JP2002005368A - 回転自在の接続継手 - Google Patents

回転自在の接続継手

Info

Publication number
JP2002005368A
JP2002005368A JP2001118732A JP2001118732A JP2002005368A JP 2002005368 A JP2002005368 A JP 2002005368A JP 2001118732 A JP2001118732 A JP 2001118732A JP 2001118732 A JP2001118732 A JP 2001118732A JP 2002005368 A JP2002005368 A JP 2002005368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
joint
annular
connection
connecting short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001118732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3936549B2 (ja
Inventor
Yasumi Ota
育實 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001118732A priority Critical patent/JP3936549B2/ja
Publication of JP2002005368A publication Critical patent/JP2002005368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3936549B2 publication Critical patent/JP3936549B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水性、耐久性を損なうことなく洗面台、流
し台等のトラップ側配管(器具配管)と、床下配管とを
接続することができる回転自在の接続継手を提供する。 【解決手段】 床下配管100と器具配管200とを接
続する回転自在の接続継手Aであって、この接続部4,
41がOリングを介して接続される環状凹部5と環状溝
6とで構成され、環状凹部5に並列の環状小溝51と、
環状溝6に並列の周方向への均等配設の小突起52とで
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、器具配管と建物配
管との接続継手、更に詳しくは洗面台(洗面化粧台、洗
面洗髪化粧台を包含する)、流し台等に設けられる器具
配管と、建物配管との接続に特に好適な接続継手に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来、洗面台、流し台等は、キャビネット
内のトラップ等を経たトラップ側配管と床下配管とを接
続して、排水経路を構成している。また、洗面器、流し
等の水栓、湯水混合栓は、器具配管である水栓側配管
と、建物配管(壁配管)とを接続して、給水、給湯経路
を構成している。
【0003】ところで、建物配管である床下配管や壁配
管は、設計通りに配管施工されないことが往々にしてあ
り、その場合、トラップ側配管や、水栓側配管との間に
位置ズレ(管芯相互のズレ)が生じる。また、洗面台や
流し台をリフォームで交換したりすると、交換される洗
面台、流し台の種類の相違からトラップ側配管や、水栓
側配管と、前記建物配管である床下配管や壁配管との間
に位置ズレが生じる現実がある。その際、位置ズレを吸
収してトラップ側配管と床下配管とを接続する場合や、
水栓側配管と壁配管とを接続する場合には、その位置ズ
レ寸法が一定ではないことから、フレキシブル管を使用
したり、種々な長さの金属製の接続継手を製作して、対
処しているのが実状である。しかしながら、接続継手の
場合、位置ズレ寸法に応ずべく、長さを異にする多種類
を製作用意して対処しなければならないし、フレキシブ
ル管では、前記位置ズレ寸法に対する長さの設定が難し
く、洗面台Bや流し台の場合には、長さによってはトラ
ップ側配管200と、床下配管100とを接続するフレ
キシブル管A が図10に示すように逆勾配になって
排水が停滞したり、汚物が詰まったり、局部に強い応力
が集中して長期的使用でヒビ割れが生じ、漏水させる
等、いくつかの点で問題があった。そこで、最近では、
フレキシブル管A は、衛生上、水密性及び気密性の
安全上より支障があるために、特別の事情のない限り使
用が規制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、建物配
管と器具配管の間に位置ズレ(管芯のズレ)が生じてい
ても両配管を接続することができる、構造簡単で工事の
仕易い器具配管と建物配管との接続継手を提供すること
にある。更に他の目的とする処は、排水性は勿論のこと
耐久性を損なうことなく洗面台、流し台等のトラップ側
配管と、床下配管とを接続することができる接続継手を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する目的
のために講じた技術的手段は、所望長さの管両端に接続
短管部を逆方向に直角に曲折した少なくとも2本の継手
用管が回転可能に接続して接続部を構成し、継手用管の
遊端として存在する一方の接続短管部が、建物配管に接
続され、他方の接続短管部が器具配管に接続される回転
自在の接続継手。
【0006】所望長さの管両端に接続管部を逆方向へ直
角に曲折した少なくとも2本の継手用管が回転可能に、
且つ気密性、水密性可能に接続された接続部を構成し、
該接続部は、一方の継手用管の接続短管部の内周壁に
は、押圧されることによりOリングがその全部を埋設さ
せるに足りる断面積の環状凹部を形成するとともに、該
環状凹部と並列の環状小溝を形成し、接続短管部の端部
から環状小溝へ少なくとも1つのスリットを刻設し、他
方の継手用管の接続短管部の外周壁の周方向に、前記環
状小溝に係合する少なくとも2以上の小突起を均等配設
してなる回転自在の接続継手である。
【0007】また、所望長さの管両端に接続短管部を逆
方向へ直角に曲折した少なくとも2本の継手用管が、そ
の相互の接続短管部に位置するOリングを介して接続し
て接続部を構成し、この接続部は、一方の継手用管の接
続短管部の内周壁には押圧されることによってOリング
がその全部を埋設させるに足りる断面積の環状凹部を形
成し、他方の継手用管の接続短管部の外周壁には、Oリ
ングを装填した前記環状凹部が位置されると、押圧で埋
没していたOリングが弾力で膨らみ嵌合する環状溝を刻
設してなり、該環状溝の幅が、膨らみ嵌合したOリング
の断面の弦の長さより小さく、相互の継手用管の接続短
管部の抜き挿しに環状溝口がOリングに噛み込まれ、継
手用管の接続短管部同志の抜き挿し防止をし、且つ継手
用管相互を回転可能とする回転自在の接続継手である。
【0008】そして、回転自在の接続継手は、一方の継
手用管の接続短管部の環状凹部の幅が、他方の継手用管
の接続短管部の環状溝の幅より大きく、該環状溝の幅中
央が、環状凹部の幅中央にほぼ位置するものである。
【0009】また、一方の継手用管の接続短管部の内周
壁に環状凹部と並列の環状小溝が形成され、かつ少なく
とも1つのスリットを接続短管部の端部から環状小溝へ
刻設し、他方の継手用管の接続短管部の外周壁の周方向
に、前記環状小溝に嵌合する少なくとも2以上の小突起
が均等配設され、一方の継手用管の接続短管部に他方の
継手用管の接続短管部を接続するに際して、スリットに
よる接続短管部の端部の拡張で小突起の環状小溝への嵌
め込みがされ、継手用管同志の抜け止めを強化する回転
自在の接続継手である。
【0010】なおまた、一方の継手用管が、遊端の接続
短管部を器具配管に接続し、他方の継手用管が遊端の接
続短管部を建物配管に接続し、器具配管への接続には、
環状パッキン材を介して一方の遊端の接続短管部が回転
可能に袋ナットで螺合され、建物配管への接続には、臭
気止めパッキン材を介して他方の遊端の接続短管部が嵌
入されるものである。
【0011】なお、前記器具配管への接続が一方の遊端
の接続短管部を回転可能にするということは、接続短管
部の周方向へ回転可能に接続するを指し、また、建物配
管への接続が、他方の遊端の接続短管部を嵌入させると
いうことは、建物の床面や壁面から突出する配管部へ周
方向へ回転可能に、且つ、軸方向に摺動可能に接続する
ことを指す。
【0012】また、前記建物配管が床下配管であり、且
つ器具配管が洗面台、流し台等のトラップ側配管である
と好適なものである。
【0013】以上の手段によれば、建物配管(例えば床
下配管)に対して、接続継手自体の可動半径(数本の継
手用管を一直線状に接続した状態)で描かれる仮想面積
内で位置ズレしている器具配管(例えばトラップ側配
管)であれば、建物配管との接続部を中心にした接続継
手自体の回転機能及び両継手用管相互の回転機能を利用
して、遊端となる他方の接続短管部を器具配管に対応さ
せ、接続することが可能となる。また、建物配管への接
続継手の接続が軸方向へ摺動可能であるので、建物と器
具との狭く、且つ一律でない空間での施工を容易にする
ことになる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面は、洗面台のトラップ側配管
(器具配管)と床下配管(建物配管)とを接続する接続
継手の実施の形態を示しており、符号Aは接続継手、符
号Bは洗面台、符号Cは床下である。(図2)
【0015】接続継手Aは、本発明の実施の形態では上
側の継手用管1と、下側の継手用管2との2本が接続一
体化された回転自在のものである(図1)。この継手用
管1及び2は、硬質合成樹脂製や金属製である。
【0016】継手用管1及び2は、共に所望長さの管の
両端に各々逆方向に向けて接続短管部(後述では立上げ
管部1a,2a、垂下管部1b,2bと称する)を直角
状に曲折させてある。
【0017】上側継手用管1と下側継手用管2との2本
は、その相互の接続短管部、即ち、垂下管部1bと立上
げ管部2aとがOリング3を介して接続し、回転自在の
接続部4を形成する。接続部4は、一方の下側継手用管
2の立上げ管部2aの内周壁には、押圧されることによ
ってOリング3がその全部を埋没させるに足りる断面積
の環状凹部5を形成し、他方の上側継手用管1の垂下管
部1bの外周壁には、Oリング3を装填した前記環状凹
部5が位置されると押圧で埋没していたOリング3が、
その弾力で膨らみ嵌合される環状溝6を刻設し、該環状
溝6の幅aが膨らみ嵌合したOリング3の断面形状の弦
の長さbより同等、又は小さく、相互の継手用管1,2
の接続短管部の抜き挿しに環状溝口61がOリング3に
噛み込まれ、継手用管1,2の接続短管部同志の抜き挿
し防止をし、且つ継手用管1,2相互を回転可能とす
る。(図3、図4参照)
【0018】また、上側継手用管1と下側継手用管2と
が回転可能に、且つ気密性、水密性可能に接続された接
続部41を構成し、該接続部41は、一方の下側継手用
管2の立上げ管部2aの内周壁には、押圧されることに
よりOリング3がその全部を埋没させるに足りる断面積
の環状凹部5を形成するとともに、該環状凹部5と並列
の環状小溝51を形成し、立上げ管部2aの端縁部から
環状小溝51へ少なくとも1つのスリット53を刻設
し、他方の上側継手用管1の垂下管部1bの外周壁の周
方向に、前記環状小溝51へ係合する少なくとも2以上
の小突起52を均等配設する回転自在の接続継手であ
る。(図5、図6、図7参照)
【0019】なお、上記接続部41において、下側継手
用管2の立上げ管部2aの内周壁に形成された環状凹部
5は、それに装填されたOリング3が押圧される全部を
埋没させるに足りる断面積を要し、上側継手用管1の垂
下管部1bの外周壁には、Oリング3を装填した前記環
状凹部5が位置されると、押圧し埋没していたOリング
3が、その弾力で膨らみ、嵌合する環状溝6を刻設し、
該環状溝6の幅aが膨らみ嵌合したOリング3の断面形
状の弦の長さbより同等又は小さく、相互の継手用管
1,2の抜き挿しに環状溝口61がOリング3に噛み込
まれ、継手用管1,2同志の抜き挿し防止をし、且つ気
密性、水密性を可能にするとともに、回転可能とするこ
とができる。
【0020】なおまた、一方の継手用管2の環状凹部5
の幅が、他の継手用管1の環状溝6の幅より大きく、該
環状溝6の幅中央が環状凹部5の幅中央にほぼ位置させ
ることによって、接続部41の回転機能の確実性、及び
気密性、水密性の確実性が得られるものである。
【0021】斯様に構成された接続継手Aは、建物配管
への接続には、下側継手用管2の垂下管部2bを、臭気
止めパッキン材7の弾性膜71を床下配管100の床面
上Lから突出する突出配管部101とで軽く挾み付ける
ようにして床下配管100に水平方向回動可能に、且つ
軸方向摺動可能に嵌入する。そして、器具配管への接続
には、上側継手用管1の立上げ管部2aが環状パッキン
材8を介してトラップ側配管や水栓側配管200へ回転
可能に袋ナット9で前記立上げ管部2aに螺合される。
(図2、図8参照)
【0022】この接続継手Aは、図9に示すように下側
の継手用管2の垂下管部2bと床下配管100との嵌合
部を中心に水平方向に回動させ、且つ上側の継手用管1
を下側の継手用管2に対して水平方向に回動させること
によって、両継手用管1,2を一直線状とする可動半径
Rで描かれる仮想面積内であれば、継手用管1の立上げ
管部1aがどの平面視位置にもセットすることのできる
自在性を持つ。それ故、洗面台Bを仮置きにすることに
よって前もって得られているトラップ側配管200の仮
想位置直下に、床下配管100の突出配管部101を中
心とする水平回転機能と上側継手用管1の下側継手用管
2に対する水平回動機能とを併用して上側継手用管1の
立上げ管部1aを配置することができる。そして、トラ
ップ側配管200に対応して底板Mに開孔されている配
管取出し孔M1 から前記上側継手用管1の立上げ管部1
aが内部空間に進入するように洗面台Bへセットし、袋
ナット9を立上げ管部1aに螺合すると、自ずとトラッ
プ側配管200は、前記環状パッキン材8に弾接するよ
うに上側継手用管1の立上げ管部1aに内嵌され、結果
的には、トラップ側配管200と、床下配管100とが
水密状に接続される。最後に、前記配管取出し孔M1
塞ぐように配管固定用化粧板10を底板Mにネジ11止
めし、全ての接続作業が終了する(図8参照)。
【0023】
【実施例】本発明の実施形態は、接続継手Aが上側継手
用管1、下側継手用管2の接続部4と各々の接続短管部
(仕上げ管部1a、垂下管部2b)と間の寸法が共に7
5mmとし、よって、床下配管100及び洗面台B等の
器具配管(トラップ側配管)200との接続の為の接続
継手Aの工事において、両継手用管1,2が一直線状と
なる可動半径Rは150mmとする。また、接続継手A
の高さは、床面Lから洗面台B等の底板Mまでの寸法
が、即ち、約110mm程度とし、少なくとも床面L内
の床下配管100と、洗面台B等の底板内の器具配管2
00との接続が出来るようにした寸法である。そして、
床面Lと洗面台B等の床板Mとの取付工事上の水平方向
への位置ズレは、床下配管100を中心とする接続継手
Aの可動半径R150mm以内に収められ、また、鉛直
方向への位置ズレは、下側継手用管2の垂下管部2bに
よる臭気止めパッキン材7を介しての床下配管100へ
の嵌入が、垂下管部2bの軸方向への摺動を可能とし、
吸収することが出来る。
【0024】更に、本発明では、前記するように洗面台
に限るものではなく、流し台はもとより、シャワーブー
ス等、設置型の設備の器具配管と、建物配管との接続に
も応用することができる。
【0025】ところで、器具配管200と建物配管10
0との接続工事のような狭い空間での作業を容易に、且
つ迅速に、そして合理的に行う為には、本発明のような
回転自在の接続継手Aを用いることが必須条件となる。
しかしながら、上側継手用管1と下側継手用管2との接
続部4,41が接続継手Aの重用構成となる。上記接続
部4,41は、回転自在で且つ気密性、水密性に秀れて
いなければならない。それには、上側継手用管1、及び
下側継手用管2は別々に成形するが接続したなら外れる
ことのないように一体化し、且つ気密的、水密的であっ
て、且つ回転可能に構成していなければならない。そこ
で、上側継手用管1の垂下管部1bと下側継手用管2の
立上げ管部2aとの接続部4,41が気密的、水密的に
されるには、接続したらOリング3を介して、外れない
ようにし、且つOリング3によって気密的、水密的にす
る。
【0026】その一手段として、接続部4は、下側継手
用管2の立上げ管部2aの内周壁には押圧されることに
よってOリング3の全部が埋没されるに足る断面積の環
状凹部5を形成し、その環状凹部5に装填されたOリン
グ3によって接続部4の回転できる構成とし、且つ気密
性、水密性の構成とする。また、上側継手用管1の垂下
管部1bの外周壁には、環状溝6を刻設し、下側継手用
管2の立上げ管部2aと上側継手用管1の垂下管部1a
との接続部4での抜き挿しに環状溝口61がOリング3
に噛み込んで抜き挿し防止をし、外れることがない。
【0027】そして、一方の下側継手用管2の環状凹部
5の幅が、他方の上側継手用管1の環状溝6の幅より大
きくし、該環状溝6の幅中央が環状凹部5の幅中央にほ
ぼ位置させることによって、接続部4の構成を精巧のも
のにし、気密性、水密性を確実にし、更に、Oリング3
への環状溝口61の噛み込みが確実になり、接続部4の
抜き挿し防止をし、外れることが全くなくなる。
【0028】次の手段としては、下側継手用管2の立上
げ管部2aの内周壁には環状凹部5の他に、この環状凹
部5と並列の環状小溝51を形成し、上側継手用管1の
垂下管部1bの外周壁には、前記環状小溝51に係合す
る少なくとも2以上の小突起52を均等配設する。この
接続部41では、環状小溝51に対する小突起52の係
合が一層の外れ防止を確実化することになる。
【0029】したがって、接続部41では、環状小溝5
1に小突起52が係合されることによって、外れ防止を
確実化するので、環状凹部5に装填されたOリング3が
環状溝6に位置し、その環状溝口61で噛み込まれて、
下側継手用管2の立上げ管部2aと上側継手用管1の垂
下管部1bとの接続部41での抜き挿し防止をすること
の確実性がなくてもよいことになる。そして、Oリング
3は、気密性、水密性に専用されるようになってもよい
ことになる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように、建物配管と器具
配管との間に、建物配管の配管施工誤差やリフォームに
よる種類が異なる洗面台や流し台等の設置で、建物配管
に対して器具配管に位置ズレが生じても、その位置ズレ
寸法が建物配管に回動可能に接続される一端を中心にす
る可動半径(複数本の継手用管を一直線状にした状態)
で描かれる仮想面積内の位置ズレであれば、わざわざ多
種類の長さの接続手段を製作用意して対処することな
く、建物配管と器具配管とを接続する便利な接続継手を
提供することができる。その上、前記建物配管が床下配
管、器具配管がトラップ側配管である洗面台や流し台等
の場合には、蛇腹管のように排水が停滞したり、詰まっ
たり、漏水等を招かず、しかも耐久性を損なうことなく
両配管を接続することができる。建物配管と器具配管と
を接続する接続継手が回転自在の接続部を構成している
ために、接続継手の一端を中心とした可動半径で描かれ
る仮想面積内ならば、いずれへにも接続継手の他端を位
置づけることができる。そして、接続継手の接続部は、
接続したならば回転できるが外れないように構成されて
いるので、接続継手が一体部品として有効に取扱えるの
で工事作業が容易且つ簡単にできるようになる。回転自
在の接続継手の接続部は、排水が停滞したり、詰まった
り、漏水等を招くことなく、Oリングを有効に使用して
気密に、水密にすることができ、且つ接続部の外れが生
じないようにできる。よって、回転自在の接続継手は、
接続部での外れがないので、衛生上、安全上に支障ない
ようにできる。また、接続部の外れないようにすること
は、気密性、水密性の確実性が得られ、漏水、臭気漏れ
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転自在の接続継手の全体斜視図。
【図2】 回転自在の接続継手の使用状態を示す断面
図。
【図3】 回転自在の接続継手の一実施例による接続
部の一部拡大断面図。
【図4】 接続部の抜き挿し防止の機構説明図。
【図5】 回転自在の接続継手の他の実施例による接
続部の一部拡大断面図。
【図6】 上側継手用管の接続短管部(垂下管部)に
おける接続部の構成説明図。
【図7】 aは下側継手用管の接続短管部(立上げ管
部)における接続部の構成説明図、bは接続部の構成説
明のための縦断面図。
【図8】 回転自在の接続継手を器具配管(トラップ
配管)へ接続する状態図。
【図9】 接続継手の可動範囲説明図。
【図10】 従来の接続継手の使用状態図。
【符号の説明】
A:接続継手 B:洗面台 C:床下 1:上側継手用管 2:下側継手用管 1a,2a:立上げ管部 1b,2b:垂下管部 3:Oリング 4,41:接続部 5:環状凹部 6:環状溝 61:環状溝口 7:臭気止めパッキン材 8:環状パッキン材 9:袋ナット 51:環状小溝 52:小突起 53:スリット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望長さの管両端に接続短管部を逆方向
    へ直角に曲折した少なくとも2本の継手用管を形成し、
    この継手用管の向い合う接続短管部相互を回転可能に接
    続して接続部を構成し、継手用管の遊端として存在する
    一方の接続短管部が、建物配管に接続され、他方の接続
    短管部が器具配管に接続されることを特徴とする回転自
    在の接続継手。
  2. 【請求項2】 所望長さの管両端に接続短管部を逆方向
    へ直角に折曲した少なくとも2本の継手用管が回転可能
    に、且つ気密性、水密性可能に接続された接続部を構成
    し、該接続部は、一方の継手用管の接続短管部の内周壁
    には、押圧されるこによりOリングがその全部を埋没さ
    せるに足りる断面積の環状凹部を形成するとともに、該
    環状凹部と並列の環状小溝を形成し、接続短管部の端縁
    部から環状小溝へ少なくとも1つのスリットを刻設し、
    他方の継手用管の接続短管部の外周壁の周方向に、前記
    環状小溝に係合する少なくとも2以上の小突起を均等配
    設することからなる回転自在の接続継手。
  3. 【請求項3】 所望長さの管両端に接続短管部を逆方向
    へ直角に曲折した少なくとも2本の継手用管がその相互
    の接続短管部に位置するOリングを介して回転可能に接
    続し、接続部を構成し、この接続部は、一方の継手用管
    の接続短管部の内周壁には、押圧されるこによってOリ
    ングがその全部を埋没させるに足りる断面積の環状凹部
    を形成し、他方の継手用管の接続短管部の外周壁には、
    Oリングを装填した前記環状凹部が位置されると、押圧
    で埋没していたOリングが弾力で膨らみ嵌合する環状溝
    を刻設してなり、該環状溝の幅が膨らみ嵌合したOリン
    グの断面形状の弦の長さより小さくし、相互の継手用管
    の接続短管部の抜き挿しに環状溝口がOリングに噛み込
    まれ、継手用管の接続短管部同志の抜き挿し防止をし、
    且つ継手用管相互を回転可能とする回転自在の接続継
    手。
  4. 【請求項4】 一方の継手用管の接続短管部の環状凹部
    の幅が、他方の継手用管の接続短管部の環状溝の幅より
    大きく、該環状溝の幅中央が環状凹部の幅中央にほぼ位
    置することを特徴とする請求項3記載の回転自在の接続
    継手。
  5. 【請求項5】 一方の継手用管の接続短管部の内周壁に
    環状凹部と並列の環状小溝が形成され、かつ少なくとも
    1つのスリットを接続短管部の端部から環状小溝へ刻設
    し、他方の継手用管の接続短管部の外周壁の周方向に、
    前記環状小溝に係合する少なくとも2以上の小突起が均
    等配設され、一方の継手用管の接続短管部に他方の継手
    用管の接続短管部を接続するに際して、スリットによる
    接続短管部の端部の拡張で小突起の環状小溝への嵌め込
    みがされ、継手用管同志の抜け止めを強化することを特
    徴とする請求項3乃至4のいずれか1項記載の回転自在
    の接続継手。
  6. 【請求項6】 一方の継手用管が、遊端の接続短管部を
    器具配管に接続し、他方の継手用管が遊端の接続短管部
    を建物配管に接続し、器具配管への接続には、環状パッ
    キン材を介して、一方の遊端の接続短管部が回転可能に
    袋ナットで螺合され、建物配管への接続には、臭気止め
    パッキン材を介して、他方の遊端の接続短管部が嵌入さ
    れることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記
    載の回転自在の接続継手。
JP2001118732A 2000-04-17 2001-04-17 回転自在の接続継手 Expired - Fee Related JP3936549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118732A JP3936549B2 (ja) 2000-04-17 2001-04-17 回転自在の接続継手

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000115569 2000-04-17
JP2000-115569 2000-04-17
JP2001118732A JP3936549B2 (ja) 2000-04-17 2001-04-17 回転自在の接続継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002005368A true JP2002005368A (ja) 2002-01-09
JP3936549B2 JP3936549B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=26590251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001118732A Expired - Fee Related JP3936549B2 (ja) 2000-04-17 2001-04-17 回転自在の接続継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3936549B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2409504A (en) * 2003-12-24 2005-06-29 David Weatherill Pipe Repair Fitting
JP2012117587A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toyota Home Kk 建物の配管構造
JP2013064485A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Tokyo Gas Co Ltd 埋設管の新旧管入れ取り替え用連結管及び埋設管の新旧管入れ取り替え工法
KR200469478Y1 (ko) 2012-04-26 2013-10-15 김기옥 변각 및 변위가 가능한 세면대용 배수유닛
KR20150000444U (ko) * 2013-07-19 2015-01-28 대우조선해양 주식회사 높이 조절 가능한 드레인 장치
KR101784770B1 (ko) * 2016-05-02 2017-10-12 삼성중공업 주식회사 로딩암 연결 장치
CN108869931A (zh) * 2018-08-06 2018-11-23 南京磁谷科技有限公司 一种可三自由度调节的管道连接器

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2409504A (en) * 2003-12-24 2005-06-29 David Weatherill Pipe Repair Fitting
GB2409504B (en) * 2003-12-24 2008-01-09 David Weatherill Pipe repair fitting
JP2012117587A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toyota Home Kk 建物の配管構造
JP2013064485A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Tokyo Gas Co Ltd 埋設管の新旧管入れ取り替え用連結管及び埋設管の新旧管入れ取り替え工法
KR200469478Y1 (ko) 2012-04-26 2013-10-15 김기옥 변각 및 변위가 가능한 세면대용 배수유닛
KR20150000444U (ko) * 2013-07-19 2015-01-28 대우조선해양 주식회사 높이 조절 가능한 드레인 장치
KR200486422Y1 (ko) * 2013-07-19 2018-05-16 대우조선해양 주식회사 높이 조절 가능한 드레인 장치
KR101784770B1 (ko) * 2016-05-02 2017-10-12 삼성중공업 주식회사 로딩암 연결 장치
CN108869931A (zh) * 2018-08-06 2018-11-23 南京磁谷科技有限公司 一种可三自由度调节的管道连接器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3936549B2 (ja) 2007-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8069502B2 (en) Flexible flange apparatus with a flexible membrane
US8365318B2 (en) Flexible flange apparatus for connecting conduits and methods for connecting same
JP2002005368A (ja) 回転自在の接続継手
KR101798582B1 (ko) 벽체 매립형 다층식 수전함
JP2009133156A (ja) 排水管と器具との接続用アダプタ
JP4713910B2 (ja) 配管固定具
KR100779702B1 (ko) 길이 조정가능한 배관 연결장치
JP4916674B2 (ja) 配管固定具
KR102058117B1 (ko) 벽체 매립형 수전장치
JP2015124510A (ja) 自在継手
JP4617413B2 (ja) 排水接続管
US20220090364A1 (en) Fitting connecting piece
JP2002115283A (ja) 給水設備における壁付機器の施工構造及びこれに用いる継手管
KR100786331B1 (ko) 호스 연결 구조물
JP4195348B2 (ja) 排水管路用掃除口
JP2019094621A (ja) 接続機構を備えた管体
JP2549749Y2 (ja) 管継手
JPH089242Y2 (ja) ユニット式水廻り設備
JP2777591B2 (ja) バスシステムとこれを組み立てるためのユニットバス
JP7253686B2 (ja) 排水口部材の治具
JP4316316B2 (ja) ユニットバス壁の通水管の貫通部形成装置
JP2645512B2 (ja) 可とう管端末保持具
JP2002250492A (ja) 管路連結構造
JPH07324369A (ja) 洋風便器の設置構造
WO2004048840A1 (en) One touch-style expansion joint for pipe

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees