JP2002006327A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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JP2002006327A
JP2002006327A JP2000182645A JP2000182645A JP2002006327A JP 2002006327 A JP2002006327 A JP 2002006327A JP 2000182645 A JP2000182645 A JP 2000182645A JP 2000182645 A JP2000182645 A JP 2000182645A JP 2002006327 A JP2002006327 A JP 2002006327A
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electrode
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pixel electrode
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JP2000182645A
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Kazuo Inoue
一生 井上
Kazuhiro Nishiyama
和廣 西山
Ichiro Sato
佐藤  一郎
Katsuhiko Kumakawa
克彦 熊川
Akio Takimoto
昭雄 滝本
Masanori Kimura
雅典 木村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示品位の良好な液晶素子を得ることを目的
とする。 【解決手段】 一対の基板間に液晶を挟持しており、前
記基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、
信号配線電極、走査配線電極が形成されており、前記画
素電極及び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子
の配列を変化させる液晶素子において、イオンを回収す
るための導電性物質が両基板に形成することによりゲ−
ト以外の電位が露出しており、ゲ−ト電位部に偏在した
イオンが他の電位の露出部分に拡散、非イオン化される
ために表示ムラのない良好な表示品位の液晶素子を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置や光シ
ャッタ−などに利用される液晶素子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液晶素子は薄型化、軽量化、低電圧駆動
が可能などの長所により腕時計、電子卓上計算機、パ−
ソナルコンピュ−タ−、パ−ソナルワ−ドプロセッサ−
などに利用されている。
【0003】従来主として用いられているTN(Twiste
d Nematic)型液晶素子は上下基板に電極を形成し、基
板に垂直な縦方向電界により液晶をスイッチングさせる
方式である。
【0004】これに対して、液晶素子の視野角を広げる
方式として、同一基板上に画素電極及び共通電極を形成
し、横方向の電界を印加することにより液晶分子を動作
させる横電界方式が提案されている。この方式はIPS
(In-Plane-Swiching)方式あるいは櫛形電極方式とも
呼ばれている(液晶ディスプレイ技術:産業図書p42参
照)。
【0005】また、IPS方式の改良版として、電極間
隔を狭くして斜め電界を利用して駆動するFFSモ−ド
(Fringe Field Swiching Mode)や対向基板側に電極を
形成して斜め電界を利用するHSモ−ド(Hybrid Swich
ing Mode)などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】IPSパネルの構成を
図34、図35に示す。
【0007】図34は従来のIPSの液晶素子の構成を
示す上面図である。図35(a)は図34のA−A'で
の断面図である。図35(b)は図34のB−B'での
断面図である。図35(c)は図34のC−C'での断
面図である。
【0008】従来のTN型液晶素子は電極が上下基板に
あるが、IPSパネルは電極が同一平面上に存在してい
る。
【0009】また、ドレイン14と接続された電極8、
9を画素電極と呼び、ドレイン14と接続されていない
電極5、6を共通電極と呼んでいる。
【0010】IPSパネルにおいて図36に示すように
電極間に導電性の異物50が存在する場合には電極間シ
ョ−トとなる。
【0011】図36に示すようにゲ−ト電極4と共通電
極6間に異物50があり、ゲ−ト電極と共通電極間がシ
ョ−トしている場合にはその接合部分(異物のある部
分)にレ−ザ−を照射して異物を除去する方法が用いら
れている。
【0012】しかし異物を除去した場合はその箇所の電
極も切断されており、ゲ−ト電極上部の絶縁膜が破壊さ
れ、ゲ−ト電極が露出してしまう。
【0013】ゲ−ト電極が露出した状態で高温動作をし
た場合にその部分に黒点状の表示ムラが発生してしまう
ことがわかった。
【0014】この原因としてはゲ−ト電位はほとんどの
期間が負電位になっているので、液晶中へ電子注入が起
こり、液晶層中にイオンが多数生成する、あるいは液晶
層中のイオンがゲ−トが露出した部分に集まり、イオン
の偏在が起こるためであると考えられる。この発生メカ
ニズムを示す模式図を図37に示す。図37では液晶中
へ注入される電子をe-とし、液晶中の物質Aがイオン
化されてA-となる様子を模式的に示している。
【0015】黒点状のムラに関しては特開平10−20
6857号公報でも言及されている。特開平10−20
6857号公報によれば黒点状のムラは画素電極、ソ−
ス信号配線の保護層のクラック部分で電気化学反応が起
こり、イオン性物質が生成することによって液晶層の電
圧保持率が低下して発生するとしている。そしてその解
決法として保護膜の膜厚をこの保護膜に接する電極の膜
厚より0.4μm以上厚くする方法を考案されている。
しかしこの方法ではショ−ト対策のためにレ−ザ−を照
射して電極を切断すると保護膜がいくら厚くても保護膜
は破壊されてしまうので黒点状のムラは発生してしま
う。
【0016】また、液晶の比抵抗が1013Ω・cm以上
で、光学的な電圧保持率低下の原因となる絶縁膜を除去
し、電界を発生させる電極構造の一部を配向膜に直接接
して形成する方法が考案(特開平10−186391号
公報)されている。
【0017】このように電極構造の一部を配向膜に直接
接して形成する方法でも、全電極が絶縁膜で被覆されて
いる場合よりは黒点状斑点の大きさは弱冠低減される。
しかしこの方法では黒点状斑点低減の効果は小さく、不
十分であった。筆者らが検討を行った結果その理由とし
て黒点状のムラの原因となる液晶中のイオン性物質は図
38の模式図に示すように、アレイ基板側だけではな
く、対向基板側(カラ−フィルタ基板側)にも広がるの
で、片方の基板側(アレイ基板側)だけ絶縁膜を除去し
た電極を形成しても不十分であることがわかった。
【0018】また特開平10−186391号公報は他
方の基板に導電層を形成する方法も記述しているが、こ
れは静電気対策のためであり、また導電層の上にはオ−
バ−コ−トが形成されているので、本発明とは異なる。
【0019】また特開平10−186391号公報は液
晶の比抵抗が1013Ω・cm以上では表示の焼き付き現
象(ある一定パタ−ンを長時間表示した後、他のパタ−
ンに切り替えても前のパタ−ンが残る現象)が顕著に現
れてしまう。
【0020】また横電界方式の液晶素子において開口率
を高くするために、導電性のブラックマトリクスをコモ
ン電極と略同電位にしたり、ブラックマトリクスの上に
コモン電極と略同電位の導電膜を形成する方法(特開平
10−206867号公報)あるいは(特開平9−26
9504号公報)が考案されている。しかし先に述べた
ように黒点状のムラの原因となる液晶中のイオン性物質
は図39の模式図に示すように、対向基板側(カラ−フ
ィルタ基板側)だけではなく、アレイ基板側にも広がる
ので、片方の基板側(対向基板側)だけ絶縁膜を除去し
た電極を形成しても不十分であった。
【0021】また特開平9−269504号公報におい
ても導電性のブラックマトリクスを用いる方法が考案さ
れている。しかし特開平9−269504号公報の目的
は縦電界により白輝度を高めることであり、本発明の主
旨であるイオンを回収することが目的ではない。また絶
縁膜がない場合はショ−トが増加する。
【0022】本発明は前記従来課題を考慮してなされた
ものであって、ゲ−ト電位が露出した場合でも黒点状の
表示ムラがなく良好な表示品位の液晶素子を得ることが
できる。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、一対の基板間に液晶を挟持して
おり、前記基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共
通電極、信号配線電極、走査配線電極が形成されてお
り、前記画素電極及び前記共通電極の間に電圧を印加し
て液晶分子の配列を変化させる液晶素子において、イオ
ンを回収するための導電性物質が両基板に形成されてい
ることを特徴としている。
【0024】前記構成にすることにより、ゲ−ト電位部
に偏在したイオンがゲ−ト以外の電位が露出している部
分で電子を電極に与え、非イオン化されるためにイオン
の偏在が起こらず、黒点状ムラの発生を抑えることがで
きる。
【0025】前記の目的を達成するために請求項2の発
明は、一対の基板間に液晶を挟持しており、前記基板の
少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信号配線
電極、走査配線電極が形成されており、前記画素電極及
び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の配列を
変化させる液晶素子において、前記画素電極、共通電
極、信号配線電極の少なくともいずれかの電極の上の少
なくとも一部分に絶縁膜の形成されていない箇所があ
り、前記絶縁膜の形成されていない部分により電極が配
向膜のみを介して、あるいは直接液晶に接しており、前
記画素電極及び前記共通電極が形成されていない基板側
に導電性のブラックマトリクスが形成されており、表示
領域内の前記導電性のブラックマトリクスの一部あるい
は全部が配向膜あるいは液晶と直接接していることを特
徴としている。
【0026】前記構成にすることにより、ゲ−ト以外の
電位が露出しているために、ゲ−ト電位部に偏在したイ
オンがゲ−ト以外の電位が露出している部分で電子を電
極に与え、非イオン化されるためにイオンの偏在が起こ
らず、黒点状ムラの発生を抑えることができる。
【0027】特に両基板(アレイ側基板と対向側基板)
に絶縁膜の形成されていない箇所があるためにイオンが
両基板側で非イオン化されるために黒点状ムラの発生を
抑えることができることが重要な点である。この模式図
を図40に示す。
【0028】また請求項3の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線電極、走査配線電極が形
成されており、前記画素電極及び前記共通電極の間に電
圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶素子にお
いて、前記画素電極の上には絶縁膜が全く形成されてお
らず、前記絶縁膜の形成されていない部分により画素電
極が配向膜のみを介して、あるいは直接液晶に接してお
り、前記画素電極及び前記共通電極が形成されていない
基板側に導電性のブラックマトリクスが形成されてお
り、表示領域内の前記導電性のブラックマトリクスの一
部あるいは全部が配向膜あるいは液晶と直接接している
ことを特徴としている。
【0029】前記構成にすることにより、画素電極の上
には絶縁膜が全く形成されておらずまた対向基板側に導
電性のブラックマトリクスが形成されているので黒点状
ムラの発生を抑えることができる。
【0030】また請求項4の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線電極、走査配線電極が形
成されており、前記画素電極及び前記共通電極の間に電
圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶素子にお
いて、前記共通電極の上には絶縁膜が全く形成されてお
らず、前記絶縁膜の形成されていない部分により共通電
極が配向膜のみを介して、あるいは直接液晶に接してお
り、前記画素電極及び前記共通電極が形成されていない
基板側に導電性のブラックマトリクスが形成されてお
り、表示領域内の前記導電性のブラックマトリクスの一
部あるいは全部が配向膜あるいは液晶と直接接している
ことを特徴としている。
【0031】前記構成にすることにより、共通電極の上
には絶縁膜が全く形成されておらずまた対向基板側に導
電性のブラックマトリクスが形成されているので黒点状
ムラの発生を抑えることができる。
【0032】また請求項5の発明は、一対の基板間に液
晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方の基板に
画素電極、共通電極、信号配線電極、走査配線電極が形
成されており、前記画素電極及び前記共通電極の間に電
圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶素子にお
いて、前記画素電極及び前記共通電極の上には絶縁膜が
全く形成されておらず、前記絶縁膜の形成されていない
部分により前記画素電極及び前記共通電極が配向膜のみ
を介して、あるいは直接液晶に接しており、前記画素電
極及び前記共通電極が形成されていない基板側に導電性
のブラックマトリクスが形成されており、表示領域内の
前記導電性のブラックマトリクスの一部あるいは全部が
配向膜あるいは液晶と直接接していることを特徴として
いる。
【0033】前記構成にすることにより、画素電極及び
共通電極の上には絶縁膜が全く形成されておらずまた対
向基板側に導電性のブラックマトリクスが形成されてい
るので黒点状ムラの発生を抑えることができる。
【0034】ただし画素電極の上と共通電極の上には絶
縁膜がないので電極間のショ−トは発生しやすくなる。
【0035】また請求項6の発明は、前記液晶素子に封
入される液晶の比抵抗が1013Ω・cmよりも小さいこ
とを特徴としている。
【0036】このように規制することにより表示の焼き
付き現象(ある一定パタ−ンを長時間表示した後、他の
パタ−ンに切り替えても前のパタ−ンが残る現象)を抑
えることができる。
【0037】また請求項7の発明は前記液晶素子にスイ
ッチング素子が形成されており、スイッチング素子の上
部には絶縁膜が形成されていることを特徴としている。
このように規制することによりトランジスタの劣化を防
ぐことができる。
【0038】また請求項8の発明はブラックマトリクス
に走査配線の最小の電圧レベルに対し正の電位が印加さ
れることを特徴としている。このように規制することに
より、より効果的に生成したイオンを非イオン化するこ
とができ、黒点状ムラの発生を抑えることができる。
【0039】また請求項9の発明は前記ブラックマトリ
クスが前記共通電極と略同電位に設定されていることを
特徴としている。このように規制することにより、より
効果的に生成したイオンを非イオン化することができ、
黒点状ムラの発生を抑えることができる。またブラック
マトリクスを共通電極と同じ電位にする場合はブラック
マトリクス用として特別の電位供給手段を設ける必要が
ないので、構造・工程の簡略化を図ることができる。
【0040】また請求項10の発明は前記導電性のブラ
ックマトリクスが導電性の樹脂により形成されているこ
とを特徴としている。このように規制することにより、
カラ−フィルタ−を形成するのと同一工程で作製でき
る。またCrなどの金属を形成するのと異なり高温形成
の必要がないので、カラ−フィルタ−を形成した後にブ
ラックマトリクスを形成することができるのでブラック
マトリクスを配向膜あるいは液晶と接する箇所に形成す
ることができる。
【0041】また請求項11の発明は液晶素子の基板間
隔を一定に保持するスペ−サ−として特定の箇所に柱を
形成することを特徴としている。このように規制するこ
とにより上下基板がショ−トしにくい箇所を選んでスペ
−サ−を設置することができるので、両基板に導電性物
質が形成されていてもショ−トしにくくなる。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明に
よる液晶素子のアレイ基板側の構成を示す上面図であ
る。
【0043】図2(a)は図1のA−A'での断面図で
ある。図2(b)は図1のB−B'での断面図である。
図2(c)は図1のC−C'での断面図である。
【0044】以下図1及び図2に示す液晶素子の実施例
を説明する。
【0045】ガラス基板1上に金属配線として映像信号
線(ソ−ス)7と走査信号線(ゲ−ト)4をマトリクス
状に形成し、その交点に能動素子(スイッチング素子)
として半導体層(TFT:Thin Film Transistor)を
形成する。
【0046】ガラス基板1上にAlなどの金属を用いて
ゲ−ト電極4と共通電極5、6を選択的に形成する。
【0047】次にプラズマCVD法を用いて第1のゲ−
ト絶縁膜20となるSiNxを3000Åの厚さで形成
し、トランジスタのチャネル部となる半導体層(アモル
ファスシリコン層)40を500Åの厚さで形成し、エ
ッチングストッパ21となるSiNxを1500Åの厚
さで順次形成する。この時に図2(c)に示すようにト
ランジスタのチャネル部の形成方法としてゲ−ト電極の
上の絶縁膜SiNxをゲ−ト電極4よりも小さく形成し
てエッチングストッパ21とし、その上にプラズマCV
D法を用いてリンを含むn+のアモルファスシリコン層
41を500Åの厚さで形成し、オ−ミック接合を得る
(n+:高濃度のド−ピングであり、n型不純物添加の
割合が多い)。
【0048】次に電極などを形成する周辺部分にコンタ
クトホ−ルを形成し、配線部分とのコンタクトがとれる
ようにする。
【0049】次にAl/Tiなどの金属を用いて信号配
線(ソ−ス線)7、ドレイン線14、画素電極8、9を
4000Åの厚さで形成する。
【0050】その後配線を保護するために第2の絶縁膜
(パッシベ−ション膜)22としてSiNxをプラズマ
CVD法を用いて3500Åの厚さで形成する。
【0051】基板を洗浄した後、レジストをスピンナ−
により塗布し、マスク露光を行うことにより、第2の絶
縁膜(パッシベ−ション膜)を選択的に形成し、画素部
において絶縁膜の一部が形成されていない領域を形成す
る。具体的には図1、2に示すように蓄積容量部の上の
第2の絶縁膜(パッシベ−ション膜)を形成しないよう
にする。
【0052】その後現像、乾燥を行った後、RIE(re
active ion etching)によりドライエッチングを行った
後、レジストを除去する。
【0053】次にカラ−フィルタ−16のついた対向の
ガラス基板2側の導電性ブラックマトリクス部分の一部
が配向膜と接する構造にしておき、対向基板側でも発生
したイオンを非イオン化できるようにしておく。
【0054】導電性のブラックマトリクスの形成方法と
しては導電性の金属を樹脂中に混合して形成した。
【0055】図11は対向のガラス基板側の構成を示す
上面図である。
【0056】図12(a)は図11のA−A'での断面
図である。図12(b)は図11のB−B'での断面図
である。
【0057】次にカラ−フィルタ−16のついた対向の
ガラス基板2とアレイが形成された基板1上に配向膜3
0(AL5417:JSR製)を印刷・硬化し、ラビン
グ処理を施す。
【0058】次にガラス基板2の縁部にシ−ル樹脂(ス
トラクトボンド:三井東圧製)を印刷する。シ−ル樹脂
中にはスペ−サ−として4.0μmのガラスファイバ−
(日本電気硝子製)を混入している。
【0059】その後、基板間隔を保持するために表示領
域内にスペ−サ−として直径3.5μmの樹脂球(エポ
スタ−GP−HC:日本触媒(株)製)を散布する。
【0060】その後基板1及び対向基板2を貼り合わ
せ、150℃で2時間加熱することでシ−ル樹脂を硬化
させる。
【0061】以上のようにして作製した空パネルに誘電
率異方性が正の液晶3を真空注入法(空パネルを減圧し
た槽内に設置し、パネル内を真空にした後、注入口を液
晶に接触させ、槽内を常圧に戻すことにより、液晶をパ
ネル内に注入する方法)にて注入する。
【0062】(表1)に用いた液晶とその比抵抗を示
す。
【0063】
【表1】
【0064】その後、液晶素子の注入口に封口樹脂とし
て光硬化性樹脂(ロックタイト352A:日本ロックタ
イト製)を注入口全体に塗布し、光を10mW/cm2
で5分間照射して封口樹脂を硬化した。
【0065】これら基板1、2の上下(ガラス基板の外
側)に偏光板(NPF−HEG1425DU:日東電工
製)を貼付した。
【0066】比較例として、(表2)に示すパネルを作
製した。
【0067】
【表2】
【0068】比較例1はゲ−ト電位に偏在したイオンを
非イオン化するための電極が露出されていないので、黒
点状ムラは大きい。
【0069】比較例2はアレイ基板の絶縁膜は除去され
ていないが、対向基板側に非イオン化するためのブラッ
クマトリクスが形成されているために、黒点状のムラは
比較例1よりは小さくなるが、まだ不十分である。
【0070】比較例3はアレイ基板の絶縁膜が除去され
ているために、ある程度ゲ−ト電位に偏在したイオンを
非イオン化できるが、対向基板側に非イオン化するため
のブラックマトリクスが露出されていないために、黒点
状のムラは比較例1よりは小さくなるが、まだ不十分で
ある。
【0071】本発明ではアレイ基板の絶縁膜が除去され
ており、かつ対向基板側にも非イオン化するための電極
が形成されているため黒点状のムラが0.1mm以下と
十分小さく抑えることができる。
【0072】また本発明と比較例の模式図を図41に示
す。
【0073】これらのパネルのゲ−ト部分にレ−ザ−を
照射して、ゲ−トの電位を露出させ、70℃の高温槽の
中に入れ、12時間駆動させた後、中間調を表示させて
評価した。
【0074】対向基板側の第3の電極の電位はアレイ基
板側の共通電極と同電位になるように設定した。
【0075】その結果、表2に示すように比較例1はゲ
−ト電位に偏在したイオンを非イオン化するための電極
が露出されていないので、黒点状ムラは大きくなってし
まう。
【0076】比較例2はアレイ基板の絶縁膜は除去され
ていないが、対向基板側に非イオン化するためのブラッ
クマトリクスが形成されているために、黒点状のムラは
比較例1よりは小さくなるが、まだ不十分である。
【0077】比較例3はアレイ基板の絶縁膜が除去され
ているために、ある程度ゲ−ト電位に偏在したイオンを
非イオン化できるが、対向基板側に非イオン化するため
のブラックマトリクスが露出されていない、あるいは対
向基板側の電極が露出されていないために、黒点状のム
ラは比較例1よりは小さくなるが、まだ不十分である。
【0078】本発明ではアレイ基板の絶縁膜が除去され
ており、かつ対向基板側にも非イオン化するための導電
性ブラックマトリクスが形成されている、すなわちイオ
ンを回収するための導電性物質が両基板に形成されてお
り、前記導電性物質が配向膜あるいは液晶と直接接して
いるために黒点状のムラが0.1mm以下と十分小さく
抑えることができた。
【0079】また表1からわかるように液晶の比抵抗を
1013Ω・cmより小さくすることにより表示の焼き付
きのない良好な表示を得ることができた。
【0080】(実施の形態2)図13は本発明による液
晶素子の対向のガラス基板側の構成を示す上面図であ
る。
【0081】実施の形態1では対向基板側のブラックマ
トリクスを画素の回りを囲む構成にしたが、本実施例で
は対向基板側のブラックマトリクスは信号配線(ソ−ス
ライン)に沿って構成する。
【0082】その他は実施の形態1と同様である。
【0083】図13のような構成にすることにより、ア
レイ基板の絶縁膜が除去されており、かつ対向基板側に
も非イオン化するための導電性ブラックマトリクスが形
成されている、すなわちイオンを回収するための導電性
物質が両基板に形成されており、前記導電性物質が配向
膜あるいは液晶と直接接しているために黒点状のムラを
小さく抑えることができる。
【0084】実施の形態1、2では図1のように蓄積容
量の上の画素電極上の絶縁膜を除去したが、除去する部
分は図3〜6に示すように信号配線電極上や画素電極の
上や、それらの電極にまたがるように除去しても良い。
【0085】また図7、図8に示すように共通電極を画
素電極よりも上に形成するようにし、共通電極の上の絶
縁膜の一部を除去しても良い。
【0086】また図9、図10に示すように共通電極と
画素電極を同一層に形成し、その上の絶縁膜の一部を除
去しても良い。
【0087】また実施の形態1、2では対向基板側に形
成するブラックマトリクスとして図11、13に示すよ
うな構成にしたが、図14に示すように走査配線(ゲ−
トライン)に対応する部分にだけ形成しても良く、また
図15〜18に示すように島状に形成しても良い。
【0088】(実施の形態3)図19は本発明による液
晶素子の構成を示す上面図である。
【0089】図20(a)は図19のA−A'での断面
図である。図20(b)は図19のB−B'での断面図
である。図20(c)は図19のC−C'での断面図で
ある。
【0090】実施の形態1では第2の絶縁膜を除去する
箇所として蓄積容量の上の一部のみを除去したが、本発
明ではスイッチング素子であるTFTの上部にだけ第2
の絶縁膜(パッシベ−ション膜)22を形成するように
する(すなわち画素電極の上には絶縁膜を全く形成しな
いようにする)。その他は実施の形態1と同様である。
【0091】対向基板側は図11のように導電性のブラ
ックマトリクスを形成し、導電性のブラックマトリクス
が直接配向膜と接するようにする。
【0092】図19、図20のような構成にすることに
より、画素電極の上には絶縁膜が全く形成されていない
ので、実施の形態1に比べて黒点状ムラの発生をさらに
抑えることができる。
【0093】実施の形態3において対向基板側は図13
〜18に示すような形状でも良く、またアレイ基板側は
図21に示すように走査配線電極側に絶縁膜を形成して
も良く、また図22に示すように信号配線電極上に絶縁
膜を形成しても良く、また図23に示すように走査配線
電極上や信号配線電極上に絶縁膜を形成しても良い。
【0094】(実施の形態4)図24は本発明による液
晶素子の構成を示す上面図である。
【0095】図25(a)は図24のA−A'での断面
図である。図25(b)は図24のB−B'での断面図
である。図25(c)は図24のC−C'での断面図で
ある。
【0096】実施の形態3ではガラス基板1上に走査線
4と共通電極5、6を形成し、その上に第1の絶縁膜を
形成し、その上に半導体層、信号線、画素電極を形成し
たが、本発明ではガラス基板1上に信号線7、ドレイン
14、画素電極8、9、半導体層41、40を形成し、
その上に第1の絶縁膜20を形成し、その上に走査線4
と共通電極5、6を選択的に形成する。
【0097】すなわち実施の形態3では画素電極8上の
一部に絶縁膜がなく、共通電極6上に絶縁膜が形成され
ている構成であったが、本発明では画素電極8上に絶縁
膜が形成されており、共通電極6の上には絶縁膜が形成
されていない構成である。
【0098】アレイ基板側は図24、図25に示すよう
にスイッチング素子であるTFTの上部にだけ絶縁膜
(パッシベ−ション膜)22を形成するようにする。
【0099】対向基板の形成方法は実施の形態1と同様
である。
【0100】対向基板側は図11のように導電性のブラ
ックマトリクスを形成し、導電性のブラックマトリクス
が直接配向膜と接するようにする。
【0101】このように共通電極上の絶縁膜を除去し、
対向基板上に導電性のブラックマトリクスを形成するこ
とにより、ゲ−ト電位部に偏在したイオンが画素電極部
分に拡散、非イオン化されるために黒点状ムラのない良
好な表示品位の液晶素子を得ることができた。
【0102】実施の形態4において対向基板側は図13
〜18に示すような形状でも良く、またアレイ基板側は
図26に示すように走査配線電極側に絶縁膜を形成して
も良く、また図27に示すように信号配線電極上に絶縁
膜を形成しても良く、また図28に示すように走査配線
電極上や信号配線電極上に絶縁膜を形成しても良い。
【0103】(実施の形態5)図29は本発明による液
晶素子の構成を示す上面図である。
【0104】図30(a)は図29のA−A'での断面
図である。図30(b)は図29のB−B'での断面図
である。
【0105】実施の形態3ではガラス基板1上に走査線
4と共通電極5、6を形成し、その上に第1の絶縁膜を
形成し、その上に半導体層、信号線、画素電極を形成し
たが、本発明ではガラス基板1上に信号線7、ドレイン
14、画素電極8、9、半導体層41、40を形成し、
その上に第1の絶縁膜20を形成し、その上に走査線4
と共通電極5、6と画素電極8、9、を選択的に形成す
る。
【0106】すなわち本発明では画素電極8と共通電極
6を同一の層に形成する。アレイ基板側は図29、30
に示すようにスイッチング素子であるTFTの上部にだ
け絶縁膜(パッシベ−ション膜)22を形成するように
する。
【0107】対向基板の形成方法は実施の形態1と同様
である。
【0108】対向基板側は図11のように導電性のブラ
ックマトリクスを形成し、導電性のブラックマトリクス
が直接配向膜と接するようにする。
【0109】このように画素電極上及び共通電極上の絶
縁膜が除去されており、また対向基板上に導電性のブラ
ックマトリクスを形成することにより、ゲ−ト電位部に
偏在したイオンが画素電極部分に拡散、非イオン化され
るために黒点状ムラのない良好な表示品位の液晶素子を
得ることができた。
【0110】実施の形態5において対向基板側は図13
〜18に示すような形状でも良く、またアレイ基板側は
図31に示すように走査配線電極側に絶縁膜を形成して
も良く、また図32に示すように信号配線電極上に絶縁
膜を形成しても良く、また図33に示すように走査配線
電極上や信号配線電極上に絶縁膜を形成しても良い。
【0111】(実施の形態6)図42は本発明による液
晶素子の構成を示す上面図である。図43は図42のC
−C'にでの断面図である。
【0112】実施の形態1では基板間隔を一定に保持す
るスペ−サ−として樹脂球を散布したが、本実施例では
カラ−フィルタ側に突起物(柱)60を形成しておく。
それ以外は実施の形態1と同様である。
【0113】突起物の形成方法としては感光性アクリル
樹脂(PC335:JSR製)を用いて以下の方法で行
った。感光性アクリル樹脂(PC335:JSR製)を
カラ−フィルタ−上にスピンコ−トにより塗布した後、
80℃で1分間プリベ−クを行った。その後所定のマス
クを用いて300mj/cm2で露光を行った。その後
現像液CD702ADにて25℃で1分間現像を行い、
流水で洗浄後、220℃で1時間ポストベ−クを行い
(室温より昇温する)、膜厚5.0μmの突起物60を
形成した。
【0114】突起物60の形成場所61としてはアレイ
側の電極が第1の絶縁膜20、第2の絶縁膜22で覆わ
れている箇所に形成した。
【0115】本発明のように基板間隔を一定に保持する
スペ−サ−として特定の箇所に柱を形成することによ
り、上下基板がショ−トしにくい箇所を選んでスペ−サ
−を設置することができるので、両基板に導電性物質が
形成されていてもショ−トしにくくなる。
【0116】実施の形態6のアレイ基板、対向基板の構
成は実施の形態1と同様に形成したが、実施の形態2、
3、4、5の構成でも良い。また基板間隔を一定に保持
するスペ−サ−はアレイ基板側に形成しても良い。
【0117】なお本実施の形態では液晶としてネマティ
ック液晶を用いたが、ネマティック液晶に限らず、強誘
電性液晶や反強誘電性液晶など液晶の種類によらず有効
である。
【0118】また配向方法としてラビングを用いない配
向(例えば光により配向させる方法)を用いるとさらに
均一な配向を得ることができるのでコントラストが良く
なる。
【0119】すなわち本発明は液晶材料や配向膜材料、
配向方法などによらずに有効である。
【0120】また本発明では能動素子として3端子素子
のTFTを用いたが、2端子素子のMIM(Metal−Ins
ulator−Metal)、ZnOバリスタやSiNxダイオ−ド、
a-Siダイオ−ドなどでも良い。
【0121】また本実施例ではトランジスタの構造とし
てボトムゲ−ト構造及びトップゲ−ト構造のアモルファ
スシリコン(a-Si)を用いたが、他の構成でも良く、ま
たポリシリコン(p-Si)などでも良い。TFTの構造も
チャネル保護型でもチャネルエッチ型でもどちらでも良
い。すなわち本発明はTFTの構造や種類にかかわらず
有効である。
【0122】また基板周辺に駆動回路が形成されていて
も良い。
【0123】また本実施例では両基板をガラス基板で形
成したが、一方あるいは両方の基板をフィルムやプラス
チックなどで形成しても良い。
【0124】またアレイ基板側にカラ−フィルタ−を形
成した基板でも良い。
【0125】また画素電極、共通電極の電極としてAl
を例にとり説明したが、CrやCuなど他の金属、ある
いはITO(酸化スズを混入した酸化インジウム膜)な
どの透明電極を用いても良い。
【0126】対向側のブラックマトリクスとして導電性
の樹脂を用いたが、樹脂に限らず、CrやTiや黒鉛な
どでも良い。
【0127】またアレイ基板側に絶縁膜を形成する方法
と形成しない方法を述べたが、ショ−ト対策のために絶
縁膜を形成する方が良い。
【0128】また反射型液晶素子として、絶縁膜あるい
は配向膜として着色されたものを用いても良い。
【0129】なお本発明では画素電極上に絶縁膜を形成
しない構成と共通電極上に絶縁膜を形成しない構成を述
べた。ゲ−ト電極以外の電位を発生させるという意味で
どちらも効果はあるが、対向電位は画素電位のようにプ
ラス・マイナスに振れていないので、どちらかといえば
共通電極上に絶縁膜を形成しない方が良い。
【0130】また本発明ではIPS方式のパネルについ
て述べたが、IPS方式の改良版として、電極間隔を狭
くして斜め電界を利用して駆動するFFSモ−ド(Frin
ge Field Swiching Mode)や対向基板側に電極を形成し
て斜め電界を利用するHSモ−ド(Hybrid Swiching Mo
de)などでも効果があるのはいうまでもない。
【0131】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一対の基
板間に液晶を挟持しており、前記基板の少なくとも一方
の基板に画素電極、共通電極、信号配線電極、走査配線
電極が形成されており、前記画素電極及び前記共通電極
の間に電圧を印加して液晶分子の配列を変化させる液晶
素子において、イオンを回収するための電極が両基板に
形成することにより、ゲ−ト以外の電位が露出している
ために、ゲ−ト電位部に偏在したイオンが画素電極部分
に拡散、非イオン化されるために表示ムラのない良好な
表示品位の液晶素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す上面図
【図2】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す断面図
【図3】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す上面図
【図4】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す上面図
【図5】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す上面図
【図6】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す上面図
【図7】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す上面図
【図8】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す断面図
【図9】本実施の形態1、2における液晶素子のアレイ
基板側の構造を模式的に示す上面図
【図10】本実施の形態1、2における液晶素子のアレ
イ基板側の構造を模式的に示す断面図
【図11】本実施の形態1、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板の構造を模式的に示す上面図
【図12】本実施の形態1、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板側の構造を模式的に示す断面図
【図13】本実施の形態2、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板の構造を模式的に示す上面図
【図14】本実施の形態2、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板の構造を模式的に示す上面図
【図15】本実施の形態2、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板の構造を模式的に示す上面図
【図16】本実施の形態2、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板の構造を模式的に示す上面図
【図17】本実施の形態2、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板の構造を模式的に示す上面図
【図18】本実施の形態2、3、4、5、6における液
晶素子の対向基板の構造を模式的に示す上面図
【図19】本実施の形態3における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図20】本実施の形態3における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す断面図
【図21】本実施の形態3における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図22】本実施の形態3における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図23】本実施の形態3における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図24】本実施の形態4における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図25】本実施の形態4における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す断面図
【図26】本実施の形態4における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図27】本実施の形態4における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図28】本実施の形態4における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図29】本実施の形態5における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図30】本実施の形態5における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す断面図
【図31】本実施の形態5における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図32】本実施の形態5における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図33】本実施の形態5における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図34】従来の液晶素子のアレイの構造を模式的に示
す上面図
【図35】従来の液晶素子の構造を模式的に示す断面図
【図36】従来の液晶素子の異物の箇所を摸式的に示す
上面図
【図37】黒点状ムラの発生メカニズムを示す模式図
【図38】黒点状ムラの発生メカニズムを示す模式図
【図39】黒点状ムラの発生メカニズムを示す模式図
【図40】本発明の黒点状ムラ対策のメカニズムを示す
模式図
【図41】本発明と比較例の構造を示す模式図
【図42】本実施の形態6における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す上面図
【図43】本実施の形態6における液晶素子のアレイ基
板側の構造を模式的に示す断面図
【符号の説明】
1,2 ガラス基板 3 液晶 4 走査配線(ゲ−ト線) 5 共通電極(走査配線に平行) 6 共通電極(走査配線に垂直) 7 信号配線(ソ−ス線) 8 画素電極(走査配線に垂直) 9 画素電極(走査配線に平行) 10 第2の絶縁膜の形成されていない箇所 11 コンタクトホ−ル 13 ブラックマトリクス 14 ドレイン 16 カラ−フィルタ 17 絶縁膜(オ−バ−コ−ト) 18 絶縁膜の形成されていない部分 20 第1の絶縁膜(SiNx):ゲ−ト絶縁層 21 エッチングストッパ層(SiNx) 22 第2の絶縁膜(SiNx):パッシベ−ション層 30 配向膜 40 第1のアモルファスシリコン層 41 第2のアモルファスシリコン層 50 異物 60 突起物 61 突起物形成箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 熊川 克彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 滝本 昭雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木村 雅典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HA03 HA05 HB04X HC03 HD02 KA04 LA01 LA02 LA04 MA02 MA07 2H091 FA02Y FA35Y FB02 FD04 FD05 GA02 GA06 GA08 GA13 HA06 KA10 LA16 2H092 JA26 JA36 JA46 JB13 JB16 JB52 JB53 JB57 MA08 MA18 MA47 NA01 PA02 PA03 PA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線電極、走査配線電極が形成されており、前記画素
    電極及び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の
    配列を変化させる液晶素子において、イオンを回収する
    ための導電性物質が両基板に形成されていることを特徴
    とする液晶素子。
  2. 【請求項2】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線電極、走査配線電極が形成されており、前記画素
    電極及び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の
    配列を変化させる液晶素子において、前記画素電極、共
    通電極、信号配線電極の少なくともいずれかの電極の上
    の少なくとも一部分に絶縁膜の形成されていない箇所が
    あり、前記絶縁膜の形成されていない部分により電極が
    配向膜のみを介して、あるいは直接液晶に接しており、
    前記画素電極及び前記共通電極が形成されていない基板
    側に導電性のブラックマトリクスが形成されており、表
    示領域内の前記導電性のブラックマトリクスの一部ある
    いは全部が配向膜あるいは液晶と直接接していることを
    特徴とする液晶素子。
  3. 【請求項3】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線電極、走査配線電極が形成されており、前記画素
    電極及び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の
    配列を変化させる液晶素子において、前記画素電極の上
    には絶縁膜が全く形成されておらず、前記絶縁膜の形成
    されていない部分により画素電極が配向膜のみを介し
    て、あるいは直接液晶に接しており、前記画素電極及び
    前記共通電極が形成されていない基板側に導電性のブラ
    ックマトリクスが形成されており、表示領域内の前記導
    電性のブラックマトリクスの一部あるいは全部が配向膜
    あるいは液晶と直接接していることを特徴とする液晶素
    子。
  4. 【請求項4】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線電極、走査配線電極が形成されており、前記画素
    電極及び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の
    配列を変化させる液晶素子において、前記共通電極の上
    には絶縁膜が全く形成されておらず、前記絶縁膜の形成
    されていない部分により共通電極が配向膜のみを介し
    て、あるいは直接液晶に接しており、前記画素電極及び
    前記共通電極が形成されていない基板側に導電性のブラ
    ックマトリクスが形成されており、表示領域内の前記導
    電性のブラックマトリクスの一部あるいは全部が配向膜
    あるいは液晶と直接接していることを特徴とする液晶素
    子。
  5. 【請求項5】一対の基板間に液晶を挟持しており、前記
    基板の少なくとも一方の基板に画素電極、共通電極、信
    号配線電極、走査配線電極が形成されており、前記画素
    電極及び前記共通電極の間に電圧を印加して液晶分子の
    配列を変化させる液晶素子において、前記画素電極及び
    前記共通電極の上には絶縁膜が全く形成されておらず、
    前記絶縁膜の形成されていない部分により前記画素電極
    及び前記共通電極が配向膜のみを介して、あるいは直接
    液晶に接しており、前記画素電極及び前記共通電極が形
    成されていない基板側に導電性のブラックマトリクスが
    形成されており、表示領域内の前記導電性のブラックマ
    トリクスの一部あるいは全部が配向膜あるいは液晶と直
    接接していることを特徴とする液晶素子。
  6. 【請求項6】前記液晶素子に封入される液晶の比抵抗が
    1013Ω・cmよりも小さいことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の液晶素子。
  7. 【請求項7】前記液晶素子にスイッチング素子が形成さ
    れており、スイッチング素子の上部には絶縁膜が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の液晶素子。
  8. 【請求項8】前記導電性のブラックマトリクスに走査配
    線の最小の電圧レベルに対し正の電位が印加されること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液晶素
    子。
  9. 【請求項9】前記導電性のブラックマトリクスが前記共
    通電極と略同電位に設定されていることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の液晶素子。
  10. 【請求項10】前記導電性のブラックマトリクスが導電
    性の樹脂により形成されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の液晶素子。
  11. 【請求項11】前記液晶素子の基板間隔を一定に保持す
    るスペ−サ−として特定の箇所に柱を形成することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液晶素子。
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