JP2013003287A - 液晶装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本適用例の液晶装置は、一対の基板間に挟持された液晶層50と、一対の基板のうち一方の基板に設けられた複数の画素電極15と、一対の基板のうち他方の基板に設けられ、複数の画素電極15と対向する第1電極としての共通電極23と、液晶層50を駆動することによって生ずる液晶分子LCの流動を阻害するための電位が印加される第2電極としての補助電極25と、を備えた。
【選択図】図8
Description
また、上記特許文献2のように周辺電極を備えることは、液晶表示装置の大型化に繋がってしまう。言い換えれば小型化が難しいという課題があった。
この構成によれば、第2電極に対して周期的に液晶分子の流動を阻害する電位が与えられる。例えば液晶層の駆動電圧を5Vとすれば、0Vから5Vの間の電位を周期的に印加する。これにより、第2電極の近傍に位置する液晶分子が動かされ、表示領域において液晶層を駆動することよって生ずる液晶分子の流動を阻害することになる。よって、液晶中のイオン性不純物の拡散を抑制できる。また、第1電極に対して第2電極を複雑に駆動する必要がないので、簡素な液晶装置の駆動方法を採用することができる。
この構成によれば、第2電極に液晶分子の流動を阻害する電位を与えたときに、液晶層における光漏れが生じたとしても遮光部によって遮光され目立ち難くなる。
この構成によれば、他方の基板において液晶分子の流動方向における画素電極の隅部に対向する位置に設けられた第2電極に液晶分子の流動を阻害する電位を与えることによって、液晶中のイオン性不純物の拡散を効率的に抑制できる。
この構成によれば、有効表示領域の外周側に位置する画素電極にイオン性不純物が偏在することを低減できる。言い換えれば、有効表示領域に亘って万遍なく複数の第2電極を設けなくても、イオン性不純物の偏在に起因する表示不具合を簡素な構成で改善できる。
この構成によれば、第2電極を遮光する遮光部を新たに設ける必要がなく、他方の基板の構成を簡略化できる。
この構成によれば、液晶層中のイオン性不純物の偏在に起因する表示不具合が低減され、優れた表示品質を有する電子機器を提供できる。
<液晶装置>
まず、本実施形態の液晶装置について、図1および図2を参照して説明する。図1(a)は液晶装置の構成を示す概略平面図、同図(b)は同図(a)のH−H’線で切った概略断面図、図2は液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。
以降、該1辺部に沿った方向をX方向とし、該1辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿った方向をY方向として説明する。
また、TFT30における半導体層に光が入射して光リーク電流が流れ、不適切なスイッチング動作となることを防ぐ遮光構造が採用されている。
データ線6aはデータ線駆動回路101(図1参照)に接続されており、データ線駆動回路101から供給される画像信号D1,D2,…,Dnを画素Pに供給する。走査線3aは走査線駆動回路102(図1参照)に接続されており、走査線駆動回路102から供給される走査信号SC1,SC2,…,SCmを各画素Pに供給する。データ線駆動回路101からデータ線6aに供給される画像信号D1〜Dnは、この順に線順次で供給してもよく、互いに隣り合う複数のデータ線6a同士に対してグループごとに供給してもよい。走査線駆動回路102は、走査線3aに対して、走査信号SC1〜SCmを所定のタイミングでパルス的に線順次で供給する。
保持された画像信号D1〜Dnがリークするのを防止するため、画素電極15と共通電極23との間に形成される液晶容量と並列に保持容量16が接続されている。保持容量16は、TFT30のドレインと容量線3bとの間に設けられている。
このように配向膜面に対して負の誘電異方性を有する液晶分子LCが90°未満のプレチルト角θpを与えられて倒立している配向状態を略垂直配向と呼ぶ。
液晶層50の駆動(ON/OFF)を繰り返すと、液晶分子LCはプレチルトの傾斜方向に倒れたり、初期の配向状態に戻ったりする挙動を繰り返す。このような液晶分子LCの挙動が起る略垂直配向処理を1軸の略垂直配向処理という。
なお、傾斜方向θaが45°とは、図4に示すように右上がり45°だけでなく、右下がり45°でもよく、その場合には図4において表示領域Eの左上と右下の角部に表示ムラが発生する。つまり、液晶層50に駆動電圧が与えられたときの液晶分子LCの上記傾斜方向θaが液晶分子LCの流動方向となる。
外部接続用端子104と配線部26とを経由して補助電極25に液晶分子LCの流動を阻害するための電位を与えることができる構成となっている。
(1)液晶装置100には、対向基板20において第1電極としての共通電極23と同一面内に第2電極としての補助電極25が設けられている。補助電極25は、液晶分子LCの流動方向における画素電極15の隅部に対向する位置に設けられており、周期的に液晶分子LCの流動を阻害する電位が与えられる。したがって、液晶層50中のイオン性不純物の拡散による偏在が抑制され、表示領域Eの角部に表示ムラが発生することを低減できる。つまり、通電による表示ムラが発生し難い液晶装置100を提供できる。
(2)補助電極25は、対向基板20において遮光部として機能する配線部26の交差部に配置されている。また、素子基板10の遮光性を有する低抵抗配線材料からなる走査線3aおよびデータ線6aの交差部と対向する位置に設けられている。したがって、補助電極25に液晶層50の駆動電圧に相当する電位を与えたときに、液晶層50から光漏れが生じたとしても、補助電極25が遮光部(非開口領域)内に位置しているので、上記光漏れを目立ち難くすることができる。言い換えれば、補助電極25への通電によって表示品位が低下することがない。
また、配線部26は遮光部を兼ねることから、配線部26と遮光部とを別々に設ける場合に比べて、対向基板20の構成を簡略化できる。
<電子機器>
次に、本実施形態の電子機器について図9を参照して説明する。図9は電子機器としての投射型表示装置の構成を示す概略図である。
ダイクロイックミラー1105で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ1204を経由して液晶ライトバルブ1220に入射する。
ダイクロイックミラー1105を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ1201,1202,1203と2つの反射ミラー1107,1108とからなる導光系を経由して液晶ライトバルブ1230に入射する。
なお、VA方式やOCB方式における配向処理は、液晶分子の傾斜方向が1軸の配向処理となるため、イオン性不純物が液晶分子の流動によって、特定の方向に拡散・偏在し易い。したがって、本発明を適用することで、TN方式に比べるとその効果がより発揮される。
Claims (7)
- 一対の基板と、
前記一対の基板間に挟持された液晶層と、
前記一対の基板のうち一方の基板に複数の画素電極と、
前記一対の基板のうち他方の基板に、前記複数の画素電極と対向する第1電極と、
前記液晶層の液晶分子を駆動することによって生ずる当該液晶分子の流動を阻害するための電位が印加される第2電極と、を備えたことを特徴とする液晶装置。 - 前記第2電極には、周期的に前記液晶分子の流動を阻害するための電位が与えられることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
- 前記画素電極に対応して設けられたトランジスターと、
前記トランジスターと平面的に重なるように設けられた遮光部と、を備え、
前記第2電極は、平面的に前記遮光部が設けられた領域の内側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。 - 前記第2電極は、前記他方の基板において、前記液晶分子の流動方向における前記画素電極の隅部に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
- 前記第2電極は、有効表示領域の外周側に位置する前記画素電極の隅部に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
- 前記第2電極に電位を与える配線部が前記他方の基板における遮光部を構成していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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JP2011132925A JP2013003287A (ja) | 2011-06-15 | 2011-06-15 | 液晶装置および電子機器 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10206865A (ja) * | 1997-01-27 | 1998-08-07 | Canon Inc | 液晶素子 |
JP2002006302A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶素子及びカラ−フィルタ− |
JP2007219487A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-30 | Au Optronics Corp | 複屈折光学補償式液晶ディスプレイ・パネル |
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2011
- 2011-06-15 JP JP2011132925A patent/JP2013003287A/ja not_active Withdrawn
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