JP2002003036A - プリンタ用記録紙搬送機構 - Google Patents

プリンタ用記録紙搬送機構

Info

Publication number
JP2002003036A
JP2002003036A JP2000181426A JP2000181426A JP2002003036A JP 2002003036 A JP2002003036 A JP 2002003036A JP 2000181426 A JP2000181426 A JP 2000181426A JP 2000181426 A JP2000181426 A JP 2000181426A JP 2002003036 A JP2002003036 A JP 2002003036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
holding
plate
transport
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000181426A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Ogasawara
政司 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2000181426A priority Critical patent/JP2002003036A/ja
Publication of JP2002003036A publication Critical patent/JP2002003036A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙の搬送を適正に行うことによって色ず
れのない高品位の多色記録画像を得ることのできるプリ
ンタ用記録紙搬送機構を提供すること。 【解決手段】 搬送保持板2を介して搬送される記録紙
3を前記搬送保持板2に対して湾曲させた状態に保持す
る湾曲保持機構5を設け、前記記録紙3の側端部を保持
する側端部保持機構19を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ用記録紙搬送
機構に係り、特に、記録紙の搬送を保持する搬送保持板
上に記録紙を保持しつつ、この記録紙をプリンタの給紙
正方向および給紙逆方向へ搬送する搬送手段を設けたプ
リンタ用記録紙搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録紙に対して複数色からな
る記録を行うために多色記録用のプリンタが採用されて
いた。このようなプリンタにおいては、記録紙を給紙正
方向に搬送しつつ、この記録紙に対して例えばサーマル
ヘッド等の記録部によって単一色からなる記録を行った
後、この記録紙を給紙逆方向に搬送して給紙開始位置に
戻すようになっている。そして、再びこの記録紙を給紙
方向に搬送し、この記録紙上に次の単一色による記録を
重ねるようになっている。
【0003】この操作を異なる色ごとに順次繰り返すこ
とにより、異なる単一色からなる記録が積層された多色
記録が形成されるようになっている。
【0004】このような多色記録を適正に行うために
は、記録紙を給紙正方向および給紙逆方向に適正に搬送
することによって、記録位置を適正に確保し、色ずれを
防止する必要があるが、この記録紙の搬送を行う機構と
して、プリンタ用記録紙搬送機構が採用されていた。
【0005】前記プリンタ用記録紙搬送機構は、プリン
タ本体に、給紙正方向および給紙逆方向へ記録紙を搬送
するための、例えば搬送ローラ等の搬送手段を有してい
る。
【0006】前記搬送手段の上流側には、この搬送手段
による記録紙の搬送を保持するための搬送保持板が配設
されている。
【0007】そして、前記プリンタ用記録紙搬送機構を
用いて記録を行う場合は、まず、前記搬送保持板に記録
紙を保持した状態で、前記搬送ローラを正方向に回転す
ることによって記録紙をプリンタの記録部側となる給紙
正方向に搬送し、前記記録部に搬送された記録紙に対し
て順次単一色からなる記録を形成する。そして、この単
一色からなる記録が完了すると、前記搬送ローラを逆方
向に回転し、この記録紙を前記搬送保持板によって保持
しつつ給紙逆方向に搬送することによって、この記録紙
を搬送開始位置に戻すようになっいている。
【0008】従って、前記記録紙を給紙正方向および給
紙逆方向に搬送する際に、この記録紙の搬送を前記搬送
保持板によって保持するようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプリン
タ用記録紙搬送機構においては、記録紙を給紙正方向お
よび給紙逆方向に搬送する際に記録紙が撓んでしまうこ
とによって記録紙を搬送方向に適正に搬送することがで
きず、記録紙が搬送方向に直交する方向に傾いた状態で
搬送される斜行や、蛇行が生じてしまう虞があった。
【0010】このような斜行や蛇行を防止する対策とし
ては、例えば、記録紙の両側端部をガイド部材でガイド
することが有効であるが、このような対策を講ずる場合
においても、記録紙の剛性が小さいため、記録紙を適正
にガイドすることができなかった。
【0011】従って、従来は、記録紙を給紙方向及給紙
逆方向へ適正に搬送することができなかったため、色ず
れのない高品位の多色記録を行うことができないといっ
た問題が生じていた。このような問題は、特に、ロール
紙のような長尺な記録紙を用いて多色記録を行う場合に
顕著であった。
【0012】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、記録紙の搬送を適正に行うことによって色ず
れのない高品位の多色記録画像を得ることのできるプリ
ンタ用記録紙搬送機構を提供することを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の特徴は、搬送
保持板を介して搬送される記録紙を前記搬送保持板に対
して湾曲させた状態に保持する湾曲保持機構を設け、前
記記録紙の側端部を保持する側端部保持機構を設けた点
にある。
【0014】そして、このような構成を採用したことに
より、前記湾曲保持部材によって前記記録紙を湾曲させ
て剛性を大きくした状態でこの記録紙を搬送することが
できるとともに、搬送される記録紙の側端部を前記側端
部保持機構によって保持することができるため、記録紙
の搬送を適正に行うことができる。
【0015】また、本発明に係るプリンタ用記録紙搬送
機構の特徴は、前記湾曲保持機構は、前記搬送保持板
に、前記記録紙を前記搬送保持板に対峙する紙面の一方
の面側から保持する板側保持機構を配設するとともに、
この板側保持機構に対向する位置に、前記記録紙の前記
板側保持機構に保持される部位の上流側および下流側の
少なくとも一方の部位を前記搬送保持板に対峙する紙面
の他方の面側から保持する対向側保持機構を配設してな
る点にある。
【0016】そして、このような構成を採用したことに
より、前記板側保持機構と前記対向側保持機構とによっ
て記録紙を簡易かつ適正に湾曲状態に保持することがで
きる。
【0017】さらに、本発明に係るプリンタ用記録紙搬
送機構の特徴は、前記板側保持機構および前記対向側保
持機構は、それぞれ記録紙の搬送方向に直交する記録紙
の幅方向に長尺とされた板側保持シャフトおよび対向側
保持シャフトを有しており、これらの板側保持シャフト
および対向側保持シャフトの外周に記録紙を摺接させつ
つこの記録紙の搬送を保持するように構成されている点
にある。
【0018】そして、このような構成を採用したことに
より、前記板側保持シャフトおよび前記対向側保持シャ
フトによって記録紙の搬送を円滑にしつつこの記録紙の
湾曲状態を適正に保持することができる。
【0019】さらにまた、本発明に係るプリンタ用記録
紙搬送機構の特徴は、前記側端部保持機構が、記録紙の
幅寸法に応じた記録紙の側端部の保持ができるように、
幅方向に移動可能に配設されているとともに幅方向の所
望の位置に固定可能とされている点にある。
【0020】そして、このような構成を採用したことに
より、記録紙の幅寸法に応じて記録紙の側端部を適正に
保持することができるため、記録紙の搬送を適正に行う
ことができる。
【0021】また、本発明に係るプリンタ用記録紙搬送
機構の特徴は、前記対向側保持機構は、記録紙の保持位
置を調整できるように前記搬送保持板に対して遠近可能
に配設されているとともに、前記搬送保持板から離間す
ることによって記録紙の保持を解除可能とされている点
にある。
【0022】そして、このような構成を採用したことに
より、湾曲状態を記録紙に応じて調整することができる
ため、記録紙に応じた適正な搬送を行うことができ、ま
た、記録紙をプリンタへ挿入する際に対向側保持機構を
記録紙の保持を解除する方向へ退避させておくことがで
きるため、プリンタへの記録紙の挿入を円滑に行うこと
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタ用記
録紙搬送機構の実施形態を図1乃至図7を参照して説明
する。
【0024】図1に示すように、本実施形態におけるプ
リンタ用記録紙搬送機構1は、プリンタ本体4の給紙口
6の近傍位置に、このプリンタ本体4への記録紙の搬送
を保持するための板状の搬送保持板2を有している。こ
の搬送保持板2は、図1における上面側が記録紙3の搬
送経路となっている。
【0025】そして、前記プリンタ用記録紙搬送機構1
は、前記搬送保持板2を介して搬送される記録紙3を前
記搬送保持板2に対して湾曲させた状態に保持する湾曲
保持機構5を有している。
【0026】この湾曲保持機構5は、前記搬送保持板2
上に、前記記録紙3を保持する板側保持機構7を有して
いる。
【0027】図2に示すように、前記板側保持機構7
は、記録紙3の幅方向(図2において紙面垂直方向)に
長尺とされた略円柱形状の3個の板側保持シャフト8を
有しており、各板側保持シャフト8は搬送方向に所定の
間隔を設けて互いに並行に配設されている。これら3個
の板側保持シャフト8は、例えばネジ等の固定手段9に
よって支持部10に固定されており、さらに各支持部1
0はネジ11止め等によって搬送保持板12に固定され
ている。そして、各板側保持シャフト8は、外周面に記
録紙3を摺接させることによって記録紙3を前記搬送保
持板2に対峙する面側(図2において下面側)から保持
するようになっている。
【0028】また、前記湾曲保持機構5は、前記板側保
持機構7に対向する上方近傍位置に、対向側保持機構1
2を有している。
【0029】この対向側保持機構12は、前記各板側保
持シャフト8の間に対応する上方位置に、記録紙3の幅
方向に長尺とされた略円柱形状の2個の対向側保持シャ
フト13を有している。これらの対向側保持シャフト1
3は、例えばネジ等の固定手段14によって支持部15
に固定されており、さらに各支持部はネジ16止め等に
よってベース基板18に固定されている。そして、各対
向側保持シャフト13は、外周面に記録紙3を摺接させ
ることによって、記録紙3の、前記板側保持シャフト8
によって保持される部位の上流側および下流側の少なく
とも一方の部位を上面側から保持するようになってい
る。
【0030】図1に示すように、前記対向側保持機構1
2による記録紙3の保持位置(各対向側保持シャフト1
3の外周面下部)は、前記板側保持機構7による記録紙
3の保持位置(板側保持シャフト8の外周面上部)より
も搬送保持板2側に位置されるようになっている。従っ
て、これらの板側保持機構7および対向側保持機構12
によって、搬送される記録紙3が図1に示すような湾曲
状態に保持されるようになっている。
【0031】記録紙3の搬送を適正に保持するために
は、記録紙3がある程度の剛性を有していることが必要
であるが、一般に、記録紙3は、扁平な状態からその形
状を湾曲させることによってその湾曲された部位の剛性
が増加するようになっている。従って、搬送される記録
紙3を前記湾曲保持機構5によって湾曲状態に保持する
ことにより、この記録紙3に斜行や蛇行が生じることを
防ぐことができ、この記録紙3を搬送方向(図1におけ
る給紙正方向および給紙逆方向)に適正に搬送すること
ができるようになっている。
【0032】従って、記録紙3を給紙正方向および給紙
逆方向に搬送する操作を繰り返しつつ記録紙3上に多色
記録を行う際には、各色の記録位置を適正に保持するこ
とができるため、色ずれを有効に防止することができる
ようになっている。
【0033】さらに、前記搬送保持板2の両側端部に
は、前記対向側保持機構12を搬送保持板2に対して遠
近可能に支持する支持機構21が配設されている。この
ため、記録紙をプリンタ本体4へ挿入する際に対向側保
持機構12を記録紙の保持を解除する方向へ退避させて
おくことができるため、プリンタ本体4への記録紙3の
挿入を円滑に行うことができるようになっている。
【0034】なお、前記板側保持シャフト8および対向
側保持シャフト13の配設個数や配設位置は、必要に応
じて変更するようにしてもよい。
【0035】さらに、本実施形態におけるプリンタ用記
録紙搬送機構1は、前記搬送保持板2上の記録紙3の側
端部を保持する側端部保持機構19を有している。
【0036】前記側端部保持機構19は、前記3個の板
側保持シャフト8の外周に、これら板側保持シャフト8
の長手方向に所定の間隔を設けて一対の板側ゲージ20
を有しいる。各板側ゲージ20は、前記3個の板側保持
シャフト8の外周に摺接しつつ長手方向の所定範囲を移
動可能とされている。
【0037】前記一対の板側ゲージ20は、互いに対向
する両内側面に記録紙3の互いに対向する両側端部をそ
れぞれ当接させて保持するようになっている。
【0038】また、前記側端部保持機構19は、前記2
個の対向側保持シャフト13の外周に、これら対向側保
持シャフト13の長手方向に所定の間隔を設けて一対の
対向側ゲージ22を有している。各対向側ゲージ22
は、前記2個の対向側保持シャフト13の外周に摺接し
つつ長手方向の所定範囲を移動可能とされている。
【0039】前記対向側ゲージ22には、この対向側ゲ
ージ22と前記板側ゲージ20とを連結するためのゲー
ジロックオンネジ23が配設されている。前記対向側ゲ
ージ22と前記板側ゲージ20とは、前記ゲージロック
オンネジ23によって幅方向の同一位置において互いに
連結されることにより、対向側保持シャフト13に固定
されるようになっている。さらに、前記対向側ゲージ2
2には、前記板側ゲージ20との連結の際に記録紙3の
幅方向における位置合わせを行うためのゲージカップリ
ング24が配設されている。前述したように、前記板側
ゲージ20および前記対向側ゲージ22は、それぞれ記
録紙3の幅方向に沿って移動可能であるため、固定位置
を変えることにより、例えば図6に示す幅寸法が小さい
記録紙3から図7に示す幅寸法が大きい記録紙3に至る
まで、側端部を適正に保持することができるようになっ
ている。
【0040】従って、前記側端部保持機構19により、
搬送される記録紙3が搬送方向に対して直交する方向に
傾斜することを適正に防止することができるため、記録
紙3の搬送をさらに適正に行うことができるようになっ
ている。また、前記板側ゲージ20および前記対向側ゲ
ージ22を記録紙3の幅方向に移動することができるた
め、記録紙3の幅寸法に応じて記録紙3の側端部を適正
に保持することができるようになっている。
【0041】なお、前記板側ゲージ20は前記3個の板
側保持シャフト8にわたった形状に形成されているが、
前記対向側保持シャフト13の外周面下部を前記板側保
持シャフト8の外周面上部よりも搬送保持板2に位置さ
せて記録紙の湾曲状態を保持する観点から、前記板側ゲ
ージ20の前記対向側保持シャフト13に対応する部位
は、搬送保持板2側に凹んだ形状に形成されている。
【0042】前記湾曲保持機構5の上流側には、記録紙
3を給紙逆方向に搬送するバックフィードローラ26が
配設されており、このバックフィードローラ26には、
ギア27を介して駆動モータ28が接続されている。前
記記録紙3の搬送は、主としてプリンタ本体4に配設さ
れた搬送ローラ17によって行われるようになっている
が、前記バックフィードローラ26は、前記搬送ローラ
17が記録紙3を給紙逆方向へ搬送する際に、搬送ロー
ラ17と同方向に回転して給紙逆方向への記録紙の搬送
を補助するようになっている。なお、前記バックフィー
ドローラ26は、記録紙3を給紙正方向へ搬送する際に
は、回転を停止するようになっている。
【0043】前記バックフィードローラ26の外周に
は、搬送される記録紙3にテンションを付与するための
テンションローラ29が、前記バックフィードローラ2
6に対して接離可能に配設されている。前記テンション
ローラ29には、このテンションローラ29をバックフ
ィードローラ26に圧接させる圧接機構31が接続され
ており、この圧接機構31は、荷重変動によって圧接力
を調整することができるようになっている。
【0044】従って、前記テンションローラ29は、バ
ックフィードローラ26への圧接によってバックフィー
ドローラ26とともに記録紙3を挟持することができる
ため、搬送される記録紙3に対してテンションを付与
し、適正な搬送を保持することができるようになってい
る。
【0045】さらに、前記搬送保持板2の上流には、記
録紙3の搬送を保持する保持ローラ32が搬送方向に回
転自在に配設されている。
【0046】次に、本実施形態の作用について説明す
る。なお、本実施形態においては、記録紙3として、長
尺なロール紙を用いる。
【0047】まず、初期状態において、プリンタ本体4
内にロール紙は挿入されておらず、搬送保持板2上にロ
ール紙はない。また、図2および図4に示すように前記
対向側保持機構12は前記板側保持機構7から離間され
ており、前記板側ゲージ20および前記対向側ゲージ2
2は分離した状態になっている。
【0048】次に、ロール紙を給紙口を介して先端部か
ら先にプリンタ本体4内部に挿入する。このとき、ロー
ル紙の挿入を妨げないように、前記テンションローラ2
9をバックフィードローラ26から離間させておくとと
もに、前記対向側保持シャフト13を前記搬送保持板2
から離間する方向に退避させておく。また、前記板側ゲ
ージ20をロール紙の幅寸法に応じた位置に移動させて
おく。
【0049】そして、前記ロール紙を前記搬送保持板2
を介してプリンタ本体4に挿入し、このロール紙の先端
をプリンタの記録部(図示せず)に位置させる。
【0050】前記ロール紙の挿入が完了した時点で、前
記搬送保持板2上には、前記ロール紙が載置された状態
になっており、前記板側保持シャフト8の外周には、前
記ロール紙が下面を介して接触されている。
【0051】そして、前記対向側保持機構12を搬送保
持板2側に移動させると、前記2個の対向側保持シャフ
ト13が前記ロール紙に上面側から当接するとともに、
このロール紙の当接部位を搬送保持板2側に移動させ
る。
【0052】これにより、前記ロール紙は、図3に示す
ように搬送保持板2に対して湾曲した状態に保持され
る。
【0053】このとき、前記ゲージカップリング24に
よって前記板側ゲージ20と前記対向側ゲージ22の位
置合わせを行い、図3および図5に示すように、前記ロ
ール紙の幅寸法に応じた位置において前記ゲージロック
オンネジ23によって両ゲージ20,22を連結して対
向側保持シャフト13に固定する。
【0054】これにより、前記ロール紙の両側端部が、
一対の前記板側ゲージ20および前記対向側ゲージ22
の互いに対向する両内側面に当接されて保持される。
【0055】次に、前記圧接機構31によってテンショ
ンローラ29をバックフィードローラ26側に圧接さ
せ、これらのテンションローラ29およびバックフィー
ドローラ26の間にロール紙を挟持した後、プリンタの
搬送ローラ17を回転駆動することによってロール紙を
搬送正方向に搬送しつつ、このロール紙に対して所定の
単一色からなる記録を行方向に順次形成する。
【0056】このとき、前記ロール紙は、前記湾曲保持
機構5によって湾曲状態に保持されているため剛性が増
加しており、さらに、前記側端部保持機構19によって
両側端部を保持されている。
【0057】従って、ロール紙を適正に保持することが
できるため、徐行や蛇行を抑制しつつこのロール紙を給
紙正方向に適正に搬送することができる。
【0058】そして、前記単一色からなる記録が完了し
たら、前記搬送ローラ17および前記バックフィードロ
ーラ26を逆回転させてロール紙を搬送逆方向に搬送
し、ロール紙を搬送開始位置まで戻す。
【0059】以上の操作を異なる単一色ごとに順次繰り
返すことによって、前記ロール紙上に多色記録が形成さ
れる。すなわち、多色記録を行う場合は、ロール紙の給
紙正方向および給紙逆方向への搬送を複数回繰り返さな
ければならない。本実施形態においては、前記複数回の
搬送中に、ロール紙を前記湾曲保持機構5によって湾曲
状態に保持することによってロール紙に適当な剛性を付
与することができるため、ロール紙にいわゆる蛇行や斜
行が生じることを防止することができる。さらに、搬送
されるロール紙を前記側端部保持機構19によって保持
することができるため、蛇行や斜行をより一層効果的に
防止することができる。
【0060】このため、多色記録の記録位置を常に適正
に保持することができるため、色ズレのない高品位な多
色記録画像を得ることができる。
【0061】したがって、本実施形態においては、前記
湾曲保持機構5および前記側端部保持機構19によって
搬送中の記録紙3を適正に保持することができる。
【0062】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0063】例えば、前記実施形態においては、記録紙
を湾曲保持する際に、前記板側保持シャフト8に配設さ
れた板側ゲージ20と前記対向側保持シャフト13に配
設された対向側ゲージ22とを互いに連結する構成上、
記録紙の保持位置が一定位置に定まっているが、これに
限る必要はない。例えば、対向側保持シャフト13を図
1よりも上方あるいは下方に移動させて保持位置を調整
できるように構成してもよい。かかる場合、記録紙3の
種類や寸法に応じて湾曲状態を調整することができるた
め、記録紙3の搬送をさらに適正に保持することがで
き、多色記録における色ずれをさらに有効に防止するこ
とが可能になる。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るプリンタ
用記録紙搬送機構によれば、記録紙の搬送を適正に行う
ことができ、良好な多色記録を得ることができる。
【0065】また、本発明によれば、記録紙を簡易かつ
適正に湾曲状態に保持することができる。
【0066】さらに、本発明によれば、記録紙の搬送を
円滑にしつつこの記録紙の湾曲状態を適正に保持するこ
とができる。
【0067】さらにまた、本発明によれば、記録紙の幅
寸法に応じて記録紙の側端部を適正に保持することがで
きるため、記録紙の搬送をさらに適正に行うことができ
る。
【0068】また、本発明によれば、湾曲状態を記録紙
に応じて調整することができるとともにプリンタへの記
録紙の挿入を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の実施
形態を示す側面図
【図2】本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の実施
形態において、湾曲保持機構の解除状態を示す側面図
【図3】本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の実施
形態において、湾曲保持機構および側端部保持機構によ
る記録紙の保持状態を示す側面図
【図4】本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の実施
形態において、板側ゲージと対向側ゲージとの分離状態
を示す図
【図5】本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の実施
形態において、板側ゲージと対向側ゲージとの連結状態
を示す図
【図6】本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の実施
形態において、側端部保持機構による記録紙の側端部の
保持状態の一例を示す平面図
【図7】本発明に係るプリンタ用記録紙搬送機構の実施
形態において、側端部保持機構による記録紙の側端部の
保持状態の図6の他の一例を示す平面図
【符号の説明】
1 プリンタ用記録紙搬送機構 2 搬送保持板 3 記録紙 5 湾曲保持機構 7 板側保持機構 8 板側保持シャフト 12 対向側保持機構 13 対向側保持シャフト 19 側端部保持機構 20 板側ゲージ 22 対向側ゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C059 DD02 DD07 DD14 DD15 DD24 3F101 FA01 FC07 FC16 FC18 FE17 LA07 LB03 3F102 AA11 AB01 BA02 BB04 EA03 FA07 3F104 AA01 BA01 BA09 CA03 FA10 FA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の搬送を保持する搬送保持板を有
    し、この搬送保持板上に記録紙を保持しつつこの記録紙
    をプリンタの給紙正方向および給紙逆方向へ搬送する搬
    送手段を設けたプリンタ用記録紙搬送機構であって、 前記搬送保持板を介して搬送される記録紙を湾曲させた
    状態に保持する湾曲保持機構を設け、前記記録紙の側端
    部を保持する側端部保持機構を設けたことを特徴とする
    プリンタ用記録紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記湾曲保持機構は、前記搬送保持板
    に、前記記録紙を前記搬送保持板に対峙する紙面の一方
    の面側から保持する板側保持機構を配設するとともに、
    この板側保持機構に対向する位置に、前記記録紙の前記
    板側保持機構に保持される部位の上流側および下流側の
    少なくとも一方の部位を前記搬送保持板に対峙する紙面
    の他方の面側から保持する対向側保持機構を配設してな
    ることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ用記録紙
    搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記板側保持機構および前記対向側保持
    機構は、それぞれ記録紙の搬送方向に直交する記録紙の
    幅方向に長尺とされた板側保持シャフトおよび対向側保
    持シャフトを有しており、これらの板側保持シャフトお
    よび対向側保持シャフトの外周に記録紙を摺接させつつ
    この記録紙の搬送を保持するように構成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ
    用記録紙搬送機構。
  4. 【請求項4】 前記側端部保持機構は、記録紙の幅寸法
    に応じた記録紙の側端部の保持ができるように、幅方向
    に移動可能に配設されているとともに幅方向の所望の位
    置に固定可能とされていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれか1項に記載のプリンタ用記録紙搬
    送機構。
  5. 【請求項5】 前記対向側保持機構は、記録紙の保持位
    置を調整できるように前記搬送保持板に対して遠近可能
    に配設されているとともに、前記搬送保持板から離間す
    ることによって記録紙の保持を解除可能とされているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載のプリンタ用記録紙搬送機構。
JP2000181426A 2000-06-16 2000-06-16 プリンタ用記録紙搬送機構 Withdrawn JP2002003036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000181426A JP2002003036A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 プリンタ用記録紙搬送機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000181426A JP2002003036A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 プリンタ用記録紙搬送機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002003036A true JP2002003036A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18682361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000181426A Withdrawn JP2002003036A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 プリンタ用記録紙搬送機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002003036A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015536262A (ja) * 2012-11-19 2015-12-21 ディリーDilli デジタル印刷用被出力物の供給回収装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015536262A (ja) * 2012-11-19 2015-12-21 ディリーDilli デジタル印刷用被出力物の供給回収装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6705786B2 (en) Duplex printing of print sheets
JPH09267952A (ja) 画像記録装置
JP2007297191A (ja) 被搬送媒体の搬送装置、記録装置および液体噴射装置
JP2006306579A (ja) 画像読取記録装置
JP2002003036A (ja) プリンタ用記録紙搬送機構
JP2018043807A (ja) カード反転装置及びカードプリンタ
JP2016052950A (ja) 給紙装置、および記録装置
JP3802380B2 (ja) プリンタ
JP3758118B2 (ja) ロール紙保持装置
JP2008273675A (ja) 記録装置
JP2009120338A (ja) プリンタの給紙機構およびプリンタ
JP2007022665A (ja) インクジェット記録装置
JP5916303B2 (ja) フィルム状媒体搬送装置
JP2853072B2 (ja) プリンタ
JP2010137968A (ja) 媒体幅寄せ機構
JP4507197B2 (ja) プリンタ装置
JP2003128267A (ja) 画像記録装置
JP2007254073A (ja) シート材搬送装置及び記録装置
JP2000072295A (ja) ロール紙保持装置
JP2002002969A (ja) プリンタの給紙装置
JP2006051734A (ja) サーマルプリンタ
JPS59214674A (ja) 熱転写方式記録装置
JP5818249B2 (ja) 印刷装置
JPH10157897A (ja) プリンタの用紙ガイド機構
JP2006175777A (ja) サーマルプリンタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904