JP2002000415A - ボトル展示用具 - Google Patents

ボトル展示用具

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JP2002000415A
JP2002000415A JP2000186002A JP2000186002A JP2002000415A JP 2002000415 A JP2002000415 A JP 2002000415A JP 2000186002 A JP2000186002 A JP 2000186002A JP 2000186002 A JP2000186002 A JP 2000186002A JP 2002000415 A JP2002000415 A JP 2002000415A
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Japan
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bottle
lever
stop
rail
pivot
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JP2000186002A
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Hideki Kano
英樹 狩野
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Japan Uniflow Co Ltd
Original Assignee
Japan Uniflow Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のボトル展示用具を連設しても、上下左
右のボトル展示用具やボトル間のデッドスペースを極め
て少ないものにできるボトル展示用具を提供すること。 【解決手段】 ボトル上端部に係合してボトルを滑り移
動可能に懸吊するフランジ12,13がスリット17の
両側に延設されてボトル挿入部15からボトル取出し部
16までボトルを導くレール11と、レールのボトル取
出し部において最前端のボトル51を停止する最前端ボ
トル停止部材21と、最前端ボトル停止部材に連動して
最前端ボトルの次に位置する後行ボトル52の滑り移動
を停止させるための後行ボトル停止部材25とを備え、
最前端ボトル停止部材は枢軸21cと前方レバー21a
と後方レバー21bとを含み、後行ボトル停止部材は枢
軸26と後行ボトル停止レバー27と後方レバー係合部
材28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトル飲料を展示
するための滑り棚に関し、さらに詳細には、飲料水、酒
等を入れたペットボトル等のボトルを整然と並べて陳列
するための展示用具であって、最前端のボトルを取り去
ると、当該ボトルの後方に並ぶボトルが前方へ滑り、ボ
トルの前出しが自動的に行われるようにしたボトル展示
用具に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のローラーを傾斜させて配列し、ボ
トル底がこれらのローラーに当接するように配置され
て、前後方向にボトル飲料が一列に並ぶボトル列の前出
しを自動的に行わしめる滑り棚が知られている。
【0003】かかる従来の滑り棚は、それ自体の厚さゆ
えに比較的大きな滑り棚設置スペースを必要とすると共
に、その重量を支持するための架台も頑強になって設置
スペースを大きく取るため、展示することができるボト
ル数が少なくなるという欠点がある。
【0004】また従来の滑り棚は、ボトル列一列分に対
応するよう棚幅と奥行きを陳列対象のボトル外径とボト
ル数に合わせて作製している。そのため、滑り棚はボト
ル列数分用意する必要があって、しかも、外形が異なる
ボトルを陳列する場合には、棚幅の異なる複数種の滑り
棚を用意する必要がある。また奥行き方向の陳列ボトル
の数が異なれば、棚奥行き寸法が異なる滑り棚が複数種
必要となり、滑り棚購入者におけるコスト負担が増加す
るといった問題がある。また商品の売れ筋等に応じたボ
トルの入替え時には、滑り棚も入れ替える必要があるた
め甚だ不便であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、複数のボトル展示用具を連設しても、上下左右
のボトル展示用具やボトル間のデッドスペースを極めて
少ないものにできるボトル展示用具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ボトル
上端部に係合してボトルを滑り移動可能に懸吊するフラ
ンジがスリットの両側に延設されて後端のボトル挿入部
から前端のボトル取出し部までボトルを導くレールと、
該レールのボトル取出し部において最前端のボトルを停
止させるために前記フランジの一方に枢着された最前端
ボトル停止手段と、該最前端ボトル停止手段に連動して
前記最前端ボトルの次に位置する後行ボトルの滑り移動
を停止させるための後行ボトル停止手段とを備え、前記
最前端ボトル停止手段は、前記フランジの一方に枢着さ
れた枢軸と、該枢軸から前方に延びて最前端ボトルの上
端部に当接し最前端ボトルの滑り移動を停止可能に形成
された前方レバーと、前記枢軸から後方に延びて前記後
行ボトル停止手段に当接してその回動を停止可能に形成
された後方レバーとを含み、前記後行ボトル停止手段
は、レール軸に交差する方向で前記スリットの上方に架
け渡されて回動可能に設けられた枢軸と、前記スリット
間を滑り移動するボトルの上端部に当接可能なように前
記枢軸から下方に突設された後行ボトル停止レバーと、
前記最前端ボトル停止手段の前記後方レバーに当接可能
なように前記枢軸から下方に突設された後方レバー係合
部材とを備えることを特徴とするボトル展示用具が提供
される。
【0007】本発明において、前記後行ボトル停止レバ
ーと前記後方レバー係合部材は、各材軸が異なるように
前記枢軸から突設され、前記最前端ボトル停止手段の後
方レバーが前記後方レバー係合部材に当接して前記後行
ボトル停止手段の枢軸の回動を停止することにより、前
記後行ボトル停止レバーは後行ボトル上端部に当接した
状態で回動不可能にロックされて後行ボトルの滑り移動
を停止するように形成することができる。すなわち、前
記後行ボトル停止レバーと前記後方レバー係合部材は、
枢軸方向から見た場合、後行ボトル停止レバーが後方レ
バー係合部材よりも若干前方にずれるように配置するこ
とが好ましく、そのように構成することにより後行ボト
ルが円滑に停止することが可能になる。
【0008】また前記後行ボトル停止レバーは、前記枢
軸に固定された固定部と、レール上を滑り移動するボト
ルキャップの前端が最初に当接するように前記固定部か
ら突設された軸形状のボトル当接部と、このボトル当接
部よりも後方側に対向配置で下方に向けて突設された凸
部とから構成しても良く、前記ボトル当接部は前記後行
ボトル停止手段が枢着されたときレール上を滑り移動す
るボトルキャップの前端に当接する長さに形成し、また
前記凸部は前記後行ボトル停止手段が枢着されたときレ
ール上を滑り移動するボトルキャップに当接せず、かつ
ボトルがレール上を慣性力により動くときにボトルキャ
ップの上面に当接する程度の長さに形成することが好ま
しい。
【0009】本発明において、前記フランジの一方は、
少なくとも最前端ボトル停止手段を枢着することができ
る程度の幅に形成する必要があるものの、他方のフラン
ジには最前端ボトル停止手段等の部材を枢着しないの
で、ボトルのキャップが通過できる程度の極めて狭い幅
に形成すれば良い。したがって、レール自体も極めて狭
い幅に形成できるため、ボトル飲料展示棚における優れ
た省スペース効果が期待できる。
【0010】本発明のボトル展示用具により、例えば、
ペットボトルを陳列する場合、ペットボトルにはキャッ
プの下のボトルネック全周に鍔状の突出片が設けられて
おり、前記スリットの幅は、ボトルネックが嵌挿可能
で、かつ鍔状突出片がレールのフランジ上に載って下方
に抜け落ちないように設定される。
【0011】また本発明において、前記レールのボトル
取出し部は、滑り移動してここに達した前記ボトルの勢
いを緩和するために角度付けても良い。
【0012】さらに本発明において、前記ボトル取出し
部におけるフランジには、滑り移動してここに達した前
記ボトルの抜け落ちを防止するために、前記ボトル上端
が突き当たる立上げ部と、前記ボトル上端の一部が嵌る
切欠き部とを設けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。図1は本発明のボトル展示用具1
0を示す側面図であり、図2(a)は本発明のボトル展
示用具のボトル取出し部付近を示す平面図であり、図2
(b)はその縦断面図である。ボトル展示用具10は、
複数のボトルの上端部を滑り移動可能に支持するレール
11と、このレール11の先端まで滑り移動した最前端
ボトル51を一旦停止させる最前端ボトル停止部材21
と、この最前端ボトル停止部材21の動きに連動して最
前端ボトル51の次に位置する後行ボトル52の滑り移
動を一旦停止させる後行ボトル停止部材25とから構成
され、このボトル展示用具10は、その複数を横方向に
延びる支持部材41,42にほぼ5〜10°程度の傾斜
角度α°で係止させることによりボトル飲料展示棚を構
成するものである。
【0014】ここで、図5(a)(b)は前記レール1
1の平面図及び側面図であり、図5(c)はレール11
の先端断面を拡大した図であり、図5(d)は図5
(a)におけるVd−Vd線に沿った断面図である。前記レ
ール11は、図5(a)に示したように、上面板18
と、一対の側面板14,14と、一対のフランジ12,
13とが一体に形成されたものであり、フランジ12,
13の間にはスリット17が形成されており、かかるス
リット17は、ボトルネック51c,52cが嵌挿可
能、かつボトルの鍔状突出片51b,52bがフランジ
12,13上に載って下方に抜け落ちないような寸法に
設定されている。
【0015】前記フランジ13には、最前端ボトル停止
部材21を枢着する一方で、前記フランジ12には最前
端ボトル停止部材21は勿論のこと、他の部材も設ける
必要がなく、したがって、フランジ12はフランジ13
よりも格段に狭く形成すれば良く、これにより、レール
11自体の幅も格段に狭くなって、ボトル飲料展示棚に
おける優れた省スペース効果が期待できるものである。
【0016】また前記レール11の前端には、最前端ボ
トル51を取り出すための切欠き部14aが設けられ、
フランジ12,13は曲げられて傾斜面12a,13a
が形成され、この傾斜面12a,13aの先端に立上り
部12c,13cが突設される。傾斜面12a,13a
はボトルの滑る勢いを緩和するためのものであり、立上
り部12cは減速されたボトルネックが緩やかに衝突す
るように突設したものである。一方、レール11の後端
には、側面板14,14が斜めに切断され、フランジ1
2,13が傾斜面12b,13bとして曲げられたボト
ル挿入部15が形成される。またレール11には、最前
端ボトル停止部材21を枢着するための孔13f,18
bと、後行ボトル停止部材25を枢着するための孔14
d,14dと、前記支持部材41,42を通すため前後
両端の2箇所に設けた切欠き部14b,14cとが設け
られ、さらに、切欠き部14b,14cには上面板13
から係止片13c,13dが突設され、この係止片13
c,13dが支持部材41,42に当接・係止される。
【0017】なお、ボトル取出し部16における傾斜面
12a,13aの先端には、図6(a)〜(c)に示し
たように、切欠き部12e,13eを対向配置で設け、
立上げ部12c,13cに突出部12c’,13c’を
設けても良く、これにより、滑り移動してここに達した
ボトルの鍔状突出片の前端が切欠き部12e,13eと
突出部12c’,13c’に嵌合し、ボトルの滑りの勢
いが抑制されて前方への滑り落ちを防止することができ
る。
【0018】次に、図7(a)は後行ボトル停止部材2
5の平面図であり、図7(b)〜(d)は図7(a)に
おける各一点鎖線に沿った断面図または側面図である。
前記後行ボトル停止部材25は、両端に突出部26a,
26aが突設された枢軸26と、この枢軸26のほぼ中
央付近に突設された後方ボトル停止レバー27と、枢軸
26の一端部付近に突設された後方レバー係合部材28
とから構成されている。ここで、前記後方ボトル停止レ
バー27は、枢軸26に固定された固定部27aと、こ
の固定部27aに突設された軸形状のボトル当接部27
bと、このボトル当接部27bと対向配置で下方に向け
て突設された凸部27cとからなり、一方、前記後方レ
バー係合部材28は、枢軸26に固定された固定部28
aと、この固定部28aに突設された軸形状のボトル当
接部28bとから構成されている。これらボトル当接部
27bと後方レバー当接部28bの両部材は、図7
(d)に示したように、ボトル当接部27bが後方レバ
ー当接部28bよりも若干前方(ボトル取出し部に若干
近い位置)にずれるような配置で設けられている。
【0019】かかる後行ボトル停止部材25は、その枢
軸26の突出部26aを側面板14,14の孔14d,
14dに枢着し、ボトル当接部27bが、レール11の
フランジ12,13上を滑り移動するボトルキャップ5
1b,52bに当接可能なように配置する。
【0020】前記最前端ボトル停止部材21は、図2
(a)(b)に示したように、上下両端に突出部21
d,21eが突設された枢軸21cと、この枢軸21c
から軸直行方向に延びる前方レバー21aと、この前方
レバー21aのほぼ逆方向に枢軸21bから延びる後方
レバー21bとが形成されている。かかる最前端ボトル
停止部材21は、その枢軸21cの突出部21d,21
eをフランジ12の孔13fと上面板18aの孔18b
に枢着し、前方レバー21aがレール先端まで延びてレ
ール11のフランジ12,13上を滑り移動するボトル
キャップ51aに側方から当接可能で、かつ後方レバー
21bが後行レバー当接部28bに係合可能なように配
置する。
【0021】次に、図1〜図4を参照してボトル展示用
具10の作用について説明する。ボトル展示用具10で
は、ボトル挿入部15においてボトルの鍔状突出片がレ
ール11のフランジ12,13上に載るように、ボトル
ネックをレール11のスリット17に通してキャップ部
分をレール11内部に入れる。ボトルは、鍔状突出片が
レール11のフランジ12,13上に載って下方に抜け
落ちないように支持されると共に、鍔状突出片がフラン
ジ12,13上を滑って傾斜方向、すなわち、ボトル取
出し部16に向かって移動する。このようにしてボトル
を後方のボトル挿入部15から、順次、レール11に通
し入れると、図1のように複数のボトルが隙間なく一列
に並び、ボトル列の前出しを自動的に行わしめることが
可能な状態になる。
【0022】次に、ボトル取出し部16付近における作
用について、さらに詳細に説明する。複数のボトルが、
図1に示すように隙間なく一列に並んでいるとき、ボト
ル取出し部16付近では、最前端のボトル51と後行ボ
トル52は図2(a)(b)のように停止している。す
なわち、最前端ボトル51は、その鍔状突出片51bが
レール11の立上り部12c,13cに当接した状態で
傾斜面12a,13aに載っており、これにより、鍔状
突出片51bが立上り部12cより先に滑り出して下方
に抜け落ちることが不可能なように支持されると同時
に、ボトルキャップ51aは最前端ボトル停止部材21
の前方レバー21aにより片側から押圧されてフランジ
12に押し付けられている。一方、後行ボトル52は、
その鍔状突出片52bがフランジ12,13に載って支
持され、後行ボトル停止部材25のボトル当接部27b
がボトルキャップ52aに当接し、後行ボトル52は図
2(a)(b)の位置で停止している。
【0023】このとき、最前端ボトル停止部材21は、
その後方レバー21bが、後行ボトル停止部材25の後
方レバー係合部28bに係合し、この係合状態によっ
て、ボトル停止部材25のボトル当接部27bを矢印B
方向に回転させようとするボトルキャップ52aからの
力に対抗し、ボトル当接部27bの回転はロックされ、
後行ボトル52は図2(a)(b)の位置で停止され
る。また逆に、ボトルキャップ52aを介してボトル5
2,53,54からボトル当接部27bが受ける力は、
枢軸26を中心にして、後方レバー21bを矢印A方向
に外側に開くと同時に前方レバー21aを矢印C方向に
内側に閉じるように回動させる力として伝わり、この力
により前方レバー21aの先端はボトルキャップ51a
に押し付けられて、先行ボトル51は図2(a)(b)
の位置で停止される。
【0024】次に、図1のように並んだボトル列から最
前端ボトル51を抜き取ると、前方レバー21aはボト
ルキャップ51aからの反力を失い、図3(a)及び図
4(a)に示したように、枢軸21cを中心に閉じる方
向に回動してスリット17まで突き出し、同時に後方レ
バー21bは外側に回動し、後方レバー21bは後方レ
バー係合部材28から外れ、後行ボトル停止レバー27
のロック状態は解除されて回転可能になり、ボトルキャ
ップ52aがボトル当接部27bを押して、後行ボトル
52は前方へ滑り移動する。
【0025】後行ボトル52が滑り移動して図3(b)
及び図4(b)の位置に達すると、後行ボトル52のボ
トルキャップ52aは前方レバー21aに当接し、さら
に、後行ボトル52が滑り移動すると、図3(c)及び
図4(c)に示したように、後行ボトル52のボトルキ
ャップ52aにより前方レバー21aは押し戻されると
同時に後方レバー21bは内側に向けて回動される。こ
の回動により、後方レバー21bは、後方レバー係合部
材28に係合可能な位置に戻る。
【0026】かような後行ボトル52の前方への滑り移
動により、次のボトル53も後方の複数のボトル54に
押されながら前方へ滑り移動し、ボトル53のボトルキ
ャップ53aは図3(d)及び図4(d)に示したよう
に後行ボトル停止レバー27に突き当たる。そして、複
数のボトル53,54の荷重が、ボトル当接部27bか
ら枢軸26を介して後方レバー係合部材28に伝わり、
後方レバー係合部材28は後方レバー21bに係合して
回動はロックし、同時に後行ボトル停止レバー27の回
動もロックするため、ボトル53は図3(d)及び図4
(d)の位置で停止する。さらに、後方レバー係合部材
28から後方レバー21bに伝達された力は、枢軸21
cを中心に前方レバー21bを閉じる方向に回動させる
力として作用し、後行ボトル52のボトルキャップ52
aは前方レバー21aにより押圧されて、ボトル52の
滑りの勢いは抑制される。
【0027】さらに詳細に、後行ボトル停止レバー27
におけるボトル53の動作を説明すれば、図8(a)に
示したように、ボトル53は、鍔状突出片53bがフラ
ンジ12,13上を前方へ滑り移動し、ボトルキャップ
53aがボトル当接部27bに突き当たる。このとき、
後行ボトル停止レバー27は回転不可能にロックされて
いるため、ボトル53の滑り移動は停止するが、ボトル
53下部の重みによる慣性力で、図8(b)に示したよ
うに、ボトルキャップ53aはボトル当接部27bに摺
動して矢印R方向に上昇すると同時に、鍔状突出片53
bは矢印S方向にフランジ12,13上を摺動する。そ
して、図8(c)に示したように、ボトルキャップ53
aの上面が凸部27cに突き当たり、ボトル53の慣性
力による動きは停止する。
【0028】
【発明の効果】本発明のボトル展示用具は、ボトルの上
端部を係合させて滑り移動可能に懸吊するレールに、最
前端ボトル停止手段と後行ボトル停止手段とが設けら
れ、最前端のボトルをレールのボトル取出し部から引き
抜くと最前端ボトル停止手段が作動し、この最前端ボト
ル停止手段の作動に連動して後行ボトル停止手段が後行
ボトルの停止状態を解除し、後行ボトルが滑り移動して
最前端ボトル停止手段に当接してこれを作動させ、この
最前端ボトル停止手段の作動に連動して後行ボトル停止
手段は後行ボトルの次のボトルの上端部に当接しその滑
り移動を抑制するように構成されているので、レールに
沿ってボトルを一列に並べればボトル列の前出しを自動
的に行わしめることが可能になった。したがって、該ボ
トル展示用具の複数を縦横のフレームに固定すれば、ボ
トル展示用の棚を形成することができる。また本発明の
ボトル展示用具のレールは、従来の滑り棚のようにボト
ル底に当接してボトルを支持する棚板と比較して、ボト
ル展示用具自体の専有スペースやこれを並べた際のデッ
ドスペースも極めて少ないため、コンビニエンスストア
などの流通業者の限られた店頭スペースにより多くの商
品(ボトル飲料)を陳列することが可能になる。
【0029】また本発明のボトル展示用具は、スリット
の両側に延設されたフランジの一方のみに最前端ボトル
停止手段が枢着され、後行ボトル停止手段はレール軸に
交差する方向でスリットの上方に架け渡されて枢着され
ているため、二つのフランジのうち一方は、ボトルのキ
ャップが通過できる程度の極めて狭い幅を有するのみで
良く、したがって、レール自体を極めて狭い幅に形成で
きるため、ボトル飲料展示棚における優れた省スペース
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボトル展示用具に複数のボトルが懸吊
された状態を示す側面図である。
【図2】(a)は本発明のボトル展示用具のボトル取出
し部付近を示す平面図であり、(b)はその縦断面図で
ある。
【図3】(a)〜(d)はボトル取出し部付近における
ボトルの動きを示すための平面図である。
【図4】(a)〜(d)はボトル取出し部付近における
ボトルの動きを示すための縦断面図である。
【図5】(a)〜(d)はそれぞれレールの平面図、側
面図、一部拡大断面図及び断面図である。
【図6】(a)〜(c)はボトル取出し部付近における
レールの平面図、正面図及び斜視図である。
【図7】(a)は後行ボトル停止レバーの平面図であ
り、(b)はVIIb−VIIb線に沿った断面図、(c)はVI
Ic−VIIc線に沿った断面図、(d)はVIId−VIId線方向
から見た側面図である。
【図8】(a)〜(c)はボトルが後行ボトル停止レバ
ーに突き当たる際の作用を示した側面図である。
【符号の説明】
10 ボトル展示具 11 レール 12,13 フランジ 12a 傾斜面(ボトル取出し部の角度付けられた部
分) 12c,13c 立上げ部 12e,13e 切欠き部 15 ボトル挿入部 16 ボトル取出し部 17 スリット 21 最前端ボトル停止部材(最前端ボトル停止手段) 21a 前方レバー 21b 後方レバー 21c 枢軸 25 後行ボトル停止部材(後行ボトル停止手段) 26 枢軸 27 後行ボトル停止レバー 28 後方レバー係合部材 51 最前端ボトル 52 後行ボトル 53 後行ボトルの次のボトル 51a,52a,53a ボトルの上端部(ボトルキャ
ップ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトル上端部に係合してボトルを滑り移
    動可能に懸吊するフランジがスリットの両側に延設され
    て後端のボトル挿入部から前端のボトル取出し部までボ
    トルを導くレールと、該レールのボトル取出し部におい
    て最前端のボトルを停止させるために前記フランジの一
    方に枢着された最前端ボトル停止手段と、該最前端ボト
    ル停止手段に連動して前記最前端ボトルの次に位置する
    後行ボトルの滑り移動を停止させるための後行ボトル停
    止手段とを備え、 前記最前端ボトル停止手段は、前記フランジの一方に枢
    着された枢軸と、該枢軸から前方に延びて最前端ボトル
    の上端部に当接し最前端ボトルの滑り移動を停止可能に
    形成された前方レバーと、前記枢軸から後方に延びて前
    記後行ボトル停止手段に当接してその回動を停止可能に
    形成された後方レバーとを含み、 前記後行ボトル停止手段は、レール軸に交差する方向で
    前記スリットの上方に架け渡されて回動可能に設けられ
    た枢軸と、前記スリット間を滑り移動するボトルの上端
    部に当接可能なように前記枢軸から下方に突設された後
    行ボトル停止レバーと、前記最前端ボトル停止手段の前
    記後方レバーに当接可能なように前記枢軸から下方に突
    設された後方レバー係合部材とを備えることを特徴とす
    るボトル展示用具。
  2. 【請求項2】 前記後行ボトル停止レバーと前記後方レ
    バー係合部材とは、各材軸の角度が異なるように前記各
    枢軸から突設され、前記最前端ボトル停止手段の後方レ
    バーが前記後方レバー係合部材に当接して前記後行ボト
    ル停止手段の枢軸の回動を停止することにより、前記後
    行ボトル停止レバーは後行ボトル上端部に当接した状態
    で回動不可能にロックされて後行ボトルの滑り移動を停
    止するように形成されたことを特徴とする請求項1記載
    のボトル展示用具。
  3. 【請求項3】 前記レールのボトル取出し部は、滑り移
    動してここに達した前記ボトルの勢いを緩和するために
    角度付けられたことを特徴とする請求項1または2記載
    のボトル展示用具。
  4. 【請求項4】 前記ボトル取出し部におけるフランジに
    は、滑り移動してここに達した前記ボトルの抜け落ちを
    防止するために、前記ボトル上端が突き当たる立上げ部
    と、前記ボトル上端の一部が嵌る切欠き部とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボ
    トル展示用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904871B1 (ko) * 2007-12-28 2009-06-26 한국과학기술원 팁 시험 방법

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