JP2002003149A - 簡易組立て式吊上げ移動装置 - Google Patents
簡易組立て式吊上げ移動装置Info
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- JP2002003149A JP2002003149A JP2000181429A JP2000181429A JP2002003149A JP 2002003149 A JP2002003149 A JP 2002003149A JP 2000181429 A JP2000181429 A JP 2000181429A JP 2000181429 A JP2000181429 A JP 2000181429A JP 2002003149 A JP2002003149 A JP 2002003149A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大重量の物体を吊上げて移動させる際の作業
を容易にする簡易組立て式吊上げ移動装置を提供する。 【解決手段】 物体を吊上げて移動させる装置であっ
て、２本の縦柱と該２本の縦柱に一定の間隔をあけて掛
け渡された複数の踏み棒と上記縦柱の上端に設置された
レール固定台と該レール固定台の上面に取り付けられて
いてレール２の一部を挟持して固定することができる挟
持板と上記レール固定台の下部に設置され下方に延出し
て上記２本の縦柱を支持する支持柱とを有するハシゴを
兼ねた２本の支持脚１，１と、該２本の支持脚１，１の
上部に両端部が固定される縦断面Ｉ型の長尺なレール２
と、該レール２のレール面上を移動するスライド車３
と、該スライド車３に取り付けられるチェーンクレーン
４とを有していることを特徴とする簡易組立て式吊上げ
移動装置５。
を容易にする簡易組立て式吊上げ移動装置を提供する。 【解決手段】 物体を吊上げて移動させる装置であっ
て、２本の縦柱と該２本の縦柱に一定の間隔をあけて掛
け渡された複数の踏み棒と上記縦柱の上端に設置された
レール固定台と該レール固定台の上面に取り付けられて
いてレール２の一部を挟持して固定することができる挟
持板と上記レール固定台の下部に設置され下方に延出し
て上記２本の縦柱を支持する支持柱とを有するハシゴを
兼ねた２本の支持脚１，１と、該２本の支持脚１，１の
上部に両端部が固定される縦断面Ｉ型の長尺なレール２
と、該レール２のレール面上を移動するスライド車３
と、該スライド車３に取り付けられるチェーンクレーン
４とを有していることを特徴とする簡易組立て式吊上げ
移動装置５。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、大重量の物体、例
えば墓石等を現場において設置する際に、簡易な装置に
よりこの大重量の物体を吊上げて移動させる簡易組立て
式吊上げ移動装置に関するものである。
えば墓石等を現場において設置する際に、簡易な装置に
よりこの大重量の物体を吊上げて移動させる簡易組立て
式吊上げ移動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、大重量の物体、例えば墓石を
設置する場合には、墓場の近くまで、荷台にクレーンが
設置されているトラックで運んで、トラックの入ること
のできない狭い道まで来た時にクレーンを使用して墓石
を荷台から降ろし、台車に乗せて移動させ、最終の積み
上げ作業は図１３に示すような上部に滑車４ａが設置し
てある３本の支持脚２１を有する吊上げ用具２２を使用
して、墓石６を吊上げ、振り子運動によって移動させて
設置する作業を行っていた。
設置する場合には、墓場の近くまで、荷台にクレーンが
設置されているトラックで運んで、トラックの入ること
のできない狭い道まで来た時にクレーンを使用して墓石
を荷台から降ろし、台車に乗せて移動させ、最終の積み
上げ作業は図１３に示すような上部に滑車４ａが設置し
てある３本の支持脚２１を有する吊上げ用具２２を使用
して、墓石６を吊上げ、振り子運動によって移動させて
設置する作業を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この作
業は危険を伴うため、チェーンを引っ張る作業者１人
と、吊上げ用具の支持脚を支える作業者２人と、設置す
る際の位置決めの指示を行う作業者１人とを合わせて、
最低４人の作業者を必要としていた。又、振り子運動に
よる墓石の移動であるため、最終の設置作業は支持脚を
少しづつ移動させて微調整を行う必要があり、この作業
は熟練した者でなければ難しく、設置時に墓石底部の角
を欠けさせてしまうことがあった。
業は危険を伴うため、チェーンを引っ張る作業者１人
と、吊上げ用具の支持脚を支える作業者２人と、設置す
る際の位置決めの指示を行う作業者１人とを合わせて、
最低４人の作業者を必要としていた。又、振り子運動に
よる墓石の移動であるため、最終の設置作業は支持脚を
少しづつ移動させて微調整を行う必要があり、この作業
は熟練した者でなければ難しく、設置時に墓石底部の角
を欠けさせてしまうことがあった。
【０００４】本発明は、上記諸点にかんがみ、大重量の
物体を吊上げて移動させる際の作業を容易にし、作業者
を減らすことによって、設置施工作業のコストを下げる
ことができ、垂直上方に吊上げた物体を平行な状態で移
動し、垂直降下させて設置することができる簡易な組立
て式吊上げ移動装置を提供することを目的とする。
物体を吊上げて移動させる際の作業を容易にし、作業者
を減らすことによって、設置施工作業のコストを下げる
ことができ、垂直上方に吊上げた物体を平行な状態で移
動し、垂直降下させて設置することができる簡易な組立
て式吊上げ移動装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、 物体を吊上
げて移動させる装置であって、２本の縦柱と該２本の縦
柱に一定の間隔をあけて掛け渡された複数の踏み棒と上
記縦柱の上端に設置されたレール固定台と該レール固定
台の上面に取り付けられていてレールの一部を挟持して
固定することができる挟持板と上記レール固定台の下部
に設置され下方に延出して上記２本の縦柱を支持する支
持柱とを有するハシゴを兼ねた２本の支持脚と、該２本
の支持脚の上部に両端部が固定される縦断面Ｉ型の長尺
なレールと、該レールのレール面上を移動するスライド
車と、該スライド車に取り付けられるチェーンクレーン
とを有していることを特徴とする簡易組立て式吊上げ移
動装置を要旨とする。
げて移動させる装置であって、２本の縦柱と該２本の縦
柱に一定の間隔をあけて掛け渡された複数の踏み棒と上
記縦柱の上端に設置されたレール固定台と該レール固定
台の上面に取り付けられていてレールの一部を挟持して
固定することができる挟持板と上記レール固定台の下部
に設置され下方に延出して上記２本の縦柱を支持する支
持柱とを有するハシゴを兼ねた２本の支持脚と、該２本
の支持脚の上部に両端部が固定される縦断面Ｉ型の長尺
なレールと、該レールのレール面上を移動するスライド
車と、該スライド車に取り付けられるチェーンクレーン
とを有していることを特徴とする簡易組立て式吊上げ移
動装置を要旨とする。
【０００６】又、前記挟持板は前記縦断面Ｉ型の長尺な
レールのレール面両側を上方から押圧して前記レール固
定台との間に上記レールを挟持するものであって、上記
レール固定台にボルト及びナットによって取り付けられ
ているものである簡易組立て式吊下げ移動装置を要旨と
する。
レールのレール面両側を上方から押圧して前記レール固
定台との間に上記レールを挟持するものであって、上記
レール固定台にボルト及びナットによって取り付けられ
ているものである簡易組立て式吊下げ移動装置を要旨と
する。
【０００７】さらに、前記支持柱は前記レール固定台の
下部に固定された回動軸に設置されているものであっ
て、該支持柱は前記縦柱側に収納可能である簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とする。
下部に固定された回動軸に設置されているものであっ
て、該支持柱は前記縦柱側に収納可能である簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とする。
【０００８】又、前記縦柱又は支持柱の下部には伸縮可
能な調整脚が取り付けられているものである簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とする。
能な調整脚が取り付けられているものである簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とする。
【０００９】さらに、前記２本の支持脚の一方の長さを
他方の長さよりも短くしたものである簡易組立て式吊下
げ移動装置を要旨とする。
他方の長さよりも短くしたものである簡易組立て式吊下
げ移動装置を要旨とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は本発明に係る簡易組立て式
吊上げ移動装置の概要を示す説明図である。先ず図面
上、左右にハシゴを兼ねた支持脚１，１が設置されてお
り、この左右の支持脚１，１の上面に縦断面Ｉ型のレー
ル２が挟持されて掛け渡されている。又、このレール２
には、図２にも示すように、両側のレール面２ａ，２ｂ
上を合計４個のローラー３ａ，３ａ・・が回動して移動
するスライド車３が取り付けられており、このスライド
車３はレール２の端部から挿入されるので、レール２の
両端部に支持脚１，１が設置された後は抜け落ちること
はないのである。又、スライド車３には滑車４ａとチェ
ーン４ｂと、チェーン４ｂの先端に設けられたフック４
ｃとからなるチェーンクレーン４が取り付けられてい
る。以上が本発明に係る簡易組立て式吊上げ移動装置５
の概要であり、墓石６を移動させる時にはオプションと
して、ハンガー７がフック４ｃに取り付けられて使用さ
れるのである。
に基づいて説明する。図１は本発明に係る簡易組立て式
吊上げ移動装置の概要を示す説明図である。先ず図面
上、左右にハシゴを兼ねた支持脚１，１が設置されてお
り、この左右の支持脚１，１の上面に縦断面Ｉ型のレー
ル２が挟持されて掛け渡されている。又、このレール２
には、図２にも示すように、両側のレール面２ａ，２ｂ
上を合計４個のローラー３ａ，３ａ・・が回動して移動
するスライド車３が取り付けられており、このスライド
車３はレール２の端部から挿入されるので、レール２の
両端部に支持脚１，１が設置された後は抜け落ちること
はないのである。又、スライド車３には滑車４ａとチェ
ーン４ｂと、チェーン４ｂの先端に設けられたフック４
ｃとからなるチェーンクレーン４が取り付けられてい
る。以上が本発明に係る簡易組立て式吊上げ移動装置５
の概要であり、墓石６を移動させる時にはオプションと
して、ハンガー７がフック４ｃに取り付けられて使用さ
れるのである。
【００１１】図３は支持脚を正面から見た図である。こ
の支持脚１は、図面上、ハの字型を形成している縦柱１
０，１０と、この縦柱１０，１０を補強する補強柱１
１，１１と、縦柱１０，１０間に掛け渡されるように設
置された複数の踏み棒１２，１２・・と、縦柱１０の最
上部に設置されたレール固定台１３と、このレール固定
台１３に取り付けられた挟持板１４，１４と、レール固
定台１３の下部に設置された回動軸１５から下方に延出
する支持柱１６とを有しており、この支持脚１は軽量な
アルミ合金で成形されている。
の支持脚１は、図面上、ハの字型を形成している縦柱１
０，１０と、この縦柱１０，１０を補強する補強柱１
１，１１と、縦柱１０，１０間に掛け渡されるように設
置された複数の踏み棒１２，１２・・と、縦柱１０の最
上部に設置されたレール固定台１３と、このレール固定
台１３に取り付けられた挟持板１４，１４と、レール固
定台１３の下部に設置された回動軸１５から下方に延出
する支持柱１６とを有しており、この支持脚１は軽量な
アルミ合金で成形されている。
【００１２】次に、図４〜図９を用いて本発明に係る簡
易組立て式吊上げ移動装置の組立て手順を説明する。図
４は支持脚が所定の間隔をあけて向い合うように設置さ
れた状態を示す側面図である。この間隔は後述するレー
ルの長さ寸法に合わせて調整されるのである。又、上述
したようにレール固定台１３の下部において、支持柱１
６は回動軸１５から下方に延出し、所定間隔だけ回動自
在な構造となっているので、この図のように支持柱１６
を開いた状態とすれば、支持脚１を立てることができ、
ハシゴとして使用できるのである。
易組立て式吊上げ移動装置の組立て手順を説明する。図
４は支持脚が所定の間隔をあけて向い合うように設置さ
れた状態を示す側面図である。この間隔は後述するレー
ルの長さ寸法に合わせて調整されるのである。又、上述
したようにレール固定台１３の下部において、支持柱１
６は回動軸１５から下方に延出し、所定間隔だけ回動自
在な構造となっているので、この図のように支持柱１６
を開いた状態とすれば、支持脚１を立てることができ、
ハシゴとして使用できるのである。
【００１３】図５（ａ）は挟持板を取り外した状態のレ
ール固定台を示す平面図である。この図に示すようにレ
ール固定台１３には４つの長孔からなるボルト貫通孔１
３ａ，１３ａ・・が穿設されており、このレール固定台
１３にボルト及びナットによって挟持板１４を緩く取り
付けておけば、ボルト貫通孔１３ａが長孔となっている
ことから、挟持板１４をボルト貫通孔１３ａの長手方向
に沿ってスライドさせることができ、レール固定台１３
へのレール２の設置が容易となるのである。又、図５
（ｂ）は挟持板を示す斜視図であるが、この挟持板１４
はレール押圧部１４ｃと、ボルト貫通孔１４ａ，１４ａ
と、ボルト螺合孔１４ｂ，１４ｂとを有している。
ール固定台を示す平面図である。この図に示すようにレ
ール固定台１３には４つの長孔からなるボルト貫通孔１
３ａ，１３ａ・・が穿設されており、このレール固定台
１３にボルト及びナットによって挟持板１４を緩く取り
付けておけば、ボルト貫通孔１３ａが長孔となっている
ことから、挟持板１４をボルト貫通孔１３ａの長手方向
に沿ってスライドさせることができ、レール固定台１３
へのレール２の設置が容易となるのである。又、図５
（ｂ）は挟持板を示す斜視図であるが、この挟持板１４
はレール押圧部１４ｃと、ボルト貫通孔１４ａ，１４ａ
と、ボルト螺合孔１４ｂ，１４ｂとを有している。
【００１４】図６は支持脚にレールが取り付けられた状
態を示す説明図である。先ず、支持脚１，１を図４の状
態とした後、２人の作業者が、予めスライド車３が挿入
され、軽量なアルミ合金で成形されている縦断面Ｉ型の
レール２の両端を担いで各々支持脚１の踏み棒１２，１
２・・を登っていき、支持脚１上端のレール固定台１３
にレール２を載置するのである。そして、図７に示すよ
うに、レール固定台１３に取り付けられている挟持板１
４，１４とレール固定台１３との間に縦断面Ｉ型のレー
ル２のレール面２ａ，２ｂを挟持させるのである。尚、
この時の挟持はボルト１７ａを固く締めないで、遊びを
持たせて仮止めしておくのである。 そして、２人の作
業者は一旦、支持脚１，１から降りて、図６（ａ）の矢
印で示すように支持脚１，１の縦柱１０側下部を若干内
側へ寄せて設置面に対する勾配を急にするのである。こ
の時、上述したように、レール２と挟持板１４との間に
は遊びがあるので、レール２が曲がったりすることはな
いのである。すると、支持柱１６の下部が地面から若干
浮き上がった状態となるので、図６（ｂ）に示すよう
に、この支持柱１６を縦柱１０側に寄せて収納した後、
支持脚１，１を元の間隔に戻すのである。その後、再び
２人の作業者は各々の支持脚１，１に上って、図８
（ａ）及び（ｂ）に示すように挟持板１４をボルト１７
ａ及びナット１７ｂで本止めし、さらに挟持板１４のボ
ルト螺合孔１４ｂに螺合するボルト１８を締め付けるこ
とにより、ボルト１８の先端面はレール固定台１３に当
接して挟持板１４の外側が若干上昇するとともに、レー
ル２を押圧するレール押圧部１４ｃには強い挟持力が付
加されるのでレール２と支持脚１との固定が強固となる
のである。
態を示す説明図である。先ず、支持脚１，１を図４の状
態とした後、２人の作業者が、予めスライド車３が挿入
され、軽量なアルミ合金で成形されている縦断面Ｉ型の
レール２の両端を担いで各々支持脚１の踏み棒１２，１
２・・を登っていき、支持脚１上端のレール固定台１３
にレール２を載置するのである。そして、図７に示すよ
うに、レール固定台１３に取り付けられている挟持板１
４，１４とレール固定台１３との間に縦断面Ｉ型のレー
ル２のレール面２ａ，２ｂを挟持させるのである。尚、
この時の挟持はボルト１７ａを固く締めないで、遊びを
持たせて仮止めしておくのである。 そして、２人の作
業者は一旦、支持脚１，１から降りて、図６（ａ）の矢
印で示すように支持脚１，１の縦柱１０側下部を若干内
側へ寄せて設置面に対する勾配を急にするのである。こ
の時、上述したように、レール２と挟持板１４との間に
は遊びがあるので、レール２が曲がったりすることはな
いのである。すると、支持柱１６の下部が地面から若干
浮き上がった状態となるので、図６（ｂ）に示すよう
に、この支持柱１６を縦柱１０側に寄せて収納した後、
支持脚１，１を元の間隔に戻すのである。その後、再び
２人の作業者は各々の支持脚１，１に上って、図８
（ａ）及び（ｂ）に示すように挟持板１４をボルト１７
ａ及びナット１７ｂで本止めし、さらに挟持板１４のボ
ルト螺合孔１４ｂに螺合するボルト１８を締め付けるこ
とにより、ボルト１８の先端面はレール固定台１３に当
接して挟持板１４の外側が若干上昇するとともに、レー
ル２を押圧するレール押圧部１４ｃには強い挟持力が付
加されるのでレール２と支持脚１との固定が強固となる
のである。
【００１５】次に、図９に示すようにレール２上を走行
できるスライド車３にチェーンクレーン４を取り付ける
のである。又、図１０（ａ）に示すように墓石６を吊上
げ移動する場合にはフック４ｃの先端にさらにハンガー
７を取り付けるのである。このハンガー７は、墓石６の
両側面を強力に挟持できる構造となっているので、墓石
６をチェーンクレーン４によって垂直上方の所定の高さ
に吊上げた時に、墓石６が滑り落ちることがない構造と
なっているのである。そして、図１０（ｂ）に示すよう
に墓石６を所定の設置位置に平行移動した後、ゆっくり
と垂直降下させて図１で示した状態となるようにし、墓
石６の設置は完了するのである。
できるスライド車３にチェーンクレーン４を取り付ける
のである。又、図１０（ａ）に示すように墓石６を吊上
げ移動する場合にはフック４ｃの先端にさらにハンガー
７を取り付けるのである。このハンガー７は、墓石６の
両側面を強力に挟持できる構造となっているので、墓石
６をチェーンクレーン４によって垂直上方の所定の高さ
に吊上げた時に、墓石６が滑り落ちることがない構造と
なっているのである。そして、図１０（ｂ）に示すよう
に墓石６を所定の設置位置に平行移動した後、ゆっくり
と垂直降下させて図１で示した状態となるようにし、墓
石６の設置は完了するのである。
【００１６】尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、図１１に示すように支持脚１，１ａの
一方の支持脚１ａを短いものにして、この支持脚１，１
ａの上部に固定されるレール２の水平を保つ構成とすれ
ば、階段２０等の段差があり、且つ車両等で入ることが
できない狭い場所でも簡易組立て式吊上げ移動装置５を
容易に設置することができるので、このような状況でも
従来の墓石の設置作業と比較して非常に容易に且つ短時
間で墓石の設置作業を完了させることができるのであ
る。又、上記実施形態では墓石の移動について説明して
いるが、本発明に係る簡易組立て式吊上げ移動装置５は
これに限定されるものではなく、チェーンクレーン４の
フック４ｃに取り付けられるハンガー７の形状を適宜変
更することにより、様々な物体を吊上げて移動させるこ
とができるものである。さらに、図１２に示すように、
縦柱１０（又は支持柱１６）の下端をバネストッパー３
１によって伸縮させることができる調整脚３０を有する
構成とすれば、簡易組立て式吊上げ移動装置５を設置す
る面が水平面でない場合においても調整脚３０によって
微調整が行えるので、レール２の水平を保つことができ
るのである。
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、図１１に示すように支持脚１，１ａの
一方の支持脚１ａを短いものにして、この支持脚１，１
ａの上部に固定されるレール２の水平を保つ構成とすれ
ば、階段２０等の段差があり、且つ車両等で入ることが
できない狭い場所でも簡易組立て式吊上げ移動装置５を
容易に設置することができるので、このような状況でも
従来の墓石の設置作業と比較して非常に容易に且つ短時
間で墓石の設置作業を完了させることができるのであ
る。又、上記実施形態では墓石の移動について説明して
いるが、本発明に係る簡易組立て式吊上げ移動装置５は
これに限定されるものではなく、チェーンクレーン４の
フック４ｃに取り付けられるハンガー７の形状を適宜変
更することにより、様々な物体を吊上げて移動させるこ
とができるものである。さらに、図１２に示すように、
縦柱１０（又は支持柱１６）の下端をバネストッパー３
１によって伸縮させることができる調整脚３０を有する
構成とすれば、簡易組立て式吊上げ移動装置５を設置す
る面が水平面でない場合においても調整脚３０によって
微調整が行えるので、レール２の水平を保つことができ
るのである。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明は、物体を吊上げて
移動させる装置であって、２本の縦柱と該２本の縦柱に
一定の間隔をあけて掛け渡された複数の踏み棒と上記縦
柱の上端に設置されたレール固定台と該レール固定台の
上面に取り付けられていてレールの一部を挟持して固定
することができる挟持板と上記レール固定台の下部に設
置され下方に延出して上記２本の縦柱を支持する支持柱
とを有するハシゴを兼ねた２本の支持脚と、該２本の支
持脚の上部に両端部が固定される縦断面Ｉ型の長尺なレ
ールと、該レールのレール面上を移動するスライド車
と、該スライド車に取り付けられるチェーンクレーンと
を有していることを特徴とする簡易組立て式吊上げ移動
装置を要旨とするので、クレーン車が入り込めないよう
な狭い場所にも容易に短時間で設置することができ、分
解も容易な装置であり、墓石の積み上げに利用した場合
には従来の装置と比較して安全でありながら人件費等の
コストも削減することができる装置である。
移動させる装置であって、２本の縦柱と該２本の縦柱に
一定の間隔をあけて掛け渡された複数の踏み棒と上記縦
柱の上端に設置されたレール固定台と該レール固定台の
上面に取り付けられていてレールの一部を挟持して固定
することができる挟持板と上記レール固定台の下部に設
置され下方に延出して上記２本の縦柱を支持する支持柱
とを有するハシゴを兼ねた２本の支持脚と、該２本の支
持脚の上部に両端部が固定される縦断面Ｉ型の長尺なレ
ールと、該レールのレール面上を移動するスライド車
と、該スライド車に取り付けられるチェーンクレーンと
を有していることを特徴とする簡易組立て式吊上げ移動
装置を要旨とするので、クレーン車が入り込めないよう
な狭い場所にも容易に短時間で設置することができ、分
解も容易な装置であり、墓石の積み上げに利用した場合
には従来の装置と比較して安全でありながら人件費等の
コストも削減することができる装置である。
【００１８】又、前記挟持板は前記縦断面Ｉ型の長尺な
レールのレール面両側を上方から押圧して前記レール固
定台との間に上記レールを挟持するものであって、上記
レール固定台にボルト及びナットによって取り付けられ
ているものである請求項１に記載の簡易組立て式吊下げ
移動装置を要旨とするので、レール固定台へのレール設
置作業を２人の作業者で容易に行うことができる装置で
ある。
レールのレール面両側を上方から押圧して前記レール固
定台との間に上記レールを挟持するものであって、上記
レール固定台にボルト及びナットによって取り付けられ
ているものである請求項１に記載の簡易組立て式吊下げ
移動装置を要旨とするので、レール固定台へのレール設
置作業を２人の作業者で容易に行うことができる装置で
ある。
【００１９】さらに、前記支持柱は前記レール固定台の
下部に固定された回動軸に設置されているものであっ
て、該支持柱は前記縦柱側に収納可能である簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とするので、レールをレール固
定台に設置した後には支持柱を縦柱側に収納できるの
で、物体の移動距離を長くすることができる装置であ
る。
下部に固定された回動軸に設置されているものであっ
て、該支持柱は前記縦柱側に収納可能である簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とするので、レールをレール固
定台に設置した後には支持柱を縦柱側に収納できるの
で、物体の移動距離を長くすることができる装置であ
る。
【００２０】又、前記縦柱又は支持柱の下部には伸縮可
能な調整脚が取り付けられているものである簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とするので、設置面が水平でな
い場合等においても、レールが水平となるように微妙な
調整を行うことができる装置である。
能な調整脚が取り付けられているものである簡易組立て
式吊下げ移動装置を要旨とするので、設置面が水平でな
い場合等においても、レールが水平となるように微妙な
調整を行うことができる装置である。
【００２１】さらに、前記２本の支持脚の一方の長さを
他方の長さよりも短くしたものである簡易組立て式吊下
げ移動装置を要旨とするので、階段等の段差のある場所
で物体を移動する場合にも利用することができる装置で
ある。
他方の長さよりも短くしたものである簡易組立て式吊下
げ移動装置を要旨とするので、階段等の段差のある場所
で物体を移動する場合にも利用することができる装置で
ある。
【図１】本発明に係る簡易組立て吊上げ移動装置の概要
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面を示す説明図である。
【図３】本発明に係る簡易組立て式吊上げ移動装置の支
持脚を正面から見た図である。
持脚を正面から見た図である。
【図４】２本の支持脚を立脚した状態を示す説明図であ
る。
る。
【図５】レール固定台と、挟持板を示す説明図である。
【図６】支持脚上部にレールを設置した状態を示す説明
図である。
図である。
【図７】レールと挟持板との接触部分を拡大して示す説
明図である。
明図である。
【図８】レールと挟持板との接触部分を拡大して示す説
明図である。
明図である。
【図９】本発明に係る簡易組立て式吊上げ移動装置の組
立てが完了した状態を示す説明図である。
立てが完了した状態を示す説明図である。
【図１０】本発明に係る簡易組立て式吊上げ移動装置を
使用して墓石を吊上げ移動する状態を示す説明図であ
る。
使用して墓石を吊上げ移動する状態を示す説明図であ
る。
【図１１】段差がある場合の簡易組立て式吊上げ移動装
置の使用形態を示す説明図である。
置の使用形態を示す説明図である。
【図１２】簡易組立て式吊上げ移動装置の調整脚を示す
説明図である。
説明図である。
【図１３】従来の墓石の積み上げ装置を示す説明図であ
る。
る。
１ 支持脚 ２ レール ３ スライド車 ３ａ ローラー ４ チェーンクレーン ４ａ 滑車 ４ｂ チェーン ４ｃ フック ５ 簡易組立て式吊上げ移動装置 ６ 墓石 ７ ハンガー １０ 縦柱 １１ 補強柱 １２ 踏み棒 １３ レール固定台 １４ 挟持板 １５ 回動軸 １６ 支持柱 １７ａ，１８ ボルト ２０ 階段 ３０ 調整脚
Claims (5)
- 【請求項１】 物体を吊上げて移動させる装置であっ
て、２本の縦柱と該２本の縦柱に一定の間隔をあけて掛
け渡された複数の踏み棒と上記縦柱の上端に設置された
レール固定台と該レール固定台の上面に取り付けられて
いてレールの一部を挟持して固定することができる挟持
板と上記レール固定台の下部に設置され下方に延出して
上記２本の縦柱を支持する支持柱とを有するハシゴを兼
ねた２本の支持脚と、該２本の支持脚の上部に両端部が
固定される縦断面Ｉ型の長尺なレールと、該レールのレ
ール面上を移動するスライド車と、該スライド車に取り
付けられるチェーンクレーンとを有していることを特徴
とする簡易組立て式吊上げ移動装置。 - 【請求項２】 前記挟持板は前記縦断面Ｉ型の長尺なレ
ールのレール面両側を上方から押圧して前記レール固定
台との間に上記レールを挟持するものであって、上記レ
ール固定台にボルト及びナットによって取り付けられて
いるものである請求項１に記載の簡易組立て式吊下げ移
動装置。 - 【請求項３】 前記支持柱は前記レール固定台の下部に
固定された回動軸に設置されているものであって、該支
持柱は前記縦柱側に収納可能である請求項１又は２に記
載の簡易組立て式吊下げ移動装置。 - 【請求項４】 前記縦柱又は支持柱の下部には伸縮可能
な調整脚が取り付けられているものである請求項１乃至
３のいずれか１項に記載の簡易組立て式吊下げ移動装
置。 - 【請求項５】 前記２本の支持脚の一方の長さを他方の
長さよりも短くしたものである請求項１乃至４のいずれ
か１項に記載の簡易組立て式吊下げ移動装置。
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| JP2000181429A JP3383636B2 (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 簡易組立て式吊上げ移動装置 |
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| JP2000181429A JP3383636B2 (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 簡易組立て式吊上げ移動装置 |
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| JP2002003149A true JP2002003149A (ja) | 2002-01-09 |
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| JP2000181429A Expired - Fee Related JP3383636B2 (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 簡易組立て式吊上げ移動装置 |
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-
2000
- 2000-06-16 JP JP2000181429A patent/JP3383636B2/ja not_active Expired - Fee Related
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