JP2002002969A - プリンタの給紙装置 - Google Patents

プリンタの給紙装置

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JP2002002969A
JP2002002969A JP2000184569A JP2000184569A JP2002002969A JP 2002002969 A JP2002002969 A JP 2002002969A JP 2000184569 A JP2000184569 A JP 2000184569A JP 2000184569 A JP2000184569 A JP 2000184569A JP 2002002969 A JP2002002969 A JP 2002002969A
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Akira Kabamoto
晃 椛本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はがき、B5、A4またはB4などの種々の
大きさの記録紙に対応したプリンタの給紙装置を提供
し、記録紙にいわゆるスキューが発生せず、位置決め精
度を良くした。 【解決手段】 プリンタ10に給紙する記録紙10を載
置可能な用紙載置部14と、記録紙100の幅を規制
し、用紙載置部14に可動可能に設けられた一対の用紙
ガイド42と、一対の用紙ガイド42(42a,42
b)の一方の用紙ガイド42を操作することにより、他
方の用紙ガイド42を同時に移動可能なラック・ピニオ
ン機構45と、用紙載置部14に載置された記録紙10
0に当接し、記録紙100を搬送する複数の給紙ローラ
26a、26b、26cとを備え、記録紙100の大き
さに応じて、用紙ガイド42の一方がその操作により幅
方向に動く移動量と、その他方が同時に逆方向に動く移
動量とを異ならせしめて、大きさの異なる記録紙100
に対しても、記録紙100の幅方向の両端から給紙ロー
ラ26a、26b、26cまでの間隔を適切にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタの自動給
紙装置に関し、とくに、積層された複数枚の記録紙をそ
の幅方向を規制しながら1枚ずつ給紙し、印刷記録に供
するプリンタの自動給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタの給紙装置の一例を図1
0に基づいて説明する。図10に示すように、プリンタ
本体に一体に取付けられた用紙載置部150の上面部に
は、用紙載置板151が設けられている。用紙載置板1
51には、複数枚の積層された記録紙100が載置され
るようになっている。用紙載置板151には、記録紙1
00の種類、例えば、はがき、B5・A4サイズのカッ
ト紙に応じて、その幅方向を規制する第1、第2の用紙
ガイド155、156が給紙方向に沿って取付けられて
いる。
【0003】上記第1の用紙ガイド155は、壁部15
5aを有し、この壁部155aを記録紙100を装着す
る際の基準位置として、用紙載置板151の一端に固定
されている。上記第2の用紙ガイド156は、第1の用
紙ガイド155の壁部155aと対向する壁部156a
を有し、用紙載置板151の他端まで、図示の左右方向
に移動可能になっている。
【0004】用紙載置板151の上方には、プリンタ本
体の幅方向に延在した、回転可能なゴム製の給紙ローラ
158(158a、158b、158c)が3個設けら
れている。これら給紙ローラ158がプリンタ本体に両
端を回転可能に支持された給紙ローラ駆動軸158sに
取付けられている。
【0005】そして、用紙載置部150の用紙載置板1
51に記録紙100をセットする方法を説明すると、記
録紙100がはがきの場合には、まず、はがきを準備
し、予め第1の用紙ガイド155と第2の用紙ガイド1
56との間隔を予めはがきの幅よりも大きくした状態に
して、その間の用紙載置板151上にはがきを挿入す
る。はがきを第1の用紙ガイド155の壁部155aに
その幅の一端縁を当て、続いて、第2の用紙ガイド15
6を用紙載置部150の図示しない溝に沿って、第2の
用紙ガイド156を第1の用紙ガイド155側にスライ
ド移動させる。第1の用紙ガイド155の壁部155a
を位置基準にして、その壁部155aにはがきの幅方向
の他端縁を第2の用紙ガイド156の壁部156aに当
接させて、第1、第2の用紙ガイド155,156の各
壁部155a、156aではがきを保持する。
【0006】続いて、用紙載置板151に載置されたは
がきの上面に2つの給紙ローラ158(158a、15
8b)を当接して、これら給紙ローラ158a、158
bが回転駆動することにより、はがきが第1、第2の用
紙ガイド155、156に沿って規制されながらプリン
タ内に搬送され、印刷記録のための準備が完了する。
【0007】記録紙100がそれぞれB5サイズ、A4
サイズのカット紙の場合には、そのB5、A4の各サイ
ズに合わせて、第2の用紙ガイド156を第1の用紙ガ
イド155から離間して、各大きさのカット紙を挿入し
た後、第1の用紙ガイド155の壁部155a側に第2
の用紙ガイド156を各カット紙を挟むように移動し
て、第1、第2の用紙ガイド155,156の各壁部1
55a、156aで各カット紙を保持する。そして、上
述したと同様に、各カット紙が第1、第2の用紙ガイド
155、156に沿って規制されながらプリンタ内に搬
送されて印刷記録に供される。
【0008】このように、用紙載置部150の用紙載置
板151には、記録紙100の大きさに応じて、固定さ
れた第1の用紙ガイド155に対する第2の用紙ガイド
156の位置を変えることにより、用紙載置部150上
に各種類の記録紙100を保持するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、用紙載置部
150の用紙載置板151に載置される記録紙100が
はがき、B5サイズのカット紙、A4サイズのカット紙
など、その大きさ(サイズ)が順次大きくなるにつれ
て、給紙ローラ駆動軸158sの軸方向に取付けた給紙
ローラ158a、158b、158cの各間隔を適切な
位置に配さないと、給紙ローラ158a、158b、1
58cのうち、記録紙100に当接しない給紙ローラ1
58が生じるおそれがあり、給紙ローラ158a、15
8b、158cが適切な位置に配されていないと、いわ
ゆるスキューされた状態でプリンタに給紙されるため、
精度良く印刷記録できないおそれがあった。
【0010】しかも、用紙載置部150の給紙方向下流
側に配設されたゴム製の2つの給紙ローラ158a、1
58b、158cは、そのサイズが小さいはがきの幅に
合わせて配置されているため、B5、A4などのサイズ
の大きい記録紙100をその用紙載置板151にセット
したときに、その記録紙100の幅に合わせて一対の用
紙ガイド155、156を広げても、給紙ローラ158
a、158b、158cの間隔がそのままの状態で維持
されているため、給紙するときに、不適切な位置にある
給紙ローラ158a、158b、158cの回転駆動に
より、給紙した記録紙100が斜めに搬送され、いわゆ
るスキューされた状態でプリンタに給紙され、精度良く
印刷記録できないおそれがあった。なお、このような従
来のプリンタの給紙装置に、B4サイズの記録紙100
を適用した場合に、とくに上記の課題が顕著に発生する
ものとなる。
【0011】本発明の目的は、はがき、B5、A4また
はB4などの種々の大きさの記録紙に対応したプリンタ
の給紙装置を提供し、記録紙にいわゆるスキューが発生
せず、位置決め精度を良くしたプリンタの給紙装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、プリンタに給紙する記録紙を
載置可能な用紙載置部と、記録紙の幅を規制し、用紙載
置部に可動可能に設けられた一対の用紙ガイドと、一対
の用紙ガイドの一方の用紙ガイドを操作することによ
り、他方の用紙ガイドを同時に移動可能な移動機構手段
と、用紙載置部に載置された記録紙に当接し、該記録紙
を搬送する複数の給紙ローラとを備え、記記録紙の大き
さに応じて、用紙ガイドの一方がその操作により幅方向
に動く移動量と、その他方が同時に逆方向に動く移動量
とを異ならせしめて、大きさの異なる記録紙に対して
も、記録紙の幅方向の両端から給紙ローラまでの間隔を
適切にしたものである。
【0013】また、第2の解決手段として、給紙ローラ
が3個からなり、前記記録紙がはがき大からB4までの
大きさとなるものである。
【0014】また、第3の解決手段として、移動機構手
段は、第1と第2の異なる径の2段状をしたギヤを有す
るピニオンと、該ピニオンの第1、第2の各ギヤに一端
を係合し、他端を用紙ガイドに取付けた2つのラックと
からなり、ピニオンを回転駆動することにより、第1の
ギヤ、及び第1のギヤと噛合いするラックの1つを介し
て、移動する用紙ガイドの一方が、第2のギヤ、及び第
2のギヤと噛合いするラックのもう1つを介して、移動
する用紙ガイドの他方に対比して逆方向に大きく移動す
るようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態であるプリン
タの給紙装置を図1乃至図9に基づいて以下に説明す
る。図1に示すように、プリンタ10は、図示しないプ
リンタケースの内部に配設される直方体をしたプリンタ
フレーム12を有している。プリンタ10内に記録紙1
00を給紙するために、プリンタフレーム12の背面部
12cには、樹脂製の平板状をした用紙載置部14が斜
めに配して一体に取付けられている。用紙載置部14
は、その上面に用紙載置板16を設けていて、この用紙
載置板16に複数枚の記録紙100を重ねて載置するよ
うになっている。
【0016】プリンタ10内に配置された側の用紙載置
板16の上方には、プリンタフレーム12の幅方向に延
在し両端部がプリンタフレーム12の両側に支持された
支持軸20が設けられている。この支持軸20の近傍に
は、給紙ローラ駆動軸22が支持軸20と平行に設けら
れている。また、プリンタケースの両側には、給紙ロー
ラ駆動軸22の両端部が図示しない軸支孔によって、回
転自在に支持されている。さらに、給紙ローラ駆動軸2
2は、連結アーム24を介して支持軸20に連結されて
いて、この連結アーム24により、給紙ローラ駆動軸2
2は、支持軸20を中心として上記軸支孔に沿って揺動
するようになっている。
【0017】給紙ローラ駆動軸22の用紙載置板16に
対向する位置には、複数の給紙ローラ26(26a,2
6b,26c)(図7参照)が軸方向に所定間隔を有し
て取付けられていて、給紙ローラ駆動軸22の支持軸2
0を中心とした揺動により、給紙ローラ26が用紙載置
部14の用紙載置板16に当接または離間するようにな
っている。
【0018】用紙載置部14の下端には、用紙載置板1
6に載置された記録紙100の先端縁が当接し、最上位
の1枚を給紙するための分離板28が設けられている。
プリンタフレーム12の下端には、その幅方向に延在し
駆動軸32aの両端部が支持された複数の紙送りローラ
32が回転可能に設けられている。また、紙送りローラ
32の紙送り下流側には、プリンタフレーム12の幅方
向に延在し駆動軸34aの両端部が支持された複数の排
紙ローラ34が回転可能に設けられている。この排紙ロ
ーラ34により、印刷記録の終了した記録紙100を外
部に排出するようになっている。
【0019】次に、図2乃至図5に基づき、さらに用紙
載置部14について詳細に説明すると、その用紙載置部
16の下方側には、例えば、コルクなどの材料からなる
平面長方形状をした複数の摩擦パッド40がその表面が
用紙載置部16と面一かやや上方に位置するようにして
埋設されていて、この摩擦パッド40に上記給紙ローラ
26が当接するようになっている。
【0020】用紙載置板16では、その幅方向の一端
(図2の右側)に、その幅方向に沿って形成された複数
の矩形溝16f、及び矩形溝16f内に形成された矩形
孔(図示せず)を有する第1の溝形成部16aが形成さ
れ、その幅方向の他端(図2の左側)に、その幅方向に
沿って形成された複数の矩形溝16g、及び矩形溝16
g内に形成された矩形孔(図示せず)を有する第2の溝
形成部16bが、第1の溝形成部16aよりも幅広に形
成されている。
【0021】さらに、用紙載置部14の用紙載置板16
には、互いに対向配置された一対の用紙ガイド42(第
1、第2の用紙ガイド42a、42b)が用紙載置部1
4の幅方向に移動可能に突設されている。図4及び図5
に示すように、第1、第2の用紙ガイド42a、42b
には、紙送り方向に沿って延設し、断面が鈎状をした壁
部42c、42dがそれぞれ設けられ、この壁部42
c、42dによって記録紙100の幅方向の両端縁を保
持して、紙送り方向への移動を規制するようになってい
る。そして、上記第1の溝形成部16aには、その矩形
溝16fに沿って用紙載置部14の幅方向に第1の用紙
ガイド42aが移動可能に取付けられ、上記第2の溝形
成部16bには、その矩形溝16gに沿ってその幅方向
に上記第2の用紙ガイド42bが移動可能に取付けられ
ている。そして、用紙載置部14の裏面側では、一対の
用紙ガイド42(42a、42b)は、その一部が第
1、第2の溝形成部16a、16bの矩形孔を通じて僅
かに突出している。
【0022】図2に示すように、用紙載置板16の反対
側である用紙載置部14の裏面部には、樹脂または金属
製からなるラック・ピニオン機構(移動機構手段)45
が設けられいる。ラック・ピニオン機構45は、径の小
さい歯車状の第1ギヤ47と、第1ギヤ47よりも径の
大きい歯車状の第2ギヤ48とを同軸にした2段状をし
たピニオン49と、ピニオン49の第1、第2ギヤ4
7、48にそれぞれ噛合う細長い板状の2つのラック5
1、52とを備えている。ラック51、52には、その
長手方向に沿って波状に噛合部51a、52aがそれぞ
れ形成されていて、この噛合部51a、52aにピニオ
ン49の第1、第2ギヤ47、48をそれぞれ噛合わせ
てそれぞれ係合し、端部を上記一対の用紙ガイド42の
一部に用紙載置部14の裏面部側で取付けられている。
さらに、用紙載置部14の裏面部には、ピニオン49の
回転軸49aが軸支されているとともに、ピニオン49
を挟むようにして、用紙載置部14の幅方向に平行にラ
ック51、52を配している。そして、上記ピニオン4
9の回転駆動力により、ピニオン49の第1、第2ギヤ
47、48及びラック51、52の噛合部51a、52
aを介して、その用紙載置部14の幅方向に沿って上記
ラック51、52が規制されながら平行移動するように
なっている。
【0023】このようなラック・ピニオン機構45を用
いて、一対の用紙ガイド42は、その一方(第1の用紙
ガイド42a)が用紙載置部14の幅方向に動く移動量
xと、その他方(第2の用紙ガイド42b)がその幅方
向に動く移動量yとを異ならせている。すなわち、第2
の用紙ガイド42bの移動量yを第1の用紙ガイド42
aの移動量よりも大きくして、一方の用紙ガイド42
(例えば、第1の用紙ガイド42a)を手で動かすと、
他方の用紙ガイド42(第2の用紙ガイド42b)が連
動して自動的に、互いに異なる移動量で、接近または離
間するようになっている。したがって、用紙載置部14
の用紙載置板16に載置された記録紙100の種類、例
えば、はがきなどの厚紙、B5・A4・B4サイズなど
のカット紙(普通紙)などによって、その一対の用紙ガ
イド42(42a、42b)の壁部42c、42dで挟
んで保持するようになっている。
【0024】次に、図6及び図7、図8及び図9に基づ
いて、用紙載置部14の用紙載置板16にはがき、B5
・A4のカット紙をそれぞれ装着し、プリンタ10内に
それら記録紙100を給紙するまでの一連の動作を以下
に説明する。
【0025】図6及び図7に示すように、はがきに印刷
記録するために、複数枚のはがきを縦置きにして、用紙
載置部14の用紙載置板16の上方から挿入してこの用
紙載置板16上に載置する。このとき、はがきの先端が
分離板28(図1参照)に当接して、はがきの紙送り方
向の動きが阻止される。はがきの幅よりも予め広く配置
しておいた一対の用紙ガイド42(第1及び第2の用紙
ガイド42a、42b)をはがきの幅方向において、用
紙ガイド42a、42bのいずれか一方を手で操作し
て、用紙ガイド42を互いに近接する方向に動かす。例
えば、操作者が手で第1の用紙ガイド42aを第1の溝
形成部16aの矩形溝16fに沿って用紙載置部16の
中央方向(図7の左方向)に動かすと、第1の用紙ガイ
ド42aに繋がるラック51の噛合部51aに噛合うピ
ニオン49の第1ギヤ47が時計回り方向に回転駆動し
て、ラック51の噛合部51aの先端側からその内方側
に上記第1ギヤ47との噛合い部分が移り、ラック51
とともに、第1の用紙ガイド42aが左方に移動する。
【0026】ピニオン49が時計回り方向に回転駆動す
ると、第2ギヤ48も同じ時計周り方向に回転駆動し
て、その第2ギヤ48と噛合うラック52の噛合部52
aがラック52の先端側から内方側に移動し、ラック5
2が、ラック51の移動と逆方向(図7の右方向)へ移
動する。それとともに、第2の用紙ガイド42bが第2
の溝形成部42dの矩形溝16gに沿って図示右方向に
移動する。ここで、ピニオン49において、その第1ギ
ヤ47と第2ギヤ48とのギヤ比に応じた、例えば、第
1の用紙ガイド42aの移動量に対して、第2の用紙ガ
イド42bの移動量が大きくなるように、その移動量を
異ならせている。そして、第1、第2の用紙ガイド42
a、42bの壁部42c、42dによって、はがきの幅
方向の両端縁を緩やかに挟持する。
【0027】続いて、用紙載置板16に載置した複数枚
のはがきのうち、最上位の1枚に、2つの給紙ローラ2
6a,26bを当接し、給紙ローラ駆動軸22の回動駆
動に応じて上記給紙ローラ26a、26bを回転させ
る。これにより、その最上位のはがきが、その幅方向を
一対の用紙ガイド42に沿って案内されながら、その一
面を分離板28上に摺動させ、紙送りローラ32に搬送
される。その他の残りのはがきは、分離板28によって
紙送り方向への搬送が阻止され、そのままの状態が維持
される。一対の用紙ガイド42によって、用紙載置板1
6上のはがきの幅方向の位置と、給紙ローラ26a、2
6bとの相対的な位置が所望の適切な位置関係となって
いるので、紙送り方向への給紙の際に、スキューなどの
紙送りにおけるいわゆる斜行などが発生せずに、精度良
く搬送される。
【0028】次に、印刷記録するためのB5サイズのカ
ット紙(記録紙100)を用紙載置部14に載置し、給
紙する方法を説明する。なお、上述したはがきに印刷記
録する前までの操作と同じものについては、説明が重複
するので、詳細な説明を省略する。先ず、用紙載置部1
4の用紙載置板16にB5サイズの複数枚のカット紙を
用紙載置部14の用紙載置板16の上方から挿入してこ
の用紙載置板16上に載置する。このとき、一対の用紙
ガイド42(42a、42b)をB5サイズのカット紙
の幅よりも予め広く離間させておく。例えば、最初に、
上述したはがき用に一対の用紙ガイド42が配設されて
いた場合には、一対の用紙ガイド42間を互いに離間す
る方向に、用紙ガイド42の一方を手で操作して外方に
動かす。すると、用紙ガイド42の他方が逆方向の外方
へ異なる移動量で同時に動く。はがき用の一対の用紙ガ
イド42の位置を基準にして、第1の用紙ガイド42a
の移動量A1、第2の用紙ガイド42bの移動量B1と
すると、この移動量A1と移動量B1との比が約1:4
となるようにしている。これは、第1のギヤ47、第2
ギヤ48の各径の大きさの比に相当する。
【0029】次に、用紙ガイド42a、42bのいずれ
か一方を手で操作して、一対の用紙ガイド42が互いに
近接する方向に動かして、B5サイズのカット紙の幅方
向の両端縁を緩やかに挟持する。続いて、用紙載置部1
6に載置した複数枚のB5サイズのカット紙のうち、最
上位の1枚に、連結アーム24及び給紙ローラ駆動軸2
2を介して3つの給紙ローラ26a,26b、26cを
移動させて当接し、給紙ローラ駆動軸22の回動駆動に
応じて上記給紙ローラ26a、26b、26cを回転す
る。これにより、上記給紙ローラ26a、26b、26
cとB5サイズのカット紙との配置位置が所定の適切な
位置となり、その最上位のカット紙が、その幅方向を一
対の用紙ガイド42に沿って案内されて、その一面を分
離板28上に摺動させて、紙送りローラ32に搬送され
る。
【0030】次に、図8及び図9に基づいて、印刷記録
するA4サイズのカット紙(記録紙100)を用紙載置
部14に載置し、給紙する方法を説明する。なお、上述
したはがき、B5サイズのカット紙にそれぞれ印刷記録
する前までの操作と同じくなるものについては、説明が
重複するので、詳細な説明を省略する。図8及び図9に
示すように、先ず、用紙載置部14の用紙載置板16に
A4サイズの複数枚のカット紙を用紙載置部14の用紙
載置板16の上方から挿入してこの用紙載置板16上に
載置する。一対の用紙ガイド42(42a、42b)を
第1、第2の溝形成部16a、16bの矩形溝16f、
16gに沿って、それぞれ最外方端に移動させる。この
とき、例えば、一対の用紙ガイド42(42a、42
b)のうち、一方の第1の用紙ガイド42aを手で操作
して最外方端(図示の右側)に移動させると、第1の用
紙ガイド42aに繋がったラック51も右方向に移動す
る。ラック51の噛合部51aを介してピニオン49の
第1ギヤ47が反時計回り方向に回転すると、同時に回
転する第2ギヤ48に噛合うラック52の噛合部52a
を介して、ラック52が図示の左側に移動し、ラック5
2と繋がった第2の用紙ガイド42bが最外方端(図示
の左側)に位置する。
【0031】一対の用紙ガイド42は、第1、第2の溝
形成部16a、16bの最外方端側に位置させることに
より、A4のカット紙の幅よりも僅かに幅広となる。し
たがって、さらに用紙載置板16に載置された複数のA
4のカット紙に対して、一対の用紙ガイド42を互いに
近接する方向に手で一対の用紙ガイド42の一方を操作
して動かし、僅かに内方に動く用紙ガイド42の他方と
ともに、A4のカット紙の幅方向の両端縁をその壁部4
2c、42dで緩やかに挟持する。続いて、用紙載置板
16に載置した複数枚のA4サイズのカット紙の最上位
の1枚に、連結アーム24を介して3つの給紙ローラ2
6a,26b、26cを移動させて当接し、給紙ローラ
駆動軸22の回動駆動に応じて上記給紙ローラ26a、
26b、26cを回転する。これにより、上記給紙ロー
ラ26a、26b、26cとA4サイズのカット紙との
配置位置が所定の適切な位置となり、その最上位のカッ
ト紙が、その幅方向を一対の用紙ガイド42に沿って案
内され、その一面を分離板28上に摺動させて、紙送り
ローラ32に搬送される。
【0032】図9に示すように、用紙載置板16上で
は、はがき用に配置した一対の用紙ガイド42間の間隔
を基準にして第1の用紙ガイド42aの移動量をA2と
し、第2の用紙ガイド42bの移動量をB2とすると、
上述した移動量A1と移動量B1と同じく、移動量A2
とB2との比は約1:4となる。したがって、従来、は
がき用に給紙ローラ26a、26bのピッチが予め決ま
ってしまうと、残りの給紙ローラ26cがB5、A4サ
イズ両方のカット紙に対応できるように、この給紙ロー
ラ26cの位置も決まるに対して、本実施形態では、第
1の用紙ガイド42aも外方にさらに移動するため、た
とえB5、A4サイズなどの大きいカット紙となって
も、その給紙ローラ26a、26b、26cとの相対位
置がその記録紙100に応じた適切な位置に変更されて
配置される。
【0033】このようにして搬送された種々の記録紙1
00の最上位の1枚は、給紙ローラ26から紙送りロー
ラ32に受け渡される。次に、紙送りローラ32を逆回
転させて記録紙100を給紙方向上流側に逆搬送し、記
録紙100の印刷記録開始位置の頭出しを行う。この頭
出しがなされた後、サーマルヘッドをインクリボン及び
記録紙100を介してプラテンに圧接させて、画像など
の印刷記録情報に基づいてサーマルヘッドを駆動させ
て、記録紙100に所望の印刷記録を行う。さらに、排
紙ローラ34により、印刷記録の終了した記録紙100
を外部に排出する。
【0034】このように構成され、操作される本実施形
態のプリンタ10の給紙装置は、プリンタ10に給紙す
る記録紙100を載置可能な用紙載置部14と、記録紙
100の幅を規制し、用紙載置部14に可動可能に設け
られた一対の用紙ガイド42と、一対の用紙ガイド42
のうち、一方の用紙ガイドを操作することにより、他方
の用紙ガイドを同時に移動可能な移動機構手段45と、
用紙載置部14に載置された記録紙100に当接し、該
記録紙100を搬送する複数の給紙ローラ26a、26
b、26cとを備え、記録紙100の大きさに応じて、
用紙ガイド42の一方がその操作により幅方向に動く移
動量と、その他方が同時に逆方向に動く移動量とを異な
らせしめて、大きさの異なる記録紙100に対しても、
記録紙100の幅方向の両端から給紙ローラ26a、2
6b、26cまでの間隔を適切にしたことにより、はが
きからB5,A4、さらにはB4サイズなどの各種の大
きさの記録紙100に対応して、給紙ローラ26に対す
る一対の用紙ガイド42が用紙載置部14に配置される
ので、精度良く記録紙100を紙送り方向に搬送させる
ことができる。
【0035】また、移動機構手段は、第1と第2の異な
る径の2段状をしたギヤ47、48を有するピニオン4
9と、該ピニオン49の第1、第2の各ギヤ47、48
に一端を係合し、他端を用紙ガイド42に取付けた2つ
のラック51、52とからなり、ピニオン49を回転駆
動することにより、第1のギヤ47、及び第1のギヤ4
7と噛合いするラック51の1つを介して、移動する用
紙ガイド42の一方が、第2のギヤ48、及び第2のギ
ヤ48と噛合いするラック52のもう1つを介して、移
動する用紙ガイド42の他方に対比して逆方向に大きく
移動するようにしたことにより、用紙ガイド42の一方
を手で動かすだけで、他方の用紙ガイド42も同時に移
動することができ、操作を簡単にすることができ、ま
た、一対の用紙ガイド42の各移動量を異ならせたの
で、少ない移動量で給紙ローラ26に対する適切な位置
に一対の用紙ガイド42を配置することができ、装置全
体をコンパクトにすることができる。
【0036】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、
その主旨を逸脱しない範囲内において変更して実施する
ことができる。例えば、上記のプリンタ10の給紙装置
では、記録紙100をA4サイズのカット紙で説明した
が、B4サイズのカット紙でもよく、この場合、その効
果を顕著に奏することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように説明してきた本発明のプリ
ンタの給紙装置は、プリンタに給紙する記録紙を載置可
能な用紙載置部と、記録紙の幅を規制し、用紙載置部に
可動可能に設けられた一対の用紙ガイドと、一対の用紙
ガイドの一方の用紙ガイドを操作することにより、他方
の用紙ガイドを同時に移動可能な移動機構手段と、用紙
載置部に載置された記録紙に当接し、該記録紙を搬送す
る複数の給紙ローラとを備え、記録紙の大きさに応じ
て、用紙ガイドの一方がその操作により幅方向に動く移
動量と、その他方が同時に逆方向に動く移動量とを異な
らせしめて、大きさの異なる記録紙に対しても、記録紙
の幅方向の両端から給紙ローラまでの間隔を適切にした
ことにより、各種の大きさの記録紙に対応して、給紙ロ
ーラに対する一対の用紙ガイドが用紙載置部に配置され
るので、精度良く記録紙が紙送り方向に搬送させること
ができる。
【0038】また、給紙ローラが3個からなり、前記記
録紙がはがき大からB4までの大きさとなることによ
り、種々の記録紙に対応した給紙を簡単な構造で、且つ
安価な部品で達成することができる。
【0039】また、移動機構手段は、第1と第2の異な
る径の2段状をしたギヤを有するピニオンと、該ピニオ
ンの第1、第2の各ギヤに一端を係合し、他端を用紙ガ
イドに取付けた2つのラックとからなり、ピニオンを回
転駆動することにより、第1のギヤ、及び第1のギヤと
噛合いするラックの1つを介して、移動する用紙ガイド
の一方が、第2のギヤ、及び第2のギヤと噛合いするラ
ックのもう1つを介して、移動する用紙ガイドの他方に
対比して逆方向に大きく移動するようにしたことによ
り、用紙ガイドの一方を手で動かすだけで、他方の用紙
ガイドも同時に移動することができ、操作を簡単にする
ことができ、また、一対の用紙ガイドの各移動量を異な
らせたので、少ない移動量で給紙ローラに対する適切な
位置に一対の用紙ガイドを配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリンタの給紙装置
の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るプリンタの給紙装置
の要部拡大正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るプリンタの給紙装置
の平面図である。
【図4】図2における矢視線4−4における、プリンタ
の給紙装置の断面図である。
【図5】図2における矢視線5−5における、プリンタ
の給紙装置の断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るプリンタの給紙装置
において、記録紙(はがき)をセットするときの要部拡
大正面図である。
【図7】図6における記録紙をセットするときの動作を
説明するための概略説明図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るプリンタの給紙装置
において、記録紙(A4サイズ)をセットするときの要
部拡大正面図である。
【図9】図8における記録紙をセットするときの動作を
説明するための概略説明図である。
【図10】従来のプリンタの給紙装置を説明するための
概略説明図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 14 用紙載置部 26a、26b、26c 給紙ローラ 42 用紙ガイド 42a 第1の用紙ガイド 42b 第2の用紙ガイド 45 ラック・ピニオン機構(移動機構手段) 47 第1ギヤ 48 第2ギヤ 49 ピニオン 51、52 ラック 100 記録紙 x、A1、A2 移動量 y、B1、B2 移動量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタに給紙する記録紙を載置可能な
    用紙載置部と、前記記録紙の幅を規制し、前記用紙載置
    部に可動可能に設けられた一対の用紙ガイドと、前記一
    対の用紙ガイドの一方の用紙ガイドを操作することによ
    り、他方の用紙ガイドを同時に移動可能な移動機構手段
    と、前記用紙載置部に載置された前記記録紙に当接し、
    該記録紙を搬送する複数の給紙ローラとを備え、 前記記録紙の大きさに応じて、前記用紙ガイドの一方が
    その操作により幅方向に動く移動量と、その他方が同時
    に逆方向に動く移動量とを異ならせしめて、大きさの異
    なる前記記録紙に対しても、前記記録紙の幅方向の両端
    から前記給紙ローラまでの間隔を適切にしたことを特徴
    とするプリンタの給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙ローラが3個からなり、前記記
    録紙がはがき大からB4までの大きさとなることを特徴
    とする請求項1記載のプリンタの給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記移動機構手段は、第1と第2の異な
    る径の2段状をしたギヤを有するピニオンと、該ピニオ
    ンの第1、第2の各ギヤに一端を係合し、他端を前記用
    紙ガイドに取付けた2つのラックとからなり、前記ピニ
    オンを回転駆動することにより、前記第1のギヤ、及び
    前記第1のギヤと噛合いする前記ラックの1つを介し
    て、移動する前記用紙ガイドの一方が、第2のギヤ、及
    び前記第2のギヤと噛合いする前記ラックのもう1つを
    介して、移動する前記用紙ガイドの他方に対比して逆方
    向に大きく移動するようにしたことを特徴とする請求項
    1または2に記載のプリンタの給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008001466A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Kyocera Mita Corp 用紙収納装置及びそれを備えた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008001466A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Kyocera Mita Corp 用紙収納装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4640837B2 (ja) * 2006-06-22 2011-03-02 京セラミタ株式会社 用紙収納装置及びそれを備えた画像形成装置

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