JP2001526552A - 改良されたガードを備えたシェービング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ハウジング（１０）と、ハウジングに取り付けられた１つまたはそれ以上の刃（２，３）と、ハウジングの前記刃の後方のキャップ（６）と、ハウジングの前記刃の前方のガード構造（４）と、を有し、前記ガード構造は、前記刃の前方のユーザの皮膚に係合する複数の可撓性皮膚係合突出部（２６）と、可撓性皮膚係合突出部の後方に供給するように配置された水溶性シェービング補助合成物（２４）とを有するシェービング装置。

Description

【発明の詳細な説明】 改良されたガードを備えたシェービング装置 本発明は、改良されたガード構造を備えたシェービング装置に関する。 交換可能なシェービングカートリッジおよび使い捨てカミソリにおいて、１つ またはそれ以上の刃がプラスティック製のハウジング内に固定されている。刃の 前方の面はガードとして知られ、刃の背後の面は、キャップとして知られている 。 ガードは、刃の前方の皮膚に係合し広げるような構造を備えており、キャップ は、皮膚上ですべるように構成されており、いくつかの場合において、水をこし とる潤滑ストリップを備えている。参考としてこの明細書に組み込まれた国際特 許出願公開ＷＯ９６／０１１７１には、先行技術の特許として説明された種々の 刃の組立体の種々の形態のガード、キャップおよび刃が示されている。例えば、 Apprilleらの米国特許５，２４９，３６１は、上方に突出した複数の突出部を備 えた上方の皮膚係合部分と、カートリッジハウジングに固定されたかたいプラス ティック材料の下方ベース部分とを備えた２つの部分からなる成形ガード構造を 示している。 他のガード構造は、Ｃｒｏｏｋらの米国特許第５，１９１，７１２号に示され ている。Ｍｉｌｌｅｒらの米国特許第５，０５６，２２２号は、ばね偏寄された 金属ハウジング部材を備えたシェービングカートリッジを示しており、この金属 ハウジング部材は、刃の前方に配置され、水をこしとることができる材料を含み 、この材料は金属ウエブの間に露出され、金属ハウジング部材の異なる場所に皮 膚張力付与構造を有する。 本発明は、ハウジングと、ハウジングに取り付けられた１つまたはそれ以上の 刃と、ハウジングの刃の後ろのキャップと、ハウジングの刃の前方のガード構造 とを有する。ガード構造は、刃の前方でユーザの皮膚に係合する可撓性の皮膚係 合突出部と、可撓性皮膚係合突出部の背後の皮膚にシェービング補助剤を配分す るように配置された水が濾過可能なシェービング補助合成物とを有する。シェー ビング補助剤は、ユーザの皮膚に係合するように可撓性皮膚係合突出部の機能と 干渉しないように刃の前方に送られることが望ましい。 好ましい実施例において、ガード構造は、第１の刃の刃の露出を定めるバック ストップ部材を含む。可撓性皮膚係合突出部は、刃に平行に伸長している可撓性 フィンの形をとる。水に溶け出すことができるシェービング補助合成物は、ほぼ 刃の長さにわたって干渉されないように伸長している皮膚接触面を有し、このフ ィンは、皮膚接触面上に伸びている。水に溶け出すことができるシェービング補 助合成物は、非水溶性ポリマーと、シェービング補助剤を提供する水溶性ポリマ ーとを有する。好ましくは、シェービング補助剤は、皮膚潤滑剤であり、他の添 加物は、望ましい場合に提供される。 好ましくは、ガード構造は、ハウジングに固定された剛性のベースを含み、可 撓性皮膚係合突出部（好ましくはフィン）は、剛性ベースに取り付けられている 。また、水に溶け出すことができるシェービング補助剤は、剛性ベースに取り付 けることができる。バックストップ部材は、剛性ベースに取り付けることができ 、剛性ベースまたはハウジングと同じ部品に形成することができるか、または可 撓性材料の部品と同じ材料から、または可撓性材料部品の部品として形成するこ とができる。剛性ベース、可撓性材料部品およびバックストップ部材は、共に成 形することができ、共に同時に押し出されるか、または別々に形成され、一緒に 結合することができる。水に溶けるシェービング補助合成物は、接着剤または機 械的な相互固定によって、可撓性材料合成物すなわちハウジングに固定すること ができる。また、ガード構造は、３色成形または３色押出しによって製造するこ とができる。 別の例として、水溶性シェービング補助剤は、ガード構造の空洞内に収容され 、ガード構造は、シェービング補助剤から可撓性皮膚係合突出部の背後の場所に 延びる溝を有する。他の突出部、例えば、前記刃またはナブに関して異なる角度 を向いたフィンの部品も使用することができる。 好ましくは、可撓性材料合成物は、ゴム（例えば、天然ゴム、ブチルゴム、ニ トリルゴム、スチレンブタジエンゴム）または熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ） （例えば、スチレンブタジエンスチレン（ＳＢＳ）ＴＰＥ）スチレン・エチレン ・ブタジエン・スチレン（ＳＥＢＳ）ＴＰＥ、ポリエステルＴＰＥ、ポリアミド ＴＰＥ、ポリウレタンＴＰＥ、ポリオレフィンベースＴＰＥおよびこれらのＴＰ Ｅのいずれかの混合物）のような弾性材料から形成される。好ましくは、剛性ベ ースは、熱可塑性材料、例えば、ポリスチレン、高衝撃ポリスチレン、ポリプロ ピレン、アクリロニトリル・ブタジエンスチレン、ポリカーボネート、ノリルま たはナイロンからつくられる。 好ましくは、刃はばね偏寄されており、カートリッジは、ハンドルに関して回 転可能に取り付けられている。 いくつかの好ましい実施例において、水溶性シェービング補助剤は、ハウジン グ上に直接取り付けられている。ある好ましい実施例において、ハウジングに直 接取り付けられているバックストップ部材があり、このバックストップ部材は、 ハウジングと一体的であるか、ハウジングと２色(two-color)成形することがで きる。可撓性皮膚係合突出部は、２色の射出成形によってハウジングに直接接続 される。 他の側面において、本発明は、ハウジングと、ハウジングに取り付けられた１ つまたはそれ以上の刃と、ハウジングの刃の後ろのキャップと、ハウジングの刃 の前方のガード構造とを含むシェービング装置を特徴とする。ガード構造は、第 １の水溶性シェービング補助合成物を含み、キャップは、第２の水溶性シェービ ング補助合成物を含む。第１および第２の水溶性シェービング補助合成物は、第 １および第２の摩耗インジケータを有する。第１および第２の摩耗インジケータ は、使用の関数として、外観上の異なる変化率を有することが好ましい。 本発明の実施例は、１つまたはそれ以上の次の利点を達成する。シェービング 補助剤の追加的な量を皮膚に提供することができる。さらに、本発明の実施例は 、切り傷を少なくし、密着感を改良し、潤滑性を改良し、そり心地を改良すると 考えられる。またカミソリが濡れた角部分に配置されたとき、ガード構造が角面 に張り付く傾向が小さくなる。 本発明の他の利点または特徴は、その好ましい実施例の次の説明および請求の 範囲から明らかになる。 図１は、本発明による改良されたガード構造を備えたシェービング装置の斜視 図である。 図２は、図１のシェービング装置のガード構造の側断面図である。 図３，４および５は、図１のシェービング装置のガード構造の他の実施例の側 断面図である。 図６ないし図８は、ガード構造の他の実施例によるカートリッジの側断面図で ある。 図１を参照すると、細長いカミソリカーリッジ１が示されている。このタイプ の商業的なカミソリ刃カートリッジは、市場においてよく見られるタイプである 。カーリッジ１０は、１つまたはそれ以上のばね偏寄されている刃２，３と、下 方ベース部材８および２つの端部ユニット５および５’からなる剛性プラスティ ックハウジング１０とを有する。ベース部材８は、弧状面９を有し、この弧状面 ９は、ベース８上の他の構造と共に、ハンドル（図示せず）へのシェル軸受の回 転可能な接続を提供する。 刃は刃の縁部が顔の輪郭に適合することができるばねまたは他の可動部材上に 支持されている。ガード構造４は、第１の刃の前方にあり、キャップ６は第２の 刃の後ろにある。キャップ６は、非水溶性ポリマーマトリクス（高衝撃ポリスチ レン）と、水溶性シェービング補助剤（ポリエチレンオキシド）とを含むシェー ビング補助剤であり、このシェービング補助剤は、シェービングのそり心地を向 上するように、シェービングの間合成物から溶け出す。 図２を参照すると、ガード構造４が示されており、このガード構造４は、可撓 性材料からつくられた合成物２０と、剛性プラスティックからつくられた剛性ベ ース２２と、剛性ベース２２に取り付けられた水溶性シェービング補助合成物２ ４と、剛性ベース２２に取り付けられたバックストップ部材２８とを含む。部品 ２０は、前部に３つの平行な可撓性フィン２６を有し、このフィン２６は、シェ ーバの皮膚に係合するようにシェービング補助合成物２４の上面上に延びている 。バックストップ部材２８は、部品２０と同じ材料でつくられるか、または剛性 材料２０と同じ材料で製造することができ、それと一体的に形成される。 水溶性シェービング補助合成物２４は、フィン２６とバックストップ部材２８ との間に配置され、接着剤によって剛性ベース２２に固定される。部品２０およ び２８は、剛性ベース部材２２に射出成形することによって形成される。剛性ベ ース部材２２は、ガード構造４をハウジングのベース部材８に固定し、例えば、 米国特許第５，２４９，３６１号に説明されるような相互固定構造を含む。 図３を参照すると、他のガード構造３０が示されている。それは、剛性ベース ３４に取り付けられた可撓性フィン部品３２と、剛性ベース３４の後方に取り付 けられた水溶性シェービング補助合成物３６を有する。補助合成物３６は、合成 ベース３４に接着剤によって固定され、フィン部品３２は、成形によって剛性ベ ース３４に固定される。可撓性フィン部品３２は、３つのフィン３８を有し、こ の３つのフィン３８は、シェービング補助合成物３６の上面より上方に延びてい る。 図４を参照すると、可撓性部品４２と、剛性ベース４４と、水溶性シェービン グ補助合成物４６と、バックアップ部材５０とを含むガード構造４０が示されて いる。可撓性部品４２は、その前端に３つの可撓性フィン４８を有する。バック ストップ部材５０は、露出した４つの第１の刃２を形成している。水溶性シェー ビング合成物４６は、剛性ベース４４の溝５４に固定された拡大底部部分５２を 有する。溝５４は、狭い開口部を有し、この開口部は、拡大底部部分５２を機械 的係合によって溝５４に固定する。バックストップ部材５０は、部品４２と同じ 材料からつくることができ、または剛性ベース４４と同じ材料でつくることがで き、それと一体的に形成することができる。 図５を参照すると、ガード構造５０において、水溶性シェービング補助合成物 ５２は、バックアップ部材５５の空洞５４内に収容され、溝５６は、シェービン グ補助合成物から可撓性皮膚係合フィン５８より後方位置に延びている。参考と して引用する米国特許出願第０８／４９７，１９４号には、使用することができ る空洞および溝形状および材料を説明している。またガード構造５０は、剛性ベ ース部材６０と可撓性材料部品６２を有し、これはフィンを有している。バック ストップ部材５５は、部品６２と同じ材料からつくることができ、または剛性ベ ース６０と同じ材料でつくることができ、それと一体的に形成することができる 。 エラストマー突出部（ここでフィン）は、ここに参考例として示す米国特許第 ５，１９１，７１２号に示されたものを含む異なる寸法および形状を有する。特 に、突出部は、例えば、ヘリングボーン形またはチェッカーボード形に関して異 なる角度を向いたナブまたはフィンのセグメントの形である。また突出部は、間 隔を置いたフィンセグメントの形をとり、この間隔を置いたフィンセグメントは 、刃に平行におよび直角に双方に配置された刃または間隔を置いたフィンセグメ ントに平行な向きの列に配置されている。 剛性ベース２２，３４，４４，６０は、熱可塑性材料、例えば、ポリスチレン 、 高衝撃ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル・ブタ ジエンスチレン（ＡＢＳ）、ポリカーボネート、ポリウレタン、ナイロンおよび ノリルからつくられることが好ましい。可撓性部品２０，３２，４２は、熱可塑 性エラストマー（ＴＰＥ）またはゴムから製造されることが好ましく、熱可塑性 エラストマーは、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタ ジエンゴム、スチレン・ブタジエンスチレン（ＳＢＳ），スチレン・エチレン・ ブタジエン・スチレン（ＳＥＢ）ＴＰＥ(例えば、Kraton)、ポリエステルＴＰＥ （例えば、Hytrel），ポリアミドＴＰＥ（Pebax），ポリウレタンＴＰＥ，ポリ オレフィンベースＴＰＥおよびこれらのＴＰＥの混合物（例えば、ポリエステル ／ＳＥＢブレンド）を含む。 シェービング補助剤２４，３６，４６，５２は、マトリクス内に分散された非 水溶性ポリマーと、皮膚潤滑水溶性ポリマーのマトリクスとを含む。別の例とし て、シェービング補助剤は、皮膚潤滑水溶性ポリマーを含むコアを包囲する非水 溶性ポリマーのシース（例えば、図５の部品を定義する空洞）を有する。 マトリクス（またはシース）として使用できる適当な非水溶性ポリマーは、ポ リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ブタジエンスチレン共重合体（例 えば、中間および高衝撃ポリスチレン）、ポリアセタール、アクリルニトリル・ ブタジエン・スチレン共重合体、エチレンビニルアセテート共重合体、ポリプロ ピレン／ポリスチレン混合物のような混合物、最も好ましくは、Mobil４３２４ （モービル社）のような高衝撃ポリスチレン（すなわち、ポリスチレン−ブタジ エン）を含む。 適当な皮膚潤滑水溶性ポリマーは、ポリエチレン・オキシド、ポリビニル・ピ ロリドン、ポリアクリルアミド、ヒドリキシ・プロピルセルロース、ポリビニル ・イミダゾリン、およびポリヒドロキシエチルメタクリレートを含む。最も好ま しい水溶性ポリマーは、（ユニオンカーバイド社から市販されている）ＰＯＬＹ ＯＸまたは（日本の京都のメイセイ化学社から市販されている）ＡＬＫＯＸとし て知られているポリエチレンオキシドである。これらのポリエチレン・オキシド は、約１００，０００ないし６百万、もっとも好ましくは３００，０００ないし ５百万の分子重量を有する。もっとも好ましいポリエチレンオキシドは、約５百 万の平均分子重量を有する約４０ないし８０％のポリエチレンオキシド（例えば 、POLYOXCOAGULANT）および約３００，０００の平均分子重量を有する約６０な いし２０％のポリエチレンオキシド（例えば、POLYOX WSR-N-750）を含む。ポリ エチレンオキシド混合物は、ＰＥＧ−１００のような低分子重量（すなわち、Ｍ Ｗ＜１０，０００）ポリエチレングリコールの重量の約１０％まで含むことが有 利である。 また、シェービング補助剤は、シクロデキストリン、（例えば、１−１０％の 重量の）ポリエチレングリコールのような低分子重量の水溶性リリース改良剤、 （例えば２−７％の重量の）クロスリンクポリアクリルのような水膨張可能なリ リース改良剤、冷却剤、参加防止剤、保存剤、微生物殺菌剤、ひげ柔軟剤、アス トリンゼン、脱毛剤、医薬品、コンディショニング剤、冷却剤等の含有複合剤を 含む。 特に好ましい実施例は、クレイトンＧ貿易の名称またはＣフレックス貿易の名 称の下で市販されているＳＥＢＳをベースとしたＴＰＥのポリプロピレン、可撓 性部品の剛性のベースと、約３５％の高衝撃ポリスチレンと、約５５％のポリエ チレンオキシドと、約１０％のポリエチレングリコールのシェービング補助剤と を有する。 ガード構造は、二色の射出成形によって製造することができる。まず、ポリプ ロピレン剛性ベースが約２００−２３０℃の成形温度で成形され、次に約２００ −２３０℃の成形温度でＳＥＢＳベースＴＰＥフィン部品がポリプロピレン剛性 ベース上で成形される。シェービング補助剤が通常の処理条件でＨａａｋｅＨＢ Ｉ装置９０を使用してポリエチレンオキシド（ＰＥＯ）を押し出すことによって つくられる。 別の例として、３つの部品（または３つの部品の内２つの部品）をコエクスト ルージョンによって、または別々につくることができるか、次に接着剤といっし ょに接着することができる。 使用において、可撓性フィン２６．３８，４８，５８は、まずユーザの皮膚に 係合し、皮膚を広げ、シェービングするひげを引く傾向がある。可撓性フィンは 、皮膚に入り込み、毛穴から毛を外側に引き出し、ひげを繰り返しつかんで把持 し、解放し、接触によって下端で毛を保持する。可撓性フィンはスクイージとし て作用し、顔の余分の液体を除去し、望ましい感触を提供する。 シェービング補助合成物２４，３６，４６，５２は、刃によって切断する前に 、広がった皮膚に潤滑剤を提供する。シェービング補助剤２４，３６，４６は、 繰り返し使用することによって形状が変化し摩耗する。図２，４及び５に説明す る実施例によって、バックストップ部材２８，５０は、繰り返し使用することに よって生じるシェービング補助合成物２４または４６の形状の変化には無関係に 第１の刃の露出を定めるために永久的な表面を提供する。 前述したような改良されたガード構造を備えたシェービング装置は、切り傷を 低減し、密着感と潤滑性を改良し、そり心地を改良する。また、カミソリを濡れ た角部分に配置したとき、角面にガード構造がはりつく傾向を小さくする。特別 な充填流れ材料によって、使用すべき充填流れ材料を追加することを可能にする 。 本発明の特徴および利点は、つぎのガード構造の例によって示されるが、特別 の材料およびその量並びに他の条件及びその詳細は、本発明を制限すべきではな い。 例 ガード構造は、ポリプロピレンの剛性支持体（Ａｍｏｃｏプロピレン７６３５ ） 、可撓性フィン、バックストップＳＥＢＳ（ＧＬＳ）Ｅｌｌａｓｔｌｌｏｙ６５ ４５、次のＰＥＯ混合物からなるシェービング補助剤から製造される。 ポリエチレン・オキシド （ユニオン・カーバイド・PolyoxN750） ２２％ ポリエチレン・オキシド ３３％ （ユニオン・カーバイド・Polyox・コアグラント） 高衝撃ポリスチレン ３３％ （モビルＨＩＰＳ４３２４） ポリチレングリコール １０％（ダウ ＰＥＧ４５００） 他の添加物 ２％ 剛性支持体と、可撓性フィンと、可撓性バックストップをつくるために二色の 射出成型機械が使用される。ポリプロピレン部分がまず成形され、フィンおよび 可撓性バックストップがポリプロピレン支持体に成形される。ポリプロピレンの 成形温度は、約２００ないし２３０℃であり、ＳＥＢＳの成形温度は、約２００ ないし２２０℃である。ＰＥＯ混合物は、約１８０ないし２００℃でＨａａｋｅ ＨＢＩシステム９０を使用した必要な輪郭に押し出される。押し出されたＰＥＯ 混合物は所定の長さに切断され、シェービング補助剤部分は、成形部品にのりづ けされる。 本発明の他の実施例は請求の範囲内にある。 例えば、図６を参照すると、カミソリカートリッジ１００は、ハウジング１０ ２を有し、その上にガード構造１０４と、第１および第２のばね偏寄刃１０６， １０８およびキャップ潤滑ストリップ１１０が取り付けられている。ガード構造 は、剛性ベース１１２を含み、このベース１１２は、ハウジング１０２に固定さ れ、ベース１１２に取り付けられている可撓性皮膚係合突出部分１１４を有する 。水溶性シェービング補助剤１１６およびバックストップ部材１１８は、ベース １ １２に取り付けられている。バックストップ部材１１８は、カートリッジの第１ の刃１０６における刃の露出を定める。 図７および図８を参照すると、カミソリカートリッジ１２０およびカートリッ ジ１２２はハウジング１２４を含み、このハウジング１２４に、各ガード構造１ ２６，１２７、第１および第２のばね偏寄刃１０６，１０８と、キャップ潤滑ス トリップ１１０とを有する。各ガード構造１２６，１２７は、ハウジング１２４ の前方支持部分１２８と、ベース１３１に取り付けられたフィン部材１３０とを 有する。フィン部材１３０は、ベース１３１とともに同時に押出し成形される。 別の例として、ベース１３１は、ハウジング１２４の一部の部品１２８として一 体的に形成される。フィン部材１３０は、ハウジング１２４に二色成形される。 また各ガード構造１２６，１２７は、ハウジング部分１２８に取り付けられた水 溶性シェービング補助合成物１３２を含む。またガード構造１２６（図７参照） は、ハウジング部分１２８に取り付けられるとともにカートリッジの第１の刃１ ０６の刃の露出を定めるバックストップ部材１３４を含む。別の例として、バッ クストップ部材１３４は、部分１２８の一部としてつくることができ、この場合 、それは剛性であるか、またはフィン部材１３０と同じ材料でつくることができ 、この場合、バックストップ部材１３４およびフィン部材１３０は、双方を二色 成形することができる。 前述した例において、刃の前方の水溶性シェービング補助剤および刃の背後の 水溶性シェービング補助剤は第１および第２のカラー使用指示器を有し、この指 示器は、使用するにつれて外観を変化させ、第１および第２の使用指示器は、使 用の関数として外観の変化が異なる割合を有する。ここに参考として示す米国特 許第３，８７９，８４４号及び５，３４０，５８１号および国際特許出願公開Ｗ ０９６０４１１２及びＷＯ９６０１１７２は、このような使用指示器を説明して いる。これは、カートリッジを交換すべき時期を評価する際にユーザが考慮する 時間のウインドウまたは範囲を定めるために使用するのに有利である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ (72)発明者 ミンチー、マイケル、ザング アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ヒン ガム、パートリッジ、ドライブ、４ (72)発明者 フィリップ、ジョン、スウィーニー アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ター ントン、ピルグリム、ビレッジ、ロード、 ナンバー602、35

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられた１つまたはそれ以上の刃と、 前記ハウジングの前記刃の後方のキャップと、 前記ハウジングの前記刃の前方のガード構造と、を有し、前記ガード構造は、 前記刃の前方のユーザの皮膚に係合する複数の可撓性皮膚係合突出部と、前記可 撓性皮膚係合突出部の後方および前記１つまたはそれ以上の刃の前方にシェービ ング補助剤を供給するように配置された水溶性シェービング補助合成物とを有す るシェービング装置。 ２． 前記１つまたはそれ以上の刃は、前記ガード構造のすぐ後方に第１の刃 を有し、前記ガード構造は、前記第１の刃の刃の露出を定めるバックストップ部 材を有する請求項１に記載のシェービング装置。 ３． 前記可撓性皮膚係合突出部は、前記刃に平行に延びている可撓性フィン を有する請求項１に記載のシェービング装置。 ４． 前記水溶性シェービング補助合成物は、前記１つまたはそれ以上の刃の 長さに関して干渉されずに延びている皮膚接触面を有する請求項１に記載のシェ ービング装置。 ５． 前記１つまたはそれ以上の刃は、前記ガード構造のすぐ後ろに第１の刃 を有し、前記ガード構造は、前記前記ハウジングの第１の刃の露出を定めるバッ クストップ部材を有する請求項４に記載のシェービング装置。 ６． 前記水溶性シェービング補助合成物は、非水溶性ポリマーと、前記シェ ービング補助剤を提供する水溶性ポリマーとを有する請求項１に記載のシェービ ング装置。 ７． 前記シェービング補助剤は、皮膚潤滑剤である請求項６に記載のシェー ビング装置。 ８． 前記ガード構造は、前記ハウジングに固定される剛性のベースを有し、 前記可撓性皮膚係合突出部は、前記剛性ベースに取り付けられた可撓性材料に設 けられている請求項１に記載のシェービング装置。 ９． 前記水溶性シェービング補助合成物は、前記剛性ベースに取り付けられ 、前記１つまたはそれ以上の刃のほぼ全体にわたって干渉されないように延びて いるとともに前記可撓性皮膚係合突出部分の後ろに配置されている皮膚接触面を 有する請求項８に記載のシェービング装置。 １０． 前記１つまたはそれ以上の刃は、前記ガード構造のすぐ後ろに第１の 刃を有し、前記ガード構造は、前記前記ハウジングの第１の刃の露出を定めるバ ックストップ部材を有する請求項９に記載のシェービング装置。 １１． 前記皮膚係合突出部は、ほぼ前記１つまたはそれ以上の刃の長さにわ たって延びる同じ断面を有し、前記剛性ベースと前記可撓性材料部品は、同時に 押出し成形される請求項８に記載のシェービング装置。 １２． 前記皮膚係合突出部分は、前記剛性ベースに成形された可撓性材料部 品に設けられている請求項８に記載のシェービング装置。 １３． 前記可撓性皮膚係合突出部は、前記剛性ベースに接着するように固定 された可撓性材料部品に設けられている請求項８に記載のシェービング装置。 １４． 前記水溶性シェービング補助合成物は接着合成物によって前記剛性ベ ースに固定されている請求項８に記載のシェービング装置。 １５． 前記水溶性シェービング補助剤は、機械的に係合されることによって 固定される請求項８に記載のシェービング装置。 １６． 前記水溶性シェービング補助合成物は、前記ガード構造内の空洞内に 収容され、前記ガード構造は、前記シェービング補助合成物から前記可撓性皮膚 係合突出部の後ろの場所まで延びている溝を有する請求項１に記載のシェービン グ装置。 １７． 前記可撓性皮膚係合突出部は、前記水溶性シェービング補助合成物上 に延びている請求項４に記載のシェービング装置。 １８． 前記可撓性皮膚係合突出部は、前記１つまたはそれ以上の刃にほぼ平 行に延びている可撓性フィンを有する請求項１７に記載のシェービング装置。 １９． 前記フィンには、前記刃に対して異なる角度を向いているフィンセグ メントが設けられている請求項３に記載のシェービング装置。 ２０． 前記可撓性皮膚係合突出部は、エラストマー材料からつくられている 請求項１に記載のシェービング装置。 ２１． 前記剛性ベースは、熱可塑性材料でつくられている請求項８に記載の シェービング装置。 ２２． 前記熱可塑性材料は、ポリスチレン、高衝撃ポリスチレン、ポリプロ ピレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン、ポリカーボネート、ノリル 、ナイロンを含むグループの部材である請求項２１に記載のシェービング装置。 ２３． 前記可撓性材料は、熱可塑性エラストマーからつくられている請求項 ８に記載のシェービング装置。 ２４． 前記１つまたはそれ以上の刃はばね偏寄されている請求項１に記載の シェービング装置。 ２５． 前記ハウジングは、ハンドルに関して回転可能に取り付ける構造を有 する請求項１に記載のシェービング装置。 ２６． 前記可撓性皮膚係合突出部は、皮膚拡張効果を提供するパターンであ る請求項３に記載のシェービング装置。 ２７． 前記水溶性シェービング補助剤は、前記ハウジングに直接取り付けら れる請求項１に記載のシェービング装置。 ２８． 前記水溶性シェービング補助剤は、前記ハウジングに直接取り付けら れる請求項８に記載のシェービング装置。 ２９． 前記１つまたはそれ以上の刃は、前記ガード構造のすぐ後ろに第１の 刃を有し、前記ガード構造は、前記ハウジングに直接取り付けられるバックスト ップ部材を有する請求項２８に記載のシェービング装置。 ３０． 前記可撓性皮膚係合突出部は、２色の射出成形によって前記ハウジン グに直接接続されている請求項１に記載のシェービング装置。 ３１． 前記可撓性皮膚係合突出部は、２色の射出成形によって前記ハウジン グに直接接続されている請求項２７に記載のシェービング装置。 ３２． 前記１つまたはそれ以上の刃は、前記ガード構造のすぐ後ろに第１の 刃を有し、前記ガード構造は、前記ハウジングに取り付けられるとともに前記ハ ウジングの第１の刃の露出を定めるバックストップ部材を有する請求項３０に記 載のシェービング装置。 ３３． 前記バックストップ部材は、２色成形され、前記突出部と同じ材料で つくられる請求項３２に記載のシェービング装置。 ３４． 前記バックストップ部材は、前記ハウジングと同じプラスティックで 一体的につくられる請求項２９に記載のシェービング装置。 ３５． ハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられた１つまたはそれ以上の刃と、 前記ハウジングの前記刃の後方のキャップと、 前記ハウジングの前記刃の前方のガード構造と、を有し、前記ガード構造は、 前記１つまたはそれ以上の刃の前方のユーザの皮膚にシェービング補助剤を供給 するように配置された第１の水溶性シェービング補助合成物を含み、 前記キャップは、前記１つまたはそれ以上の刃にシェービング補助剤を供給す るように配置された第２の水溶性シェービング補助合成物を含み、 前記第１および第２の水溶性シェービング補助合成物は第１および第２の使用 指示機能を有するシェービング装置。 ３６． 前記第１および第２の使用指示機能は、異なる速度の使用指示機能を 有する請求項３５に記載のシェービング装置。