JP2002001664A - 表面微細加工処理装置 - Google Patents

表面微細加工処理装置

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JP2002001664A JP2000226099A JP2000226099A JP2002001664A JP 2002001664 A JP2002001664 A JP 2002001664A JP 2000226099 A JP2000226099 A JP 2000226099A JP 2000226099 A JP2000226099 A JP 2000226099A JP 2002001664 A JP2002001664 A JP 2002001664A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品位歯車を製造するためのショットピーニ
ング処理及び/又はバレル処理を自動化でき、かつ、こ
れらの処理を効率的に行うことができる装置を提供す
る。 【解決手段】 表面硬化処理又は表面硬化処理後研削加
工した歯車にショットピーニング処理を施すショットピ
ーニング装置10と、ショットピーニング装置10に隣
接して位置し、ショットピーニング装置10で処理を施
した歯車又はショットピーニング処理を施さない歯車に
バレル処理を施すバレル装置20と、ショットピーニン
グ装置10およびバレル装置20に隣接して位置し、シ
ョットピーニング装置10とバレル装置20との間で歯
車を搬送する歯車搬送装置30を備える。その歯車搬送
装置30は歯車を把持するアタッチメント34の上部に
把持部74を備え、歯車搬送装置30のアーム部と把持
部74はショットピーニング装置10とバレル装置20
に対する位置及び角度が調整可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浸炭、浸炭窒化、窒
化、高周波焼入れ等による表面硬化処理が施された歯車
又は表面硬化処理後に研削加工した歯車の歯元曲げ、歯
面強度、耐摩耗性、効率等のいずれかまたは複合された
特性を向上させるための処理装置に関する。ここで、前
記歯車には、従来の代表的歯形形状の歯車、平歯車、は
すば歯車、やまば歯車の他、ねじ歯車、かさ歯車、ハイ
ポイド歯車、ウォーム歯車等の立体歯車およびノビコ
フ、円弧、トロコイド、サイクロイド歯形形状の歯車も
含まれる。
【0002】
【従来の技術】従来から表面硬化処理が施された歯車
(又は表面硬化処理後に研削加工が施された歯車)に
は、歯元曲げ強度または歯面強度等を向上させるために
ショットピーニング処理及び/又はバレル処理が施され
る。従来のショットピーニング装置は、歯車を固定する
回転台と、その回転台の周囲に設けられた噴射ノズルを
備える。この回転台は、装置本体に対して回転可能に設
けられており、これにより噴射ノズルから射出される金
属球の衝突する歯車表面(回転台に固定)の位置を調整
できるようになっている。また、金属球を高速にて噴射
する噴射ノズル(例えば、エアー方式、噴射空気圧は
0.2MPa〜0.5MPa、ノズル径φ6〜φ12、
金属球の径φ0.1〜φ2.0)は、回転台の周囲に1
又は複数設けられる。かかる装置により歯車の歯元にシ
ョットピーニングを施すためには、回転台に歯車を固定
し、次にノズルの噴射方向及び位置を手動にて調整す
る。そして、ノズルから金属球を噴射させては歯車の表
面に金属球を衝突させ、ショットピーニング処理を行
う。
【0003】一方、従来の典型的なバレル装置は、砥石
を収容するバレル槽と、歯車等のワークを固定した冶具
を掴むチャック部を備える。バレル槽は電動モータと連
結され、この電動モータの回転により回転(回転速度0
〜200m/min)するように構成され、一方、チャ
ック部も電動モータ(回転速度20〜50rpm)の出
力軸と連結され、それ自身で回転可能とされる。また、
チャック部は、エアーまたは油圧駆動にて上下動が可能
とされ、これによりバレル槽内への進退が可能な構成と
なっている。かかるバレル装置を用いてバレル処理する
場合、歯車を固定した冶具をチャック部にセットし、そ
してチャック部をバレル槽内に進入させる。そして、バ
レル槽を回転させることによりバレル槽内の砥石に遠心
力を働かせ、また、チャック部自身も回転することによ
り歯車と砥石の間に相対速度差を生じさせる。これによ
り、歯車表面を砥石により研削加工するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のショッ
トピーニング装置やバレル装置は、効率的に処理するた
めには装置毎にワークの位置決め・条件設定等を行う必
要がある等の理由により、両者を有機的に結合し両処理
を自動的に行う装置は未だ開発されていない。すなわ
ち、ショットピーニング装置においては、ノズルから射
出された金属球をワークに衝突させ、それにより歯車表
面を塑性変形させ歯車の歯元強度を向上させる。したが
って、ワーク全体に均一な塑性変形を付与するために
は、ノズルとワーク表面との距離を一定に保つことが必
要となる。この場合、従来のショットピーニング装置で
は歯車が回転台に固定されていることから、ノズル側の
角度及び位置を調整することにより対処する必要が生じ
る。しかしながら、複雑な形状を有する歯車、例えばベ
ベル歯車やハイポイド歯車の場合には、歯車外歯回転面
が円錐状となるため、歯元とノズルの距離を一定とする
ためには特殊な治具や特殊なノズルガイドが必要となっ
た。このため、ショットピーニング装置を完全には自動
化できず、人の手でワークのセット・ノズルの位置及び
角度の調整を行う必要があった。
【0005】また、バレル装置においては、バレル槽を
公転させることでバレル槽内の砥石に遠心力を生じさ
せ、そのバレル槽の砥石内にチャック部に固定した歯車
を挿入して自転させることで、砥石と歯車の間に相対速
度を生じさせ歯車表面を研磨する。このため、バレル槽
の回転中心から離れるにしたがって歯車と砥石のあいだ
の相対速度及び砥石に作用する遠心力が大きくなるた
め、歯車の研削能力もバレル槽の回転中心から離れるに
したがって大きくなる。したがって、ワークを上述した
バレル装置において処理する場合、できるだけバレル槽
の壁面に近い位置にワークをセットすることが好まし
く、さらには均一にワーク表面を研削するためにはバレ
ル槽の壁面に対してワークを平行にセットすることが好
ましい。こうすることにより歯車表面粗さ等の表面性状
が改善される。しかしながら、複雑な形状を有する歯
車、例えばベベル歯車やハイポイド歯車の場合には、歯
車外歯回転面が円錐状となるため、バレル槽の側壁面に
近い部分では歯車は短時間で研削され、バレル槽の側壁
面から遠い部分では長時間を要することとなり、結果的
に長時間の処理が必要となっていた。そこで、複雑な形
状を有する歯車を含め、歯車全体を均一に加工するた
め、歯車の外歯回転面の稜線方向とバレル槽側壁面が平
行になるように角度調整や位置調整を行う方法が考えら
れる。このような方法としては、従来はチャック部に掴
まれた治具を、自在継ぎ手を介して次の治具に連結し、
その治具を一定角度で固定治具に固定する方式が採られ
ていた。したがって、従来の装置では効率的な研削加工
を行おうとすると、歯車を固定する冶具に自在継手等を
介して他の冶具を連結する必要があり、これらの作業を
人手で行うため、ショットピーニング装置と同様自動化
する事が困難であった。
【0006】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、高品位歯車を製造するための
ショットピーニング処理及び/又はバレル処理を自動化
でき、かつ、これらの処理を効率的に行うことができる
表面微細加工処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を達成するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために請求項1に記載の表面微細加工
処理装置には、表面硬化処理又は表面硬化処理後研削加
工した歯車にショットピーニング処理を施すショットピ
ーニング装置と、前記ショットピーニング装置に隣接し
て位置し、前記ショットピーニング装置で処理を施した
歯車にバレル処理を施すバレル装置と、前記ショットピ
ーニング装置および前記バレル装置に隣接して位置し、
前記ショットピーニング装置と前記バレル装置との間で
歯車を搬送する歯車搬送装置を備え、その歯車搬送装置
は歯車を把持する把持部を備え、その把持部は前記ショ
ットピーニング装置と前記バレル装置に対する位置及び
角度が調整可能とされている。上記装置では、ショット
ピーニング装置とバレル装置との聞で歯車を搬送する歯
車搬送装置の把持部は、ショットピーニング装置に対す
る位置と角度が調整可能とされ、かつ、バレル装置に対
する位置と角度も調整可能とされている。したがって、
上記装置によれば把持部に把持した歯車をショットピー
ニング装置に対して所定の位置及び角度に位置決めし、
その位置決めした歯車にショットピーニング処理を施す
ことができる。また、ショットピーニング処理が施され
た歯車は、そのままの状態でバレル装置に搬送され、バ
レル装置に対して所定の位置及び角度に位置決めするこ
とができる。そして、この位置決めされた歯車に対して
バレル処理を施すことができる。このため、各装置にお
いて所定の位置及び角度に歯車が位置決めされるため、
ショットピーニング処理及びバレル処理を効率的に行う
ことができるとともに、歯車搬送装置に把持した状態で
ショットピーニング装置への歯車搬入から、バレル装置
からの歯車搬出までが可能となり、これらの処理を自動
化することができる。
【0008】請求項1に記載の表面微細加工処理装置で
は、前記歯車搬送装置は、前記把持部の位置及び角度を
調整する駆動装置と、その駆動装置を制御する制御プロ
グラムが内蔵された制御装置と、加工条件を入力する入
力装置を有し、前記制御装置は、入力装置から入力され
た加工条件と制御プログラムに基づいて、前記各装置に
対する歯車の位置決め制御を行うように構成しても良
い。(請求項2)。上記装置によれば、入力装置から制
御条件、加工条件(速度、位置、角度等)を入力する
と、予め内蔵された制御プログラムに基づいて各装置へ
の位置決めが行われる。したがって、入力装置から入力
される加工条件を適宜変えることにより、異なる形状の
歯車等に対して同一の装置で効率的に処理することがで
きる。
【0009】ここで、上記歯車搬送装置としては、ロボ
ット装置を利用することができる。歯車搬送装置にロボ
ット装置を用いれば、ショットピーニング装置・バレル
装置への位置決め及び角度調整等を容易に自動化するこ
とができる。また、上記各装置はその底面に車輪・キャ
スター等の簡易移動手段を設け、移動可能な構成として
も良い。このような構成によれば、設置場所の制限から
ショットピーニング装置及びバレル装置に対する歯車の
位置決めに制限を受けるような場合においても、各装置
を適宜移動し設置場所の制限を受けないようにレイアウ
トすることが可能となる。なお、上記装置で処理される
歯車は、その種類によってはショットピーニング処理の
み又はバレル処理のみによっても歯元曲げ強度又は歯面
強度の高い高品位な歯車が得られる場合もある。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具現化した一実施
形態に係る表面微細加工処理装置を図1乃至図7に基き
詳細に説明する。ここで、図1は、本実施の形態に係る
表面微細加工処理装置の平面図を示し、図2はショット
ピーニング装置の構造を説明するための図面であり、図
3はバレル装置の構成を説明するための図面であり、図
4はロボット装置の構造を説明するための図面であり、
図5は歯車ワーク固定部の構成を説明するための図面で
ある。図6は主処理プロセスを示す例であり、図7はハ
イポイドギアのバレル処理状況を模式的に示している。
図1に示すように、本実施の形態に係る表面微細加工処
理装置は、表面硬化処理または表面硬化処理が施されて
いない歯車にショットピーニング処理を施すショットピ
ーニング装置10と、ショットピーニング装置10に隣
接して設置されたバレル装置20と、ショットピーニン
グ装置10及びバレル装置20に隣接して設けられた歯
車搬送装置30と、歯車を固定する作業を行う作業台等
からなる歯車ワーク固定部40とを備えている。
【0011】ショットピーニング装置10は、図2に示
すように、本体フレーム11に固定された処理槽18を
備える。この処理槽18の上端には、蓋15が取付けら
れており、この蓋15は本体フレーム11に固定した空
気シリンダ17により処理槽18の上端開口部を開閉す
る。また、空気シリンダ17近傍の本体フレーム11に
は光センサー16が設けられ、この光センサー16によ
り処理槽18内への歯車等のワークの搬入・搬出チェッ
クを行う。また、処理槽18の下端には、処理槽18内
で射出された金属球を回収する金属球回収容器13が設
けられる。この金属球回収容器13内にはコンプレッサ
からの圧縮空気供給部が収容され、この圧縮された空気
を利用して金属球回収容器13内に回収された金属球が
ノズル14に供給される。ノズル14は、その先端が処
理槽18の周壁から処理槽18内部に突出するように処
理槽18に取付けられている。ノズル14の突出量は、
ノズル14を処理槽18の周壁に対してスライドさせる
ことにより調整できるようになっている。なお、本体フ
レーム11の底面にはキャスター12a、12b固定脚
19a、19bが取付けられており、これら固定脚19
a、19bを緩めることによりキャスター12a、12
bにてショットピーニング装置10自体を移動可能とし
ている。
【0012】バレル装置20は、図3に示すように本体
フレーム24の上部に固定されたバレル槽外壁27と、
その内部に設けられた金網と金属フレーム材からなるバ
レル槽側壁21と、このバレル槽側壁21の下部に溶接
またはボルトにて固定された底板部28を備えている。
バレル槽外壁27には光センサー16が設けられ、この
光センサーによりバレル槽内への歯車ワーク等の搬入・
搬出チェックを行う。また、バレル槽中心部には円筒体
部24aが設けられている。バレル槽底板部28は軸、
軸受け、板状治具からなる接続部28aに接続されてい
る。この接続部28aは、図示されないシール部に接触
した状態でバレル槽外壁27の底部を貫通し、本体フレ
ーム24に設置された直交タイプ減速機23の段付き出
力軸28bに連結されて電動モータ6の出力が伝達され
るようになっている。また、バレル槽外壁27の底部に
は循環用水溶液を排出する配管部24が設置され、図示
されない循環ポンプ部および排出水の沈殿分離槽部に連
結されている。なお、本体フレーム24の底面にはキャ
スター22、固定脚29a,29bが取り付けられてお
り、固定脚29a、29bを緩めるとキャスター22に
てバレル装置20自体を移動可能としている。
【0013】歯車搬送装置30は、図3に示すように、
機械−電気制御方式の多関節型ロボットである。主構成
は装置全体を回転または移動させる下部構造部、支柱や
電動モータ、リードネジで装置の角度や位置制御を行う
中部構造部(アーム部)およびアーム先端(アタッチメ
ント先端部)で歯車ワークを把持したり、回転および上
下動可能とするための電動モータ、リードネジやチャッ
ク部等からなる上部構造部からなる。下部構造部は架台
37に溶接された台板60およびそれに溶接された固定
治具36,57およびこれらの治具にピン52,53が
取り付けられている。台板60は基礎部37の図示され
ない減速機付き電動モータ61の出力軸と連結してお
り、台板60そのものが水平面内で回転自在となってい
る。さらに基礎部37内には電動モータ1が付帯してお
り、その出力軸62はベルト63を介して車輪61に接
続されており、これにより歯車搬送装置30の固定部6
4を解除した状態では、歯車搬送装置30自体が移動可
能となる。中部構造部は支柱35、電動モータ2つきの
駆動部71、電動モータ3付きの駆動部72および上部
アタッチメント部73から構成される。駆動部71はピ
ン53を介して下部架台治具37につながり、さらに電
動モータ2の出力軸はリードネジ38aと治具56を介
して上下動可能なガイド39aに連結している。治具5
6は支柱35とピン55を介して連結され、これによ
り、電動モータ2の出力軸が回転するとピン52を中心
に支柱35が揺動する。同様に、駆動体72も電動モー
タ3とリードネジ38b、治具59を介してガイド部3
9bにつながり、リードネジ38の上端部はピン54に
連結されている。また、治具59は支柱35にピン58
を介して連結されている。従って、電動モータ3の出力
軸が回転すると、ピン51を中心にアタッチメント34
aとアタッチメント本体部34bからなる上部アタッチ
メント部73が揺動する。従って、チャック部31を含
めた把持部74は垂直平面内で角度を変えることが出来
る。アタッチメント34aの先端の把持部74には電動
モータ4と電動モータ5が設置されている。電動モータ
5が固定される固定用フレーム69とアタッチメント3
4aとは溶接等にて連結している。電動モータ5の出力
軸と一体とされたリードネジ38c、38dそれぞれは
治具65a,65b及びガイド39c,39dに連結し
ている。電動モータ4の出力部66はベルト33a,3
3bにより補助治具68a、68bと連結している。こ
の補助治具68a、68bには治具32が固定され、こ
の治具32の先端部には図に示されないエアーまたは油
圧による治具固定のチャック部31が設置されている。
このチャック部31にて歯車ワーク7の固定治具が把持
される。従って、電動モータ4の駆動にてベルト33
a,33b及び治具32が回転することで歯車ワーク7
が回転可能となる。また、治具65は電動モータ4の固
定治具67と溶接等にて固定されているため、電動モー
タ5が回転すると、リードネジ38c,38dが回転し
治具65a,65bおよび電動モータ4全体および治具
32とチャック部31に取り付けた歯車ワークが上下動
する。歯車搬送装置(ロボット)30の基本動作は次の
通りとなる。把持部74はリードネジ38c,38dと
電動モータ4、5およびチャック部31で構成される構
造をしており、歯車ワーク7は固定用治具を介してチャ
ック部31に連結される。歯車の上下動は電動モータ5
駆動によるリードネジの回転にて行われ、一方、もう一
つの電動モータ4により、その回転がベルト33a,3
3bを介してチャック部31に伝達され、チャック部3
1に掴まれた歯車固定治具32が回転することで歯車ワ
ークが回転する。また中部構造部(アーム部)に付帯し
たその他の電動モータ2,3とリードネジ38a,38
bとガイド39a,39bおよび各ピン51,52,5
3,54,55,58間での2次元平面での各アーム間
(支柱35とアタッチメント34間)の角度と位置制御
が行われ、台板60が回転することによりアーム部全体
が3次元的に移動可能となる。アーム部の2次元平面内
での位置、例えば歯車位置が電動モータ2,3の制御出
力によるアーム間角度が決まれば、あとは搬送装置30
全体の回転角度を決めることで3次元空間座標位置がき
まる。またチャック部31に固定された歯車ワーク7は
回転するとともに上下動するので、さらに任意の微調整
位置決めと角度調節が可能となる。かかるロボット装置
にて、例えば2次元平面内にて仰角15度、垂直方向角
度23度まで変化可能な場合、歯車外歯回転面の稜線方
向がその回転中心方向に対して38度まで傾いている歯
車も外歯回転面の稜線方向は例えばバレル装置のバレル
槽側壁面と平行な面が保て効果的処理ができる。
【0014】歯車固定部40は、図5に示すように、固
定用フレーム44の内部に歯車固定用治具42をエアー
にて固定する装置43a,43bが設置されている。固
定用フレーム44の上部にはベルトコンベアー90およ
び歯車移動部8を経由して送られてきた単数または複数
個の歯車ワーク7を上述の固定装置43a,43bにて
固定するための治具部41a,41bが設けてある。冶
具部41a,41bの所定の位置(図5では45と46
の位置)にセットされた歯車ワーク7は、これを固定す
る専用治具44aの端部を歯車搬送装置30の把持部7
4のチャック部31にて掴まれることで固定される。歯
車ワーク7は処理後45,46の位置に戻り、セットさ
れた場合はチャック部31の解放後、歯車固定部40に
対し前述の歯車移動部8とベルトコンベアー90と反対
の位置におかれた歯車移動部8とベルトコンベアー90
を経由して搬出される。なお、固定用フレーム44の下
部にはキャスター46、固定脚49a,49bが付帯し
ており、固定脚49a,49bの固定を解放するとキャ
スター46にて歯車固定部40自体を移動可能としてい
る。図5には制御装置50も同時に示している。なお、
ベルトコンベアー90は別の搬送装置としても良い。
【0015】上述したように構成される表面微細加工処
理装置を用いて歯車に対して表面処理加工を施す場合を
説明する。本装置での一般的処理工程は次の通りであ
る。すなわち、搬入−歯車固定−搬送−ショットピーニ
ング搬送−バレル搬送−歯車解放−搬出工程である。こ
の全ての行程でロボット装置30が使われる。各工程で
の各装置10、20、30の主制御および加工条件パラ
メータは次の通りである。すなわち、ロボット装置30
は角度、位置、速度、時間であり、ショットピーニング
装置10は速度、時間、蓋開閉であり、バレル装置20
は速度、時間であり、上記各装置10、20、30に共
通のものは、開始、停止、復帰、再起動、緊急停止であ
る。図6に処理プロセスの一例を、代表的制御条件、加
工条件パラメータとともに示す。以下の説明では、モジ
ュール3、歯数46、歯幅25のハイポイド歯車の処理
を対象に説明する。上記サイズの歯車をショットピーニ
ング処理する場合は1分以内、バレル処理では稼働率と
経済性の点から一個あたり数分以内が好ましい。このた
め効率的処理を考慮し歯車を積み重ねた歯車ロットとし
て処理する場合を示す。
【0016】上記表面微細加工自動処理装置では次のよ
うにして処理される。歯車の一個流しまたは数個積み重
ねた歯車のロット7は、ベルトコンベアー90にて本装
置に搬入される。その歯車7は固定部(作業台)40に
て図2に示されない装置にて掴み位置45,46へ移動
する。この歯車7を位置決めした位置に、歯車搬送装置
(ロボット装置)30のチャック部31を移動させ、歯
車ワーク7を固定した治具部を掴み固定する。本ロボッ
ト装置30の把持部にはチャック部31が2個所あり上
記歯車では計10個程度の歯車が設置可能である。
【0017】ロボット装置30のチャック部31に歯車
ワーク7が固定されると、ロボット装置30は、支柱3
5、アタッチメント34a,34bのアーム位置関係を
調節させるための電動モータ1,2,3を駆動し、ショ
ットピーニング装置10内に搬送される。すなわち、歯
車搬送装置(ロボット装置)30にて固定された歯車ワ
ーク7は、ショットピーニング球散逸防止のためのゴム
カバー付き蓋15が開の状態にてショットピーニング装
置10内へと搬送される。図2にショットピーニング装
置10とロボット装置30との関係概要を示す。その
際、前項と同様の制御方式つまり、ロボット装置30の
回転とアーム部の支柱35とアタッチメント34aまた
はアタッチメント本体部34bの角度関係にて歯車ワー
ク7は適切な位置へ移動し、適切なノズル投射角度と位
置関係にて保持される。またノズル14から100ない
し200mmの範囲で歯車表面とノズル14との間の距
離を一定に保ち、歯車ワーク7の歯元へ垂直に入射でき
るようにロボット装置30にて微調整される。これらは
ロボット装置30の把持部74にCCDカメラ9を設置
し遠隔にてモニター操作も可能であり、位置センサーと
電動モータおよびコンピュータ制御装置と結びつけるこ
とにより自動制御が可能である。上記位置決め後、ショ
ットピーニング装置の蓋15が閉められショットピーニ
ング処理が施される。ショットピーニング処理の処理空
気圧力の調整は空気供絵部13にて行われる。歯車ロッ
トの上下動は電動モータ5の駆動にても行え、角度と位
置の微調整はロボット装置30のアーム部の制御と回転
により行われる。特に、ベベル歯車やハイポイド歯車の
処理では歯車外歯回転面の稜線方向が回転中心に傾斜し
た円錐面であり、且つ、ねじれ角を持っている場合が多
く、ノズルを適切な角度と距離を保持して効果的な歯元
狙いの処理が困難で手間が掛かっていたが、本実施の形
態のロボット装置30を適用することにより、歯車の傾
斜保持が容易で且つ任意角度と位置設定が容易となり効
果的処理ができる。また、処理中の角度や位置の変更も
容易で、処理条件の変更も可能である。処理後蓋15が
開けられ、歯車搬送装置30の回転とアーム部の制御に
て歯車ワーク7はショットピーニング装置10から次の
工程へ搬送される。
【0018】次に歯車ワーク7はバレル装置20へ搬送
される。図3にバレル装置20とロボット装置30との
関係概要例を示す。このバレル装置30への搬送と同時
に、バレル装置20に電源が入りバレル槽回転用電動モ
ータ6と歯車上下動用電動モータ5、歯車回転用電動モ
ータ4が回転し始める。この後は前項ショットピーニン
グ処理の場合と同様にロボット装置30により歯車ワー
ク7は任意に角度と位置が決められる。歯車ワーク7の
外歯回転面の稜線7aはバレル槽の側壁面21と平行と
なるようにロボットにて微調整される。特にベベルやハ
イポイド歯車の場合でもロボットの制御にて容易に設定
できる。従って、バレル装置20の回転による砥石遠心
力を利用して歯車の歯幅全体に均一に且つ効果的に加工
処理できる。この時の状況を図7に模式的に示す。処理
時の歯車ワーク7の装置深さは主に前の処理工程と同様
に電動モータ5駆動にても上下動調整可能である。ま
た、処理中の角度と位置の変更および処理条件の変更が
ロボット装置30の制御にて可能である。
【0019】バレル装置30による処理が施された後
に、電動モータ4,5,6は停止し、ロボット装置30
の制御にてアーム部(支柱35、アタッチメント34
a、アタッチメント本体部34b、把持部74)は角度
や位置を替え、且つロボット装置の回転動作との連動に
て搬送され、歯車固定部40へと移動する。この後、チ
ャック部31の固定を解放し、上記固定部(作業台)4
0の図示されない歯車移動部8へと移る。その後ベルト
コンベアー90へ移動し、本装置から搬出される。
【0020】なお、ショットピーニング処理のみまたは
バレル処理のみの場合はそれぞれ後者または前者の工程
が省かれる場合もある。例えば、装置番号にてそのプロ
セスを順に示すと、ベルトコンベアー90−固定部40
−ショットピーニング装置10−固定部40−ベルトコ
ンベアー90、またはベルトコンベアー90−固定部4
0−バレル装置20−固定部40−ベルトコンベアー9
0の各装置工程にたいしても前項と同様の内容にて処理
される。
【0021】なお、上述した例では、歯車固定部40、
ショットピーニング装置10、およびバレル装置20の
相互関係は図1では互いに歯車搬送装置(ロボット装
置)30の中心Oに対してそれぞれの中心S、Bとを結
んだ線OB,OSとは90度の角度と位置関係を保って
隣接して併設しているが、ロボット装置30のアーム部
(支柱35とアタッチメント34a、アタッチメント本
体部34b)が届く範囲内にで、ショットピーニング装
置10とバレル装置20の各固定脚部に例えばキャスタ
ー12a、12b、および22を付帯することにより任
意の位置へ移動可能である。このようにして処理上、有
効な角度と位置関係決めが可能となり、結果的に設置空
間を有効に使えることとなる。
【0022】また、図4に示すように歯車搬送装置30
の上部構造部のアタッチメント34aまたは把持部74
へCCDカメラ9を設置することにより、CRT等のモ
ニターを通して位置決め角度決めが可能で容易となる。
また、ロボット装置30の電動モータ2、3,5のリー
ドネジ部およびショットピーニング装置蓋部15の空気
シリンダー部17への位置センサー、ショットピーニン
グ装置10の蓋部とバレル装置20の側壁面上部への各
光センサー16、26を設置することにより移動量限界
と物の搬入・搬出チェックができ、安全装置としての機
能も具備している。光センサー16,26の設置位置例
を図2および図3に☆印で示す。
【0023】また、図4のロボット装置30の電動モー
タ2,3,4,5および図示されない下部構造部内の電
動モータおよびバレル部電動モータ6、チャック部3
1,ショットピーニング装置10の空気シリンダー1
7、コンプレッサー部13、および上記各装置に設置し
た前項の位置センサーや光センサーを用いることで、機
械−電気制御によるシーケンシャル制御、またはA/D
変換装置によるプログラム制御にて位置、角度制御、開
始、停止、速度等の条件設定が可能となりトータルシス
テム装置としての全自動が可能である。また位置センサ
ーや光センサー、電動モータ等はリミッターとして機能
し上記自動化機能と連携することにより安全運転停止復
帰が容易な機能も併せ持っている。さらには、ロボット
装置30の把持部74の先端に設置したCCDカメラ9
を通しCRT等のモニターにて遠隔制御も可能であり、
より効果的処理が可能な装置である。
【0024】上述したことから明らかなように、本実施
の形態にかかわる表面微細加工自動処理装置によれば、
以下に記載の効果を得ることができる。 (1)ショットピーニング装置10とロボット装置30
との関係において歯車ワーク7の位置を、ロボット装置
30の各アーム間の角度および回転を調整させることで
任意の位置と角度に位置決めすることができる。従っ
て、有効なショットピーニング効果が得られ処理が容易
となる。これにより従来の方式では歯車の歯元や歯面の
処理が不可能な複雑形状な歯車歯面処理ができ高品位歯
車が容易に得られることとなる。
【0025】(2)バレル装置20においても前記ショ
ットピーニング装置10と前記ロボット装置30との関
係が同様に当てはまる。つまり、バレル装置20とロボ
ット装置30との関係においてロボット装置30の制御
にて3次元空間の任意の角度と位置の設定が可能であ
る。例えば、従来処理効果が十分でなかったハイポイド
やベベル歯車で歯車外歯回転面の稜線をバレル槽の側壁
面と平行に置くことにより砥石と歯車の相対運動差と遠
心力を利用した研削力を最大限に引き出すことで有効な
処理が可能となる。また、微少角度と位置の制御が可能
なため処理が容易となる。さらに、従来不可能であった
処理中の上記制御も可能となり且つ処理条件の変更も可
能なため処理効果がさらに上がる。
【0026】(3)ショットピーニング装置10、バレ
ル装置20、歯車固定部40それぞれの脚部に移動可能
なキャスターを付帯し、ロボット装置30にも電動モー
タ駆動の車輪を付帯することにより、ロボット装置30
の可動範囲と各装置10、20、40の移動範囲が広が
り各装置での処理の際さらに大きい角度と位置制御範囲
が得られることとなるので、歯車処理上さらに有利な条
件が生じる。
【0027】(4)高品位歯車を得るために、歯車搬入
後の処理の際、上記ロボット装置30とショットピーニ
ング装置10、バレル装置20との相互関係において、
ロボット装置30による歯車チャック、搬送、ショット
ピーニング、搬送、バレル処理、搬送、歯車固定治具開
放と一連の処理が連続で可能であり、上記処理工程中の
角度と位置設定が可能である。従って、電動モータ制御
出力とアームの動きを関連つけた機械−電気制御のシー
ケンシャル制御またはA/D変換装置付帯のコンピュー
タ制御装置とリンクすることにより全処理工程を全自動
にて運転することができる。
【0028】(5)従来、高品位歯車を得るのに困難で
あったベベル歯車やハイポイド歯車等の複雑形状歯車の
表面微細加工処理が本装置を用いることにより角度と位
置制御が容易に行え効果的処理が可能となった。これに
より従来30分から1時間掛かる処理が半分以下の短時
間処理が可能である。また、同時にロット処理(10個
程度)を可能にすることにより1個あたりの処理時間は
さらに短縮し数分にて処理できることとなった。各隣接
して併設したロボット装置30、ショットピーニング装
置10、バレル装置20を電気−機械制御にて前項の如
く有機的に結びつけることにより自動処理が可能とな
り、処理毎に装置から外すことなく処理できるのでさら
に処理時間の短縮が可能となった。さらに各種位置セン
サーの設置により作業の改善と安全な運転操作が可能と
なった。
【0029】なお、本実施の形態に係る表面微細加工処
理装置は、表面硬化処理や表面被覆処理した金属歯車に
限らず、非金属、セラミックス、高分子材の歯車、およ
びシリンダー、ピストン、軸、カム、ネジ、チェーン、
ピン、軸受、等の機械部品すべてに対し高品位処理が可
能である。また、歯車に代表される要素技術としての歯
元曲げ、歯面強度向上のみならず、摺動部の耐摩耗性向
上、コーナー部の円滑化、バリ取り処理としても有効で
ある。さらには、電気部品やIC部品の研削やコーナー
丸み付けや形状揃え処理にも、バレル装置20とロボッ
ト装置30は用いることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体概要平面図
【図2】ショットピーニング装置とロボット装置相関概
【図3】バレル装置とロボット装置相関概要
【図4】ロボット装置概要
【図5】歯車ワーク固定部概要
【図6】主処理プロセス例
【図7】ハイポイド歯車バレル処理状況
【符号の説明】
10・・ショットピーニング装置 20・・バレル装置 30・・歯車搬送装置(ロボット装置) 40・・固定部 50・・制御部 74・・ロボット装置アタッチメント上部(把持部) 90・・ベルトコンベアー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面硬化処理又は表面硬化処理後研削加
    工した歯車にショットピーニング処理を施すショットピ
    ーニング装置と、 前記ショットピーニング装置に隣接して位置し、前記シ
    ョットピーニング装置で処理を施した歯車にバレル処理
    を施すバレル装置と、 前記ショットピーニング装置および前記バレル装置に隣
    接して位置し、前記ショットピーニング装置と前記バレ
    ル装置との間で歯車を搬送する歯車搬送装置を備え、 その歯車搬送装置は歯車を把持する把持部を備え、その
    把持部は前記ショットピーニング装置と前記バレル装置
    に対する位置及び角度が調整可能とされていることを特
    徴とする表面微細加工処理装置。
  2. 【請求項2】 前記歯車搬送装置は、前記把持部の位置
    及び角度を調整する駆動装置と、その駆動装置を制御す
    る制御プログラムが内蔵された制御装置と、加工条件を
    入力する入力装置を有し、 前記制御装置は、入力装置から入力された加工条件と制
    御プログラムに基づいて、前記各装置に対する歯車の位
    置決め制御を行うようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の表面微細加工処理装置。
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