JP2002001582A - 配管用走行レール装置 - Google Patents

配管用走行レール装置

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JP2002001582A
JP2002001582A JP2000190337A JP2000190337A JP2002001582A JP 2002001582 A JP2002001582 A JP 2002001582A JP 2000190337 A JP2000190337 A JP 2000190337A JP 2000190337 A JP2000190337 A JP 2000190337A JP 2002001582 A JP2002001582 A JP 2002001582A
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semicircular
rail
rail device
rack
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JP2000190337A
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Mineo Iwamoto
峰男 岩本
Hidehiro Matsuura
英弘 松浦
Hiroshi Akune
洋 阿久根
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Toshiba Plant Construction Corp
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Toshiba Plant Construction Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動溶接機などの自走型装置を装着し、大口
径配管の外表面に対し容易に取り付けや取り外しのでき
る走行レール装置の提供。 【解決手段】 走行レール装置1は2つの半円レール部
3、4を連結した環状の走行レール部2を備え、各半円
レール部3、4の一方の連結部が開閉自在なヒンジ結合
部5とされ、他方の連結部が着脱自在に締結できる締結
部6とされる。そして各半円レール部3、4を拡開した
状態で配管に取り付けて締結部6で締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管を周方向に溶接
する自動溶接機などの自走型装置を装着するための走行
レール装置に関し、特に配管に対して取り付けや取り外
しが容易な走行レール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大口径の配管を溶接により互いに接続す
る場合には、配管面をその周方向に沿って走行しながら
自動的に溶接していく自動溶接機を使用することが多
い。このような自動溶接機を使用する際には、配管の溶
接部近傍に予め走行レール装置を取り付け、その走行レ
ール装置に自動溶接機を装着し、走行レール装置を軌道
として自動溶接機を一定速度で走行させながら自動溶接
する。従来の走行レール装置は2つの半円レール部で構
成される環状の走行レール部を有し、各半円レール部を
配管の外周面に沿わせて環状に配置した状態で、それら
両端部を互いにボルト等で締結することによって配管に
取り付けるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大口径の配管
に取り付ける走行レール装置は外形および重量が大きい
ため、配管への取り付けや取り外し操作には最低2名の
作業者を必要とし、作業効率が悪く時間もかかるという
問題があった。そこで本発明はこのような問題を解決す
ることを課題とし、そのための新しい配管用走行レール
装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1に記載の発明は、自走型装置を装着しそれを配管面
に沿って周方向に走行させるために、配管に着脱自在に
取り付けることができる走行レール装置である。そして
この装置は、2つの半円レール部を連結した環状の走行
レール部を備え、各半円レール部の一方の連結部が開閉
自在なヒンジ結合部とされ、他方の連結部が締結部とさ
れて着脱自在に締結されることを特徴とするものであ
る。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の走行レ
ール装置の実施の形態であって、自走型装置が自動溶接
機であることを特徴とするものである。
【0005】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の走行レール装置の実施の形態であっ
て、半円レール部は、その半円の軸方向に離間した一対
の半円体を有し、各半円体は互いにその中間部が連結部
材、端部が結合金具でそれぞれ連結され、それら結合金
具はピンで互いに連結されてヒンジ結合部を形成し、一
方の半円体の外周部には自走型装置の駆動ギアに噛合す
るラックが形成され、さらにヒンジ結合部において各半
円体の端部は拡開に際して互いに干渉しないように形成
されていることを特徴とするものである。請求項4に記
載の発明は、請求項1または請求項2に記載の走行レー
ル装置の他の実施の形態であって、各半円レール部の外
周面に沿って線条にラックが形成され、ヒンジ結合部に
おけるラックの端部は拡開に際して互いに干渉しないよ
うに形成され、そのラックの軸方向側部にヒンジ結合部
が設けられることを特徴とするものである。
【0006】請求項5に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の走行レール装置のさらに他の実施の形
態であって、各半円レール部の外周面に沿って線条にラ
ックが形成され、ラックの端部はヒンジ結合部において
軸方向に互いに重複し、その重複部がピンで互いに連結
されることを特徴とするものである。請求項6に記載の
発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の走行レ
ール装置の好ましい実施の形態であって、各半円レール
部の両側部に自走型装置を支持する支持部が設けられる
ことを特徴とするものである。請求項7に記載の発明
は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の走行レール
装置の好ましい実施の形態であって、各半円レール部の
内周部に脱着自在な配管クランプ手段が設けられること
を特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の走行レール装置の1例
を示す模式的な斜視図である。自走型装置として自動溶
接機を装着する走行レール装置1は、二つの半円レール
部3、4を連結した環状の走行レール部2を有し、各半
円レール部3、4の一方の連結部は開閉自在なヒンジ結
合部5とされ、他方の連結部は締結部6とされて着脱自
在に締結される。各半円レール部3、4はその中間部が
複数の連結部材7で連結された平行な2本の半円体8、
9を有し、一方の半円体8の外周部には自走型装置の駆
動ギア(図示せず)と噛合するラック10が形成され
る。
【0008】図2は図1のヒンジ結合部5を分解して示
す部分拡大斜視図である。半円レール部3、4を構成す
る半円体8、9の一方の各端部に連結孔11、12が設
けられ、それらを利用して凹型の結合部を有する結合金
具13と凸型の結合部を有する結合金具14が複数のビ
スやボルト等の連結具で連結される。そして結合金具1
3、14のピン孔15、16を互いに整合するととも
に、そこをピンで連結してヒンジ結合部5が構成され
る。なお半円体8、9の各端部はヒンジ結合部5におい
てL形の段差に切欠かれ、それにより開閉に際して端部
が互いに干渉しないようになされている。しかしこれら
端部の形状はL形に切欠かれたもの限らず、別の形状に
切欠かれたもの等、開閉した際に互いに重ならない形状
であれば特に制限されない。
【0009】図3は図1の締結部6を分解して示す部分
拡大斜視図である。半円レール部3、4を構成する半円
体8、9の他方の各端部に連結孔17、18が設けら
れ、それらを利用して締結金具19、20がビスやボル
ト等の連結具で連結される。一方の締結金具19には自
在軸21が設けられ、その自在軸21から半径方向にボ
ルト22が延長する。他方の締結金具20には支持板2
3が設けられ、その支持板23の中央部に切欠溝24が
形成される。そして自在軸21を中心にボルト22を回
転させて切欠溝24に挿入しナット25でボルト22を
締めつけることにより、半円レール部3、4の他方の連
結部を締結することができる。
【0010】図4は図1の走行レール装置を配管に取り
付ける状態を示す模式的な断面図である。走行レール装
置1を配管100に取り付けるには、先ずヒンジ結合部
5を拡開した状態で配管100の上方から図示のように
一方の半円レール部3を載置し、次に他方の半円レール
部4を右方から回転して配管100の下方に接触させて
締結部6を締結すればよい。各半円レール部3、4の内
周部には等間隔で複数の配管クランプ手段26が半径方
向中心側に突設され、各配管クランプ手段26は配管1
00の口径に適合する大きさのものが選択され、複数の
ボルト等の連結具(図示せず)で脱着自在に装着され
る。そして走行レール装置1は各配管クランプ手段26
により安定して配管100に取り付けることができる。
なお配管100から走行レール装置1を脱離させる場合
は上記と逆に操作すればよい。
【0011】図5は図1の走行レール装置に装着した自
動溶接機により配管を溶接している状態を示す正面図で
ある。この例は直線状の配管100の端部にエルボ10
1を溶接により接続するもので、走行レール装置1は自
動溶接機200の溶接トーチ201が溶接部に正確に位
置するように配管100に取り付けられる。なお走行レ
ール装置1を構成する2本の半円体8、9の軸方向外側
には、それぞれ図示しない支持部が設けられ、それら支
持部により自動溶接機200が支持されると共に、半円
体8の外周部に設けたラック10に自動溶接機200に
設けた駆動ギア202が噛合する。このように走行レー
ル装置1に装着した自動溶接機200を遠隔操作し、そ
の駆動ギア202を回転させて配管100の外周を一周
させることにより、配管100とエルボ101を溶接す
ることができる。
【0012】図6は本発明の走行レール装置の他の例を
示す側面図、図7は図6のヒンジ結合部の部分拡大図、
図8は図6の締結部の部分拡大図、図9は図6の走行レ
ール装置に自動溶接機を装着した状態を示す部分拡大図
である。なおこれらの図において、図1〜図4と同じ部
分には同一符号が付されている。走行レール装置1は図
1と同様に2つの半円レール部3、4を連結した環状の
走行レール部2を有し、各半円レール部3、4の一方の
連結部は開閉自在なヒンジ結合部5とされ、他方の連結
部は締結部6とされて着脱自在に締結される。各半円レ
ール部3、4は図9に示すように軸方向断面がT字形に
形成され、その水平部の両端部が自動溶接機200を支
持する支持部27とされ、先端側に断面がV字状に形成
されている。またその外周面に沿って半円弧状にラック
10が形成され、ラック10は拡開に際してヒンジ結合
部5において互いに干渉しないように、それぞれの端部
は図示されていないが図2と同様にL形に切欠かれてい
る。
【0013】図7に示すように、ヒンジ結合部5は各半
円レール部3、4の端部にそれぞれリブ部28が形成さ
れ、それらリブ部28を挟むようにして一対の位置調整
スペーサ29が配置される。そして2枚の回転自在な連
結板を有するヒンジ部材30は各位置調整スペーサ29
により半径方向の位置が設定され、各連結板が複数のボ
ルト等の締結具で半円レール部3、4の端部にそれぞれ
連結されている。図8に示すように、締結部6は各半円
レール部3、4の端部に形成されたリブ部32の一方に
ピンで回転自在に連結されたボルト33と、リブ部32
の他方に形成された切欠部34と、ナット35により構
成される。走行レール装置1を配管100に取り付ける
には、先ず図6の鎖線のように拡開状態の半円レール部
3,4を上方から配管100に載置し、両半円レール部
3,4を回転して配管100に被嵌させる。次に、ボル
ト33を図8の鎖線のように斜め下方から矢印のように
反時計方向に回転して実線のように切欠部34に挿入し
てナット35で締めつける。それによって各半円レール
部3、4の端部間が安定に連結され、走行レール装置1
は配管100に取り付けられる。
【0014】次に図9に示すように、自動溶接機200
には対向する固定部材204と可動部材205を有する
支持機構203が設けられ、自動溶接機200はそれら
固定部材204と可動部材205で各半円レール部3、
4の支持部27を挟持するようにして走行レール装置1
に装着される。なお固定部材204と可動部材205に
は2つの車輪206がそれぞれ設けられ、それら車輪2
06によって自動溶接機200が各半円レール部3、4
に沿ってスムーズに走行できるようになっている。さら
に自動溶接機200の本体にガイドブロック207が固
定され、それに蟻溝(図示せず)が形成されている。そ
してその蟻溝の断面に整合する断面を有する突条(図示
せず)が可動部材205に設けられ、その突条がガイド
ブロック207に嵌着して軸線方向に移動自在にガイド
される。
【0015】自動溶接機200を走行レール装置1に装
着する際には、先ず可動部材205を図9の左方にずら
せた状態で、自動溶接機200の駆動ギア202と走行
レール装置1のラック10を噛み合わせると共に、一方
の支持部27と固定部材204の車輪206を接触させ
る。次に可動部材205を右方に戻して他方の支持部2
7と可動部材205の車輪206と接触させ、図示しな
いロックナットなどでロックする。なお自動溶接機20
0を走行レール装置1から取り外すには、上記と逆の操
作を行えばよい。
【0016】図10は本発明の走行レール装置のさらに
他の例を示す側面図、図11は図10のヒンジ結合部の
部分拡大図、図12は図11のB−B矢視図、図13は
図10の締結部の部分拡大図、図14は図10の走行レ
ール装置に自動溶接機を装着した状態を示す部分拡大図
である。なおこれらの図において、図6〜図9と同じ部
分には同一符号が付されている。走行レール装置1は図
6と同様に2つの半円レール部3、4を連結した環状の
走行レール部2を有し、各半円レール部3、4の一方の
連結部は拡開可能なヒンジ結合部5とされ、他方の連結
部は締結部6とされて着脱可能に締結される。図14に
示すように各半円レール部3、4はT字形の軸方向断面
を有し、その水平部の両端部が自動溶接機200を支持
する支持部27とされる。またその外周面に沿って弧状
にラック10が形成され、ラック10の端部はヒンジ結
合部5において軸方向に重複され、その重複部がヒンジ
結合部を構成するピン36で互いに連結される。
【0017】図11および図12に示すように、ヒンジ
結合部5は2枚の連結板をピン36で回動自在に連結し
たヒンジ部材30を備え、そのピン36の延長部分は前
記のようにラック10の端部を連結している。そして各
連結板は複数のボルト等の連結具31で各半円レール部
3、4の端部に連結される。なお図13に示す締結部6
は図8と同様に構成されるので、その説明は省略する。
【0018】図14において、自動溶接機200は図9
の場合と同様に固定部材204と可動部材205を有す
る支持機構203を備え、それら固定部材204と可動
部材205で各半円レール部3、4の支持部27を挟持
して走行レール装置1に支持される。固定部材204と
可動部材205にはそれぞれ2つの車輪206が設けら
れる。さらに可動部材205にその移動方向と平行に設
けられた突条(図示せず)が自動溶接機200の本体に
固定されたガイドブロック207に形成された蟻溝(図
示せず)に掛合する。なお自動溶接機200に設けられ
る駆動ギア202は、走行レール装置1のラック10よ
り少なくとも2倍の幅を有し、ヒンジ結合部5において
ラック10との噛み合いが外れないようになされてい
る。この自動溶接機200を走行レール装置1に装脱着
する方法は図9の場合と同様であるので、その説明は省
略する。
【0019】図15は本発明の走行レール装置の別の例
を示す部分断面図、図16はその側面図、図17はその
平面図である。この走行レール装置1は図1と同様に2
つの半円レール部3、4を連結した環状の走行レール部
2を有し、各半円レール部3、4の一方の連結部が拡開
可能なヒンジ結合部5とされ、他方の連結部が締結部6
とされて着脱自在に連結される。各半円レール部3、4
はその中間部が複数の連結部材7で連結された平行な2
本の半円体8、9を有し、一方の半円体8の外周部に自
走型装置の駆動ギアと噛合するラック10が形成され
る。なお連結部材7は補強リブを兼用し、ボルト等の連
結具で半円体8、9と連結される。半円体8、9の軸方
向外側にはそれぞれリング状の支持体38が設けられ、
各支持体38の軸方向先端部には図14と同様に自動溶
接機200の支持機構203における固定部材204と
可動部材205をそれぞれ支持するための支持部27が
形成される。
【0020】ラック10の端部は図12と同様にヒンジ
結合部5において軸方向に重複され、その重複部がヒン
ジ結合部を構成するピン36で互いに連結される。ヒン
ジ結合部5も図12と同様に2枚の連結板をピン36で
回動自在に連結したヒンジ部材37を備え、そのピン3
6の延長部分がラック10の端部を連結している。そし
て各連結板は複数のボルト等の連結具31で各半円レー
ル部3、4の端部に連結される。図16に示すように、
各半円レール部3、4の内周部には配管100の口径に
適合する大きさの配管クランプ手段26が等間隔で複数
設けられる。配管クランプ手段26は取付部39とそれ
に結合したVブロック40を有し、その取付部39は複
数のボルト等の連結具で半円レール部3、4の内周部に
脱着自在に装着される。なお配管クランプ手段26は種
々の口径の配管に適用できる寸法のものを予め用意して
おく。図15〜図17の走行レール装置の作用は、図
1,図6,図10の場合と同様なのでその説明は省略す
る。
【0021】以上の各実施態様では、自走型装置として
自動溶接機を装着しているが、本発明はそれ以外の自走
型装置、例えば配管の溶接部を自動検査する自走型の超
音波探傷装置などにも適用できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の走行レール装置
は、2つの半円レール部を連結した環状の走行レール部
を備え、各半円レール部の一方の連結部が開閉自在なヒ
ンジ結合部とされ、他方の連結部が締結部とされて着脱
自在に締結できるようになっているので、一人の作業者
でも容易に本装置を配管に取り付けたり取り外したりす
ることができる。そのため本発明の走行レール装置を使
用することによって、多数の配管溶接作業などを高い効
率で迅速に繰り返すことが可能になる。
【0023】上記走行レール装置に自走型装置として自
動溶接機を装着することができ、それによって迅速且つ
効率的な配管溶接ができる。上記走行レール装置におい
て、各半円レール部がその半円の軸方向に離間した一対
の半円体を有し、各半円体を互いにその中間部で連結部
材、端部で結合金具によりそれぞれ連結し、それら結合
金具を互いにピンで連結してヒンジ結合部を形成し、一
方の半円体の外周部に自走型装置の駆動ギアに噛合する
ラックを形成し、さらにヒンジ結合部で各半円体の端部
が拡開に際して互いに干渉しないように形成することが
できる。このように構成すると、構造が簡単になり軽量
化でき、半円体の拡開もスムーズに行うことができる。
【0024】上記走行レール装置において、各半円レー
ル部の外周面に沿って線条にラックを形成し、ヒンジ結
合部におけるラックの端部が拡開に際して互いに干渉し
ないように形成し、そのラックの軸方向側部にヒンジ結
合部を設けることができる。このように構成すると、構
造が簡単になり半円体の拡開をスムーズに行うことがで
きる。上記走行レール装置において、各半円レール部の
外周面に沿って線条にラックを形成し、ラックの端部を
ヒンジ結合部で軸方向に互いに重複させ、その重複部を
ピンで互いに連結することができる。このように構成す
ると、構造が簡単になり耐久性も向上し、半円体の拡開
をスムーズに行うことができる。
【0025】上記走行レール装置において、各半円レー
ル部の両側部に自走型装置を支持する支持部27を設け
ることができる。このように構成すると、自走型装置を
安定して支持できる。上記走行レール装置において、各
半円レール部の内周部に脱着自在な配管クランプ手段を
設けることができる。このように構成すると、配管口径
に適合した配管クランプ手段を選択して使用することに
より、走行レール装置を口径の異なる種々の配管に容易
に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行レール装置の1例を示す模式的な
斜視図。
【図2】図1のヒンジ結合部5を分解して示す部分拡大
斜視図。
【図3】図1の締結部6を分解して示す部分拡大斜視
図。
【図4】図1の走行レール装置を配管に取り付ける状態
を示す模式的な断面図。
【図5】図1の走行レール装置に装着した自動溶接機に
より配管を溶接している状態を示す正面図。
【図6】本発明の走行レール装置の他の例を示す側面。
【図7】図6のヒンジ結合部の部分拡大図。
【図8】図6の締結部の部分拡大図。
【図9】図6の走行レール装置に自動溶接機を装着した
状態を示す部分拡大図。
【図10】本発明の走行レール装置のさらに他の例を示
す側面図。
【図11】図10のヒンジ結合部の部分拡大図。
【図12】図11のB−B矢視図。
【図13】図10の締結部の部分拡大図。
【図14】図10の走行レール装置に自動溶接機を装着
した状態を示す部分拡大図。
【図15】本発明の走行レール装置の別の例を示す部分
断面図。
【図16】図15の側面図。
【図17】同平面図。
【符号の説明】
1 走行レール装置 2 走行レール部 3 半円レール部 4 半円レール部 5 ヒンジ結合部 6 締結部 7 連結部材 8 半円体 9 半円体 10 ラック 11 連結孔 12 連結孔 13 結合金具 14 結合金具 15 ピン孔 16 ピン孔 17 連結孔 18 連結孔 19 締結金具 20 締結金具 21 自在軸 22 ボルト 23 支持板 24 切欠溝 25 ナット 26 配管クランプ手段 27 支持部 28 リブ部 29 位置調整スペーサ 30 ヒンジ部材 31 連結具 32 リブ部 33 ボルト 34 切欠部 35 ナット 36 ピン 37 ヒンジ部材 38 支持体 39 取付部 40 Vブロック 100 配管 101 エルボ 200 自動溶接機 201 溶接トーチ 202 駆動ギア 203 支持機構 204 固定部材 205 可動部材 206 車輪 207 ガイドブロック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走型装置を装着し、それを配管面に沿
    って周方向に走行させるため、配管に着脱自在に取り付
    ける走行レール装置において、 2つの半円レール部3、4を連結した環状の走行レール
    部2を備え、各半円レール部3、4の一方の連結部が開
    閉自在なヒンジ結合部5とされ、他方の連結部が締結部
    6とされて着脱自在に締結されることを特徴とする配管
    用走行レール装置。
  2. 【請求項2】 自走型装置が自動溶接機200である請
    求項1に記載の配管用走行レール装置。
  3. 【請求項3】 各半円レール部3、4は、その半円の軸
    線方向に離間した一対の半円体8、9を有し、各半円体
    8、9は互いにその中間部が連結部材7、端部が結合金
    具13、14でそれぞれ連結され、それら結合金具1
    3、14は互いにピンで連結されてヒンジ結合部5を形
    成し、一方の半円体8の外周部には自走型装置の駆動ギ
    アに噛合するラック10が形成され、さらにヒンジ結合
    部5において各半円体8、9の端部は拡開に際して互い
    に干渉しないように形成されている請求項1または請求
    項2に記載の配管用走行レール装置。
  4. 【請求項4】 各半円レール部3、4の外周面に沿って
    線条にラック10が形成され、ヒンジ結合部5における
    ラック10の端部は拡開に際して互いに干渉しないよう
    に形成され、そのラック10の軸方向側部にヒンジ結合
    部5が設けられる請求項1または請求項2に記載の配管
    用走行レール装置。
  5. 【請求項5】 各半円レール部3、4の外周面に沿って
    線条にラック10が形成され、ラック10の端部はヒン
    ジ結合部5において軸方向に互いに重複され、その重複
    部がピン36で互いに連結される請求項1または請求項
    2に記載の配管用走行レール装置。
  6. 【請求項6】 各半円レール部3、4の両側部に自走型
    装置を支持する支持部27が設けられる請求項1〜請求
    項5のいずれかに記載の配管用走行レール装置。
  7. 【請求項7】 各半円レール部3、4の内周部に脱着自
    在な配管クランプ手段26が設けられる請求項1〜請求
    項6のいずれかに記載の配管用走行レール装置。
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