JP4499991B2 - 粉塵生成の潜在性が減少した顆粒 - Google Patents

粉塵生成の潜在性が減少した顆粒 Download PDF

Info

Publication number
JP4499991B2
JP4499991B2 JP2002577002A JP2002577002A JP4499991B2 JP 4499991 B2 JP4499991 B2 JP 4499991B2 JP 2002577002 A JP2002577002 A JP 2002577002A JP 2002577002 A JP2002577002 A JP 2002577002A JP 4499991 B2 JP4499991 B2 JP 4499991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granule
granules
coating
allergenic
antifoaming agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002577002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004535167A (ja
Inventor
グリーン、トーマス・エス
デイル、ダグラス・エイ
Original Assignee
ジェネンコー・インターナショナル・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェネンコー・インターナショナル・インク filed Critical ジェネンコー・インターナショナル・インク
Publication of JP2004535167A publication Critical patent/JP2004535167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4499991B2 publication Critical patent/JP4499991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0026Low foaming or foam regulating compositions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/04Making microcapsules or microballoons by physical processes, e.g. drying, spraying
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0039Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/06Powder; Flakes; Free-flowing mixtures; Sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3707Polyethers, e.g. polyalkyleneoxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
    • C11D3/38672Granulated or coated enzymes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

発明の詳細な説明
関連出願
本出願は2001年4月2日に出願された係属中の米国特許出願番号第60/281,108号の継続出願である。
発明の背景
近年、酵素、特に微生物起源の酵素の使用はますます普及してきている。酵素は、例えば、でんぷん工業、乳製品工業及び洗剤工業などのいくつかの工業界において使用されている。洗剤工業において、酵素、特にタンパク質分解酵素の使用が、特に酵素の粉塵に伴う健康上のリスクがあるために、洗剤工場従業員への工業衛生上の問題を生み出すことはよく知られている。
酵素が洗剤事業に導入されて以来、酵素の造粒及び被覆において多くの開発が業界上提案されてきた。例えば、酵素造粒に関する以下の特許を参照されたい:
米国特許第4,106,991号は、酵素粒剤の形成の改善について記載しており、乾燥組成物の全重量に基づいて2〜40重量%の微細に分割されたセルロース繊維を造粒された組成物内に含む。さらに、この特許は顆粒粒子を被覆するために使用できるワックス状物質を記載している。
米国特許第4,689,297号は、水和可能な粒状コアを含む酵素含有粒子について記載しており、該コアの最長径が150〜2,000ミクロンであり、コア粒子周辺の酵素の均一な層がコア粒子重量の10〜35重量%であり、及びフィルム形成性の水に可溶性または水に分散性である巨大分子の被覆剤の層が酵素層を均一に取り囲み、酵素と被覆剤の組合わせはコア粒子の重量の25〜55%である。この特許に記載されている該コア物質は泥、デキストリン層で被覆されたコーンスターチ層内に封入された砂糖結晶、粒状化ジャガイモデンプン、粒状食塩、粒状化クエン酸三ナトリウム、蒸発皿で結晶化したNaClフレーク、ベントナイト粒子または小球、ベントナイト、カオリン及び珪藻土含有顆粒、またはクエン酸ナトリウム結晶を含む。フィルム形成性物質は脂肪酸エステル、アルコキシル化アルコール、ポリビニルアルコールまたはエトキシル化アルキルフェノールである。
米国特許第4,740,469号は、主に1〜35重量%の酵素及び平均長が100〜500ミクロン及び繊維径0.05〜0.7デニールの範囲の合成繊維材料0.5〜30重量%から成り、増量剤または充填剤で調節された酵素造粒組成物を記載している。該粒剤はさらに、ポリエチレングリコールなどの溶融ワックス材料及び任意で二酸化チタンなどの着色剤を含むことができる。
米国特許第5,254,283号は、非水溶性縦糸サイズ重合体の連続層で被覆された微粒子物質について記載している。米国特許第5,324,649号はコア、酵素層及び外側被覆層を有する酵素含有粒剤について記載している。該酵素層、及び任意でコア及び外側被覆層はビニルポリマーを含有する。
国際公開WO91/09941号は酵素含有製剤について記載しており、従って酵素結晶としての製剤中には少なくとも50%の酵素活性が生じる。該製剤はスラリーまたは粒状であってもよい。
国際公開WO97/12958号は微粒子酵素組成物を開示する。該粒剤は流動層凝集によって生成され、多数のキャリアまたは酵素で被覆され、結合剤で結合された種粒子を含む粒剤となる。
しかしながら、(上述の)産業界によって提案されてきたこれらの発展を考慮に入れたとしても、低粉塵顆粒の必要性が依然としてある。特に、一般的な顆粒またはタンパク質または酵素を含む顆粒の場合、洗剤工業において、粉塵の形成及び空中に飛散することは問題である。これらの場合において、従業員はしばしば顆粒の内容物にさらされ、深刻なアレルギー反応を発展させ得る。従って、本発明の目的は消泡剤を加えることにより低粉塵酵素顆粒を生成する方法を提供することである。本発明の目的はさらに、洗剤工業において酵素含有顆粒にさらされる従業員のためにより安全な環境を容易にもたらすことである。
発明の概要
本発明は粉塵生成の潜在性が減少された顆粒に関する。本発明の顆粒は、消泡剤が生成顆粒の粉塵生成の潜在性を減少させるのに十分な濃度で最終的な顆粒中に含まれるように、消泡剤を顆粒製造の間に加える方法によって調整される。
本発明の実施形態において、固形製剤において使用される顆粒は種粒子、及び種粒子を取り囲むアレルギー性物質と消泡剤の混合剤を含み;ここで、該顆粒はホイバッハ(Heubach)法により測定して、消泡剤を含まない同様の方法で調整された顆粒よりも少なくとも10%少ない粉塵を含む。
本発明の他の実施形態において、固形製剤において使用される顆粒は種粒子;種粒子を取り囲むアレルギー性成分と消泡剤の混合剤;混合剤を取り囲むコーティングを含み、該コーティングは消泡剤及び少なくとも1のバリア物質を含み、該顆粒はホイバッハ法により測定して、消泡剤を含まない同様の方法で調整された顆粒よりも少なくとも10%少ない粉塵を含む。
本発明のさらに別の実施形態において、固形製剤において使用される顆粒は種粒子;種粒子を取り囲むアレルギー性成分;アレルギー性成分を取り囲むコーティングを含み、該コーティングは少なくとも1のバリア物質を含み、かつ少なくとも消泡剤を含有する外側コーティングを含み、該顆粒はホイバッハ法により測定して、消泡剤を含まない同様の方法で調整された顆粒よりも少なくとも10%少ない粉塵を含む。
他の実施形態は上述の顆粒を生成する方法である。該顆粒は、アレルギー性成分を顆粒中に組み込まれるように含んだ化合物の混合物を調整し;該混合物に消泡剤を加え;及び消泡剤を含んだ混合物を用いて顆粒またはその層を形成することにより生成する。顆粒を生成する他の実施形態において、消泡剤はアレルギー性成分と混合される。さらに該方法の他の実施形態において、該消泡剤はアレルギー性成分を取り囲むバリア層とも混合される。さらに該方法の他の実施形態において、該消泡剤はアレルギー性成分を覆うバリア層を取り囲むコーティングへのみ添加される。
発明の詳細な説明
本発明は粉塵生成が低減された顆粒を提供する。該顆粒は消泡剤を添加する工程を含む方法により生成する。本発明は、結果として生じる顆粒が消泡剤を加えない方法により調製された顆粒と比較して、粉塵生成が減少されるように消泡剤を加える方法を含む。
既に指摘したように、多くの消費者または産業上の用途における酵素使用の重要な問題は酵素がしばしばアレルギー抗原となる可能性があるという事実から生じる。従って、例えば洗濯洗剤製造工場において原料としての酵素にさらされる工場従業員の一部、及び消費者製品中の酵素含有顆粒にさられる可能性のある一般の人々の一部においても過敏症及びアレルギー反応のリスクを最小限にするように処方される酵素顆粒の必要性が存在する。運搬、ふるい、ブレンド、及び充填のような製造作業により、顆粒の崩壊及び酵素の単体分離を生じ易い酵素顆粒上に摩擦力を生じる可能性があり、それらはその後空気中で運ばれるほこりまたは飛散粉末を生じ得る。様々な造粒及びカプセル充填技術に関する重大な努力はこのようなアレルギー性粉塵を形成する酵素顆粒の潜在性を最小限にすることに向けられてきた。例えば、米国特許第4,106,991号(Markussen)はドラム造粒機においてより堅く、より耐摩擦性を有する顆粒を生成するためのセルロース繊維及びバインダーの使用について記載している。同様に、PCT出願のWO93/07263(ジェネンコア)は、結合剤及び被覆剤としてのポリビニルアルコールを利用することによる、流動層スプレーコーター中でのコア、酵素層及び外側被覆層を含む優れた低粉塵顆粒の生成方法について記載している。
ここで用いるように、“粉塵生成(ダスト)”の語は顆粒構造の分解または崩壊により、微細な空中粒子に遊離する顆粒の性質をいう。顆粒の粉塵生成は工業において日常的に測定される。例えば、顆粒の粉塵生成はいくつかの様々な技術によって測定でき、各技術は特定の条件に適したものであり、必ずしも置換え可能ではない。しかしながら、酵素工業において一般的に使用される2つの技術は、機械強度の弱い顆粒が高レベルの酵素を洗剤製造プラント内で空中に放出する実際の傾向を予測する能力が確認されている。
優れた予測結果を与える2つの酵素粉塵生成試験方法は、エルトリエーション法及びホイバッハ摩擦(Attrition)法などである。この各試験は産業界において公知である。しかしながら、読者の便宜のために、該試験を以下に簡単に概説する。エルトリエーション法は、酵素顆粒60gをトールガラス管の底部の多孔質ガラスフリット上に置き、0.8m/sの一定の乾燥気流で20〜40分間の間、流動化させる。ホイバッハ摩擦法は、13.5gの顆粒を回転櫂及び4つのステンレス鋼ボールを取り付けた小円筒型試験槽内に置き、粉塵粒子が20分間気流によって顆粒の移動床から剥ぎ取られる間回転させる。両方法において、気流によって剥ぎ取られた粉塵粒子は外部ろ過パッド上に溜め込まれ、続いて重量分析的にその全重量(“全粉塵”)を分析または生物学的にその活性“酵素粉塵”を測定する。出願人はこれらの方法が有用であることを見出したが、当業者であれば適切な粉塵生成測定の方法は、顆粒の破壊または摩滅を生じる力に酵素顆粒をさらすための再現可能な信頼性のあるいかなる方法も含むということを理解するであろう。
好ましくは、本発明の顆粒は、生成顆粒中に消泡剤が添加されていないが同一の方法に従って作られる比較顆粒よりも、少なくとも20%少ない粉塵、より好ましくは少なくとも40%少ない粉塵、さらにより好ましくは少なくとも60%少ない粉塵、及びさらに好ましくは少なくとも80%少ない粉塵、及び最も好ましくは少なくとも90%少ない粉塵を生じる。
ここで用いるように、“アンチフォーム(antifoam)”または“消泡剤(antifoam agent)”は工業的用途において発泡の防止または泡を壊すために通常使用される化合物を意味する。また、これらはディホーマー(defoamer)または消泡剤(defoamer agent)とも呼ばれる。これらの化合物は液体の表面弾性を減少させ、不安定な泡形成を防止する界面活性物質である。泡は液体の表面弾性及び界面活性剤間の平衡を達成しようとする傾向の結果として壊れる。(Vardar−Sukan,Recent Adv.Biotechnol.(1991)、pp.113−146)。多くの化合物が消泡剤に関する出願で見られ、脂肪、油、ワックス、脂肪族系酸またはエステル、アルコール、硫酸塩、スルフォン酸塩、脂肪酸、石鹸、窒素化合物、リン酸塩、ポリグリコール、硫化物、チオ化合物、シロキサン及びハロゲン化及び無機化合物が挙げられる(Ghildyal,Adv.Appl.Microbiol.(1988)、vol.33、pp.173−222)。好ましくは、使用される消泡剤はバイオプロセスにおける使用に適合するものである。特に、油、脂肪酸、エステル、ポリグリコール及びシロキサンは有用である。最も好ましくは、ここで本発明者は、優れた消泡剤は酸化エチレン酸化プロピレンコポリマーであると判断した。約2200の分子量を有する酸化エチレン酸化プロピレンコポリマーの例は、Mazer Chemicals社から市販されている、Mazu(商標)である。
本発明の好ましい実施形態によると、添加される消泡剤の量は生成顆粒の粉塵生成の潜在性を著しく減少させるために十分な量である。好ましくは、消泡剤は最終的な生成顆粒における重量%が約0.25重量%〜10重量%の間となる量;より好ましくは0.35〜5重量%及び最も好ましくは0.5〜2重量の間となる量を添加する。
消泡剤は顆粒の生成のための方法のいかなる工程中に添加してもよい。従って、消泡剤は、酵素の再生または精製を伴う工程の間に、顆粒または顆粒の層にかかる処方における構成成分として酵素醗酵培養液に添加してもよい。消泡剤が顆粒生成プロセスの多数の異なる工程で添加でき、最適な方法は特定の顆粒生成プロセスに依存することは当業者に容易に理解されるであろう。従って、本発明は特定のいかなる種類の顆粒または顆粒生成方法に限定するものではないが、以下に述べる方法の多数の修正または変動が可能である。
本発明の好ましい実施形態において、該顆粒は層状顆粒であり、異なる層が様々な利益または効果を意図して異なる構成成分を含む。標準的な層状顆粒は、より詳細に下記に述べるように、いかなる数の層を含むことも可能である。例えば、種またはコアは漂白層、バリア層、コーティング層、酵素またはその他のタンパク質層及びその他の保護または活性層のいかなる組合わせでコーティングされてもよい。
1の実施形態において、本発明の組成物は粒子またはコアの生成により、小さな種またはキャリア粒子の周囲に形成される。種またはキャリア粒子は、さらに物質が(結合剤、及び任意で酵素のような1以上のタンパク質と共に)堆積できる(例えば、被覆、層状構造等)不活性粒子である。適当な種材料は無機塩類、糖、糖アルコール、有機酸または塩のような小有機分子、泥や珪酸塩のような鉱物、またはこれらの2以上の組合わせが挙げられる。種粒子に混和される適当な可溶化成分は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、尿素、クエン酸、クエン酸ソルビトール、マンニトール、オレアート、スクロース、乳糖などが挙げられる。可溶化成分はタルク、カオリンまたはベントナイトのような分散性成分と組合わせることができる。種粒子は以下の種々の造粒技術により生成できる:結晶化、沈殿、パンコーティング法、流動層コーティング、流動層凝集、回転アトマイゼーション(微粒化)、押出し法、プリリング(小球化)、球状化(spheronization)、ドラム造粒、及び/または高剪断凝集。本発明の微粒子は、種粒子を用いた場合、種粒子対微粒子の比は1:1〜1:4質量/質量である。同様に、本発明の顆粒はコア対顆粒の比が1:1〜1:4質量/質量である。好ましくは、種粒子は最終的なコアまたは顆粒の密度に不利に影響しない上に、許容できる強度を与える。
ここでの使用において考えられる適当な結合剤は、通常のイエローデントスターチ(yellow dent starch)、修飾デンプン(例えば、ヒドロキシプロピル付加、エトキシル化、アセチル化、酸シニング(acid thinnig)等)、糖(例えば、スクロース、D−グルコース、フルクトース、乳糖等)、マルトデキストリン(maltodextrin)、ポリビニルピロリジン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)、キサンタンガム、アラビアゴム、アカシアゴム、アルギン酸塩、カラギーナン、ワックス(例えば、カルナバロウ、蜜蝋、パラフィン及びそれらのブレンド)、高融点界面活性剤(例えば、融点が40〜80℃)が挙げられる。
本発明の範囲内のタンパク質はホルモンまたはその他の治療用タンパク質のような薬学的に重要なタンパク質、及び酵素のような工業的に重要なタンパク質を含む。好ましい実施形態において、いかなる酵素または酵素の組み合わせは本発明において使用できる。好ましい酵素は例えば汚れのような基質を加水分解できる酵素を含む。好ましい加水分解酵素として知られる酵素が使用でき、限定されないが、プロテアーゼ(細菌、菌類由来、酸性、中性またはアルカリ性)、アミラーゼ(アルファまたはベータ)、リパーゼ、セルラーゼ及びそれらの混合物が挙げられる。特に、好ましい酵素はズブチリシン及びセルラーゼである。代表的なズブチリシンは米国特許第4,760,025号、欧州特許第130 756B1及びPCT出願WO91/06637に記載されており、その内容を本明細書に引用するものとする。代表的なセルラーゼとしてはジェネンコア・インターナショナルから市販されているMultifect L250(商標)及びPuradax(商標)が挙げられる。本発明において使用できるその他の酵素としては、酸化酵素、転移酵素、脱水酵素、還元酵素、ヘミセルラーゼ及び異性化酵素が挙げられる。
酵素が充填され得る顆粒中の位置は以下を含む:コアまたは種材料内の中心(例えば、中心に位置する種粒子を取り囲む層中);コアまたは種材料との(例えば、均一な)混合;コアまたは種材料を覆う層として、またはコアまたは種材料を取り囲む層として;コア材料から他の1以上の層で分離された層として;及びそれらの組合わせとしての位置を含む。
可塑剤は特定の層を保護または円滑にするために使用でき、または顆粒全体を保護するために使用できる。本発明において有用で適当な可塑剤としては、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール(例えば低分子量PEG)のような多価アルコール、尿素、またはその他の公知の可塑剤が挙げられる。適当な抗凝集剤としては、タルク、TiO、泥、アモルファスシリカ、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸及び炭酸カルシウムのような難溶性またはやや溶けにくい物質が挙げられる。従って、可塑剤及び抗凝集剤は例えば、顆粒に塗布される上塗りコーティング中に含むことができる。
バリア層は顆粒中のタンパク質または酵素に不利に影響し得る基質の拡散を遅くする、または防止するために使用できる。バリア層はバリア物質から構成され、コア及び/またはコアを取り囲む酵素層上を被覆することができる;及び/またはバリア物質はコア中に含まれていてもよい。適当なバリア材料としては、例えば、デンプン、無機塩類または有機酸または塩が挙げられる。1の実施形態において、バリア層は酵素含有コア上を被覆するデンプン及び結合剤(例えば、スクロース)を含む。
上で述べたように、本発明の顆粒は本発明の方法に従って生成できる1以上のコーティング層を含むことができる。例えば、そのようなコーティング層は1以上の中間コーティング層、またはそのようなコーティング層は1以上の外側コーティング層またはそれらの組合わせであり、そのいずれもが消泡剤を添加して生成することができる。さらに、コーティング層を追加でき、酵素顆粒の最終用途に依存して、顆粒組成物において多くの機能のいくつかを果たすことができる。例えば、コーティングは漂白剤による酸化に対して酵素耐性を与えることができ、酵素漏出を防ぎ、水性媒体へ顆粒を導入する際に望ましい溶出速度を生じ、または酵素の貯蔵安定性を高めてかつ顆粒内の細菌成長の可能性を減少させるための周囲湿度に対する防壁となる。
適当なコーティング剤としては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)のような水溶性または水分散性塗膜形成ポリマーやメチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースのようなセルロース誘導体、ポリエチレングリコール、酸化ポリエチレン、アラビアゴム、キサンタン、カラギーナン、キトサン、ラテックスポリマー及び腸溶コーティングが挙げられる。さらに、コーティング剤は同じまたは異なるカテゴリーのその他の活性剤と併せて用いてもよい。
顆粒のコーティング層に混和するための適当なPVAとしては、低粘度から高粘度の部分加水分解PVA、完全加水分解PVA、及び加水分解の中間体PVAが挙げられる。好ましくは、外側コーティング層は低粘度の部分加水分解PVAを含む。有用な他のビニルポリマーとしては、酢酸ポリビニル及びポリビニルピロリドンが挙げられる。有用なコポリマーとしては、例えば、PVA−メタクリル酸メチルコポリマー及びPVP−PVAコポリマー及び商品名オイドラギット(Eudragit(登録商標))(ローヌ・プーラン社(Rhone Poulenc))で市販されているような腸溶性コポリマーが挙げられる。
本発明のコーティング層はさらに1以上の以下のものを含むことができる:可塑剤、増量剤、潤滑剤、色素及び任意で酵素のような追加のタンパク質。本発明のコーティング層において有用で適当な可塑剤としては、例えば糖、糖アルコールまたはポリエチレングリコール(PEG)のような多価アルコール、尿素、グリコール、プロピレングリコールまたはクエン酸トリエチル、フタル酸ジブチルまたはフタル酸ジメチルまたは水のようなその他の公知の可塑剤が挙げられる。本発明のコーティング層において有用で適当な色素としては、限定されないが、二酸化チタンまたは炭酸カルシウムのような細粒漂白剤または有色顔料及び染料またはそれらの組合わせが挙げられる。好ましくは、そのような色素としては溶解の際に低残留性色素であるものがよい。適当な増量剤としてはスクロースのような糖またはマルトデキストリン及び固形コーンシロップのようなデンプン加水分解物、カオリン及びベントナイトのような泥及びタルクが挙げられる。適当な潤滑剤としてはネオドール(Neodol)のような非イオン性界面活性剤、獣脂アルコール、脂肪酸、ステアリン酸マグネシウムのような脂肪酸塩及び脂肪酸エステルが挙げられる。
補助成分を本発明の酵素含有顆粒のいずれかの層に添加してもよい。補助成分としては、金属塩;可溶化剤;活性化剤;酸化防止剤;染料;抑制剤;結合剤;香料;硫酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム、尿素、塩酸グアニジン、炭酸グアニジン、スルファミン酸グアニジン、二酸化チオ尿素、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンのような酵素保護剤/スカベンジャー(掃去剤)やグリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、ウシ血清アルブミン、カゼイン等などのようなタンパク質;陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び長鎖脂肪酸塩などの界面活性剤;ビルダー;アルカリまたは無機電解質;漂白剤;青味剤及び蛍光染料及びホワイトナー(漂白剤);ベタインのような酵素安定剤、ペプチド及びケーキング防止剤が挙げられる。
好ましくは、本発明に従って生成される顆粒はおおよそ円形または球状である。
ここに記載される顆粒は限定されないが、マルメリゼーション(marumerization)、ドラム造粒、流動層スプレーコーティング、パンコーティングまたはその他の適切な方法またはそのような技術の組合わせなどの粒子生成技術における当業者に公知の方法によって作ることができる。本発明の微粒子組成物及び顆粒を生成するためのいくつかの代表的な方法を次に記載する。
流動層スプレーコーティングの好ましい実施形態において、種粒子は流動層コーターへ装入され、流動化される。結合剤または無孔または微孔性、低密度材料(例えば、中空球)及び任意でその他の低密度材料と共に用いる結合剤系から成るコーティング溶液は微粒子またはコアを生成するために種上に噴霧される。また、無孔または微孔、低密度材料(及び、適用可能であればその他の低密度材料)はパンまたは流動層コーターにおいて結合剤スプレー塗布とともに乾燥させて添加できる。コア生成後、酵素をコア上に層状に設けることができる。任意に、例えば緩衝、保護バリアの設置、充填等の目的、その他の価値/性能を材料に付加するという目的でその他の層を続いて添加してもよい。最終的に、装飾コーティングを美観及び環境からの保護を与えるために塗布できる。所望により、全体的な工程はパン・コーター内で行うことができる。さらに、本方法のいかなる工程もパン・コーターまたは流動層コーターにおいて行うことができる。
先に記載した方法において使用するための適当な種粒子は、例えば、糖結晶、塩結晶、ノンパレル、許容範囲の融点を有するプリル(小球)、押出し微粒子、ドラム造粒から得た微粒子等が挙げられる。
顆粒を生成するための他の実施形態において、コアまたは種材料は、溶融成分を含み無水またはほとんど水を含まない溶液、または溶融成分とその他の溶媒から成る溶液中でブレンドしてもよい。この溶液は回転ディスク、遠心分離ノズル、または50〜3000μmのサイズの球状粒子を生成するために使用されるその他の種類のプリリングデバイスへ充填させることができる。プリルはそれらが崩壊するとともに冷却されて硬化することができるように収集領域上の所定の高さにおいて生成する。もしくは、逆流冷気流はプリルの硬化を促進し、粒子速度を制御するために使用できる。任意で、酵素は乾燥粉末、酵素−結晶スラリーまたはペースト、酵素沈殿スラリーまたはペースト、または水性または非水性溶媒における可溶化形態においての形でホットメルト溶液へ添加できる。上述の酵素添加のいずれにおいても、ホットメルトにおける液体キャリア溶媒の濃度は球状、非脆性プリルがもはや生成しないレベル以上には上昇できない。これらの酵素プリルはその後任意で装飾的に被覆できる。
別の実施形態において、本発明の酵素顆粒はコア材料を乾燥ブレンドに添加することにより押出し法により生成され、例えば、本発明明細書に引用する米国特許第5,739,091号に記載されているように処理される。
さらに別の実施形態において、本発明の低密度酵素顆粒はコア材料を乾燥ブレンドに添加することによりドラム造粒法により生成され、例えば本明細書に引用するPCT出願のWO90/09440号に記載の処理がなされる。
さらに別の実施形態において、コア材料はマイクロカプセル生成物のコアを生成するために使用される溶液/スラリーへブレンドすることができる。この溶液は二層ノズルを通してシェル(外殻)溶液とともに噴霧でき、ここでコア溶液は内部液体ポートを通って存在し、シェル溶液は外部同心液体ポートを通って存在し、及び遠心力、機械的振動、ジェット裁断、音波、液体または気流からの交差剪断、電磁場等により細分化される。シェルに依存して、マイクロカプセルは液体ベース収集槽、生成物のフリーフローを促進する固体媒体において収集でき、または収集容器に到達する前に生成物の硬化/構築を可能とする静電気または逆流気流中において収集できる。任意で、マイクロカプセルは乾燥及び/または装飾的にコーティングすることができる。
該シェルは内部コアを効果的に取り込む材料から構成でき、マイクロカプセルを著しく変形、凝集、分解または無効なものとするその他の方法を採ることなしに関連する用途において使用できるように、十分な剛性を備えることができる。
ここに記載される顆粒はパンコーティング、流動層コーティング、流動層凝集、プリリング、ディスク造粒、マルメリゼーション、噴霧乾燥法、押出し法、遠心押出し法、スフェロニゼーション(球状化)、ドラム造粒、高剪断凝集、またはこれら技術の組合わせなどの酵素造粒技術の当業者に公知の方法によって作ることができる。
以下の実施例は代表的なものであり、限定する趣旨のものではない。当業者であれば、ここに記載の技術に基づいてその他のタンパク質、タンパク質コア、酵素、酵素コア、種粒子、方法及びコーティング剤を選択できる。
実施例
実施例1
この実施例において、種及び3層を含む顆粒を生成し、消泡剤を酵素層に添加した。消泡剤を添加しない対照を調整し、粉塵生成レベルを比較した。該顆粒を生成するために、1.0kgのスクロース結晶を35〜50メッシュでふるいにかけ、Glatt3流動層コーター及びフリューダイザー(流動化槽)に充填した。15.5%の全乾燥固体を含む1.6kgのプロテアーゼ水溶液を0.84kgのスクロース及び0.84kgのコーンスターチを含む3.27kgの水溶液に添加した。ロット番号2は47gの消泡剤酸化エチレン酸化プロピレンコポリマー(Mazu(商標)DF204)を上述の製剤に加えたことでロット番号1と異なる。プロテアーゼ溶液は以下の条件でスクロース種結晶上に噴霧した:

流動供給量 43g/分
噴霧圧 20PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 100CFM
被覆粒子は続いて1.6kg(50重量%)の硫酸マグネシウム七水和物を含む水溶液でコーティングした。該コーティングは以下の条件で塗布した:

流動供給量 50g/分
噴霧圧 30PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 100CFM
硫酸マグネシウム被覆粒子はそれから、二酸化チタン267g(6重量%)、メチルセルロース(ダウ・カンパニーから市販のMethocell)111g(2.5重量%)、ピュアコートB790(Grain Product社から市販)111g(2.5重量%)、ネオドール 67g(1.5重量%)、及び分子量600のポリエチレングリコール74g(1.7重量%)を含む3.5kgの水溶液で装飾的にコーティングした。該装飾的コーティングは以下の条件で塗布した:

流動供給量 43g/分
噴霧圧 40PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 100CFM
結果は、顆粒の酵素層への消泡剤の添加によりホイバッハ及びエルトリエーション試験の両方において粉塵生成レベルが減少したことを示す。
Figure 0004499991
実施例2
この実施例において、消泡剤を第1の層(酵素含有)及び第2の層(コーンスターチ、二酸化チタン及びネオドールを含むコーティング層)に添加し、消泡剤を加えないで生成した顆粒と粉塵生成の可能性を比較した。
ロット1は以下の通りに調整した:35〜50メッシュでふるいにかけた25kgのスクロース結晶をDeseret60流動層コーター及びフリューダイザーに充填した。15.5%の全乾燥固体を含む39kgのプロテアーゼ水溶液を22.5kgスクロース及び22.5kgのコーンスターチを含む63kgの水溶液に加えた。
ロット2は以下の通りに調整した:35〜50メッシュでふるいにかけた25kgのスクロース結晶をDeseret60流動層コーター及びフリューダイザーに充填した。15.5%の全乾燥固体を含む39kgのプロテアーゼ水溶液を21.3kgスクロース及び21.3kgのコーンスターチ及び1.2kg(1重量%)のMazu DF204を含む63kgの水溶液に加えた。
プロテアーゼ溶液を以下の条件の下、スクロース結晶上に噴霧した:

流動供給量 750g/分
噴霧圧 75PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 1200CFM
被覆粒子はそれから、11.7kg(10.2重量%)スクロース、11.7kgのコーンスターチ、6.9kg(6.0重量%)の二酸化チタン及び1.5kg(1.3重量%)のネオドールを含んだ82.4kg(40重量%)の水溶液でコーティングした。ロット番号2は該噴霧溶液に加えて1.2kg(1%)mazuを含む。該コーティングを以下の条件で塗布した:

流動供給量 1200g/分
噴霧圧 60PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 1200CFM
該被覆粒子はそれから2.94kg(2.5重量%)のヒドロキシメチルセルロースE15、及び353g(0.3重量%)の分子量600のポリエチレングリコールを含んだ65.8kgの水溶液で装飾的にコーティングした。該装飾的コーティングは以下の条件で塗布した:

流動供給量 750g/分
噴霧圧 75PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 1200CFM
以下に示すように、顆粒の層1及び2に消泡剤としてMazuを加えることにより、ホイバッハの全粉塵レベルが減少する。
Figure 0004499991
実施例3
この実施例において、消泡剤を顆粒の第3の層に添加し、消泡剤を加えずに調製した顆粒と比較した。
35〜50メッシュでふるいにかけた25kgのスクロース結晶をDeseret60流動層コーター及びフリューダイザーに充填した。21.4%の全乾燥固体を含む54kgのプロテアーゼ水溶液を20.6kgのスクロース及び20.6kgのコーンスターチを含む73kg水溶液に加えた。
プロテアーゼ溶液を以下の条件でスクロース上に噴霧した:

流動供給量 750g/分
噴霧圧 75PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 1200CFM
該被覆粒子はそれから、11.7kg(10.2重量%)のスクロース、11.7kgのコーンスターチ、6.9kg(6.0重量%)の二酸化チタン及び1.5kg(1.3重量%)のネオドールを含む82.4kg(40重量%)の水溶液でコーティングした。該コーティングは以下の条件で塗布した:

流動供給量 1200g/分
噴霧圧 60PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 1200CFM
ロット1被覆粒子はそれから、2.94kg(2.5重量%)ヒドロキシメチルセルロースE15、及び353g(0.3重量%)の分子量600のポリエチレングリコールを含む65.8kgの水溶液で装飾的にコーティングした。ロット番号2は噴霧3溶液にさらに1.2kg(1重量%)Mazu DF204を含む。該装飾的コーティングは以下の条件で塗布した:

流動供給量 750g/分
噴霧圧 75PSI
生成物温度 45℃
吸気流量 1200CFM
以下に示すように、D型−顆粒の第3層へMazu消泡剤を添加することによりホイバッハの全粉塵レベルが減少する。
Figure 0004499991

Claims (27)

  1. アレルギー性成分を含み、粉塵生成の少ない顆粒を生成するための方法であって、
    該方法は、該顆粒を生成する間または、該顆粒の成分の1つにポリグリコールを含む消泡剤を添加することを特徴とし、
    該顆粒は、同様の方法で調製される前記消泡剤を含まない顆粒よりもホイバッハ法で測定して少なくとも10%少ない粉塵を生じることを特徴とする、方法。
  2. 顆粒の粉塵生成を減少させるために以下の工程を含み、
    (a) 顆粒に混合するための前記アレルギー性成分を含む化合物の混合物を調製する工程;
    (b) 前記混合物にポリグリコールを含む消泡剤を添加する工程;及び
    (c) 顆粒またはその層を形成するために前記消泡剤を含んだ前記混合物を用いる工程、
    前記顆粒は、前記消泡剤を含まない顆粒よりもホイバッハ法で測定して少なくとも10%少ない粉塵を生じることを特徴とする、アレルギー性成分を含む顆粒を生成するための方法。
  3. アレルギー性成分が酵素またはタンパク質を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ポリグリコールが酸化エチレンと酸化プロピレンのコポリマーを含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 種粒子並びに種粒子を取り囲むアレルギー性成分及びポリグリコールを含む消泡剤の混合物を含む顆粒であって、前記顆粒は同様の方法で調製される消泡剤を含まない顆粒よりもホイバッハ法で測定して少なくとも10%少ない粉塵を生じることを特徴とする、顆粒。
  6. アレルギー性成分及び消泡剤の混合剤層を取り囲んでいるコーティングをさらに含む、請求項5に記載の顆粒。
  7. 種粒子を取り囲むアレルギー性成分と消泡剤との混合層及びコーティングの間にさらにバリア層を含む、請求項6に記載の顆粒。
  8. 前記コーティングが可塑剤、抗凝集剤、塗膜形成ポリマー、増量剤、潤滑剤及び色素のうち少なくとも1つを含む、請求項6又は7に記載の顆粒。
  9. 前記コーティングが少なくとも1の可塑剤及び少なくとも1の抗凝集剤を含む、請求項6又は7に記載の顆粒。
  10. 前記コーティングが消泡剤を含む、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の顆粒。
  11. 前記コーティングが少なくとも1の内部コーティング及び外側コーティングを含む、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の顆粒。
  12. 種粒子;種粒子を取り囲むアレルギー性成分及びポリグリコールを含む消泡剤の混合物;該混合物を取り囲む少なくとも1のバリア物質を含むバリア層を含む顆粒であって、該顆粒は同様の方法で調製された消泡剤を含まない顆粒よりもホイバッハ法で測定して少なくとも10%少ない粉塵を生じることを特徴とする、顆粒。
  13. 混合物がさらに少なくとも1のバリア物質を含む、請求項12に記載の顆粒。
  14. 種粒子;種粒子を取り囲むアレルギー性成分;アレルギー性成分を取り囲む少なくとも1のバリア物質を含むバリア層;及び少なくとも1つのポリグリコールを含む消泡剤を含んでいる外側コーティングを含む顆粒であって、該顆粒は同様の方法で調製された消泡剤を含まない顆粒よりもホイバッハ法で測定して少なくとも10%少ない粉塵を生成することを特徴とする、顆粒。
  15. 外側コーティングがさらに塗膜形成ポリマーを含む、請求項14に記載の顆粒。
  16. アレルギー性成分が酵素またはタンパク質を含む、請求項14又は15に記載の顆粒。
  17. 工程(c)において、不活性粒子を工程(b)で得られたアレルギー性成分を含む化合物の混合物と消泡剤との混合物で取り囲む工程を更に含む、請求項2に記載の方法。
  18. 工程(c)における顆粒又は層の周囲をコーティングで取り囲む工程を更に含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記コーティングが消泡剤を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記ポリグリコールが酸化エチレン及び酸化プロピレンのコポリマーを含む、請求項5乃至16のいずれか1項に記載の顆粒。
  21. 前記ポリグリコールが酸化エチレン及び酸化プロピレンのコポリマーを含む、請求項17乃至19のいずれか1項に記載の方法。
  22. アレルギー性成分及び消泡剤の混合物がさらに1以上のバリア物質を含む、請求項5乃至11のいずれか1項に記載の顆粒。
  23. 前記消泡剤が酸化エチレン及び酸化プロピレンのコポリマーである、請求項5乃至11、又は22のいずれか1項に記載の顆粒。
  24. 前記アレルギー性成分が酵素又はタンパク質を含む、請求項5乃至11、又は22のいずれか1項に記載の顆粒。
  25. 前記バリア層を取り囲む外側コーティングをさらに含む、請求項12又は13に記載の顆粒。
  26. 前記外側コーティングが塗膜形成ポリマーを含む、請求項15に記載の顆粒。
  27. 前記アレルギー性成分が酵素またはタンパク質を含む、請求項12、13、25、又は26のいずれか1項に記載の顆粒。
JP2002577002A 2001-04-02 2002-04-01 粉塵生成の潜在性が減少した顆粒 Expired - Lifetime JP4499991B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US28110601P 2001-04-02 2001-04-02
PCT/US2002/010025 WO2002078737A1 (en) 2001-04-02 2002-04-01 Granule with reduced dust potential

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004535167A JP2004535167A (ja) 2004-11-25
JP4499991B2 true JP4499991B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=23075973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002577002A Expired - Lifetime JP4499991B2 (ja) 2001-04-02 2002-04-01 粉塵生成の潜在性が減少した顆粒

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1372713A4 (ja)
JP (1) JP4499991B2 (ja)
AR (1) AR033088A1 (ja)
BR (1) BR0208531A (ja)
CA (1) CA2443112C (ja)
WO (1) WO2002078737A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005036346A1 (de) * 2005-07-29 2007-02-01 Henkel Kgaa Beschichtete Kern-Schale-Aggregate
JP2008519115A (ja) 2004-11-02 2008-06-05 ヘンケル コマンディットゲゼルシャフト アウフ アクチエン 洗剤または洗浄剤のための顆粒/凝集物
US10538720B2 (en) * 2016-03-08 2020-01-21 The Procter & Gamble Company Particles including enzyme

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4673527A (en) * 1985-05-20 1987-06-16 Autotrol Corporation Tablet granulation
EP0506791B1 (en) 1989-12-21 1993-09-08 Novo Nordisk A/S Enzyme containing preparation and detergent containing such preparation
US5254283A (en) 1991-01-17 1993-10-19 Genencor International, Inc. Isophthalic polymer coated particles
JP3113687B2 (ja) * 1991-03-01 2000-12-04 ダイヤフロック株式会社 粒状水溶性高分子化合物の製造方法
GB9108136D0 (en) * 1991-04-17 1991-06-05 Unilever Plc Concentrated detergent powder compositions
US5324649A (en) 1991-10-07 1994-06-28 Genencor International, Inc. Enzyme-containing granules coated with hydrolyzed polyvinyl alcohol or copolymer thereof
JP3395997B2 (ja) * 1994-08-02 2003-04-14 花王株式会社 洗剤用酵素造粒物の製造方法
GB9422924D0 (en) * 1994-11-14 1995-01-04 Unilever Plc Detergent compositions
DE69632638T2 (de) 1995-10-06 2004-11-11 Genencor International, Inc., Palo Alto Mikrogranulaten zur nahrungs- oder futteranwendung
WO1999032613A1 (en) * 1997-12-20 1999-07-01 Genencor International, Inc. Matrix granule
US6328967B1 (en) * 1998-03-12 2001-12-11 Allergenics, Inc. Delivery system to modulate immune response
CA2348896A1 (en) * 1998-11-13 2000-05-25 Douglas A. Dale Fluidized bed low density granule
GB9917339D0 (en) * 1999-07-24 1999-09-22 Cerestar Holding Bv Starch granulation
FR2805278B1 (fr) * 2000-02-17 2006-09-29 Chalen Papier Europ Service Compositions utiles comme surfactants et leurs utilisations

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002078737A1 (en) 2002-10-10
JP2004535167A (ja) 2004-11-25
EP1372713A1 (en) 2004-01-02
CA2443112C (en) 2012-07-10
EP1372713A4 (en) 2010-01-13
BR0208531A (pt) 2004-09-14
AR033088A1 (es) 2003-12-03
CA2443112A1 (en) 2002-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8535924B2 (en) Granules with reduced dust potential comprising an antifoam agent
EP1149151B1 (en) Low-density compositions and particulates including same
US6310027B1 (en) Fluidized bed low density granule
EP1037968B2 (en) Matrix granule
KR20010033321A (ko) 수화된 차단 재료를 가지는 과립
EP1124945B1 (en) Matrix granule
JP4499991B2 (ja) 粉塵生成の潜在性が減少した顆粒
US20010056177A1 (en) Matrix granule
MXPA00005830A (en) Granule with hydrated barrier material
MXPA00005831A (en) Matrix granule
MXPA01004174A (en) Matrix granule

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080807

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080814

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080908

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080916

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081007

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20091209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4499991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term