JP2001526328A - ポリウレタンエラストマー糸の製造方法およびそれによって得られた糸 - Google Patents

ポリウレタンエラストマー糸の製造方法およびそれによって得られた糸

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JP2001526328A
JP2001526328A JP2000524503A JP2000524503A JP2001526328A JP 2001526328 A JP2001526328 A JP 2001526328A JP 2000524503 A JP2000524503 A JP 2000524503A JP 2000524503 A JP2000524503 A JP 2000524503A JP 2001526328 A JP2001526328 A JP 2001526328A
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ヘルマヌッツ,フランク
ヒルト,ペーター
エース,オリヴァー
オッペルマン,ヴィルヘルム
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ローディアニル・エスエヌセー
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    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/58Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
    • D01F6/70Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polyurethanes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S528/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S528/906Fiber or elastomer prepared from an isocyanate reactant

Abstract

(57)【要約】 (a)(i)約500ないし10000までの分子量のマクロジオール,(ii)脂肪族,環状脂肪族および/または脂肪族−環状脂肪族のジイソシアネートおよび(iii)少なくとも2個の水酸基および/またはアミノ基を有する鎖延長剤に基づくセグメント化したポリウレタンポリマーの製造,ただしそのポリマーはマクロジオールおよび鎖延長剤からの水酸基およびアミノ基に比べてイソシアネート基の少なくとも約0.2%のモル過剰量を有し(水酸基とアミノ基の合計に関する割合とする),(b)ポリウレタンポリマーを糸にする溶融押出し成型,ただしその際に実質的にアロファン酸エステル生成が起こらない,温度と滞在時間の条件下で(a)と(b)工程を行う,(c) ポリウレタンポリマーの架橋がアロファン酸エステルの生成によって起こる,温度と滞在時間の条件で糸の後処理の工程を包含するポリウレタン−エラストマー糸の製造方法を記述している。得られた糸は優れた繊維機械的特性,特に好ましい引き裂き力,引き裂き伸張,残留延伸およびHDT温度を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はポリウレタンエラストマー糸の製造方法およびそれによって得られた
糸に関する。
【0002】 ポリウレタンエラストマーは規則的に配向した軟質セグメントおよび硬質セグ
メントから構成されているブロックコポリマーである。軟質セグメントは糸に必
要とするゴム弾性を与える長い未配向のフレキシブルな鎖から成り立っている。
その特性は軟質セグメントのモル量と様式によって延伸,延伸力に関しては変更
することが出来る。硬質セグメントを越えて軟質セグメントは固定されている。
変形後の軟質セグメントの分子鎖の復帰はエントロピー弾性によって行われる。
硬質セグメントは鎖の短い部分結晶性の領域から成り立っている。硬質セグメン
トの主たる課題は機械的な力の作用の際に固定点としてポリマー鎖の滑りを阻止
することである。エラストマー中に存在する復帰力は延伸後にほぼ出発長さに収
縮することに作用する。残存する長さの差は残留延伸と呼ばれる。
【0003】 ポリウレタンエラストマーは一般に一段または二段方法で得られる。二段方法
では第一の反応工程で比較的高い分子量のジオールをジイソシアナートと反応さ
せてプレポリマーにし,そのプレポリマーを第二の工程ではいわゆる鎖延長剤で
反応させて高分子量の製品にする。第一の反応工程ではジイソシアナートの過剰
量が投入され,その結果プレポリマーは両末端でイソシアナート基で末端をなし
ている。鎖延長剤にあっては末端に存在する反応性のある水素原子,おもにジヒ
ドロキシ化合物またはジアミン化合物を有する二官能性の低分子量の化合物が大
切である。これらはプレポリマーと反応して,対応するカルバミド酸誘導体,す
なわちポリウレタンエラストマー,またはポリ尿素ウレタン−エラストマーにな
る。マクロ分子の鎖では比較的高い分子量のジオールから得られる軟質セグメン
トが鎖延長剤と末端に存在するイソシアナート基との反応によって生じた硬直し
た硬質セグメントとが交替する。一段の方法(ワンショット方法)ではプレポリ
マー段階を回避することが出来る。ジイソシアナートはその際同時にマクロジオ
ールと鎖延長剤と反応する。
【0004】 硬質セグメントおよび軟質セグメントの異なった化学的組成ならびにその異な
った極性および分子量が脱混合に導く。隣接した鎖間の水素架橋結合が硬質セグ
メントが平行に近接するような作用をする。目の粗い網目の延伸の際に解き放た
れ,延伸される鉤および留め金の役をその中間にある長い可動性のある分子鎖が
形成している。硬質セグメント間の相互作用は延伸状態での分子鎖の塑性流動を
阻止している。マクロ分子の延伸は比較的高く配向しているコンフォメーション
への移行およびエントロピーの減少に結びついている。引力除去後に分子の熱運
動に基づいてより高いエントロピーと結合した留め金状態への復帰が起こる。し
かしながら,強い機械的な要求にあっては硬質セグメント中の相互作用が克服さ
れ,非可逆的な硬質セグメントの組み替えがおこる。このことがヒステリシス挙
動にはネガチブに作用する。特に溶融紡糸したポリウレタン糸は大きな加工損失
および力損失並びに高い残留延伸を示している。糸特性の改良のためには従って
硬質セグメントのよりよい固定が必要である。
【0005】 溶融紡糸のポリウレタンエラストマー糸の製造のための公知の方法は圧倒的に
芳香族イソシアネート,主にジフェニルメタン-4,4'-ジイソシアネート(MDI
)に基づいてポリウレタンを利用している。反応したポリマーを溶融し,溶融紡
糸方法を経て糸に加工される。芳香族のジイソシナネートに基づくポリウレタン
ポリマーはしかしながらますます拒否される。従って分解生成物として癌誘起性
のあると言う疑義のある芳香族アミンが生ずる。芳香族ジイソシアネートに基づ
くポリウレタンポリマーはことのほか黄変する傾向にある。
【0006】 従って本発明の課題は特に引裂き力,引裂き延伸,残留延伸およびHMD温度
に関してより良い特性を有する非芳香族ジイソシアネートに基づくポリウレタン
エラストマー糸を得ることが出来る方法を開発することである。
【0007】 本発明に従って,この課題は以下の工程を包含する方法によって解決される; (a)(i)約500ないし10000までの分子量のマクロジオール,(ii)脂肪族
,環状脂肪族および/または脂肪族−環状脂肪族のジイソシナネートおよび(i
ii)少なくとも2個の水酸基および/またはアミノ基を有する鎖延長剤に基づ
くセグメント化したポリウレタンポリマーの製造,ただしその際にマクロジオー
ルおよび鎖延長剤からの水酸基およびアミノ基に比べてイソシアネートの少なく
とも約0.2%のモル過剰量を有する。ただし水酸基とアミノ基の合計に関する割 合である。 (b)ポリウレタンポリマーを糸にする溶融押出し成型,ただしその際に実質的
にアロファン酸エステル生成が起こらない,温度と滞在時間の条件下で(a)と
(b)工程を行う。 (c)ポリウレタンポリマーの架橋がアロファン酸エステルの生成によって起こ
る,温度と滞在時間の条件下で糸の後処理。
【0008】 ポリウレタンポリマーは適当な温度で溶融流動でなくてはならない。ポリウレ
タンポリマーの製造は以下のいずれかで行われる; マクロジオール,鎖延長剤,ジイソシアネートを触媒の添加を選択して,実質的
に溶媒の存在しない状態でプレポリマー方法またはワンショット方法によって相
互に反応させるまたは化学量論的な含有量または水酸基とアミノ基に比べてイソ
シアネートの過剰量を有するポリウレタン前駆ポリマーを溶融物に溶融し,場合
によっては溶融物の冷却の後に,ジイソシアネートおよび/またはイソシアネー
ト末端を有するプレポリマーと実質的に溶媒のない状態で反応させる 好ましい実施形態ではポリウレタンポリマーは水酸基およびアミノ基に比べて
イソシアネート基を約0.2%ないし15%まで,特に約1ないし10%までのモル過剰
量を有する。
【0009】 ポリウレタンポリマー鎖はアロファン酸エステル結合またはビウレット結合(
以下アロファン酸エステルと言う概念のみを使用する。この概念は文脈に従って
「ビウレット」も包含することとする)の形成によって架橋する事が出来る。こ
こでは過剰なイソシアネート基が既に生成したウレタン基または尿素基と枝分か
れを形成しながら反応する。出願人は脂肪族のジイソシアネートに基づくアロフ
ァン酸エステル架橋したポリウレタンポリマーが満足には溶融紡糸可能でないこ
とを確認した。アロファン酸エステル架橋したポリウレタンの紡糸のために必要
とする紡糸温度は230℃の範囲内にある。紡糸糸は高い接着性と不十分な強度を 示している。必要とする高い紡糸温度ではそのほかにポリマーの強いモル量分解
も行っている。本発明による方法はポリウレタン鎖の生成反応およびアロファン
酸エステル生成の種々の動力学を利用している。アロファン酸エステル結合の生
成は直線状のポリウレタン鎖の成長よりも徐々に進行する。その結果ポリウレタ
ンポリマーをよく定義されたイソシアネート過剰量によって製造し,アロファン
酸エステル架橋の生成前に溶融紡糸または押出し成型する。まだ架橋してないポ
リウレタンは比較的低い温度で既に紡糸出来て,そのことによってポリマーの熱
分解を避けおよび糸の接着傾向を軽減する。糸のその後の処理(巻き取り,熱戻
し加工)は問題なく可能である。糸の後処理によって後で硬質セグメントの中に
共有結合性のアロファン酸エステル架橋が形成される。水素架橋結合以上の物理
的架橋に加えてアロファン酸エステル架橋から化学的な編目架橋が生ずる。これ
は在来の溶融紡糸の弾性糸に比べて糸特性の明白な改善に導くことになる。本質
的な長所は本発明によって得られた糸の中に存在する脂肪族アロファン酸エステ
ル結合は芳香族アロファン酸エステル結合よりも大幅に熱安定性があることであ
る。
【0010】 専門家は簡単な実験によって,アロファン酸エステルの生成が特記するほどの
量で始まることなく,ポリウレタンポリマーを製造し,溶融紡糸または押出し成
型出来る,温度と滞在時間の条件を抽出することが出来る。ポリマーが通常のポ
リウレタン溶媒,例えばジメチルフォルマミド(DMF)またはジメチルアセト
アミド(DMA)の中に完全には溶解しないことによってアロファン酸エステル
の生成は目だつのである。以下の根拠を挙げることが出来る:ポリマーを約2時 間150℃の温度で特記するほどのアロファン酸エステルの生成無しに維持するこ とが出来る。10℃の温度低下でも約1.2倍の時間的な枠を延長し,その結果80℃ で約7時間を利用する。以下の式が近似式としてその比を示している(t1=滞在時
間(時間),T1=ケルビン温度)
【0011】
【式3】
【0012】 押出し成型は目的にかなって伝統的な施設で約5ないし2000dtexまでの糸の太 さに行う事が出来る。好ましくは溶融押出し成型を約80ないし180℃,特に約100
ないし150℃までの温度で行う。
【0013】 後処理は好ましくは約60ないし100℃の温度での数時間の熱戻し加工によって , または選択としては室温での数日の貯蔵によって行う事が出来る。150℃より高 い温度での後処理は推奨できない。押出し成型された糸はベルトコンベア上に乗
せられ,帯状炉で導くこともできる。これらを巻き枠または糸巻きに巻き取られ
た形態でも炉または空調室に配置することが出来る。以下の式は所定の後処理温
度で必要とする滞在時間を調査するための,支えとして役だっている:(t2=滞 在時間,T2=温度)。
【0014】
【式4】
【0015】 マクロジオールとして実質的に直線の,末端に存在する水酸基以外にイソシア
ネートと更に反応する基を持っていないジオールが好ましく使用される。マクロ
ジオールは約500ないし10000までの,好ましくは約700ないし5000までの,特に 約1000ないし3000までの分子量を有している。分子量は重量平均分子量として理
解される。マクロジオール残基が余りにも短くなるならば,硬質セグメントおよ
び軟質セグメント間の凝集エネルギー差が小さく,このことはより強い相混合お
よびその結果より悪い弾性特性を結果として生ずる。低いガラス転移温度を有す
るマクロジオールが好んで使用される。一般的に使用したマクロジオールのガラ
ス転移温度は約-35℃ないし-60℃までにある。
【0016】 ポリエステルグリコールまたはポリエーテルグリコールが好んで使用される。
ポリエーテルグリコールとして水酸基末端を有するポリエーテルを挙げることが
出来る。好ましくはポリアルキレングリコールが使用される。好ましい例はポリ
エチレングリコール,ポリプロピレングリコールおよび/またはポリテトラメチ
レングリコールであって,その内で後者が特に好ましい。ポリテトラメチレング
リコールはポリテトラヒドロフランとも命名されており,かつテトラヒドロフラ
ンによるイオン重合によって酸性の触媒を使って製造することが出来る。適した
共重合体はプロピレンオキシド,エチレンオキシド,グリコールを使ったテトラ
ヒドロフランの混合重合によっても得られる。ポリエーテルグリコールから合成
されたエラストマーは有利な低温挙動および高い加水分解安定性によって優れて
いる。
【0017】 適したポリエステルグリコールは好ましくはジオールの過剰量によって脂肪族
および/または環状脂肪族二カルボン酸のエステル化によって製造することが出
来る。好ましい二カルボン酸としてはコハク酸,グルタール酸,アジピン酸,ピ
メリン酸,アゼライン酸,セバシン酸を挙げることが出来る。二カルボン酸はジ
オール,好ましくはエチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレン
グリコール,プロピレングリコール,1,4-ブタンジオール,1,5-ペンタンジオー
ル,および/または1,6-ヘキサンジオールの過剰量でエステル化する。アジピン
酸とエチレングリコールからのポリエステルが特に好ましい。ポリエステルセグ
メントは低温では結晶化する傾向があり,このことが弾性特性の犠牲となる。ポ
リエステル鎖の結晶化傾向の減少は好ましくはメチル枝分かれの組み込みによっ
て引き起こされる。このことは上記のジオールを1,2-プロパンジオールおよび2,
3-ブタンジオールの様な他のジオールまたはメチル置換した二カルボン酸の使用
による部分的に補充することによって起こすこともできる。1,4-ブタンジオール
,1,5-ペンタンジオールおよび/または1,6-ヘキサンジオールのような上記の長
鎖のグリコールの使用によって高い加水分解安定性を有するエラストマーが得ら
れる。
【0018】 適当なポリエステルグリコールはω−ヒドロキシカルボン酸を僅かの量のジオ
ールと反応させることによっても,または僅かの量のジオールとラクトンの開環
重合によっても得ることが出来る。ポリエーテルグリコールとポリエステルグリ
コールの混合物も考慮に入れることも出来る。適したマクロジオールに関しては
ウルマン( Ullmann )の化学工学百科辞典( Enzyklodaepie der technischen
Chemie )の3版,1963年,ウルバン&シャルツエンベルク( Urban & Scharzenb
erg ),ミュンヘン,ベルリン,14巻,344頁以下を参照のこと。
【0019】 脂肪族,環状脂肪族および/または脂肪族−環状脂肪族のジイソシアネートは
好ましくは2ないし14個までの炭素数を有するアルキレン基,5ないし8個までの 炭素原子を有するシクロアルキレン基および/または7ないし24個までの炭素原 子を有する脂肪族−環状脂肪族基を包含する(イソシアネート基の脱離の後に)
【0020】 鎖延長剤は少なくとも2個の水酸基および/または第一級アミノ基を有する化 合物であり,好ましくはマクロジオールに比較して少ない分子量を有するジオー
ルまたはジアミンである。特に2ないし6個までの炭素原子を有するジオール,ジ
アミン,またはアミノアルコールが重要である。好ましい例はエチレングリコー
ル,1,4-ブタンジオール,シス-2-ブテン-1,4-ジオール,2-ブチン-1,4-ジオー ルである。
【0021】 実施例ではオレフィン性の不飽和鎖延長剤を使用する。「オレフィン性の不飽
和」とは鎖延長剤は一つのまたは数個の重合反応の能力のある二重結合または三
重結合を有することを表現している。オレフィン性の不飽和鎖延長剤はジアミノ
アルケン,ジアミノアルキン,ジアミノシクロアルケン,アルケンジオール,ア
ルキンジオールおよび/またはシクロアルケンジオールであることができる。適
したジアミンの好ましい例はシス-またはトランス-1,4-ジアミノブト-2-エン, シス-またはトランス-4,4'-ジアミノスチルベン,ジアミノマレイン酸ジニトリ ル,1,4-ジアミノブト-2-インおよび/または3,6-ジアミノシクロヘキセン-(1 )である。適当なジオールの好ましい例はグリセリン-1-アリルエーテル,シス-
またはトランス-2-ブテン-1,4-ジオール,2-ブチン-1,4-ジオールおよび5,6-ビ ス-(ヒドロキシメチル)-ビシクロ[2.2.1.]ヘプテン-2である。ポリマー鎖の
中に組み込まれた二重結合または三重結合の共有結合性の架橋を誘導することに
よって,オレフィン性の不飽和鎖延長剤の投入は本発明によるポリウレタン−エ
ラストマーから生成した繊維の繊維機械的特性の更なる改良を許す。更に得られ
た糸をエネルギー豊富な光線にさらす。好ましくは糸を電子線照射またはUV照
射で処理する。
【0022】 本発明に従ったポリウレタンエラストマーはダル化剤(Mattierungsmitteln),
染色顔料,抗酸化剤,熱安定化剤,光またはUV安定化剤および/または加水分
解安定化剤の形で添加剤を含むこともできる。
【0023】 保存中にアロファン酸エステル架橋が生じるので,遊離のイソシアネート基を
有するポリウレタンポリマーは保存安定性はない。従って,紡糸の直前にそのポ
リマーを製造する。これには2方法を予定している。ポリマーは一方では成分か
ら直接製造することもでき,その際にワンショット方法またはプレポリマー方法
で製造することもできる。マクロジオール,鎖延長剤,ジイソシアネートは必要
量で好ましくは約60ないし180℃の間の,特に約80ないし150℃の間の温度で溶融
物の中で反応する。選択としてはポリ付加重合触媒,特にジブチル錫ラウリン酸
エステルまたはジブチル錫ジアセテートは希望する反応レベルの達成のために添
加することが出来る。プレポリマー方法ではまずマクロジオールとイソシアネー
トをプレポリマーに反応させ,その後にこのプレポリマーを鎖延長剤で希望する
ポリウレタンポリマーに延長する。得られたポリマーは直接紡糸される。
【0024】 または化学量論的な含有量または水酸基およびアミノ基に比較してイソシアネ
ート基の過少量を有する安定なポリウレタン−前駆体ポリマーをまず製造するこ
とが出来て,そのポリマーを必要に応じて粒状化し,かつ中継保管することもで
きる。紡糸にするポリウレタンポリマーの製造するために前駆体ポリマーを必要
な場合には溶融し,好ましくは約100ないし160℃迄の温度で脂肪族,環状脂肪族
および/または脂肪族−環状脂肪族ジイソシアネートおよび/またはイソシアネ
ート−末端のプレポリマーと置換し,その混合物をホモジナイズする。その前駆
体ポリマーは場合によっては好ましい置換温度より高い温度で溶融する。この場
合溶融物をジイソシナネートおよび/またはイソシアネート末端にあるプレポリ
マーの添加前に目的にかなってやや冷却する。イソシアネート末端にあるプレポ
リマーとして特に1.1ないし3当量までのジイソシアネートを有するマクロジオー
ルの置換製品が適当である。前駆体ポリマーの溶融は押出し成型機で行うことが
出来て,その際にジイソシアネートおよび/またはイソシアネート末端のプレポ
リマーの添加は押出し成型機の出口領域内または溶融物管の中の押出し成型機の
後に有益に行う。得られた混合物は目的にかなって例えば,溶融物管の中での静
的な混合器でホモジナイズし,押出し成型する。
【0025】 ポリウレタンポリマー中のマクロジオールの鎖延長剤との比は約1:4ないし
1:1までであることが好ましい。
【0026】 本発明による方法で得られた溶融紡糸したポリウレタン糸は在来の溶融紡糸し
たポリウレタン糸に比較して明らかに改善した糸特性を示す。アロファン酸エス
テル結合を経由した硬質セグメントの共有結合性の架橋によってヒステリシス挙
動の意義ある改善,すなわち 少ない残留延伸および少ない力損失,引き裂き力
の上昇並びに高いHDT−温度を達成した。
【0027】 以下の実施例は本発明をより詳細に明らかにする。 実施例1 ポリテトラヒドロフラン(PTHF)100g(0.05モル)(Mw=2000g/モル;OH
数:57.3)をテフロン容器内に移し,100℃に加熱する。激しい撹拌をしながら1
0分間隔で8.99g(0.102モル)のブテンジオール,28.3g(0.168g)のHDIなら
びに触媒としてジブチル錫ジアセテート3mgを添加した。触媒の添加約5分後に
反応混合物の粘度が分子量の成長の結果強く増大する。高粘度ポリマー溶融物の
一様な混合を確保するために,撹拌速度を減少した。反応を完結するために更に
20分間100℃の温度で撹拌した。HDIの過剰量に対応してなお遊離のイソシア ネート基を含むポリウレタン溶融物をピストン紡糸器を有する溶融紡糸方法のた
めの紡糸ポリマーとして直接利用した。紡糸温度は80℃にあり,滞在時間は30分
であった。得られた糸は接着性はなく,問題なく巻き取ることもできる。室温で
2日間保管した後に糸を24時間100℃の温度で熱戻し加工する。この実施例に従 って製造したポリウレタンエラストマー糸はもはやDMA/DMF中に溶解せず
,このことはアロファン酸エステル架橋の存在を示唆している。糸は在来の溶融
紡糸糸に比較して明らかに改善した糸特性を示している(表参照) 実施例2(比較例) 実施例1を繰り返したが,HDI25.6g(0.152ミリモル),すなわちPTHF
およびブテンジオールに関して過剰量のない,化学量論的な量を使用した。
【0028】 実施例1および2の中で得られた糸の糸特性を求めた。力−延伸測定はツビッ
ク(Zwick)社製の引っ張り試験器モデル1435を使って行われた。全て
の測定は規格気象条件で行った。測定方法はDIN53835に対応させた。引
き裂き力および引き裂き延伸の測定には以下の器機パラメーターを選択した。引
っ張り長さ:50mm,予備張力:0 N,試験速度:500mm/分。残留延
伸の測定はDIN53835のパート2に準拠して行った。繊維には一定の延伸
限界の間に5回繰り返しの荷重および除重を要求した。その器機は第1および第
5の荷重および除重サイクルを記録する。そのグラフから残留延伸および繊維機
械特性値bw,5が得られた。残留延伸e1/5残留は第1または第5の延伸操作の中
の残留長さ変化lと試料の元々の測定長さl0との比である。デイメンジョンの ない特性値bw,5は第1と第5の延伸操作の間の相対的な力減退を示している。 以下の器機パラメーターを選択した:引っ張り長さ:100mm,延伸 300%,予
備張力:0.01 cN/tex,試験速度:500mm/分。延伸サイクルの数 5。HDT
−温度(熱歪温度)はパーキンエルマー(Perkin-Elmer)社製のTMA7−装置
を使って以下の設定値を使って求めた。静力学:0.002 cN/dtex;2K/分。結果 を表に纏めた。
【0029】
【表1】
【0030】 実施例3(比較例) 実施例1を繰り返したが,ポリマー中のアロファン酸エステルの架橋を生成さ
せるために,紡糸前にポリマー溶融物を20時間80℃で熱戻し加工した。
【0031】 アロファン酸エステル架橋したポリウレタンの紡糸に必要とする紡糸温度は23
0℃(滞在時間約1時間)であった。紡糸可能性は不満足であった。得られた糸 は高い接着性と僅かの強度を有していた。これらの糸の巻き取りは不可能であっ
た。
【0032】 個々の糸のその後の熱戻し加工は有意な特性改良に達しなかった。 実施例4 実施例1に従って得られた糸をデユル(Duerr)社の電子線硬化試験器で
200kGyの照射量で照射した。その結果を上記の表に示した。その結果から硬質セ
グメントの更なる架橋によって特性が更に改良されたことが明瞭である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 エース,オリヴァー ドイツ連邦共和国デー−70499 シュトゥ ットガルト,グラーザーヴェーク 11 (72)発明者 オッペルマン,ヴィルヘルム ドイツ連邦共和国デー−71083 ヘルレン ベルク,ルドルフヴェーク 3 Fターム(参考) 4L035 BB31 BB32 CC01 CC20 EE08 EE20 GG02 HH01 MH02 MH04 MH07 MH09 MH12 MH13

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(i)約500ないし10000までの分子量のマクロジオール
    ,(ii)脂肪族,環状脂肪族および/または脂肪族−環状脂肪族のジイソシア
    ネートおよび(iii)少なくとも2個の水酸基および/またはアミノ基を有す
    る鎖延長剤に基づくセグメント化したポリウレタンポリマーを製造し,ただしそ
    の際にポリマーがマクロジオールおよび鎖延長剤からの水酸基およびアミノ基に
    比べてイソシアネートの少なくとも約0.2%のモル過剰量を有し,ただしこれは 水酸基とアミノ基の合計に関する割合であり, (b)ポリウレタンポリマーを糸にする溶融押出し成型を行い,ただしその際
    に実質的にアロファン酸エステル生成が起こらない温度と滞在時間の条件下で(
    a)と(b)工程を行い, (c) ポリウレタンポリマーの架橋がアロファン酸エステルの生成によって
    起こる,温度と滞在時間の条件下で糸の後処理を行う; の工程を包含するポリウレタン−エラストマー糸の製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)(i)約500ないし10000までの分子量のマクロジオール
    ,(ii)脂肪族,環状脂肪族および/または脂肪族−環状脂肪族のジイソシア
    ネートおよび(iii)少なくとも2個の水酸基および/またはアミノ基を有す
    る鎖延長剤に基づくセグメント化したポリウレタンポリマーを製造し,ただしそ
    の際にポリマーがマクロジオールおよび鎖延長剤からの水酸基およびアミノ基に
    比べてイソシアネートの少なくとも約0.2%のモル過剰量を有し,ただしこれは 水酸基とアミノ基の合計に関する割合であり,水酸基およびアミノ基に比べてイ
    ソシアネート基の化学量論的含有量または過少量を有するポリウレタン前駆体ポ
    リマーを溶融物に溶融し,場合によっては溶融物の冷却後にジイソシアネートお
    よび/またはイソシアネート末端のプレポリマーと実質的に溶媒が存在しない状
    態で反応させることによって行い, (b)ポリウレタンポリマーを糸にする溶融押出し成型を行い,ただしその際
    に実質的にアロファン酸エステル生成が起こらない,温度と滞在時間の条件下で
    (a)と(b)工程を行い, (c) ポリウレタンポリマーの架橋がアロファン酸エステルの生成によって
    起こる,温度と滞在時間の条件下で糸の後処理を行う; の工程を包含するポリウレタン−エラストマー糸の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリマーが水酸基およびアミノ基に比較してイソシアネート基
    の約0.5ないし15%までのモル過剰量を有することを特徴とする請求項1または 2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 マクロジオールが約1000ないし3000までの分子量を有すること
    を特徴とする請求項1から3までの1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 マクロジオールがポリエーテルグリコールおよび/またはポリ
    エステルグリコールであることを特徴とする請求項1から4までの1項に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 ポリエーテルグリコールがポリアルキレングリコールであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコール,ポリプ
    ロピレングリコールおよび/またはポリテトラメチレングリコールであることを
    特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリエステルグリコールが脂肪族および/または環状脂肪族の
    二カルボン酸およびジオールのポリエステルであることを特徴とする請求項5に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 二カルボン酸がコハク酸,グルタール酸,アジピン酸,ピメリ
    ン酸,アゼライン酸,および/またはセバシン酸であることを特徴とする請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ジオールがエチレングリコール,ジエチレングリコール,ト
    リエチレングリコール,プロピレングリコール,1,4−ブタンジオール,1,
    5−ペンタンジオールおよび/または1,6−ヘキサンジオールであることを特
    徴とする請求項8または9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ジイソシアネートが炭素原子2ないし14個までを有するア
    ルキレン基,炭素原子5ないし8個までを有するシクロアルキレン基および/ま
    たは炭素原子7ないし24個までを有する脂肪族−環状脂肪族基を包含すること
    を特徴とする請求項1から10までの1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ジイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートおよび
    /またはジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートであることを特
    徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 鎖延長剤が2ないし6個までの炭素原子を有するジアミン,
    ジオールおよび/またはアミノアルコールであることを特徴とする請求項1ない
    し12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 鎖延長剤がオレフィン性の不飽和であることを特徴とする請
    求項1ないし13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 鎖延長剤をシス−またはトランス−1,4−ジアミノ−ブト
    −2−エン,シス−またはトランス−4,4’−ジアミノスチルベン,ジアミノ
    マレイン酸ジニトリル,1,4−ジアミノブト−2−イン,3,6−ジアミノシ
    クロヘキセン−(1),シス−またはトランス−1,4−ブト−2−エンジオー
    ル,1,4−ブト−2−インジオールおよび/または5,6−ビス−(ヒドロキ
    シメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプテン−2の中から選択することを特徴
    とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 溶融物押出し成型を約80ないし180℃までの温度で行う
    ことを特徴とする請求項1ないし15までのいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 工程(a)と(b)を下記の条件を満足させる温度T1でお よび滞在時間t1の間に行うことを特徴とする請求項1ないし16までのいずれ か1項に記載の方法。 【式1】
  18. 【請求項18】 後処理を下記の条件を満足させる温度T2でおよび滞在時間t2
    の間に行うことを特徴とする請求項1ないし17までのいずれか1項に記載の方 法。 【式2】
  19. 【請求項19】 ポリウレタンポリマー中のマクロジオールと鎖延長剤のモル比
    が約1:4ないし1:1までであることを特徴とする請求項1ないし18までの
    いずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ポリウレタン−エラストマーを少なくとも部分的に架橋するた
    めに,得られた糸をエネルギー豊富な線に露出することを特徴とする請求項14
    または15に記載の方法。
  21. 【請求項21】 糸を電子線またはUV光線で処理することを特徴とする請求項
    20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 (i)分子量約500ないし10000までのマクロジオール,(ii
    )脂肪族,環状脂肪族および/または脂肪族−環状脂肪族のジイソシナネートお
    よび(iii)少なくとも2個の水酸基および/またはアミノ基を有する鎖延長
    剤に基づくアロファン酸エステル架橋したセグメント化したポリウレタンポリマ
    ーを含有する糸。
  23. 【請求項23】 糸がジメチルフォルマミド中に不溶であることを特徴とする請
    求項23に記載の糸。
  24. 【請求項24】 糸が少なくとも約165℃のHDT温度を有することを特徴と
    する請求項22または23に記載の糸。
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