける粘度より1.5倍以上大きい塗布液2を、支持体に
    対して塗布液2が塗布液1の外側になるように同時塗布
    して作製したことを特徴とする熱現像感光材料。
  2. 【請求項2】 前記塗布液2により作製された写真構成
    層が、支持体に対して最上層であることを特徴とする請
    求項1記載の熱現像感光材料。
  3. 【請求項3】 前記塗布液2のポリマーラテックスのガ
    ラス転移点が25℃以上70℃以下であることを特徴と
    する請求項1記載の熱現像感光材料。
  4. 【請求項4】 少なくとも、前記塗布液1及び塗布液2
    のいずれかにフタラジン誘導体を含有することを特徴と
    する請求項1、請求項2又は請求項3記載の熱現像感光
    材料。
  5. 【請求項5】 塗布速度が50m/min以上400m
    /min以下で作製されたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項記載の熱現像感光材料。
  6. 【請求項6】 前記塗布の乾燥工程が搬送ローラーに対
    し非接触乾燥で作製されたことを特徴とする請求項5記
    載の熱現像感光材料。
  7. 【請求項7】 少なくとも、有機銀塩、感光性ハロゲン
    化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写真構
    成層の30質量%以上となる量のポリマーラテックスを
    含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1と、塗
    布液2で形成される写真構成層の50質量%以上となる
    量のポリマーラテックスを含み、かつ増粘剤を含み、溶
    媒の60質量%以上が水であり、25℃における粘度が
    50cP以上1,000cP以下である塗布液2を、支
    持体に対して塗布液2が塗布液1の外側になるように同
    時塗布して作製したことを特徴とする熱現像感光材料。
  8. 【請求項8】 増粘剤が塗布液2を塗布時の温度より1
    5℃以上低い温度でゲル化することを特徴とする請求項
    7記載の熱現像感光材料。
  9. 【請求項9】 塗布液2がゲル化促進剤を含むことを特
    徴とする請求項7又は請求項8記載の熱現像感光材料。
  10. 【請求項10】 少なくとも、有機銀塩、感光性ハロゲ
    ン化銀及び還元剤を含有する塗布液1で形成される写真
    構成層の30質量%以上となる量のポリマーラテックス
    を含み、溶媒の60質量%以上が水である塗布液1と、
    塗布液2で形成される写真構成層の50質量%以上とな
    る量のポリマーラテックスを含み、溶媒の60質量%以
    上が水であり、塗布時の温度より15℃以上低い温度で
    ゲル化する塗布液2を、支持体に対して塗布液2が塗布
    液1の外側になるように同時塗布して作製したことを特
    徴とする熱現像感光材料。
  11. 【請求項11】 塗布液2がゲル化促進剤を含むことを
    特徴とする請求項10記載の熱現像感光材料。
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