JP2004077703A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アレイ基板と対向基板とをシール材により貼り合わせた際に、遮光層およびその近傍で、基板相互間の間隔が減少して液晶材料が十分に注入されなくなったり、液晶材料の量の影響により遮光層およびその近傍で表示不良が発生することを防止する。
【解決手段】この発明の液晶表示装置1は、アレイ基板200と対向基板400との間に液晶層410が設けられている有効表示領域102の周縁部を覆う遮光光250と対向される対向基板の所定の位置または遮光層の所定の位置若しくはその両方に、両基板をシール材106により貼り合わせた際に、遮光層およびその近傍で、基板相互の間隔が減少することを抑止可能な突起450(250a)を有する。
【選択図】 図4
【解決手段】この発明の液晶表示装置1は、アレイ基板200と対向基板400との間に液晶層410が設けられている有効表示領域102の周縁部を覆う遮光光250と対向される対向基板の所定の位置または遮光層の所定の位置若しくはその両方に、両基板をシール材106により貼り合わせた際に、遮光層およびその近傍で、基板相互の間隔が減少することを抑止可能な突起450(250a)を有する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一対の基板間に液晶材料が保持されてなる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置等に代表される平面表示装置は、軽量、薄型、低消費電力の特徴を生かして各種分野で利用されている。
【0003】
中でも液晶表示装置は、パーソナル・コンピュータに代表される携帯情報機器に多用されている。
【0004】
ところで、液晶表示装置の製造工程において、アレイ基板と対向基板の位置あわせの精度を必要以上に高めることを不要とするために、例えばアレイ基板側に遮光層を設ける試みが成されている。例えば、有効表示領域を囲む周辺領域に対応してアレイ基板上に黒色遮光層を配置することが考えられている。また、この黒色遮光層を樹脂材料で構成すると共に、同一工程で有効表示領域にスペーサを形成することも考えられている。そして、このような構成によれば、スペーサ位置をマスクパターンで決定することができるため、スペーサが表示に与える影響を防止できるという効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したように周辺の遮光層とスペーサとを同一工程で作成すると、周辺の遮光層上には別途スペーサを配置する以外に間隙を保持することができない。
【0006】
このため、有効表示領域の大きい液晶表示装置では、基板のたわみ等によって基板間隙が不均一になり、有効表示領域内にも影響を及ぼす。主として旋光性を用いる液晶表示装置に比べて複屈折性を主として用いる表示モード、例えば垂直配向液晶を用いる場合等ではこの影響が顕著となる。更に、垂直配向膜の影響等により液晶材料の注入がし難く、このため基板間隙の不均一に起因して真空部が残存するという問題が生じることもある。
【0007】
この発明は、上記した技術背景に鑑み、基板間隙の均一性に優れ、これにより液晶材料の注入不良が大幅に改善される液晶表示装置を提供することを目的とする。また、この発明は、製造工程を増大させることなく、良好な表示特性が得られる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の画素電極がマトリクス状に配置された表示領域と、この表示領域を囲む周辺領域とを含むアレイ基板と、前記画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、前記画素電極と前記対向電極との間に保持され、複屈折効果に基づき表示を行う液晶材料と、を備えた液晶表示装置において、前記アレイ基板は、前記周辺領域に配置される遮光層と、この遮光層と同一工程で作成され前記表示領域上に配置されるスペーサとを含み、前記対向基板は、前記アレイ基板の前記周辺領域に対応する領域に配置される複数の間隙制御突起とを含むことを特徴とする液晶表示装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1に示される通り、液晶表示装置1は、内部に液晶材が封入されている液晶パネル100と液晶パネル100が表示すべき画像情報や駆動電源を供給可能な駆動回路500とを有している。
【0011】
液晶パネル100と駆動回路基板500とは、フレキシブルプリント基板(可撓性の高い配線材と称される、以下FPCと略称する)550を介して電気的に接続されている。FPC550の一端は、例えば異方性導電膜(ACF)551(図2参照)により、アレイ基板200の所定の位置に設けられている接続電極171に接続されている。FPC550の他端は、同様に、ACF551により駆動回路基板500に接続されている。
【0012】
液晶パネル100は、第1の基板すなわちアレイ基板200と第2の基板すなわち対向基板400との間に、任意本数の信号線Xと、任意本数の走査線Yと、信号線Xと走査線Yとの交点近傍に配置される薄膜トランジスタ(TFT)であるスイッチ素子211からなる複数個の画素Pxを有している。なお、両基板間には、図1では省略されているが、例えばMVA(マルチドメイン・バーチカル・アライン)用に誘電率異方性が負のネマチック型の液晶材料が封入され、垂直配向膜の配向能によって液晶分子は垂直配向している。また、個々の画素Pxには、補助容量Cが与えられている。
【0013】
信号線Xおよび走査線Yは、第1の基板200に一体に形成されたXドライバ151ならびにYドライバ161に接続されている。なお、各ドライバとFPC550との接続に利用される図示しない接続電極部も第1の基板200に一体に設けられている。
【0014】
また、図2を用いて後段に詳述するが、第1の基板200と第2の基板400とを貼り合わせる際に利用されるシール材の内側の所定の位置に設けられる遮光層250と対向する第2の基板400の所定の位置には、遮光層250に向けて僅かに突出された複数の突起(間隔維持部材)450が形成されている。なお、図3を用いて後段に説明するが、第1の基板200の遮光層250に複数の突起(間隔維持部材)250aを設け、第2の基板400の突起250aと対向する位置に同様に突起450を設けてもよい。
【0015】
図2は、図1に示した液晶表示装置に適用可能な液晶パネルの構成の一例を説明する概略断面図である。
【0016】
図2に示される通り、液晶パネル100は、マトリクス状に配置された複数の表示画素部Pxが設けられた有効表示領域102と、駆動回路部(周辺電極部)110とを有している。
【0017】
液晶パネル100は、アレイ基板(第1の基板)200と対向基板(第2の基板)400とが所定の間隔で対向され、両基板間に液晶材料が封止された液晶層410が形成されたものである。なお、アレイ基板200および対向基板400のそれぞれには、例えば厚さが0.7mmの無アルカリガラス板製で光透過性の絶縁基板が用いられる。
【0018】
アレイ基板200の基材であるガラス板201の一方の主面には、マトリクス状に配置された複数の信号線Xおよび複数の走査線Y、信号線Xと走査線Yとの交点近傍に配置される薄膜トランジスタすなわちTFTから構成されるスイッチ素子211およびスイッチ素子211に接続された画素電極213が設けられている。
【0019】
スイッチ素子211は、チャネル領域212cならびにチャネル領域212cを挟んで配置されたソース領域212sおよびドレイン領域212dからなる多結晶シリコン(低温ポリシリコン)膜すなわちp−Si膜を活性層として備えている。
【0020】
スイッチ素子211のゲート電極215は、例えばMoW合金膜からなり、p−Si膜のチャネル領域212c上にTEOS膜等からなるゲート絶縁膜214を介して配置され、走査線Yに接続されている。なお、走査線YもMoW合金により、ゲート電極215と一体的に形成されている。
【0021】
スイッチ素子211のソース電極216sは、例えばMo/AlNd/Mo合金(以下、MAM膜と略称する)膜からなり、ソース領域212sに接続されるとともに画素電極213に接続されている。
【0022】
スイッチ素子211のドレイン電極216dは、例えばMAM膜からなり、ドレイン領域212dに接続されるとともに信号線Xに接続されている。なお、信号線Xも合金により、ドレイン電極216dと一体的に形成されている。
【0023】
画素電極213は、光透過性を有する導電性部材、例えばITO(インジウム・ティン・オキサイド)やIZO(インジウム・ジンク・オキサイド)から形成されており、電圧印加時の液晶材料の配列方向を各領域で異ならしめるため、例えば不図示のスリットが設けられている。このスリットに代えて後述する突起等を対向基板と同様に設けても構わない。画素電極213は、スイッチ素子(TFT)211上に、順に積層されたSiO2等の酸化膜またはSiNx等の窒化膜からなる層間絶縁膜217およびカラーレジスト層が露光・現像されて構成されるカラーフィルタ層CF上に配置される。なお、この実施形態では、層間絶縁膜217には、窒化シリコンを用いている。
【0024】
カラーフィルタ層218は、例えば赤、緑および青にそれぞれ着色されたネガ型のカラーレジスト層によって形成されている。各色のカラーフィルタ層218は、対応する色の表示画素部Px毎に配置されている。
【0025】
また、更にカラーフィルタ層218上の所定の位置には柱状スペーサ104が形成されている。この柱状スペーサ104は、有効表示領域とシール材106との間に設けられる遮光層250と同一材料、同一工程で作成することができ、たとえば黒色レジストで構成することができる。そして、この実施形態では、遮光層250および柱状スペーサ104はそれぞれ3.5μmに形成されている。 配向膜219は、全ての画素電極213を覆うように、有効表示領域102の全面に配置されている。
【0026】
対向基板400の基材であるガラス板401の一方の主面には、画素電極213に対向して配置された対向電極403が設けられている。
【0027】
対向電極403は、光透過性を有する導電性部材、例えばITOによって形成されている。また、ガラス板401と対向電極403との間には透明な樹脂性の高さ1μmの突起450が設けられており、有効表示領域に設けられる突起450によって上述した画素電極213と協調して電圧印加時の液晶材料の配列方向を各領域で異ならしめるよう制御する。
【0028】
そして、アレイ基板200と対向基板400とは、柱状スペーサ104を介して、例えば3.5μmのギャップが与えられて、シール材106によって貼り合せられる。
【0029】
アレイ基板200側の有効表示領域102の外側には、遮光層250が額縁状に配置され、対向基板400側の対応する領域には突起450が有効表示領域と同様に設けられている。従って、図2から明らかなように、遮光層250に向かって、例えば1μm程度突出されている突起450により、アレイ基板200の遮光層250の開放端と対向基板400の突起450の先端との間の距離は、配向膜405の厚さを含んで、1μm程度となる。
【0030】
このように、シール材106により相互に貼り合わせられるアレイ基板200と対向基板400の周縁部の近傍に定義される遮光層250(アレイ基板側)に対向させて、対向基板400側から複数の突起450を設けることにより、貼り合わせに際して基板のたわみ等によって基板相互の距離がシール材106の近傍で狭くなる範囲が少なくとも1μmよりも小さく抑えることができる。これにより、基板間隙に液晶材料を注入するに際し、真空領域が残存することもなく、均一な注入が達成される。
【0031】
また、例えば滴下注入により注入するに際しても、液晶材料の滴下後に基板を貼り合せるにしても、基板間隙を各所で均一に維持できるため、良好な表示特性を確保することができる。
【0032】
図3は、図2に示した突起を、対向基板ならびにアレイ基板の双方から延ばす例を示している。
【0033】
図3に示されるように、アレイ基板200にカラーフィルタ層218を設ける工程において、遮光層250が形成される領域に、予めカラーフィルタ層218と同時に、複数のリブ(芯材)218aを設け、その後通常の工程により遮光層250を形成する。
【0034】
この場合、リブ218aが形成された領域では、遮光層250の一部が開放端側に盛り上がり、突起250aが形成される。従って、カラーフィルタ層218を設ける工程と遮光層250を設ける工程のみにより、遮光層250の一部を、突起250aとすることができる。
【0035】
一方、対向基板400には、上述した実施形態と同様に遮光層250の突起250aと対向する位置にも、任意の高さの突起450が有効表示領域に設けられる配向制御用の突起と同一工程で形成される。
【0036】
この方法によれば、有効表示領域外においても突起250aと突起250とを当接させることでアレイ基板と対向基板との間隙を均一に維持することができ、基板間隙を各所で均一に維持することができる。
【0037】
なお、突起250aと突起250とは、必ずしも当接している必要はなく、セルギャップに対して十分に近接していれば良い。
【0038】
図4は、図2または図3を用いて説明した遮光層および突起を模式的に示した概略図である。
【0039】
図4に示される通り、対向基板400およびアレイ基板200のいずれかまたは双方から、突起450または突起250aと450と設けたとしても、遮光層250の面積に示す突起の割合は低く、このため滴下注入により液晶材料をアレイ基板上に滴下し、液晶材料を基板上に広げる際に、液晶材料の流れを阻害しないことが認められる。なお、突起450または突起250aと450とが設けられる領域は、平面方向から見た状態で、遮光層250の幅(面積)から逸脱しない程度であるから、液晶パネル100の有効表示領域102に、何ら影響を与えることもないことはいうまでもない。
【0040】
有効表示領域102の周辺領域には、一体的に構成される駆動回路部110が配置されている。駆動回路部110は、図1を用いて概略的に説明したが、任意の信号線Xに画像信号を供給する信号線駆動回路部151および個々の走査線Yに走査パルスを供給する走査線駆動回路161を含む。なお、信号線駆動回路部(Yドライバ)151および走査線駆動回路部(Xドライバ)161のそれぞれは、有効表示領域102内に設けられるスイッチ素子と同様に、多結晶シリコン膜を含む薄膜トランジスタによって構成されている。
【0041】
アレイ基板200の外面および対向基板400の外面には、それぞれ、液晶層410の特性に合わせて偏光方向を設定した一対の偏光板220および407が設けられている。すなわち、アレイ基板200を構成する絶縁基板201の他方の主面(裏面)上には、粘着剤221によって貼り付けられた偏光板220が、対向基板400を構成する絶縁基板401の他方の主面(裏面)上には、粘着剤406によって貼り付けられた偏光板407が、それぞれ、配置されている。
【0042】
以下、面光源部810と、面光源部810から出射された光に所定の光学特性を与える少なくとも1枚の光学シート820と、からなるバックライトユニット800が、偏光板220側に設けられる。面光源部810は、例えば液晶パネル100と同等の寸法を有する導光板、この導光板の端面に配置された管状光源、この管状光源から放射された光を導光体の端面に導く反射板などによって構成されている。光学シート820は、面光源部810から出射された光を集光するプリズムシートや拡散する拡散シートなどによって構成される。なお、偏光板220の表面には、粘着剤821を介して、バックライトユニット800を構成する光学シート820が貼り付けられている。
【0043】
なお、この発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形・変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、アクティブマトリクス基板と対向基板との間に挟持されている液晶材料からなる有効表示領域から外部に光が漏れ、あるいは有効表示領域内に外部から光が入ることを阻止するために有効表示領域の周縁部を覆う遮光層に対向する対向基板の所定の位置に複数の突起を設けたことにより、両基板をシール材で貼り合わせた際に、遮光層およびその近傍で、基板相互間の間隔が減少して液晶材料が十分に注入されなくなったり、液晶材料の量の影響により、遮光層およびその近傍で表示不良が発生することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用可能な液晶表示装置の一例を説明する概略図。
【図2】図1に示した液晶表示装置に適用可能な液晶パネルの一例を説明する概略断面図。
【図3】図2に示した液晶パネルの別の構成の一例ヲ説明する概略断面図。
【図4】図2および図3に示した遮光層および突起を平面方向から見た状態を示す概略平面図。
【符号の説明】
1・・・液晶モジュール、
100・・・液晶パネル、
102・・・有効表示領域、
104・・・柱状スペーサ、
106・・・シール材、
110・・・駆動回路部(周辺電極部)、
200・・・アレイ基板、
201・・・ガラス基板、
218・・・カラーフィルタ層、
218a・・リブ、
250・・・遮光層、
250a・・突起(アレイ基板側)、
400・・・対向基板、
401・・・ガラス基板、
404・・・柱状スペーサ、
450・・・突起(対向基板側)。
【発明の属する技術分野】
この発明は、一対の基板間に液晶材料が保持されてなる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置等に代表される平面表示装置は、軽量、薄型、低消費電力の特徴を生かして各種分野で利用されている。
【0003】
中でも液晶表示装置は、パーソナル・コンピュータに代表される携帯情報機器に多用されている。
【0004】
ところで、液晶表示装置の製造工程において、アレイ基板と対向基板の位置あわせの精度を必要以上に高めることを不要とするために、例えばアレイ基板側に遮光層を設ける試みが成されている。例えば、有効表示領域を囲む周辺領域に対応してアレイ基板上に黒色遮光層を配置することが考えられている。また、この黒色遮光層を樹脂材料で構成すると共に、同一工程で有効表示領域にスペーサを形成することも考えられている。そして、このような構成によれば、スペーサ位置をマスクパターンで決定することができるため、スペーサが表示に与える影響を防止できるという効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したように周辺の遮光層とスペーサとを同一工程で作成すると、周辺の遮光層上には別途スペーサを配置する以外に間隙を保持することができない。
【0006】
このため、有効表示領域の大きい液晶表示装置では、基板のたわみ等によって基板間隙が不均一になり、有効表示領域内にも影響を及ぼす。主として旋光性を用いる液晶表示装置に比べて複屈折性を主として用いる表示モード、例えば垂直配向液晶を用いる場合等ではこの影響が顕著となる。更に、垂直配向膜の影響等により液晶材料の注入がし難く、このため基板間隙の不均一に起因して真空部が残存するという問題が生じることもある。
【0007】
この発明は、上記した技術背景に鑑み、基板間隙の均一性に優れ、これにより液晶材料の注入不良が大幅に改善される液晶表示装置を提供することを目的とする。また、この発明は、製造工程を増大させることなく、良好な表示特性が得られる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の画素電極がマトリクス状に配置された表示領域と、この表示領域を囲む周辺領域とを含むアレイ基板と、前記画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、前記画素電極と前記対向電極との間に保持され、複屈折効果に基づき表示を行う液晶材料と、を備えた液晶表示装置において、前記アレイ基板は、前記周辺領域に配置される遮光層と、この遮光層と同一工程で作成され前記表示領域上に配置されるスペーサとを含み、前記対向基板は、前記アレイ基板の前記周辺領域に対応する領域に配置される複数の間隙制御突起とを含むことを特徴とする液晶表示装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1に示される通り、液晶表示装置1は、内部に液晶材が封入されている液晶パネル100と液晶パネル100が表示すべき画像情報や駆動電源を供給可能な駆動回路500とを有している。
【0011】
液晶パネル100と駆動回路基板500とは、フレキシブルプリント基板(可撓性の高い配線材と称される、以下FPCと略称する)550を介して電気的に接続されている。FPC550の一端は、例えば異方性導電膜(ACF)551(図2参照)により、アレイ基板200の所定の位置に設けられている接続電極171に接続されている。FPC550の他端は、同様に、ACF551により駆動回路基板500に接続されている。
【0012】
液晶パネル100は、第1の基板すなわちアレイ基板200と第2の基板すなわち対向基板400との間に、任意本数の信号線Xと、任意本数の走査線Yと、信号線Xと走査線Yとの交点近傍に配置される薄膜トランジスタ(TFT)であるスイッチ素子211からなる複数個の画素Pxを有している。なお、両基板間には、図1では省略されているが、例えばMVA(マルチドメイン・バーチカル・アライン)用に誘電率異方性が負のネマチック型の液晶材料が封入され、垂直配向膜の配向能によって液晶分子は垂直配向している。また、個々の画素Pxには、補助容量Cが与えられている。
【0013】
信号線Xおよび走査線Yは、第1の基板200に一体に形成されたXドライバ151ならびにYドライバ161に接続されている。なお、各ドライバとFPC550との接続に利用される図示しない接続電極部も第1の基板200に一体に設けられている。
【0014】
また、図2を用いて後段に詳述するが、第1の基板200と第2の基板400とを貼り合わせる際に利用されるシール材の内側の所定の位置に設けられる遮光層250と対向する第2の基板400の所定の位置には、遮光層250に向けて僅かに突出された複数の突起(間隔維持部材)450が形成されている。なお、図3を用いて後段に説明するが、第1の基板200の遮光層250に複数の突起(間隔維持部材)250aを設け、第2の基板400の突起250aと対向する位置に同様に突起450を設けてもよい。
【0015】
図2は、図1に示した液晶表示装置に適用可能な液晶パネルの構成の一例を説明する概略断面図である。
【0016】
図2に示される通り、液晶パネル100は、マトリクス状に配置された複数の表示画素部Pxが設けられた有効表示領域102と、駆動回路部(周辺電極部)110とを有している。
【0017】
液晶パネル100は、アレイ基板(第1の基板)200と対向基板(第2の基板)400とが所定の間隔で対向され、両基板間に液晶材料が封止された液晶層410が形成されたものである。なお、アレイ基板200および対向基板400のそれぞれには、例えば厚さが0.7mmの無アルカリガラス板製で光透過性の絶縁基板が用いられる。
【0018】
アレイ基板200の基材であるガラス板201の一方の主面には、マトリクス状に配置された複数の信号線Xおよび複数の走査線Y、信号線Xと走査線Yとの交点近傍に配置される薄膜トランジスタすなわちTFTから構成されるスイッチ素子211およびスイッチ素子211に接続された画素電極213が設けられている。
【0019】
スイッチ素子211は、チャネル領域212cならびにチャネル領域212cを挟んで配置されたソース領域212sおよびドレイン領域212dからなる多結晶シリコン(低温ポリシリコン)膜すなわちp−Si膜を活性層として備えている。
【0020】
スイッチ素子211のゲート電極215は、例えばMoW合金膜からなり、p−Si膜のチャネル領域212c上にTEOS膜等からなるゲート絶縁膜214を介して配置され、走査線Yに接続されている。なお、走査線YもMoW合金により、ゲート電極215と一体的に形成されている。
【0021】
スイッチ素子211のソース電極216sは、例えばMo/AlNd/Mo合金(以下、MAM膜と略称する)膜からなり、ソース領域212sに接続されるとともに画素電極213に接続されている。
【0022】
スイッチ素子211のドレイン電極216dは、例えばMAM膜からなり、ドレイン領域212dに接続されるとともに信号線Xに接続されている。なお、信号線Xも合金により、ドレイン電極216dと一体的に形成されている。
【0023】
画素電極213は、光透過性を有する導電性部材、例えばITO(インジウム・ティン・オキサイド)やIZO(インジウム・ジンク・オキサイド)から形成されており、電圧印加時の液晶材料の配列方向を各領域で異ならしめるため、例えば不図示のスリットが設けられている。このスリットに代えて後述する突起等を対向基板と同様に設けても構わない。画素電極213は、スイッチ素子(TFT)211上に、順に積層されたSiO2等の酸化膜またはSiNx等の窒化膜からなる層間絶縁膜217およびカラーレジスト層が露光・現像されて構成されるカラーフィルタ層CF上に配置される。なお、この実施形態では、層間絶縁膜217には、窒化シリコンを用いている。
【0024】
カラーフィルタ層218は、例えば赤、緑および青にそれぞれ着色されたネガ型のカラーレジスト層によって形成されている。各色のカラーフィルタ層218は、対応する色の表示画素部Px毎に配置されている。
【0025】
また、更にカラーフィルタ層218上の所定の位置には柱状スペーサ104が形成されている。この柱状スペーサ104は、有効表示領域とシール材106との間に設けられる遮光層250と同一材料、同一工程で作成することができ、たとえば黒色レジストで構成することができる。そして、この実施形態では、遮光層250および柱状スペーサ104はそれぞれ3.5μmに形成されている。 配向膜219は、全ての画素電極213を覆うように、有効表示領域102の全面に配置されている。
【0026】
対向基板400の基材であるガラス板401の一方の主面には、画素電極213に対向して配置された対向電極403が設けられている。
【0027】
対向電極403は、光透過性を有する導電性部材、例えばITOによって形成されている。また、ガラス板401と対向電極403との間には透明な樹脂性の高さ1μmの突起450が設けられており、有効表示領域に設けられる突起450によって上述した画素電極213と協調して電圧印加時の液晶材料の配列方向を各領域で異ならしめるよう制御する。
【0028】
そして、アレイ基板200と対向基板400とは、柱状スペーサ104を介して、例えば3.5μmのギャップが与えられて、シール材106によって貼り合せられる。
【0029】
アレイ基板200側の有効表示領域102の外側には、遮光層250が額縁状に配置され、対向基板400側の対応する領域には突起450が有効表示領域と同様に設けられている。従って、図2から明らかなように、遮光層250に向かって、例えば1μm程度突出されている突起450により、アレイ基板200の遮光層250の開放端と対向基板400の突起450の先端との間の距離は、配向膜405の厚さを含んで、1μm程度となる。
【0030】
このように、シール材106により相互に貼り合わせられるアレイ基板200と対向基板400の周縁部の近傍に定義される遮光層250(アレイ基板側)に対向させて、対向基板400側から複数の突起450を設けることにより、貼り合わせに際して基板のたわみ等によって基板相互の距離がシール材106の近傍で狭くなる範囲が少なくとも1μmよりも小さく抑えることができる。これにより、基板間隙に液晶材料を注入するに際し、真空領域が残存することもなく、均一な注入が達成される。
【0031】
また、例えば滴下注入により注入するに際しても、液晶材料の滴下後に基板を貼り合せるにしても、基板間隙を各所で均一に維持できるため、良好な表示特性を確保することができる。
【0032】
図3は、図2に示した突起を、対向基板ならびにアレイ基板の双方から延ばす例を示している。
【0033】
図3に示されるように、アレイ基板200にカラーフィルタ層218を設ける工程において、遮光層250が形成される領域に、予めカラーフィルタ層218と同時に、複数のリブ(芯材)218aを設け、その後通常の工程により遮光層250を形成する。
【0034】
この場合、リブ218aが形成された領域では、遮光層250の一部が開放端側に盛り上がり、突起250aが形成される。従って、カラーフィルタ層218を設ける工程と遮光層250を設ける工程のみにより、遮光層250の一部を、突起250aとすることができる。
【0035】
一方、対向基板400には、上述した実施形態と同様に遮光層250の突起250aと対向する位置にも、任意の高さの突起450が有効表示領域に設けられる配向制御用の突起と同一工程で形成される。
【0036】
この方法によれば、有効表示領域外においても突起250aと突起250とを当接させることでアレイ基板と対向基板との間隙を均一に維持することができ、基板間隙を各所で均一に維持することができる。
【0037】
なお、突起250aと突起250とは、必ずしも当接している必要はなく、セルギャップに対して十分に近接していれば良い。
【0038】
図4は、図2または図3を用いて説明した遮光層および突起を模式的に示した概略図である。
【0039】
図4に示される通り、対向基板400およびアレイ基板200のいずれかまたは双方から、突起450または突起250aと450と設けたとしても、遮光層250の面積に示す突起の割合は低く、このため滴下注入により液晶材料をアレイ基板上に滴下し、液晶材料を基板上に広げる際に、液晶材料の流れを阻害しないことが認められる。なお、突起450または突起250aと450とが設けられる領域は、平面方向から見た状態で、遮光層250の幅(面積)から逸脱しない程度であるから、液晶パネル100の有効表示領域102に、何ら影響を与えることもないことはいうまでもない。
【0040】
有効表示領域102の周辺領域には、一体的に構成される駆動回路部110が配置されている。駆動回路部110は、図1を用いて概略的に説明したが、任意の信号線Xに画像信号を供給する信号線駆動回路部151および個々の走査線Yに走査パルスを供給する走査線駆動回路161を含む。なお、信号線駆動回路部(Yドライバ)151および走査線駆動回路部(Xドライバ)161のそれぞれは、有効表示領域102内に設けられるスイッチ素子と同様に、多結晶シリコン膜を含む薄膜トランジスタによって構成されている。
【0041】
アレイ基板200の外面および対向基板400の外面には、それぞれ、液晶層410の特性に合わせて偏光方向を設定した一対の偏光板220および407が設けられている。すなわち、アレイ基板200を構成する絶縁基板201の他方の主面(裏面)上には、粘着剤221によって貼り付けられた偏光板220が、対向基板400を構成する絶縁基板401の他方の主面(裏面)上には、粘着剤406によって貼り付けられた偏光板407が、それぞれ、配置されている。
【0042】
以下、面光源部810と、面光源部810から出射された光に所定の光学特性を与える少なくとも1枚の光学シート820と、からなるバックライトユニット800が、偏光板220側に設けられる。面光源部810は、例えば液晶パネル100と同等の寸法を有する導光板、この導光板の端面に配置された管状光源、この管状光源から放射された光を導光体の端面に導く反射板などによって構成されている。光学シート820は、面光源部810から出射された光を集光するプリズムシートや拡散する拡散シートなどによって構成される。なお、偏光板220の表面には、粘着剤821を介して、バックライトユニット800を構成する光学シート820が貼り付けられている。
【0043】
なお、この発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形・変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、アクティブマトリクス基板と対向基板との間に挟持されている液晶材料からなる有効表示領域から外部に光が漏れ、あるいは有効表示領域内に外部から光が入ることを阻止するために有効表示領域の周縁部を覆う遮光層に対向する対向基板の所定の位置に複数の突起を設けたことにより、両基板をシール材で貼り合わせた際に、遮光層およびその近傍で、基板相互間の間隔が減少して液晶材料が十分に注入されなくなったり、液晶材料の量の影響により、遮光層およびその近傍で表示不良が発生することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用可能な液晶表示装置の一例を説明する概略図。
【図2】図1に示した液晶表示装置に適用可能な液晶パネルの一例を説明する概略断面図。
【図3】図2に示した液晶パネルの別の構成の一例ヲ説明する概略断面図。
【図4】図2および図3に示した遮光層および突起を平面方向から見た状態を示す概略平面図。
【符号の説明】
1・・・液晶モジュール、
100・・・液晶パネル、
102・・・有効表示領域、
104・・・柱状スペーサ、
106・・・シール材、
110・・・駆動回路部(周辺電極部)、
200・・・アレイ基板、
201・・・ガラス基板、
218・・・カラーフィルタ層、
218a・・リブ、
250・・・遮光層、
250a・・突起(アレイ基板側)、
400・・・対向基板、
401・・・ガラス基板、
404・・・柱状スペーサ、
450・・・突起(対向基板側)。
Claims (5)
- 複数の画素電極がマトリクス状に配置された表示領域と、この表示領域を囲む周辺領域とを含むアレイ基板と、前記画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、前記画素電極と前記対向電極との間に保持され、複屈折効果に基づき表示を行う液晶材料と、を備えた液晶表示装置において、
前記アレイ基板は、前記周辺領域に配置される遮光層と、この遮光層と同一工程で作成され前記表示領域上に配置されるスペーサとを含み、
前記対向基板は、前記アレイ基板の前記周辺領域に対応する領域に配置される複数の間隙制御突起とを含む、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記液晶材料は前記アレイ及び対向基板の主面に対して略垂直に配向していることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
- 前記対向基板は、前記アレイ基板側に突出する配向制御突起を含み、前記間隙制御突起と同一工程で作成されることを特徴とする請求項2記載の液晶表示装置。
- 前記アレイ基板は、前記表示領域の前記画素電極と積層されるカラーフィルタ層を含み、
且つ前記周辺領域に前記カラーフィルタ層と同一工程で作成される突起層を含み、この突起層上に前記遮光層が積層配置されて第2の間隙制御突起を構成することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記間隙制御用突起と前記第2の間隙制御用突起とは互いに当接していることを特徴とする請求項4記載の液晶表示装置。
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