JP2001526887A - マトリクス顆粒 - Google Patents

マトリクス顆粒

Info

Publication number
JP2001526887A
JP2001526887A JP2000525532A JP2000525532A JP2001526887A JP 2001526887 A JP2001526887 A JP 2001526887A JP 2000525532 A JP2000525532 A JP 2000525532A JP 2000525532 A JP2000525532 A JP 2000525532A JP 2001526887 A JP2001526887 A JP 2001526887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granule
group
protein
enzyme
matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000525532A
Other languages
English (en)
Inventor
ティー ベッカー,ナサニエル
アイ ジュニア クリステンセン,ロバート
エス グリーン,トーマス
Original Assignee
ジェネンコア インターナショナル インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26803043&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001526887(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ジェネンコア インターナショナル インコーポレーテッド filed Critical ジェネンコア インターナショナル インコーポレーテッド
Publication of JP2001526887A publication Critical patent/JP2001526887A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/98Preparation of granular or free-flowing enzyme compositions

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、タンパク質コアを有する顆粒に関する。このタンパク質コアは、糖または糖アルコール、および多糖類またはポリペプチドなどの構造剤の混合物と混合されたタンパク質を含有するタンパク質マトリクスを有する。このタンパク質マトリクスは、種粒子のまわりに層として設けられるか、またはタンパク質顆粒は均質なものから形成されてもよい。タンパク質は、酵素またはホルモンなどの治療用タンパク質であってよい。本発明はさらに、そのような顆粒の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 ホルモンのような薬学的に重要なタンパク質や、酵素のような工業的に重要な
タンパク質などのタンパク質は広く利用されつつある。酵素は、例えばでんぷん
産業、酪農産業、洗剤産業のようないくつかの産業分野で使用される。洗剤産業
において、酵素、特にタンパク質分解酵素の使用にともない、洗剤工場の労働者
の間に工場衛生に対する意識が芽生えたということはよく知られている。これは
特に、現在出回っている酵素は粉塵を生じるため、それが原因で健康が損なわれ
る恐れがあるためである。
【0002】 洗剤産業に酵素が導入されて以来、酵素を粒状化しコーティングする技術につ
いては業界で多くの開発がなされてきた。
【0003】 米国特許第4,106,991号は、酵素顆粒を製造するための改善された方
法を記載している。この方法では、粒状化した組成物内に、この組成物全体の乾
燥重量に対して2〜40重量パーセントの量の細かく切断されたセルロース繊維
を含ませる。この米国特許はさらに、この顆粒の粒子をコーティングするのにろ
う製の物質を使用できると記載している。
【0004】 米国特許第4,689,297号は粒子を含有する酵素を記載している。この
粒子は、最長部分の長さが150〜2000ミクロンである粒状の水分散性コア
を有する。コア粒子のまわりには、コア粒子の重量に対して10〜35重量パー
セントの酵素の均一な層が形成されている。また、この酵素層のまわりには、高
分子の薄膜形成水溶性または水分散性コーティング剤の層が均一に形成されてい
る。酵素およびコーティング剤の混合物は、コア粒子に対して25〜55重量パ
ーセントである。この特許に記載のコアの材料は、粘土、コーンスターチの層で
包みさらにその上からデキストリンでコーティングされた糖結晶、凝集化ジャガ
イモでんぷん、粒状塩、凝集化クエン酸三ナトリウム、パン結晶化塩化ナトリウ
ム薄片、ベントナイト顆粒または小球、ベントナイト含有顆粒、カオリンおよび
ケイソウ土またはクエン酸ナトリウム結晶などである。薄膜形成材料は、脂肪酸
エステル、アルコキシル化アルコール、ポリビニルアルコールまたはエトキシル
化アルキルフェノールなどである。
【0005】 米国特許第4,740,469号は酵素顆粒組成物を記載している。この酵素
顆粒組成物は、1〜35重量パーセントの酵素と、長さが平均100〜500ミ
クロンで繊度が0.05〜0.7デニールである0.5〜30重量パーセントの
合成繊維材と、残りの量の増量剤または充填剤とから実質的になる。この顆粒組
成物はさらに、ポリエチレングリコールなどの溶融ろう製材料、および必要に応
じて二酸化チタンなどの着色料を含有する。
【0006】 米国特許第5,324,649号は、コア、酵素層および外側コーティング層
を有する酵素含有顆粒を記載している。酵素層、および必要に応じてコアおよび
外側コーティング層はビニルポリマーを含有する。
【0007】 国際特許出願公開第WO91/09941号は、製剤を含有する酵素を記載し
ている。製剤を含有することにより、酵素活量の少なくとも50パーセントが酵
素結晶として製剤中に存在する。製剤はスラリーまたは粒状である。
【0008】 国際特許出願公開第WO97/12958号は、微粒子酵素組成物を記載して
いる。顆粒は流動層凝集により形成され、その結果酵素によってコーティングさ
れ結合剤によって互いに結合された、多数の担体または種粒子を有する顆粒とな
る。
【0009】 流動層コータで粒状酵素を調製する公知の方法の2つの例として、流動層凝集
法および流動層スプレーコーティング法がある。流動層凝集法では、1種類以上
の酵素および結合剤を微細な粉末状担体固体にスプレーする。この粉末状担体固
体は担体粒子を凝集することによって大きくなる。これらの凝集体において、結
合剤および酵素は、複数の担体粒子を不揃いな寸法および形状の顆粒に付着させ
るのに役立つ。流動層スプレーコーティング法では、酵素は均一なコア粒子のま
わりに、必要に応じて結合剤とともに層を形成する。
【0010】 特に漂白剤含有洗剤に使用された場合、高温多湿下で安定性のより高い酵素顆
粒を製造することが望まれている。従来の流動層スプレーコーティングされた酵
素顆粒は、顆粒表面付近に比較的薄い層として形成された酵素を含有する。この
ような形態では酵素はより脆弱になるため、取扱いおよび輸送作業中に顆粒から
剥離して濃縮層となる。その結果、作業環境中に酵素エアゾールが飛散し易くな
りまた飛散レベルも高くなる。またこのような形態では酵素はより脆弱になるた
め、湿気の浸透や不活性化物質によって侵食されてしまう。
【0011】 しかしながら、(上述のように)業界においてなされたこのような開発を考慮
しても、さらに有利な特性を有する粉塵の少ない酵素顆粒は相変わらず必要とさ
れ続けている。酵素粒状化産業においてさらに要求される有利な特性とは、残滓
の少ない顆粒配合(ここで残滓が少ないとは、衣服または他の素材に著しい未溶
解残滓が残りにくいと定義される)、および例えば過ホウ酸ナトリウムまたは過
塩素酸ナトリウムなどの過酸化漂白剤を含有するような、漂白剤含有洗剤製剤に
貯蔵した場合の安定性がより高いことである。これら所望の特徴をすべて同時に
達成することは特に困難である。なぜなら、例えば繊維状セルロースまたはカオ
リンなどの多くの遅延放出剤または低粉塵剤のために不溶解性残滓が後に残るか
らである。
【0012】 このような状況において、例えば、粉塵となりにくく、洗剤中に貯蔵された時
に安定であり、サイズ分布を制御して容易に製造できるという要件を同時に満た
す洗剤酵素顆粒が必要とされている。取扱いや洗剤に混合するための良好な流動
性、および一旦洗剤に配合されたあとの凝離および沈殿に対する耐性を与えるた
めに、サイズ分布を制御した顆粒が望ましい。制御された粒子サイズ分布および
均一な粒子形状もまた、粉塵の少ない顆粒を得るには重要な要素である。
【0013】 従って本発明の目的は、粉塵が少なく、残滓が少なくかつ可溶性の高い、特に
漂白剤含有洗剤において高い安定性を有する酵素顆粒を提供することにある。本
発明の目的は又、そのような改善された顆粒の製造方法に関する。
【0014】 発明の概要 本発明は、タンパク質マトリクスを有するタンパク質コアを含む顆粒を提供す
る。このタンパク質マトリクスは、糖または糖アルコールおよび構造剤の混合物
と混合されたタンパク質を含有する。必要に応じて、このタンパク質コアのまわ
りにバリア層を形成するか、またはタンパク質コアにバリア材料を含ませてもよ
い。さらに必要に応じて、種粒子、タンパク質マトリクスおよび/またはバリア
層のまわりにコーティングを施してもよい。構造剤は好ましくは多糖類またはポ
リペプチドである。
【0015】 本発明はまた、種粒子のまわりに層として形成されたタンパク質マトリクスを
有するタンパク質コアを含む顆粒を提供する。このタンパク質マトリクスは、糖
または糖アルコールおよび構造剤の混合物と混合されたタンパク質を含有する。
必要に応じて、タンパク質コアのまわりにバリア層を設けるか、バリア材料をタ
ンパク質コアに含ませてもよい。さらに必要に応じて、種粒子、タンパク質マト
リクスおよび/またはバリア層のまわりにコーティングを施してもよい。構造剤
は好ましくは多糖類またはポリペプチドである。
【0016】 本発明はまた、酵素マトリクスを有する酵素コアを含む顆粒を提供する。この
酵素マトリクスは、糖または糖アルコールおよび構造剤の混合物と混合された酵
素を含有する。必要に応じて、酵素コアのまわりにバリア層を設けるか、または
バリア材料を酵素コアに含ませてもよい。さらに必要に応じて、種粒子、酵素マ
トリクスおよび/またはバリア層のまわりにコーティングを施してもよい。構造
剤は好ましくは多糖類またはポリペプチドである。
【0017】 本発明はさらに、種粒子のまわりに層として形成された酵素マトリクス有する
構想コアを含む顆粒を提供する。この酵素マトリクスは、糖または糖アルコール
および構造剤の混合物と混合された酵素を含有する。必要に応じて、酵素コアの
まわりにバリア層を設けるか、バリア材料を酵素コアに含有させてもよい。さら
に必要に応じて、種粒子、酵素マトリクスおよび/またはバリア層のまわりにコ
ーティングを施してもよい。構造剤は好ましくは多糖類またはポリペプチドであ
る。
【0018】 本発明はさらに、上述の顆粒の製造方法を提供する。この方法は、種粒子を製
造する工程、糖または糖アルコールおよび構造剤と混合されたタンパク質を含有
するタンパク質マトリクスで種粒子をコーティングする工程を有する。必要に応
じて、バリア層をタンパク質コアのまわりに設けてもよい。さらに必要に応じて
種粒子、タンパク質マトリクスおよび/またはバリア層にコーティングを施して
もよい。
【0019】 本発明はさらに、上述の顆粒を製造する方法を提供する。この方法は、糖また
は糖アルコールおよび構造剤と混合されたタンパク質を含有する均質タンパク質
マトリクスコアを製造する工程を有する。必要に応じて、タンパク質コアのまわ
りにバリア層を設けるか、タンパク質コアにバリア材料を含有させてもよい。さ
らに必要に応じて、種粒子、タンパク質マトリクスおよび/またはバリア層にコ
ーティングを施してもよい。
【0020】 発明の詳細な説明 本発明の1つの実施の形態は、タンパク質マトリクスを有するタンパク質コア
を含有する顆粒に関する。このタンパク質マトリクスは糖または糖アルコールお
よび構造剤の混合物と混合されたタンパク質を含有する。必要に応じて、酵素コ
アのまわりにバリア層を設けるか、酵素コアにバリア材料を含有させてもよい。
さらに必要に応じて、種粒子、酵素マトリクスおよび/またはバリア層のまわり
にコーティングを施してもよい。構造剤は好ましくは多糖類またはポリペプチド
である。
【0021】 本発明の他の実施の形態は、種粒子のまわりに層として形成されたタンパク質
マトリクスを有するタンパク質コアを含有する顆粒に関する。このタンパク質マ
トリクスは糖または糖アルコールおよび構造剤の混合物と混合されたタンパク質
を含有する。必要に応じて、酵素コアのまわりにバリア層を設けるか、酵素コア
にバリア材料を含有させてもよい。さらに必要に応じて、種粒子、酵素マトリク
スおよび/またはバリア層のまわりにコーティングを施してもよい。構造剤は好
ましくは多糖類またはポリペプチドである。
【0022】 本発明のさらに他の実施の形態は、酵素マトリクスを有する酵素コアを含有す
る顆粒に関する。この酵素マトリクスは糖または糖アルコールおよび構造剤の混
合物と混合された酵素を含有する。必要に応じて、酵素コアのまわりにバリア層
を設けるか、または酵素コアにバリア材料を含有させてもよい。さらに必要に応
じて、種粒子、酵素マトリクスおよび/またはバリア層のまわりにコーティング
を施してもよい。構造剤は好ましくは多糖類またはポリペプチドである。
【0023】 本発明のさらに他の実施の形態は、種粒子のまわりに層として形成された酵素
マトリクスを有する酵素コアを含有する顆粒に関する。この酵素マトリクスは、
糖または糖アルコールおよび構造剤の混合物と混合された酵素を含有する。必要
に応じて、酵素コアのまわりにバリア層を設けるか、または酵素コアにバリア材
料を含ませてもよい。さらに必要に応じて、種粒子、酵素マトリクスおよび/ま
たはバリア層にコーティングを施してもよい。構造剤は好ましくは多糖類または
ポリペプチドである。
【0024】 「タンパク質コア」「酵素コア」または「コア」はタンパク質マトリクスを有
し、例えば酵素コアの場合は酵素マトリクスを有する。マトリクスはコア全体に
ついて均質なものから形成されているか、または種粒子のまわりに層として形成
されている。種粒子とマトリクスとの間またはマトリクスとバリア層との間には
、例えばポリビニルアルコール(PVA)のコーティングなどの1つ以上の層が
存在する。
【0025】 酵素マトリクスが層として上に形成される種粒子は不活性粒子であり、無機塩
、糖、糖アルコール、有機酸または塩などの有機小分子、粘土または珪酸塩など
のミネラル、またはこれらを2つ以上組み合わせたものである。種粒子に添加す
るのに適した可溶性成分としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、尿素、クエン酸、クエン酸塩
、ソルビトール、マンニトール、オレイン酸、サッカロース、ラクトースなどが
あげられる。可溶性成分は、タルク、カオリンまたはベントナイトなどの分散性
成分と混合してもよい。種粒子はさまざまな造粒技術によって製造でき、例えば
結晶化法、沈殿法、パンコーティング法、流動層コーティング法、流動層凝集法
、回転霧化法、押出し法、噴射造粒法、球状化法(spheronization)、ドラム造
粒法、および高せん断凝集法などがあげられる。本発明の顆粒において種粒子を
使用する場合、種粒子と顆粒との割合は1対1である。
【0026】 「タンパク質マトリクス」「酵素マトリクス」または「マトリクス」とは、酵
素などの1種類以上のタンパク質、糖または糖アルコールおよび構造剤を混和し
たものである。タンパク質、糖または糖アルコール、および構造剤は、例えば溶
液の中で混合されるかまたはスラリーとして混合される。タンパク質は溶液から
添加するかまたは結晶または沈降タンパク質の懸濁液としてスラリーの形状で添
加できる。本発明のマトリクスは、顆粒の重量の約20〜80パーセントである
【0027】 タンパク質をマトリクスに埋め込むことによって、タンパク質の摩滅および活
性損失という2つの問題点をより確実に防止することができる。しかしながら、
従来は酵素を糖または糖アルコールマトリクス内で粒状化することが不可能であ
った。なぜなら、糖または糖アルコールは「結合剤」特性を有するからである。
すなわち、糖または糖アルコールは粘着質であるため、(凝集法による粒状化で
意図的に行われるごとく)粒子同士を付着させるからである。
【0028】 また、低粉塵粒状タンパク質製品を得るためには、顆粒の形状およびサイズ分
布を制御する必要がある。また、均一かつ再現性のあるサイズおよび形状とする
ことで顆粒が安定する。なぜなら、粒子が分散および再凝集することによってあ
る程度のタンパク質が顆粒表面付近に運ばれるからである。
【0029】 驚くべきことに、糖マトリクス製剤に構造剤を添加することによって、タンパ
ク質を凝集や付着することなく迅速にそれぞれの種粒子に均一に施すことができ
る。得られた粒子のサイズ分布は、最初の種子サイズおよび添加する固体の量を
知りそれに基づいて正確に制御することができる。得られた粒子はほぼ球状で粘
着力が強く、摩耗しにくく湿気および不活性物質に侵食されにくい。
【0030】 適切な糖としては、サッカロース、グルコース、フルクトース、ラフィノース
、トレハロース、ラクトースおよびマルトースなどの糖があげられる。適切な糖
アルコールとしては、ソルビトール、マンニトール、およびイノシトールがあげ
られる。マトリクスにおける糖または糖マトリクスの量は、好ましくはタンパク
質マトリクスの0.1〜90重量パーセントである。マトリクスにおける糖また
は糖アルコールはタンパク質に添加される糖または糖アルコールであるか、タン
パク質が存在する発酵培養地に由来するものである。
【0031】 構造剤としては多糖類またはポリペプチドを使用できる。これらの種類の化合
物は高分子量および高い水溶性という望ましい特性を同時に満たすものである。
理論にとらわれることなく、構造剤は高分子量であるため糖または糖アルコール
マトリクス単独では欠けている重要な2つの特性をもたらすと思われる。すなわ
ち、(1)粒子に粘着力と強度を与えるため、粒子が非常に粉塵となりにくくな
る、(2)マトリクス構造全体に渡って高分子網状構造または「おり」を形成し
、水および小分子に対する拡散バリアとして作用するため、顆粒の安定性が格段
に向上する。
【0032】 選択された特定の構造剤である多糖類およびポリペプチドはまた、典型的には
非粘着特性を有する。この非粘着特性は、糖または糖アルコールの結合剤特性を
低減するのに役立ち、また凝集することなく迅速にマトリクス層を、例えば流動
層コーティングに形成することを可能とする。
【0033】 糖および糖アルコール、および構造剤はまた、高い水可溶性または水分散性を
有する。糖または糖アルコール、構造剤、および酵素を含有し、総固体濃度の高
い溶液またはスラリーとしてのマトリクス製剤を容易に製造することができる。
総固体濃度が20〜50重量パーセント以上の溶液またはスラリーを容易に製造
することができる。これらの濃縮混合物は、顆粒に形成するときに水分を蒸発さ
せる必要が最小限であり、またどのような造粒および乾燥方法を適用してもよい
という利点を有するため非常に望ましい。
【0034】 好ましい構造剤としては、でんぷん、改質でんぷん、カラゲナン、セルロース
、改質セルロース、アラビアゴム、ガーゴム、アカシアゴム、キサンタンガム、
ハリエンジュガム、キトサン、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、ポリアスパラ
ギン酸およびポリグルタミン酸があげられる。好ましくは構造剤は低アレルゲン
性である。本発明の顆粒には2種類以上の構造剤を組み合わせて使用することも
できる。
【0035】 本発明の範囲に含まれるタンパク質としては、ホルモンなどの薬学的に重要な
タンパク質、またはその他の治療用タンパク質、および酵素などの工業的に重要
なタンパク質があげられる。
【0036】 本発明においては、任意の酵素または複数の酵素を組み合わせて使用すること
ができる。好ましい酵素としては、例えばしみなどの基質を加水分解することの
できる酵素があげられる。これらの酵素は加水分解酵素として知られており、そ
の例としては、ただしそれらに限定されるわけではないが、(細菌性、菌性、酸
性、中性またはアルカリ性)プロテアーゼ、(アルファまたはベータ)アミラー
ゼ、リパーゼ、セルラーゼおよびこれらの混合物があげられる。特に好ましい酵
素はスブチリシンおよびセルラーゼである。最も好ましくは、本願において引例
とする米国特許第4,760,025号、欧州特許第130 756 B1号、
および国際特許出願公開第WO91/06637号に記載されているようなスブ
チリシン、および市販されているジェネンコアインターナショナル社製マルチフ
ェクトL250(商標)およびプラダックス(商標)などのセルラーゼである。
本発明において使用できるその他の酵素としては、オキシダーゼ、トランスフェ
ラーゼ、デヒドラターゼ、レダクターゼ、ヘミセルラーゼおよびイソメラーゼが
あげられる。
【0037】 本発明の顆粒のマトリクスは、さらに1種類以上の合成ポリマーまたは当業者
にとって公知であるような他の腑形剤を含有してよい。適切な合成ポリマーとし
ては、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリエチレングリコールおよびポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシド
があげられる。
【0038】 本発明のマトリクスはまた、可塑剤および凝集防止剤をさらに含有してよい。
本発明において使用できる適切な可塑剤としては、グリセリン、プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール(PEG)、尿素などのポリオール、またはク
エン酸トリエチル、ジブチルまたはジメチルフタレートまたは水などの他の公知
の可塑剤があげられる。適切な凝集防止剤としては、タルク、二酸化チタン(T
iO)、粘土、アモルファスシリカ、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸および炭酸カルシウムなどの微細な不溶解性または低溶解性物質があげられる
【0039】 本発明の顆粒はさらにバリア層を有していてもよい。バリア層は、タンパク質
または酵素に悪影響を及ぼす物質がマトリクス内に拡散するのを遅らせるかまた
は防止するために使用される。バリア層はバリア材料でできており、タンパク質
コアのまわりにコーティングするか、またはバリア材料をタンパク質コアに含有
させてもよい。好ましいバリア材料としては、例えば無機塩、有機塩または塩が
あげられる。タンパク質をもたないマトリクスをバリア層として使用してもよい
【0040】 本発明の顆粒はさらに、1つ以上のコーティング層を有していてもよい。例え
ばこのようなコーティング層は1つ以上の中間コーティング層であるか、1つ以
上の外側コーティング層であるか、またはこれらの組合せである。コーティング
層は、顆粒組成物において多くの役割のうちいずれかを果たすが、どのような役
割を果たすかは酵素顆粒の最終用途に依存する。例えばコーティング層により、
酵素が漂白による酸化に強くなったり、顆粒を水性媒体に導入した場合、所望の
溶解速度が得られたり、周囲の湿気に対するバリアとなって酵素の貯蔵時安定性
を向上させ、顆粒内で微生物が繁殖する可能性を抑制したりする。
【0041】 適切なコーティングとしては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニル
ピロリドン(PVP)などの水可溶性または水分散性薄膜形成ポリマー、メチル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシセルロース、エ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
などのセルロース誘導体、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ア
ラビアゴム、キサンタン、カラゲナン、キトサン、ラテックスポリマー、および
腸溶コーティングがあげられる。さらにコーティング剤を他の同じまたは異なる
種類の他の活性剤とともに使用してもよい。
【0042】 顆粒の(単数または複数の)コーティング層に混入するのに適切なポリビニル
アルコール(PVA)としては、部分的に加水分解されるか、全体が加水分解さ
れるか、または中間が加水分解されたポリビニルアルコールがあげられ、その粘
度は低い粘度から高い粘度にまで渡る。好ましくは、外側コーティングは部分的
に加水分解された、低粘度のポリビニルアルコールからなる。その他の使用可能
なビニルポリマーとしてはポリビニルアセテートおよびポリビニルピロリドンが
あげられる。使用できるコポリマーとしては、例えばポリビニルアルコール(P
VA)−メチルメタクレートコポリマーおよびポリビニルピロリドン(PVP)
−ポリビニルアルコール(PVA)コポリマーがあげられる。
【0043】 本発明のコーティング層は、可塑剤、増量剤、潤滑剤、顔料、および必要であ
れば他の種類の酵素のうち1つ以上をさらに含有してよい。本発明のコーティン
グ層に使用するのに適切な可塑剤としては、例えば糖、糖アルコールまたはポリ
エチレングリコール(PEG)などのポリオール、尿素、グリコール、プロピレ
ングリコールなどの可塑剤、またはクエン酸トリエチル、ジブチルまたはジメチ
ルフタレートなどの他の公知の可塑剤、または水があげられる。本発明のコーテ
ィング層に使用するのに適切な顔料としては、ただしそれらに限定されるわけで
はないが、二酸化チタン、炭酸カルシウムなどの超微粒子漂白剤、または着色顔
料および染料、またはこれらの組合せがあげられる。これらの顔料は、溶解時の
残留が少ないものが好ましい。適切な増粘剤としては、サッカロースなどの糖、
マルトデキストリンおよびコーンシロップ固体などのでんぷん加水分解物、カオ
リンおよびベントナイトなどの粘土、およびタルクがあげられる。適切な潤滑剤
としては、ネオドールなどの非イオン界面活性剤、獣脂アルコール、脂肪酸、ス
テアリン酸マグネシウムなどの脂肪酸塩、および脂肪酸エステルがあげられる。
【0044】 本発明の酵素顆粒には添加剤を添加してもよい。この場合の添加剤としては以
下のものがあげられる。すなわち、金属塩;可溶化剤;活性剤;酸化防止剤;染
料;抑制剤;結合剤;香料;硫酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム、尿素、
塩酸グアニジン、炭酸グアニジン、スルファミン酸グアジニン、二酸化チオ尿酸
、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリシ
ンやグルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、ウシ血清アルブミンやカゼインの
ようなタンパク質などの酵素保護剤/スカベンジャー;アニオン界面活性剤、両
性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および長鎖脂肪酸塩な
どの界面活性剤;ビルダー;アルカリ性または無機電解質;漂白剤;青味剤およ
び蛍光染料および漂白剤;および固化防止剤である。
【0045】 本願に記載の顆粒は、酵素造粒分野の当業者にとって公知の方法によって製造
することができ、例えばパンコーティング法、流動層コーティング、噴射造粒法
、円板造粒法、噴霧乾燥法、押出し法、遠心押出し法、球状化法(spheronizati
on)、ドラム造粒法、高せん断凝集法、およびこれらを組み合わせたものなどが
あげられる。
【0046】 以下の実施例は例示的なものであり本発明を制限するものではない。当業者で
あれば、本願に記載の技術に基づいて他の酵素、マトリクス、種粒子、方法およ
びコーティング剤を選ぶことは可能であろう。
【0047】実施例 実施例1 アルカリ性プロテアーゼの流動層スプレーコーティング実験 1119グラムの非パレイル(pareil)粒子(サッカロースおよびコーンスタ
ーチのコロイド状混合物をサッカロース結晶にスプレーしたあと、ポリビニルア
ルコールおよびコーンスターチをスプレーして最終コーティングを施し、20〜
50メッシュのふるいにかけることによって製造した)をベクトルFL1流動層
コータに充填し流動化した。15重量パーセントのエルバノール51−05(ダ
ウケミカル社製ポリビニルアルコール)を含有する水溶液159グラムを、総量
が19.7パーセントの乾燥固体および8.4重量パーセントの活性プロテアー
ゼを含む1128グラムのプロテアーゼ水溶液に添加した。プロテアーゼ/ポリ
ビニルアルコール溶液を、以下の条件下で非パレイル粒子にスプレーした。
【0048】 流体供給速度 18g/分 噴霧圧力 54psi(3.7×105Pa) 入口空気温度設定 100℃ 出口空気温度範囲 55〜58℃ 入口空気率 81cfm 次に、コーティングした粒子を、444グラム(40重量パーセント)の硫酸
マグネシウム七水塩を含有する水溶液でコーティングした。このコーティングは
以下の条件下でおこなった。
【0049】 流体供給速度 23g/分 噴霧圧力 54psi(3.7×105Pa) 入口空気温度設定 100℃ 出口空気温度範囲 55〜58℃ 入口空気率 80cfm 次に、硫酸マグネシウムでコーティングした粒子を、146グラム(6.2重
量パーセント)の二酸化チタン、118グラム(5重量パーセント)のメチルセ
ルロース(ダウケミカル社製メトセルA15−LV)、24グラム(1重量パー
セント)のネオドール23/6.5(シェルケミカル社製)、および分子量60
0のポリエチレングリコール39グラム(1.67重量パーセント)を含有する
2356グラムの水溶液で化粧コーティングした。この化粧コーティングは以下
の条件下でおこなった。
【0050】 流体供給速度 24g/分 噴霧圧力 54psi(3.7×105Pa) 入口空気温度設定 100℃ 出口空気温度範囲 51〜58℃ 入口空気率 88cfm 酵素顆粒1912グラムを全部、ロットAとして採取した。この実験の全体の
マスバランスは78パーセントであった。
【0051】実施例2 アルカリ性プロテアーゼ/サッカロースでんぷんマトリクスの流動層スプレーコ
ーティング実験 50〜70メッシュのふるいにかけた404グラムの無水硫酸ナトリウム結晶
を、ベクトルFL1流動層コータに充填し流動化した。総量19.7パーセント
の乾燥固体および8.4重量パーセントの活性プロテアーゼを含む781グラム
のプロテアーゼ水溶液を、670グラムのサッカロース、186グラムの通常の
黄色デントスターチ、および190°F(88℃)で15分間「加熱」すること
によって完全に水和された74グラムのエチレックス2015(A.E.スター
レー社、ディケータ、イリノイ州)を含有する1605グラムの水溶液に添加し
た。混合溶液中、他の固体に対する酵素固体の割合は実施例1と同じ値に維持し
たが、実施例2においては実施例1にはない工程があるためそれを考慮して酵素
固体および他の固体の量を少なくした。混合した溶液を以下の条件下で硫酸ナト
リウムにスプレーした。
【0052】 流体供給速度 27g/分 噴霧圧力 54psi(3.7×105Pa) 入口空気温度設定 100℃ 出口空気温度範囲 56〜61℃ 入口空気率 80cfm 次に、コーティングした粒子を444グラム(40重量パーセント)の硫酸マ
グネシウム七水塩を含有する水溶液でコーティングした。このコーティングは、
以下の条件下でおこなった。
【0053】 流体供給速度 27g/分 噴霧圧力 50psi(3.4×105Pa) 入口空気温度設定 100℃ 出口空気温度範囲 54〜57℃ 入口空気率 79cfm 次に、硫酸マグネシウムでコーティングした粒子を、146グラム(6.2重量
パーセント)の二酸化チタン、118グラム(5重量パーセント)のメチルセル
ロース、24グラム(1重量パーセント)のネオドール23/6.5および分子
量600のポリエチレングリコール39グラム(1.67重量パーセント)を含
有する、2356グラムの水溶液で化粧コーティングした。化粧コーティングは
、以下の条件下でおこなった。
【0054】 流体供給速度 23g/分 噴霧圧力 56psi(3.9×105Pa) 入口空気温度設定 100℃ 出口空気温度範囲 53〜58℃ 入口空気率 83cfm 酵素顆粒2050グラムを全部、ロットBとして採取した。この実験の全体の
マスバランスは88.6パーセントであった。
【0055】実施例3 ロットの分析 実施例1および2で得た顆粒を分析し、3日間応力をかけた安定性試験を行っ
てそれらの安定性および生じる粉塵の量を調べた。試験方法は以下の通りであり
、結果を表1に示す。
【0056】短時間安定性試験 漂白剤含有洗剤に配合された数多くの酵素顆粒の安定性はほぼ良好であり、3
0〜37℃および70〜80パーセントの相対湿度で6週間貯蔵した後も活性損
失が約10〜20パーセントにすぎなかった。しかしながら、顆粒製剤の開発お
よびスクリーニングを促進するため、相対的な顆粒安定性を短時間で決定できる
方法が望まれている。短時間安定性試験(AST)の条件は、酵素顆粒や洗剤が
実際に貯蔵されたり輸送されたりする場合にさらされる条件よりも非常に厳しい
ものとされる。短時間安定性試験は、試験を行わなければ数週間または数ヶ月も
明らかにはされないような製剤同士の違いを識別するように設定された「応力試
験」である。
【0057】 この試験では、試験用洗剤の主成分は以下の材料から製造した。
【0058】 72パーセント: WFK−1洗剤主成分(WFK、Forschunginstitut fuer
Reinigungstechnologie e.V.、Krefeld、ドイツ) 25パーセント: 過ホウ酸ナトリウム一水塩(デグッサ社、Allendale Park
、ニュージャージ) 3パーセント: TAED(テトラアセチルエチレンジアミン)漂白活性剤(
ワーリックインターナショナル社、モスチン、イギリス) 試験対象とした酵素サンプルのそれぞれについて、1グラムの試験主成分およ
び30ミリグラムの酵素顆粒を15ミリリットルの円錐型試験管に添加し、試験
管にふたをして5〜8回手で逆転させて混合させることによって、3本の同一の
試験管を用意した。1/16インチのドリルピットで試験管のふたに穴を開けた
。3本の試験管のうち1本を直ちに分析し、残りの2本は50℃および70パー
セント相対湿度とした湿度室に貯蔵した。貯蔵した2本の試験管の内1本は、貯
蔵して1日後に分析した。残りの1本は貯蔵して3日後に分析した。貯蔵安定性
は、1日目と3日目に残っている活性を初日の元々の活性で割り算し、パーセン
テージで表した。
【0059】 それぞれの試験管に20μlのカタラーゼHP L5000(ジェネンコアイ
ンターナショナル社製、ロチェスター、ニューヨーク)を含有するpH5.5か
つモル濃度0.25Mの2−(N−モルフォリン)エタンスルフォン酸(MES
)緩衝剤30mlを添加し、40分間インキュベートして過ホウ酸塩を不活性化
することによって酵素活性を決定した。その後、試験管内の混合物10μlおよ
びsAAPFプロテアーゼ基質10μlをpH8.6かつモル濃度0.1Mのト
リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tris)980μlに添加し、25
℃で3分間インキュベートして410nmで光学的吸収率を測定することによっ
て酵素を分析した。吸収率対時間の傾斜に、特定のプロテアーゼの希釈係数およ
び公知の吸光係数を掛け算することによって、ミリグラム/ミリリットル(mg
/ml)の濃度として酵素の活性を得た。
【0060】ヒューバッハ摩耗およびエルトリエーション粉塵試験 酵素顆粒粉塵の測定に一般に適用される2つの方法として、ヒューバッハ(He
ubach)摩耗試験およびエルトリエーション粉塵試験がある。これらの試験は、 洗剤工場の労働者にアレルギー性反応を引き起こす可能性のある空中タンパク質
エアゾールを酵素顆粒が発生させる傾向を定量化することを目的とする。これら
の試験は典型的には、工業規模で酵素顆粒を洗剤に混合するときに行われる取扱
い、輸送および混合作業などの特定の機械的動作を再現するように設定されてい
る。
【0061】 エルトリエーション試験では、高さ175cmで直径3.54cmのガラス管
内に設置されたガラスフリットの上に60グラムの酵素顆粒をのせ、0.8メー
トル/秒の速度で40分間、一定の乾燥空気によって流動化させた。
【0062】 ヒューバッハ摩耗試験では、13.5グラムの顆粒を回転パドルおよび4つの
鋼球が設けられた小さな円筒状チャンバ内に入れる。20lpmの速度で20分
間乾燥空気をチャンバ内に通しながら、顆粒をパドルおよび鋼球によってかき混
ぜた。
【0063】 両方の試験において、空気によって顆粒から剥離した粉塵を15cmの風袋ガ
ラス繊維フィルタに捕捉し、その後重量を測定して上述のsAAPF法によって
活性を決定した。ヒューバッハ試験における酵素粉塵は顆粒1グラムに対するナ
ノグラム(ng)酵素として報告した。エルトリエーション試験における酵素粉
塵は、酵素−特定変換係数を使って、活性から顆粒60グラムあたりのゴールド
ブラット位(GU)に変換した。
【0064】
【表1】 実施例4 試験規模での、アルカリ性プロテアーゼ/サッカロース−でんぷんマトリクスの
流動層スプレーコーティング試験 35〜50メッシュのふるいにかけられたサッカロース結晶73.4kgを改
質グラットWSG−120流動層コータに充填し、流動化した。サッカロースを
36.25kg、一般的な黄色デントスターチ29kg、および190°F(8
8℃)で15分間「加熱」することによって完全に水和されたエチレックス20
15を7.25kg含有する117kgの水溶液に、総量が19.98パーセン
トの乾燥固体および6.365重量パーセントの活性プロテアーゼを含有するプ
ロテアーゼ水溶液174.67kgを添加した。混合溶液を、以下の条件下でサ
ッカロースにスプレーした。
【0065】 流体供給速度 1.0L/分 噴霧圧力 75psi(5.2×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 出口空気温度範囲 70℃ 入口空気率 70立方メートル/分 次に、コーティングされた粒子を75kg(40.3重量パーセント)の硫酸
マグネシウム七水塩を含有する水溶液でコーティングした。コーティングは以下
の条件下でおこなった。
【0066】 流体供給速度 2.3L/分 噴霧圧力 50psi(3.4×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 出口空気温度範囲 70℃ 入口空気率 70立方メートル/分 次に、硫酸マグネシウムでコーティングされた粒子に、12.97kg(6.
2重量パーセント)の二酸化チタン、10.59kg(5重量パーセント)のメ
チルセルロース、2.12kg(1重量パーセント)のネオドール23/6.5
、および分子量600のポリエチレングリコール3.57kg(1.67重量パ
ーセント)を含有する208.93kgの水溶液で化粧コーティングを施した。
化粧コーティングは以下の条件下でおこなった。
【0067】 流体供給速度 1.1L/分 噴霧圧力 75psi(5.2×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 75℃ 入口空気率 70立方メートル/分 199.35kgの酵素顆粒を全部、ロットDとして採取した。この試験の全
体のマスバランスは83.84パーセントであった。
【0068】実施例5 試験規模での、アルカリ性プロテアーゼ/サッカロース−でんぷんマトリクスの
流動層スプレーコーティング 手順A 35〜50メッシュのふるいにかけられたサッカロース結晶65.75kgを
改質グラットWSG−120流動層コータに充填し、流動化した。サッカロース
を37.57kg、一般的な黄色デントスターチ29.94kg、および華氏1
90℃で15分間「加熱」することによって完全に水和されたエチレックス20
15を7.62kg含有する145.13kgの水溶液に、総量が20.74パ
ーセントの乾燥固体および6.71重量パーセントの活性プロテアーゼを含有す
るプロテアーゼ水溶液180.42kgを添加した。混合溶液を、以下の条件下
でサッカロースにスプレーした。
【0069】
【表2】 手順B 次に、コーティングされた粒子を86.95kg(40.3重量パーセント)
の硫酸マグネシウム七水和物を含有する水溶液でコーティングした。コーティン
グは以下の条件下でおこなった。
【0070】
【表3】 次に、16.97kg(6.2重量パーセント)の二酸化チタン、6.84k
g(2.5重量パーセント)のメチルセルロース、6.84kg(2.5重量パ
ーセント)のマルトデキシトリンM150(DE=15、グレインプロセッシン
グ社製、Muscatine、アイオワ)、2.74kg(1重量パーセント)のネオド ール23/6.5および分子量600のポリエチレングリコールを4.57kg
(1.67重量パーセント)含有する水溶液240.79kgによって、硫酸マ
グネシウムでコーティングされた粒子を化粧コーティングした。化粧コーティン
グは以下の条件下で行った。
【0071】 流体供給速度 1.2L/分 噴霧圧力 75psi(5.2×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 60℃ 入口空気率 58立方メートル/分 199.35kgの酵素顆粒を全部、ロットEとして採取した。全体の物質収
支は97.13パーセントであった。
【0072】実施例6 試験規模での、アルカリ性プロテアーゼ/サッカロース−でんぷんのマトリクス
流動層スプレーコーティング 実施例5の手順Aと同様の手順で酵素コアを製造した。
【0073】 以下の三種類の顆粒において、硫酸マグネシウム七水塩を50パーセント溶液
として施し、最終的な顆粒重量を15重量パーセントとした。コーティングは以
下の条件下でおこなった。
【0074】 噴霧圧力 50psi(3.4×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 47〜54℃ 入口空気率 58立方メートル/分 コーティングポリマーを、可溶性固体の15重量パーセント溶液として施し、
バッチ化して以下に記載のコーティング組成物を得た。表2にコーティング組成
物を、最終顆粒に対する重量パーセントで表す。コーティングは以下の条件下で
施した。
【0075】 噴霧圧力 50psi(3.4×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 46〜55℃ 入口空気率 58立方メートル/分
【表4】 実施例3と同様の手順で顆粒を分析した。表3に分析結果を示す。
【0076】
【表5】 実施例7 改質グラットWSG120流動層スプレーコータで三種類の大規模マトリクス
顆粒を製造した。ロットJでは50.5kgの−35/+50メッシュでふるい
わけられたサッカロース種子をコータに充填し流動化した。上の実施例で行った
ように、0.4kgのエチレックス2015でんぷんを加熱し、46.7kgの
サッカロースおよび23.4kgの乾燥黄色デントコーンスターチを水とともに
添加し、最終溶液重量を337.4kgとすることによってマトリクス担体溶液
を調製した。このマトリクス担体溶液を、51.89グラム/リットル(g/L
)のGG36スブチリシンおよび総量19パーセントの固形分を含有する243
.2kgのプロテアーゼ水溶液と混合し、その結果、酵素マトリクス溶液を得た
。得られた酵素マトリクス溶液を、以下の条件下でサッカロース種子にスプレー
した。
【0077】 床温 60℃ 流動空気 48scfm(1.3m3/分) スプレー速度勾配 240分間で0.3〜1.0l/分 噴霧空気 240分間で50〜75psig (3.4〜5.2×105Pa・g) 135.9kgの水に58.3kgの硫酸アンモニウムを溶解させることによ
って硫酸アンモニウム溶液を調製し、この硫酸アンモニウム溶液をマトリクスコ
ーティングされた種子に以下の条件下でスプレーした。
【0078】 床温 70℃ 流動空気 48〜57scfm (1.3〜1.5m3/分) スプレー速度 1.5l/分 噴霧空気 75psig(5.2×105Pa・g) 最後に、17.9kgのエルバノール51−05ポリビニルアルコール、22
.4kgの二酸化チタン、および4.5kgのネオドール23.5−6Tノニオ
ン界面活性剤を水に溶解または懸濁することによって正味重量224.1kgの
コーティング溶液を調製した。このコーティング溶液を以下の条件下で塗布した
【0079】 床温 72℃ 流動空気 56scfm(1.5m3/分) スプレー速度 300分間で0.5〜1.2l/分 噴霧空気 75psig(5.2×105Pa・g) コーティング完了後、コータから255.5kgの顆粒を採取し、−16/+
50メッシュの大きさになるようふるいわけた。4.54重量パーセントの活性
サブチリシンで分析し、粉塵および安定性を測定した。分析および測定結果を下
の表に示す。
【0080】 以下の表に記載のように配合を変更した以外は実質的に同様の手順によって、
改質グラットWSG120コータでさらにマトリクス顆粒の2つのバッチを製造
し、ロットKおよびLとした。顆粒の層を実施例1と同様に製造した。
【0081】 下記の表4は4つの製剤を示し、それぞれのサンプルの安定性および粉塵を報
告したものである。
【0082】
【表6】 実施例8 試験規模での、アミラーゼ/でんぷんマトリクスの流動層スプレーコーティング 26kgのサッカロース結晶を35〜50メッシュでふるい分け、デセレット
60流動層コータに充填し流動化した。23.5kgのコーンスターチを含有す
る43.5kgの水溶液に、総量31パーセントの乾燥固体および12.5重量
パーセントの活性アミラーゼを含有するアミラーゼ水溶液15.3kgを添加し
た。混合した溶液を、以下の条件下でサッカロースにスプレーした。
【0083】 顆粒供給速度 0.8kg/分 噴霧圧力 75psi(5.2×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 45℃ 入口空気率 1300cfm(35m3/分) 次に、コーティングされた粒子を、66.7kg(40重量パーセント)の硫
酸マグネシウム七水和物を含有する水溶液でさらにコーティングした。このコー
ティングは以下の条件下でおこなった。
【0084】 顆粒供給速度 1.1kg/分 噴霧圧力 60psi(4.1×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 47℃ 入口空気率 1800cfm(49m3/分) 次に、7.1kg(6.2重量パーセント)の二酸化チタン、2.9kg(2
.5重量パーセント)のメチルセルロース、2.9kg(2.5パーセント)の
ピュアコートB790、1.2kg(1.5重量パーセント)のネオドール23
/6.5、および分子量600のポリエチレングリコール2.0kg(1.67
重量パーセント)を含有する水溶液92.6kgによって、硫酸マグネシウムで
コーティングされた粒子を化粧コーティングした。化粧コーティングは以下の条
件下でおこなった。
【0085】 顆粒供給速度 0.5kg/分 噴霧圧力 75psi(5.2×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 47℃ 入口空気率 1800cfm(49m3/分) 実施例9 試験規模での、アミラーゼ/サッカロース−でんぷんマトリクス流動層スプレ
ーコーティング 26kgのサッカロース結晶を35〜50メッシュでふるい分け、デセレット
60流動層コータに充填し流動化した。7.8kgのサッカロースおよび23.
5kgのコーンスターチを含有する59.3kgの水溶液に、総量31パーセン
トの乾燥固体および12.5重量パーセントの活性アミラーゼを含有するアミラ
ーゼ水溶液15.3kgを添加した。混合した溶液を、以下の条件下でサッカロ
ースにスプレーした。
【0086】 顆粒供給速度 0.8kg/分 噴霧圧力 75psi(5.2×105Pa) 入口空気温度設定 適用せず 製品温度設定 45℃ 入口空気率 1300cfm(35m3/分) 硫酸マグネシウムおよび化粧コーティングは、実施例8と同様の手順で行った
【0087】実施例10 改質グラットWSG120流動層スプレーコータに、30〜50メッシュでふ
るいわけられた47.37kgのサッカロース結晶をいれ、40〜60立方メー
トル/分の速度および45℃で流動化した。30,000TAU/gの活性また
は85.7mg/gのアミラーゼを有し、かつ発酵および再生工程によって得ら
れた24.2mg/mlの糖を含有する、105kgのアミラーゼ限外濾過濃縮
液(LAT)で67.72kgの一般的な黄色デントコーンスターチをスラリー
化することによって調製した。酵素懸濁液を、以下の条件下でサッカロース種子
にコーティングした(範囲を示す部分は、値がランプ時間に伴って直線的に上昇
している。) ランプ時間 90分 顆粒供給速度 0.9〜1.35リットル/分 噴霧圧力 45〜75psi (3.1〜5.2×105Pa) 入口空気温度設定 出口空気温度を維持するように調整 出口空気温度 45℃ 流動空気率 40〜60立方メートル/分 サッカロース結晶に酵素懸濁液をコーティングした後、50パーセント硫酸マ
グネシウム七水和物の溶液80kgを、流動化した顆粒に以下の条件下でスプレ
ーした。
【0088】 ランプ時間 30分 顆粒供給速度 1.12〜2.15リットル/分 噴霧圧力 60psi(4.1×105Pa) 入口空気温度設定 出口空気温度を維持するように調整 出口空気温度 45℃ 流動空気率 60立方メートル/分 最後に、174.91kgの加熱した水に、5.29kgのメトセルA−15
メチルセルロース(ダウケミカル社製)、12.71kgの二酸化チタン(デュ
ポン社製)、5.29kgのピュアコートB−790改質でんぷん(グレインプ
ロセッシング社製)、2.12kgのネオドール23−6.5T(シェル社製)
、および分子量600のポリエチレングリコール(ユニオンカーバイド社製)3
.54kgを添加し、約20℃にまで冷却してポリマーを完全に溶解することに
よってコーティング溶液を調製した。コーティング溶液は以下の条件下で施した
【0089】 ランプ時間 60分 顆粒供給速度 0.75〜1.3リットル/分 噴霧圧力 75psi(5.2×105Pa) 入口空気温度設定 出口空気温度を維持するように調整 出口空気温度 45℃ 流動空気率 60立方メートル/分 その結果得られた、180kgのコーティングされたアミラーゼマトリクス顆
粒をコータから採取した。酵素の収量は85パーセントであった。
【0090】 当業者にとって、本願の開示を読んだ後に本発明の精神および範囲から逸脱す
ることなく以上の記述および実施例のさまざまな他の実施例および改変を行い得
ることは明白である。そのような実施例および改変は添付の請求の範囲に含まれ
る。本願において参照した発行物および特許はその全体を本願の引例とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 クリステンセン,ロバート アイ ジュニ ア アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94564 ピノール ブルー ジェイ サー クル 2156 (72)発明者 グリーン,トーマス エス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94307 モンターラ ピーオー ボックス 371302 Fターム(参考) 4B050 CC07 JJ02 KK07 KK09 KK15 KK16 KK17 KK18

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンパク質マトリクスを有するタンパク質コアを含有し、該
    タンパク質マトリクスが糖および構造剤の混合物と混合されたタンパク質を含有
    することを特徴とする顆粒。
  2. 【請求項2】 前記構造剤が、多糖類またはポリペプチドからなる群より選
    択されることを特徴とする請求項1記載の顆粒。
  3. 【請求項3】 前記構造剤が、でんぷん、改質でんぷん、セルロース、改質
    セルロース、カラゲナン、アラビアゴム、アカシアゴム、キサンタンガム、イナ
    ゴマメガム、およびガーゴムからなる群より選択されることを特徴とする請求項
    2記載の顆粒。
  4. 【請求項4】 前記構造剤が、キトサン、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン
    、ポリアスパラギン酸およびポリグルタミン酸からなる群より選択されることを
    特徴とする請求項2記載の顆粒。
  5. 【請求項5】 前記糖が、グルコース、フラクトース、ラフィノース、マル
    トース、ラクトース、トレハロース、およびサッカロースからなる群より選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載の顆粒。
  6. 【請求項6】 合成ポリマーをさらに含有し、該合成ポリマーがポリエチレ
    ンオキシド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリ
    コール、およびポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドからなる群より
    選択されることを特徴とする請求項1記載の顆粒。
  7. 【請求項7】 前記タンパク質コアが、種粒子のまわりに層として形成され
    た前記タンパク質マトリクスを有することを特徴とする請求項1記載の顆粒。
  8. 【請求項8】 さらにコーティング層を有することを特徴とする請求項1記
    載の顆粒。
  9. 【請求項9】 前記コーティング層が前記種粒子のまわりに形成されること
    を特徴とする請求項8記載の顆粒。
  10. 【請求項10】 前記コーティング層が前記タンパク質マトリクスのまわり
    に形成されることを特徴とする請求項8記載の顆粒。
  11. 【請求項11】 前記コーティングが、ポリビニルアルコール、ポリビニル
    ピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
    キシセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
    プロピルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリエチレングリコール、ポリエ
    チレンオキシド、キトサン、アラビアゴム、キサンタンおよびカラゲナンからな
    る群より選択されることを特徴とする請求項8記載の顆粒。
  12. 【請求項12】 タンパク質マトリクスを有するタンパク質コアを含有する
    顆粒であって、該タンパク質マトリクスが糖アルコールおよび構造剤の混合物と
    混合されたタンパク質を含有することを特徴とする顆粒。
  13. 【請求項13】 前記構造剤が、多糖類およびポリペプチドからなる群より
    選択されることを特徴とする請求項12記載の顆粒。
  14. 【請求項14】 前記構造剤が、でんぷん、改質でんぷん、カラゲナン、セ
    ルロース、改質セルロース、アラビアゴム、アカシアゴム、キサンタンガム、イ
    ナゴマメガム、およびガーゴムからなる群より選択されることを特徴とする請求
    項13記載の顆粒。
  15. 【請求項15】 前記構造剤が、キトサン、ゼラチン、カゼイン、コラーゲ
    ン、ポリアスパラギン酸、およびポリグルタミン酸からなる群より選択されるこ
    とを特徴とする請求項13記載の顆粒。
  16. 【請求項16】 前記糖アルコールが、マンニトール、ソルビトール、およ
    びイノシトールからなる群より選択されることを特徴とする請求項12記載の顆
    粒。
  17. 【請求項17】 さらに合成ポリマーを含有し、該合成ポリマーが、ポリエ
    チレンオキシド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン
    グリコール、およびポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドからなる群
    より選択されることを特徴とする請求項12記載の顆粒。
  18. 【請求項18】 前記タンパク質コアが、種粒子のまわりに層として形成さ
    れた前記タンパク質マトリクスを有することを特徴とする請求項12記載の顆粒
  19. 【請求項19】 さらにコーティング層を有することを特徴とする請求項1
    2記載の顆粒。
  20. 【請求項20】 前記コーティング層が前記種粒子のまわりに形成されるこ
    とを特徴とする請求項19記載の顆粒。
  21. 【請求項21】 前記コーティング層が前記タンパク質マトリクスのまわり
    に形成されることを特徴とする請求項19記載の顆粒。
  22. 【請求項22】 前記コーティングが、ポリビニルアルコール、ポリビニル
    ピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
    キシセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
    プロピルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリエチレングリコール、ポリエ
    チレンオキシド、キトサン、アラビアゴム、キサンタン、およびカラゲナンから
    なる群より選択されることを特徴とする請求項19記載の顆粒。
  23. 【請求項23】 酵素マトリクスを有する酵素コアを含有する顆粒であって
    、該酵素マトリクスは、糖および構造剤の混合物と混合された酵素を含有するこ
    とを特徴とする顆粒。
  24. 【請求項24】 前記構造剤が、多糖類およびポリペプチドからなる群より
    選択されることを特徴とする請求項23記載の顆粒。
  25. 【請求項25】 前記構造剤が、でんぷん、改質でんぷん、カラゲナン、セ
    ルロース、改質セルロース、アラビアゴム、アカシアゴム、キサンタンガム、イ
    ナゴマメガム、およびガーゴムからなる群より選択されることを特徴とする請求
    項24記載の顆粒。
  26. 【請求項26】 前記構造剤が、キトサン、ゼラチン、カゼイン、コラーゲ
    ン、ポリアスパラギン酸およびポリグルタミン酸からなる群より選択されること
    を特徴とする請求項24記載の顆粒。
  27. 【請求項27】 前記糖が、グルコース、フラクトース、ラフィノース、マ
    ルトース、ラクトース、トレハロース、およびサッカロースからなる群より選択
    されることを特徴とする請求項23記載の顆粒。
  28. 【請求項28】 合成ポリマーをさらに含有し、該合成ポリマーが、ポリエ
    チレンオキシド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン
    グリコール、およびポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドからなる群
    より選択されることを特徴とする請求項23記載の顆粒。
  29. 【請求項29】 前記タンパク質コアが、種粒子のまわりに層として形成さ
    れた前記酵素マトリクスを有することを特徴とする請求項23記載の顆粒。
  30. 【請求項30】 コーティング層をさらに有することを特徴とする請求項2
    3記載の顆粒。
  31. 【請求項31】 前記コーティング層が、前記種粒子のまわりに形成される
    ことを特徴とする請求項30記載の顆粒。
  32. 【請求項32】 前記コーティング層が、前記酵素マトリクスのまわりに形
    成されることを特徴とする請求項30記載の顆粒。
  33. 【請求項33】 前記コーティングが、ポリビニルアルコール、ポリビニル
    ピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
    キシセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
    プロピルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、キトサ
    ン、アラビアゴム、キサンタンおよびカラゲナンからなる群より選択されること
    を特徴とする請求項30記載の顆粒。
  34. 【請求項34】 酵素マトリクスを有する酵素コアを含有し、該酵素マトリ
    クスが、糖アルコールおよび構造剤の混合物と混合された酵素を含有することを
    特徴とする顆粒。
  35. 【請求項35】 前記構造剤が、多糖類およびポリペプチドからなる群より
    選択されることを特徴とする請求項34記載の顆粒。
  36. 【請求項36】 前記構造剤が、でんぷん、改質でんぷん、カラゲナン、セ
    ルロース、改質セルロース、アラビアゴム、アカシアゴム、キサンタンガム、ハ
    リエンジュガム、およびガーゴムからなる群より選択されることを特徴とする請
    求項35記載の顆粒。
  37. 【請求項37】 前記構造剤が、キトサン、ゼラチン、カゼイン、コラーゲ
    ン、ポリアスパラギン酸、およびポリグルタミン酸からなる群より選択されるこ
    とを特徴とする請求項35記載の顆粒。
  38. 【請求項38】 前記糖アルコールが、マンニトール、ソルビトール、およ
    びイノシトールからなる群より選択されることを特徴とする請求項34記載の顆
    粒。
  39. 【請求項39】 さらに合成ポリマーを含有し、該合成ポリマーが、ポリエ
    チレンオキシド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン
    グリコールおよびポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドからなる群よ
    り選択されることを特徴とする請求項33記載の顆粒。
  40. 【請求項40】 前記タンパク質コアが、種粒子のまわりに層として形成さ
    れた前記酵素マトリクスを有することを特徴とする請求項33記載の顆粒。
  41. 【請求項41】 コーティング層をさらに有することを特徴とする請求項3
    3記載の顆粒。
  42. 【請求項42】 前記コーティング層が前記種粒子のまわりに形成されるこ
    とを特徴とする請求項41記載の顆粒。
  43. 【請求項43】 前記コーティング層が前記酵素マトリクスのまわりに形成
    されることを特徴とする請求項41記載の顆粒。
  44. 【請求項44】 前記コーティングが、ポリビニルアルコール、ポリビニル
    ピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
    キシセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
    プロピルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリエチレングリコール、ポリエ
    チレンオキシド、キトサン、アラビアゴム、キサンタンおよびカラゲナンからな
    る群より選択されることを特徴とする請求項41記載の顆粒。
  45. 【請求項45】 a)種粒子を提供し、 b)糖または糖アルコールおよび構造剤と混合されたタンパク質を含有するタン
    パク質マトリクスで、工程a)の種粒子をコーティングする 各工程を含むことを特徴とする顆粒の製造方法。
  46. 【請求項46】 バリア材料を施す工程をさらに含むことを特徴とする請求
    項45記載の方法。
  47. 【請求項47】 コーティング層を形成する工程をさらに含むことを特徴と
    する請求項45記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記コーティング層を前記種粒子のまわりに形成すること
    を特徴とする請求項47記載の方法。
  49. 【請求項49】 前記コーティング層を、前記タンパク質マトリクスのまわ
    りに形成することを特徴とする請求項47記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記コーティングが、ポリビニルアルコール、ポリビニル
    ピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
    キシセルロース、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリエチレングリ
    コール、ポリエチレンオキシド、キトサン、アラビアゴム、キサンタンおよびカ
    ラゲナンからなる群より選択されることを特徴とする請求項47記載の方法。
  51. 【請求項51】 a)糖または糖アルコールおよび構造剤と混合されたタン
    パク質を含有する均質なタンパク質マトリクスを形成する工程を含むことを特徴
    とする顆粒の製造方法。
  52. 【請求項52】 バリア材料を施す工程をさらに含むことを特徴とする請求
    項51記載の方法。
  53. 【請求項53】 コーティング層を形成する工程をさらに含むことを特徴と
    する請求項51記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記コーティング層を前記バリア材料のまわりに形成する
    ことを特徴とする請求項53記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記コーティング層を前記タンパク質マトリクスのまわり
    に形成することを特徴とする請求項53記載の方法。
  56. 【請求項56】 前記コーティングが、ポリビニルアルコール、ポリビニル
    ピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
    キシセルロース、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリエチレングリ
    コール、ポリエチレンオキシド、キトサン、アラビアゴム、キサンタンおよびカ
    ラゲナンからなる群より選択されることを特徴とする請求項53記載の方法。
JP2000525532A 1997-12-20 1998-12-18 マトリクス顆粒 Withdrawn JP2001526887A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99545797A 1997-12-20 1997-12-20
US08/995,457 1997-12-20
US10587498P 1998-10-27 1998-10-27
US60/105,874 1998-10-27
PCT/US1998/027119 WO1999032613A1 (en) 1997-12-20 1998-12-18 Matrix granule

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001526887A true JP2001526887A (ja) 2001-12-25

Family

ID=26803043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000525532A Withdrawn JP2001526887A (ja) 1997-12-20 1998-12-18 マトリクス顆粒

Country Status (14)

Country Link
EP (1) EP1037968B2 (ja)
JP (1) JP2001526887A (ja)
KR (1) KR20010040305A (ja)
CN (1) CN1242060C (ja)
AT (1) ATE341619T1 (ja)
AU (1) AU752879B2 (ja)
BR (1) BR9813766A (ja)
CA (1) CA2313168A1 (ja)
CZ (1) CZ302332B6 (ja)
DE (1) DE69836098T3 (ja)
DK (1) DK1037968T4 (ja)
NZ (1) NZ505300A (ja)
PL (1) PL342710A1 (ja)
WO (1) WO1999032613A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511685A (ja) * 2002-07-30 2006-04-06 ジェネンコー・インターナショナル・インク エアロゾル生成を低減する製剤
JP2011512137A (ja) * 2008-02-14 2011-04-21 ダニスコ・ユーエス・インク 小さな酵素含有顆粒
WO2018155435A1 (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 Eaファーマ株式会社 顆粒製剤

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE341619T1 (de) * 1997-12-20 2006-10-15 Genencor Int In einem wirbelschichtbett hergestelltes matrixgranulat
WO1999032612A1 (en) 1997-12-20 1999-07-01 Genencor International, Inc. Fluidized bed matrix granule
CA2313238C (en) 1997-12-20 2009-05-12 Genencor International, Inc. Granule with hydrated barrier material
JP2002510716A (ja) * 1998-04-02 2002-04-09 ジェネンコア インターナショナル インコーポレーテッド 修飾デンプンコーティング
US7662409B2 (en) 1998-09-25 2010-02-16 Gel-Del Technologies, Inc. Protein matrix materials, devices and methods of making and using thereof
NZ510838A (en) 1998-10-27 2003-03-28 Genencor Int Matrix granule containing a protein and a starch admixture layered over an inert particle
DK1129163T3 (da) 1998-11-13 2011-03-21 Danisco Us Inc Granulat med lav massefylde i fluidiseret lag
ATE321838T1 (de) 1999-01-08 2006-04-15 Genencor Int Zusammensetzungen mit niedriger dichte und partikeln der diese enthalten
ATE312162T1 (de) * 1999-10-15 2005-12-15 Genencor Int Proteinhaltige körnchen und granulatformulierungen
WO2002034871A2 (en) 2000-10-27 2002-05-02 Genencor International, Inc. Particle with substituted polyvinyl alcohol coating
US8076113B2 (en) 2001-04-02 2011-12-13 Danisco Us Inc. Method for producing granules with reduced dust potential comprising an antifoam agent
JP4499991B2 (ja) * 2001-04-02 2010-07-14 ジェネンコー・インターナショナル・インク 粉塵生成の潜在性が減少した顆粒
US7018821B2 (en) 2001-06-22 2006-03-28 Genencor International, Inc. Highly impact-resistant granules
EP1528894B1 (en) 2002-04-29 2015-06-03 Gel-Del Technologies, Inc. Biomatrix structural containment and fixation systems
US8465537B2 (en) 2003-06-17 2013-06-18 Gel-Del Technologies, Inc. Encapsulated or coated stent systems
EP1660013A4 (en) 2003-08-26 2011-07-20 Gel Del Technologies Inc BIOMATERIAL AND PROTEIN BIOCOACERVATES, METHODS OF MAKING AND USING THEM
AU2004296851A1 (en) 2003-12-08 2005-06-23 Gel-Del Technologies, Inc. Mucoadhesive drug delivery devices and methods of making and using thereof
DE102006053071A1 (de) * 2006-11-10 2008-05-15 Ab Enzymes Gmbh Protein-enthaltender Stoff mit erhöhter Temperaturstabilität
AU2008345047A1 (en) 2007-12-26 2009-07-09 Gel-Del Technologies, Inc. Biocompatible protein particles, particle devices and methods thereof
MX2010013179A (es) * 2008-06-09 2011-01-14 Danisco Inc Recuperacion de enzima insoluble a partir de caldo de fermentacion y formulacion de enzima insoluble.
WO2010057177A2 (en) 2008-11-17 2010-05-20 Gel-Del Technologies, Inc. Protein biomaterial and biocoacervate vessel graft systems and methods of making and using thereof
WO2011090980A1 (en) 2010-01-20 2011-07-28 Danisco Us Inc. Mold treatment
EP2596093B1 (en) * 2010-07-20 2017-12-13 The Procter and Gamble Company Delivery particles with a plurality of cores
MX2013000792A (es) 2010-07-20 2013-02-27 Procter & Gamble Particulas con una pluralidad de recubrimientos.
DK3270893T3 (da) 2015-03-19 2021-11-01 Danisco Us Inc Stabile granulater med lav indre vandaktivitet
DE102015217816A1 (de) 2015-09-17 2017-03-23 Henkel Ag & Co. Kgaa Verwendung hochkonzentrierter Enzymgranulate zur Erhöhung der Lagerstabilität von Enzymen
EP3459528B1 (en) 2017-09-20 2022-11-23 Tillotts Pharma Ag Preparation of solid dosage forms comprising antibodies by solution/suspension layering
US20210189295A1 (en) 2018-08-30 2021-06-24 Danisco Us Inc Enzyme-containing granules
WO2023039270A2 (en) 2021-09-13 2023-03-16 Danisco Us Inc. Bioactive-containing granules

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1590432A (en) 1976-07-07 1981-06-03 Novo Industri As Process for the production of an enzyme granulate and the enzyme granuate thus produced
US4760025A (en) 1984-05-29 1988-07-26 Genencor, Inc. Modified enzymes and methods for making same
NZ208612A (en) 1983-06-24 1991-09-25 Genentech Inc Method of producing "procaryotic carbonyl hydrolases" containing predetermined, site specific mutations
US5185258A (en) 1984-05-29 1993-02-09 Genencor International, Inc. Subtilisin mutants
JPS6192570A (ja) 1984-10-12 1986-05-10 Showa Denko Kk 酵素造粒法
US4689297A (en) 1985-03-05 1987-08-25 Miles Laboratories, Inc. Dust free particulate enzyme formulation
EP0272923A3 (en) * 1986-12-24 1989-08-16 Stabra AG Particulate product including glucose oxidase
DK435687D0 (da) * 1987-08-21 1987-08-21 Novo Industri As Enzymholdigt granulat og fremgangsmaade til fremstilling deraf
GB8816443D0 (en) * 1988-07-11 1988-08-17 Albright & Wilson Liquid enzymatic detergents
DE3811659C1 (ja) * 1988-04-07 1989-11-16 Henning Berlin Gmbh Chemie- Und Pharmawerk, 1000 Berlin, De
JPH05502584A (ja) 1989-12-21 1993-05-13 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 酵素含有調製品及び該調製品を含有する洗剤
US5814501A (en) * 1990-06-04 1998-09-29 Genencor International, Inc. Process for making dust-free enzyme-containing particles from an enzyme-containing fermentation broth
US5254283A (en) 1991-01-17 1993-10-19 Genencor International, Inc. Isophthalic polymer coated particles
JPH04271785A (ja) * 1991-02-28 1992-09-28 Kao Corp 酵素固形製剤及びその製造方法
US5879920A (en) * 1991-10-07 1999-03-09 Genencor International, Inc. Coated enzyme-containing granule
US5324649A (en) 1991-10-07 1994-06-28 Genencor International, Inc. Enzyme-containing granules coated with hydrolyzed polyvinyl alcohol or copolymer thereof
JPH08500375A (ja) * 1992-08-14 1996-01-16 ゾルファイ エンツィーメス ゲゼルシャフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 新規の酵素粒状物
EP0862623B1 (en) 1995-10-06 2004-06-02 Genencor International, Inc. Microgranule for food/feed applications
ATE341619T1 (de) * 1997-12-20 2006-10-15 Genencor Int In einem wirbelschichtbett hergestelltes matrixgranulat

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511685A (ja) * 2002-07-30 2006-04-06 ジェネンコー・インターナショナル・インク エアロゾル生成を低減する製剤
JP4694966B2 (ja) * 2002-07-30 2011-06-08 ジェネンコー・インターナショナル・インク エアロゾル生成を低減する製剤
JP2011512137A (ja) * 2008-02-14 2011-04-21 ダニスコ・ユーエス・インク 小さな酵素含有顆粒
WO2018155435A1 (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 Eaファーマ株式会社 顆粒製剤

Also Published As

Publication number Publication date
CA2313168A1 (en) 1999-07-01
NZ505300A (en) 2002-12-20
ATE341619T1 (de) 2006-10-15
CN1282370A (zh) 2001-01-31
KR20010040305A (ko) 2001-05-15
DE69836098D1 (de) 2006-11-16
CZ302332B6 (cs) 2011-03-16
EP1037968B2 (en) 2014-02-05
BR9813766A (pt) 2000-10-24
AU752879B2 (en) 2002-10-03
PL342710A1 (en) 2001-07-02
DE69836098T3 (de) 2014-04-30
CN1242060C (zh) 2006-02-15
AU2006199A (en) 1999-07-12
WO1999032613A1 (en) 1999-07-01
DE69836098T2 (de) 2007-05-03
DK1037968T4 (da) 2014-03-10
EP1037968A1 (en) 2000-09-27
EP1037968B1 (en) 2006-10-04
CZ20002307A3 (cs) 2000-12-13
DK1037968T3 (da) 2007-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001526887A (ja) マトリクス顆粒
JP4367743B2 (ja) 水和バリア材料を有する顆粒
US6423517B2 (en) Granule containing protein and salt layered on an inert particle
JP2002534076A (ja) 低密度組成物および同組成物を包含する微粒子
US8535924B2 (en) Granules with reduced dust potential comprising an antifoam agent
US7300779B2 (en) Preparation of a granule containing protein, corn starch and sugar layered on an inert particle
JP2002530479A (ja) 流動床による低密度顆粒
US20010056177A1 (en) Matrix granule
JP2003514922A (ja) 蛋白質含有顆粒および顆粒配合物
JP4499991B2 (ja) 粉塵生成の潜在性が減少した顆粒
MXPA00005831A (en) Matrix granule
MXPA01004174A (en) Matrix granule
MXPA00005830A (en) Granule with hydrated barrier material

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307