JP2002004168A - プリ−ツの製造方法 - Google Patents

プリ−ツの製造方法

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JP2002004168A
JP2002004168A JP2000182596A JP2000182596A JP2002004168A JP 2002004168 A JP2002004168 A JP 2002004168A JP 2000182596 A JP2000182596 A JP 2000182596A JP 2000182596 A JP2000182596 A JP 2000182596A JP 2002004168 A JP2002004168 A JP 2002004168A
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JP
Japan
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heat
cloth
sheet
fabric
shrinkable sheet
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JP2000182596A
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Katsuya Nakamura
勝弥 中村
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NISHII KK
Original Assignee
NISHII KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本願発明は、熱収縮性を有するシ−トと熱可塑
性素地又はウ−ル素地からなる生地を、水溶性糸を使用
しないで取り付けることにより、生地に多種模様を容易
にに形成することを課題とするものである。 【解決手段】本願発明は、上記課題を解決するため、ポ
リエステルフィルム等の熱収縮性を有するシ−トと熱可
塑性素地或いはウ−ル素地からなる生地を、両面接着テ
−プを用いてシ−トと生地を固定することにより、いろ
いろな模様を生地に形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は、布地に連続柄、
飛び柄等いろいろな模様のプリ−ツを形成することがで
きるプリ−ツの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】布地にプリ−ツを形成する従来技術とし
て、ハンドプリ−ツ加工では、第1の紙と第2の紙との
間に生地を挟んで、三重に重なった生地重ねを形成し加
熱される。マシンプリ−ツ加工では、第1の巻紙と第2
の巻紙との間に生地を挟んで、熱ロ−ルの上に送りこま
せることによって加熱セットされてプリ−ツ加工が行わ
れており、直線のくり返しによる形が一般的である。
【0003】また他の従来技術として、熱収縮性を有す
るシ−ト上に、熱可塑性を有する生地をテ−プ等で止
め、水溶性の糸を用いミシン加工による所望の模様で積
層体を作り、該積層体を挟んで加熱した後積層体を湯の
中に浸して湯浴させて水溶性の糸を溶解することにより
シ−トと生地を剥離し、その後、乾燥させ、形を整える
ことによりプリ−ツ加工が行われていた。
【0004】しかし、従来の方法は、布地を複数のパタ
−ンにより折り込んだり、或いはロ−ラ−の折り込み運
動の方向を変化させることにより、ある程度の模様の変
化は可能であるが、シ−ト上に止めた布地は模様を形成
するため水溶性糸で固着するので、ミシン加工やシ−ト
と布地を剥離する湯浴をし、その後生地を乾燥させる作
業が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、熱収縮性
を有するシ−トと熱可塑性素地又はウ−ル素地からなる
生地を、水溶性糸を使用しないで取り付けることによ
り、生地に多種模様を容易に形成することを課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記課題を解
決するため、ポリエステルフィルム等の熱収縮性を有す
るシ−トと、熱可塑性素地又はウ−ル素地からなる生地
又は半製品を、両面に接着剤を付着したテ−プを用いて
両者を固定することにより、生地にいろいろな模様を形
成するものである。
【0007】課題を解決するための具体的手段の1は、
熱収縮性を有するシ−ト表面へ模様状に接着剤を付着し
た後生地を貼り付けて積層体を形成し、該積層体を加熱
装置で熱処理を施した後剥離剤により生地をシ−トから
剥離して乾燥させるプリ−ツの製造方法、課題を解決す
るための具体的手段の2は、熱収縮性を有するシ−ト表
面へ模様状に接着剤を付着する手段としてアクリル樹脂
系粘着接着剤を使用したプリ−ツの製造方法、課題を解
決するための具体的手段の3は、熱収縮性を有するシ−
ト表面へ模様状に接着剤を付着した後貼り付ける生地
は、熱可塑性を有する素材又はウ−ル地に薬剤処理を施
した素材を使用した生地であるプリ−ツの製造方法、課
題を解決するための具体的手段の4は、熱収縮性を有す
るシ−ト表面へ生地を貼り付けた積層体を熱処理する加
熱装置は、乾式加熱装置又は湿式加熱装置であるプリ−
ツの製造方法、としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本願発明を図面に示した実施
例に基いて説明する。図1は、プリ−ツ加工される生地
を取り付けるポリエステルフィルム[P.E.T.フィルム]
より成る熱収縮性を有するシ−ト1を示す平面図で、該
ポリエステルフィルムは厚さが30ミクロン、縦横に4
0パ−セントの収縮性を備えている。
【0009】図2は、ポリエステルフィルムより成る熱
収縮性を有するシ−ト1の両面に、接着剤(主成分にア
クリル樹脂)を設けたテ−プ2、3を縦横に貼り付けた
平面図で、生地にプリ−ツ加工される模様は、ポリエス
テルフィルムに貼り付けたテ−プ2、3全体の形状でい
ろいろなプリ−ツ模様が形成されるが、この実施例では
両面接着テ−プ(幅3〜25mm)が格子状に貼り付けら
れている。この実施例では両面接着テ−プを使用して格
子状に貼り付けているが、プリ−ツ加工の模様によって
は、テ−プに接着剤を設けていない紙テ−プを併用する
ことにより、いろいろな模様を形成することができる。
【0010】図3は、ポリエステルフィルムより成る熱
収縮性を有するシ−ト1の両面に縦横に貼り付けた両面
接着テ−プの離形紙を剥がすことにより、該シ−ト1の
表面に接着剤4、5が露出された状態を示す平面図で、
ポリエステルフィルムシ−ト1上の接着剤4、5を利用
してプリ−ツ加工される生地(熱可塑性素材、或いはウ
−ル100%)が貼り付けられる。
【0011】図4は、ポリエステルフィルムシ−ト1の
両面に残された接着剤4、5に貼り付ける熱可塑性を有
する素材、或いはウ−ル地に対し薬剤処理を施した素材
を使用した生地6を示す平面図で、該生地6がポリエス
テルフィルムシ−ト1の両面に貼り付けられる。
【0012】図5は、ポリエステルフィルムより成る熱
収縮性を有するシ−ト1の両面に、残された接着剤4、
5を利用して、熱可塑性を有する素材、或いはウ−ル地
に対し、薬剤処理を施した素材を使用した生地6を貼り
付けた積層体7を示す平面図で、格子状に残された接着
剤4、5があるところで生地6はシ−ト1に固着されて
いる。
【0013】ポリエステルフィルムより成る熱収縮性を
有するシ−ト1の両面に貼り付けた生地6とから成る積
層体7に加熱処理が施されるが、図6には、乾式により
加熱処理を行う加熱装置の側面図が示されており、該加
熱装置は、電熱等を熱源とする加熱体8とシリコンベル
ト9から成っており、該積層体7は、170〜180℃
に加熱されたシリコンベルト9間に挟まれた状態でゆっ
くりと送られ15秒間ほど加熱される。
【0014】この実施例では、積層体7は乾熱装置によ
り熱処理が施されているが、オ−トクレ−ブ等湿熱装置
により熱処理が施されるが、湿熱装置による場合は11
0〜120℃にし、熱効率を良くする上でバキュ−ムが
必要であり、第1バキュ−ム工程で5分、スチ−ミング
は、110℃で1分、第2バキュ−ム工程5分、スチ−
ミングは、110℃で5分、そして第3バキュ−ム工程
が5分行われる。加熱装置による熱処理は、上記したよ
うに、乾熱式と湿熱式による方法で行われ、熱可塑性素
材による生地は、乾熱式又は湿熱式加熱装置何れでも熱
処理が可能であるが、ウ−ル地に薬剤処理した素材によ
る生地は、湿熱式加熱装置による熱処理が施される。
【0015】この様にして加熱装置により積層体7に熱
処理が施こされると、両面に生地を貼り付けた熱収縮性
を有するシ−ト1は収縮され、該シ−ト1に接着剤4、
5で固定された生地6も同様に収縮される。
【0016】熱収縮性を有するシ−ト1に貼られた生地
6は、接着剤4、5で固定されている箇所では収縮は小
さく、接着剤4、5を設けてなく生地6が該シ−ト1に
固定されていない箇所は大きく収縮される。
【0017】この様にして、熱収縮性を有するシ−ト1
と生地6から成る積層体7は、加熱装置により、所定の
温度・所定の圧力・所定の時間で熱処理が施されると、
次に生地6を熱収縮性を有するシ−ト1から剥がす作業
が行われる。
【0018】該シ−ト1から生地6を剥がすために、積
層体7に剥離剤(C.F.C.と炭化水素の混合物)を吹き付
けたり、或いは、積層体7を剥離剤中に浸せきすること
により、熱収縮性を有するシ−ト1から生地6が剥がさ
れ、生地6に含まれている剥離剤はすぐに気化される。
【0019】図7は、熱収縮性を有するシ−ト1から剥
がした生地6を示す平面図で、熱収縮性を有するシ−ト
1から剥がされた生地6は、その後乾燥させて形を整え
ることにより図7に示すように、生地6に浮き沈みのあ
る立体的な模様を形成することができる。この実施例で
は、該シ−ト1の表面に、両面接着テ−プを格子状に貼
り付けて離型紙を剥がすことにより、該シ−ト1上に残
された接着剤4、5は格子状となり、該シ−ト1上に貼
り付けた生地6は、接着剤4、5で固定された箇所は収
縮が小さいのでほぼそのままの収縮しない生地11で、
又接着剤4、5がない箇所は大きく収縮した生地10で
格子状の模様が形成されることになる。
【0020】以上熱収縮性を有するシ−ト1上に、両面
接着テ−プ等を利用して接着剤を設け、該接着剤上に熱
可塑性素地或いはウ−ル素地からなる生地を貼り付け、
熱処理を施すことにより生地に模様を形成したが、両面
接着テ−プの他、紙テ−プやスポンジ等を併用すること
で、より立体的な模様とすることができる。図8は、熱
収縮性を有するシ−ト1上に、両面接着テ−プやスポン
ジ等を利用して熱可塑性素地或いはウ−ル素地からなる
生地に模様を形成した他の実施例を示すものであるが、
この様に生地にいろいろな模様を作ることができる。以
上の工程により加工された半製品は、衣服、カ−テン、
電気スタンドの傘等いろいろな商品に利用することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】本願発明は、市販されている熱収縮性を
有するシ−トと両面接着テ−プおよび剥離剤を利用する
ことにより、熱可塑性素地或いはウ−ル素地からなる生
地に簡単に立体的な模様を形成することができる。
【0022】また、熱収縮性を有するシ−ト上に生地を
取り付ける手段として、従来は水溶性の糸が使用されて
いるが、本願発明は、該シ−ト表面に付着した接着剤で
生地を取り付けているので、いろいろな模様を容易に作
ることができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】熱収縮性を有するシ−トを示す平面図
【図2】熱収縮性を有するシ−トに縦横に両面接着テ−
プを貼り付けた平面図である。
【図3】熱収縮性を有するシ−トの表面に残された接着
剤を示す平面図である。
【図4】熱可塑性を有する素材又はウ−ル地の素材から
なる生地を示す平面図である。
【図5】熱収縮性を有するシ−ト上に生地を貼り付けた
積層体を示す平面図である。
【図6】乾式により加熱処理を行う加熱装置の側面図で
ある。
【図7】熱収縮性を有するシ−トから剥がされた生地を
示す平面図である。
【図8】熱収縮性を有するシ−トから剥がされた他の生
地を示す平面図である。
【符号の説明】
1 熱収縮性を有するシ−ト 2 両面接着テ−プ 3 両面接着テ−プ 4 接着剤 5 接着剤 6 生地 7 積層体 8 加熱体 9 シリコンベルト 10 収縮した生地 11 収縮しない生地

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱収縮性を有するシ−ト表面へ模様状に接
    着剤を付着した後生地及び半製品を貼り付けて積層体を
    形成し、該積層体を加熱装置で熱処理を施した後剥離剤
    により生地をシ−トから剥離して乾燥させることを特徴
    とするプリ−ツの製造方法。
  2. 【請求項2】熱収縮性を有するシ−ト表面へ模様状に接
    着剤を付着する手段は両面接着テ−プであることを特徴
    とする請求項1記載のプリ−ツの製造方法。
  3. 【請求項3】熱収縮性を有するシ−ト表面へ模様状に接
    着剤を付着した後貼り付ける生地は、熱可塑性を有する
    素材又はウ−ル地に薬剤処理を施した素材を使用した生
    地であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    プリ−ツの製造方法。
  4. 【請求項4】熱収縮性を有するシ−ト表面へ生地を貼り
    付けた積層体を熱処理する加熱装置は、乾式加熱装置又
    は湿式加熱装置であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3の何れか1に記載のプリ−ツの製造方法。
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