JP2002003151A - クレーン用照明装置 - Google Patents

クレーン用照明装置

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JP2002003151A
JP2002003151A JP2000182784A JP2000182784A JP2002003151A JP 2002003151 A JP2002003151 A JP 2002003151A JP 2000182784 A JP2000182784 A JP 2000182784A JP 2000182784 A JP2000182784 A JP 2000182784A JP 2002003151 A JP2002003151 A JP 2002003151A
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JP
Japan
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crane
jib
light
hook
light source
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JP2000182784A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ida
義隆 井田
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Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のクレーン用照明装置では、限られた範
囲しか照明できない。 【解決手段】 ジブ44の先端部のフック47の吊り位
置近傍に作業灯21を垂下して設ける。作業灯21は、
一端がジブ44に回動可能に取り付けられる2本のアー
ム23,24と、これに吊られる台形ボックス状のボデ
ィ22とから構成される。ボディ22の内部には照明角
度を可変とする可動光源31とリフレクタ32とが設け
られており、アーム23,24に吊られた状態では垂直
下方を照明する。クレーン作業中にジブ44の角度が変
化すると、ジブ44に回動可能に取り付けられたアーム
23,24は、作業灯21の自重によって回動し、その
姿勢を常に垂直方向に保つ。従って、作業灯21の照射
方向は常に垂直下方に保たれ、フック47付近は、常に
照明される。また、照明角度を変えることが出来るた
め、作業灯21と照明位置との距離が変わっても同じ明
るさで照明することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンの夜間作
業等において作業場所を照明するクレーン用照明装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクレーン用照明装置とし
ては、例えば図1に示す、クレーン1の上部旋回体2の
前部に備えられた作業灯3がある。この作業灯3は、上
部旋回体2の前部左右の2箇所に固定配置されており、
斜線で示されたクレーン前方の一定範囲の領域にある荷
4を照明する。荷4は、クレーン1のジブ5の先端から
ロープ6で吊られたフック7に掛けられている。
【0003】また、この作業灯3とは別に作業場所を照
明して安全確保するための専用の照明装置として、図2
に示す、車載タイプの照明装置8や据え置きタイプの照
明装置9もある。なお、同図において図1と同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。何れの照明装
置8,9も発電機10,11によって複数のライトを発
光させ、十分な明るさで作業場所の荷4を照明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図1に示す照明装置は、作業灯3がクレーン本体に
固定されているため、一定方向の限られた範囲しか照明
できない。例えば、作業灯3は図3に斜線で示す範囲し
か照らせず、クレーンのジブ角度や吊り荷高さが同図に
示すように変わって荷4が前後方向および上下方向へ移
動した場合、作業場所は斜線で示された照明範囲から外
れてしまうことがある。なお、同図において図1と同一
部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0005】また、図4に示すように、クレーン本体と
作業場所との間に障害物12を挟んで作業を行わなけれ
ばならない状況においては、作業灯3の照明が障害物1
2に遮られて作業場所は照明されない。なお、同図にお
いて図1と同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
【0006】また、上記従来の図2に示す照明装置8,
9を用いて作業場所を別途に照明する場合においては、
クレーン1の作業場所となるところ全てを常に十分な明
るさで照明し、現在作業が行われていない作業場所をも
照明し続けるため、無駄な電力が消費されて不経済であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、クレーンのジブ先端
のフック吊り位置近傍より垂下して設けられ、下方のフ
ック周辺を照明する光源からクレーン用照明装置を構成
した。
【0008】このような構成によれば、光源は、フック
上方のジブ先端より垂れ下がっているため、ジブ角度が
変化しても自重によって照射方向を常に垂直下方のフッ
ク周辺に保ち、また、吊り荷高さが変化しても常に垂直
下方のフック周辺を照明する。
【0009】また、本発明は、光源の照射方向を変える
方向調整機構と、この方向調整機構を駆動制御する制御
手段とを備えて構成されることを特徴とする。また、光
源が複数の発光体からなり、複数の反射角度をもつリフ
レクタを備え、発光させる発光体を切り替えることによ
り、リフレクタによる反射角度を変えることを特徴とす
る。
【0010】このような構成においては、制御手段によ
って方向調整機構が駆動制御され、また、発光させられ
る発光体が選択され、光源の照射方向は所望の方向に変
えられる。また、吊り荷高さが変化しても、光源の照射
方向を変えることにより、常に垂直下方のフック周辺を
同じ明るさで照明できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるクレーン用照
明装置の一実施形態について説明する。
【0012】図5は本実施形態によるクレーン用照明装
置を適用したクローラクレーン41の側面図である。ク
ローラクレーン41は、クローラ式下部走行体42と上
部旋回体43とから成る本体に柱状のジブ44が備えら
れて構成されている。ジブ44の先端には案内滑車であ
るシーブ45が取り付けられている。上部旋回体43に
設けられた巻上げ装置より延出するワイヤロープ46
は、このシーブ45を介してジブ44の先端より垂下し
ている。垂下したワイヤロープ46にはフック47が吊
られており、このフック47のU字状先端部分に吊り荷
が引っ掛けられてクレーン作業が行われる。クレーン作
業の作業半径および吊り荷高さの調節は、ジブ44の角
度設定およびワイヤロープ46の巻き上げ下げによって
行われる。
【0013】ジブ44先端のフック47の吊り位置近傍
には、照明装置を構成する作業灯21が垂下して設けら
れている。図6(a)は作業灯21の側面図であり、同
図(b)はその内部の構成を概略的に示す正面断面図で
ある。同図(a)に示すように、作業灯21は、側断面
が台形を成すボックス状のボディ22を基体として構成
されている。このボディ22の平行する両外側面には、
2本のアーム23,24がボルト25,26によって回
動可能に取り付けられている。この2本のアーム23,
24は、上端部がジブ44の先端部に回動可能に取り付
けられる。
【0014】同図(b)に示すように、ボディ22の両
側面には貫通穴27,28が形成されており、ボディ2
2の内側からこの貫通穴27,28に、外周段付で中空
円柱形状を成すピン29,30が遊嵌されている。これ
らピン29,30の中空内周には、ボルト25,26が
累合する雌ねじが切ってある。アーム23,24は、こ
れらのピン29,30およびボルト25,26によって
ボディ22を回動可能に狭持している。
【0015】ボディ22の内部には複数のフィラメント
をもつランプからなる可動光源31および固定式のリフ
レクタ32が備えられており、ボディ22の底部を覆っ
て固定式のレンズ33が装着されている。可動光源31
の発光するフィラメントを切り替えることにより、照明
角度を切り替えることが出来る。また、ボディ22の上
部内面にはモータ34が設けられている。このモータ3
4のシャフトには小歯車35が取り付けられており、ピ
ン29の末端部に固定された大歯車36と噛み合ってい
る。モータ34、小歯車35および大歯車36は方向調
整機構を構成している。モータ34の駆動は、クレーン
41の上部旋回体43の運転室内に設けられたリモコン
ユニットにより行う。このリモコンユニットは上記の方
向調整機構を駆動制御する制御手段を構成している。
【0016】このような構成において、ジブ44に回動
可能に取り付けられたアーム23,24は、フック47
の上方のジブ44先端より垂れ下がり、作業灯21の自
重によってその姿勢を垂直方向に保っている。従って、
可動光源31が点灯されると、作業灯21は下方のフッ
ク47付近を照明する。
【0017】クレーン作業は、フック47で荷を吊り、
ジブ44の角度を変えたり、上部旋回体43を旋回させ
たりして荷を移動させる。また、ワイヤロープ46の巻
き上げ下げによってフック47を上下させ、荷を吊り上
げ下げする。例えば、図7に示す荷51を地上50から
ビル52の屋上まで移動させるクレーン作業は、地上5
0においてフック47に荷51を取り付け、ワイヤロー
プ46を巻上げて荷51を吊り上げることによって行わ
れる。なお、同図において図5と同一部分には同一符号
を付してその説明は省略する。荷51を吊り上げた状態
でジブ44を倒して行き、荷51がビル52の屋上の真
上に来たところでワイヤロープ46を巻き下げ、荷51
を屋上に降ろす。そして、ビル52の屋上においてフッ
ク47より荷51を取り外す。
【0018】本実施形態による作業灯21は、このよう
な作業中において、ジブ44の角度が変化しても、アー
ム23,24が作業灯21の自重によって回動するた
め、常に垂直方向に姿勢を保つ。従って、作業灯21
は、照射方向をワイヤロープ46と平行に下方に保ち、
常にフック47付近を照明する。また、荷51の吊り高
さが変化しても、作業灯21は常に垂直下方のフック4
7付近を照明する。
【0019】この結果、荷51が前後左右あるいは上下
に大きく移動する場合や、クレーン41と作業場所との
間に障害物を挟む場合においても、荷51の周辺の作業
場所は常に上方より照明される。このため、本実施形態
による作業灯21によれば、暗所におけるフック47へ
の荷51の取り付けおよび取り外しといったクレーン作
業を安全に行うことが出来る。
【0020】また、従来の車載タイプおよび据え置きタ
イプといった専用の照明装置を別途用いることなく、移
り変わる作業場所を重点的に効率良く照明することが出
来る。従って、本実施形態による作業灯21は、無駄な
電力を消費することがなく、経済的である。
【0021】また、本実施形態による作業灯21におい
ては、上部旋回体43の運転室内に設けられたリモコン
ユニットの操作によってモータ34を駆動制御すること
が出来る。モータ34が駆動されると小歯車35が回転
し、大歯車36が回転して、作業灯21のボディ22は
ピン29,30を回転軸として回動する。従って、モー
タ34を制御して、また、可動光源31の発光するフィ
ラメントを切り替えて、作業灯21の照射方向を所望の
方向に変えることができ、フック47付近の作業場所に
限らず、これ以外の場所も照明することが出来る。この
結果、作業灯21によって照明可能な範囲が拡張して暗
所におけるクレーン作業をより安全に行うことが出来
る。さらに、オペレータの判断で適宜照明方向を変える
ことができ、クレーン作業をスムーズに進めることが出
来る。また、荷51の吊り荷高さが変化しても、照明角
度の方向調整機構を操作したり、可動光源31の発光す
るフィラメントを切り替えることにより、作業灯21は
常に垂直下方のフック47付近を同じ明るさで照明でき
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
源は、フック上方のジブ先端より垂れ下がっているた
め、ジブ角度が変化しても自重によって照射方向を常に
垂直下方のフック周辺に保ち、また、吊り荷高さが変化
しても常に垂直下方のフック周辺を照明する。この結
果、クレーン作業の場所がフックの移動に伴って移り変
わっても、作業場所は常に照明されるため、暗所におけ
るクレーン作業を安全に行うことが出来る。また、別途
専用の照明装置を用いることなく、移り変わる作業場所
だけを適宜照明することが出来る。従って、無駄な電力
を消費することがなく、経済的である。
【0023】また、制御手段によって方向調整機構が駆
動制御され、また、発光させられる発光体が選択され、
光源の照射方向が所望の方向に変えられる場合には、光
源の照明方向を作業場所やそれ以外の場所に変えること
が出来る。この結果、暗所におけるクレーン作業をより
安全かつスムーズに進めることが出来る。また、吊り荷
高さが変化しても、光源の照射方向を変えることによ
り、常に垂直下方のフック周辺を同じ明るさで照明でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体前部に照明装置を備えた従来の一般的なク
ローラクレーンの側面図である。
【図2】車載タイプおよび据え置きタイプの従来のクレ
ーン用照明装置を例示した側面図である。
【図3】図1に示した従来のクローラクレーンに備えら
れた照明装置の課題を示した図である。
【図4】図1に示した従来のクローラクレーンに備えら
れた照明装置の別の課題を示した図である。
【図5】本発明の一実施形態によるクレーン用照明装置
を適用したクローラクレーンの側面図である。
【図6】(a)は本発明の一実施形態によるクレーン用
照明装置の外観側面図であり、(b)はその内部構成を
示す正面断面図である。
【図7】本発明の一実施形態によるクレーン用照明装置
を備えたクローラクレーンによる作業の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
21…作業灯 22…ボディ 23,24…アーム 25,26…ボルト 27,28…貫通穴 29,30…ピン 31…可動光源 32…リフレクタ 33…レンズ 34…モータ 35…小歯車 36…大歯車 41…クローラクレーン 44…ジブ 46…ワイヤロープ 47…フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンのジブ先端のフック吊り位置近
    傍より垂下して設けられ、下方のフック周辺を照明する
    光源から構成されるクレーン用照明装置。
  2. 【請求項2】 前記光源の照射方向を変える方向調整機
    構と、この方向調整機構を駆動制御する制御手段とを備
    えて構成されることを特徴とする請求項1に記載のクレ
    ーン用照明装置。
  3. 【請求項3】 前記光源は複数の発光体からなり、複数
    の反射角度をもつリフレクタを備え、発光させる発光体
    を切り替えることにより、前記リフレクタによる反射角
    度を変えることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のクレーン用照明装置。
JP2000182784A 2000-06-19 2000-06-19 クレーン用照明装置 Pending JP2002003151A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI570046B (zh) * 2014-06-16 2017-02-11 A trolley with synchronized moving lighting
JP2017095240A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 鹿島建設株式会社 クレーン、クレーン用照明装置およびクレーン用スピーカ
DE102017003908A1 (de) * 2017-04-21 2018-10-25 Liebherr-MCCtec Rostock GmbH Kran mit adaptiver Beleuchtungseinrichtung
WO2021193941A1 (ja) * 2020-03-27 2021-09-30 住友重機械建機クレーン株式会社 クレーンシステム、クレーン及び移動体

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