JP2002005379A - 二孔管構造体および二孔管用管継手 - Google Patents
二孔管構造体および二孔管用管継手Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接合部の信頼性を向上させた二孔管構造体お
よび二孔管直管の装着を容易かつ的確に行うことができ
る二孔管継手を提供すること。 【解決手段】 二孔管直管8を二孔管用管継手10に接
続する際には、二孔管用管継手10の空間30に刷毛を
挿入して、受け口22の内面に接着剤を万遍なく塗布す
る。一方、二孔管直管16の先端部外面にも接着剤を万
遍なく塗布する。そして、接着剤の塗布状態を目視によ
り確認した後、二孔管直管8の凹溝22c、22dと二
孔管用管継手受け口22の内側凸起26a、26bとを
正確に嵌合させて、挿入し位置が決まり、仕切り板受け
24a、24bの隙間のI型パッキングに案内される。
そして、二孔管直管8を受け口22の内部にさらに挿入
し、図4に示すように、I型パッキング34を溝32に
押し込むとともに、二孔管直管8の管端を当接面22a
に当接させる。
よび二孔管直管の装着を容易かつ的確に行うことができ
る二孔管継手を提供すること。 【解決手段】 二孔管直管8を二孔管用管継手10に接
続する際には、二孔管用管継手10の空間30に刷毛を
挿入して、受け口22の内面に接着剤を万遍なく塗布す
る。一方、二孔管直管16の先端部外面にも接着剤を万
遍なく塗布する。そして、接着剤の塗布状態を目視によ
り確認した後、二孔管直管8の凹溝22c、22dと二
孔管用管継手受け口22の内側凸起26a、26bとを
正確に嵌合させて、挿入し位置が決まり、仕切り板受け
24a、24bの隙間のI型パッキングに案内される。
そして、二孔管直管8を受け口22の内部にさらに挿入
し、図4に示すように、I型パッキング34を溝32に
押し込むとともに、二孔管直管8の管端を当接面22a
に当接させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二孔管直管と二孔
管用管継手を接続してなる二孔管構造体および二孔管直
管を受領する二孔管用管継手に関する。
管用管継手を接続してなる二孔管構造体および二孔管直
管を受領する二孔管用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、二孔管直管および二孔管継手
を接続して、二孔の排気管として広く利用されている。
これには、例えば、風呂場からの排気と、トイレからの
排気を分離して排出することで、仮に空気の逆流が発生
したとしても、トイレの悪臭が風呂場へ流れ込まないよ
うにする働きがある。図9および図10は、この種の二
孔管直管4と二孔管用継手(90°エルボ)10を接続
するところを説明する図である。二孔管直管4は、仕切
壁2によって互いに隔てられた2つの管路3aおよび3
bより構成されている。一方、二孔管用継手1は、両端
に二孔管直管4を90度の角度を付けて接続するもので
あり、本体5の内部には管路を二分する仕切壁6が形成
されている。この本体5の端部には二孔管直管4の管端
を受容する受け口7が形成されている。また、受け口7
の内部には、二孔管直管4の管路3aおよび3bのそれ
ぞれの内面に嵌合される筒状のコア8a、8bが形成さ
れており、コア8aと8bとの間には、I型パッキング
9aを受容する溝9が形成されている。
を接続して、二孔の排気管として広く利用されている。
これには、例えば、風呂場からの排気と、トイレからの
排気を分離して排出することで、仮に空気の逆流が発生
したとしても、トイレの悪臭が風呂場へ流れ込まないよ
うにする働きがある。図9および図10は、この種の二
孔管直管4と二孔管用継手(90°エルボ)10を接続
するところを説明する図である。二孔管直管4は、仕切
壁2によって互いに隔てられた2つの管路3aおよび3
bより構成されている。一方、二孔管用継手1は、両端
に二孔管直管4を90度の角度を付けて接続するもので
あり、本体5の内部には管路を二分する仕切壁6が形成
されている。この本体5の端部には二孔管直管4の管端
を受容する受け口7が形成されている。また、受け口7
の内部には、二孔管直管4の管路3aおよび3bのそれ
ぞれの内面に嵌合される筒状のコア8a、8bが形成さ
れており、コア8aと8bとの間には、I型パッキング
9aを受容する溝9が形成されている。
【0003】ここで、二孔管用管継手1に二孔管直管4
を接合(装着)する際には、二孔管用管継手1および二
孔管直管4の接合面に接着剤を万遍なく塗布し、受け口
7に二孔管直管4を挿入するようにしていた。
を接合(装着)する際には、二孔管用管継手1および二
孔管直管4の接合面に接着剤を万遍なく塗布し、受け口
7に二孔管直管4を挿入するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、二孔管用管継手1に二孔管直管4を接合する際
に、受け口7に挿入すると同時に二孔管直管4の仕切壁
2と二孔管用継手1のI型パッキング9aを受容する溝
9に嵌合せしめなければならない。これらの挿入作業と
嵌合作業を一致させようとする際、挿入時、嵌合部が目
視できない状況となるため、施工性が悪いという問題が
あった。また、受け口7の内面とコア8aおよび8bの
外面との隙間が狭いため、この隙間に接着剤塗布用の刷
毛を挿入したり、この隙間の奥部における接着剤の塗布
状態を目視により簡単に確認することが困難であった。
そのため、接着剤の塗布に手間がかかり、施工性が悪く
コストアップ要因となると同時に施工の信頼性にも問題
があった。
術では、二孔管用管継手1に二孔管直管4を接合する際
に、受け口7に挿入すると同時に二孔管直管4の仕切壁
2と二孔管用継手1のI型パッキング9aを受容する溝
9に嵌合せしめなければならない。これらの挿入作業と
嵌合作業を一致させようとする際、挿入時、嵌合部が目
視できない状況となるため、施工性が悪いという問題が
あった。また、受け口7の内面とコア8aおよび8bの
外面との隙間が狭いため、この隙間に接着剤塗布用の刷
毛を挿入したり、この隙間の奥部における接着剤の塗布
状態を目視により簡単に確認することが困難であった。
そのため、接着剤の塗布に手間がかかり、施工性が悪く
コストアップ要因となると同時に施工の信頼性にも問題
があった。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、二孔管直
管と二孔管用管継手の接合部の信頼性を向上させた二孔
管構造体を提供することである。また、本発明の第2の
目的は、二孔管直管の装着を容易かつ的確に行うことが
できる二孔管継手を提供することである。
管と二孔管用管継手の接合部の信頼性を向上させた二孔
管構造体を提供することである。また、本発明の第2の
目的は、二孔管直管の装着を容易かつ的確に行うことが
できる二孔管継手を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、第1の仕切壁によって互いに隔てられた2つの管路
を有する二孔管直管と、この二孔管直管を所定の角度で
受領する複数の受け口と、第2の仕切壁によって互いに
隔てられた2つの管路を有する本体とを備えた二孔管用
管継手とからなり、前記二孔管直管を二孔管用管継手の
受け口に挿入した際、前記第1仕切壁と前記第2の仕切
壁が連続する仕切壁となる二孔管構造体であって、前記
二孔管用管継手の第2の仕切壁端部に、挿入された前記
二孔管直管の端部を包摂受領する仕切壁受けを設け、前
記二孔管直管の長手方向外側に凹溝か凸起を、二孔管用
継手の受け口の軸方向内側に前記凹溝か凸起と係合する
凸起か凹溝を設け、これらを互いに係合させて二孔管直
管を前記受け口に挿入して固定したことにより、前記第
1の目的を達成する。
は、第1の仕切壁によって互いに隔てられた2つの管路
を有する二孔管直管と、この二孔管直管を所定の角度で
受領する複数の受け口と、第2の仕切壁によって互いに
隔てられた2つの管路を有する本体とを備えた二孔管用
管継手とからなり、前記二孔管直管を二孔管用管継手の
受け口に挿入した際、前記第1仕切壁と前記第2の仕切
壁が連続する仕切壁となる二孔管構造体であって、前記
二孔管用管継手の第2の仕切壁端部に、挿入された前記
二孔管直管の端部を包摂受領する仕切壁受けを設け、前
記二孔管直管の長手方向外側に凹溝か凸起を、二孔管用
継手の受け口の軸方向内側に前記凹溝か凸起と係合する
凸起か凹溝を設け、これらを互いに係合させて二孔管直
管を前記受け口に挿入して固定したことにより、前記第
1の目的を達成する。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記二孔管直管を二孔管用管継手の受け
口に挿入して、前記第1仕切壁と前記第2の仕切壁が接
合して連続する仕切壁を形成する際、この接合面に所定
の形状のパッキングを配置し、前記仕切壁受けの高さが
このパッキングの高さとしたことを特徴とする。
発明において、前記二孔管直管を二孔管用管継手の受け
口に挿入して、前記第1仕切壁と前記第2の仕切壁が接
合して連続する仕切壁を形成する際、この接合面に所定
の形状のパッキングを配置し、前記仕切壁受けの高さが
このパッキングの高さとしたことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明では、二孔管用管継手
が、第1の仕切壁によって互いに隔てられた2つの管路
を有する二孔管直管を所定の角度で受領する複数の受け
口と、第2の仕切壁によって互いに隔てられた2つの管
路を有する本体とからなり、前記二孔管直管を受領した
際、前記第1仕切壁と前記第2の仕切壁が連続する仕切
壁となり、前記第2の仕切壁端部に、挿入された前記二
孔管直管の端部を包摂受領する仕切壁受けを設け、前記
二孔管直管の長手方向外側に設けられた凹溝か凸起と係
合する凸起か凹溝を受け口の軸方向内側に設けたことに
より、前記第2の目的を達成する。
が、第1の仕切壁によって互いに隔てられた2つの管路
を有する二孔管直管を所定の角度で受領する複数の受け
口と、第2の仕切壁によって互いに隔てられた2つの管
路を有する本体とからなり、前記二孔管直管を受領した
際、前記第1仕切壁と前記第2の仕切壁が連続する仕切
壁となり、前記第2の仕切壁端部に、挿入された前記二
孔管直管の端部を包摂受領する仕切壁受けを設け、前記
二孔管直管の長手方向外側に設けられた凹溝か凸起と係
合する凸起か凹溝を受け口の軸方向内側に設けたことに
より、前記第2の目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図1ないし図8を参照して、詳細に説明する。図1
は、二孔管直管8、図2、図3は、二孔管用管継手10
を示した図である。また、図4および図5は、二孔管直
管8と二孔管用管継手10の接合方法を説明する図であ
る。図5は、I型パッキングの形状を示した斜視図であ
る。図1示すように、二孔管直管8は、直管の中央内部
に仕切壁12が軸方向に沿って設けられており、仕切板
12が設けられている位置の外側には、溝部22c、2
2dが軸方向に形成されている。この二孔管直管8の内
部は、仕切壁12によって互いに隔てられた2つの管路
14aおよび14bに2分割されている。図2および図
3に示す二孔管用管継手(90°エルボ)10は、図
4、図5に示すように、2本の二孔管直管8を90度の
角度で接続するものである。この二孔管用管継手10
(図2、図3)は、短管状の本体18と受け口22とか
らなり、本体18の内部には管路を二分する平板状の仕
切壁20が形成されている。また、本体18の端部に設
けられた受け口22は、二孔管直管8の管端を受容す
る。この受け口22の内の奥部には、二孔管直管8の管
端が当接される当接面22aが内周に沿って形成されて
いる。さらに、受け口22の内部には、仕切壁12の端
部と嵌合する仕切り板受け24aおよび24bが仕切壁
20と連続して形成されている。この仕切り板受け24
aおよび24bは、I型パッキング34を受領するため
に、受け口22と接する両端が若干互いに反対方向に広
がった形状となっている。仕切壁20の端部には、パッ
キング装着溝32が形成されている。
を図1ないし図8を参照して、詳細に説明する。図1
は、二孔管直管8、図2、図3は、二孔管用管継手10
を示した図である。また、図4および図5は、二孔管直
管8と二孔管用管継手10の接合方法を説明する図であ
る。図5は、I型パッキングの形状を示した斜視図であ
る。図1示すように、二孔管直管8は、直管の中央内部
に仕切壁12が軸方向に沿って設けられており、仕切板
12が設けられている位置の外側には、溝部22c、2
2dが軸方向に形成されている。この二孔管直管8の内
部は、仕切壁12によって互いに隔てられた2つの管路
14aおよび14bに2分割されている。図2および図
3に示す二孔管用管継手(90°エルボ)10は、図
4、図5に示すように、2本の二孔管直管8を90度の
角度で接続するものである。この二孔管用管継手10
(図2、図3)は、短管状の本体18と受け口22とか
らなり、本体18の内部には管路を二分する平板状の仕
切壁20が形成されている。また、本体18の端部に設
けられた受け口22は、二孔管直管8の管端を受容す
る。この受け口22の内の奥部には、二孔管直管8の管
端が当接される当接面22aが内周に沿って形成されて
いる。さらに、受け口22の内部には、仕切壁12の端
部と嵌合する仕切り板受け24aおよび24bが仕切壁
20と連続して形成されている。この仕切り板受け24
aおよび24bは、I型パッキング34を受領するため
に、受け口22と接する両端が若干互いに反対方向に広
がった形状となっている。仕切壁20の端部には、パッ
キング装着溝32が形成されている。
【0010】この仕切り板受け24a、24bは、二孔
管直管8の仕切り板12を嵌合し、受け口22の内面に
大きな空間30が確保される。受け口22の軸方向にお
いて、仕切り板受け24a、24bは、仕切壁20に設
けられたパッキング装着溝32の底部よりI型パッキン
グ34の厚さL2(約20mm)が高さとなっている。
また、溝32の底部は二孔直管8の管端が当接される当
接面22aより奥部の位置にある。
管直管8の仕切り板12を嵌合し、受け口22の内面に
大きな空間30が確保される。受け口22の軸方向にお
いて、仕切り板受け24a、24bは、仕切壁20に設
けられたパッキング装着溝32の底部よりI型パッキン
グ34の厚さL2(約20mm)が高さとなっている。
また、溝32の底部は二孔直管8の管端が当接される当
接面22aより奥部の位置にある。
【0011】受け口22の内面の軸方向に26a、26
bの凸起が設けられている。これは、二孔管直管の外側
凹溝22c、22dとの、嵌合させて、二孔管直管8の
仕切壁12の端部を二孔管用管継手10の仕切壁20と
仕切り板受け24a、24bとで形成されるI型の空間
に正確導く働きをする。即ち、この例では、嵌合部が目
視できなくても、二管路管直管の外側凹溝、二管路管用
管継手の内側凸起がガイドとなり、二孔管を回動するこ
となく、所定の位置において嵌合することができる。従
って、二孔管直管と二孔管用管継手を接続する作業が1
回の動作がスムースに完了する。
bの凸起が設けられている。これは、二孔管直管の外側
凹溝22c、22dとの、嵌合させて、二孔管直管8の
仕切壁12の端部を二孔管用管継手10の仕切壁20と
仕切り板受け24a、24bとで形成されるI型の空間
に正確導く働きをする。即ち、この例では、嵌合部が目
視できなくても、二管路管直管の外側凹溝、二管路管用
管継手の内側凸起がガイドとなり、二孔管を回動するこ
となく、所定の位置において嵌合することができる。従
って、二孔管直管と二孔管用管継手を接続する作業が1
回の動作がスムースに完了する。
【0012】図4および図5を参照して、二孔管直管8
を二孔管用管継手10に接続する際には、二孔管用管継
手10の空間30に刷毛を挿入して、受け口22の内面
に接着剤を万遍なく塗布する。一方、二孔管直管16の
先端部外面にも接着剤を万遍なく塗布する。そして、接
着剤の塗布状態を目視により確認した後、二孔管直管8
の凹溝22c、22dと二孔管用管継手受け口22の内
側凸起26a、26bとを正確に嵌合させて、挿入し位
置が決まり、仕切り板受け24a、24bの隙間のI型
パッキングに案内される。
を二孔管用管継手10に接続する際には、二孔管用管継
手10の空間30に刷毛を挿入して、受け口22の内面
に接着剤を万遍なく塗布する。一方、二孔管直管16の
先端部外面にも接着剤を万遍なく塗布する。そして、接
着剤の塗布状態を目視により確認した後、二孔管直管8
の凹溝22c、22dと二孔管用管継手受け口22の内
側凸起26a、26bとを正確に嵌合させて、挿入し位
置が決まり、仕切り板受け24a、24bの隙間のI型
パッキングに案内される。
【0013】そして、二孔管直管8を受け口22の内部
にさらに挿入し、図4に示すように、I型パッキング3
4を溝32に押し込むとともに、二孔管直管8の管端を
当接面22aに当接させる。すると、接合面に塗布され
た過剰な接着剤が受け口22の奥部に押し込まれ、当接
面22aにより押し出される。
にさらに挿入し、図4に示すように、I型パッキング3
4を溝32に押し込むとともに、二孔管直管8の管端を
当接面22aに当接させる。すると、接合面に塗布され
た過剰な接着剤が受け口22の奥部に押し込まれ、当接
面22aにより押し出される。
【0014】この実施例によれば、二孔管用管継手10
において、小さな仕切り板受け24a、24bが存在す
るだけの、大きな空間30を確保できるので、この空間
30に刷毛を挿入することによって、受け口22内の接
合面に接着剤を容易に塗布できる。また、この空間30
から接着剤の塗布状態を目視により容易に確認できるの
で、接着剤の塗布むらを防止できる。したがって、二孔
管直管8の挿入抵抗を低減できるとともに、接合部の信
頼性を向上させることができる。
において、小さな仕切り板受け24a、24bが存在す
るだけの、大きな空間30を確保できるので、この空間
30に刷毛を挿入することによって、受け口22内の接
合面に接着剤を容易に塗布できる。また、この空間30
から接着剤の塗布状態を目視により容易に確認できるの
で、接着剤の塗布むらを防止できる。したがって、二孔
管直管8の挿入抵抗を低減できるとともに、接合部の信
頼性を向上させることができる。
【0015】また、二孔管直管8を受け口22に挿入と
同時に位置決めすることができ、しかも、仕切壁12を
確実に案内することができるので、接合作業性を飛躍的
に向上させることができる。さらに、過剰に塗布された
接着剤を空間30に押し出すことができるので、ソルベ
ントクラックの発生を確実に防止できる。
同時に位置決めすることができ、しかも、仕切壁12を
確実に案内することができるので、接合作業性を飛躍的
に向上させることができる。さらに、過剰に塗布された
接着剤を空間30に押し出すことができるので、ソルベ
ントクラックの発生を確実に防止できる。
【0016】さらに、在来品で存在するコア部分(図
9、8a、8b)がなくなるので、コアに使用する材料
を減少できる。従って、製造コストを低減できるととも
に、軽量化できる。なお、上述の実施例では、本発明を
90°エルボに適用した場合を示したが、本発明は、図
7に示すようなソケット40等のような他の任意の継手
にも適用できる。また、仕切壁20ならびに仕切り板受
け24a、24bはたとえば図8に示すように、縦方向
に設けられてもよい。さらに、仕切り受板24a、24
bの仕切壁12と接する面の形状が平板状でなく、両方
あるいは片方が櫛状であっても良く、また24a、24
bの何れかがパッキングと同じ高さを有していて、パッ
キングを保持できるならば、その他の形状、高さは限定
しない。上記の例では、二孔管直管8の外周面に溝部2
2c、22dを設け、受け口22の内周面に凸部を設け
た例を説明したが、その逆に配置してもよい。
9、8a、8b)がなくなるので、コアに使用する材料
を減少できる。従って、製造コストを低減できるととも
に、軽量化できる。なお、上述の実施例では、本発明を
90°エルボに適用した場合を示したが、本発明は、図
7に示すようなソケット40等のような他の任意の継手
にも適用できる。また、仕切壁20ならびに仕切り板受
け24a、24bはたとえば図8に示すように、縦方向
に設けられてもよい。さらに、仕切り受板24a、24
bの仕切壁12と接する面の形状が平板状でなく、両方
あるいは片方が櫛状であっても良く、また24a、24
bの何れかがパッキングと同じ高さを有していて、パッ
キングを保持できるならば、その他の形状、高さは限定
しない。上記の例では、二孔管直管8の外周面に溝部2
2c、22dを設け、受け口22の内周面に凸部を設け
た例を説明したが、その逆に配置してもよい。
【0017】この実施例では、二管路管用管継手の受け
口コアを省けることから二管路管用管継手の受け口部に
大きな空間が確保できる。従って、この空間に一般的に
使用されている刷毛を用い受け口の内面に接着剤を容易
に、かつ均質に塗布することができ、また、接着剤の塗
布状謡を受け口コアに遮られることなく空間から目視に
より容易に確認できる。さらに、受け口コアを省くこと
により、二管路管用管継手の原料を減らすことができ、
なおかつ、複雑な構造を取らないことから、製造時のロ
スが低減されコストダウンにつながる。
口コアを省けることから二管路管用管継手の受け口部に
大きな空間が確保できる。従って、この空間に一般的に
使用されている刷毛を用い受け口の内面に接着剤を容易
に、かつ均質に塗布することができ、また、接着剤の塗
布状謡を受け口コアに遮られることなく空間から目視に
より容易に確認できる。さらに、受け口コアを省くこと
により、二管路管用管継手の原料を減らすことができ、
なおかつ、複雑な構造を取らないことから、製造時のロ
スが低減されコストダウンにつながる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載および請求項2発明では、
二管路管用管継手の受け口コアを省けることから二管路
管用管継手の受け口部に大きな空間が確保できる。ま
た、接合作業を確実に行うことができるので、接合部の
信頼性が向上した二孔管構造体を提供することができ
る。請求項3記載の発明では、二孔管直管を二孔管用管
継手に接合する際の施工性を向上できる。また、接着剤
を均質に塗布できるので、接合部の信頼性を向上させる
ことができる。
二管路管用管継手の受け口コアを省けることから二管路
管用管継手の受け口部に大きな空間が確保できる。ま
た、接合作業を確実に行うことができるので、接合部の
信頼性が向上した二孔管構造体を提供することができ
る。請求項3記載の発明では、二孔管直管を二孔管用管
継手に接合する際の施工性を向上できる。また、接着剤
を均質に塗布できるので、接合部の信頼性を向上させる
ことができる。
【図1】本実施の形態に係る二孔管直管の斜視図であ
る。
る。
【図2】本実施の形態に係る二孔管用管継手の斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2の二孔管用管継手を示した図解図である。
【図4】本実施の形態の使用方法を示す斜視図である。
【図5】本実施の形態の使用方法を示す斜視図である。
【図6】I型パッキングを示す斜視図である。
【図7】他の実施の形態を示した斜視図である。
【図8】他の実施の形態を示した斜視図である。
【図9】従来の技術を示す斜視図である。
【図10】従来の技術を示す図解図である。
8 二孔管直管 10 二孔管用管継手 12 仕切壁 18 本体 20 仕切壁 22 受け口 22c、22d 溝部 24a、24b 仕切り板受け 26a、26b 凸起 30 大きな空間 34 I型パッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久徳 賢彰 東京都港区芝大門2−12−10 浅野スレー ト株式会社内 Fターム(参考) 3H019 EA11 EA20 3H111 AA01 CA23 CA24 CB14 CB23 CB27 DA26 DB11 3J106 AB05 BA01 BB01 BB06 BC06 BD01 BE12 BE29 CA12
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の仕切壁によって互いに隔てられた
2つの管路を有する二孔管直管と、 この二孔管直管を所定の角度で受領する複数の受け口
と、第2の仕切壁によって互いに隔てられた2つの管路
を有する本体とを備えた二孔管用管継手とからなり、 前記二孔管直管を二孔管用管継手の受け口に挿入した
際、前記第1仕切壁と前記第2の仕切壁が連続する仕切
壁となる二孔管構造体であって、 前記二孔管用管継手の第2の仕切壁端部に、挿入された
前記二孔管直管の端部を包摂受領する仕切壁受けを設
け、 前記二孔管直管の長手方向外側に凹溝か凸起を、二孔管
用継手の受け口の軸方向内側に前記凹溝か凸起と係合す
る凸起か凹溝を設け、これらを互いに係合させて二孔管
直管を前記受け口に挿入して固定したことを特徴とする
二孔管構造体。 - 【請求項2】 前記二孔管直管を二孔管用管継手の受け
口に挿入して、前記第1仕切壁と前記第2の仕切壁が接
合して連続する仕切壁を形成する際、この接合面に所定
の形状のパッキングを配置し、 前記仕切壁受けの高さがこのパッキングの高さとしたこ
とを特徴とする請求項1記載の二孔管構造体。 - 【請求項3】 第1の仕切壁によって互いに隔てられた
2つの管路を有する二孔管直管を所定の角度で受領する
複数の受け口と、第2の仕切壁によって互いに隔てられ
た2つの管路を有する本体とからなり、 前記二孔管直管を受領した際、前記第1仕切壁と前記第
2の仕切壁が連続する仕切壁となり、 前記第2の仕切壁端部に、挿入された前記二孔管直管の
端部を包摂受領する仕切壁受けを設け、 前記二孔管直管の長手方向外側に設けられた凹溝か凸起
と係合する凸起か凹溝を受け口の軸方向内側に設けたこ
とを特徴とする二孔管用管継手。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000181704A JP2002005379A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 二孔管構造体および二孔管用管継手 |
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JP2000181704A JP2002005379A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 二孔管構造体および二孔管用管継手 |
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JP2002005379A true JP2002005379A (ja) | 2002-01-09 |
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ID=18682588
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JP2000181704A Pending JP2002005379A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 二孔管構造体および二孔管用管継手 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005379A (ja) |
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