JPH08197246A - 鋼管自動溶接装置 - Google Patents

鋼管自動溶接装置

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Publication number
JPH08197246A
JPH08197246A JP2869095A JP2869095A JPH08197246A JP H08197246 A JPH08197246 A JP H08197246A JP 2869095 A JP2869095 A JP 2869095A JP 2869095 A JP2869095 A JP 2869095A JP H08197246 A JPH08197246 A JP H08197246A
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JP
Japan
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steel pipe
welding
guide rail
self
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP2869095A
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English (en)
Inventor
Kingo Nagamine
欽悟 長嶺
Hiroyuki Iwamoto
博之 岩本
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突合せ溶接すべき2つの鋼管の開先同士を互
いに整合した状態に保持する鋼管固定手段が小型化・軽
量化された鋼管自動溶接装置を提供する。 【構成】 鋼管固定手段が、鋼管の中心軸を通る平面上
で回動自在に枢支されたアームを備えかつ環状のフレー
ムに交互に着脱可能に設けられた第1・第2の締め付け
手段を有し、この第1・第2の締め付け手段を互いに独
立作動させることにより、第1締め付け手段が一方の鋼
管を締め付け、第2締め付け手段が他方の鋼管を締め付
けると共に、第1・第2両締め付け手段の各々を、各締
め付け手段に対する自走式溶接機の接近の検知手段の出
力に応じて自走式溶接機が接近すると締め付けを解除し
て待避し、通過すると締め付け状態に復帰するように制
御することにより、両鋼管を外面から保持して外面から
溶接したり、或いは両鋼管を内面から保持して内面から
溶接したりできる鋼管自動溶接装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、突き合わせ溶接すべき
2つの鋼管の開先同士を互いに整合した状態に保持する
鋼管固定手段と、自走式溶接機が走行する環状のガイド
レールとを有する鋼管自動溶接装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】比較的口径の大きな鋼管の端末を溶接接
合する際の溶接作業を自動化した自動溶接装置が知られ
ている。この自動溶接装置は、突き合わせ溶接すべき2
つの鋼管の開先同士を互いに整合した状態に保持する鋼
管固定部と、自走式溶接機が走行する環状のガイドレー
ルとからなっている。これによると、人手による方法に
比較して、溶接コストの低減、工事期間の短縮化、並び
に溶接品質の均一化といった利点が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の鋼管
自動溶接装置は、一般に、鋼管固定部が大型で重量があ
るため、設置・撤収作業に手間取るといった不都合があ
った。その上、溶接接合すべき鋼管の一方が曲管、分岐
管、拡大管、縮小管等であって管の端面からの直線部分
が短い場合には、鋼管固定部の設置スペースが充分でな
いためにうまく設置できず、所望の整合精度並びに締め
付け力を確保することが困難であった。
【0004】しかも、従来の鋼管固定部は、鋼管の内部
に設置されるものであるため、外面溶接は可能であるも
のの、鋼管固定部が邪魔になって内面溶接を行うことが
できない。このため、厚肉な鋼管のように内外両面から
溶接する必要がある場合には対応できなかった。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その第1の目的
は、鋼管固定部が小型化・軽量化された鋼管自動溶接装
置を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、内面溶接が可能なように鋼管自動溶接装置を構成す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、突き合わせ溶接すべき2つの鋼管の開先同
士を互いに整合した状態に保持する鋼管固定手段と、自
走式溶接機が走行する環状のガイドレールとを有する鋼
管自動溶接装置であって、前記鋼管固定手段と前記ガイ
ドレールとが、互いに前記鋼管の反対側の面に設置さ
れ、前記鋼管固定手段は、前記2つの鋼管の突き合わせ
位置に配設される環状のフレームの軸線方向両側に周方
向に互いに等間隔をおいて着脱可能に設けられ、かつ前
記フレームの一方の側並びに他方の側のものが互いに独
立作動して前記2つの鋼管の各々を個別に径方向に締め
付ける複数の締め付け手段を備えるものであることを特
徴とする鋼管自動溶接装置を提供することにより達成さ
れる。
【0007】また、突き合わせ溶接すべき2つの鋼管の
開先同士を互いに整合した状態に保持する鋼管固定手段
と、自走式溶接機が走行する環状のガイドレールとを有
する鋼管自動溶接装置であって、前記鋼管固定手段は、
前記2つの鋼管の一方の内周側あるいは外周側に配設さ
れる環状のフレームに当該鋼管の中心軸を通る平面上で
回動自在に枢支されたアーム部材を備えかつ周方向に互
いに等間隔をおいて交互に着脱可能に設けられた前記2
つの鋼管の各々をそれぞれ締め付ける第1及び第2の締
め付け手段を有するものであり、前記第1の締め付け手
段及び前記第2の締め付け手段を互いに独立作動させる
ことにより、前記2つの鋼管の各々を個別に締め付ける
と共に、前記第1・第2両締め付け手段の各々を、各締
め付け手段に対する前記自走式溶接機の接近を検知する
検知手段の出力に応じて前記自走式溶接機が接近すると
締め付けを解除して退避し、通過すると締め付け状態に
復帰するように制御することを特徴とする鋼管自動溶接
装置を提供することにより達成される。特に、前記フレ
ームの前記締め付け手段と離反する側に前記ガイドレー
ルを固設すると共に、締め付けが解除された状態の前記
締め付け手段を跨いで両鋼管の突き合わせ部に溶接ヘッ
ドが対向するように前記自走式溶接機を構成すると好ま
しい。
【0008】その上、前記鋼管の開先に係合して前記フ
レームの位置決めを行う折り畳み可能なストッパを少な
くとも3個設けるものとすると良い。また、前記鋼管の
周面に沿ってその軸線方向に前記フレーム或いは前記ガ
イドレールを移動可能にする複数のキャスタを設けると
良い。さらに、バックシール用のカバー体を前記締め付
け手段に着脱可能に設けると好ましい。
【0009】
【作用】このような構成にすれば、鋼管固定手段が小型
化・軽量化するため、その設置・撤収作業の効率を向上
し得る。また、管の端末からの直線部分が不充分な場合
にも、容易に設置でき、所望の整合精度、締め付け力を
確保し得る。しかも、これらの鋼管自動溶接装置を用い
ることで、内外面の自動溶接が可能になり、厚肉な鋼管
の溶接接合を自動化し得る。その上、このように構成さ
れた鋼管固定手段とガイドレールとを一体化すると、設
置・撤収の作業効率がより一層向上する。
【0010】さらに、折り畳み可能なストッパを鋼管固
定手段のフレームに設けるようにすると、その設置時の
位置決め作業を容易に行うことができる。また、鋼管固
定手段のフレームやガイドレールにキャスタを設けるこ
とで、これらを分解することなく円滑に設置・撤収し得
るようになる。バックシール用のカバー体を鋼管固定手
段の締め付け手段に取り付けておけば、装置の設置と同
時に容易にバックシールを形成し得る。
【0011】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0012】実施例1 図1乃至図9は、本発明に基づき構成された鋼管自動溶
接装置の第1実施例を示している。この鋼管自動溶接装
置は、鋼管固定手段としての外面クランプ装置1(図1
・2参照)と、自走式溶接機2が走行するガイドレール
3(図4参照)とからなり、鋼管の端末同士を内面から
突き合わせ溶接するものである。
【0013】外面クランプ装置1は、図1に示されるよ
うに、溶接すべき鋼管Aの外周面に沿って配設される環
状のフレーム4に、締め付け手段としてのトグルクラン
プ5を、周方向に互いに等間隔をおいて所定数固設して
なるものであり、トグルクランプ5に設けられたクラン
プロッド6が、鋼管Aの外周面を径方向内向きに締め付
けるようになっている。
【0014】フレーム4は、最上部の蝶番7で互いに連
結された対称形な2つの半円体4a・4bの上下の合わ
せ面に設けられた嵌合部8を互いに整合・固定すること
で、全体として真円となるようになっている。このフレ
ーム4の外周面には、左右対称位置に吊り輪9が1対設
けられている。また、フレーム4の位置決めを行うため
のストッパ10が、円周を等分割する位置に3個取り付
けられており、これを鋼管Aの開先に係合させることに
より、フレーム4の軸線方向の中心線と開先とが整合す
るようになっている。このストッパ10は、鋼管Aの開
先に他方の鋼管の開先を突き合わせる際に干渉しないよ
う折り畳み可能になっている。さらに、鋼管Aの外面に
沿ってその軸線方向にフレーム4を移動可能にするため
のキャスタ11が、フレーム4の上部に2対、両側部に
1対ずつ取り付けられている。
【0015】トグルクランプ5は、図2に示されるよう
に、トグル機構12を介して複動型のエアシリンダ13
で駆動されてクランプロッド6が径方向に往復運動する
ようにしたもので、中心軸を通る平面に沿う断面形状が
略T字形をなすフレーム4の軸線方向両側に、対をなし
て取り付けられている。この1対のトグルクランプ5の
一方(図2において右側)の第1トグルクランプ5aが
一方の鋼管Aを、他方の第2トグルクランプ5bが他方
の鋼管Bをそれぞれ締め付けることで、両鋼管A・Bが
開先同士を互いに整合した状態に保持される。なお、ク
ランプロッド6は、鋼管A・Bの外径の違いに対応して
突出量を微調整できるようになっている。
【0016】フレーム3に設けられたキャスタ11は、
フレーム4の両側に延出された1対の軸受け部材11b
に車輪11aを枢着してなるものであり、トグルクラン
プ5のクランプロッド6が縮退したときに、鋼管A・B
の外面に車輪11aが当接するようになっている。
【0017】第2トグルクランプ5bのクランプロッド
6には、溶融金属の酸化防止のために不活性ガス雰囲気
を形成するバックシール用のカバー14が着脱可能に設
けられている。このカバー14は、断面形状が半円形を
なす環状のものであり、鋼管表面に接触するエッジ部分
には密着性に優れたシール材14aが装着されており、
図示しないチューブを介してこの内部にアルゴンガス等
の不活性ガスを導入するようになっている。
【0018】エアシリンダ13は、図3に示されるよう
に、第1トグルクランプ5a側のエアシリンダ13a
と、第2トグルクランプ5b側のエアシリンダ13bと
が互いに独立して作動するように、それぞれ別々のエア
チューブ15a・15bで空気圧供給源16と接続され
ており、各系統の方向切換弁17a・17bを操作する
ことで、第1・第2トグルクランプ5a・5bのいずれ
か一方が一斉に作動して、鋼管A或いは鋼管Bを締め付
けたり解除したりする。
【0019】一方、図4に示されるように、自走式溶接
機2が走行する環状のガイドレール3の外周面には、単
動型のエアシリンダ21が、ピストンロッド22の先端
を径方向外向きにして周方向に互いに等間隔をおいて所
定数固設されており、ピストンロッド22が伸長して鋼
管Aの内周面を締め付けることで、ガイドレール3が鋼
管Aに支持される。このガイドレール3には、鋼管Aの
内周面に沿ってその軸線方向にガイドレール3を移動可
能にするためのキャスタ24が、その下半部に4対取り
付けられている。
【0020】ガイドレール3は、図5に示されるよう
に、周方向に列設されたエアシリンダ21を挟むように
延設された一対のリブ23で補強されている。そして軸
線方向の両端縁部分が、自走式溶接機2のローラ2aの
溝に対して補完的な断面形状をなしている。なお、この
ガイドレール3の形状は、使用される自走式溶接機2の
型式に適合したものが適宜選択される。一対のリブ23
の一方とエアシリンダ21との間には、後述するエアチ
ユーブ25が配設されている。また、このガイドレール
3に装着された自走式溶接機2の溶接ヘッド2bが、全
周に渡って開先位置に対向するようにガイドレール3を
設置するため、図6に示されるように、他端が鋼管Aの
開先に係合した位置決め治具26の一端が係合する孔3
aが、円周を等分割する位置に3箇所開設されている。
これにより、ガイドレール3が鋼管Aの端面に対して平
行になるよう位置決めされる。
【0021】ガイドレール3に取り付けられたキャスタ
24は、図7に示されるように、ガイドレール3の1対
のリブ23に車輪24aの軸受け部材24bがそれぞれ
固定されたものであり、エアシリンダ21のピストンロ
ッド22を縮退させた状態で、車輪24aが鋼管Aの内
面に当接するようになっている。
【0022】エアシリンダ21は、図8に示されるよう
に、エアチューブ25で空気圧供給源16と接続されて
おり、方向切換弁27を操作することで一斉に作動して
鋼管Aを締め付けたり解除したりする。
【0023】このようにしてなる外面クランプ装置1と
ガイドレール3とを用いて内面溶接する際の作業要領に
ついて以下に説明する。図9は、実際の溶接作業状況の
1例であり、直管P1に曲管P2の一端が、その曲管P
2の他端に別の直管P3の一端が順次溶接接合され、
今、2番目の直管P3の他端に別の曲管P4を溶接して
いる状態を示している。2番目の直管P3と2番目の曲
管P4との接合部の外側には外面クランプ装置1が、直
管P3の内部には自走式溶接機2が装着されたガイドレ
ール3がそれぞれ設置されており、自走式溶接機2の電
源・制御用ケーブル31と、ガイドレール3に設けられ
たエアシリンダ21への空圧供給用のエアチューブ25
と、ガイドレール3に連結された引き出し用のロープ3
2とが、曲管P4の内部を通ってその端部から外部に引
き出されている。
【0024】このように外面クランプ装置1並びにガイ
ドレール3を直管P3並びに曲管P4の内外に設置する
には、まず、直管P3と曲管P4との端末同士を突き合
わせる前に、ガイドレール3を直管P3の内部に挿入
し、3個の位置決め治具26(図6参照)を用いて直管
P3の端面に対してガイドレール3が平行になるよう位
置決めする。そして、エアシリンダ21を駆動してガイ
ドレール3と直管P3とを相互に固定した上で、ガイド
レール3から位置決め治具26を外す。
【0025】一方、外面クランプ装置1(図1参照)
は、上下の嵌合部8を外した状態で左右の吊り輪9を吊
り上げて下部を開口させ、上方から直管P3に被せる。
そして、リング状になるように上下の嵌合部8を整合・
固定する。なお、このとき、リング状に保持したままで
直管P3の端部に嵌装するようにしてもよい。
【0026】次いで、3個のストッパ10を立てて直管
P3の開先に係止させ、フレーム4の軸線方向中心線が
開先の先端に合致するように位置決めした後、直管P3
の側の第1トグルクランプ5a(図2参照)を作動させ
て直管P3と外面クランプ装置1とを相互に固定する。
そして、ストッパ10を折り畳んだ後、直管P3並びに
曲管P4の両開先を突き合わせて、曲管P4の側の第2
トグルクランプ5bを作動させて曲管P4と外面クラン
プ装置1とを相互に固定する。これにより、直管P3並
びに曲管P4が開先同士が互いに整合した状態に保持さ
れる。
【0027】この状態に於て、直管P3の内部に設置さ
れたガイドレール3に装着してある自走式溶接機2を起
動して、溶接を開始する。起動された自走式溶接機2
は、ガイドレール3に沿って走行しながら直管P3と曲
管P4との突き合わせ部を内面から溶接する。このと
き、外面側にバックシールが必要な場合は、第2トグル
クランプ5bにカバー14を装着しておけば、曲管P4
を締め付ける際に同時にカバー14が鋼管表面に密着す
るので、ここに不活性ガスを導入してバックシールを形
成すれば良い。
【0028】溶接作業が終了した後にガイドレール3を
撤収するには、エアシリンダ21のピストンロッド22
を縮退させてキャスタ24の車輪24aを直管P3の内
周面に当接させた上で、ガイドレール3に連結されたロ
ープ32を手繰って曲管P4の端部からガイドレール3
および自走式溶接機2を引き出す。一方、外面クランプ
装置1は、トグルクランプ5の締め付けを解除し、上下
の嵌合部8を外した上で、左右の吊り輪9を吊り上げて
フレーム4の下部を開口させ、両管A・Bから取り外
す。あるいは、締め付けを解除してキャスタ11の車輪
11aを両管A・Bの外周面に当接させた上で、嵌合部
8を外さずにリング状のままで曲管Bの外周面に沿って
移動させて取り外すようにしても良い。
【0029】ところで、外面クランプ装置1のトグルク
ランプ5は、フレーム4に対して着脱可能であるため、
鋼管A・Bの口径に応じて成形されたフレーム4に付け
替えることで各種の口径に対応できる。また、図10に
示されるように、鋼管Aの内部に挿入されるフレーム4
1に対し、クランプロッド6が径方向外向きに内周面を
締め付けるようにトグルクランプ5を配設すれば、鋼管
A・Bを内面から保持することができる。以下、これを
内面クランプ装置42と呼称する。
【0030】フレーム41は、外面クランプ装置1(図
1・2参照)のフレーム4の内外を逆にした断面形状を
なし、フレーム4とは異なり分割されない。折り畳み可
能なストッパ10は、外向きに3個取り付けられてお
り、これらのうち上部のものには、内面クランプ装置4
2全体を吊り上げられるように孔が開設されている。ま
た、フレーム41の下部に2対、両側部に1対ずつキャ
スタ11が外向きに取り付けられている。
【0031】この内面クランプ装置41と組み合わせて
用いられる外面溶接用のガイドレール43は、図11に
示されるように、内面溶接用のガイドレール3(図4参
照)の内外を逆にした構造を有しており、その内周面
に、ピストンロッド22の先端を径方向内向きにしたエ
アシリンダ21が固設されている。ただし、ガイドレー
ル43は、内面溶接用のガイドレール3と異なり、複数
の円弧状部分に分割できるようになっている。また、キ
ャスタ24(図7参照)が、その上半部に合計4対取り
付けられている。
【0032】このような外面クランプ装置1(図1・2
参照)及び内面溶接用のガイドレール3(図4参照)と
外面溶接用のガイドレール43(図11参照)とを組み
合わせて用いると、厚肉な鋼管同士を溶接接合する際の
内外両面溶接を行うことができる。
【0033】この場合、外面クランプ装置1と内面溶接
用のガイドレール3とを用いて先に内面溶接を行う。こ
のとき、外面側にバックシールが必要であれば、外面ク
ランプ装置1のクランプロッド6にカバー14を取り付
けておく(図2参照)。内面溶接が終わったならば、外
面クランプ装置1を取り外してから外面溶接用のガイド
レール43を設置し、ここに自走式溶接機2を装着して
外面溶接を行う。
【0034】実施例2 図12乃至図15は、本発明に基づき構成された鋼管自
動溶接装置の第2実施例を示している。この鋼管自動溶
接装置(以下、外面クランプ外面溶接装置と呼称する)
51は、鋼管固定手段とガイドレールとが一体化された
構造を有しており、鋼管の外面に装着されて外側から鋼
管の端末同士を保持しつつ同時に突き合わせ溶接するも
のである。
【0035】この外面クランプ外面溶接装置51は、図
12乃至図14に示されるように、溶接すべき鋼管Aよ
りやや大径な円筒状のフレーム52の外周面に、クラン
プロッド53にて鋼管Aを外面から締め付ける締め付け
手段としてのトグルクランプ54が周方向に互いに等間
隔をおいて所定数配設されると共に、このクランプロッ
ド53と離反する側のフレーム52の端部に、自走式溶
接機55が走行する環状のガイドレール56がボルト止
めされてなっている。
【0036】フレーム52は、最上部の蝶番57で互い
に連結された対称形な2つの半円筒体52a・52bの
上下の合わせ面の嵌合部58を互いに整合・固定するこ
とで、全体として真円となるようになっている。このフ
レーム52の上部には、左右対称位置に吊り輪59の支
持部材が延出している。また、フレーム52の上部に2
対、両側部に1対ずつキャスタ60が取り付けられてい
る。
【0037】フレーム52に固設されるガイドレール5
6は、図13に示されるように、実施例1に示した外面
溶接用のガイドレール(図11参照)と同様に、その内
周面に固設されたエアシリンダ21が、鋼管Aの外周面
を締め付けるようになっている。
【0038】トグルクランプ54は、トグル機構61を
介して複動型のエアシリンダ62に駆動されてアーム6
3が回動し、これに設けられたクランプロッド53が鋼
管A・Bを径方向内向きに締め付けるようにしたもので
ある。このトグルクランプ54は、図13(a)に示さ
れるように、フレーム52が配設された側の一方の鋼管
Aを締め付けるべくアーム63の中間部にクランプロッ
ド53が取り付けられた第1トグルクランプ54aと、
図13(b)に示されるように、他方の鋼管Bを締め付
けるべくアーム63の先端部にクランプロッド53が取
り付けられた第2トグルクランプ54bとからなり、第
1トグルクランプ54aと第2トグルクランプ54bと
が、フレーム52の外周面に交互に配設されている。
【0039】自走式溶接機55は、図14に示されるよ
うに、前記した自走式溶接機2(図5参照)と同様なロ
ーラ55aがガイドレール56の軸線方向両端縁に係合
して支持されるようになっているが、締め付けが解除さ
れた状態のトグルクランプ54を跨ぐように延出された
アームにて溶接ヘッド55bを支持する構成にされてい
る。そしてトグルクランプ54のアーム63との衝突か
ら保護するために自走式溶接機55の溶接ヘッド55b
に設けられたヘッドガード55cには、永久磁石64が
取り付けられている。
【0040】一方、この永久磁石64の磁力に反応して
空気圧信号を発する公知の近接センサ65が各トグルク
ランプ54に取り付けられており、後述するように、溶
接ヘッド55aの接近に対して近接センサ65が発する
空気圧信号によって、エアシリンダ62への空圧供給が
切り換えられてトグルクランプ54が締め付けを解除す
るようになっている。このため、ガイドレール56上を
走行する自走式溶接機55は、その溶接ヘッド55aが
トグルクランプ54のアーム63やクランプロッド53
と干渉することなく通過し得る。なお、ヘッドガード5
5cと直接接触するリミットスイッチを設けてトグルク
ランプ54を開くようにしても良い。
【0041】トグルクランプ54を駆動するエアシリン
ダ62は、図15に示されるように、第1トグルクラン
プ54a側のエアシリンダ62aと第2トグルクランプ
54b側のエアシリンダ62bとで互いに独立して作動
するよう、それぞれ別々のエアチューブ66a・66b
で空気圧供給源16と接続されており、各系統の方向切
換弁67a・67bを操作することにより、第1・第2
トグルクランプ54a・54bのいずれか一方が一斉に
作動し、鋼管A或いは鋼管Bを締め付けたり解除したり
する。
【0042】これらのチューブ66a・66bには、ト
グルクランプ54に設けられた近接センサ65からの空
気圧信号で作動する空圧作動式方向切換弁68がそれぞ
れ介装されている。これにより、近接センサ65からの
空気圧信号に応じて空圧作動式方向切換弁68が各エア
シリンダ62a・62bへの空圧供給を切り換え、トグ
ルクランプ54が開閉する。これにより、自走式溶接機
55が接近するとトグルクランプ54が開き、通り過ぎ
ると元に戻るといった動作が自走式溶接機55の移動に
連れて順次行われるようになる。
【0043】このようにしてなる外面クランプ外面溶接
装置51を用いて、実施例1と同様に直管P3と曲管P
4とを溶接接合するには、まず、外面クランプ外面溶接
装置51を、実施例1に示される外面クランプ装置1
(図1参照)と同様に、下部を開口させて上方から直管
P3に被せるか、或いはリング状のままで直管P3に嵌
装するかして設置する。
【0044】そして、3個の位置決め治具26(図6参
照)を用いて直管P3の端面に対して平行になるよう外
面クランプ外面溶接装置51を位置決めした後、ガイド
レール56のエアシリンダ23並びに第1トグルクラン
プ54aを作動させて、一体化されたフレーム52及び
ガイドレール56と直管P3とを互いに固定する。
【0045】次いで、位置決め治具26を外した上で、
直管P3並びに曲管P4の両開先を突き合わせて、第2
トグルクランプ54bを作動させて曲管P4とフレーム
52とを互いに固定する。すると、直管P3並びに曲管
P4が開先同士を互いに整合した状態に保持される。そ
して、自走式溶接機55の溶接ヘッド55bがアーム6
3に干渉しないようにトグルクランプ54を1つ開いた
上で、ガイドレール56に自走式溶接機55を設置し、
溶接を開始する。このとき、自走式溶接機55の移動に
連れて、自走式溶接機55の接近を感知した近接センサ
65からの制御信号でトグルクランプ54が順次開き、
かつ自走式溶接機55が通過すると再度閉じるように作
動する。
【0046】このようにして溶接が終了した後に外面ク
ランプ外面溶接装置51を撤収するには、トグルクラン
プ54並びにガイドレール56のエアシリンダ21の締
め付けを解除した上で、下部を開口させて直管P3から
取り外すか、或いは、リング状のままで直管P3並びに
曲管P4の外周面に沿って移動して取り外す。
【0047】ところで、バックシールが必要な場合は、
図16に示されるような内面バックシール装置71を用
いる。この内面バックシール装置71は、断面形状がコ
字形をなす部材を多角形状に接合してなるフレーム72
の各辺に、ピストンロッド73が回転しないようにガイ
ドロッド74を付設した単動型のエアシリンダ75を配
設したものである。このピストンロッド73の先端に
は、それぞれ円弧状のカバー76が取り付けられてお
り、ピストンロッド73の移動中に周方向に隣り合うカ
バー76同士がすれ違い得るように、断面の異なるもの
が交互に取り付けられている。
【0048】エアシリンダ75は、図17に示すよう
に、フレーム72の1辺毎に軸線方向について1対ずつ
並設されており、これら2つのエアシリンダ75a・7
5bにより、摺動可能なように互いに連結された2つの
カバー76a・76bが別々に駆動される。フレーム7
2には、軸線方向に延出したキャスタ77が周方向に4
対取り付けられており、ピストンロッド73が縮退する
と、キャスタ77の車輪77aが鋼管A・Bの内周面に
当接し、管内を移動できるようになっている。
【0049】上下・左右に位置する合計4つのカバー7
6の一方76bには、折り畳み可能な位置決め用のスト
ッパ78が取り付けられおり、図18に示されるよう
に、これらのうちの上側のものには内面バックシール装
置71全体を吊り下げられるように孔78aが開設され
ている。
【0050】エアシリンダ75a・75bは、図19に
示されるように、別々のエアチューブ79a・79bで
空気圧供給源16に接続されており、各系統の切換弁8
0a・80bのいずれか一方を操作することで、一対の
カバー76a・76bのいずれか一方が一斉に作動し
て、鋼管A或いは鋼管Bの内周面に密着する。
【0051】この内面バックシール装置71を設置する
には、外面クランプ外面溶接装置51を設置する前に、
4個のストッパ78を立てた状態で鋼管Aの接続端に半
身を挿入し、鋼管Aの開先にストッパ78が当接して位
置決めされた状態で片方のエアシリンダ75aを作動さ
せてカバー76aを鋼管Aの内周面に密着させ、鋼管A
と内面バックシール装置71とを固定する。次いで、ス
トッパ78を折り畳んでから、外面クランプ外面溶接装
置51を鋼管Aの外周に設置してその第1トグルクラン
プ54aを閉じる。そして、鋼管A並びに鋼管Bの両開
先を突き合わせた上で、外面クランプ外面溶接装置51
の第2トグルクランプ54bを閉じると共に、内面バッ
クシール装置71のもう片方のエアシリンダ75bを作
動してカバー76bを鋼管Bの内周面に密着させる。
【0052】ところで、外面クランプ外面溶接装置51
のトグルクランプ54は、フレーム52に対して取り外
し可能であり、鋼管A・Bの口径に応じて成形されたフ
レーム52に付け替えることで各種の口径に対応可能で
ある。また、図20に示されるように、鋼管A・Bの内
部に挿入されるフレーム81に、クランプロッド53が
径方向外向きに内周面を締め付けるようにトグルクラン
プ54を配設すれば、鋼管A・Bを内面から保持しつつ
内面溶接することができる。以下、これを内面クランプ
内面溶接装置82と呼称する。
【0053】このような内面クランプ内面溶接装置82
は、外面クランプ外面溶接装置51(図12・13参
照)の内外を逆にした構造を有している。ただし、これ
のフレーム81は、外面クランプ外面溶接装置51とは
異なり、分割されない。また、装置吊り上げ用の吊り輪
59の代わりに、フレーム81の最上部に図示しない切
り欠きが設けられている。また、フレーム81の下部に
2対、両側部に1対ずつキャスタ60が取り付けられて
いる。
【0054】ここでバックシールが必要な場合は、半円
形状の断面を有する環状のカバー体に不活性ガスを導入
するチューブが配管された外面バックシール装置を用い
る。この外面バックシール装置は、周方向に円弧状に4
分割されるようになっており、この分割体同士は引っ張
りクランプ等で容易に固定できるようになっている。ま
た、鋼管の外周面に密着し得るようなシール材がエッジ
部分に取り付けられている。このような外面バックシー
ル装置の設置・撤収は、分割して行う。
【0055】ところで、このような外面クランプ外面溶
接装置51(図12参照)と内面クランプ内面溶接装置
82(図20参照)とを組み合わせて、厚肉な鋼管の溶
接を先に外面から、あるいは先に内面から、または両面
同時に行うことができる。この場合は内外両面から鋼管
が締め付けられるため、より一層強固に鋼管が保持され
るといった利点がある。
【0056】この場合、内外面のいずれを先に溶接する
こともできるが、バックシールが必要な場合は、溶接面
の裏側に設置された外面クランプ外面溶接装置51或い
は内面クランプ内面溶接装置82の第2トグルクランプ
54bに、図21に示されるように、カバー91を予め
取り付けておく。このカバー91は、半円形状の断面を
有し、鋼管A・Bの内周面或いは外周面と略同一の曲率
で湾曲した円弧状の部材であり、アーム63が閉じた状
態でエッジ91aが鋼管A・Bの内周面或いは外周面に
密着すると共に全体としてリング状になるように形成さ
れている。このエッジ91aや隣り合うカバー91同士
の接触部には、気密性を確保するためシール材が装着さ
れている。なお、このカバー91が自走式溶接機55の
溶接ヘッド55bと干渉しないため、カバー91を取り
付けたままで溶接ができる。
【0057】また、内面クランプ内面溶接装置82(図
20参照)と上記実施例1に示される外面溶接用のガイ
ドレール43(図11参照)とを用いて、両面溶接する
こともできる。先に内面から溶接する場合にバックシー
ルが必要ならば、上記の外面バックシール装置を使用
し、内面溶接が終了した後にガイドレール43を設置す
る。これとは逆に外面から先に溶接する場合には、内面
クランプ内面溶接装置82の第2トグルクランプ54b
に、カバー91を取り付けておけば良い。
【0058】なお、上記各実施例において、トグルクラ
ンプ5・54、ガイドレール3・43・56のエアシリ
ンダ21並びに内面バックシール装置71のエアシリン
ダ75の設置数は、溶接すべき鋼管口径に応じて設定さ
れるものであり、各図に示されるものに限定されるもの
ではない。ストッパ10やキャスタ11・24・60・
77の数量についても同様である。また、上記の各実施
例においては、バックシール用のカバー14・91の断
面形状を半円形としたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば、山形、台形の3辺、或いはコ字状
でも良い。さらに、トグルクランプ5・54やガイドレ
ール3・43・56に用いられるシリンダは、油圧シリ
ンダであっても等しく適用し得る。さらに、上記各実施
例において例示された複動型のエアシリンダ13・62
並びに単動型のエアシリンダ21・75は、それぞれ単
動型並びに複動型であっても良い。このとき、図3・8
・15・19に示される空圧配管は、各型式に対応する
ように変更される。
【0059】また、上記実施例2の外面クランプ外面溶
接装置51(図12参照)において、トグルクランプ5
4をフレーム52に固設してなる鋼管固定手段と自走式
溶接機55を支持するガイドレールとを一体化したが、
本発明はこのように両者を一体化したものに限定されな
い。例えば、トグルクランプ54や近接センサ65等が
設けられたフレーム52を一方の鋼管Aに配設し、外面
溶接用のガイドレール43(図11参照)を他方の鋼管
Bに配設し、これに永久磁石64を溶接ヘッド2bに取
り付けた自走式溶接機2(図5参照)を装着するように
構成することで、外面クランプ外面溶接装置51と同様
に外側から鋼管の端末同士を保持しつつ同時に突き合わ
せ溶接することが可能になる。これは、内面クランプ内
面溶接装置82においても同様に適用し得る。
【0060】
【発明の効果】このように本発明によれば、鋼管自動溶
接装置の鋼管固定手段を小型化・軽量化し得るため、設
置・撤収作業の効率が向上し、工事費を削減すると共に
工期を短縮する上に多大な効果を奏することができる。
特に、鋼管固定手段とガイドレールとを一体化した構成
を採ることにより、設置・撤収の作業効率がより一層高
まる。しかも鋼管の端面からの直線部分が少ない場合に
も容易に設置でき、所望の整合精度並びに締め付け力を
確保し得るので、自動溶接の適応範囲が拡大される。加
えて、これらの鋼管自動溶接装置を用いて上記したよう
な手順を実行することで、内外面の自動溶接が可能にな
り、肉厚な鋼管の溶接接合を自動化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】外面クランプ装置が鋼管の端末に設置された状
況を示す正面図。
【図2】図1におけるII−II線矢視図。
【図3】図2に示されるエアシリンダの空圧配管図。
【図4】内面溶接用のガイドレールが鋼管の内周に設置
された状況を示す断面図。
【図5】自走式溶接機を示す断面図。
【図6】位置決め治具を示す断面図。
【図7】キャスタを示す断面図。
【図8】図4に示されるエアシリンダの空圧配管図。
【図9】直管と曲管との溶接接合状況を示す概念図。
【図10】内面クランプ装置が鋼管の端末に設置された
状況を示す正面図。
【図11】外面溶接用のガイドレールが鋼管の外周に設
置された状況を示す断面図。
【図12】外面クランプ外面溶接装置が鋼管の外周に設
置された状況を示す断面図。
【図13】aとbとからなり、図12に示される第1・
第2の両トグルクランプを示す断面図。
【図14】図12におけるXIV−XIV線矢視図。
【図15】図13に示されるエアシリンダの空圧配管
図。
【図16】内面バックシール装置が鋼管の内部に設置さ
れた状況を示す断面図。
【図17】図13におけるXVII−XVII線矢視図。
【図18】ストッパによる位置決め状況を示す断面図。
【図19】図17に示されるエアシリンダの空圧配管
図。
【図20】内面クランプ内面溶接装置が鋼管の内周に設
置された状況を示す断面図。
【図21】図12の外面クランプ外面溶接装置にバック
シール用のカバーを装着した状況を示す断面図。
【符号の説明】
1 外面クランプ装置 2 自走式溶接機 2a ローラ 2b 溶接ヘッド 3 ガイドレール 3a 孔 4 フレーム 4a・4b 半円体 5・5a・5b トグルクランプ 6 クランプロッド 7 蝶番 8 嵌合部 9 吊り輪 10 ストッパ 11 キャスタ 11a 車輪 11b 軸受け部材 12 トグル機構 13・13a・13b エアシリンダ 14 カバー 14a シール材 15・15a・15b エアチューブ 16 空気圧供給源 17・17a・17b 方向切換弁 21 エアシリンダ 22 ピストンロッド 23 リブ 24 キャスタ 24a 車輪 24b 軸受け部材 25 エアチューブ 26 位置決め治具 27 方向切換弁 31 電源・制御用ケーブル 32 ロープ 41 フレーム 42 内面クランプ装置 43 ガイドレール 51 外面クランプ外面溶接装置 52 フレーム 52a・52b 半円筒体 53 クランプロッド 54・54a・54b トグルクランプ 55 自走式溶接機 55a ローラ 55b 溶接ヘッド 55c ヘッドカバー 56 ガイドレール 57 蝶番 58 嵌合部 59 吊り輪 60 キャスタ 61 トグル機構 62・62a・62b エアシリンダ 63 アーム 64 永久磁石 65 近接センサ 66・66a・66b エアチューブ 67・67a・67b 方向切換弁 68 空圧作動式方向切換弁 71 内面バックシール装置 72 フレーム 73 ピストンロッド 74 ガイドロッド 75・75a・75b エアシリンダ 76・76a・76b カバー 77 キャスタ 77a 車輪 78 ストッパ 78a 孔 79・79a・79b エアチューブ 80・80a・80b 方向切換弁 81 フレーム 82 内面クランプ内面溶接装置 91 カバー 91a シール材 A・B 鋼管 P1・P3 直管 P2・P4 曲管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 37/053 A B H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合わせ溶接すべき2つの鋼管の開
    先同士を互いに整合した状態に保持する鋼管固定手段
    と、自走式溶接機が走行する環状のガイドレールとを有
    する鋼管自動溶接装置であって、 前記鋼管固定手段と前記ガイドレールとが、互いに前記
    鋼管の反対側の面に設置され、 前記鋼管固定手段は、前記2つの鋼管の突き合わせ位置
    に配設される環状のフレームの軸線方向両側に周方向に
    互いに等間隔をおいて着脱可能に設けられ、かつ前記フ
    レームの一方の側並びに他方の側のものが互いに独立作
    動して前記2つの鋼管の各々を個別に径方向に締め付け
    る複数の締め付け手段を備えるものであることを特徴と
    する鋼管自動溶接装置。
  2. 【請求項2】 突き合わせ溶接すべき2つの鋼管の開
    先同士を互いに整合した状態に保持する鋼管固定手段
    と、自走式溶接機が走行する環状のガイドレールとを有
    する鋼管自動溶接装置であって、 前記鋼管固定手段は、前記2つの鋼管の一方の内周側あ
    るいは外周側に配設される環状のフレームに当該鋼管の
    中心軸を通る平面上で回動自在に枢支されたアーム部材
    を備えかつ周方向に互いに等間隔をおいて交互に着脱可
    能に設けられた前記2つの鋼管の各々をそれぞれ締め付
    ける第1及び第2の締め付け手段を有するものであり、 前記第1の締め付け手段及び前記第2の締め付け手段を
    互いに独立作動させることにより、前記2つの鋼管の各
    々を個別に締め付けると共に、 前記第1・第2両締め付け手段の各々を、各締め付け手
    段に対する前記自走式溶接機の接近を検知する検知手段
    の出力に応じて前記自走式溶接機が接近すると締め付け
    を解除して退避し、通過すると締め付け状態に復帰する
    ように制御することを特徴とする鋼管自動溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームの前記締め付け手段と離
    反する側に前記ガイドレールを固設すると共に、締め付
    けが解除された状態の前記締め付け手段を跨いで両鋼管
    の突き合わせ部に溶接ヘッドが対向するように前記自走
    式溶接機を構成することを特徴とする請求項2に記載の
    鋼管自動溶接装置。
  4. 【請求項4】 前記鋼管の開先に係合して前記フレー
    ムの位置決めを行う折り畳み可能なストッパを少なくと
    も3個設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の鋼管自動溶接装置。
  5. 【請求項5】 前記鋼管の周面に沿ってその軸線方向
    に前記フレーム或いは前記ガイドレールを移動可能にす
    る複数のキャスタを設けたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の鋼管自動溶接装置。
  6. 【請求項6】 バックシール用のカバー体を前記締め
    付け手段に着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれかに記載の鋼管自動溶接装置。
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