JP7253686B2 - 排水口部材の治具 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面台や流し台、浴槽・浴室などの排水機器の排水を処理する排水配管について、排水機器に排水口を形成する排水口部材に作業を行うための、排水口部材の治具に関するものであって、更に詳しくは、排水口を形成する排水口部材を排水機器に取り付ける際に排水口部材を回転させるための締付治具の機能と、排水機器の配管施工が漏水無く行われているか否かを確認するための試験を行う際に排水口を閉塞する閉塞治具の機能を兼用した排水口部材の治具に関するものである。
従来より、洗面台や流し台、浴槽・浴室など、使用によって排水を生じる機器が知られている。これら排水機器において、生じた排水を処理するため、排水口を備えた排水口部材を排水機器に取り付けて、排水口から下水側へ配管を行うことで、排水を処理する配管構造が知られている。
特許文献1に記載の発明は、排水機器である浴槽において、排水口を形成する排水口部材とそれを浴槽に取り付けるための締付治具に関する発明であって、以下に記載する、排水口部材、エルボ部材、パッキンと、配管が行われる浴槽から構成され、また以下に記載する締付治具を利用して施工される。
排水口部材は、円筒形状にしてその内部には排水口が形成され、また円筒部分の外側面上端にはフランジ部を、フランジ部の下方には雄ネジ部を、また下端部分に凹欠き部を備えてなる。エルボ部材は管体をL字形上に屈曲させた管体であって、その上流側端部には、排水口部材の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を備えてなる。
パッキンはゴム素材等弾性を有する素材からなるリング状の部材であって、浴槽底面とエルボ部材の上面の間に配置される。
浴槽は上方が開口した箱体であって、その底面には排水口部材を挿通するための取付孔を備えてなる。
締付治具は略円筒形状を成す部材であって、上端には六角部を、また側面には凹欠き部に嵌合する爪部を備えてなる。該爪部は、側面が垂直面且つ上面が傾斜面となる部材であって、弾性部材により締付治具の円筒部分から突出するように構成されると共に、弾性部材の付勢に抗して内径側に押し込むことで、締付治具の円筒部分内に収納することが可能である。また、上端の六角部は、レンチ等、作業者が取っ手として把持して操作を行うための部材、即ち取っ手部材を接続可能な構成となっている。
上記した浴槽と排水口部材とエルボ部材は、以下のように施工される。
まず、排水口部材の筒部分を取付孔に挿通し、フランジ部の下面を取付孔の周縁上面に当接させる。次に、パッキン及びエルボ部材を浴槽下方に配置し、エルボ部材の雌ネジ部を排水口部材の雄ネジ部に螺合させる。
この螺合の際に、エルボ部材の下流側端部は配管に対応した任意の方向に向ける必要があるため、エルボ部材を適切な方向に向けて固定した上で、排水口部材を回転させることで、排水口部材とエルボ部材の螺合が行われる。
ここで、排水口部材とエルボ部材は、以下のようにして螺合される。
ある程度手作業にて排水口部材とエルボ部材の螺合を行った後、締付治具の爪部を弾性部材の付勢に抗して締付治具の筒部分に収納させ、排水口部材の排水口内に挿通する。
締付治具を排水口内の適切な高さ位置で回転させると、爪部が凹欠き部に合致した所で、弾性部材による付勢によって爪部材が外方向に突出し、凹欠き部に爪部が嵌合する。
更に六角部に取っ手部材としてのレンチを接続し、レンチを把持して締付治具を回転させると、締付治具の爪部に嵌合した排水口部材も締付治具と共に回転し、必要な締付強度まで排水口部材を回転させ螺合させることが可能となる。
螺合が充分に進むと、フランジ部下面とエルボ部材の上端部とで、取付孔の周縁を挟持することとなり、排水口部材及びエルボ部材が、浴槽の取付孔に接続固定される。
排水口部材及びエルボ部材の施工が完了した後、締付治具を直上方向に引き上げると、爪部の傾斜面によって弾性部材の付勢に抗して爪部が締付治具の円筒部分内に収納され、排水口から締付治具を抜脱することができる。
上記特許文献1のように、排水口部材の施工に際しては、排水口部材を回転させることで接続が行われる場合が多い。ところで、排水口部材を含む排水機器の配管施工に関しては、上記したような螺合等回転によって接続を行う作業の他に、配管内に排水を流した際に漏水が発生するかどうかを確認する漏水検査を行う必要がある。この漏水試験は、液体や気体を利用する方法が知られている。
液体を利用して試験を行う場合、漏水検査を行いたい範囲を含む排水の流路を、上流側を除き閉塞する。具体的には、特許文献2にあるような閉塞治具を用い、配管の流路を途中部分で閉塞する。また、排水口も排水口に合致する閉塞治具にて閉塞する。
これら閉塞作業を完了させた上で、検査範囲の上流側から配管内に水等液体を流し、検査範囲の配管を満水状態とする。この時、配管上の水面を記録しておき、一定時間経過後に水面を確認して、水面の水位の降下幅が設定された基準値以内であれば漏水は無い、または支障無き程度であると判断される。逆に、基準値を超えて大きく水位が下がっていた場合は、漏水が生じていると判断され、漏水箇所を特定して修正が行われる。
特開2000-220186号公報 特開2008-285920号公報
上記したような、排水口部材の接続による配管施工と、施工完了後の排水配管の漏水検査は、必要箇所の施工が完了し、養生が終了した上であるが、ある程度連続して行われる場合が多い。例えば、集合住宅(マンション)の場合、ある階層の配管施工が完了すると、内装工事を行う前に漏水試験を行い、漏水無いことを確認した上で内装工事を開始し、完了後は他の階層の配管施工を開始する、という場合が多い。しかし、排水口部材に対して、作業の都度、締付治具と閉塞治具を交互に用意することは部材管理が煩雑となり、また別々の治具を用意することから費用においても高額になる、という問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み発明されたものであって、排水口部材の施工に係る治具において、締付治具と閉塞治具を安価で、且つ管理しやすくするものである。
請求項1に記載の本発明は、排水口を形成する筒状の排水口部材に作業を行うための排水口部材の治具であって、
前記排水口部材を回転させるための、前記排水口部材と取っ手部材とを接続し、前記排水口部材の軸に沿う方向に対して前記排水口部材に移動自在で、前記軸の周方向に対して前記排水口部材に固定される締付治具の機能と、
前記排水口を水密的、または気密的に閉塞すると共に、前記排水口部材の軸方向に対して移動不可能な状態に固定する閉塞治具の機能と、を備え
前記排水口部材は前記排水口内に凸部を備え、
前記排水口部材の治具は、
作業者が操作を加える取っ手部材と、
前記排水口内周面に合致する側壁部と、
前記側壁部に設けた、前記排水口部材の軸方向に沿って設けられた、前記排水口内の前記凸部に対し、前記排水口の前記軸の周方向に嵌合する縦溝部とを備えることを特徴とする排水口部材の治具である。
請求項2に記載の本発明は、排水口を形成する筒状の排水口部材に作業を行うための排水口部材の治具であって、
前記排水口部材を回転させるための、前記排水口部材と取っ手部材とを接続し、前記排水口部材の軸に沿う方向に対して前記排水口部材に移動自在で、前記軸の周方向に対して前記排水口部材に固定される締付治具の機能と、
前記排水口を水密的、または気密的に閉塞すると共に、前記排水口部材の軸方向に対して移動不可能な状態に固定する閉塞治具の機能と、を備え
前記排水口部材は前記排水口内に凸部を備え、
前記排水口部材の治具は、
作業者が操作を加える取っ手部材と、
前記排水口内周面に合致する筒状の側壁部と、
前記側壁部に設けた、前記排水口内の前記凸部に回転して嵌合する横溝部と、
前記側壁部の内側全体に設けられた蓋部と、
前記側壁部に沿って設けられ、前記排水口内の全周に亘って水密的、または気密的に当接する密閉部と、を備えることを特徴とする排水口部材の治具である。
請求項3に記載の本発明は、排水口を形成する筒状の排水口部材に作業を行うための排水口部材の治具であって、
前記排水口部材を回転させるための、前記排水口部材と取っ手部材とを接続し、前記排水口部材の軸に沿う方向に対して前記排水口部材に移動自在で、前記軸の周方向に対して前記排水口部材に固定される締付治具の機能と、
前記排水口を水密的、または気密的に閉塞すると共に、前記排水口部材の軸方向に対して移動不可能な状態に固定する閉塞治具の機能と、を備え
前記排水口部材は前記排水口内に凸部を備え、
前記排水口部材の治具は、
作業者が操作を加える取っ手部材と、
前記排水口内周面に合致する側壁部と、
前記側壁部に設けた、前記排水口部材の軸方向に沿って設けられた、前記排水口内の前記凸部に対し、前記排水口の前記軸の周方向に嵌合する縦溝部と、
前記側壁部に設けた、前記排水口内の前記凸部に回転して嵌合する横溝部と、
前記側壁部の内側全体に設けられた蓋部と、
前記側壁部に沿って設けられ、前記排水口内の全周に亘って水密的、または気密的に当接する密閉部と、を備えることを特徴とする排水口部材の治具である。
請求項4に記載の本発明は、前記排水口部材の治具において、
前記排水口内に配置する際に表裏を反転させることで、前記締付治具の機能と前記閉塞治具の機能を切り替えることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の排水口部材の治具である。
請求項5に記載の本発明は、前記排水口部材の治具において、
前記取っ手部材を略棒状とすると共に、前記排水口部材の治具に、
前記取っ手部材が係止される支点部と、
前記支点部に対して回転方向に設けたリブ部と、
からなる前記取っ手部材の取付部を設けたことを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の排水口部材の治具である。

請求項6に記載の本発明は、前記排水口部材の治具において、
前記排水口部材の治具の不適正な方向への回転を防止する不適正回転防止機能を備えたことを特徴とする、請求項に記載の排水口部材の治具である。
請求項1乃至請求項3に記載の発明では、排水口部材を回転させるための締付治具と、排水口を閉塞する閉塞治具を、一体の治具として構成することで、締付治具と閉塞治具を安価且つ管理しやすいものとすることができた。、締付治具また閉塞治具において、必要な機能を明確化することができた。
請求項1、請求項3に記載の発明では、締付治具において、具体的な構成を明確化することができた。
請求項2、請求項3に記載の発明では、閉塞治具において、具体的な構成を明確化することができた。
請求項に記載の発明では、締付治具と閉塞治具の切り替え方法を明確化することができた。
請求項に記載の発明では、排水口部材の治具において、排水口部材を回転させるための取っ手部材を取り付けるのにあたり、レンチなどの締め付けのための専用の部材でなくとも、単純な棒状の部材を取っ手部材として利用することができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、必要な方向にのみ排水口部材の治具を回転させ、誤った不適切な方向には回転させないようにすることで、誤った方向に排水口部材を回転させることが無いように構成することができた。
第一実施例の兼用治具の、締付治具として使用する場合の正面図である。 図1の実施例の平面図である。 図1の実施例の底面図である。 図1の実施例の、上方からの斜視図である。 第一実施例の兼用治具を締付治具として使用している状態を示す断面図である。 第一実施例の兼用治具の、第二の取付部を使用した状態を示す平面図である。 図1の実施例を上下反転させた上での、上方からの斜視図である。 第一実施例の兼用治具を閉塞治具として使用している状態を示す断面図である。 第一実施例の兼用治具の、不適正な方向に回転させた状態を示す平面図である。 第一実施例の兼用治具の、第三の取付部を使用した状態を示す平面図である。 第二実施例の兼用治具の、締付治具として使用する場合の正面図である。 図11の実施例の平面図である。 図11の実施例の、上方からの斜視図である。 第二実施例の兼用治具を締付治具として使用している状態を示す断面図である。 第二実施例の兼用治具を閉塞治具として使用している状態を示す断面図である。 洗濯機用防水パンに排水トラップを施工した状態を示す断面図である。 図16の部材構成を示す参考図である。
以下に、本発明の第一実施例を、図面を参照しつつ説明する。
本発明の第一実施例は、以下に記載する、排水口部材9、トラップ本体10、筒部材11、オワン部材12、パッキンPと、配管が行われる洗濯機用防水パンBから構成され、また以下に記載する締付治具と閉塞治具を兼用する兼用治具1を利用して施工される。
尚、締付治具とは、ネジなどにより回転することで取り付けが行われる排水口部材9について、排水口部材9に、排水口部材9を回転させるための取っ手部材Tを接続する、アダプターの役割を果たす治具である。締付治具と取っ手部材Tは、一体に設けられている場合や、治具と部材が別々に備えられ使用時に適宜組み合わせる場合がある。また、締付治具の機能は、排水口部材9を、必ずしも締め付ける方向にのみ回転させるだけではなく、緩める方向に回転させることもその機能の範疇である。また、締め付け方向、または緩め方向の希望する任意の方向の回転のみ取っ手部材Tからの操作を排水口部材9に伝達し、他方の回転は伝達しない機構を備えた締付治具も存在する。
排水口部材9は、円筒形状の部材であって、その内部には排水口9aが形成されてなる。
また、円筒部分の外側面において、その上端には周縁に沿って外周方向に突出するフランジ部9cを、またフランジ部9cの下方には雄ネジ部9dを、それぞれ設けてなる。
また、円筒部分の内側面において、その中間部分には平面視90度毎に凸部9bを、下端には周縁に沿って内周方向に突出する内鍔部9eを、それぞれ設けてなる。
トラップ本体10は、有底円筒状の部材であって、その内側面の上端側にはフランジ部9c材の雄ネジ部9dと螺合する雌ネジ部10aを備え、またその外側面には床下配管に接続される排出口10bを備えてなる。
筒部材11は円筒形状をなす部材であって、その上端は水平方向に広がっており、施工完了時フランジ部9c材の内鍔部9eと着脱自在且つ水密的に嵌合する。
オワン部材12は、有底円筒形状を成す部材であって、その上面及び上端近傍の側面には開口が形成され、施工完了時にはその上端がフランジ部9cの内鍔部9eに係止されることで、トラップ本体10の内部に配置される。また、その内部には筒部材11の下端が配置される。
パッキンPはゴム素材等弾性を有する素材からなる、断面U字形状を成すリング状の部材であって、洗濯機用防水パンBの取付孔B1周縁に配置される。
上記した排水トラップを取り付ける洗濯機用防水パンBは、略正方形形状であって、該排水トラップを取り付けるための取付孔B1を備えた底面部B2と、底面部B2の四隅に設けられた洗濯機の脚部を載置する台座部B3と、底面部B2及び台座部B3の周囲を囲む様に設けられた壁面部B4と、から構成される。
以下に兼用治具1について説明する。尚、本段落においては、締付治具として使用する場合の、図1の上下を基準として「上」「下」を説明する。
兼用治具1は、その外径が、排水口9aの内径より若干小径となる円筒形状の側壁部1aを有すると共に、該側壁部1aの内側であって、ほぼ中間の高さ位置に、側壁部1aの内側全体を覆う板状の蓋部1bを備えてなる。尚、側壁部1aの高さ幅は、排水口9aの上端から内鍔部9e上端までの高さ幅の約2倍である。
また、兼用治具1の側壁部1aの外側面に、下端から凸部9bの高さ幅程度の幅となる高さ位置まで、平面視排水口9aの凸部9bと合致する形状を備えた縦溝部2が、計8か所、形成されてなる。
また、兼用治具1の側壁部1aの外側面であって、上端から側壁部1aの約1/4までの高さ位置の範囲に、平面視排水口9aの凸部9bと合致する形状を備えた縦方向に側壁部1aを切り欠いた溝から成る案内溝3aと、該案内溝3a下端から側壁部1aの円周右周り方向に延出された横溝部3bが、中心軸に対して90度毎に計4か所、形成されてなる。
尚、本実施例では、案内溝3aは前述の通り側壁部1aを切り欠いて兼用治具1の側壁部1aの内外を貫通していることに対し、縦溝部2及び横溝部3bは側壁部1aの外側面の表面に設けられた溝部分であって、兼用治具1の側壁部1aの内外を貫通するような構成ではない。
また、蓋部1bの中央であって、その上面から上方に延出すると共に、その上端部分が平面視正六角形状を成す第一の取付部4を備えてなる。
該第一の取付部4には、レンチ等、作業者が取っ手として把持して操作を行うための部材、即ち取っ手部材(図示せず)を接続可能な構成となっている。
また、蓋部1bの上面に、第二の取付部5として、案内溝3aの切り欠き部分から蓋部1b中央に向かって平面視U字形上を成す壁面を設けてなる。
また、蓋部1bの下面に、第三の取付部6として、側壁部1aの下端から蓋部1b下面まで、中心軸に対し90度毎に計4か所、切欠部6aを設けると共に、底面視図3のように、該切欠部6aの一方の端部(底面視上端に切欠部6aを配置した場合、向かって右側の切欠部6a端部)から蓋部1b中央より若干偏心した位置に向かって直線状のリブ部を設けてなる。4か所全ての切欠部6aにおいてリブ部が延出されるため、各リブ部は中心近傍にて、角部を形成して交差する。
また、兼用治具1の側壁部1aの外側面であって、軸方向横溝部3bと切欠部6aの中間部分に、側壁部1aの周縁に沿って全周に渡り環状溝8aを備えると共に、該環状溝8aに兼用治具1の側壁部1aと排水口9a内側面の間を水密的且つ気密的に閉塞する、ゴムなど弾性素材から成るリング状のOリングパッキンOを備えてなる。
上記した洗濯機用防水パンBと、排水口部材9を採用した排水トラップは、兼用治具1を利用し、以下のように施工される。
まず、洗濯機用防水パンBの取付孔B1周縁に、断面U字形状の開放部分で取付孔B1周縁を挟むようにしてパッキンPを取り付ける。
次に、排水口部材9の筒部分を取付孔B1に挿通し、フランジ部9cの下面を、パッキンPを介し取付孔B1の周縁上面に当接させる。
次に、排出口10bに床下配管を接続したトラップ本体10を、洗濯機用防水パンB下方に配置し、トラップ本体10の雌ネジ部10aを排水口部材9の雄ネジ部9dに螺合させる。
この螺合の際に、トラップ本体10は床下配管に接続されており、床下配管に合わせた任意の方向に固定されているため、トラップ本体10ではなく排水口部材9を回転させることで、排水口部材9とトラップ本体10の螺合が行われる。
ここで、排水口部材9とトラップ本体10は、兼用治具1の機能の内、以下のように締付治具の機能を利用して螺合される。
ある程度手作業にて排水口部材9とトラップ本体10の螺合を行った後、兼用治具1の第一の取付部4及び第二の取付部5を有する側を上方として排水口部材9の排水口9a上方に配置し、平面視縦溝部2に排水口9a内の凸部9bを合致させた上で、排水口9a内に挿通する。
このようにすることで、図5に示したように、兼用治具1は、凸部9bが縦溝部2の方向、即ち排水口部材9の軸に沿う方向に対して排水口部材9に対し移動自在であるが、排水口部材9の周方向に対しては排水口部材9に固定される。
更に兼用治具1に取っ手部材Tを取り付ける。この取っ手部材Tを兼用治具1に取り付けるには、次の方法1.、方法2.の2つの方法がある。尚、締付治具として兼用治具1を使用する場合、取っ手部材Tは兼用治具1を右回り、左回りの両方の方向に対して回転させるために接続される。
方法1.第一の取付部4に、取っ手部材Tとして、第一の取付部4の六角形状に合致する端部を備えたレンチ(図示せず)を接続することで、兼用治具1に取っ手部材Tを接続することができる。取っ手部材Tとしてのレンチは、右回り、左回りの両方の方向に対して空回りを生じることなく、回転させることができるように構成されてなる。
方法2.第二の取付部5に、取っ手部材Tとして、図6のように、ドライバー等直線的な棒状の部材を第二の取付部5に沿って配置する。この時、第二の取付部5の、中心側端部の窪みにドライバー等、棒状の部材の先端が突き当り固定される。
また、棒状の部材の左右両側にリブ部が設けられてなるため、中心側端部の窪みを支点部7として棒状の部材を係止すると共に、棒状の部材を把持して左右いずれの方向に移動させても、棒状の部材が移動させた方向のリブ部に当接して、そのままその方向に兼用治具1を回転させることができる。
方法1.、または方法2.のいずれかの方法を用い、レンチまたは棒状の部材からなる取っ手部材Tを把持して兼用治具1を排水口部材9の螺合の進む方向に回転させると、排水口部材9は兼用治具1に対し排水口部材9の軸の周方向に対して固定されているため、兼用治具1と共に排水口部材9も回転し、必要な締付強度まで排水口部材9を回転させ螺合させることが可能となる。
螺合が充分に進むと、フランジ部9c下面とトラップ本体10の上端部とで、パッキンPを介し取付孔B1の周縁を挟持することとなり、排水口部材9及びトラップ本体10が、洗濯機用防水パンBの取付孔B1に接続固定される。
排水口部材9及びトラップ本体10の取付が完了した後、締付治具を直上方向に引き上げて排水口9aから取り外す。前述の通り、兼用治具1は、凸部9bが縦溝部2の方向、即ち排水口部材9の軸に沿う方向に対して排水口部材9に対し移動自在に構成されているため、支障無く排水口9aから兼用治具1を抜脱することができる。
次に、排水口部材9の内鍔部9eにオワン部材12を係止し、更に筒部材11を水密的に嵌合させることで、洗濯機用防水パンBへの排水トラップの施工が完了する。
次に、段落0005に記載した方法の、液体を利用して漏水試験を行うため、兼用治具1を用いて排水口9aを閉塞する方法を説明する。ここで、排水口部材9の排水口9aは、兼用治具1の機能の内、以下のように閉塞治具の機能を利用して閉塞される。
兼用治具1を段落0019の状態から上下反転させ図7のように、第三の取付部6を有する側を上方として排水口部材9の排水口9a上方に配置する。次に、平面視兼用治具1の案内溝3aに排水口9a内の凸部9bを合致させ、横溝部3bを凸部9bの高さ位置まで排水口9aに挿通すると、OリングパッキンOが兼用治具1外側面と排水口9a内側面の間に配置され、両部材の間を水密的に接続する。即ち、本実施例において、環状溝8aとOリングパッキンOは密閉部8として機能する。更に、閉塞治具を回転させることで、図8に示したように、凸部9bが横溝部3b上に案内され、兼用治具1が排水口部材9の軸方向である上下方向に対して移動不可能な状態に固定され、且つ密閉部8により排水口9aと水密的に接続される。
この密閉部8による水密的な接続は、密閉部8を排水口9aの内側面と兼用治具1の外側面との間に配置することで行われ、兼用治具1を排水口部材9に強い力で押圧等する必要はない。このため、上記兼用治具1を閉塞治具として使用する場合の兼用治具1に加える作業は、全て手作業にて行うことができる。
以降、段落0005に記載の方法にて漏水試験を行うことができる。
兼用治具1の利用においては、兼用治具1を締付治具として排水口部材9の締め付けに使用し、施工が終了した後、そのまま兼用治具1を閉塞治具として使用し、排水口9aを閉塞すると好適である。理由として、施工完了直後に漏水試験を行わず、後日に漏水試験を行う場合でも、兼用治具1を閉塞治具として排水口9aに取り付けたままとすることで、部材管理の必要がなくなると共に、試験を行うときに改めて排水口9aに兼用治具1を取り付けて回る、という手間を増やさずに済む。また後述するように、排水トラップは、内部に排水に由来する封水が無い状態では、下水側からの臭気や害虫類の逆流を防ぐことができないが、施工したままの、未使用状態の排水配管には排水が流れることがないため、当然に排水トラップ内に封水が存在することはなく、下水側からの臭気や害虫類の逆流を防ぐことができない。しかし、排水口9aを兼用治具1にて閉塞することで、排水トラップ内の封水の有無にかかわらず、下水側からの臭気や害虫類の逆流を防ぐことができる。
漏水試験が完了するなどして兼用治具1を排水口9aから抜脱する場合、兼用治具1を回転させて凸部9bを案内溝3aの位置まで移動させた上で、兼用治具1を上方に移動させることで、兼用治具1を排水口9aから抜脱することができる。
ここで、兼用治具1を閉塞治具として排水口9aに取付ける場合には、前述の通り手作業にて施工を行うことができた。しかし、閉塞治具として使用した兼用治具1を排水口9aから抜脱する際に、長期間排水口9aに兼用治具1を取り付けていた場合、例えば隙間に付着物や砂?み等が生じたり、排水トラップ内の水圧/気圧が高まる等して兼用治具1が下方から加圧されて横溝部3bと凸部9bが強く押圧された結果、手作業では兼用治具1を回転させることが困難な場合が生じることがある。
このような場合、第三の取付部6に棒状の取っ手部材Tを取り付けることで、容易に兼用治具1を回転させることができる。
以下、図9及び図10を参照して第三の取付部6について説明する。尚、説明を容易にするため、本段落の以下の説明においては、図3のAで示す第三の取付部6に基づいて説明するものとし、説明中の上下左右等も、図3におけるAの第三の取付部6を基準としての上下左右である。
第三の取付部6の切欠部6aを通すようにして、取っ手部材Tとして、ドライバー等直線的な棒状の部材を配置する。この時、第三の取付部6の中心側端部の角部に、取っ手部材Tの、棒状部分の先端が突き当るようにする。
取っ手部材Tを図3の右回り方向に回転させようとすると、取っ手部材Tは、図示向かって上側の側壁面(またはリブ部)には当接するが、図9のように取っ手部材Tの先端は角部から外れてしまうため、角部に取っ手部材Tの先端を固定することはできない。
一方、取っ手部材Tを図3の左回り方向に回転させようとすると、取っ手部材Tは、図示向かって下側の側壁面に当接し、また角部に取っ手部材Tの先端部分が当接して固定されるため、兼用治具1を応力を加えた左側方向に回転させることができる。
即ち、本実施例の第三の取付部6は、図3における左回り方向に取っ手部材Tを回転させる場合のみ、角部が支点部7として、切欠部6aの左側の側壁部1aがリブ部として、それぞれ機能し、取っ手部材Tに操作を加えて兼用治具1を回転させることができ、右回り方向には支点部7として機能する構造が無いため回転させることができない。
ここで、閉塞治具として兼用治具1を使用する場合、兼用治具1を排水口9aに取り付けるための作業は閉塞治具を手作業にて右回りに回転させることで達成できるため、第三の取付部6に取っ手部材Tを配置して作業を行う必要はない。一方、兼用治具1を排水口9aから取り外すための作業は閉塞治具を手作業にて回転させることが困難となる場合があり、その場合には取っ手部材Tを取り付ける必要がある。即ち、本実施例では、閉塞治具として兼用治具1に取っ手部材Tを接続する場合には、左回りさせる場合のみであって、兼用治具1において、右回りに兼用治具1を回転させることは、不適正な方向への回転であると言える。
即ち、本実施例の第三の取付部6は、排水口部材9の治具である兼用治具1について、不適正な方向への回転を防止する不適正回転防止を防止する機能を備えてなる。
兼用治具1を取り外し、排水口9aを開放させた後、洗濯機用防水パンBの台座部B3に洗濯機を載置し、洗濯機からの排水ホースを排水口9aに接続することで、洗濯機の施工が完了する。
この様に施工された、洗濯機、洗濯機用防水パンB、排水トラップにおいて、洗濯機の使用により排水ホースに排水が生じたり、あるいは洗濯機の破損などの理由により洗濯機用防水パンB上に排水が発生し、排水口9a内に排水が生じると、排水は、排水口9a、筒部材11、オワン部材12内、オワン部材12上方側面の開口、またトラップ本体10内を通過し、排出口10bから床下配管を介し下水側に排出される。
また、この時オワン部材12内に排水が溜まることで、筒部材11内からオワン部材12内の流路が満水状態となる。この満水状態の流路を、下水側の臭気や害虫類は通過できないため、下水側の臭気や害虫類が屋内側に侵入することを防止することができる。この時、オワン部材12内に溜まる排水溜まりを封水と呼び、臭気や害虫類の逆流を防止する機能をトラップ機能と呼ぶ。本実施例の排水トラップは、封水によってトラップ機能を生じる封水式排水トラップである。
本発明の実施例は上記のようであるが、本発明は上記実施例に限定されるものでは無く、発明の主旨を変更しない範囲で自由に変更が可能である。例えば、上記実施例では、排水口部材9は、洗濯機用防水パンBに取り付けられる排水トラップの排水口部材9であるが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、浴槽や浴室、洗面台や流し台等、排水機器に取り付けられる排水口部材9であればどのような排水機器の排水装置に用いても構わない。
また、上記実施例では、漏水試験は液体を利用して行う方法が記載されてなるが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば液体ではなく気体を利用して漏水試験を行うことができる。気体を利用して漏水試験を行う場合、漏水検査を行いたい範囲を含む排水の流路を、後述する検査機器を接続する部分を除きすべて閉塞する。また、必要に応じて兼用治具1の閉塞治具の機能を用い排水口9aも閉塞する。これら閉塞作業を完了させた上で、検査機器として気圧計と加圧ポンプを配管に接続し、接続箇所を密閉する。加圧ポンプを作動させ、配管内の気圧を配管外よりも高圧とする。この時、配管内の気圧を記録しておき、一定時間経過後に配管内の気圧を再度確認して、気圧の降下幅が設定された基準値以内であれば漏水は無い、または支障無き程度であると判断される。逆に、基準値を超えて大きく気圧が下がっていた場合は、漏水が生じると判断される。
また、上記実施例では、締付治具と閉塞治具の機能は兼用治具1の表裏を反転させることで切り替えていたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、図11乃至図15に示した兼用治具1のように、兼用治具1の同じ側に締付治具と閉塞治具の機能を備えるようにしてもかまわない。
図11乃至図15に示した兼用治具1は、その外径が、排水口9aの内径より若干小径となる円筒形状の側壁部1aを有すると共に、該側壁部1aの内側であって、ほぼ中間の高さ位置に、側壁部1aの内側全体を覆う板状の蓋部1bを備えてなる。
また、兼用治具1の側壁部1aの外側面であって、下端から排水口部材9の凸部9bの高さ幅分までの高さ位置の範囲に、平面視排水口9aの凸部9bと合致する形状を備えた縦溝部2が、中心軸に対して60度毎に計6か所、形成されてなる。
また、兼用治具1の側壁部1aの外側面であって、排水口部材9の内鍔部9e上面から凸部9bの上端までの高さ幅と同じ高さ幅で、平面視排水口9aの凸部9bと合致する形状を備えた縦方向に側壁部1aを切り欠いた溝から成る案内溝3aと、該案内溝3aから側壁部1aの円周右回り方向に延出された横溝部3bを、中心軸に対して60度毎に計6か所、形成されてなる。
また、蓋部1bの中央であって、その上面から上方に延出すると共に、その上端部分が平面視正六角形状を成す第一の取付部4を備えてなる。
該第一の取付部4には、レンチ等、作業者が取っ手として把持して操作を行うための部材、即ち取っ手部材(図示せず)を接続可能な構成となっている。
また、蓋部1bの上面に、第二の取付部5として、案内溝3aの切り欠き部分から蓋部1b中央に向かって平面視U字形上を成す壁面を、中心軸に対して90度毎に計4か所、設けてなる。
また、兼用治具1の側壁部1aの外側面であって、横溝部3bの上方に、側壁部1aの周縁に沿って全周に渡り環状溝8aを備えると共に、該環状溝8aに兼用治具1の側壁部1aと排水口9a内側面の間を水密的且つ気密的に閉塞する、ゴムなど弾性素材から成るリング状のOリングパッキンOを備えてなる。
上記した図11乃至図15の兼用治具1を締付治具として使用する場合、平面視兼用治具1の縦溝部2に排水口9a内の凸部9bを合致させた上で、排水口9a内に挿通し、図14に示したように、縦溝部2に凸部9bを嵌合させる。
更に、第一の実施例と同様にして、兼用治具1の第一の取付部4にレンチなどからなる取っ手部材T(図示せず)を接続するか、または第二の取付部5に、ドライバー等棒状の部材からなる取っ手部材Tを配置することで、兼用治具1に接続された取っ手部に操作を加えて排水口部材9を右回り、左回りのいずれの方向にも回転させることができる。
また、上記した図11乃至図15の兼用治具1を閉塞治具として使用する場合、平面視兼用治具1の案内溝3aに排水口9a内の凸部9bを合致させ、横溝部3bを凸部9bの高さ位置まで排水口9aに挿通すると、OリングパッキンOが兼用治具1外側面と排水口9a内側面の間に配置され、図15に示したように、両部材の間を水密的に接続する。即ち、図11乃至図15の兼用治具1において、環状溝8aとOリングパッキンOは密閉部8として機能する。更に、閉塞治具を回転させることで、凸部9bが横溝部3b上に案内され、兼用治具1が排水口部材9の軸方向である上下方向に対して移動不可能な状態に固定され、且つ密閉部8により排水口9aと水密的に接続されることで、排水口9aを水密的に閉塞する。閉塞治具として機能する兼用治具1に、取っ手部材Tを接続して回転操作を行う場合、締付治具として使用する場合と同様に、第一の取付部4、または第二の取付部5に、それぞれの取付部に適合した取っ手部材Tを取り付け、取っ手部材Tに操作を加えることで兼用治具1を希望する方向に回転させることができる。前述の通り、図11乃至図15の本実施例では、取っ手部材Tを備えた場合、取っ手部材Tを用いて排水口部材9を右回り、左回りのいずれの方向にも回転させることができる。即ち、図11乃至図15の兼用治具1は、閉塞治具として使用する場合に、第一実施例とは異なり、不適正な方向への回転を防止する不適正回転防止の機能を有さない兼用治具1である。
1 兼用治具 1a 側壁部
1b 蓋部 2 縦溝部
3a 案内溝 3b 横溝部
4 第一の取付部 5 第二の取付部
6 第三の取付部 6a 切欠部
7 支点部 8 密閉部
8a 環状溝 9 排水口部材
9a 排水口 9b 凸部
9c フランジ部 9d 雄ネジ部
9e 内鍔部 10 トラップ本体
10a 雌ネジ部 10b 排出口
11 筒部材 12 オワン部材
B 洗濯機用防水パン B1 取付孔
B2 底面部 B3 台座部
B4 壁面部 O Oリングパッキン
P パッキン T 取っ手部材

Claims (6)

  1. 排水口を形成する筒状の排水口部材に作業を行うための排水口部材の治具であって、
    前記排水口部材を回転させるための、前記排水口部材と取っ手部材とを接続し、前記排水口部材の軸に沿う方向に対して前記排水口部材に移動自在で、前記軸の周方向に対して前記排水口部材に固定される締付治具の機能と、
    前記排水口を水密的、または気密的に閉塞すると共に、前記排水口部材の軸方向に対して移動不可能な状態に固定する閉塞治具の機能と、を備え
    前記排水口部材は前記排水口内に凸部を備え、
    前記排水口部材の治具は、
    作業者が操作を加える取っ手部材と、
    前記排水口内周面に合致する側壁部と、
    前記側壁部に設けた、前記排水口部材の軸方向に沿って設けられた、前記排水口内の前記凸部に対し、前記排水口の前記軸の周方向に嵌合する縦溝部とを備えることを特徴とする排水口部材の治具。
  2. 排水口を形成する筒状の排水口部材に作業を行うための排水口部材の治具であって、
    前記排水口部材を回転させるための、前記排水口部材と取っ手部材とを接続し、前記排水口部材の軸に沿う方向に対して前記排水口部材に移動自在で、前記軸の周方向に対して前記排水口部材に固定される締付治具の機能と、
    前記排水口を水密的、または気密的に閉塞すると共に、前記排水口部材の軸方向に対して移動不可能な状態に固定する閉塞治具の機能と、を備え
    前記排水口部材は前記排水口内に凸部を備え、
    前記排水口部材の治具は、
    作業者が操作を加える取っ手部材と、
    前記排水口内周面に合致する筒状の側壁部と、
    前記側壁部に設けた、前記排水口内の前記凸部に回転して嵌合する横溝部と、
    前記側壁部の内側全体に設けられた蓋部と、
    前記側壁部に沿って設けられ、前記排水口内の全周に亘って水密的、または気密的に当接する密閉部と、を備えることを特徴とする排水口部材の治具。
  3. 排水口を形成する筒状の排水口部材に作業を行うための排水口部材の治具であって、
    前記排水口部材を回転させるための、前記排水口部材と取っ手部材とを接続し、前記排水口部材の軸に沿う方向に対して前記排水口部材に移動自在で、前記軸の周方向に対して前記排水口部材に固定される締付治具の機能と、
    前記排水口を水密的、または気密的に閉塞すると共に、前記排水口部材の軸方向に対して移動不可能な状態に固定する閉塞治具の機能と、を備え
    前記排水口部材は前記排水口内に凸部を備え、
    前記排水口部材の治具は、
    作業者が操作を加える取っ手部材と、
    前記排水口内周面に合致する側壁部と、
    前記側壁部に設けた、前記排水口部材の軸方向に沿って設けられた、前記排水口内の前記凸部に対し、前記排水口の前記軸の周方向に嵌合する縦溝部と、
    前記側壁部に設けた、前記排水口内の前記凸部に回転して嵌合する横溝部と、
    前記側壁部の内側全体に設けられた蓋部と、
    前記側壁部に沿って設けられ、前記排水口内の全周に亘って水密的、または気密的に当接する密閉部と、を備えることを特徴とする排水口部材の治具。
  4. 前記排水口部材の治具において、
    前記排水口内に配置する際に表裏を反転させることで、前記締付治具の機能と前記閉塞治具の機能を切り替えることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の排水口部材の治具。
  5. 前記排水口部材の治具において、
    前記取っ手部材を略棒状とすると共に、前記排水口部材の治具に、
    前記取っ手部材が係止される支点部と、
    前記支点部に対して回転方向に設けたリブ部と、
    からなる前記取っ手部材の取付部を設けたことを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の排水口部材の治具。
  6. 前記排水口部材の治具において、
    前記排水口部材の治具の不適正な方向への回転を防止する不適正回転防止機能を備えたことを特徴とする、請求項に記載の排水口部材の治具。
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