JP2002002936A - 軽量薄板状物品の吊垂搬送コンベヤ - Google Patents
軽量薄板状物品の吊垂搬送コンベヤInfo
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- JP2002002936A JP2002002936A JP2000192632A JP2000192632A JP2002002936A JP 2002002936 A JP2002002936 A JP 2002002936A JP 2000192632 A JP2000192632 A JP 2000192632A JP 2000192632 A JP2000192632 A JP 2000192632A JP 2002002936 A JP2002002936 A JP 2002002936A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量薄板状物品を省スペースで且つ確実に搬
送するための搬送コンベヤを提供すること。 【解決手段】 搬送コンベヤMのローラチェーンM14
は、所定の軌道を循環する。左右のローラチェーンM1
4には、位相を同じくして所定間隔でクランプM20が
取り付けられている。クランプM20は、チェーンプレ
ートに固設された固定ボス部M22と、この固定ボス部
M22に対して揺動自在な揺動ボス部M24とを有す
る。固定ボス部M22には、チェーンから離れる方向に
固定アームM30が延びており、揺動ボス部M24には
閉口時においてチェーンから離れる方向に揺動アームM
32が延びている。投入ステーションK及び排出ステー
ションLには、それぞれカムが設けられている。一対の
アームの拡開動作及び閉口動作により、投入ステーショ
ンKでは移載装置から搬送コンベヤMが単板を受け取
り、排出ステーションLではシュートL10上に単板を
放下する。
送するための搬送コンベヤを提供すること。 【解決手段】 搬送コンベヤMのローラチェーンM14
は、所定の軌道を循環する。左右のローラチェーンM1
4には、位相を同じくして所定間隔でクランプM20が
取り付けられている。クランプM20は、チェーンプレ
ートに固設された固定ボス部M22と、この固定ボス部
M22に対して揺動自在な揺動ボス部M24とを有す
る。固定ボス部M22には、チェーンから離れる方向に
固定アームM30が延びており、揺動ボス部M24には
閉口時においてチェーンから離れる方向に揺動アームM
32が延びている。投入ステーションK及び排出ステー
ションLには、それぞれカムが設けられている。一対の
アームの拡開動作及び閉口動作により、投入ステーショ
ンKでは移載装置から搬送コンベヤMが単板を受け取
り、排出ステーションLではシュートL10上に単板を
放下する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量薄板状物品を
一枚ずつ吊り下げて搬送するための、搬送コンベヤに関
する。
一枚ずつ吊り下げて搬送するための、搬送コンベヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】軽量薄板状物品の例として、集成材から
スライスされた厚みが0.2〜0.4mm程度の単板
は、壁材や床材などに広く用いられている。単板は、そ
の後、接着されたり、プレス加工されたりして所定の形
状の板又は物品へと加工される。固形物の搬送のために
用いられる代表的な搬送コンベヤでは、プーリやスプロ
ケットに捲回されたベルトやチェーン上にその固形物が
載荷される。固形物は、載荷状態で、上流側から下流側
に搬送される。
スライスされた厚みが0.2〜0.4mm程度の単板
は、壁材や床材などに広く用いられている。単板は、そ
の後、接着されたり、プレス加工されたりして所定の形
状の板又は物品へと加工される。固形物の搬送のために
用いられる代表的な搬送コンベヤでは、プーリやスプロ
ケットに捲回されたベルトやチェーン上にその固形物が
載荷される。固形物は、載荷状態で、上流側から下流側
に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、単板のよう
な形態の軽量薄板状物品は、従来の搬送コンベヤを用い
て搬送すると、次のような問題点がある。 (1)薄板状物品を平板状に搬送コンベヤ上に載置する
と、搬送コンベヤ上における一枚当り占有面積が広くな
る。乾燥炉のように、乾燥時間に支配される工程では、
乾燥炉内に所定時間滞留させる必要があり、平板状に搬
送コンベヤ上に載置すると、乾燥炉が大型化する問題が
ある。 (2)乾燥炉のように気流が生じる工程では、搬送コン
ベヤ上に平板状に載置すると、軽量薄板状物品が搬送経
路から逸脱する問題が生じる。上記単板は、非常に薄く
軽量であるので、僅かな気流でも浮遊しやすく、搬送コ
ンベヤ上に単に載置したような搬送手段には不向きであ
る。
な形態の軽量薄板状物品は、従来の搬送コンベヤを用い
て搬送すると、次のような問題点がある。 (1)薄板状物品を平板状に搬送コンベヤ上に載置する
と、搬送コンベヤ上における一枚当り占有面積が広くな
る。乾燥炉のように、乾燥時間に支配される工程では、
乾燥炉内に所定時間滞留させる必要があり、平板状に搬
送コンベヤ上に載置すると、乾燥炉が大型化する問題が
ある。 (2)乾燥炉のように気流が生じる工程では、搬送コン
ベヤ上に平板状に載置すると、軽量薄板状物品が搬送経
路から逸脱する問題が生じる。上記単板は、非常に薄く
軽量であるので、僅かな気流でも浮遊しやすく、搬送コ
ンベヤ上に単に載置したような搬送手段には不向きであ
る。
【0004】本発明の目的は、軽量薄板状物品を省スペ
ースで且つ確実に搬送するための搬送コンベヤを提供す
ることにある。
ースで且つ確実に搬送するための搬送コンベヤを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾燥炉を貫通
する搬送経路に沿って走行する左右一対の搬送チェーン
と、左右の搬送チェーンのそれぞれに位相を同じくして
取り付けられた複数のクランプとを有し、前記クランプ
の間隔を搬送される薄板状物品の長辺より短くした軽量
薄板状物品の吊垂搬送コンベヤにより前記課題を解決し
た。搬送チェーンの搬送経路は、なるべく、乾燥炉内の
天井側に設けることが好ましく、こうすることにより、
乾燥炉の全高を低くして単板を吊垂搬送することができ
る。また、吊垂搬送することにより、単板の各辺の寸法
とは無関係に単板の前後間隔を狭くでき、一時に多数の
単板が乾燥炉内に滞留する。そして、クランプで吊垂搬
送することにより、乾燥炉内の気流によってその薄板状
物品が搬送経路から逸脱することも防止することができ
る。
する搬送経路に沿って走行する左右一対の搬送チェーン
と、左右の搬送チェーンのそれぞれに位相を同じくして
取り付けられた複数のクランプとを有し、前記クランプ
の間隔を搬送される薄板状物品の長辺より短くした軽量
薄板状物品の吊垂搬送コンベヤにより前記課題を解決し
た。搬送チェーンの搬送経路は、なるべく、乾燥炉内の
天井側に設けることが好ましく、こうすることにより、
乾燥炉の全高を低くして単板を吊垂搬送することができ
る。また、吊垂搬送することにより、単板の各辺の寸法
とは無関係に単板の前後間隔を狭くでき、一時に多数の
単板が乾燥炉内に滞留する。そして、クランプで吊垂搬
送することにより、乾燥炉内の気流によってその薄板状
物品が搬送経路から逸脱することも防止することができ
る。
【0006】また、本発明の吊垂搬送コンベヤは左右の
クランプ間に横架された揺動軸を有し、それぞれクラン
プが前記揺動軸によって左右同期して開閉する一対のア
ームを備えている。こうすることにより、搬送コンベヤ
への軽量薄板状物品投入時、左右のクランプが同期して
開閉する。左右のクランプが独立開閉すると、軽量薄板
状物品は閉口した一方のクランプによって引きずられ、
薄板状物品の姿勢が崩れたり、他方のクランプが薄板状
物品を掴めないことも生じるが、左右同期して開閉させ
ることにより、正しい姿勢で搬送コンベヤ内に薄板状物
品を投入することができる。また、搬送コンベヤからの
軽量薄板状物品排出時においても、左右同期してクラン
プが開閉するので、投入時の正しい姿勢のまま、薄板状
物品を排出することができる。
クランプ間に横架された揺動軸を有し、それぞれクラン
プが前記揺動軸によって左右同期して開閉する一対のア
ームを備えている。こうすることにより、搬送コンベヤ
への軽量薄板状物品投入時、左右のクランプが同期して
開閉する。左右のクランプが独立開閉すると、軽量薄板
状物品は閉口した一方のクランプによって引きずられ、
薄板状物品の姿勢が崩れたり、他方のクランプが薄板状
物品を掴めないことも生じるが、左右同期して開閉させ
ることにより、正しい姿勢で搬送コンベヤ内に薄板状物
品を投入することができる。また、搬送コンベヤからの
軽量薄板状物品排出時においても、左右同期してクラン
プが開閉するので、投入時の正しい姿勢のまま、薄板状
物品を排出することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、トレー製造システムの
レイアウト図である。トレーは、単板を3枚積層し、所
定の形状に打ち抜き加工することで製造される。まず、
スライサSによって木材から単板が加工される。取扱物
品の単板は薄板状物品である。単板は、具体的には、厚
みが0.2〜0.4mmで、サイズが1,100mm×
1,100mmである。このように、単板は薄く大きい
物品であるので取扱に工夫が必要となる。スライサSか
ら出た単板は、スタッキング装置A、すなわち、排出コ
ンベヤB及び吸着搬送コンベヤを経由してスタッキング
テーブルEに段積みされる。次いで、単板群はフォーク
リフトやプラッター等により輸送され、乾燥工程に送ら
れる。図1において、Fは乾燥炉である。段積みされた
単板群は一枚づつ乾燥炉F内をゆっくりと搬送される。
乾燥炉Fを通過した単板は、乾燥炉Fの下流側で再度段
積みされる。次いで、単板群はフォークリフトやプラッ
ター等により輸送され、糊付け工程に送られる。図1に
おいて、Gは糊付け装置である。3枚積層された糊付け
単板は、その状態のまま打ち抜き工程に送られる。図1
において、Hはプレス装置である。1つの糊付け単板か
ら16個、24個又は25個等の複数個の円形トレー又
は角形トレーが打ち抜かれる。図1において、Jは製品
残材分離装置である。製品残材分離装置Jにより、製品
のトレーと残材は、分離されて次工程に送られる。図1
では、2列のトレー製造システムが並列して示されてい
るが、単列でも3列以上であってもよい。
実施の形態を説明する。図1は、トレー製造システムの
レイアウト図である。トレーは、単板を3枚積層し、所
定の形状に打ち抜き加工することで製造される。まず、
スライサSによって木材から単板が加工される。取扱物
品の単板は薄板状物品である。単板は、具体的には、厚
みが0.2〜0.4mmで、サイズが1,100mm×
1,100mmである。このように、単板は薄く大きい
物品であるので取扱に工夫が必要となる。スライサSか
ら出た単板は、スタッキング装置A、すなわち、排出コ
ンベヤB及び吸着搬送コンベヤを経由してスタッキング
テーブルEに段積みされる。次いで、単板群はフォーク
リフトやプラッター等により輸送され、乾燥工程に送ら
れる。図1において、Fは乾燥炉である。段積みされた
単板群は一枚づつ乾燥炉F内をゆっくりと搬送される。
乾燥炉Fを通過した単板は、乾燥炉Fの下流側で再度段
積みされる。次いで、単板群はフォークリフトやプラッ
ター等により輸送され、糊付け工程に送られる。図1に
おいて、Gは糊付け装置である。3枚積層された糊付け
単板は、その状態のまま打ち抜き工程に送られる。図1
において、Hはプレス装置である。1つの糊付け単板か
ら16個、24個又は25個等の複数個の円形トレー又
は角形トレーが打ち抜かれる。図1において、Jは製品
残材分離装置である。製品残材分離装置Jにより、製品
のトレーと残材は、分離されて次工程に送られる。図1
では、2列のトレー製造システムが並列して示されてい
るが、単列でも3列以上であってもよい。
【0008】図2及び図3は、乾燥炉Fと、その前後の
投入ステーションK及び排出ステーションLの平面図及
び側面図である。搬送コンベヤMは、乾燥炉Fを貫通
し、乾燥炉Fの入口及び出口からそれぞれ延設された搬
送経路を有する。搬送コンベヤMは、乾燥炉Fの入口上
流側の投入ステーションKにおいて、単板を受け取る。
搬送コンベヤMは、単板を乾燥炉F内でゆっくりと搬送
する。そして、搬送コンベヤMは、乾燥炉Fの出口下流
側の排出ステーションLにおいて、単板をシュート上に
放下する。
投入ステーションK及び排出ステーションLの平面図及
び側面図である。搬送コンベヤMは、乾燥炉Fを貫通
し、乾燥炉Fの入口及び出口からそれぞれ延設された搬
送経路を有する。搬送コンベヤMは、乾燥炉Fの入口上
流側の投入ステーションKにおいて、単板を受け取る。
搬送コンベヤMは、単板を乾燥炉F内でゆっくりと搬送
する。そして、搬送コンベヤMは、乾燥炉Fの出口下流
側の排出ステーションLにおいて、単板をシュート上に
放下する。
【0009】搬送コンベヤMは、乾燥炉F内、投入ステ
ーションK及び排出ステーションLのそれぞれのフレー
ムM10に取り付けられた左右のレールM12と、それ
ぞれのレールM12で案内された左右のローラチェーン
M14を有する。上下に離間するレール間でローラが案
内され、チェーンM14は所定の軌道を循環する。投入
ステーションK及び排出ステーションLには、左右のロ
ーラチェーンM14が捲回するスプロケットM16が設
けられている。ローラチェーンM14は、排出ステーシ
ョンL側に設けられたモータM18により走行する。
ーションK及び排出ステーションLのそれぞれのフレー
ムM10に取り付けられた左右のレールM12と、それ
ぞれのレールM12で案内された左右のローラチェーン
M14を有する。上下に離間するレール間でローラが案
内され、チェーンM14は所定の軌道を循環する。投入
ステーションK及び排出ステーションLには、左右のロ
ーラチェーンM14が捲回するスプロケットM16が設
けられている。ローラチェーンM14は、排出ステーシ
ョンL側に設けられたモータM18により走行する。
【0010】図4乃至図6に詳細に示されるように、左
右のローラチェーンM14には、位相を同じくして所定
間隔でクランプM20が取り付けられている。このクラ
ンプM20は、ローラチェーンM14の両外側で且つチ
ェーン軌道に外接するように設けられている。クランプ
M20の前後間隔は、搬送される単板の各辺の長さより
短い。こうすることにより、乾燥炉Fの天井側において
単板を吊り下げると、隣合う単板間の間隔を狭くするこ
とができ、乾燥炉内には一時に多数の単板を滞留させる
ことができる。クランプM20は、チェーンプレートに
固設された固定ボス部M22と、この固定ボス部M22
に対して揺動自在な揺動ボス部M24とを有する。位相
を同じくする左右のクランプM20には、それぞれの固
定ボス部M22を横方向に貫通して、固定ボス部M22
に対して回転自在な揺動軸M26が延びている。揺動ボ
ス部M24は揺動軸M26に固定されており、固定ボス
部M22に対して、揺動ボス部M24及び揺動軸M26
は一体に回動する。揺動軸M26は、その一端部がU字
状に屈曲しており、揺動軸M26と平行な軸線上に、カ
ムフォロアとして機能するカムローラM28を有する。
右のローラチェーンM14には、位相を同じくして所定
間隔でクランプM20が取り付けられている。このクラ
ンプM20は、ローラチェーンM14の両外側で且つチ
ェーン軌道に外接するように設けられている。クランプ
M20の前後間隔は、搬送される単板の各辺の長さより
短い。こうすることにより、乾燥炉Fの天井側において
単板を吊り下げると、隣合う単板間の間隔を狭くするこ
とができ、乾燥炉内には一時に多数の単板を滞留させる
ことができる。クランプM20は、チェーンプレートに
固設された固定ボス部M22と、この固定ボス部M22
に対して揺動自在な揺動ボス部M24とを有する。位相
を同じくする左右のクランプM20には、それぞれの固
定ボス部M22を横方向に貫通して、固定ボス部M22
に対して回転自在な揺動軸M26が延びている。揺動ボ
ス部M24は揺動軸M26に固定されており、固定ボス
部M22に対して、揺動ボス部M24及び揺動軸M26
は一体に回動する。揺動軸M26は、その一端部がU字
状に屈曲しており、揺動軸M26と平行な軸線上に、カ
ムフォロアとして機能するカムローラM28を有する。
【0011】固定ボス部M22には、チェーンから離れ
る方向に固定アームM30が延びており、揺動ボス部M
24には閉口時においてチェーンから離れる方向に揺動
アームM32が延びている。固定アーム及び揺動アーム
のそれぞれの先端には、熱硬化性樹脂のパッドが取り付
けられている。一対のクランプM20の一方側におい
て、揺動軸M26の周りにコイルばねM34が設けられ
ている。コイルばねM34は、一端が固定ボス部M22
に固定され、他端が揺動ボス部M24に固定されてい
る。コイルばねM34は、固定アームM30に対して揺
動アームM32が閉口する方向に固定ボス部M24を付
勢する。
る方向に固定アームM30が延びており、揺動ボス部M
24には閉口時においてチェーンから離れる方向に揺動
アームM32が延びている。固定アーム及び揺動アーム
のそれぞれの先端には、熱硬化性樹脂のパッドが取り付
けられている。一対のクランプM20の一方側におい
て、揺動軸M26の周りにコイルばねM34が設けられ
ている。コイルばねM34は、一端が固定ボス部M22
に固定され、他端が揺動ボス部M24に固定されてい
る。コイルばねM34は、固定アームM30に対して揺
動アームM32が閉口する方向に固定ボス部M24を付
勢する。
【0012】投入ステーションK及び排出ステーション
Lには、それぞれカム(図示せず)が設けられている。
図6に示されるように、カムに沿ってカムローラM28
が転動すると、左右のクランプの揺動ボス部M24及び
揺動アームM32が同期して回動し、左右それぞれの一
対のアームが拡開する。カムローラM28がカムから脱
すると、コイルばねM34の作用によりアームM30,
M32は閉口する。上記拡開動作及び閉口動作により、
投入ステーションKでは、移載装置から搬送コンベヤM
が単板を受け取り、排出ステーションLでは、シュート
L10上に単板を放下する。
Lには、それぞれカム(図示せず)が設けられている。
図6に示されるように、カムに沿ってカムローラM28
が転動すると、左右のクランプの揺動ボス部M24及び
揺動アームM32が同期して回動し、左右それぞれの一
対のアームが拡開する。カムローラM28がカムから脱
すると、コイルばねM34の作用によりアームM30,
M32は閉口する。上記拡開動作及び閉口動作により、
投入ステーションKでは、移載装置から搬送コンベヤM
が単板を受け取り、排出ステーションLでは、シュート
L10上に単板を放下する。
【0013】乾燥炉F内では、搬送コンベヤMは天井に
沿って軌道を有する。クランプM20によって把持吊垂
された単板は、先行する単板及び後続する単板との間隔
を狭く保って搬送される。乾燥炉F内では熱対流による
気流が生じるが、天井から単板を吊垂搬送することで、
安定して効率よく大量に搬送される。
沿って軌道を有する。クランプM20によって把持吊垂
された単板は、先行する単板及び後続する単板との間隔
を狭く保って搬送される。乾燥炉F内では熱対流による
気流が生じるが、天井から単板を吊垂搬送することで、
安定して効率よく大量に搬送される。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、クラン
プによって軽量薄板状物品を吊垂搬送することにより、
クランプ同士及び単板同士の前後間隔を狭くできるの
で、乾燥炉内に一時に多数の軽量薄板状物品を滞留させ
ることができる。これにより、乾燥炉を小型化すること
ができる。また、乾燥炉のように気流が存在する搬送環
境下でも、クランプによって吊垂搬送することにより、
搬送経路を逸脱させることがなく、軽量薄板状物品を確
実に搬送することができる。
プによって軽量薄板状物品を吊垂搬送することにより、
クランプ同士及び単板同士の前後間隔を狭くできるの
で、乾燥炉内に一時に多数の軽量薄板状物品を滞留させ
ることができる。これにより、乾燥炉を小型化すること
ができる。また、乾燥炉のように気流が存在する搬送環
境下でも、クランプによって吊垂搬送することにより、
搬送経路を逸脱させることがなく、軽量薄板状物品を確
実に搬送することができる。
【0015】請求項2の発明では、左右一対のクランプ
が同期開閉するので、搬送コンベヤに正しい姿勢で薄板
状物品を投入できるとともに、搬送コンベヤから正しい
姿勢で薄板状物品の排出することができる。
が同期開閉するので、搬送コンベヤに正しい姿勢で薄板
状物品を投入できるとともに、搬送コンベヤから正しい
姿勢で薄板状物品の排出することができる。
【図1】 トレー製造システムのレイアウト図。
【図2】 乾燥炉Fと、その前後の投入ステーション及
び排出ステーションの平面図。
び排出ステーションの平面図。
【図3】 乾燥炉Fと、その前後の投入ステーション及
び排出ステーションの側面図。
び排出ステーションの側面図。
【図4】 左右一対のクランプの正面図。
【図5】 アーム閉口時のクランプの側面図。
【図6】 アーム拡開時のクランプの側面図。
A スタッキング装置 B 排出コンベヤ E スタッキングテーブル F 乾燥炉 G 糊付け装置 H プレス装置 J 製品残材分離装置 K 投入ステーション L 排出ステーション M 搬送コンベヤ M10 フレーム M12 レール M14 ローラチェーン M16 スプロケット M18 モータ M20 クランプ M22 固定ボス部 M24 揺動ボス部 M26 揺動軸 M28 カムローラ M30 固定アーム M32 揺動アーム M34 コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高畑 英生 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 後藤 大 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 江口 芳典 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 Fターム(参考) 3F034 HA02 HB04 HB16 HC05 HE01 HE13
Claims (2)
- 【請求項1】 乾燥炉を貫通する搬送経路に沿って走行
する左右一対の搬送チェーンと、左右の搬送チェーンの
それぞれに位相を同じくして取り付けられた複数のクラ
ンプとを有し、前記クランプの間隔を搬送される薄板状
物品の長辺より短くしたことを特徴とする、 軽量薄板状物品の吊垂搬送コンベヤ。 - 【請求項2】 前記吊垂搬送コンベヤが左右のクランプ
間に横架された揺動軸を有し、それぞれクランプが前記
揺動軸によって左右同期して開閉する一対のアームを備
えていることを特徴とする、請求項1記載の軽量薄板状
物品の吊垂搬送コンベヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192632A JP2002002936A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 軽量薄板状物品の吊垂搬送コンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192632A JP2002002936A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 軽量薄板状物品の吊垂搬送コンベヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002002936A true JP2002002936A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18691740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000192632A Pending JP2002002936A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 軽量薄板状物品の吊垂搬送コンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002002936A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108656277A (zh) * | 2018-05-17 | 2018-10-16 | 可瑞昶科技(苏州)有限公司 | 一种自动木板染色机 |
CN114570560A (zh) * | 2022-03-03 | 2022-06-03 | 广东坚美铝型材厂(集团)有限公司 | 一种用于立式喷涂线的型材错位装置 |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192632A patent/JP2002002936A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108656277A (zh) * | 2018-05-17 | 2018-10-16 | 可瑞昶科技(苏州)有限公司 | 一种自动木板染色机 |
CN108656277B (zh) * | 2018-05-17 | 2023-09-29 | 可瑞昶科技(苏州)有限公司 | 一种自动木板染色机 |
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