JP2002006302A - 液晶素子及びカラ−フィルタ− - Google Patents

液晶素子及びカラ−フィルタ−

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JP2002006302A
JP2002006302A JP2000182626A JP2000182626A JP2002006302A JP 2002006302 A JP2002006302 A JP 2002006302A JP 2000182626 A JP2000182626 A JP 2000182626A JP 2000182626 A JP2000182626 A JP 2000182626A JP 2002006302 A JP2002006302 A JP 2002006302A
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electrode
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crystal element
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JP2000182626A
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Kazuo Inoue
一生 井上
Kazuhiro Nishiyama
和廣 西山
Ichiro Sato
佐藤  一郎
Katsuhiko Kumakawa
克彦 熊川
Akio Takimoto
昭雄 滝本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の基板間に液晶を挟持しており、基板の
少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信号配
線、走査配線が形成されており、画素電極及び共通電極
の間に電圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶
素子において、表示品位の良好な液晶素子を得る。 【解決手段】 画素電極が形成されていない基板側に、
表面が凹凸構造を有しているブラックマトリクスを形成
する。このことにより、ゲ−ト電位部に偏在したイオン
がゲ−ト以外の電位が露出している部分(ブラックマト
リクス部)で電子を与え、非イオン化されるためにイオ
ンの偏在が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置や光シ
ャッタ−などに利用される液晶素子及び液晶表示装置や
プラズマディスプレイなどの文字、画像表示用装置に使
用されるカラ−フィルタ−に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶素子は薄型化、軽量化、低電圧駆動
が可能などの長所により腕時計、電子卓上計算機、パ−
ソナルコンピュ−タ−、パ−ソナルワ−ドプロセッサ−
などに利用されている。
【0003】従来主として用いられているTN(Twiste
d Nematic)型液晶素子は上下基板に電極を形成し、基
板に垂直な縦方向電界により液晶をスイッチングさせる
方式である。
【0004】これに対して、液晶素子の視野角を広げる
方式として、同一基板上に画素電極及び共通電極を形成
し、横方向の電界を印加することにより液晶分子を動作
させる横電界方式が提案されている。この方式はIPS
(In-Plane-Swiching)方式あるいは櫛形電極方式とも
呼ばれている(液晶ディスプレイ技術:産業図書p42参
照)。また、IPS方式の改良版として、電極間隔を狭
くして斜め電界を利用して駆動するFFSモ−ド(Frin
ge Field Swiching Mode)や対向基板側に電極を形成し
て斜め電界を利用するHSモ−ド(Hybrid Swiching Mo
de)などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】IPSパネルの構成を
図28,29に示す。
【0006】図28は従来のIPSの液晶素子の構成を
示す上面図である。図29(a)は図28のA−A'で
の断面図である。図29(b)は図28のB−B'での
断面図である。図29(c)は図28のC−C'での断
面図である。
【0007】従来のTN型液晶素子は電極が上下基板に
あるが、IPSパネルは電極が同一平面上に存在してい
る。
【0008】また、ドレイン14と接続された電極8、
9を画素電極と呼び、ドレイン14と接続されていない
電極5、6を共通電極と呼んでいる。
【0009】IPSパネルにおいて図52に示すように
電極間に導電性の異物50が存在する場合には電極間シ
ョ−トとなる。
【0010】図30に示すようにゲ−ト電極4と共通電
極6間に異物50があり、ゲ−ト電極と共通電極間がシ
ョ−トしている場合にはその接合部分(異物のある部
分)にレ−ザ−を照射して異物を除去する方法が用いら
れている。
【0011】しかし異物を除去した場合はその箇所の電
極も切断されており、ゲ−ト電極上部の絶縁膜が破壊さ
れ、ゲ−ト電極が露出してしまう。
【0012】ゲ−ト電極が露出した状態で高温動作をし
た場合にその部分に黒点状の表示ムラが発生してしまう
ことがわかった。
【0013】この原因としてはゲ−ト電位はほとんどの
期間が負電位になっているので、液晶中へ電子注入が起
こり、液晶層中にイオンが多数生成する、あるいは液晶
層中のイオンがゲ−トが露出した部分に集まり、イオン
の偏在が起こるためであると考えられる。この発生メカ
ニズムを示す模式図を図31に示す。図31では液晶中
へ注入される電子をe-とし、液晶中の物質Aがイオン
化されてA-となる様子を模式的に示している。
【0014】また基板と平行あるいは斜めの電界を印加
して広視野角を実現する液晶モ−ドでは従来シアノ系の
液晶を用いていた。シアノ系の液晶は高速化に有利であ
るが、液晶が分解しやすいために液晶内のイオン量が増
加しやすく黒点状のムラが発生しやすくなる。
【0015】黒点状のムラに関しては特開平10−20
6857号公報でも言及されている。特開平10−20
6857号公報によれば黒点状のムラは画素電極、ソ−
ス信号配線の保護層のクラック部分で電気化学反応が起
こり、イオン性物質が生成することによって液晶層の電
圧保持率が低下して発生するとしている。そしてその解
決法として保護膜の膜厚をこの保護膜に接する電極の膜
厚より0.4μm以上厚くする方法を考案されている。
しかしこの方法ではショ−ト対策のためにレ−ザ−を照
射して電極を切断すると保護膜がいくら厚くても保護膜
は破壊されてしまうので黒点状のムラは発生してしま
う。
【0016】また、液晶の比抵抗が1013Ω・cm以上
で、光学的な電圧保持率低下の原因となる絶縁膜を除去
し、電界を発生させる電極構造の一部を配向膜に直接接
して形成する方法が考案(特開平10−186391号
公報)されている。
【0017】しかし液晶の比抵抗が1013Ω・cm以上
の液晶では応答速度を速くすることが困難である。また
ただ単に電極構造の一部を配向膜に直接接するだけでは
不十分であった。筆者らが検討を行った結果その理由と
して、電極構造の一部を配向膜に直接接するだけでは液
晶中のイオン性物質を回収するための電極の面積が小さ
いためにやはり黒点状のムラが発生してしまうことがわ
かった。
【0018】また特開平10−186391号公報は他
方の基板に導電層を形成する方法も記述しているが、こ
れは静電気対策のためであり、また導電層の上にはオ−
バ−コ−トが形成されているので、本発明とは異なる。
【0019】また特開平10−186391号公報は液
晶の比抵抗が1013Ω・cm以上では表示の焼き付き現
象(ある一定パタ−ンを長時間表示した後、他のパタ−
ンに切り替えても前のパタ−ンが残る現象)が顕著に現
れてしまう。
【0020】また横電界方式の液晶素子において開口率
を高くするために、導電性のブラックマトリクスをコモ
ン電極と略同電位にしたり、ブラックマトリクスの上に
コモン電極と略同電位の導電膜を形成する方法(特開平
10−206867号公報)あるいは(特開平9−26
9504号公報)が考案されている。
【0021】これらの方法は本発明のようにイオンを回
収することが目的ではない。また先に述べたように黒点
状のムラの原因となる液晶中のイオン性物質はただ単に
電極を形成するだけでは液晶中のイオン性物質を回収す
るための電極の面積が小さいために黒点状のムラが発生
してしまう。
【0022】本発明は前記従来課題を考慮してなされた
ものであって、ゲ−ト電位が露出した場合でも黒点状の
表示ムラがなく良好な表示品位の液晶素子を得ることが
できる。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、一対の基板間に液晶を挟持して
おり、前記基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共
通電極、信号配線、走査配線が形成されており、前記画
素電極及び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子
の配列を変化させる液晶素子において、前記画素電極が
形成されていない基板側にブラックマトリクスが形成さ
れており、前記ブラックマトリクスの表面が凹凸構造を
有していることを特徴としている。
【0024】前記構成にすることにより、ゲ−ト電位部
に偏在したイオンがゲ−ト以外の電位が露出している部
分(ブラックマトリクス部)で電子を与え、非イオン化
されるためにイオンの偏在が起こらず、黒点状ムラの発
生を抑えることができる。特にブラックマトリクスの表
面に凹凸が形成されているので、イオンを回収する表面
積が大きく、十分な効果を得ることができる。
【0025】前記の目的を達成するために請求項2の発
明は、一対の基板間に液晶を挟持しており、前記基板の
少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信号配
線、走査配線が形成されており、前記画素電極及び前記
共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を変化さ
せる液晶素子において、前記画素電極が形成されている
基板側にブラックマトリクスが形成されており、前記ブ
ラックマトリクスの表面が凹凸構造を有していることを
特徴としている。
【0026】前記構成にすることにより、ゲ−ト電位部
に偏在したイオンがゲ−ト以外の電位が露出している部
分(ブラックマトリクス部)で電子を与え、非イオン化
されるためにイオンの偏在が起こらず、黒点状ムラの発
生を抑えることができる。特にブラックマトリクスの表
面に凹凸が形成されているので、イオンを回収する表面
積が大きく、十分な効果を得ることができる。
【0027】またブラックマトリクスが画素電極が形成
されている基板側(アレイ側)に形成されているので、
貼り合わせのマ−ジンが不用になり、開口率を大きくと
ることができる。
【0028】また請求項3の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線、走査配線が形成されて
おり、前記画素電極及び前記共通電極の間に電圧を印加
して液晶分子の配列を変化させる液晶素子において、前
記画素電極が形成されていない基板側に第3の電極が形
成されており、前記第3の電極の表面が凹凸構造を有し
ていることを特徴としている。
【0029】前記構成にすることにより、ゲ−ト電位部
に偏在したイオンがゲ−ト以外の電位が露出している部
分で電子を電極に与え、非イオン化されるためにイオン
の偏在が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることがで
きる。特に第3の電極の表面に凹凸が形成されているの
で、イオンを回収する表面積が大きく、十分な効果を得
ることができる。
【0030】また請求項4の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線、走査配線が形成されて
おり、前記画素電極及び前記共通電極の間に電圧を印加
して液晶分子の配列を変化させる液晶素子において、前
記画素電極が形成されている基板側に第3の電極が形成
されており、前記第3の電極の表面が凹凸構造を有して
いることを特徴としている。
【0031】前記構成にすることにより、ゲ−ト電位部
に偏在したイオンがゲ−ト以外の電位が露出している部
分で電子を電極に与え、非イオン化されるためにイオン
の偏在が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることがで
きる。特に第3の電極の表面に凹凸が形成されているの
で、イオンを回収する表面積が大きく、十分な効果を得
ることができる。
【0032】また請求項5の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線、走査配線が形成されて
おり、前記画素電極が形成されていない対向基板側に対
向電極が形成されており、前記画素電極及び前記共通電
極及び対向電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を
変化させる液晶素子において、前記対向電極の表面が凹
凸構造を有していることを特徴としている。
【0033】前記構成にすることにより、斜め電界方式
の液晶モ−ドにおいてもゲ−ト電位部に偏在したイオン
がゲ−ト以外の電位が露出している部分で電子を電極に
与え、非イオン化されるためにイオンの偏在が起こら
ず、黒点状ムラの発生を抑えることができる。特に対向
電極の表面に凹凸が形成されているので、イオンを回収
する表面積が大きく、十分な効果を得ることができる。
【0034】また請求項6の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線、走査配線が形成されて
おり、前記画素電極が形成されていない対向基板側に対
向電極が形成されており、前記画素電極及び前記共通電
極及び対向電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を
変化させる液晶素子において、前記画素電極が形成され
ていない対向基板側にブラックマトリクスが形成されて
おり、前記ブラックマトリクスの表面が凹凸構造を有し
ていることを特徴としている。
【0035】前記構成にすることにより、斜め電界方式
の液晶モ−ドにおいてもゲ−ト電位部に偏在したイオン
がゲ−ト以外の電位が露出している部分(ブラックマト
リクス部)で電子を与え、非イオン化されるためにイオ
ンの偏在が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることが
できる。特にブラックマトリクスの表面に凹凸が形成さ
れているので、イオンを回収する表面積が大きく、十分
な効果を得ることができる。
【0036】また請求項7の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線、走査配線が形成されて
おり、前記画素電極が形成されていない対向基板側に対
向電極が形成されており、前記画素電極及び前記共通電
極及び対向電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を
変化させる液晶素子において、前記画素電極が形成され
ている基板側にブラックマトリクスが形成されており、
前記ブラックマトリクスの表面が凹凸構造を有している
ことを特徴としている。
【0037】前記構成にすることにより、斜め電界方式
の液晶モ−ドにおいてもゲ−ト電位部に偏在したイオン
がゲ−ト以外の電位が露出している部分(ブラックマト
リクス部)で電子を与え、非イオン化されるためにイオ
ンの偏在が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることが
できる。特にブラックマトリクスの表面に凹凸が形成さ
れているので、イオンを回収する表面積が大きく、十分
な効果を得ることができる。またブラックマトリクスが
画素電極が形成されている基板側(アレイ側)に形成さ
れているので、貼り合わせのマ−ジンが不用になり、開
口率を大きくとることができる。
【0038】また請求項8の発明は、前記ブラックマト
リクスが導電性であることを特徴としている。
【0039】このように規制することによりゲ−ト電位
部に偏在したイオンがゲ−ト以外の電位が露出している
部分で電子を電極に与え、非イオン化されるためにイオ
ンの偏在が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることが
できる。
【0040】また請求項9の発明は、前記液晶素子に封
入される液晶の比抵抗が1013Ω・cmよりも小さいこ
とを特徴としている。
【0041】このように規制することにより表示の焼き
付き現象(ある一定パタ−ンを長時間表示した後、他の
パタ−ンに切り替えても前のパタ−ンが残る現象)を抑
えることができる。
【0042】また請求項10の発明は、画像表示装置に
使用されるカラ−フィルタ−において、ブラックマトリ
クスの表面が凹凸構造を有していることを特徴としてい
る。
【0043】前記構成にすることにより、イオンの偏在
が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることができる。
【0044】また請求項11の発明は、前記凹凸構造の
凹部と凸部の差が0.1μm以上であることを特徴とし
ている。
【0045】このように規制することによりイオンを回
収する表面積を大きくとることができるので十分な効果
を得ることができる。
【0046】また請求項12の発明は、前記凹凸構造の
凹部と凸部の差が0.3μm以上であることを特徴とし
ている。
【0047】このように規制することによりイオンを回
収する表面積をさらに大きくとることができるのでより
大きな効果を得ることができる。
【0048】また請求項13の発明は、前記ブラックマ
トリクスあるいは第3の電極が配向膜を介してあるいは
直接液晶と接していることを特徴としている。このよう
に規制することにより確実にイオンを回収することがで
きる。
【0049】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明に
よる液晶素子の対向基板側の構成を示す上面図である。
【0050】図2(a)は図1のA−A'での断面図で
ある。図2(b)は図1のB−B'での断面図である。
【0051】以下図1及び図2に示す液晶素子の実施例
を説明する。
【0052】アレイ基板側は図28、図29に示す従来
例と同じ方法で作製する。
【0053】ガラス基板1上に金属配線として映像信号
線(ソ−ス)7と走査信号線(ゲ−ト)4をマトリクス
状に形成し、その交点に能動素子(スイッチング素子)
として半導体層(TFT:Thin Film Transistor)を
形成する。
【0054】ガラス基板1上にAlなどの金属を用いて
ゲ−ト電極4と共通電極5、6を選択的に形成する。
【0055】次にプラズマCVD法を用いて第1のゲ−
ト絶縁膜20となるSiNxを3000Åの厚さで形成
し、トランジスタのチャネル部となる半導体層(アモル
ファスシリコン層)40を500Åの厚さで形成し、エ
ッチングストッパ21となるSiNxを1500Åの厚
さで順次形成する。この時に図29(c)に示すように
トランジスタのチャネル部の形成方法としてゲ−ト電極
の上の絶縁膜SiNxをゲ−ト電極4よりも小さく形成
してエッチングストッパ21とし、その上にプラズマC
VD法を用いてリンを含むn+のアモルファスシリコン
層41を500Åの厚さで形成し、オ−ミック接合を得
る(n+:高濃度のド−ピングであり、n型不純物添加
の割合が多い)。
【0056】次に電極などを形成する周辺部分にコンタ
クトホ−ルを形成し、配線部分とのコンタクトがとれる
ようにする。
【0057】次にAl/Tiなどの金属を用いて信号配
線(ソ−ス線)7、ドレイン線14、画素電極8、9を
4000Åの厚さで形成する。
【0058】その後配線を保護するために第2の絶縁膜
(パッシベ−ション膜)22としてSiNxをプラズマ
CVD法を用いて3500Åの厚さで形成する。
【0059】次にカラ−フィルタ−16のついた対向の
ガラス基板2側の導電性ブラックマトリクス部分の一部
が配向膜と接する構造にしておく。さらにブラックマト
リクス13は図2に示すように凹凸部を形成しておき、
表面積を大きくし、対向基板側でも発生したイオンを非
イオン化できるようにしておく。
【0060】導電性のブラックマトリクス13の形成方
法としては導電性の金属を樹脂中に混合して形成した。
凹凸構造はこのブラックマトリクスを部分的にパタ−ニ
ング・積層を2回行うことにより作製した。
【0061】凹凸部の構成としては凹部と凸部の差が
0.1μmになるように形成したものと凹部と凸部の差
が0.3μmになるように形成したものの2種類を作製
した。凹凸部の構成を示す模式図を図5に示す。
【0062】このような構成にすることにより凹凸部の
実質的な表面積は凹凸を形成しない場合と比較してそれ
ぞれ約2倍、約6倍になった。
【0063】次にカラ−フィルタ−16のついた対向の
ガラス基板2とアレイが形成された基板1上に配向膜3
0(AL5417:JSR製)を印刷・硬化し、ラビン
グ処理を施す。
【0064】次にガラス基板2の縁部にシ−ル樹脂(ス
トラクトボンド:三井東圧製)を印刷する。シ−ル樹脂
中にはスペ−サ−として4.0μmのガラスファイバ−
(日本電気硝子製)を混入している。
【0065】その後、基板間隔を保持するために表示領
域内にスペ−サ−として直径3.5μmの樹脂球(エポ
スタ−GP−HC:日本触媒(株)製)を散布する。
【0066】その後基板1及び対向基板2を貼り合わ
せ、150℃で2時間加熱することでシ−ル樹脂を硬化
させる。
【0067】以上のようにして作製した空パネルに誘電
率異方性が正の液晶3を真空注入法(空パネルを減圧し
た槽内に設置し、パネル内を真空にした後、注入口を液
晶に接触させ、槽内を常圧に戻すことにより、液晶をパ
ネル内に注入する方法)にて注入する。表1に用いた液
晶とその比抵抗を示す。
【0068】
【表1】
【0069】その後、液晶素子の注入口に封口樹脂とし
て光硬化性樹脂(ロックタイト352A:日本ロックタ
イト製)を注入口全体に塗布し、光を10mW/cm2
で5分間照射して封口樹脂を硬化した。
【0070】これら基板1、2の上下(ガラス基板の外
側)に偏光板(NPF−HEG1425DU:日東電工
製)を貼付した。
【0071】比較例として、対向基板側のブラックマト
リクスに凹凸を形成しないパネルを作製した。
【0072】これらのパネルのゲ−ト部分にレ−ザ−を
照射して、ゲ−トの電位を露出させ、70℃の高温槽の
中に入れ、12時間駆動させた後、中間調を表示させて
評価した。
【0073】対向基板側のブラックマトリクスの電位は
アレイ基板側の共通電極と同電位になるように設定し
た。
【0074】その結果、本実施例ではブラックマトリク
スに凹凸が形成されているためにイオンを回収する面積
が大きく、黒点状のムラを小さく抑えることができた。
【0075】凹凸部の差を0.1μmになるように形成
したものは黒点状のムラの直径が0.1mm以下とな
り、凹凸部の差が0.3μmになるように形成したもの
は黒点状のムラが全く発生しなかったのに対して、比較
例で用いたパネルは3mmの黒点状のムラが発生した。
【0076】また表1からわかるように液晶の比抵抗を
1013Ω・cmより小さくすることにより表示の焼き付
きのない良好な表示を得ることができた。
【0077】(実施の形態2)図3は本発明による液晶
素子のアレイ基板側の構成を示す上面図である。
【0078】図4(a)は図3のA−A'での断面図で
ある。図4(b)は図3のB−B'での断面図である。
図3、4は対向基板側の断面図も表示している。
【0079】実施の形態1ではブラックマトリクス13
を対向基板側に作製したが、本実施例では凹凸状のブラ
ックマトリクス13をアレイ基板側に作製する。その他
は実施の形態1と同様の方法で作製する。
【0080】その他は実施の形態1と同様である。
【0081】図3、4のような構成にすることにより、
本実施例ではブラックマトリクスに凹凸が形成されてい
るためにイオンを回収する面積が大きく、黒点状のムラ
が発生せず良好な表示が得られた。
【0082】実施の形態1、2ではブラックマトリクス
として画素を囲むような構成にしたが、図6に示すよう
に走査配線(ゲ−トライン)に対応する部分にだけ形成
しても良く、また図7に示すように信号配線(ソ−スラ
イン)に対応する部分にだけ形成しても良い。
【0083】また図8〜図11に示すように島状に形成
しても良い。
【0084】(実施の形態3)図12は本発明による液
晶素子の構成を示す上面図である。
【0085】図13(a)は図12のA−A'での断面
図である。図13(b)は図12のB−B'での断面図
である。
【0086】実施の形態1では導電性のブラックマトリ
クスに凹凸を形成したが、本実施例では対向基板のブラ
ックマトリクス部の上にオ−バ−コ−トを形成し、その
上に凹凸状の電極60を形成する。凹凸状の電極の電位
は共通電極と同電位になるようにした。その他は実施の
形態1と同様である。
【0087】図12、図13のような構成にすることに
より、電極に凹凸が形成されているためにイオンを回収
する面積が大きく、黒点状のムラが発生せず良好な表示
が得られた。
【0088】(実施の形態4)実施の形態3では対向基
板側に凹凸状の第3の電極を形成したが、本実施例では
アレイ基板側に凹凸状の第3の電極を形成する。その他
は実施の形態3と同様である。
【0089】本実施例によると電極に凹凸が形成されて
いるためにイオンを回収する面積が大きく、黒点状のム
ラが発生せず良好な表示が得られた。
【0090】すなわちゲ−ト電位部に偏在したイオンが
第3の電極部分に拡散、非イオン化されるために黒点状
ムラのない良好な表示品位の液晶素子を得ることができ
た。
【0091】(実施の形態5)図14は従来のIPSの
構成を示す断面図である。
【0092】図15は従来のIPSの改良版である対向
基板側に電極を形成した構成を示す断面図であり、HS
モ−ド(Hybrid Swiching Mode)とも呼ばれる。
【0093】このHSモ−ドにおいても実施の形態1な
どで説明したように黒点状のムラが発生するのはIPS
モ−ドと同様である。
【0094】図16は本発明による液晶素子の構成を示
す上面図である。 図17は図16のA−A'での断面
図である。
【0095】以下図16、図17に示す液晶素子の実施
例を説明する。
【0096】実施の形態3では対向基板側のブラックマ
トリクス部分に凹凸状の第3の電極60を形成したが、
本実施例ではブラックマトリクス以外の部分に凹凸状の
第3の電極を形成する。その他は実施の形態3と同様で
ある。本実施例によると電極に凹凸が形成されているた
めにイオンを回収する面積が大きく、黒点状のムラが発
生せず良好な表示が得られた。
【0097】本実施例ではブラックマトリクスの部分に
は電極を形成しなかったが、図18、図19に示すよう
にブラックマトリクスの部分に電極を形成しても良い。
また図20、図21に示すようにブラックマトリクスの
部分に形成した電極のみを凹凸状にしても良く、また図
22、図23に示すようにブラックマトリクスの部分に
形成した電極とそれ以外の部分に形成した電極の両方を
凹凸状に形成しても良い。
【0098】(実施の形態6)実施の形態5では対向基
板側に凹凸状の第3の電極を形成したが、本実施例では
アレイ基板側に凹凸状の第3の電極を形成する。その他
は実施の形態5と同様である。本実施例によると電極に
凹凸が形成されているためにイオンを回収する面積が大
きく、黒点状のムラが発生せず良好な表示が得られた。
【0099】(実施の形態7)図24は本発明による液
晶素子の構成を示す断面図である。実施の形態5では対
向基板側に凹凸状の第3の電極を形成したが、本実施例
では対向基板側のブラックマトリクス13を凹凸状に形
成する。その他は実施の形態5と同様である。本実施例
によるとブラックマトリクスに凹凸が形成されているた
めにイオンを回収する面積が大きく、黒点状のムラが発
生せず良好な表示が得られた。
【0100】図25に示すように対向基板側に形成した
第3の電極60及びブラックマトリクス13の両方に凹
凸を形成しても良い。また図26、図27に示すように
オ−バ−コ−トの上に電極やブラックマトリクスを形成
しても良い。
【0101】(実施の形態8)実施形態7ではブラック
マトリクスを対向基板側に形成したが、本実施例ではア
レイ側にブラックマトリクスを形成する。その他は実施
の形態7と同様である。本実施例によるとブラックマト
リクスに凹凸が形成されているためにイオンを回収する
面積が大きく、黒点状のムラが発生せず良好な表示が得
られた。
【0102】なお本実施の形態では液晶としてネマティ
ック液晶を用いたが、ネマティック液晶に限らず、強誘
電性液晶や反強誘電性液晶など液晶の種類によらず有効
である。
【0103】また配向方法としてラビングを用いない配
向(例えば光により配向させる方法)を用いるとさらに
均一な配向を得ることができるのでコントラストが良く
なる。
【0104】すなわち本発明は液晶材料や配向膜材料、
配向方法などによらずに有効である。
【0105】また本発明では能動素子として3端子素子
のTFTを用いたが、2端子素子のMIM(Metal−Ins
ulator−Metal)、ZnOバリスタやSiNxダイオ−ド、
a-Siダイオ−ドなどでも良い。
【0106】また本実施例ではトランジスタの構造とし
てボトムゲ−ト構造のアモルファスシリコン(a-Si)を
用いたが、トップゲ−ト構造や他の構成でも良く、また
ポリシリコン(p-Si)などでも良い。TFTの構造もチ
ャネル保護型でもチャネルエッチ型でもどのような構造
でも良い。すなわち本発明はTFTの構造や種類にかか
わらず有効である。
【0107】また基板周辺に駆動回路が形成されていて
も良い。
【0108】また本実施例では両基板をガラス基板で形
成したが、一方あるいは両方の基板をフィルムやプラス
チックなどで形成しても良い。
【0109】またアレイ基板側にカラ−フィルタ−を形
成した基板でも良い。
【0110】また画素電極、共通電極の電極としてAl
を例にとり説明したが、CrやCuなど他の金属、ある
いはITO(酸化スズを混入した酸化インジウム膜)な
どの透明電極を用いても良い。
【0111】対向側のブラックマトリクスとして導電性
の金属を混入した樹脂を用いたが、樹脂に限らず、Cr
やTiや黒鉛などでも良い。
【0112】また本発明では凹凸の形成方法として、部
分的にパタ−ニング、積層を2回繰り返す方法を用いた
が、サンドブラスタ−などにより微小なドットを形成し
たり、蒸着などの方法により形成しても良い。またハ−
フト−ン露光を用いれば1回の露光により高さの異なる
膜を形成することができる。
【0113】またブラックマトリクスやカラ−フィルタ
−の作製方法は顔料法、印刷法、染色法、電着法、イン
クジェット法、フィルム転写法などどのような方法でも
良い。
【0114】また凹凸の形状はドット状でも良く、スト
ライプ状や円状や多角形状などどのようなパタ−ンでも
良い。
【0115】また反射型液晶素子として、絶縁膜あるい
は配向膜として着色されたものを用いても良い。
【0116】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一対の基
板間に液晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方
の基板に画素電極、共通電極、信号配線、走査配線が形
成されており、前記画素電極及び前記共通電極の間に電
圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶素子にお
いて、前記画素電極が形成されていない基板側にブラッ
クマトリクスが形成されており、前記ブラックマトリク
スの表面が凹凸構造を有することにより、ゲ−ト電位部
に偏在したイオンがゲ−ト以外の電位が露出している部
分(ブラックマトリクス部)で電子を与え、非イオン化
されるためにイオンの偏在が起こらず、黒点状ムラの発
生を抑えることができる。特にブラックマトリクスの表
面に凹凸が形成されているので、イオンを回収する表面
積が大きく、十分な効果を得ることができので表示ムラ
のない良好な表示品位の液晶素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1における液晶素子の対向基板側
の構造を模式的に示す上面図
【図2】(a)図1のA−A線断面図 (b)図1のB−B線断面図
【図3】本実施の形態2における液晶素子のアレイ基板
側の構造を模式的に示す上面図
【図4】(a)図3のA−A線断面図 (b)図3のB−B線断面図
【図5】本実施の形態1、2における凹凸部の構造を示
す模式図
【図6】本実施の形態1、2における液晶素子のブラッ
クマトリクスの箇所を模式的に示す上面図
【図7】本実施の形態1、2における液晶素子のブラッ
クマトリクスの箇所を模式的に示す上面図
【図8】本実施の形態1、2における液晶素子のブラッ
クマトリクスの箇所を模式的に示す上面図
【図9】本実施の形態1、2における液晶素子のブラッ
クマトリクスの箇所を模式的に示す上面図
【図10】本実施の形態1、2における液晶素子のブラ
ックマトリクスの箇所を模式的に示す上面図
【図11】本実施の形態1、2における液晶素子のブラ
ックマトリクスの箇所を模式的に示す上面図
【図12】本実施の形態3における液晶素子の対向基板
側の構造を模式的に示す上面図
【図13】(a)図12のA−A線断面図 (b)図12のB−B線断面図
【図14】従来のIPSの構造を示す断面図
【図15】従来のHSの構造を示す断面図
【図16】本実施の形態5における液晶素子の対向基板
側の構造を模式的に示す上面図
【図17】図16のA−A線断面図
【図18】本実施の形態5における液晶素子の対向基板
側の構造を模式的に示す上面図
【図19】図18のA−A線断面図
【図20】本実施の形態5における液晶素子の対向基板
側の構造を模式的に示す上面図
【図21】図20のA−A線断面図
【図22】本実施の形態5における液晶素子の対向基板
側の構造を模式的に示す上面図
【図23】図22のA−A線断面図
【図24】本実施の形態7における液晶素子の構造を模
式的に示す断面図
【図25】本実施の形態7における液晶素子の構造を模
式的に示す断面図
【図26】本実施の形態7における液晶素子の構造を模
式的に示す断面図
【図27】本実施の形態7における液晶素子の構造を模
式的に示す断面図
【図28】従来の液晶素子のアレイの構造を模式的に示
す上面図
【図29】(a)図51のA−A線断面図 (b)図51のB−B線断面図 (c)図51のC−C線断面図
【図30】従来の液晶素子の異物の箇所を摸式的に示す
上面図
【図31】黒点状ムラの発生メカニズムを示す模式図
【符号の説明】
1,2 ガラス基板 3 液晶 4 走査配線(ゲ−ト線) 5 共通電極(走査配線に平行) 6 共通電極(走査配線に垂直) 7 信号配線(ソ−ス線) 8 画素電極(走査配線に垂直) 9 画素電極(走査配線に平行) 11 コンタクトホ−ル 13 ブラックマトリクス 14 ドレイン 16 カラ−フィルタ 17 絶縁膜(オ−バ−コ−ト) 20 第1の絶縁膜(SiNx):ゲ−ト絶縁層 21 エッチングストッパ層(SiNx) 22 第2の絶縁膜(SiNx):パッシベ−ション層 30 配向膜 40 第1のアモルファスシリコン層 41 第2のアモルファスシリコン層 50 異物 60 第3の電極 61 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 熊川 克彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 滝本 昭雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA11 BB01 BB07 BB08 BB44 2H091 FA02Y FA35Y FB02 FB13 GA03 GA06 GA13 HA06 HA12 KA10 LA18 2H092 GA14 HA02 HA04 HA06 JB11 JB22 JB31 JB52 JB54 KB04 KB13 NA01 PA02 PA04 PA08 PA09 QA06 QA13 QA14 5C094 AA03 BA03 BA31 BA43 CA19 EA04 EA05 EA07 ED03 JA05 JA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線、走査配線が形成されており、前記画素電極及び
    前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を変
    化させる液晶素子において、前記画素電極が形成されて
    いない基板側にブラックマトリクスが形成されており、
    前記ブラックマトリクスの表面が凹凸構造を有している
    ことを特徴とする液晶素子。
  2. 【請求項2】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線、走査配線が形成されており、前記画素電極及び
    前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を変
    化させる液晶素子において、前記画素電極が形成されて
    いる基板側にブラックマトリクスが形成されており、前
    記ブラックマトリクスの表面が凹凸構造を有しているこ
    とを特徴とする液晶素子。
  3. 【請求項3】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線、走査配線が形成されており、前記画素電極及び
    前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を変
    化させる液晶素子において、前記画素電極が形成されて
    いない基板側に第3の電極が形成されており、前記第3
    の電極の表面が凹凸構造を有していることを特徴とする
    液晶素子。
  4. 【請求項4】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線、走査配線が形成されており、前記画素電極及び
    前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を変
    化させる液晶素子において、前記画素電極が形成されて
    いる基板側に第3の電極が形成されており、前記第3の
    電極の表面が凹凸構造を有していることを特徴とする液
    晶素子。
  5. 【請求項5】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線、走査配線が形成されており、前記画素電極が形
    成されていない対向基板側に対向電極が形成されてお
    り、前記画素電極及び前記共通電極及び対向電極の間に
    電圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶素子に
    おいて、前記対向電極の表面が凹凸構造を有しているこ
    とを特徴とする液晶素子。
  6. 【請求項6】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線、走査配線が形成されており、前記画素電極が形
    成されていない対向基板側に対向電極が形成されてお
    り、前記画素電極及び前記共通電極及び対向電極の間に
    電圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶素子に
    おいて、前記画素電極が形成されていない対向基板側に
    ブラックマトリクスが形成されており、前記ブラックマ
    トリクスの表面が凹凸構造を有していることを特徴とす
    る液晶素子。
  7. 【請求項7】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線、走査配線が形成されており、前記画素電極が形
    成されていない対向基板側に対向電極が形成されてお
    り、前記画素電極及び前記共通電極及び対向電極の間に
    電圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶素子に
    おいて、前記画素電極が形成されている基板側にブラッ
    クマトリクスが形成されており、前記ブラックマトリク
    スの表面が凹凸構造を有していることを特徴とする液晶
    素子。
  8. 【請求項8】前記ブラックマトリクスが導電性であるこ
    とを特徴とする請求項1、2、6、7のいずれかに記載
    の液晶素子。
  9. 【請求項9】前記液晶素子に封入される液晶の比抵抗が
    1013Ω・cmよりも小さいことを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかに記載の液晶素子。
  10. 【請求項10】画像表示装置に使用されるカラ−フィル
    タ−において、ブラックマトリクスの表面が凹凸構造を
    有していることを特徴とするカラ−フィルタ−。
  11. 【請求項11】前記凹凸構造の凹部と凸部の差が0.1
    μm以上であることを特徴とする請求項1〜7、10の
    いずれかに記載の液晶素子。
  12. 【請求項12】前記凹凸構造の凹部と凸部の差が0.3
    μm以上であることを特徴とする請求項1〜7、10の
    いずれかに記載の液晶素子。
  13. 【請求項13】前記ブラックマトリクスあるいは第3の
    電極が配向膜を介してあるいは直接液晶と接しているこ
    とを特徴とする請求項1〜7、10のいずれかに記載の
    液晶素子。
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